したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

紀神に関する記述スレッド

199言理の妖精語りて曰く、:2007/06/17(日) 02:16:38
セルラテリスの情動に関する記述は薄い。
解釈によってはまったくないといってもいいほどだ。
心震わすものあらばそれを打倒した、という逸話ならば数多いのだが。

やむなく、人間的感性と欲を持った「セラティス」がかなりの曲折解釈の末に産みだされた。
現在ではこの「セラティス」を指して「セルラテリス」と呼ぶ。

200匿名魔女:2007/06/19(火) 20:23:05
セラティス、というのはもはや人間の中では使い古されすぎて古臭いくらいの
名前になっているようだ

日本でいうところの、
〜子 にひとしいやもしれぬが 命名のシステムと名前の構造が違うので
なんともいえない

確かなことは
セラティスは非常にポピュラーな人名であり
最近ダサいからと廃れ始めており
しかしいずれまた復権するだろうということ

そのくらいだろうか

201言理の妖精語りて曰く、:2007/06/19(火) 22:56:01
廃れるのは当然、セラティスは廃人だから

202言理の妖精語りて曰く、:2007/06/30(土) 00:59:57
「アルセス」を忌避したくなるような話には事欠かない。

というほど実際多いわけでもない。
それっぽい話をひねり出すのも、なかなかどうして難しい。
しかし効果は今のところまだある。
続けよう。
彼が仕事を終えきるまで、あの傍に誰も近づけてはならない。
それくらいが、私にできるバックアップの上限だ。
この線から踏み込めば、それはむしろ超過作業を強いることになる。

・・・いや、もう一つできることがあった。
あの紅い翼を休めるための、大きな大きなベッドを作ろう。
そしてケーキも用意しよう。
グラスにはワイン・・・はダメだから、過冷却したろ過水を。
お祝いだ。
私と、彼の二人だけだろうけど。。
世界中のみんなに、乾杯するのだ。

203言理の妖精語りて曰く、:2007/08/06(月) 01:07:13
『腹巻ジェン次郎』などという無残な名をおしつけられた『株』がいた。
彼はこの名前をこの世から消してしまいたいと切望した。
名付け親ヌアランダーラを憎んで憎んで憎みきり、絶対に復讐してやろうと誓っていた。
だが、紀神ピュクティェトに出会い、全てが変わった。
神の光と炎は彼の中からそのような『些事』にまつわるしがらみを悉く照らし、焼き尽くした。
彼は己が名乗るべき新しい名前を感得し、ピュクティェトの使徒として歩み始めた。
それが誰なのかは知られていないが、ピュクティェトの聖者の誰かだという。
かつての仲間がからかってかつての名前で声をかけても、彼はそのことで反応することは無かった。
逆にその仲間に神の教えを説き、ピュクティェトの宗門に導きいれたという。
何の意味も無いので彼に『腹巻ジェン次郎』とよびかける者はいない。
やや東方風の悪い冗談のようなこの名前は、しだいに誰の口にも脳裏にも上らなくなった。

彼は見えざる聖者である。

204言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 13:24:18
しかしアルセスもいい面の皮だ。
他人の子を71人もつれ込まれて、よく平気でいられるな。
主神の度量ってやつか。

205言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 13:25:49
いや、もっと面の皮が厚いのはキュトスか。
浮気して、しかもそれが71股で、その上全員との間に子を設けるとか。
娘の全員が自分の血を濃く発現したからって、戦から還って来た夫に
「実は私、生き別れの妹が71人いて、あなたが戦争に出ている間に全員と再会できたの。一緒に住んでもいいでしょう?」
とか。
どういう言い訳だw

206言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 13:47:59
ピュクティェトはもとは火神ではなかった。
彼は水の神で、「西の水平線のあたりの水」を担当していた。
ある時、太陽神がいつものように沈んでいると、
ピュクティェトは太陽神を捕まえてしまった。
「おれの言うことを聞かないと、このまま捕らえて離さないぞ?
お前が天に昇らない日が続いたら、地上はさぞ涼しくなるだろうな。」

207言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 14:00:18
「そうだな。明日も明後日も休まず地上に顔を出すのが私の役割だ。」
太陽神はそう言うと水平線をくだりそのまま世界の下に移動した。
今度は逆にピュクティェトを捕まえて。海水から引っ張り出された彼は
太陽神の熱と炎をまともに浴び続けた。その苦しさは何にも例えがたいものであった、
最初は強がっていたピュクティェトも次第に憔悴し、やがて残された力を
振り絞って悲鳴をあげ、泣き喚いた。謝罪を繰り返し離してくださいと懇願した。
「何を言う。今離したら、世界の下に広がる深淵に落ちてしまう。しっかりしがみついてなさい。」

208言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 14:12:31
夜が明けて、東の空に太陽神が現れたときピュクティェトはぐったりしていた。
体には炎が燃え移っており、太陽神にしがみつくことも忘れて両手両足をだらりと垂らしていた。
太陽神の逞しい腕のみがピュクティェトを支えていたが、
いつも通る軌道の最も高いところで、下方へ放りやった。
ピュクティェトは砂漠の真ん中に落ちた。
意識を取り戻すとその脇にオアシスが見えた。
彼は自分自身を引きずるようにして水に入ったが、太陽の炎は消えることが無く、
それどころかオアシスの水を全て蒸発させてしまった。
「これから砂漠の水をお前の司るものとせよ。ただし
お前が砂漠の水から潤いを得ることはこれから先、永遠に無いだろう。」
太陽神はそういい残すとそのままいつものように西に沈んでいった。

209言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 22:14:21
ラヴァエヤナの図書館には特に入館制限はない。
やってきたものは、それが知を求めるならばタコだろうがヒトだろうが関係ない。
ツノがあろうと、ハネがあろうと、土足だろうと、武器携帯だろうと、一切関係ない。
心になにを思っていようと、得た知識をなにに使おうと、あるいは何にも使わなかろうと、まったく関係ない。
図書館を壊しにやって来た者に、壊し方を教えてしまうくらいだ。

必要なのはただ、図書館入り口へ至るまでの路を見出すことだけ。

210言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 22:22:26
神々の図書館の本は、すべてラヴァエヤナの手書きだ。
といっても、彼女の著作というわけではなく、彼女が「どこか」や「誰か」から受け取り蓄えてきた知識、それを本の形に換えて実体化させているだけだ。
その実体化の方法が「手書き」なのだが。
今夜も彼女は相棒の竜、耳長のロワスと一緒に羽ペンを握っていることだろう。

211言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 23:07:07
「うあー、肩こったー。ラヴァのアネゴ、そろそろ休憩にしませんかい」
「だめ。(カリカリカリカリ)弐の月が沈むまでにあと120冊くらい仕上げないと夜明けの開館時刻に間に合わない。(カリカリカリカリ)そうしたらスカスカな書棚を来館者に見せることになるわ。(カリカリカリカリ)」
「えー、開館ぴったりに入館する奴なんていませんぜー。(ゴソゴソ)」
「それでもやるのがプロってものでしょ。(カリカリカリカリ)・・・だいたい、先に書棚を建てちゃったのはあなたでしょう、ロワスカーグ。(カリカリカリカリ)それも入り口正面なんて目立つ場所に。(カリカリカリカリ)」
「や、まあそうなんですけどね。たはは。久々に書架が増えるんでちょいと嬉しくなっちまって。へへへ。(カチャカチャ)」
「そうねえ。(カリカリカリカリ)このところは新刊出さずに修繕ばかりだったものねえ。(カリカリカリカリ)前回の騒ぎは大規模だったから・・・。(カリカリカリカリ)」
「あの小娘がイカンのですよ。何でアイツはいちいち書架を吹っ飛ばして帰りますかね、まったく。(シュンシュン)」
「んー、まあ、腹が立つ理由なんてそれぞれでしょ。(カリカリカリカリ)紀神それぞれ人それぞれ。(カリカリカリカリ)」
「・・・ぶっちゃけアネゴの批評が辛口っつーか激辛だからなんじゃ・・・。(コポコポ)」
「私に評を求めるからには、有語以来、古今天上天下で紡がれてきたあまたの詩と比べてどうだろうか、ということでしょ。(カリカリカリカリ)そりゃあ、少しくらいは辛くもなるわ。(カリカリカリカリ)」
「ふつーはテゴコロって物を加えると思うんですけどねえ。(シュワシュワ)」
「必要ないわ。(カリカリカリカリ)甘い評が聞きたいならあの子の保護者がいるでしょ。(カリカリカリカリ)」
「アレ様ですか。・・・まあ、かわいがっちゃおられるようですが。しかし、あれは評というかただの全肯定のような。(トクトク)」
「ぶっちゃけ技巧に興味ないでしょうからね、あのヒト。(カリカリカリカリ)何でもできちゃうと煮詰まるばっかりなのかしらね。(カリカリカリカリ)」
「あんまり陰口いうと後が怖いですぜアネゴ。(トクトク)」
「いいわよ別に。(カリカリカリカリ)どのみちこの会話もたぶん『知っている』わきっと。(カリカリカリカリ)」
「ふーん、『事象が起きると同時に、それを予知していたのと同じく振舞える』でしたっけ。上次元のヒトが降りてくると難しくてアタシにはさっぱりですよ。はいお茶です。(コトリ)」
「(カリカリ……)あら、ありがと。・・・いつ淹れたの?」
「今です。(ズズズ)」

212言理の妖精語りて曰く、:2007/08/29(水) 01:33:17
すべての美少年はアルセスである。

213言理の妖精語りて曰く、:2007/08/30(木) 18:56:14
美少年ではないすべてはアルセスである。

214言理の妖精語りて曰く、:2007/08/31(金) 14:25:51
すべてのものはアルセスではない。

215言理の妖精語りて曰く、:2007/08/31(金) 14:59:41
ぼくはアルセスだッ!

