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紀神に関する記述スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 02:11:49
このスレッドは主として紀神に関する記述を行う場です。

128:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/10/29(日) 09:00:46
マロゾロンドは【アノ】神である。
即ち、彼女は【アノ】という代名詞そのものであり、指示内容によって変貌する。
それはアレも同様である。

129:リーデ・ヘルサル語りて曰く、:2006/10/29(日) 09:02:53
マロゾロンドは3333柱いる。
この数とラーカルの兄弟の総数が一致するのは、おそらく偶然ではあるまい。

130ノガスキヤ遺文第0102語りて曰く、:2006/10/29(日) 09:04:17
ゼオート神群にはアレとマロゾロンドと紀人しかいない。
古き神と呼ばれる者達はアレのマロゾロンドを通した顕現であり、
別個に存在しているわけではない。

131言理の妖精語りて曰く、:2006/10/29(日) 09:42:41
所詮アレはマロゾロンドの活動の際の原動力となっているに過ぎない。
その主体はアレ本人の気付かぬ間に入れ替わっているのである。

132言理の妖精語りて曰く、:2006/10/29(日) 10:11:03
【睥睨する耀神】
言語魔術師の器たるマロゾロンドに乗り移ったアレが
自分自身に化身した存在。その姿はアレがかつて有していた体そのままである。

133言理の妖精語りて曰く、:2006/11/03(金) 02:45:34
「アレ=アカシック・レコード」

134言理の妖精語りて曰く、:2006/11/03(金) 02:47:59
「アカシック・レコード=キュトス」

135言理の妖精語りて曰く、:2006/11/03(金) 02:48:29
つまりアレの綴りは
Akashic Record → Ak-Re
となる。

136オルザウン:2006/11/03(金) 02:50:22
「言語大戦とはつまり、アカシックレコードを書き換えて概念から直接世界を支配することか!
そうか、そうなんだなアルセス!」

137言理の妖精語りて曰く、:2006/11/03(金) 02:51:14
ナプラサフラスが人間だったころ、一度だけエクリーオベレッカにたどり着いたことがあった。このとき、彼はアカシックレコード(アレ? キュトス?)の片鱗を見た。
紀人になったあとの彼が再び彼の城をたずねたとき、キュトス(アカシックレコード? アレ?)は既に壊れて砕けていた。

138ニースフリル:2006/11/03(金) 04:43:38
>>136
「オルザウンがまた妄言吐いてるよ……困ったもんだなあ、本当に。
こうなりゃ、私が自分で本を作ったほうが早いってもんか。
タイトルは、まあ何でもいいか。ウェウーレベルンとかで。」

139言理の妖精語りて曰く、:2006/11/03(金) 04:48:39
>>138
衝撃の新事実。
こんな切っ掛けで後世の学者達は散々振り回されることになるのか……。

140ニースフリル:2006/11/03(金) 05:31:15
>>139
「ちょっと、何聞き耳立ててるの?
この話ってばオフレコなんだから、あんまり広めないでよ?」

141言理の妖精語りて曰く、:2006/11/12(日) 16:42:31
【デイヂデアの古き右手】
古き神デーデェイアの、フェゲ人の神話における名。

142言理の妖精語りて曰く、:2006/11/18(土) 20:56:38
「明けれー!」とも読めた。いや、今読んでみた。

143言理の妖精語りて曰く、:2006/11/22(水) 11:23:21
ジャスマリシュたちが娘として知られているように、シャルマキヒュは「母性」の神である。
しかし、いわゆる「女性」の神ではない。
この神に関する色恋沙汰は極端に少ないのだ。

144言理の妖精語りて曰く、:2006/11/22(水) 13:02:06
外書とされる神話書だと、逆にその方面にかけてもうドロドロとされている。
ジャスマリシュの一人アロイ=メルクールはアレ神との不倫で生まれたとか書いてある。
確かにアレから彼女に与えられた称号「アロイ」は「アレの子」を意味してはいるが、
これはもののたとえというか、聖女レストロオセが保護した孤児たちを
「わたしの子供達」と呼んで慈愛と慈悲を示したのと同じ意味合いでだろう。

145言理の妖精語りて曰く、:2006/11/23(木) 00:48:01
ジャスマリシュは「シャルマキヒュの娘」たちと呼び慣わされる。
しかし、明らかに後付と思われるもの意外で、彼女らの関係の始まりを伝える話はない。
実際の血縁関係はないであろうとするのが、一般の見解である

