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一行記述スレッド

1言理の妖精語りて曰く、:2006/02/21(火) 03:17:09
一行程度の記述を重ねるスレッドです。
考えなしに思い付たことを書きまくればいいと思います。

308言理の妖精語りて曰く、:2006/05/13(土) 14:59:15
むかしむかし、アヴロノ(妖精)どもがアヴロニア島からやってきた。
エフラスに率いられ、西の果てからやってきた。

309言理の妖精語りて曰く、:2006/05/13(土) 21:51:54
ハルバンデフは水筒一つで砂漠の真ん中に置き去りにされるという『神の裁き』という刑を受けたことがあるわけだが、その理由は当時の族長(つまり自分の兄)の嫁に手を付けたから、という説がある

310言理の妖精語りて曰く、:2006/05/14(日) 00:02:32
まさか生き延びるとは誰も予想していなかった。砂漠の外でハルバンデフが
目撃されたという報を聞くと、兄は思わず我が耳を疑った。

311言理の妖精語りて曰く、:2006/05/14(日) 03:16:15
ちなみに、その族長の嫁というのは、元々ハルバンデフの許婚であったが、その美貌から族長に横取りされた、つまり寝取られたのはハルバンデフの方であるという説もある。

312言理の妖精語りて曰く、:2006/05/14(日) 03:18:49
さらに言うと、カーズガンの妻は、ハルバンデフの人質時代の許婚(ハルバンデフの部族も、カーズガンの部族もハルバンデフが元の部族に帰る日が来るとは思ってもいなかったらしい)であったらしい。そう考えると、つくづく青年時代のハルバンデフは女運がない。

313言理の妖精語りて曰く、:2006/05/14(日) 03:26:23
ちなみに、同時代のマグドールも若い頃は女運がなかったらしく、ギボン商会の会長になる前に何度か女達に求婚し本人達は承諾したものの、その家族から「ギボン商会に将来性は無い」という理由で猛反発を受け結婚を断念している。

314言理の妖精語りて曰く、:2006/05/14(日) 12:48:36
ハルバンデフの兄ハーボトゥイルは弟が自分を殺し、さらに
愛する妻を奪ってしまうのではないかと日夜恐怖していた。

315言理の妖精語りて曰く、:2006/05/15(月) 12:15:47
蝗の皇(いなごのすべらぎ)ロシンバズイは妖精の諸王の一人。
彼の率いる軍勢は、妖精の中でも最も食欲旺盛なことで知られる。

316言理の妖精語りて曰く、:2006/05/15(月) 22:51:15
蝗の皇ロシンバズイは暴食家である部下たちに食べさせるものをまかなうため、神跡が一【花園】を
手に入れることを望んでいる。そのため彼は【花園】の育て手たるセルラ・テリスと対立している。

317言理の妖精語りて曰く、:2006/05/15(月) 23:09:51
イパフィト・アムズハンは弟イヴンが研究し解き明かした通りに『風の王』ハルバンデフの
生き方、行動原理を模倣した。そうして彼は人生の勝利者となった。

318一行記述スレッド・第2次まとめ:2006/05/16(火) 10:00:32
一行記述スレッド・第1次まとめ (>>176-178)

レフラシェトス(>>179-181>>245)死神シェロン(>>182-186>>192-193)
調停竜エル・ア・フィリス(>>186-187>>210>>246)オリンピック(>>188-190)
セラテリス(>>194-195)幾億の猫が住まう世界(>>189>>197)
バトゥー・ハン・アムラン(>>199-206)シャルマキヒュ(>>211-212>>263)
人類創造説話(>>217-218)二人のクラララリア(>>219-220)
アルセス教(>>214>>238-239)エーラマーン(>>221>>227)シェオル(>>223)