216アメル:2007/08/31(金) 20:15:12
自己を再現する際の注意。
そういうお触書が神様から出されたわけだが、そこは偉い神様、迂遠ながらも
庶民への嫌味たっぷり皮肉たっぷりに馬鹿には気付けない高尚っぽいジョーク(悪笑)を
いり混ぜつつ冗長に騙られたその要実はひたすら悪質である。
まさにアルセス。フィラディアならそんなことを言うのだろうけれど、さてその実この
文体はむしろラヴァエヤナのそれではあるまいか。
今更僕に、僕らにアルセスを定義するような気力などあるはずも無いのだけれど、
それでも言わせてもらえるなら一つだけ。
真に悪辣なのは、アルセスが存在する余地を残してしまう、このクウキなんだってこと。

217言理の妖精語りて曰く、:2007/09/01(土) 21:30:27
唐突に現れたアメルなる人物はいったいなんなのだろう

218言理の妖精語りて曰く、:2007/09/02(日) 17:13:17
なんなのだ、といわれても。
私には3足で立ち上がったシマクロフクロウサギのぬいぐるみにしか見えないのだが。

219言理の妖精語りて曰く、:2007/10/28(日) 23:58:19
アメル・ア・フィリスはかわいいのに生気がないのだ。

220言理の妖精語りて曰く、:2007/11/04(日) 12:02:51
「生気がないのがかわいい!」と彼氏に言われたことがあるので、それ以来ずっと続けているのです。

221言理の妖精語りて曰く、:2007/11/07(水) 10:41:52
ルーシメアとメビウスゼロがタッグを組む時、
セラティスは屈し、メビウスゼロはいわゆる彼女にとっての「あしながおじさん」となり、
姉化したルーシメアのひざを枕にしてセラティスはぽかぽかと眠るであろう。

222言理の妖精語りて曰く、:2007/11/08(木) 07:43:35
ごろごろにゃー。

223匿名魔女:2007/11/15(木) 12:05:18
シャルマキヒュとルーメシア、パンゲオの牙、パンゲオの爪。二つの瞳。

単眼のシャルマキヒュ。独眼のルーメシア。

猫槍のシャルマキヒュ、猫錘のルーメシア。

二人、巡り、殺しあう。

224匿名魔女:2007/11/15(木) 12:05:41
シャルマキヒュとルーメシア、パンゲオの牙、パンゲオの爪。二つの瞳。

単眼のシャルマキヒュ。独眼のルーメシア。

猫槍のシャルマキヒュ、猫錘のルーメシア。

二人、巡り、殺しあう。

225言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 18:02:14
匿名魔女が二人だと!?

226言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 18:05:22
片方がドッペルウィッチだ!

227言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 19:43:58
沼女みたいに増えたんじゃん?
ん、それがドッペるウィッチ?

228言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 21:36:47
「ドッペル」って「双子」だから、二人とも「ドッペルウィッチ」だと思うんだけど。
あ、どっちかが実は魔女じゃない、というオチもアリ?

229言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 21:41:51
Doppel...接頭辞
名詞の頭に付ける。

「二重・二倍」例:Doppelfenster二重窓

って辞書に載ってた。

ていうかダブルウィッチでよくね?

230言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 21:47:46
もっと平易にツーウィッチで。

漫才コンビみたい。

231言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 22:30:09
自然発生する複写体はツーピーカラーと呼ばれる。

よーく見ると若干色違い。

232言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 22:37:04
ごく一部の地域では、2Pカラーを「にピーカラー」と読み、略してニピと呼ぶ。
この語は「イチピ」という語とあわせた際は「サポート役」という意味で使われることもある。

用例:あ、敬ちゃん最初イチピやる?じゃ俺、ニピね。負けたら交代で。

233言理の妖精語りて曰く、:2007/12/03(月) 21:47:29
http://poti.atbbs.jp/flicker/potiboard.php?res=602
アルセスが座っている神座はアレでした。
「我が玉座になれ」という命令はアレを縛りつけ、
神々の王の玉座となさしめたのです。

234言理の妖精語りて曰く、:2007/12/04(火) 12:46:10
アレは禿頭の神。一本として体毛が描かれることはない。
アレは大きな霧。幽霊のようであり巨人のようでもある。

235言理の妖精語りて曰く、:2007/12/07(金) 20:24:30
実在する神。
その死。
発生する均衡の崩壊。
求められるのは強化、あるいは招聘。
神話が急遽作成される。
神話の内に謡う詩人にさえ人造の神と揶揄されしツギハギの身体と権能。

ひどい出来、しかし要件は満たされた。
求められて立つものは、少なくともその訴えに対しては救い主となる。

治めた領地はハゼルリア。老獪ハゼル王がその骨柱。
懐かしき記憶を胸に遠く見やるは紀元槍。死せる少女紀神がその衣。
守りし関戸は冷たく暗き島への桟橋。無名の漁師がその血肉。

彼と彼女と彼の名はハザーリャ。
天秤を押し戻す力と知恵を備えた、アバランチ・エントロープの天敵。

236言理の妖精語りて曰く、:2007/12/20(木) 23:32:52
真理を設定できる存在を、神という。
己が法のために過去の真理を廃棄することもできる。
その点でゼオート神群は紛れもなく神であり紀元神群である。

237言理の妖精語りて曰く、:2007/12/23(日) 16:44:15
17柱の紀神群(擬人化)並べたら横スクロール時にバグって大変な事態になった。
ははは。


orz

238言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 11:22:13
たとえば、だ。
たとえばだぜ。

悪 魔 地 獄
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/7039/1162199533/828

この投稿における「リルモーラ」というのは書物を使って人間が知りようもなさそうな事柄を記録している。
そして、そこそこ大事そうな事態においても記録するのみで自身は干渉しない。

これは紀神教的には「リルモーラ=ラヴァエヤナ」と解釈していいのであろうか?

239言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 11:31:16
かの神は一つの信仰の飽和を嫌っておいでだからな。
適度に撥ねっ返りの生息・分布する世の中を良しとされる。

240言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 11:39:30
はっはーん。
わかったぞ。


ペンネームやね。


(ヒント:違います。)

241言理の妖精語りて曰く、:2007/12/24(月) 21:41:15
フィルモ・ア・フィリスはパンゲオンから世界を制作している時、
消化し切れなかったアメル・ア・フィリスの骨を見い出した。
フィルモは骨から神々を創造して世界創造の補佐をさせることにした。

242「青銅魔人」のツナムギ:2007/12/26(水) 21:30:09
紀神はその発生過程上、どうしても根底に武力神としての性質を備えてしまう。

243言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:30:04
チャット参加者すら吹き飛ばすマロゾロンドタッチによってイア=テムは混沌の果てに消えた。

マロゾロンドタッチってマロゾロンドの必殺技と考えていいの?

244言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:56:14
君が信じるならそれで。
とまれ、その論旨であると、チャットに参加しないわたしのイア=テムは紀神ですら手出しできない存在、という事に導かれてしまうが・・・宜しいのか。

245言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 21:57:34
人の数だけゆらぎ世界はあるのさ!

俺のアルセスは槍じゃなくてスプーン持ってるぜ!しかもロボ。

246言理の妖精語りて曰く、:2008/01/04(金) 22:00:22
いいよそんなすみわけなんか適当で

247言理の妖精語りて曰く、:2008/01/29(火) 22:56:33

常には戦いの神であると誤解されがちなノエ=デーデェイア神であるが、その本質とは古来、人の「信仰」を司る神であった。
その原型はある有名な伝承に起源を持つ。アル=デーデェイア神に仕える一人の巫女はその命を投げ出して神に身を捧げた。
国を、家族を、自らをもまるごと神と天秤にかけて神を選んだのである。
ある大地を贄として狂信的と呼ぶことすら憚られる凄絶な信仰を捧げた巫女は神に召し上げられて新しき神となった。

そのおぞましき虐殺が今になって猶も虐殺神としての側面を伝えているのである。
神格化された虐殺者は紀元神群の権勢をよりおぞましく、あるいは強大に見せる為に利用されたわけだが、実際の所

248言理の妖精語りて曰く、:2008/02/23(土) 23:49:01
ミッタケのネタ帳は書いてる本人が途中で飽きたりしてるから困る。
実は彼は設定をこねるのがあまり好きではないのかもしれない。

249言理の妖精語りて曰く、:2008/02/24(日) 00:35:23
“覇道原論(ロード・オブ・オーバーロード)”……それが彼の黒遺物(ブラックレリック)。

250言理の妖精語りて曰く、:2008/02/24(日) 00:45:16
結局ミッタケのノートを黒本だのと呼んでいたのは2、3人だったしな。
おおかたWEBで暴露スレまとめでも見たのだろう。
だが当人に後悔の無い妄想は、タンスの肥やしではなく創作の火種にしかなりえない。

ミッタケが中学生だった頃にはまだ個人での創作行為には障害や苦労が多かった。
しかし、彼は何処かへの失踪から10年の年月を隔てて生還した。
当時とは比べ物にならないツールや数え切れない玄人裸足のアマチュアクリエイターたち。

果たして彼は尻込みするだろうか。
それとも。

251言理の妖精語りて曰く、:2008/02/24(日) 11:18:47
人間が紀神に興味ないのはわかった

252言理の妖精語りて曰く、:2008/05/27(火) 00:18:45
シャーフリートは水上をすいすい歩いたという伝承があるが、
これはハザーリャ神の恩寵によるものだという。

253言理の妖精語りて曰く、:2008/09/01(月) 20:16:28
アルセスを女体化するとアストライアである

254言理の妖精語りて曰く、:2008/09/07(日) 16:24:43
アストライアはアルセスが槍を捨てた姿である。

255言理の妖精語りて曰く、:2008/10/23(木) 13:35:09
つまり槍は、えっとその・・・ごめん言えない

256言理の妖精語りて曰く、:2008/10/23(木) 16:53:23
槍を捨てた、槍を司る神としての力を捨てた。つまり人間となったアルセスのことかも。

257言理の妖精語りて曰く、:2009/06/12(金) 22:06:04
【環淵神】
深淵を覗く時、闇に浮かぶ無貌もまた此方を覗っている。

貌無しの神、チャンカルのこと。

チャンカルという名は仮面(ペルソナ)を意味するらしい。

258言理の妖精語りて曰く、:2010/09/01(水) 00:29:58
なにしろ前提となる共有の知識がないのだから、誰も彼も”それそのもの”について語ることができなくて、
しどろもどろに「アレ、アレ」と口にするのだった。

259言理の妖精語りて曰く、:2010/09/01(水) 01:13:21
君らも在り処のわからぬ神においては、代理の所在として「メガネメガネ」と呼ぶであろう
つまりアレである