146言理の妖精語りて曰く、:2006/11/25(土) 17:47:16
菊の花はアルセスの象徴である。

147ジャホラット・パピルス第17断片語りて曰く、:2006/11/30(木) 10:34:03
アルセスが最弱となってもなお世界に強い影響力を持つのは、彼が紀元槍を司る神だからだ。
紀の神々のうちで最弱な彼は強大であるために自分の多くを紀元槍に明け渡した。

148言理の妖精語りて曰く、:2006/11/30(木) 10:42:21
紀元槍を司(つかさど)り、紀元槍の望むことをかわりに司(や)る。
アルセスは紀元槍に繋がれ、操られる人形なのかもしれない。
ジャホラット・パピルスではこの見解をとっており、ゼオート神群が
紀元神群となりながら言語支配者に勝利したのも、
彼らと紀元槍の間で交わされた取引によるものだとしている。

149言理の妖精語りて曰く、:2006/11/30(木) 12:09:23
ゼオート神群は言語支配者に勝利するための代償として、アルセスを紀元槍に差し出した。

150言理の妖精語りて曰く、:2006/12/08(金) 01:19:46
青い寝言「ペレケテンヌルは第三大地から持ち込まれた円盤の再顕能である。」
茶色い寝言「ペレケテンヌルは第六空漠が大地だった時代から存在している。」
黄色い寝言「第六空漠は最初から最後まで空漠であるのであり、大地という状態を通過しない。」

151言理の妖精語りて曰く、:2006/12/10(日) 00:44:13
亜大陸や東方の一部ではアレは生命を司る両性具有の神とされる。
偶然と運命をつかさどるペレケテンヌルから生まれたアレは
海洋神ハザーリャと交わって海の動植物とその守護神たちを生み、
地母神ガリヨンテと交わって陸の動植物とその守護神たちを生んだ。

152言理の妖精語りて曰く、:2006/12/10(日) 01:01:29
【ゲヘナ】
死から生まれた死神だが、死を何よりも嫌っている。
生者の死を少しでも遅らせようと医術を人類に教えたという。

153言理の妖精語りて曰く、:2006/12/27(水) 11:25:05
パラゾラって誰だ・・・?

154言理の妖精語りて曰く、:2006/12/27(水) 21:46:52
パラゾラは、たしかハザーリャが自分で生んだ子供。
ハザーリャの青年の相と女性の相が交わって出来たから、自慰神とか呼ばれてる不幸。

155言理の妖精語りて曰く、:2006/12/27(水) 22:30:09
ハザーリャはひとりで子をなしたことから『一なる父母』の異名がある。

156言理の妖精語りて曰く、:2007/01/07(日) 00:09:42
シャルマキヒュは隻眼の女神。
神々の戦争において兵を率い最前に出る将軍である。

彼女はまた母性の象徴でもある。
ただし実際は彼女自身が産んだ子は存在しないと言われている。

157言理の妖精語りて曰く、:2007/01/07(日) 22:47:19
デーデェィアは二柱いる。

一柱はお馴染みの紀人デーデェィア。
男性器と女性器を大量に持ってるあれだ。

もう一柱は紀神デーデェイア。
前者のインパクトが強すぎて、後者は忘れられがちである。
こちらのデーデェィアはノリのいい元気な中国人だった。

158言理の妖精語りて曰く、:2007/01/07(日) 22:51:23
調子に乗ってる紀神デーデェィアはセラティスに対抗してデーデェィアの園を作った。

「HEY! これが俺様のデーデェィアの園だぜ! よう!」

セラティスはすごく嫌そうな顔をした。

159言理の妖精語りて曰く、:2007/01/09(火) 01:37:10
>>28
ところで、炭化ってどんなステータス。

160言理の妖精語りて曰く、:2007/01/09(火) 15:38:04
【毒:半永続ダメージ】と【強酸:防御力減少】と【石化:運動力低下】の複合みたいなやつ。
高位金属で装甲しとけば【火傷】に軽減できるかも。

161言理の妖精語りて曰く、:2007/01/10(水) 18:59:12
>>159
臭い場所に置いとくと臭いをとってくれる。
ご飯がおいしく炊ける。
叩くといい音がする。
木や石にこすり付ければ文字も書ける。