319一行記述スレッド・第2次まとめ:2006/05/16(火) 10:18:00
エーラマーン(>>265)
デフォン・ダゥ・デカール(>>227-229)ティーアードゥ(>>191>>247-249>>264>>295)
ジャホラット・パピルス(>>230-232>>234>>236>>280)クレンデルヒ(>>253-256)
悪魔の九姉(守護の九姉)(>>250-257)キュトスの姉妹の不死性(>>259-262)
神々の称号の例(>>258)戦乙女ジャスマリシュ(>>263)ワリバーヤの名の由来(>>266-267)
【大森林】(>>268-270)ピュクティェト(>>271>>275-276)真理グラス(>>278)
モロレク(犯罪組織)(>>277)マロゾロンドの意思伝達手段(>>281)ウィータスティカ(>>291)

320一行記述スレッド・第2次まとめ:2006/05/16(火) 10:34:36
フェーリム(天使)(>>282-285>>294)精月(>>279>>286-287)【太陽系】の惑星(>>288-291)
【妖精】の定義(>>292-293)妖精皇帝エフラス(>>296-298>>307-308)蛇蝎王ハジュラフィン(>>270>>296>>300)
繭衣のルウテト(>>296>>303)蝗の皇ロシンバズイ(>>315-316)孔雀色のブリシュール(>>305)
ドルネスタンルフの妖精退治(>>305-306)イパフィト・アムズハン(>>317)
【南東海諸島】との交易(>>209)アヴロノ(妖精)(>>301-302>>308)ハルバンデフ(>>309-314)

321言理の妖精語りて曰く、:2006/05/16(火) 13:37:32
アルセス教の中心教典はポルポフォン自身の筆になる【啓示の告白】である。この書はポルポフォン
が自分の人生を振り返りながら、アルセス神から啓示された教えを読み手に対して語りかける体裁をしている。

322言理の妖精語りて曰く、:2006/05/16(火) 23:07:28
「神の裁き」を生き延びたハルバンデフであるが、彼が部族に戻った時、既に難産が理由で族長の嫁は他界していた。もし、「神の裁き」の理由が彼女ならば、実にハルバンデフは女運がない。

323言理の妖精語りて曰く、:2006/05/16(火) 23:16:05
戦争による族長の死後(ハルバンデフによる暗殺説が有力である)、その息子(諸説あるがその名前は不明である)をハルバンデフは養子として迎え、嫡子とした。しかし、東方のオアシス国家群との戦争中、彼はハルバンデフに反乱を起こしたが失敗し、逃亡の最中自害した。

324言理の妖精語りて曰く、:2006/05/16(火) 23:19:39
ちなみに、歴史学者達によく間違われるが、アルプデギンはハルバンデフの三男(彼も名前が不明である)の子供で、養子である嫡子は男子を残しておらず、また次男は夭逝している。

325言理の妖精語りて曰く、:2006/05/17(水) 00:13:58
狼とスズメと人間の頭を持つ東方の女神は、ふわふわと浮きながらハルバンデフを睨みすえた。

326言理の妖精語りて曰く、:2006/05/17(水) 14:39:57
この世界の地球史は大きく三つにわけることができる。すなわち、【散らばった大地の時代】
【平たい大地の時代】そして現在にまで至る【丸い大地の時代】である。

327言理の妖精語りて曰く、:2006/05/18(木) 00:33:22
【イガリグプアリ】
狼とスズメと人間の頭を持つ三頭の女神。エンテアンなど、東方のオアシス国家群で崇拝された。
橙色のマントで全身を包み、常に宙に浮いている。じつは三人の女神が合体したものであるという。
オアシス国家群の守護神として風の王ハルバンデフと対決した。

328言理の妖精語りて曰く、:2006/05/18(木) 12:07:22
悪魔ってやつは自分が悪魔だとはけして認めないものなのさ。

329言理の妖精語りて曰く、:2006/05/18(木) 13:28:05
魔神とは大地が球化した後に再発した神々の戦いに負けた連中のこと。
悪魔とは【平たい大地の時代】に既に負け犬になってた連中のこと。

330言理の妖精語りて曰く、:2006/05/18(木) 17:06:27
「しかし、それでは身も蓋もない。」

331言理の妖精語りて曰く、:2006/05/18(木) 20:21:56
正論と火力でゴリ押し、それがピュクティェトのスタイルである。

332言理の妖精語りて曰く、:2006/05/18(木) 23:05:44
戦鬼神デーデェィアは敗れて死んだ。
欠番を埋めるかのように新たな紀神として召し上げられた人間は、
その証拠に前任の神と同じくデーデェィアを名乗った。