260言理の妖精語りて曰く、:2010/09/03(金) 19:01:42
自分が呼ばれたと勘違いして出てきちゃうサイバーおじいちゃん、アレである。

261言理の妖精語りて曰く、:2010/09/06(月) 21:42:55
常に代名詞でしか呼ぶことのできない神についての研究を否定神学という。

262言理の妖精語りて曰く、:2010/09/07(火) 00:34:44
あらゆる学問にはそれを司る神や魔が存在する
否定神学、基礎となる否定学、さらに源流となった否定人類学のそれを「ナイ」という

263言理の妖精語りて曰く、:2010/09/07(火) 23:36:53
否定神学は、あらゆる学問の神を批判し、形而上におけるその力を打ち砕いた。
新しい形で、力を解く神話を始めるために。

264言理の妖精語りて曰く、:2010/10/11(月) 01:38:56
否定神学は、現存するすべての物語の力を無力化した(過去・現在・未来、そして可能性について、人が語ることは非情に困難なものとなった)。
否定神学以降の世界観で、人が何かについて語ること、
それは奇跡と呼ばれた。

265言理の妖精語りて曰く、:2010/10/11(月) 01:49:38
「アレ、アレ」

266言理の妖精語りて曰く、:2010/11/13(土) 02:12:33
察視の良さが求められる真言である。
察識さえ良ければこの真言だけであらゆる対話が可能となる。
とはいえ察知はあまり役に立たない。

267言理の妖精語りて曰く、:2010/11/14(日) 00:10:13
類似に位置する神に「ツーカー」が在る
縁を持つもの同士ならば言葉すら放たずに以心伝心させるという強大な存在だったらしいが、
こちらは信仰していた民がほぼ根絶してしまったため、現在ではもっぱら伝承の中に聳えるのみである

268言理の妖精語りて曰く、:2010/11/18(木) 10:55:08
「つうか」という語には「ツーカー」にまつわる諸概念の名残が見られる。

269言理の妖精語りて曰く、:2015/01/27(火) 23:43:46
万能の眼を持つシャルマキヒュは、その眼を以って、三千と三の武芸を極めた。
しかし最も恐ろしいのは、武芸のいずれでもなく、正面きってのビンタである。

270言理の妖精語りて曰く、:2015/04/29(水) 21:37:16
神様だから死なないのかな。それとも死ぬのかな。死んだら神様の天国に行くのかな。そしてまた生き返り、どこかでだれかと愛し合うのかな

271言理の妖精語りて曰く、:2015/05/28(木) 01:32:11
不死神キュトスは不死身だが殺された。
そういうものだ。

272言理の妖精語りて曰く、:2015/05/29(金) 03:48:35
キュトスの不死性だけを独立させたのがアレである。
不死性だけを独立させて単体の神とした存在であるため、アレは女性格ではない。

273言理の妖精語りて曰く、:2015/05/31(日) 22:08:57
アレはキュトスの祖父である。
アレは不存在の神格であった。
不存在を不死と解釈し、不死に雑多な肉付けを行ったなれの果てがキュトスであった。

274言理の妖精語りて曰く、:2015/06/03(水) 23:04:20
存在しないことによって破壊や磨耗を免れることができる。
存在することで破壊や磨耗をこうむっても、そこを切り落とし、剥ぎ落とせばよいだけである。

275言理の妖精語りて曰く、:2015/07/04(土) 03:36:16
【ゾーターン】
チャカ大陸北方では広く分布し、教勢の強い宗教。
北の大陸におけるゼオート神群に相当する神々(ゾータ)を信仰する。
世界には男神と女神はそれぞれ一人しか存在しないと説き、
それ以外の神々には皆性別がないとみなす。
唯一の男神はアーレーシャーセイ(アルセス)で、唯一の女神はカートーセイ(キュトス)である。

神性憑依(ツーカー)の技法を有しており、異教徒によって二神以外の神々に性別があると「誤解」されるのは、
この神々を憑依させた術者が男性や女性であるために、他の神々もそうだと見なされたか、
神を憑依させた術者自体が神と同一視されたせいである、と考えている。

276言理の妖精語りて曰く、:2015/07/04(土) 13:09:01
ゾーターンにおいては肉体なしで性別はありえない。
その中で純粋な霊である神々でありながら性別を持つアルセスとキュトスは特別なのである。
彼らは霊体としての制約を超越した神であり、それゆえ他の性別を持たない神々と段違いの【唯一双神(タルブリ)】とみなされる。

277言理の妖精語りて曰く、:2015/08/25(火) 04:40:38
アーレーシャーセイとカートーセイは永遠の過去より存在した。
二人の吐息がぶつかるとそこに火花と風が生じ、【無】を引き裂く形で【有】が生まれた。
そこまでならよくあることであった。アーレーシャーセイでもカートーセイでもないものは、
いずれ雲霧四散する定めである。しかしこの時アーレーシャーセイは気まぐれを起こした。
彼は火花と風を口に含むと、そのままカートーセイと接吻した。
カートーセイが息を吐くと、それらはムーラズルーン(マロゾロンド)となった。
彼らは数多存在し、両親同様霊であったが、性別をもたなかったので数は増えなかった。

278言理の妖精語りて曰く、:2015/09/04(金) 14:28:29
ムーラズルーンは霧のような黒い衣をまとい、衣の中身を自在に変化させることができた。
彼らはアーレーシャーセイとカートーセイの姿になり、両親を真似て互いに口付けを交わし、
さらなる創造を行った。こうして世界は急速に拡大した。

279言理の妖精語りて曰く、:2015/09/05(土) 14:11:21
広がるこの世はムーラズルーンの霧である
宇宙は暗く、そこここが黒い

280言理の妖精語りて曰く、:2015/09/07(月) 07:19:45
ムズバガルはこのように歌い、ムーラズルーンの術を行使する

281言理の妖精語りて曰く、:2015/09/24(木) 19:19:34
紀元神群は十一柱の紀元神とその眷属からなるものなので、
あまり聞き慣れぬ紀元神群を名乗るものは大抵後世の捏造である。
紀人は認められないか、特定の紀元神の眷属としてのみこれを認めるべきである。

282言理の妖精語りて曰く、:2015/09/28(月) 18:42:39
カッサンドラー

283言理の妖精語りて曰く、:2015/09/30(水) 20:48:03
オトトイ!

284<<妖精は口を噤んだ>>:<<妖精は口を噤んだ>>
<<妖精は口を噤んだ>>

285言理の妖精語りて曰く、:2016/01/10(日) 12:11:38
キュトスの名は9に由来する
《槍:1》と《キュトス:9》を合わせて《世界:10》に至る

286言理の妖精語りて曰く、:2016/01/10(日) 12:15:35
世界は1と0からなりアルセスと無だけがある
アルセスが世界を彷徨い離れることで仮想的にキュトスが出現する

287言理の妖精語りて曰く、:2016/01/11(月) 11:47:11
《キュトス:9》は万象であると同時に存在の否定である
《世界:10》の補数表現である《キュトス:-1》なのだ

288言理の妖精語りて曰く、:2016/01/16(土) 10:44:06
「世界を、折り目を付けずに裏返せるだろうか?」
この難題に挑んだアルセスが、5分で癇癪を起こし、槍で世界を滅多刺しにしたところキュトスになった

289言理の妖精語りて曰く、:2016/01/18(月) 22:59:04
キュトスとは欠落の名だ

290言理の妖精語りて曰く、:2016/01/21(木) 11:51:13
キュトスはここにいるよ

291言理の妖精語りて曰く、:2016/04/23(土) 14:35:09
猫たちの間ではキュトスはケートスと呼ばれている。

292言理の妖精語りて曰く、:2016/06/26(日) 05:01:59
万相の神アレは少年神としての相のみ持たない。

293言理の妖精語りて曰く、:2016/06/27(月) 02:30:05
アレは黒い髭と白い鬚を生やした赤子の姿で描かれる。

294言理の妖精語りて曰く、:2016/06/30(木) 20:20:35
アレの身体には、黒、赤、青の三種の鱗があり、これは、アレが同化した三つの民族の神の融合体である証である。

295言理の妖精語りて曰く、:2016/07/05(火) 03:26:31
アレは三つの創世神話を持つ。

アレは黒い原初の混沌であり、赤い原人であり、青い宇宙卵である。

296言理の妖精語りて曰く、:2016/07/18(月) 07:59:43
マロゾロンドこそ、始まりの紀神である
彼女は、闇を宇宙に広げ、世界を繋いだのだ

297言理の妖精語りて曰く、:2016/07/18(月) 08:02:20
アレには三つの聖地がある
そのうち青い地底湖、赤い壁画の二つは良く知られているが、三つ目の黒い底無し沼だけは、何処にあるのか誰も知らない。

298言理の妖精語りて曰く、:2016/07/23(土) 14:37:10
マロゾロンドの身体の中にある、という伝承もあるが「マロゾロンドの身体の中にある」という言い回し自体が「どこにあるのかわからない」という意味の慣用句であるため、その説を唱えた者が実際にマロゾロンドの身体の中に黒い底無し沼があると考えていたのかどうかはわからない。

299言理の妖精語りて曰く、:2016/07/24(日) 14:57:42
沼には大抵マロゾロンドがいる

300言理の妖精語りて曰く、:2016/07/25(月) 20:57:54
デコラ半島北部は沼地であり、北デコラ市は、それを活かして〈マロゾロンドの聖地〉に名乗りを上げた。

301言理の妖精語りて曰く、:2016/07/26(火) 19:35:53
北デコラ市には、銘菓【マロゾロンド饅頭】がある。
これは、マロゾロンドの姿を象り、中に白餡や黒餡を詰め込んだ菓子である。
しかし、これが重心のバランスが悪くて、よく前のめりに転ぶのだ。

302言理の妖精語りて曰く、:2016/07/28(木) 20:54:29
だが、この銘菓には不思議なところがあった。
時々、消えるのだ。
それは、ふと目を離した隙に。
あるいは、袋に入れて持ち帰った後に。
時には、焼いている最中に、消えるのだ。