162言理の妖精語りて曰く、:2007/01/11(木) 17:55:49
ペレケテンヌルはメクセトの前に、『王の墓』の姿をとって現れた。

163言理の妖精語りて曰く、:2007/01/12(金) 12:34:42
『王の墓』には大きな一つ眼があり、その瞳には死んだメクセトの姿が大量に映し出されていた。

164言理の妖精語りて曰く、:2007/01/12(金) 23:53:29
【チャンカル】

無貌の神。

165言理の妖精語りて曰く、:2007/01/13(土) 11:15:14
マロゾロンドの黒衣をはぎとった下にある姿である。

166言理の妖精語りて曰く、:2007/01/18(木) 02:18:57
【アルセス】

主神。にしてトリックスター。

167言理の妖精語りて曰く、:2007/01/19(金) 00:02:01
アレが霊で、アルセスは肉だ。

168言理の妖精語りて曰く、:2007/01/21(日) 23:50:45
彼女の名前はフィルモアイリス。
世界を    。
白色  女神

169言理の妖精語りて曰く、:2007/01/21(日) 23:54:01
アレネ(アレの女性形)の名で呼ばれることもある。

170言理の妖精語りて曰く、:2007/01/22(月) 00:11:32
ああ、あれね。
知ってる知ってる。 あれでしょ?

171言理の妖精語りて曰く、:2007/01/28(日) 21:20:29
さて、では紀神たちの相互関係について。
まずセラティスから。

彼女は紀神の中で最も幼少だが、その力の強さと意志力から一目置かれている。
ただしピュクティエトからは子供として軽んじられているようだ。
(ただし"子供"としてセラティスを最も庇護しようとするのも、やはり彼である)

セラティスは特にドルネスタンルフから可愛がられている。
マロゾロンドを含めた三柱でお茶会を開くのが彼らの密かな楽しみだ。
また、ラヴァエヤナとは性格的にどうも反りが合わない。
(喧嘩友達といった感じで、広い目で見ればそれなりに上手くやっているようだが)

セラティスとマロゾロンドはときどき秘密の会話をしている。
その内容は不明。

キュトスの死後のアルセスの行動に、彼女は不信を持っている。

172言理の妖精語りて曰く、:2007/02/13(火) 21:47:12
勇者とか英雄とか呼ばれる者達は赤子の頃に、キュトスから母乳を与えられているとされる。

173言理の妖精語りて曰く、:2007/02/13(火) 22:12:46
こうして彼らは怪物や悪魔が放つ瘴気への抵抗力を得る。
常人には達し得ぬ身体能力の源泉もここにある。

174言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 17:56:16
あるとき、何かの拍子にシャルマキヒュが紀元槍を褒めた。
「目を見張るほどの大きさだ」とか、あるいは単に「でかいなあ」とか、
その程度の口から適当に出た賛辞だったかもしれない。

しかしペレケテンヌルはこれが猛烈に気に障った。
自分よりも偉大な感じにそびえる紀元槍が我慢ならなくなったらしい。
水爆でもぶつけてやろうかと考えたが、その程度で紀元槍はびくともしないだろう。

175言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:07:03
そこでペレケテンヌルは自分自身を巨大化させることにした。

どうやるかというと、地面に頭を突っ込むのだ。
その状態で、体の表面に接した土くれや石ころを化学変化させながら吸収していく。
こうして、ペレケテンヌルは大地自体を養分としながら体を巨大化させていったのだ。

ペレケテンヌルは日に日に大きくなっていった。
館のように大きくなり、城のように大きくなり、町のように大きくなってもまだ満足しなかった。
ペレケテンヌルの巨大さは、やがて太陽にも達するかと思われた。

176言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:11:35

しかしあるときペレケテンヌルは気付いてしまった。

「どうやって抜けんねん、これ?」

うかつであった。

177言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:14:44
>>176
ツンツンドジッコテラカワユスwww

178言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:20:14
今僕の脳内には擬人化ペレケテンヌルが投影されています。

179言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:20:31
この状態では、自慢の三本の触手を見せびらかすことすらできない。
人間たちに嫌がらせをすることもできないだろう。
背に腹は代えられない。
ペレケテンヌルは、巨大な身体を諦めることにした。