333言理の妖精語りて曰く、:2006/05/19(金) 00:05:21
後任のデーデェィアの姿は前任の『古き神デーデェィア』よりも人間離れした姿をしていた。
異形の姿と鬼気迫る戦いぶりから前任者のキャラをすっかり食ってしまった印象すらある。

334言理の妖精語りて曰く、:2006/05/19(金) 00:07:52
「あれ? 古い方のデーデェィアってどんなんだっけ?」
「さあ? 印象薄いよな、古い方」
みんなひどいよね。

335言理の妖精語りて曰く、:2006/05/19(金) 00:15:10
後任者たる天上の大蛸デーデェィア、彼女が差し出す命運は殺戮ただ一つのみ。
彼女は神々にとって死ぬべき者の前にのみ現れる。彼女が現れたということは、
神々がその敵に対して和平の意志も駆逐(追い払う)で済ませる腹積もりも一切無いということだ。

336言理の妖精語りて曰く、:2006/05/21(日) 00:48:40
「【姉妹】は姉妹を殺せないはずですよ。」
「でも彼女は殺して食べました。よりによって【九姉】の一人をです。」

337言理の妖精語りて曰く、:2006/05/21(日) 02:03:00
貴族の間名はヴュであるが、マグドールは財務大臣を経て領土を持つ貴族になった後もドゥという間名で通した。

338言理の妖精語りて曰く、:2006/05/21(日) 02:06:16
なぜヴュという間名を使わないのかを尋ねられてマグドールが答えたのは、「だって、貴族しかいけない場所に堂々と商人風情なのに入っていけるんだぜ。その時の周りの悔しそうな顔を見るほど痛快なことってないぜ」だった。

339言理の妖精語りて曰く、:2006/05/21(日) 15:44:05
「「「ァツーィ!」」」アリアローとダワティワとテンボトアンは一斉に奇声をあげた。
アルセスに熱い視線を注ぎながら・・・

340言理の妖精語りて曰く、:2006/05/22(月) 18:19:24
【ディスカレイリーグ】
ワリバーヤ王国の首都。「ディスカレイルの都」の意。現在のラープタッズ。

341言理の妖精語りて曰く、:2006/05/22(月) 21:00:30
戦鬼の魂うけついで ゆくぞぼくらの デーデェィア

342言理の妖精語りて曰く、:2006/05/23(火) 00:55:22
ヨンダライト人間観丸出しのハルバンデフィンどもには順正化処理が必要であります。

343言理の妖精語りて曰く、:2006/05/24(水) 00:34:45
この世は【神】と【竜】と【猫】の三すくみ

344言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 16:04:20
竜を海、猫を陸とし、神を天とする。

345言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 16:06:01
また竜は蛇の化身、蛇は槍の化身となる。

346言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 16:09:37
猫は虎に変じ、見た者を喰らう。

347言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 16:12:08
竜は幾度も猫を飲み込もうとするも、猫はその度に身を揺らし毛を逆立てる。

348言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 16:28:24
神は争いの度に、日を高くし竜を焼き、日を隠し猫を凍えさせる。
猫は神を掻こうと天に手を伸ばし、竜は固い吐息を以て天と己等との間に白い壁を作る。

349言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 16:50:52
竜の名を産佐須良、猫の名を荒脛布、神の名を星之御子と云う。
東国相武船喜多に伝え話す。

明智呈三著・秘境古伝・第二章『師資捜奇伝の一節』より引用。

350言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 17:45:18
竹彦はアルセスと訳された。
またシャルマキヒュは猿薪姫の音写である。

351言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 23:01:59
【猿田彦】
この神への信仰は、一説には【幾億の猫が住まう世界】よりもたらされた。

352言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 23:10:03
ただ「猿田彦」はこの神が持つ数百の称号の一つであり、偶然名前が一致しただけであるとする説もある。