奇妙な話ではあるが、更に奇妙なことがある。
この菓子を誰が発案したのか、そして、いつから作り始めたのか、それを知る者が誰もいないのだ。
果たして、我々が作っているのは、本当にただの菓子なのだろうか?
あるいは、我々は菓子を作っているのではなく、作らされて…………

303言理の妖精語りて曰く、:2016/07/31(日) 07:24:49
アエルガ・ミクニーの聖地は、森にあると言われている。
しかし、実際のところ、それは陸の森ではなく、海中の森である。

304言理の妖精語りて曰く、:2016/08/04(木) 22:56:50
巨大ウミユリの森の中を真っ赤なオオカミウオが悠然と泳ぐ。

305言理の妖精語りて曰く、:2016/08/06(土) 21:31:21
そして、そこへアエルガ・ミクニーが、月の光を色とりどりのドロップに変えて投下するのだ

306言理の妖精語りて曰く、:2016/08/21(日) 20:52:19
だが、そうしたドロップは、ほとんどが海へ落ちることが無い。
何故なら、甘いものが大好きなアエルガ・ミクニーの友、マロゾロンドが来るからだ。
彼女は、無数に分裂した後、飛び魚の群れにめいめいまたがり、ミクニーが落とすドロップをさらっていくのだ。

307言理の妖精語りて曰く、:2016/08/21(日) 20:54:20
そして、それを合図にして、紀神たちのパーティが、始まるのだ。

308言理の妖精語りて曰く、:2016/09/05(月) 18:44:37
紀神とは、我々が無数の小世界を繋ぐために作り出した、新たなイデアであり、ユング心理学で言うところの元型である。

そう、仮想現実と拡張現実技術の発展は、人びとを分断していた。
それだけなら、誰もが予想し、訳知り顔で論じていた。
だが、それだけでは終わらなかったのだ。

無数の「現実」に分かれた人びとは、当然、孤独になった。
そして、それを避けるために、全ての世界の中核を、「神」を作り出したのだ。
あるいは、それは、創造ではなく、再発見や再現と呼ぶべきものだったのかもしれない。
ともかく「神」は、マハ=ディヤルニは顕現してしまった。
各々の小世界を支配する小さな神の上に、全てを支配する唯一神が現れたのだ。
このままでは、全てが「彼」の手によって、支配され、取り込まれてしまうだろう。
もう、これが最後の手段だ。
我々、人類再統合研究所は「神」に対抗するために「神々」を復活させることにする。
毒を以て毒を制すというわけだ。
我々は「復活」させた「神々」を【紀神】と名付け、彼女たちに人類の命運を託すことにする。
無数の種子に分割され、あらゆる小世界にばら蒔かれる彼女たちが、いかなる変化をもたらすかは分からないが、きっと、希望をもたらしてくれるはずだ。
そう、信じたい。

最後に、一言だけ告げておこう。

パンゲオン・ウルティマ歴1997年7の月、人類は、滅亡した。

309言理の妖精語りて曰く、:2016/09/20(火) 06:52:29
ガリヨンテは、最も邪悪な紀神であった。
彼の眷属は「オーツー」と呼ばれる毒ガスを振り撒き、自分たち以外の全てを皆殺しにしようとしたことがあったのだ。

ある伝承によれば、かつて世界は全てガリヨンテに支配される緑の地獄であり、人々は、彼の施し無しでは生きていくことが出来なかった。
にも関わらず、ガリヨンテは人々に恵みを与えることを嫌がったため、その頃の人間種族は、常に飢えていたという。

そんな状況を変えたのが、アルセスである。
彼は、槍を以てガリヨンテを三つに引き裂き、その身体を焼いた。
そうして、この世にヤムイモがもたらされ、人々はようやく腹一杯食べることが出来るようになったという。
これが、農業の起源である。

310言理の妖精語りて曰く、:2016/10/14(金) 21:39:30
アエルガ=ミクニーは、混沌の裏切り者である。

かつて、彼もしくは彼女(性別不定)は、混沌だった世界を破壊し、そこに秩序をもたらした。
それは、混沌は、あまりに不定であり、彼の好む「気まぐれ」を行うことすら出来ないからであった。
秩序の乱れや、物事の変化が存在するためには、まず、ある程度確固とした秩序が無ければならなかった。
なお、彼の妹、整理整頓の神・ラヴァエヤナも、似たような理由で、秩序の神々に反旗を翻していたようだ。
一説によると、この時、混沌と秩序に二分された世界の破壊、すなわち創世のために、最初で最後の二柱の共同作業が行われたという。
アエルガ=ミクニーが作った【紀元錘】の概念に、ラヴァエヤナが器を与えて実体化させ、紀元槍についても、役割を入れ換えて、この二柱が作った、とされているのだ。

また、この世界の破壊と創造こそが、今に続く二柱の兄弟喧嘩の原因ともなったのだという。

311虚無の従者:2016/10/16(日) 12:02:53
始まりにパンゲオンがいた キュトスは
パンゲオンだった紀元槍はパンゲオンだった
パンゲオンは論理たるアルセスにバンゲオン
で貫かれた そして死は死にキュトスから
揺らぎが生まれた 揺らぎはルーナが生まれた
後にも前にもあった混沌だった
紀元槍はパンゲオンを否定しながら拡張
していくしかし既に死んだキュトスは死なず
時間は永劫まで続くのだった

312虚無の従者:2016/10/16(日) 12:33:13
ヌーナは存在だった 自己同一性だった
揺らぐものから存在を生み出すものだった
0 1 無限が生まれた コルミュービアは
論理であった彼は世界の中に世界を作り
パノティオンを作った 永劫はキュトスを
食らいつくしコルミュービアは崩壊した
パノティオンは全能だったが全能ゆえに
無能であったゆえに大悪魔と対消滅した
2はキュトスとパンゲオンの違いから
生まれた時間は差異であり比較であった
ロディニオは存在であった 矛盾は混沌であった
ゆえにヌーナとロディニオは同じ存在でもあった
パンゲオンはやがてロディニオを永劫の未来に
食らいつくすだろう ロディニオは根ゆえに
パンゲオンなしでは生きられぬゆえに
ロディニオはパンゲオンに裏返る
次の世界を作るために

313言理の妖精語りて曰く、:2016/10/16(日) 16:33:40
世界世界と言うが、全ては泡であった。そう知ってなおアルセスはキュトスを求めた。泡が弾け、世界は虹色に輝く。ミュトスとはその瞬間のことである。

314言理の妖精語りて曰く、:2016/10/16(日) 16:59:45
それこそ眠りしハザーリャの泡よ

315虚無の従者:2016/10/18(火) 21:18:46
神とは何かそれは紀の神格化である
ならば紀とはなにか全ての論理を超越したもの
である アルセス教ではアルセスは虚無に
自己を与えることで世界を作った さらに
ゲヘナは世界とは思考する虚無だといった
さらにアルセス教ではアルセスは自分を
分けて全てを作ったとされる 
これは何かに似ていないだろうか
そうパンゲオンである
紀元槍は全ての論理に存在するものである
そして虚無は存在しないものがある論理
に存在し存在しないものがない論理に
存在しないものがない以上虚無さえ矛盾さえ
存在してしまうため存在する
つまり紀元槍と虚無は非常に性質が
にているのである 
これは紀元槍こそパンゲオンの一つの側面
ではないか むしろ紀元槍という
世界も秩序もまたパンゲオンを1つ
の側面ではないか また神もパンゲオン
の1つの側面ではないか パンゲオニルド
哲学を学んでいる私は考えざるを
得ないのである

316言理の妖精語りて曰く、:2016/12/19(月) 17:39:13

「全ては、ハザーリャの夢よ」

老人はそう呟き、海泡石のパイプから、ウィータスティカ産の泡煙草を旨そうに吸った。
そして、その後は、何も語ろうとはしなかった。
その濃緑色のローブ、海藻を思わせる衣服を見るまでもなく、老人は、明らかにガリヨンテ信者であった。
しかし、そこで全身に草花を飾った痩せぎすの若者が、声を上げた。
こちらは、見るからにガリヨンテ信者であろう。

「いや、全ては、ガリヨンテの偉大なる循環の中にある!ハザーリャの夢の泡でさえ、『おおいなる大樹』にとっては、その枝についた僅かな不純物に過ぎないのだ!」

どうやら、この旅籠で始まった神学論争は、まだまだ続くようだった。

317言理の妖精語りて曰く、:2017/01/14(土) 22:09:50
人造生態系【ガリヨンテ】は、この地球の新たな神である。
【ガリヨンテ】の基本単位、旧世界の生物にとっての細胞にあたる存在は、有機・無機を問わない様々なナノマシンであった。
すなわち【ガリヨンテ】とは、地球全土を覆うナノマシン群体であり、自己再設計する生態系そのものである。

318言理の妖精語りて曰く、:2017/01/21(土) 22:12:38
神々の生誕以前、夢幻世界は、魔王によって滅亡の危機にあった。
誰もが、そう信じていたのである。

そこで、時の王、アレ十三世は魔王討伐の報奨として、自らの姫との結婚を約束した。
しかし、賞品とされることを嫌ったキュトス姫は白銀の武具に身を包んだ【勇者姫】となり、自ら魔王を討つことを志した。

だが、その頃、当の魔王アルセスは【魔王姫】となり、愛されガールとして生まれ変わらんとしていた。

果たして、二人の決着は、いかなるものになるのであろうか?