また長い時間をかけて、巨大な三角形の身体から基部のみを切りはずす。
ようやく地面からぼこりと頭を出したペレケテンヌルは、最初とまったく同じ姿だった。

180言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:22:09
そうして出来たのがペレケテンヌルの巨大な「型」。

181言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:36:59
イス・ペレケテンヌル。もう一つ(アナザー、模造、類似、偽装、殻)のペレケテンヌル。

182言理の妖精語りて曰く、:2007/02/27(火) 18:43:33
だからイース。断じて某精神寄生体種族のことではありません。

183言理の妖精語りて曰く、:2007/03/17(土) 14:26:39
魔女神キュトス

それは【大いなる一つの魔術】

紀元槍の楔が穿たれ、絶対言語が失われ、言葉が散り散りになった事により魔術は71の欠片となった。

大いなる魔術の数は71である。

184言理の妖精語りて曰く、:2007/03/17(土) 17:20:58
大いなる魔術が一、人類

185言理の妖精語りて曰く、:2007/03/17(土) 20:29:47
魔術=言語=文明=人類

186言理の妖精語りて曰く、:2007/03/27(火) 22:20:11
倒された/殺された紀神やその眷属、奉身者はアルセスがそのペンを使って再び、あるいは新しく記述しなおしている。
人類については【リセット】があるのでなんか面倒くさいところがあるらしいけど。
大きな戦のたび、毎日々々死んだ身内の名を聞いては、それに代わる者の詳細を、頑固なうえに気分屋な【世界】に彫りこむ作業。
さすがの主神も疲弊するというものだ。
エロゲ三昧になったり、いなくなった恋人の面影を求めて徘徊しても仕方ない・・・?

187言理の妖精語りて曰く、:2007/03/27(火) 22:24:43
死者の名を知ることができるのはハザーリャのみ。
死者の内から紀神に関わるものをピックアップしてはアルセスに知らせている。
これはこれで疲れる仕事だが、たまに通ってきてくれる恋人未満な女友達がいるのでがんばれてます。

188言理の妖精語りて曰く、:2007/03/27(火) 22:30:39
ちょっと優しくされただけで「この女はオレに気がある、まだ恋人じゃないけどもう友達は超えている筈だ」とか思ってしまうハザーリャ自重しろ。

189言理の妖精語りて曰く、:2007/03/27(火) 22:37:02
おれの中ではハザーリャは女の子なのだが。良くて中性の青年。老人は没。

190言理の妖精語りて曰く、:2007/03/27(火) 22:49:53
ハザーリャは海の神なので色は青。
だから絶対にsage進行で記述していく。
そしてどんどん底に埋もれてしまえ。

191言理の妖精語りて曰く、:2007/03/28(水) 23:30:41
終末の老人、ハザーリャは厳かだけど変態。自分を妊娠させるほどアグレッシブ。
停滞の青年、ハザーリャは地味クール。無気力、無感動、無味乾燥。
始原の乙女、ハザーリャはキュトスにナニされてから壊れ気味。

192言理の妖精語りて曰く、:2007/03/28(水) 23:34:14
海の神がハザーリャなのではない。
ハザーリャの司るものが海だっただけだ。

193言理の妖精語りて曰く、:2007/03/28(水) 23:38:27
停滞のハザーリャに萌えてしまう僕は変態でしょうか

194言理の妖精語りて曰く、:2007/03/28(水) 23:39:30
海がハザーリャではない、ハザーリャが海なのだ。

195言理の妖精語りて曰く、:2007/05/13(日) 23:31:39
燃え上がる赤はアルセス、生い茂る緑もアルセス、澄み切った青も勿論アルセス。

196言理の妖精語りて曰く、:2007/05/13(日) 23:37:20
納豆も味噌も豆腐もアルセス

197言理の妖精語りて曰く、:2007/05/14(月) 15:42:03
納豆共はアルセスの尖兵だったのだ

198言理の妖精語りて曰く、:2007/05/29(火) 02:53:41
セラティは幼女、というのは一部の人の願望。
本当は筋骨逞しい威丈夫。
だって世界で一番強いから!
でもでも本当は歌を唄ったりするのが好きな優しい性格。
今日も鍛えた喉とだみ声で、お世話係のオルゴーさんに歌を聞いてもらっています。
ニコニコ笑顔のステキなオルゴーお姉さんは拍手をパチパチ。
セラティはいい気分でもう一曲。
雲を散らせと声を張り上げます。

