したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

紀神に関する記述スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 02:11:49
このスレッドは主として紀神に関する記述を行う場です。

229言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 21:41:51
Doppel...接頭辞
名詞の頭に付ける。

「二重・二倍」例:Doppelfenster二重窓

って辞書に載ってた。

ていうかダブルウィッチでよくね?

230言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 21:47:46
もっと平易にツーウィッチで。

漫才コンビみたい。

231言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 22:30:09
自然発生する複写体はツーピーカラーと呼ばれる。

よーく見ると若干色違い。

232言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 22:37:04
ごく一部の地域では、2Pカラーを「にピーカラー」と読み、略してニピと呼ぶ。
この語は「イチピ」という語とあわせた際は「サポート役」という意味で使われることもある。

用例:あ、敬ちゃん最初イチピやる?じゃ俺、ニピね。負けたら交代で。

233言理の妖精語りて曰く、:2007/12/03(月) 21:47:29
http://poti.atbbs.jp/flicker/potiboard.php?res=602
アルセスが座っている神座はアレでした。
「我が玉座になれ」という命令はアレを縛りつけ、
神々の王の玉座となさしめたのです。

234言理の妖精語りて曰く、:2007/12/04(火) 12:46:10
アレは禿頭の神。一本として体毛が描かれることはない。
アレは大きな霧。幽霊のようであり巨人のようでもある。

235言理の妖精語りて曰く、:2007/12/07(金) 20:24:30
実在する神。
その死。
発生する均衡の崩壊。
求められるのは強化、あるいは招聘。
神話が急遽作成される。
神話の内に謡う詩人にさえ人造の神と揶揄されしツギハギの身体と権能。

ひどい出来、しかし要件は満たされた。
求められて立つものは、少なくともその訴えに対しては救い主となる。

治めた領地はハゼルリア。老獪ハゼル王がその骨柱。
懐かしき記憶を胸に遠く見やるは紀元槍。死せる少女紀神がその衣。
守りし関戸は冷たく暗き島への桟橋。無名の漁師がその血肉。

彼と彼女と彼の名はハザーリャ。
天秤を押し戻す力と知恵を備えた、アバランチ・エントロープの天敵。

236言理の妖精語りて曰く、:2007/12/20(木) 23:32:52
真理を設定できる存在を、神という。
己が法のために過去の真理を廃棄することもできる。
その点でゼオート神群は紛れもなく神であり紀元神群である。

237言理の妖精語りて曰く、:2007/12/23(日) 16:44:15
17柱の紀神群(擬人化)並べたら横スクロール時にバグって大変な事態になった。
ははは。


orz

238言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 11:22:13
たとえば、だ。
たとえばだぜ。

悪 魔 地 獄
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1162199533/828

この投稿における「リルモーラ」というのは書物を使って人間が知りようもなさそうな事柄を記録している。
そして、そこそこ大事そうな事態においても記録するのみで自身は干渉しない。

これは紀神教的には「リルモーラ=ラヴァエヤナ」と解釈していいのであろうか?

239言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 11:31:16
かの神は一つの信仰の飽和を嫌っておいでだからな。
適度に撥ねっ返りの生息・分布する世の中を良しとされる。

240言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 11:39:30
はっはーん。
わかったぞ。


ペンネームやね。


(ヒント:違います。)

241言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 21:41:15
フィルモ・ア・フィリスはパンゲオンから世界を制作している時、
消化し切れなかったアメル・ア・フィリスの骨を見い出した。
フィルモは骨から神々を創造して世界創造の補佐をさせることにした。

242「青銅魔人」のツナムギ:2007/12/26(水) 21:30:09
紀神はその発生過程上、どうしても根底に武力神としての性質を備えてしまう。

243言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:30:04
チャット参加者すら吹き飛ばすマロゾロンドタッチによってイア=テムは混沌の果てに消えた。

マロゾロンドタッチってマロゾロンドの必殺技と考えていいの?

244言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:56:14
君が信じるならそれで。
とまれ、その論旨であると、チャットに参加しないわたしのイア=テムは紀神ですら手出しできない存在、という事に導かれてしまうが・・・宜しいのか。

245言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:57:34
人の数だけゆらぎ世界はあるのさ!