353言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 23:17:20
この神の称号の中には「人間には発音不可能」とされているものがあり、
大いに興味をそそられるところである。

354言理の妖精語りて曰く、:2006/05/25(木) 23:57:11
【薄女】
雨澄とも書く。
東方の女神で、舞姫。

355言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 00:34:15
【ソー・ラヵー】
西方で信仰される『幾億の猫が住まう世界』の神。
『太陽に食われた者』、『ラツヤ・イセール』『先駆』、『猿田彦』、『先降光王』等数百の名を持つ。

356言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 03:00:50
ソー・ラヵーが持つ名の中には「人間には本来の発音を再現できない」とされるものも多い。
それらはソー・ラヵーが諸々の異界を渡り歩いた時に
異界に住む、人間とは異なる発声器官を持つ民の言葉からとったものだ、と説明される。

357言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 14:36:42
ソー・ラヵーは『西と東の交わるところ』から異なる世界に旅立ち、
諸世界と諸宇宙で崇拝される神の名を収集した。

358言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 14:43:45
「名」というものは文字やら言葉やら記号だけで表現されるわけではない。
匂いや電磁波や熱など目に見えないもので記される名もあるのだ。

359言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 17:56:01
【孤神】
神群間の戦争に敗れ仲間を失ったり神群から追放されてしまったりして
単独行動せざるを得なくなった神や、自ら一人で生きていくことを選んだ神のこと。

360言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 21:49:37
【東方の国】【和】
遥か極東に在る国。
多種多様な神々や妖精(妖怪)が住み、その多様性から【孤神】や外来の神等が移り住む事もある。

刀という長細い剣を作る民が住む。

361言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 21:54:07
【マロウド】
東方に流れ着いた神、または信仰の総称。

362言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 21:56:17
【安良手ノ信彦】
あらたのしずひこ
八頭の虎猫を一振りで断ち切る『月維剣・つきつなとう』を佩く武神。
真魔ノ禍神が取り憑いた季稜姫に左目をえぐられ、また季稜姫の脇腹を月維剣で切り裂いてしまう。

363言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 21:57:01
【季稜姫】
ときかどひめ
清く賢い信彦の妻にして、舞姫の一柱。
巫の力を利用した真魔ノ禍に取り憑かれる。

364言理の妖精語りて曰く、:2006/05/26(金) 22:20:08
【アワラ】
泡良、と表記される。円環状に並ぶ島々からなる島国。
【東方の国】【東の果ての国】【和】【輪国】とも呼ばれる。

365言理の妖精語りて曰く、:2006/05/27(土) 12:02:37
真神(マガミ)は、以前いた真神を斃して地位と権能を得たものだとか・・・
そして以前の真神(マガミ)もそれより前の真神を斃し、そこで斃された真神もまた・・・

366言理の妖精語りて曰く、:2006/05/27(土) 12:05:29
この連鎖は世界が始まる前、つまりこの世界より以前に存在した世界から続いているという。
ある世界が滅び、かわりに次の世界が発生する極大の転換をも超えて真神の系譜は繋がっている。

367言理の妖精語りて曰く、:2006/05/27(土) 15:17:03
「真神(マガミ)が名を持たないのは真神となった者が、かつて自分が真神でなかったことを隠すためだ。」

368言理の妖精語りて曰く、:2006/05/27(土) 17:08:58
【真神】
妖怪に信仰されることから、【魔神】(マカミ)【真魔禍神】(ママノマガカミ)とも呼ばれる。

369言理の妖精語りて曰く、:2006/05/27(土) 17:18:47
【紅玉記】(コウギョクキ)
泡良の民が伝えた神話書。
泡良の妖が伝えた【師資捜奇伝】(シシソウキツタエ)と対になる。

370言理の妖精語りて曰く、:2006/05/27(土) 20:27:10
【ガロ-】
(他の語と結びついて)「千、千倍」の意味。【例】ガロオルク(面積の単位)