199言理の妖精語りて曰く、:2007/06/17(日) 02:16:38
セルラテリスの情動に関する記述は薄い。
解釈によってはまったくないといってもいいほどだ。
心震わすものあらばそれを打倒した、という逸話ならば数多いのだが。

やむなく、人間的感性と欲を持った「セラティス」がかなりの曲折解釈の末に産みだされた。
現在ではこの「セラティス」を指して「セルラテリス」と呼ぶ。

200匿名魔女:2007/06/19(火) 20:23:05
セラティス、というのはもはや人間の中では使い古されすぎて古臭いくらいの
名前になっているようだ

日本でいうところの、
〜子 にひとしいやもしれぬが 命名のシステムと名前の構造が違うので
なんともいえない

確かなことは
セラティスは非常にポピュラーな人名であり
最近ダサいからと廃れ始めており
しかしいずれまた復権するだろうということ

そのくらいだろうか

201言理の妖精語りて曰く、:2007/06/19(火) 22:56:01
廃れるのは当然、セラティスは廃人だから

202言理の妖精語りて曰く、:2007/06/30(土) 00:59:57
「アルセス」を忌避したくなるような話には事欠かない。

というほど実際多いわけでもない。
それっぽい話をひねり出すのも、なかなかどうして難しい。
しかし効果は今のところまだある。
続けよう。
彼が仕事を終えきるまで、あの傍に誰も近づけてはならない。
それくらいが、私にできるバックアップの上限だ。
この線から踏み込めば、それはむしろ超過作業を強いることになる。

・・・いや、もう一つできることがあった。
あの紅い翼を休めるための、大きな大きなベッドを作ろう。
そしてケーキも用意しよう。
グラスにはワイン・・・はダメだから、過冷却したろ過水を。
お祝いだ。
私と、彼の二人だけだろうけど。。
世界中のみんなに、乾杯するのだ。

203言理の妖精語りて曰く、:2007/08/06(月) 01:07:13
『腹巻ジェン次郎』などという無残な名をおしつけられた『株』がいた。
彼はこの名前をこの世から消してしまいたいと切望した。
名付け親ヌアランダーラを憎んで憎んで憎みきり、絶対に復讐してやろうと誓っていた。
だが、紀神ピュクティェトに出会い、全てが変わった。
神の光と炎は彼の中からそのような『些事』にまつわるしがらみを悉く照らし、焼き尽くした。
彼は己が名乗るべき新しい名前を感得し、ピュクティェトの使徒として歩み始めた。
それが誰なのかは知られていないが、ピュクティェトの聖者の誰かだという。
かつての仲間がからかってかつての名前で声をかけても、彼はそのことで反応することは無かった。
逆にその仲間に神の教えを説き、ピュクティェトの宗門に導きいれたという。
何の意味も無いので彼に『腹巻ジェン次郎』とよびかける者はいない。
やや東方風の悪い冗談のようなこの名前は、しだいに誰の口にも脳裏にも上らなくなった。

彼は見えざる聖者である。

204言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 13:24:18
しかしアルセスもいい面の皮だ。
他人の子を71人もつれ込まれて、よく平気でいられるな。
主神の度量ってやつか。

205言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 13:25:49
いや、もっと面の皮が厚いのはキュトスか。
浮気して、しかもそれが71股で、その上全員との間に子を設けるとか。
娘の全員が自分の血を濃く発現したからって、戦から還って来た夫に
「実は私、生き別れの妹が71人いて、あなたが戦争に出ている間に全員と再会できたの。一緒に住んでもいいでしょう?」
とか。
どういう言い訳だw

206言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 13:47:59
ピュクティェトはもとは火神ではなかった。
彼は水の神で、「西の水平線のあたりの水」を担当していた。
ある時、太陽神がいつものように沈んでいると、
ピュクティェトは太陽神を捕まえてしまった。
「おれの言うことを聞かないと、このまま捕らえて離さないぞ?
お前が天に昇らない日が続いたら、地上はさぞ涼しくなるだろうな。」