俺のアルセスは槍じゃなくてスプーン持ってるぜ!しかもロボ。

246言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 22:00:22
いいよそんなすみわけなんか適当で

247言理の妖精語りて曰く、:2008/01/29(火) 22:56:33

常には戦いの神であると誤解されがちなノエ=デーデェイア神であるが、その本質とは古来、人の「信仰」を司る神であった。
その原型はある有名な伝承に起源を持つ。アル=デーデェイア神に仕える一人の巫女はその命を投げ出して神に身を捧げた。
国を、家族を、自らをもまるごと神と天秤にかけて神を選んだのである。
ある大地を贄として狂信的と呼ぶことすら憚られる凄絶な信仰を捧げた巫女は神に召し上げられて新しき神となった。

そのおぞましき虐殺が今になって猶も虐殺神としての側面を伝えているのである。
神格化された虐殺者は紀元神群の権勢をよりおぞましく、あるいは強大に見せる為に利用されたわけだが、実際の所

248言理の妖精語りて曰く、:2008/02/23(土) 23:49:01
ミッタケのネタ帳は書いてる本人が途中で飽きたりしてるから困る。
実は彼は設定をこねるのがあまり好きではないのかもしれない。

249言理の妖精語りて曰く、:2008/02/24(日) 00:35:23
“覇道原論(ロード・オブ・オーバーロード)”……それが彼の黒遺物(ブラックレリック)。

250言理の妖精語りて曰く、:2008/02/24(日) 00:45:16
結局ミッタケのノートを黒本だのと呼んでいたのは2、3人だったしな。
おおかたWEBで暴露スレまとめでも見たのだろう。
だが当人に後悔の無い妄想は、タンスの肥やしではなく創作の火種にしかなりえない。

ミッタケが中学生だった頃にはまだ個人での創作行為には障害や苦労が多かった。
しかし、彼は何処かへの失踪から10年の年月を隔てて生還した。
当時とは比べ物にならないツールや数え切れない玄人裸足のアマチュアクリエイターたち。

果たして彼は尻込みするだろうか。
それとも。

251言理の妖精語りて曰く、:2008/02/24(日) 11:18:47
人間が紀神に興味ないのはわかった

252言理の妖精語りて曰く、:2008/05/27(火) 00:18:45
シャーフリートは水上をすいすい歩いたという伝承があるが、
これはハザーリャ神の恩寵によるものだという。

253言理の妖精語りて曰く、:2008/09/01(月) 20:16:28
アルセスを女体化するとアストライアである

254言理の妖精語りて曰く、:2008/09/07(日) 16:24:43
アストライアはアルセスが槍を捨てた姿である。

255言理の妖精語りて曰く、:2008/10/23(木) 13:35:09
つまり槍は、えっとその・・・ごめん言えない

256言理の妖精語りて曰く、:2008/10/23(木) 16:53:23
槍を捨てた、槍を司る神としての力を捨てた。つまり人間となったアルセスのことかも。

257言理の妖精語りて曰く、:2009/06/12(金) 22:06:04
【環淵神】
深淵を覗く時、闇に浮かぶ無貌もまた此方を覗っている。

貌無しの神、チャンカルのこと。

チャンカルという名は仮面(ペルソナ)を意味するらしい。

258言理の妖精語りて曰く、:2010/09/01(水) 00:29:58
なにしろ前提となる共有の知識がないのだから、誰も彼も”それそのもの”について語ることができなくて、
しどろもどろに「アレ、アレ」と口にするのだった。

259言理の妖精語りて曰く、:2010/09/01(水) 01:13:21
君らも在り処のわからぬ神においては、代理の所在として「メガネメガネ」と呼ぶであろう
つまりアレである

260言理の妖精語りて曰く、:2010/09/03(金) 19:01:42
自分が呼ばれたと勘違いして出てきちゃうサイバーおじいちゃん、アレである。

261言理の妖精語りて曰く、:2010/09/06(月) 21:42:55
常に代名詞でしか呼ぶことのできない神についての研究を否定神学という。

262言理の妖精語りて曰く、:2010/09/07(火) 00:34:44
あらゆる学問にはそれを司る神や魔が存在する
否定神学、基礎となる否定学、さらに源流となった否定人類学のそれを「ナイ」という

263言理の妖精語りて曰く、:2010/09/07(火) 23:36:53
否定神学は、あらゆる学問の神を批判し、形而上におけるその力を打ち砕いた。
新しい形で、力を解く神話を始めるために。

264言理の妖精語りて曰く、:2010/10/11(月) 01:38:56
否定神学は、現存するすべての物語の力を無力化した(過去・現在・未来、そして可能性について、人が語ることは非情に困難なものとなった)。
否定神学以降の世界観で、人が何かについて語ること、
それは奇跡と呼ばれた。