319言理の妖精語りて曰く、:2017/01/27(金) 04:11:28
かつて槍は、女神キュトスが持っていた。
アルセスが、それを奪ったのだ。

後世の人間は、完全無欠であったキュトスを「ファリックマザー」と呼び、人はそれに近づこうとする本能を捨てられないとした。
そして、完全無欠のキュトスは、いつか復活するというのだ。

320言理の妖精語りて曰く、:2017/01/30(月) 22:00:17
【魔王姫】アルセスが、どのような人物であったかについては、諸説ある。
ある者は、血が滴る槍を抱えながら、獲物を求めてさまよう殺人鬼だと言い、またある者は、魔槍に操られる哀れな犠牲者だと言った。
また別の者は【世界槍ゴージャスプリンセスⅡ世号】を乗り回して、イケメンばかりが住む【イケメン島】を探し求める色情狂だと言った。

実際のところは、不明である。

321言理の妖精語りて曰く、:2017/01/31(火) 19:34:09
【魔王姫】アルセスの今年の目標は『白馬の王子様を本当に助ける』ことである。
空想上の存在である王子様の名前は、まだ分からないが、たぶん『キュトス』というのではないか、と彼女は妄想している。

322言理の妖精語りて曰く、:2017/02/06(月) 18:28:50
マロゾロンドは甘味を好むが、アレは辛味を好むという

323言理の妖精語りて曰く、:2017/02/07(火) 21:17:51
ナノマシン生態系【ガリヨンテ】の製作者は、未だに不明である。

それは、農家が、種子会社から永遠に種子を再購入し続けるように造られた「自殺遺伝子」を持つ遺伝子操作作物から産まれた存在であったのかもしれない。
あるいは、そうした動きに反対するディープエコロジー活動家「リッパー准将」達こそが、その原因であったのかもしれない。

いずれにせよ、多剤耐性ウイルスの蔓延を始めとする「遺伝子汚染禍」を人類初【ガリヨンテ】無しには克服することは出来なかった。

…………だから、【ガリヨンテ】で月○蝶ごっことか、デビルガ○ダムごっこをするなって言ってるんだよ、オイ。

324言理の妖精語りて曰く、:2017/03/09(木) 21:00:24
【アルセス起源説】
アルセス神話とは、性欲旺盛な神、アルセスによる強制的な結婚の神話である。
この神話大系は、各王家の権威付けのために存在するというのが定説ではあるが、私は、それに異議を唱えたい。
アルセス神話における主神アルセスは、神の権威と人をつなぐ触媒というより、エネルギー源として存在しているのではないだろうか?
さらに言うならば、アルセスとは、王に積極性や攻撃性を与えるエンジンのようなものではないだろうか?
私には、どうもそう思えてならないのだ。

325言理の妖精語りて曰く、:2017/03/13(月) 06:53:13
俺の名は、有瀬光一。
ごく普通の高校生…………と言いたいところだが、たぶん違う。
色々あったもんでな。

まあ、ひとつ、話を聞いていってくれないか?
これは、俺の話じゃない。俺の親友【木戸シュウ】
【女神キュトス】とか呼ばれるようになったアイツの話だ。


あれは、そう、ある年末の昼下がりだった。
年末ということで、世間はあわただしくなっていたが、俺たちには、健康診断の結果を受け取るぐらいしか用事は無かったはずだ。

少し寒いが、ごくごく普通の穏やかな昼…………のはずだったが、アイツの、【木戸シュウ】の姿は、どこにも無かった。
アイツと俺は、いつも一緒で、姿を見失ったことなんて、今まで一度も無かったのに。

いつもの絡んでくる連中を、適当にあしらって、アイツを探しに、町中を駆けずり回ったんだが、どうにも調子が悪い。
何か悪いモノでも食べたか、と考えながら最後の心当たり、アイツの実家である【木戸病院】に戻ってきた時には、もう夕暮れになっていた。

思えば、病弱で引っ込み思案なアイツが居られる場所なんて、そう多くはなかったんだ。
裏山、公園、学校、喫茶店、ファミレス、そしてこの病院。
こんな狭い範囲を探すだけなのに、随分と時間を食ってしまったもんだ。

しかしまあ、たどり着いてみれば【木戸病院】の様子は、随分とおかしかった。
どいつもこいつも寝ているし、廊下や階段は、ふさがれてるし。
この時、消防署や厚労省が見学に来たら、一発で営業停止だったろうな!

ともかく、俺はなんとか、【木戸病院】の屋上にまで上がることが出来た。
だが、そこで俺が見たのは、思いもかけないものだった。
アイツは、シュウは、そこに居た。
全身を物干し竿に縛りつけ、変な棒を手に持って。

あの時は、随分と混乱したよ。
なんで、こんなことしてるんだ、ってな。
俺とアイツは、赤ん坊の時から、いつも一緒だった。
アイツのことなら、なんでも分かってると思い込んでいたから、なおさら混乱したんだろうな。

俺が、あの時、何をアイツに言ったのか、そっちはよく覚えてない。
やめろ、とか、どうしたんだ、とか、そんなことをうわごとのように繰り返していた気がする。
だが、アイツが、俺に何を言ったのか、そっちの方は、よく覚えている。
アイツは、俺に言ったんだ。

「ボクは、君を愛している」

って。
そして、アイツは、先が尖った『棒』を【アルセスの槍】を自分の心臓に突き刺したんだ。
それが、アイツが【木戸シュウ】として、俺に言った最後の言葉だった。

326言理の妖精語りて曰く、:2017/03/13(月) 06:55:13
次の瞬間、あたりに、パーっと光が広がって…………。


気づけば、この有り様というわけだ。
道路からも家からも、ところ構わず草や木が生えてくるわ、ほとんどの人間がヘンな生き物に変わってケンカ売ってくるわ、空をやたらデカいトカゲが飛んでるわ…………もう滅茶苦茶だぜ。
個人的に一番驚いたのは、羽根が生えた人形みたいな小さな女の子が、ちんまい布の固まりと、花の上でお茶してたことだな。
どう見ても、CGじゃ無かったからなぁ…………

まあともかく、それが、この世界が【形而上世界オルタ】に変わった瞬間だったんだ。

そして、その時から、俺は【勇者アルセス】と呼ばれるようになり、ちょいとばかし、面倒な旅に出るハメになった。
そう、アイツを殴りにいくための旅に。

それじゃあまあ、今日のところは、話はここまで。
縁があったら、また続きを話させてもらうよ。

なあに、今、ちょっと『デカいの』が近づいて来てるのが見えたもんでね。
ささっと、片付けておくぜ。
それじゃ、またな!

327言理の妖精語りて曰く、:2017/03/16(木) 18:42:47
・今日、神が死んだ

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう

確かなものが欲しかった
確かなルールが欲しかった
天国の存在が確信出来るなら、地獄に落ちても構わない
だから、私は、悪い子だった

誰かに叱って欲しかった
叱ってもらえば
そうすれば
確かな正義が、判るから
感じることが、出来るから

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう


叱って欲しかった
罰して欲しかった
アルセスお父さまは、もう死んでしまった
私は、求めたモノを永久に手に入れられなくなったのだ

なのに、私は生きている
何も判らず、生きねばならない!

アルセスお父さまは、死んでしまった!
今日から、わたしはどうしよう
ほんとに、ほんとに、どうしよう

328言理の妖精語りて曰く、:2017/05/11(木) 06:17:09
マロゾロンドは どこにでもおわす 無限なる闇の神である
夏の日差しの木下闇 長く伸びるあなたの影 吹雪の闇に 桜の根が差し込む地中にも 
最中の中、饅頭の中、クリームあんみつの黒豆の上
マロゾロンドは、どこにでもいる。
ただし、ビターチョコの中にだけは、棲んでいない。
だって、ビターチョコは苦いもの

329言理の妖精語りて曰く、:2017/08/17(木) 03:19:36
紀神アルセスとは、【熱血武装・アルセスベルト】に選ばれた存在のことを指す。
この武装は、所有者の命を燃焼させ、至高の快楽を与える。
しかし同時に、死への道行きを早めるのだ。

【アルセスベルト】によって死んだ者は、その全てを燃焼するため、最後には灰になって燃え尽きるという。

330言理の妖精語りて曰く、:2017/09/03(日) 19:59:58
【アルセス教】の基本にして奥義は、独特の武術である【アルセス流】を極めることである。
だが、【アルセス流】は分派を重ね、その総数は一万とも言われている。
そう、あまりに信仰者が増えすぎたため、誰が真に【アルセス流】の伝承者にふさわしいのか見分けることが出来なくなったのだ。

331言理の妖精語りて曰く、:2017/09/16(土) 22:06:00
『寿燃巨神・アルセスZ』とは、ロボットアニメである。

主人公【有瀬換一】は、古代の神像の中から出現した【アルセスZ】に乗って、悪の侵略者【グローバル機械女帝軍団】と戦うのだ!



しかし、長く苦しい換一の戦いにも、ついに終わりが来た。
【アルセスZ】は、生命エネルギーを力に代えて活動する。
その、あらゆる敵を打ち破る最強の力を発揮するには、大量の生命を【燃料】として燃やさなければならないのだ。
これまで換一は、山の木々・海中の生命・偏屈な村人たち・アルセスZを奪おうとした軍人たち・納期を守れなかった下請け会社の社員・寝返ってきた敵の女幹部・故郷の町の子供たちと、多くの犠牲を払って戦ってきた。
しかし、ついに【女帝軍団】と雌雄を決する時が来たというのに、換一には、とうとう【燃料】のアテが無くなってしまったのだ。
残された手段は、あと二つだけ。
一つは、換一の恋人であり、アルセスZと共に古代遺跡から復活したヒロイン【プリンセス・コルセスカ】を巨神の【燃料】として消費すること。
そしてもう一つの手段は、換一自身の寿命=残された生命エネルギーを全て燃焼させることであった。
換一に、決断の時が訪れるッ…………!



様々な要素を考え合わせ、換一はついに決断した。
世界の平和を永続的に守り続けていくためには、残すべきものと、そうでないものがある。
そして人は、一時的にどれほどの痛みを背負っても、最も賢い最善の手段を取るべきだ。
それこそが、世界を守るヒーローである自分の役割である、と。
彼は、そう決意したのだ。

覚悟を決めた換一は、プリンセス・コルセスカを呼び出した。
そして、巨神のエンジンルームまで、パズルゲームをパンくずのように撒いて、彼女を誘導したのだ!