207言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 14:00:18
「そうだな。明日も明後日も休まず地上に顔を出すのが私の役割だ。」
太陽神はそう言うと水平線をくだりそのまま世界の下に移動した。
今度は逆にピュクティェトを捕まえて。海水から引っ張り出された彼は
太陽神の熱と炎をまともに浴び続けた。その苦しさは何にも例えがたいものであった、
最初は強がっていたピュクティェトも次第に憔悴し、やがて残された力を
振り絞って悲鳴をあげ、泣き喚いた。謝罪を繰り返し離してくださいと懇願した。
「何を言う。今離したら、世界の下に広がる深淵に落ちてしまう。しっかりしがみついてなさい。」

208言理の妖精語りて曰く、:2007/08/16(木) 14:12:31
夜が明けて、東の空に太陽神が現れたときピュクティェトはぐったりしていた。
体には炎が燃え移っており、太陽神にしがみつくことも忘れて両手両足をだらりと垂らしていた。
太陽神の逞しい腕のみがピュクティェトを支えていたが、
いつも通る軌道の最も高いところで、下方へ放りやった。
ピュクティェトは砂漠の真ん中に落ちた。
意識を取り戻すとその脇にオアシスが見えた。
彼は自分自身を引きずるようにして水に入ったが、太陽の炎は消えることが無く、
それどころかオアシスの水を全て蒸発させてしまった。
「これから砂漠の水をお前の司るものとせよ。ただし
お前が砂漠の水から潤いを得ることはこれから先、永遠に無いだろう。」
太陽神はそういい残すとそのままいつものように西に沈んでいった。

209言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 22:14:21
ラヴァエヤナの図書館には特に入館制限はない。
やってきたものは、それが知を求めるならばタコだろうがヒトだろうが関係ない。
ツノがあろうと、ハネがあろうと、土足だろうと、武器携帯だろうと、一切関係ない。
心になにを思っていようと、得た知識をなにに使おうと、あるいは何にも使わなかろうと、まったく関係ない。
図書館を壊しにやって来た者に、壊し方を教えてしまうくらいだ。

必要なのはただ、図書館入り口へ至るまでの路を見出すことだけ。

210言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 22:22:26
神々の図書館の本は、すべてラヴァエヤナの手書きだ。
といっても、彼女の著作というわけではなく、彼女が「どこか」や「誰か」から受け取り蓄えてきた知識、それを本の形に換えて実体化させているだけだ。
その実体化の方法が「手書き」なのだが。
今夜も彼女は相棒の竜、耳長のロワスと一緒に羽ペンを握っていることだろう。

211言理の妖精語りて曰く、:2007/08/24(金) 23:07:07
「うあー、肩こったー。ラヴァのアネゴ、そろそろ休憩にしませんかい」
「だめ。(カリカリカリカリ)弐の月が沈むまでにあと120冊くらい仕上げないと夜明けの開館時刻に間に合わない。(カリカリカリカリ)そうしたらスカスカな書棚を来館者に見せることになるわ。(カリカリカリカリ)」
「えー、開館ぴったりに入館する奴なんていませんぜー。(ゴソゴソ)」
「それでもやるのがプロってものでしょ。(カリカリカリカリ)・・・だいたい、先に書棚を建てちゃったのはあなたでしょう、ロワスカーグ。(カリカリカリカリ)それも入り口正面なんて目立つ場所に。(カリカリカリカリ)」
「や、まあそうなんですけどね。たはは。久々に書架が増えるんでちょいと嬉しくなっちまって。へへへ。(カチャカチャ)」
「そうねえ。(カリカリカリカリ)このところは新刊出さずに修繕ばかりだったものねえ。(カリカリカリカリ)前回の騒ぎは大規模だったから・・・。(カリカリカリカリ)」
「あの小娘がイカンのですよ。何でアイツはいちいち書架を吹っ飛ばして帰りますかね、まったく。(シュンシュン)」
「んー、まあ、腹が立つ理由なんてそれぞれでしょ。(カリカリカリカリ)紀神それぞれ人それぞれ。(カリカリカリカリ)」
「・・・ぶっちゃけアネゴの批評が辛口っつーか激辛だからなんじゃ・・・。(コポコポ)」
「私に評を求めるからには、有語以来、古今天上天下で紡がれてきたあまたの詩と比べてどうだろうか、ということでしょ。(カリカリカリカリ)そりゃあ、少しくらいは辛くもなるわ。(カリカリカリカリ)」
「ふつーはテゴコロって物を加えると思うんですけどねえ。(シュワシュワ)」
「必要ないわ。(カリカリカリカリ)甘い評が聞きたいならあの子の保護者がいるでしょ。(カリカリカリカリ)」
「アレ様ですか。・・・まあ、かわいがっちゃおられるようですが。しかし、あれは評というかただの全肯定のような。(トクトク)」
「ぶっちゃけ技巧に興味ないでしょうからね、あのヒト。(カリカリカリカリ)何でもできちゃうと煮詰まるばっかりなのかしらね。(カリカリカリカリ)」
「あんまり陰口いうと後が怖いですぜアネゴ。(トクトク)」
「いいわよ別に。(カリカリカリカリ)どのみちこの会話もたぶん『知っている』わきっと。(カリカリカリカリ)」
「ふーん、『事象が起きると同時に、それを予知していたのと同じく振舞える』でしたっけ。上次元のヒトが降りてくると難しくてアタシにはさっぱりですよ。はいお茶です。(コトリ)」
「(カリカリ……)あら、ありがと。・・・いつ淹れたの?」
「今です。(ズズズ)」