265言理の妖精語りて曰く、:2010/10/11(月) 01:49:38
「アレ、アレ」

266言理の妖精語りて曰く、:2010/11/13(土) 02:12:33
察視の良さが求められる真言である。
察識さえ良ければこの真言だけであらゆる対話が可能となる。
とはいえ察知はあまり役に立たない。

267言理の妖精語りて曰く、:2010/11/14(日) 00:10:13
類似に位置する神に「ツーカー」が在る
縁を持つもの同士ならば言葉すら放たずに以心伝心させるという強大な存在だったらしいが、
こちらは信仰していた民がほぼ根絶してしまったため、現在ではもっぱら伝承の中に聳えるのみである

268言理の妖精語りて曰く、:2010/11/18(木) 10:55:08
「つうか」という語には「ツーカー」にまつわる諸概念の名残が見られる。

269言理の妖精語りて曰く、:2015/01/27(火) 23:43:46
万能の眼を持つシャルマキヒュは、その眼を以って、三千と三の武芸を極めた。
しかし最も恐ろしいのは、武芸のいずれでもなく、正面きってのビンタである。

270言理の妖精語りて曰く、:2015/04/29(水) 21:37:16
神様だから死なないのかな。それとも死ぬのかな。死んだら神様の天国に行くのかな。そしてまた生き返り、どこかでだれかと愛し合うのかな

271言理の妖精語りて曰く、:2015/05/28(木) 01:32:11
不死神キュトスは不死身だが殺された。
そういうものだ。

272言理の妖精語りて曰く、:2015/05/29(金) 03:48:35
キュトスの不死性だけを独立させたのがアレである。
不死性だけを独立させて単体の神とした存在であるため、アレは女性格ではない。

273言理の妖精語りて曰く、:2015/05/31(日) 22:08:57
アレはキュトスの祖父である。
アレは不存在の神格であった。
不存在を不死と解釈し、不死に雑多な肉付けを行ったなれの果てがキュトスであった。

274言理の妖精語りて曰く、:2015/06/03(水) 23:04:20
存在しないことによって破壊や磨耗を免れることができる。
存在することで破壊や磨耗をこうむっても、そこを切り落とし、剥ぎ落とせばよいだけである。

275言理の妖精語りて曰く、:2015/07/04(土) 03:36:16
【ゾーターン】
チャカ大陸北方では広く分布し、教勢の強い宗教。
北の大陸におけるゼオート神群に相当する神々(ゾータ)を信仰する。
世界には男神と女神はそれぞれ一人しか存在しないと説き、
それ以外の神々には皆性別がないとみなす。
唯一の男神はアーレーシャーセイ(アルセス)で、唯一の女神はカートーセイ(キュトス)である。

神性憑依(ツーカー)の技法を有しており、異教徒によって二神以外の神々に性別があると「誤解」されるのは、
この神々を憑依させた術者が男性や女性であるために、他の神々もそうだと見なされたか、
神を憑依させた術者自体が神と同一視されたせいである、と考えている。

276言理の妖精語りて曰く、:2015/07/04(土) 13:09:01
ゾーターンにおいては肉体なしで性別はありえない。
その中で純粋な霊である神々でありながら性別を持つアルセスとキュトスは特別なのである。
彼らは霊体としての制約を超越した神であり、それゆえ他の性別を持たない神々と段違いの【唯一双神(タルブリ)】とみなされる。

277言理の妖精語りて曰く、:2015/08/25(火) 04:40:38
アーレーシャーセイとカートーセイは永遠の過去より存在した。
二人の吐息がぶつかるとそこに火花と風が生じ、【無】を引き裂く形で【有】が生まれた。
そこまでならよくあることであった。アーレーシャーセイでもカートーセイでもないものは、
いずれ雲霧四散する定めである。しかしこの時アーレーシャーセイは気まぐれを起こした。
彼は火花と風を口に含むと、そのままカートーセイと接吻した。
カートーセイが息を吐くと、それらはムーラズルーン(マロゾロンド)となった。
彼らは数多存在し、両親同様霊であったが、性別をもたなかったので数は増えなかった。

278言理の妖精語りて曰く、:2015/09/04(金) 14:28:29
ムーラズルーンは霧のような黒い衣をまとい、衣の中身を自在に変化させることができた。
彼らはアーレーシャーセイとカートーセイの姿になり、両親を真似て互いに口付けを交わし、
さらなる創造を行った。こうして世界は急速に拡大した。