プリンセスは、大のパズル好き。
彼女は、長きに渡る冷凍睡眠によって記憶と知性を失っている。
知能が幼児並に退行したプリンセスにとっては、パズルだけが、自分の知的能力を証明出来る唯一の手段であったのだ。

換一は、プリンセスがエンジンルームに入った事を確認すると、外からロックをかけ、アルセスZを発進させた。
もはや、思い残すことは何もない!
換一を乗せたアルセスZは、最終形態であるアポロンミサイル・モードに変形すると、機械女帝のイガグリ魔城へと突き進んでいった…………。



換一の突撃から、30分近くの時が流れた。
いつもであれば、もう決着がついているはずだ。
しかし、しかし…………機械女帝の魔城は、未だ健在であった。
換一の決死にしてオリジナルな戦法【インディペンデンス・バンザイ・アタック】は、失敗したのだ!
決戦を挑んだ英雄の名残りは、ただ砕け散ったスクラップが残るだけであった…………。

そして、無人となったはずの防衛本部において、その無惨な光景を眺める者が、一人いた。
彼女こそ、プリンセス・コルセスカ。
突撃の直前に、もはや不要なエンジンルームと共にアルセスZから切り離され、最も堅固なパーツの中で、ひたすらパズルを解いていた換一の恋人である。
換一は、平和のために残すべきものを残した。
戦いしか取り柄が無く、戦いの中でしか生の実感を味わえない自分より、パズルを楽しむという、平和を生きることが出来るプリンセスが生き延びるべき。
それが、彼の判断であったのだ。

だが、機械女帝は彼の突撃を経ても、なお健在。
彼の犠牲は無駄に終わったのか?
いや、それは違う。
違うのだ。
彼の決断は、立派に実を結んだ。
なぜなら…………

「グレート・アルセス、カムヒアー!!」

その時、突如として雄叫びを上げたのは、誰あろうプリンセス・コルセスカその人であった。
数多のパズルを解いたことで、ついにかつての知性を取り戻した彼女は、その勢いを駆って、未解明だった古代遺跡のパズルを解明。
封印されていたアルセスZより強いロボット【グレート・アルセス】を呼び出すことに成功したのだ!
ちなみに、パイロットは、密かにクローニングされていた換一のクローン【有瀬換二】だ!
ぶっちゃけ、主人公の代わりは、いくらでもいる!
「何だかわかんないけど、やっちゃえ、グレートでちゅ!」
今までとは、比べものにならないくらいの知性を取り戻したプリンセスは、新しい巨神に攻撃を命じた!
そして勝った!
悪は、スポンサー、もとい愛と正義の前に潰えたのだ!

今回はもう尺が無い、じゃなかった、敵を倒したのでグレートの活躍はここまでだ。
しかし、次回からは、必ずやより強く、凶悪な敵が現れることであろう!

みんな、これからもプリンセス・コルセスカとグレート・アルセスの戦いを応援してね!
具体的には、おもちゃ買ってね!
財団トイ・グレンデルヒは、君たちのご両親とサンタさん、あと大きなお友達の支援を待っているよ!

それでは、また来週!

332言理の妖精語りて曰く、:2017/09/28(木) 21:01:45
【アルセス】とは、儀式を経て神の現し身として認められた勇者である。

そして、無数の激闘の後、アルセスは、その槍に自らの心臓を突き刺す。
それによって、その槍は大いなる槍【紀元槍】の依り代になるのだ。

この定義は、偶発的な事態でも適用されるものであり、第三十三代アルセスの事例がまさにそのケースであった。
その当時のアルセス候補は、侵略者である黒檀の民の冒険商人【グレンデルヒ】によって全て滅ぼされた。
だが、そのグレンデルヒの心臓こそが、新たな紀元槍を地上に現すことになったのだ。
グレンデルヒは、全ての白樺の民の戦士を滅ぼした後、自らの戦利品によってその心臓を貫かれた。
戦勝祝いの晩、酔いつぶれたグレンデルヒを殺したのは、自らの民族を裏切り、彼の愛人となった白樺の民の女であった。

かくして、最強の戦士となった【アルセス】は殺され、【紀元槍】は地上に現れた。
英雄の神話は、こうして受け継がれ続けるのだ。

333言理の妖精語りて曰く、:2017/11/16(木) 20:15:43
アルセスは、よく不死鳥に例えられる
アルセスの密儀を主催した者は、しばしばその当人が供犠の対象となるのだ
不死鳥が灰から蘇るように、アルセスの供儀となったものは、アルセスとして蘇ると言われている

334言理の妖精語りて曰く、:2017/11/28(火) 20:33:05
厄田アクタは、【殺魔探偵】である。
本来の彼は、その名も忌まれる邪神【ヤァクダァク】なのだが、何の因果かそんな稼業につくことになってしまった。
彼は、不運にも偶発的に『神を信じなくなった世界』に召喚され、さらに不幸なことに、『世界を救ってしまった』のである。
そのおかげで、彼は、もはや送還されることも出来ず、その世界に留まらなければならなくなった。
不運と不幸を司る邪神としては、実に笑えない境遇であった。

かくして、彼は、【魔人狩り】という面倒な商売を始めることになる。
表向きの探偵業で不幸な人々からの【信心】を集めるとともに、依頼で出くわす魔人を狩って己が【信者】を守るのだ。

科学全能時代において、悪は単なる脳機能の故障であり、死体は有機肥料の原料でしかなく、血と硝煙の漂う夜でさえ、人工衛星放送で配信される娯楽の対象でしかなかったが、それでも彼は、そんな時代で『生きて』いる
神無き時代の邪神として。



「なんだてめぇ!」

「商売の邪魔なんだよ!とっとと帰んな兄ちゃん!」
アクタを出迎えたのは、ガラの悪い二人組の男達だった。
チビとノッポ、コメディ映画にでも出てきそうな二人組である。

335言理の妖精語りて曰く、:2017/12/18(月) 18:20:45
ハザーリャ神は、山岳の神である。

特に霊峰ハザリャスは、ハザーリャの聖地であり、【キュトス谷】の温泉と並んで有名な豊穣と安産の聖地として知られている。

このハザリャスは、三日に一度、三度飛沫を噴き出す。
学者によると、これは海底温泉が噴出しているのだという。

336言理の妖精語りて曰く、:2017/12/20(水) 19:50:10
B級映画の登場人物のようなチンピラ二人組はアクタをきつく睨み付けたが、彼にとってそんなものはそよ風のようなものだった。
いくら弱体化したとはいえ、彼は最高の邪神。
チンピラなど何億人いても、路上のゴミほどの障害にもならない。
ただ、それでもいちいち相手をするのは面倒だったので、アクタはゆるやかに右手をチンピラに差し出した。

「なんだぁ?」

「あぁん?金出すんなら許してやらないこともないぜ」

別に、金を出す気はない。
武器や罠を用意するつもりもないし、ましてや握手を誘っているわけもない。
アクタは、その右手でチンピラたちの背後、薄汚い路地裏の奥を指差したのだ。そこには、路地に負けずと汚れた看板があり、それにはこう書かれていた。
『トカーナ組公認 厄田探偵事務所』

同時に、それまでポケットに入れていた左手を出す。そこには、一枚の名刺が握られていた。
そちらには、こうある。
『探偵 厄田アクタ』
そして、それを裏返す。
『この人物は、トカーナ組によって保護されている。彼の行動を阻害する者は、等しくトカーナ組によって公正な審判を受ける』

それらを見届けたチンピラたちの顔が、みるみる青くなるのを確認すると、アクタは何も気にせずに歩き出した。

337言理の妖精語りて曰く、:2018/05/02(水) 06:45:37
”まろぞろんど”とは、飛騨山中に古くから伝わっている恐るべき神の名である
その神には、目も耳も無く、ただ無数の触手だけがあるという

338言理の妖精語りて曰く、:2018/05/17(木) 19:41:27
ルウテトとは、ただ一つの「神聖なもの」と引き換えに、全てを失うことを求める神だという

339言理の妖精語りて曰く、:2018/05/18(金) 18:52:20
ルウテトは「嫌な過去」の記憶力が、誰よりも高い神である
その記憶は、あらゆる平行世界にまで及び「今この時」に起こりうるあらゆる不幸を記憶するという
あるいは、その記憶は未来に起こりうるあらゆる不幸を、予見するとも
一秒ごとに世界を越えて、運命石の門だか扉だかまで、たどり着くとも言われている

340言理の妖精語りて曰く、:2018/05/19(土) 08:07:19
ルウテトについての悪評は、魔女人形のロボットや五月祭り用の機械装置から巻き散らかされていた
そしてそれらは、【サイバー人狼】にハッキングされていたのだ

【サイバー人狼】とは、都市伝説に登場する怪物であり、肉体を失い電網の海に漂う亡霊である
彼女たちは、人びとの「悪」を求める願望に応え、共同体の中に招き入れられるのだという

341言理の妖精語りて曰く、:2018/05/22(火) 19:20:32
【サイバー人狼】は、過去の約束を大事にするルウテト神に対して、「幼馴染属性」の絶対的な敗北を謳うのであった

342言理の妖精語りて曰く、:2018/05/27(日) 04:58:08
ハザーリャは、死と誕生の近縁性を司る神でもある

彼の神像は、屹立した男性の生殖器として形作られるが、これは「小さな死」の瞬間をあらわしているのだという
新しい生命の誕生のためには、それに関わる男と女は、一度擬似的に死なねばならぬ
この像は、そのことをあらわしているのだとか

なお、古い時代には、男は実際に死んでいたという話もある
カマキリなどがそうであるように、生殖行為以後の男性を調理し、女性がそれを食べるというのが古代のハザーリャ祭儀であったのだ
とはいえその祭儀は、ハザーリャ神の慈悲のため、そのままの形で行われることはなくなったらしい
それが、現代まで続く「結納金」のはじまりだという

343言理の妖精語りて曰く、:2018/05/29(火) 19:37:39
ティーアードゥは、古代の人によって創られた神であるという説がある
その説では、彼を【審判の化身】、あるいはロウ・オブ・ザ・クロウリーと呼ぶ
彼は、具現化する法として創られたものであり、同時に、人々が共有する「常識」という法そのものの化身であったのだ

その姿は、人によって違うように見えるが、それらは全てその者の中にある「正義」の反映であるという
ティーアードゥーは、全ての人が抱く「正義」と「罪」をすり合わせ「法」となすことを目的として生まれた神だったのだ
しかし、その目論見は果たして成功したのだろうか?