212言理の妖精語りて曰く、:2007/08/29(水) 01:33:17
すべての美少年はアルセスである。

213言理の妖精語りて曰く、:2007/08/30(木) 18:56:14
美少年ではないすべてはアルセスである。

214言理の妖精語りて曰く、:2007/08/31(金) 14:25:51
すべてのものはアルセスではない。

215言理の妖精語りて曰く、:2007/08/31(金) 14:59:41
ぼくはアルセスだッ!

216アメル:2007/08/31(金) 20:15:12
自己を再現する際の注意。
そういうお触書が神様から出されたわけだが、そこは偉い神様、迂遠ながらも
庶民への嫌味たっぷり皮肉たっぷりに馬鹿には気付けない高尚っぽいジョーク(悪笑)を
いり混ぜつつ冗長に騙られたその要実はひたすら悪質である。
まさにアルセス。フィラディアならそんなことを言うのだろうけれど、さてその実この
文体はむしろラヴァエヤナのそれではあるまいか。
今更僕に、僕らにアルセスを定義するような気力などあるはずも無いのだけれど、
それでも言わせてもらえるなら一つだけ。
真に悪辣なのは、アルセスが存在する余地を残してしまう、このクウキなんだってこと。

217言理の妖精語りて曰く、:2007/09/01(土) 21:30:27
唐突に現れたアメルなる人物はいったいなんなのだろう

218言理の妖精語りて曰く、:2007/09/02(日) 17:13:17
なんなのだ、といわれても。
私には3足で立ち上がったシマクロフクロウサギのぬいぐるみにしか見えないのだが。

219言理の妖精語りて曰く、:2007/10/28(日) 23:58:19
アメル・ア・フィリスはかわいいのに生気がないのだ。

220言理の妖精語りて曰く、:2007/11/04(日) 12:02:51
「生気がないのがかわいい!」と彼氏に言われたことがあるので、それ以来ずっと続けているのです。

221言理の妖精語りて曰く、:2007/11/07(水) 10:41:52
ルーシメアとメビウスゼロがタッグを組む時、
セラティスは屈し、メビウスゼロはいわゆる彼女にとっての「あしながおじさん」となり、
姉化したルーシメアのひざを枕にしてセラティスはぽかぽかと眠るであろう。

222言理の妖精語りて曰く、:2007/11/08(木) 07:43:35
ごろごろにゃー。

223匿名魔女:2007/11/15(木) 12:05:18
シャルマキヒュとルーメシア、パンゲオの牙、パンゲオの爪。二つの瞳。

単眼のシャルマキヒュ。独眼のルーメシア。

猫槍のシャルマキヒュ、猫錘のルーメシア。

二人、巡り、殺しあう。

224匿名魔女:2007/11/15(木) 12:05:41
シャルマキヒュとルーメシア、パンゲオの牙、パンゲオの爪。二つの瞳。

単眼のシャルマキヒュ。独眼のルーメシア。

猫槍のシャルマキヒュ、猫錘のルーメシア。

二人、巡り、殺しあう。

225言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 18:02:14
匿名魔女が二人だと!?

226言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 18:05:22
片方がドッペルウィッチだ!

227言理の妖精語りて曰く、:2007/11/15(木) 19:43:58
沼女みたいに増えたんじゃん?
ん、それがドッペるウィッチ?


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