279言理の妖精語りて曰く、:2015/09/05(土) 14:11:21
広がるこの世はムーラズルーンの霧である
宇宙は暗く、そこここが黒い

280言理の妖精語りて曰く、:2015/09/07(月) 07:19:45
ムズバガルはこのように歌い、ムーラズルーンの術を行使する

281言理の妖精語りて曰く、:2015/09/24(木) 19:19:34
紀元神群は十一柱の紀元神とその眷属からなるものなので、
あまり聞き慣れぬ紀元神群を名乗るものは大抵後世の捏造である。
紀人は認められないか、特定の紀元神の眷属としてのみこれを認めるべきである。

282言理の妖精語りて曰く、:2015/09/28(月) 18:42:39
カッサンドラー

283言理の妖精語りて曰く、:2015/09/30(水) 20:48:03
オトトイ!

284<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

285言理の妖精語りて曰く、:2016/01/10(日) 12:11:38
キュトスの名は9に由来する
《槍:1》と《キュトス:9》を合わせて《世界:10》に至る

286言理の妖精語りて曰く、:2016/01/10(日) 12:15:35
世界は1と0からなりアルセスと無だけがある
アルセスが世界を彷徨い離れることで仮想的にキュトスが出現する

287言理の妖精語りて曰く、:2016/01/11(月) 11:47:11
《キュトス:9》は万象であると同時に存在の否定である
《世界:10》の補数表現である《キュトス:-1》なのだ

288言理の妖精語りて曰く、:2016/01/16(土) 10:44:06
「世界を、折り目を付けずに裏返せるだろうか?」
この難題に挑んだアルセスが、5分で癇癪を起こし、槍で世界を滅多刺しにしたところキュトスになった

289言理の妖精語りて曰く、:2016/01/18(月) 22:59:04
キュトスとは欠落の名だ

290言理の妖精語りて曰く、:2016/01/21(木) 11:51:13
キュトスはここにいるよ

291言理の妖精語りて曰く、:2016/04/23(土) 14:35:09
猫たちの間ではキュトスはケートスと呼ばれている。

292言理の妖精語りて曰く、:2016/06/26(日) 05:01:59
万相の神アレは少年神としての相のみ持たない。

293言理の妖精語りて曰く、:2016/06/27(月) 02:30:05
アレは黒い髭と白い鬚を生やした赤子の姿で描かれる。

294言理の妖精語りて曰く、:2016/06/30(木) 20:20:35
アレの身体には、黒、赤、青の三種の鱗があり、これは、アレが同化した三つの民族の神の融合体である証である。

295言理の妖精語りて曰く、:2016/07/05(火) 03:26:31
アレは三つの創世神話を持つ。

アレは黒い原初の混沌であり、赤い原人であり、青い宇宙卵である。

296言理の妖精語りて曰く、:2016/07/18(月) 07:59:43
マロゾロンドこそ、始まりの紀神である
彼女は、闇を宇宙に広げ、世界を繋いだのだ

297言理の妖精語りて曰く、:2016/07/18(月) 08:02:20
アレには三つの聖地がある
そのうち青い地底湖、赤い壁画の二つは良く知られているが、三つ目の黒い底無し沼だけは、何処にあるのか誰も知らない。

298言理の妖精語りて曰く、:2016/07/23(土) 14:37:10
マロゾロンドの身体の中にある、という伝承もあるが「マロゾロンドの身体の中にある」という言い回し自体が「どこにあるのかわからない」という意味の慣用句であるため、その説を唱えた者が実際にマロゾロンドの身体の中に黒い底無し沼があると考えていたのかどうかはわからない。

299言理の妖精語りて曰く、:2016/07/24(日) 14:57:42
沼には大抵マロゾロンドがいる

300言理の妖精語りて曰く、:2016/07/25(月) 20:57:54
デコラ半島北部は沼地であり、北デコラ市は、それを活かして〈マロゾロンドの聖地〉に名乗りを上げた。

301言理の妖精語りて曰く、:2016/07/26(火) 19:35:53
北デコラ市には、銘菓【マロゾロンド饅頭】がある。
これは、マロゾロンドの姿を象り、中に白餡や黒餡を詰め込んだ菓子である。
しかし、これが重心のバランスが悪くて、よく前のめりに転ぶのだ。