344言理の妖精語りて曰く、:2018/05/30(水) 13:36:24
紀の対義原理は彁である。【紀】の側の神々とそっくりそのまま対応する存在が【彁】側に存在する。

345言理の妖精語りて曰く、:2018/05/30(水) 18:59:15
【彁】とは言語を逸出した存在である。
そのため【彁】性を持つ物への記述は、
しばしば矛盾(水を燃やす、空に座るなど)を含んでいる。

ちなみに彁は せい って読むよ

346言理の妖精語りて曰く、:2018/06/29(金) 01:31:34
虫害の多かったルクサル王朝では、虫食いなどによって古典の一部が欠損してしまうことが珍しくなかった。王室で保管されていた神話文献についても例外ではない。そこでかの王朝では、神話文献の写本を作る際、欠損部に「無銘の軍神がこれを滅ぼしました。」と充てるのが慣例となっていた。
たとえば、「怪物が現れて村の泉を汚しました。これに怒った村人たちは怪物を倒そうとしましたが、怪物はあらゆる金属の槍をはじき返したのです。そのため村では『無銘の軍神がこれを滅ぼしました。』」といったような具合である。「無銘の軍神」とは、原典に欠損があることを示す慣用句だったのである。慣用句が充てられる欠損部は、虫食いだけでなく、過去の王室の検閲によってあからさまに削られた部分も次第に増えていった。
しかし、ルクサル王朝が草の民系の王朝に併呑されてからは、本当に「無銘の軍神」にあたる神がいたかのような誤解が広まっていく。欠損部の性質から、「無銘の軍神」は非常に強い紀元神の一中と考えられ、やがて「無銘の軍神」が単独で活躍する説話までが登場するようになる。最たる例は、平たい大地の時代に悪魔デノメナを討ち取った戦いである。

347言理の妖精語りて曰く、:2018/07/27(金) 06:48:55
槍を持つ英雄神アルセスは、”欠落を抱えた者”として描かれることも多い
具体的には、片目や足をひきずる姿で描かれたり、吃音や聴覚障害などを抱える者として語られるのだ

最も弱く”欠落”を抱えるものが、炎竜メルトバーズを封印して太陽を作り上げたり、人類に火をもたらすことで、最も偉大な英雄となるわけだ
”欠落”が記述されるアルセスの神話は、英雄神話の典型的な例であると言えよう

348言理の妖精語りて曰く、:2018/07/28(土) 07:13:18
セラティスを奉じる者達は、徒手による闘争の技を重んじる
彼女たちにとっては、拳こそが祈りであり、闘争こそが信仰である

349言理の妖精語りて曰く、:2018/07/28(土) 13:37:58
近!近!近!近接戦闘……ッ

350言理の妖精語りて曰く、:2018/07/28(土) 16:33:10
徒手空拳!徒手空拳ッ!

351言理の妖精語りて曰く、:2018/08/28(火) 14:54:10
「無銘たる軍神」って紀神でいいんだろーか。
ゆらぎ世界観でも特に古い神だとは思うんだが、それらしい記述が見つからないのよな

352言理の妖精語りて曰く、:2018/08/28(火) 22:45:08
キャラに対して記述一つする為にわざわざ過去ログあさって調べるのも大変だし、
少し探しても見つからないなら記述されてないものってことでいいんじゃない?

353言理の妖精語りて曰く、:2018/09/01(土) 00:41:26
昔は「(検索したい単語) site://jbbs.shitaraba.net/movie/7039/」
で検索すれば、サイト内検索みたいな感じで全スレを検索することができて便利だったのに……

354言理の妖精語りて曰く、:2018/09/01(土) 14:37:39
"無銘たる軍神"でフツーにググってもwikiくらいしか出ないな
ゆらぎBBS全体でも数回しか出てない

355言理の妖精語りて曰く、:2018/09/01(土) 18:45:05
最初期からある紀人(?)だというのに、この記述の見つけづらさ
正しく「無銘たる軍神」といえよう

356言理の妖精語りて曰く、:2019/02/03(日) 08:49:18
ペレケテンヌルは、科学という魔法体系を司る紀神である

科学は、最も使用車が多い魔法であるが、古の呪術と同じくその理論や高度な技法について知るものはかなり限られている。
最も民間に普及している携帯端末でさえ、一般人は修理することもその原理を説明することも出来ないのだ。

そんな科学を司るペレケテンヌルの加護は、科学の持つ欠陥を補うものである。

それすなわち「生きがいの補完」
ペレケテンヌルは、人生に不可避の苦痛を快楽に変換することが出来る。
変換された快楽は、生きがいというクオリア的な概念と感じられ、人間に人生の価値と目的意識を与えるのだ。
これは、「苦痛と後悔」という失敗を繰り返さないためのシステムしか持たない人間に対する、ペレケテンヌルの慈悲である。

また別の説によれば、ペレケテンヌルは、天使ラクルラールを使役することで人びとに祝福を与えるのだという。

357言理の妖精語りて曰く、:2019/02/06(水) 10:31:11
マロゾロンドの身体の何処かには、密かにお菓子を収納するポケットが隠されているらしい

358言理の妖精語りて曰く、:2019/02/12(火) 19:59:41
レーヴェヤーナは、知識を積み重ね続けた高みに貴さを見出し、アエルガ=ミクニーは、混沌と偶然の中に貴さを見出す。

また、この二柱は、双子であるとも夫婦であるとも、あるいはお互いに親であり子であるとも言われている。

359言理の妖精語りて曰く、:2019/08/23(金) 11:46:34
ガリヨンテの流した涙は、琥珀となる

360言理の妖精語りて曰く、:2019/08/24(土) 08:40:04
マロゾロンドは泥炭の沼や泥炭だけでなく、砂漠の夜も司っている

しかし、砂漠を渡る者たちは、夜はピュクティェトに祈り、マロゾロンドに祈るのは昼だけである
マロゾロンドが司る闇や影を人が欲するのは、当然、灼熱の昼だけであるからだ

361言理の妖精語りて曰く、:2019/08/25(日) 02:04:09
ンニューメイテルは便宜的に紀神として分類されるが、何を司るわけでもない
この神は色んな所を遊び歩いて色んな人と交流する
そうして土地や文化や人種や景色を学んで覚え、次の土地へと持って行く

362言理の妖精語りて曰く、:2019/11/22(金) 08:55:04
東方の武神と習合されたセラティスは、異形の姿となった
その姿、九腕にして九面、全身に赤い鎧を纏うものなり
四大面は、前後左右を見張り、五小面は頭上を含む頭頂部を完全にカバーする
そして、見つけた女性に対するあらゆる害を、その九つの腕で完膚なきまでに粉砕するのだ

拾八の目を持ち、常に敵と争いを求め続けるその姿こそ、最強の武神の証なれば

363言理の妖精語りて曰く、:2020/02/12(水) 09:01:36
紀神は全て、独自の創世神話を持つ

北方辺境に伝わるある伝承によれば、太古の昔、古きヒトの時代には紀神もヒトであったという
カミとなった彼女たちは、己の理想にのっとり、それぞれが理想とする世界を創らんとした
それが、紀神なのだという

364言理の妖精語りて曰く、:2020/02/14(金) 23:35:09
ンニューメイテルの身体には、これまで旅した場所が映し出されるのだという

365言理の妖精語りて曰く、:2020/02/24(月) 22:30:31
ある紀神は、渦巻く水から世界を作った
渦巻く水は段を成し、その階層はそれぞれ異なる環境を形作ったという

366言理の妖精語りて曰く、:2020/10/18(日) 23:01:03
かつてペレケテンヌルは、全てが合理的な理想世界を作ろうとしたが、それはあらゆるものを闇に塗り込めてしまうマロゾロンドによって妨害されてしまったという

367言理の妖精語りて曰く、:2020/12/25(金) 23:03:00
共に神と讃えられた二人の名女優
「男神」のアルセスと「女神」のキュトスは、互いに愛し合いながらも深く対立していた

その関係は複雑怪奇であり、嫉妬に狂ったアルセスが、キュトスが自分の身体よりも大事にしていたドレスをバラバラに引き裂いたことすらある
男神は、念には念を入れて全てのドレスを引き裂いていたため、もはや女神のウォーク・イン・クローゼットは、まるで幼児が遊んだ後のような惨状であったという

キュトスが立つべき重要な舞台は、もうその翌日に迫っていたというのに
誰もがこの時、二人の関係の決定的な破局、そしてキュトスの初めての挫折が訪れることを予感した

だが、女神は立ち直った
彼女は、引き裂かれたドレスをパッチワークでつなぎ合わせ、新たな一着を仕立てて舞台に立ったのだ
その姿はあまりにも美しく麗しく、その時キュトスが新たなる伝説、いや神話を打ち立てたことは、衆目の一致するところであった
それは、犯人である男神すら、思わず認めてしまうほどであったと言い、その時アルセスが漏らした言葉は名言として今日まで語り伝えられているほどだ

そして、更に驚くべきことには、その舞台の更に翌日、仲良く連れ立って歩く二人の姿が目撃されたことだ
あれほどの事件があったばかりだというのに・・・
男神と女神、二人の関係はとても余人には計り知れぬものであると、その事実が広く知れ渡ったのは、このような出来事があったからなのである

368言理の妖精語りて曰く、:2021/02/06(土) 11:42:51
大神アルセスは、そのペンなる槍ファラクランティアによって女神キュトスを引き裂き、この世界を生み出した
それこそが、世界初の帝王切開であったと言われている

その時キュトスが発した断末魔と世界の産声の合唱から言葉が生まれ、同時に流れた血から文字が出来た
そして、ファラクランティアからしたたった血によって作られた染みから、全ての生命が生まれたのだという

369言理の妖精語りて曰く、:2021/02/14(日) 12:32:36
アメル・ア・フィリスは、死せる妖精の支配者であり、「姉は妹に勝てない」という法則を打ち立てた者である

370言理の妖精語りて曰く、:2021/02/24(水) 08:08:04
死神シェロンは≪罪≫と言う金貨で買った
≪死≫と言う名の剣を≪夢≫と言う名の鞘に納め。
これまた≪裏切り≫と言う名の銀貨で買った
≪悲喜劇≫と言う銃に≪罰≫と言う名の弾丸を篭めるという。

371言理の妖精語りて曰く、:2021/09/18(土) 08:12:12
主義の違いから紀神をやめ、野に下った紀納豆神たち
【紀】を失った彼女たちは、やがて死を迎えることとなる