302言理の妖精語りて曰く、:2016/07/28(木) 20:54:29
だが、この銘菓には不思議なところがあった。
時々、消えるのだ。
それは、ふと目を離した隙に。
あるいは、袋に入れて持ち帰った後に。
時には、焼いている最中に、消えるのだ。

奇妙な話ではあるが、更に奇妙なことがある。
この菓子を誰が発案したのか、そして、いつから作り始めたのか、それを知る者が誰もいないのだ。
果たして、我々が作っているのは、本当にただの菓子なのだろうか?
あるいは、我々は菓子を作っているのではなく、作らされて…………

303言理の妖精語りて曰く、:2016/07/31(日) 07:24:49
アエルガ・ミクニーの聖地は、森にあると言われている。
しかし、実際のところ、それは陸の森ではなく、海中の森である。

304言理の妖精語りて曰く、:2016/08/04(木) 22:56:50
巨大ウミユリの森の中を真っ赤なオオカミウオが悠然と泳ぐ。

305言理の妖精語りて曰く、:2016/08/06(土) 21:31:21
そして、そこへアエルガ・ミクニーが、月の光を色とりどりのドロップに変えて投下するのだ

306言理の妖精語りて曰く、:2016/08/21(日) 20:52:19
だが、そうしたドロップは、ほとんどが海へ落ちることが無い。
何故なら、甘いものが大好きなアエルガ・ミクニーの友、マロゾロンドが来るからだ。
彼女は、無数に分裂した後、飛び魚の群れにめいめいまたがり、ミクニーが落とすドロップをさらっていくのだ。

307言理の妖精語りて曰く、:2016/08/21(日) 20:54:20
そして、それを合図にして、紀神たちのパーティが、始まるのだ。

308言理の妖精語りて曰く、:2016/09/05(月) 18:44:37
紀神とは、我々が無数の小世界を繋ぐために作り出した、新たなイデアであり、ユング心理学で言うところの元型である。

そう、仮想現実と拡張現実技術の発展は、人びとを分断していた。
それだけなら、誰もが予想し、訳知り顔で論じていた。
だが、それだけでは終わらなかったのだ。

無数の「現実」に分かれた人びとは、当然、孤独になった。
そして、それを避けるために、全ての世界の中核を、「神」を作り出したのだ。
あるいは、それは、創造ではなく、再発見や再現と呼ぶべきものだったのかもしれない。
ともかく「神」は、マハ=ディヤルニは顕現してしまった。
各々の小世界を支配する小さな神の上に、全てを支配する唯一神が現れたのだ。
このままでは、全てが「彼」の手によって、支配され、取り込まれてしまうだろう。
もう、これが最後の手段だ。
我々、人類再統合研究所は「神」に対抗するために「神々」を復活させることにする。
毒を以て毒を制すというわけだ。
我々は「復活」させた「神々」を【紀神】と名付け、彼女たちに人類の命運を託すことにする。
無数の種子に分割され、あらゆる小世界にばら蒔かれる彼女たちが、いかなる変化をもたらすかは分からないが、きっと、希望をもたらしてくれるはずだ。
そう、信じたい。

最後に、一言だけ告げておこう。

パンゲオン・ウルティマ歴1997年7の月、人類は、滅亡した。

309言理の妖精語りて曰く、:2016/09/20(火) 06:52:29
ガリヨンテは、最も邪悪な紀神であった。
彼の眷属は「オーツー」と呼ばれる毒ガスを振り撒き、自分たち以外の全てを皆殺しにしようとしたことがあったのだ。

ある伝承によれば、かつて世界は全てガリヨンテに支配される緑の地獄であり、人々は、彼の施し無しでは生きていくことが出来なかった。
にも関わらず、ガリヨンテは人々に恵みを与えることを嫌がったため、その頃の人間種族は、常に飢えていたという。

そんな状況を変えたのが、アルセスである。
彼は、槍を以てガリヨンテを三つに引き裂き、その身体を焼いた。
そうして、この世にヤムイモがもたらされ、人々はようやく腹一杯食べることが出来るようになったという。
これが、農業の起源である。

310言理の妖精語りて曰く、:2016/10/14(金) 21:39:30
アエルガ=ミクニーは、混沌の裏切り者である。

かつて、彼もしくは彼女(性別不定)は、混沌だった世界を破壊し、そこに秩序をもたらした。
それは、混沌は、あまりに不定であり、彼の好む「気まぐれ」を行うことすら出来ないからであった。
秩序の乱れや、物事の変化が存在するためには、まず、ある程度確固とした秩序が無ければならなかった。
なお、彼の妹、整理整頓の神・ラヴァエヤナも、似たような理由で、秩序の神々に反旗を翻していたようだ。
一説によると、この時、混沌と秩序に二分された世界の破壊、すなわち創世のために、最初で最後の二柱の共同作業が行われたという。
アエルガ=ミクニーが作った【紀元錘】の概念に、ラヴァエヤナが器を与えて実体化させ、紀元槍についても、役割を入れ換えて、この二柱が作った、とされているのだ。

また、この世界の破壊と創造こそが、今に続く二柱の兄弟喧嘩の原因ともなったのだという。

311虚無の従者:2016/10/16(日) 12:02:53
始まりにパンゲオンがいた キュトスは
パンゲオンだった紀元槍はパンゲオンだった
パンゲオンは論理たるアルセスにバンゲオン
で貫かれた そして死は死にキュトスから
揺らぎが生まれた 揺らぎはルーナが生まれた
後にも前にもあった混沌だった
紀元槍はパンゲオンを否定しながら拡張
していくしかし既に死んだキュトスは死なず
時間は永劫まで続くのだった

312虚無の従者:2016/10/16(日) 12:33:13
ヌーナは存在だった 自己同一性だった
揺らぐものから存在を生み出すものだった
0 1 無限が生まれた コルミュービアは
論理であった彼は世界の中に世界を作り
パノティオンを作った 永劫はキュトスを
食らいつくしコルミュービアは崩壊した
パノティオンは全能だったが全能ゆえに
無能であったゆえに大悪魔と対消滅した
2はキュトスとパンゲオンの違いから
生まれた時間は差異であり比較であった
ロディニオは存在であった 矛盾は混沌であった
ゆえにヌーナとロディニオは同じ存在でもあった
パンゲオンはやがてロディニオを永劫の未来に
食らいつくすだろう ロディニオは根ゆえに
パンゲオンなしでは生きられぬゆえに
ロディニオはパンゲオンに裏返る
次の世界を作るために

313言理の妖精語りて曰く、:2016/10/16(日) 16:33:40
世界世界と言うが、全ては泡であった。そう知ってなおアルセスはキュトスを求めた。泡が弾け、世界は虹色に輝く。ミュトスとはその瞬間のことである。

314言理の妖精語りて曰く、:2016/10/16(日) 16:59:45
それこそ眠りしハザーリャの泡よ

315虚無の従者:2016/10/18(火) 21:18:46
神とは何かそれは紀の神格化である
ならば紀とはなにか全ての論理を超越したもの
である アルセス教ではアルセスは虚無に
自己を与えることで世界を作った さらに
ゲヘナは世界とは思考する虚無だといった
さらにアルセス教ではアルセスは自分を
分けて全てを作ったとされる 
これは何かに似ていないだろうか
そうパンゲオンである
紀元槍は全ての論理に存在するものである
そして虚無は存在しないものがある論理
に存在し存在しないものがない論理に
存在しないものがない以上虚無さえ矛盾さえ
存在してしまうため存在する
つまり紀元槍と虚無は非常に性質が
にているのである 
これは紀元槍こそパンゲオンの一つの側面
ではないか むしろ紀元槍という
世界も秩序もまたパンゲオンを1つ
の側面ではないか また神もパンゲオン
の1つの側面ではないか パンゲオニルド
哲学を学んでいる私は考えざるを
得ないのである

316言理の妖精語りて曰く、:2016/12/19(月) 17:39:13

「全ては、ハザーリャの夢よ」

老人はそう呟き、海泡石のパイプから、ウィータスティカ産の泡煙草を旨そうに吸った。
そして、その後は、何も語ろうとはしなかった。
その濃緑色のローブ、海藻を思わせる衣服を見るまでもなく、老人は、明らかにガリヨンテ信者であった。
しかし、そこで全身に草花を飾った痩せぎすの若者が、声を上げた。
こちらは、見るからにガリヨンテ信者であろう。