だが、そんな彼女たちが冥界に到達したとき、世界は大きく変貌を遂げることとなった
死者の納豆化である

死後、女神ルウテトのもとで暮らしていた死者たちは、またたくまに納豆神たちの権能に「感染」し、それは粘つく糸となって冥界全土を覆ったのだ
接触したりくしゃみで飛ぶたびに広がっていく納豆ネットワークのシェア率は、容易に100%に達し、さらに120%を超えた
つまり、冥界を飛び出したのだ

納豆の菌糸が世界を超え、生死の境をも曖昧にしていった
当然、女神ルウテトは激怒したが、死と生を行き来する納豆の存在は、彼女をもってしてもどうすることも出来なかったのである

人はこれを【納豆英雄神の里帰り】と呼び、畏れ敬い、納豆にかけるソースの種類をめぐって終わりなき論争を繰り広げたのだそうだ・・・

372言理の妖精語りて曰く、:2022/06/17(金) 05:58:00
【セルラ・テリス】の追加設定
「このキャラが最強であってほしい」という人々の願望を叶えて心を満たしてあげる役目を持つ神がセルラ・テリスである。
つまり、セルラ・テリスはケンタウロス娘が最強であってほしいと願う者の前にはケンタウロス娘の姿で現れるし、メスケモこそが至高だという者の前にはメスケモの姿で現れる。
セルラ・テリスといえば幼女というイメージなのかもしれないが、実際は人々が願えば熟女の姿にでも老女の姿にでもなってあげる広量な心の持ち主であり、真の姿などというものは存在せずどの姿も真の姿である。

373言理の妖精語りて曰く、:2022/07/29(金) 06:05:04
セルラ・テリスと言えば幼女の姿であるとされるが、どの種族の幼女の姿をしているのかについては諸説ある。
ただ一つ言える事は、セルラ・テリスがノローアーの幼女の姿をしているという証拠はどこにも無い。

374言理の妖精語りて曰く、:2022/09/21(水) 12:09:56
[[セルラ・テリス]]の出身地は[[竜の国]]であるとされる場合もあれば、[[パンゲオン世界]]であるとされる場合もあれば、[[パコパコの世界]]であるとされる場合もあれば、[[プリズミックサイド]]であるとされる場合もあれば、[[パラデムルクスクルスクスル]]であるとされる場合もある。
どの説が真実なのかは[[物語]]によって異なるので、どの説も真実であると言える。

375言理の妖精語りて曰く、:2022/11/01(火) 20:33:50
世界は九回創られ、また九回滅びたのだという

紀神ピュクティェトの場合、彼女は、炎にて世界を創ったとされる
そのとき、燃え盛る炎が灰から大地を形づくり、熱気で上昇した大気が天を創ったのだ

また異説によれば、ピュクティェトは海を切り裂いて熱き血を流させ、それによって大地を創ったとされている
そして、その異説では、創世はまだ終わっておらず、現在進行系の出来事なのだ
それによれば、今もまだ海を見ればピュクティェトの槍が新たな大地を創り、海に怒りの煙と血を流させているところを目撃することが出来るのだという……

376言理の妖精語りて曰く、:2022/11/06(日) 09:30:11
【紀神】とは、かつて世界を創世したとされる神である
そのため、その全てが(ときに複数の)創世神話を持つのだ

【睥睨する耀神】アレは、全てを見下ろすことによって「そこに見下される世界がある」という【逆説効果】の権能を発動
それによって、至高の神に見下されるに足る全世界を創造したと言われている

377言理の妖精語りて曰く、:2022/11/20(日) 22:56:43
また、ある地方に伝わる異説によれば、アレが見下ろして世界を創ったことの、その真の意義は別にあったのだという
というのも、アレとは実はこの世のつまらないもの、空虚の集合体なのだ
それに「異質な存在」として見つめられるとは、つまりアレとは違うもの、「有意味」な存在として肯定され祝福されるという意義を持った定義なのだそうだ

378言理の妖精語りて曰く、:2022/11/20(日) 23:19:44
けれど、紀神の創世譚は断片しか伝わっていないものがほとんどだ

アメル・ア・フィリスは物語をもってこの世を語り始め、ガリヨンテは地を喰らいあらゆるモノを殺す毒ガスを振りまいて新しき世を整えた。
バッカンドラは、その槌を持って大地を溶岩より叩き出し、セルラ・テリスは拳をもって虚空を突き抜けて新天地に達したという。
そして、マロゾロンドは全くの闇に陰影という変化をつけることで、ついに闇の対極たる【光】という概念と共にこの世を創造し、ドルネスタンルフはただ始まりより丸まっていた。

エーラーマーンはこれら全てを噂より話し創ったとされるし、アルセスは二人で槍を立て、キュトスはもちろんあらゆるものを出産したのだ。
クゥル・ツテクの創世はそもそも誰も覚えていないし、アハツィヒ・アインのことは闇の組織【学級会】によって語ることを禁じられている。
ゲヘナとシェロンは最初から死んでいたし、デーデェイアはずっと殺し、無銘たる軍神は戦い、フォノは創世など自分という過去の余剰だとしか思っていない。

食物神たちが、自分たちを味わう存在として世界を生み出したかどうかも、確かめようがないし、ラヴァエヤナとアエルガ=ミクニーの二柱の姉妹は、お互いのやることを打ち消し合うため、何が終わりで始まりなのかなんて、本人たちですら分からないのだ


そんな中でも、名前を読んではいけないあの邪神とペレケテンヌルについては語ることすら嫌われているし、ルウテトはずっと何かを待っていた。

このように、紀神に限らず、創世の神話というのはいつもめちゃくちゃで混沌としているのだ
なぜなら、世界は常に語られるごとに誕生し、常にそれより古くあるのだから

創世は、五分前に行われてもそれを遥かに遡って【実現】する、いやむしろ【実現】していた、ことになる現象なのだ

379言理の妖精語りて曰く、:2023/01/02(月) 22:51:08
新年ごとに祀られる紀神の順番は、それぞれの地方の祭事によって大きく異なる
中でもヴロハキア地方では、【ケンカ神輿】によって次の新年に主役となる紀神を決めることで有名だ

そこでは、勝利した神輿はウイニングランを決め、人々の祝福を受けながら踊り狂う
その様は、王都の機甲騎士コロシアムにも匹敵する暴れっぷりである、と広く褒め称えられているのだ

380言理の妖精語りて曰く、:2023/12/02(土) 10:54:06
マロゾロンド信仰の中では、マロゾロンドをチョコの神とする【チョコマロゾロンド】派がかなり大きな勢力を誇っている
この派は、更に純粋なチョコのみを正義とする【正統ピュア・チョコマロゾロンド派】や、いちごムース、オレンジピール、ウィスキー、チーズ、ガリアパンへの添加を是とする様々な小宗派に分かれている

更には、これらの諸宗派は、異宗派でありながらも交流が深い【マシュマロゾロンド派】と相互に大きな影響を誇っており、都内の大型菓子店の前などでは、それらの二大宗派が大型牛車に大量の菓子を積載して競い合っているところが良く見られる
マーディキ陰陽寮の学生などは、そこに蟻のように群がっているし、大方においてそれらの”宗派抗争”は常に高品質のお菓子を食べられる、甘くてとても美味しいと歓迎されているようだ

381言理の妖精語りて曰く、:2024/02/03(土) 10:59:04
女神ルウテトは、死してなお現世に復活し生き生きと愛される豚ーーすなわち、ソーセージやハムを司る女神でもある
他にも、最近はキノコを司っているとかいないとか

382言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:32:50
セルラ・テリスはパンゲオン世界では最強だが、他の世界でもそれが通用するとは限らない。それぞれの世界の最強者の力は拮抗しており、パンゲオン世界以外の様々な世界を見てみればセルラ・テリスも井の中の蛙、凡人もとい凡神に過ぎないという真実が分かる。

383言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:34:53
もちろん、パンゲオン世界で祭り上げられているセルラ・テリスも世界的には戦闘面で凡人ということである。
どの最強者の物理的戦闘力も同じくらいで拮抗している。

384言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:39:24
遥か昔、パンゲオン自身はこう語った。
「フリーシェアワールドはみんなのもの。戦闘面で一強など、フリーシェアワールドたる『ゆらぎの神話』では決してあってはならないことだ」

385言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:43:07
セルラ・テリスが存在せず代わりの同等の戦闘力を持った最強者がいる世界は多い。
現に、セルラ・テリスの影響を受けていない世界は無数にあることが確認されている。

386言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:47:46
【大地の球化】の神話から分かる通り、セルラ・テリスは惑星を丸める程度の戦闘力はあるが、さすがに宇宙破壊は無理である。どんな強者であろうとも宇宙破壊なんてできてたまるか。それが真実である。

387言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 07:58:27
ホームセンターコーナン生野店の駐車場で、12時頃〜16時頃に来ては鳩に餌を与えている『なにわ 581 く 29-54』のキャップ帽クソハゲジジイが究極的にうざいし腹立つから誰かなんとかしてくれ。

388言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 09:15:31
【クソハ=ゲジジ=イ】
Xoha-Gedzidzi-Yhi
食物を司る紀神。
自然の恵みそのものであり生野(生ける野山)とされる美しき女神。
彫像では、縁は無いが庇は付いている帽子を被った姿で表現される。
一切衆生を愛しており空腹の者の前に現れては自らの肉体を食物として与える。
食物を与えることのみに専念するあまり、時として人々に対して鬱陶しく腹立たしい言動も執ってしまうのはご愛嬌。

389言理の妖精語りて曰く、:2024/03/16(土) 09:32:29
クソハ=ゲジジ=イの主なアルファベット表記と別名
Xoha-Gezizi'yi, Xuha-Gizih, Xohagezizi-Yi, Csuha-Gudgey-Yey, Kshoha-Gee-Gee, Kshahagziiz, Kshafagziz, Chapagechichi, Zhubugzhi, Zubgzi, Supkchi, Sutchi, Suchi

390言理の妖精語りて曰く、:2024/04/09(火) 19:37:12
人類は、神格化されたヤムイモ【ガリヨンテ】から生まれたとされる
それゆえ、ヤムイモは人類の母であり兄弟である

しかし、ムギやイネは違う
これらの穀物は人類を家畜化し、己の生育のために労働という奉仕を要求してきた
一説によれば、イネの持つ性質、栽培にあたって一時的にだけより多くの労働力を必要とすることこそが、被差別階級の由来となったとされることすらあるのだ


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板