「いや、全ては、ガリヨンテの偉大なる循環の中にある!ハザーリャの夢の泡でさえ、『おおいなる大樹』にとっては、その枝についた僅かな不純物に過ぎないのだ!」

どうやら、この旅籠で始まった神学論争は、まだまだ続くようだった。

317言理の妖精語りて曰く、:2017/01/14(土) 22:09:50
人造生態系【ガリヨンテ】は、この地球の新たな神である。
【ガリヨンテ】の基本単位、旧世界の生物にとっての細胞にあたる存在は、有機・無機を問わない様々なナノマシンであった。
すなわち【ガリヨンテ】とは、地球全土を覆うナノマシン群体であり、自己再設計する生態系そのものである。

318言理の妖精語りて曰く、:2017/01/21(土) 22:12:38
神々の生誕以前、夢幻世界は、魔王によって滅亡の危機にあった。
誰もが、そう信じていたのである。

そこで、時の王、アレ十三世は魔王討伐の報奨として、自らの姫との結婚を約束した。
しかし、賞品とされることを嫌ったキュトス姫は白銀の武具に身を包んだ【勇者姫】となり、自ら魔王を討つことを志した。

だが、その頃、当の魔王アルセスは【魔王姫】となり、愛されガールとして生まれ変わらんとしていた。

果たして、二人の決着は、いかなるものになるのであろうか?

319言理の妖精語りて曰く、:2017/01/27(金) 04:11:28
かつて槍は、女神キュトスが持っていた。
アルセスが、それを奪ったのだ。

後世の人間は、完全無欠であったキュトスを「ファリックマザー」と呼び、人はそれに近づこうとする本能を捨てられないとした。
そして、完全無欠のキュトスは、いつか復活するというのだ。

320言理の妖精語りて曰く、:2017/01/30(月) 22:00:17
【魔王姫】アルセスが、どのような人物であったかについては、諸説ある。
ある者は、血が滴る槍を抱えながら、獲物を求めてさまよう殺人鬼だと言い、またある者は、魔槍に操られる哀れな犠牲者だと言った。
また別の者は【世界槍ゴージャスプリンセスⅡ世号】を乗り回して、イケメンばかりが住む【イケメン島】を探し求める色情狂だと言った。

実際のところは、不明である。

321言理の妖精語りて曰く、:2017/01/31(火) 19:34:09
【魔王姫】アルセスの今年の目標は『白馬の王子様を本当に助ける』ことである。
空想上の存在である王子様の名前は、まだ分からないが、たぶん『キュトス』というのではないか、と彼女は妄想している。

322言理の妖精語りて曰く、:2017/02/06(月) 18:28:50
マロゾロンドは甘味を好むが、アレは辛味を好むという

323言理の妖精語りて曰く、:2017/02/07(火) 21:17:51
ナノマシン生態系【ガリヨンテ】の製作者は、未だに不明である。

それは、農家が、種子会社から永遠に種子を再購入し続けるように造られた「自殺遺伝子」を持つ遺伝子操作作物から産まれた存在であったのかもしれない。
あるいは、そうした動きに反対するディープエコロジー活動家「リッパー准将」達こそが、その原因であったのかもしれない。

いずれにせよ、多剤耐性ウイルスの蔓延を始めとする「遺伝子汚染禍」を人類初【ガリヨンテ】無しには克服することは出来なかった。

…………だから、【ガリヨンテ】で月○蝶ごっことか、デビルガ○ダムごっこをするなって言ってるんだよ、オイ。

324言理の妖精語りて曰く、:2017/03/09(木) 21:00:24
【アルセス起源説】
アルセス神話とは、性欲旺盛な神、アルセスによる強制的な結婚の神話である。
この神話大系は、各王家の権威付けのために存在するというのが定説ではあるが、私は、それに異議を唱えたい。
アルセス神話における主神アルセスは、神の権威と人をつなぐ触媒というより、エネルギー源として存在しているのではないだろうか?
さらに言うならば、アルセスとは、王に積極性や攻撃性を与えるエンジンのようなものではないだろうか?
私には、どうもそう思えてならないのだ。

325言理の妖精語りて曰く、:2017/03/13(月) 06:53:13
俺の名は、有瀬光一。
ごく普通の高校生…………と言いたいところだが、たぶん違う。
色々あったもんでな。

まあ、ひとつ、話を聞いていってくれないか?
これは、俺の話じゃない。俺の親友【木戸シュウ】
【女神キュトス】とか呼ばれるようになったアイツの話だ。


あれは、そう、ある年末の昼下がりだった。
年末ということで、世間はあわただしくなっていたが、俺たちには、健康診断の結果を受け取るぐらいしか用事は無かったはずだ。

少し寒いが、ごくごく普通の穏やかな昼…………のはずだったが、アイツの、【木戸シュウ】の姿は、どこにも無かった。
アイツと俺は、いつも一緒で、姿を見失ったことなんて、今まで一度も無かったのに。

いつもの絡んでくる連中を、適当にあしらって、アイツを探しに、町中を駆けずり回ったんだが、どうにも調子が悪い。
何か悪いモノでも食べたか、と考えながら最後の心当たり、アイツの実家である【木戸病院】に戻ってきた時には、もう夕暮れになっていた。

思えば、病弱で引っ込み思案なアイツが居られる場所なんて、そう多くはなかったんだ。
裏山、公園、学校、喫茶店、ファミレス、そしてこの病院。
こんな狭い範囲を探すだけなのに、随分と時間を食ってしまったもんだ。

しかしまあ、たどり着いてみれば【木戸病院】の様子は、随分とおかしかった。
どいつもこいつも寝ているし、廊下や階段は、ふさがれてるし。
この時、消防署や厚労省が見学に来たら、一発で営業停止だったろうな!

ともかく、俺はなんとか、【木戸病院】の屋上にまで上がることが出来た。
だが、そこで俺が見たのは、思いもかけないものだった。
アイツは、シュウは、そこに居た。
全身を物干し竿に縛りつけ、変な棒を手に持って。

あの時は、随分と混乱したよ。
なんで、こんなことしてるんだ、ってな。
俺とアイツは、赤ん坊の時から、いつも一緒だった。
アイツのことなら、なんでも分かってると思い込んでいたから、なおさら混乱したんだろうな。

俺が、あの時、何をアイツに言ったのか、そっちはよく覚えてない。
やめろ、とか、どうしたんだ、とか、そんなことをうわごとのように繰り返していた気がする。
だが、アイツが、俺に何を言ったのか、そっちの方は、よく覚えている。
アイツは、俺に言ったんだ。

「ボクは、君を愛している」

って。
そして、アイツは、先が尖った『棒』を【アルセスの槍】を自分の心臓に突き刺したんだ。
それが、アイツが【木戸シュウ】として、俺に言った最後の言葉だった。

326言理の妖精語りて曰く、:2017/03/13(月) 06:55:13
次の瞬間、あたりに、パーっと光が広がって…………。


気づけば、この有り様というわけだ。
道路からも家からも、ところ構わず草や木が生えてくるわ、ほとんどの人間がヘンな生き物に変わってケンカ売ってくるわ、空をやたらデカいトカゲが飛んでるわ…………もう滅茶苦茶だぜ。
個人的に一番驚いたのは、羽根が生えた人形みたいな小さな女の子が、ちんまい布の固まりと、花の上でお茶してたことだな。
どう見ても、CGじゃ無かったからなぁ…………

まあともかく、それが、この世界が【形而上世界オルタ】に変わった瞬間だったんだ。

そして、その時から、俺は【勇者アルセス】と呼ばれるようになり、ちょいとばかし、面倒な旅に出るハメになった。
そう、アイツを殴りにいくための旅に。

それじゃあまあ、今日のところは、話はここまで。
縁があったら、また続きを話させてもらうよ。

なあに、今、ちょっと『デカいの』が近づいて来てるのが見えたもんでね。
ささっと、片付けておくぜ。
それじゃ、またな!

327言理の妖精語りて曰く、:2017/03/16(木) 18:42:47
・今日、神が死んだ

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう

確かなものが欲しかった
確かなルールが欲しかった
天国の存在が確信出来るなら、地獄に落ちても構わない
だから、私は、悪い子だった

誰かに叱って欲しかった
叱ってもらえば
そうすれば
確かな正義が、判るから
感じることが、出来るから

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう


叱って欲しかった
罰して欲しかった
アルセスお父さまは、もう死んでしまった
私は、求めたモノを永久に手に入れられなくなったのだ

なのに、私は生きている
何も判らず、生きねばならない!

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう
ほんとに、ほんとに、どうしよう

328言理の妖精語りて曰く、:2017/05/11(木) 06:17:09
マロゾロンドは どこにでもおわす 無限なる闇の神である
夏の日差しの木下闇 長く伸びるあなたの影 吹雪の闇に 桜の根が差し込む地中にも 
最中の中、饅頭の中、クリームあんみつの黒豆の上
マロゾロンドは、どこにでもいる。
ただし、ビターチョコの中にだけは、棲んでいない。
だって、ビターチョコは苦いもの


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板