371言理の妖精語りて曰く、:2006/05/28(日) 09:03:51
「名前の似るものは互いに存在が似る」そういうわけで世の親たちは子に「ミューン」や
「ルウフェウス」といった英雄・偉人の名をつけたがるわけである。そこにあるのは、英雄・偉人と
「似る」だけではなく「同じ」であってほしい、という子どもにとっては重荷でしかない希望だ。

372言理の妖精語りて曰く、:2006/05/28(日) 10:34:22
「すべての【猫】は【万猫殿(ばんびょうでん)】より来る。」

373言理の妖精語りて曰く、:2006/05/28(日) 12:48:33
【面兵】
泡良の民の小貴族達は子供が生まれると、家の跡継ぎにするための男子数名と他家へ嫁がせるための女子を除き、その子供を有力貴族や王族に貢物として差し出した。彼らは成長して後、様々な形で王族や有力貴族に仕えたが、そのうち、護衛の兵士として仕えたのが【面兵】で、彼らは呪術の紋章が描かれた無表情な面を被っていた。

374言理の妖精語りて曰く、:2006/05/28(日) 12:52:28
面兵の面の裏側には、呪術の文言がびっしりと書かれており、また面自体にも麻薬の類が染み込ませてある。これらにより面兵は自分の自由意識・痛覚・不要な思考を失い、主人を守るために自らの命や危険を顧みず、また命じられるままに動く戦闘兵器となるのである。

375言理の妖精語りて曰く、:2006/05/28(日) 12:56:41
決して泡良の国の政情が不安定なわけではないが、基本的に面兵はその劣悪な保管状況のせいもあり長生きは出来ない。だが、稀に老人になるまで生き延び、主人の慈悲で面を外された(面を外されると人としての全てを取り戻す)者もいた。ただし、それは若くして死ぬより悲劇な事であったが……(民謡『翁の歌』参照)

376【創世と建国の書】:2006/05/29(月) 15:13:17
創造神パンゲオンによる世界の創造から初代義国王による義国の建国までを描く歴史書。
暗黒期について記された部分もあるが、この書が制作された時代にはすでに暗黒期の記録は失われていたと
みられており、二大祖国時代になってからの伝説や編者の着想によるところが大きいとされる。

377言理の妖精語りて曰く、:2006/05/30(火) 10:32:19
【異獣】とは地底の果ての【地獄】に棲息する異形の獣である。
地上の神話伝説では悪人の霊魂と血肉を喰らう怪物とされ、大いに恐れられている。

378言理の妖精語りて曰く、:2006/05/30(火) 10:56:51
第一次地獄解放事件において異獣が大量に地上に溢れ出したが、勇神カーズガンらの活躍で地獄に追い返されるか
滅ぼされるかした。しかし東方に逃げのびたものはそのまま地上世界に適応し、東方の人々から【妖怪】と呼ばれた。

379言理の妖精語りて曰く、:2006/05/30(火) 11:01:32
異獣は【平らな大地の時代】の頃は盤上であった大地の裏側にへばりつくようにして暮らしていた。
大地の球化のさい、「悪魔」とその国土とともに【地球】の内側に丸め込まれてしまった。

380言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 01:47:34
この世界では神像や神を模した像の類は作られることがあまりない。神々の戦争のとき、真っ先に破壊されるのは
神像だから。そして砕ける神像は見る者に象られた神の死や滅びをイメージさせてしまう。それはたいへん不吉である。

381言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 02:00:19
私の苦しみは読んでもらえない。私の苦しみは同情は引いても真に人の心を動かすことができない。
エレヌールエレヌールエレヌール!もう嫌だ彼女の名前から逃がしてくれ俺の腐った脳肉なぞ異獣に

382言理の妖精語りて曰く、:2006/05/31(水) 02:29:09
「くれてやってもいい、か?どこまでいってもお前は月並みなままだな。」
妖精の嘲笑を聞いて私の神経は限界を迎え、三日ぶりの眠りにつくことになった。

383言理の妖精語りて曰く、:2006/06/04(日) 09:09:18
ルスクォミーズはキュトスの姉妹の10番目。結界の六十二妹の長姉と言えるが、かつて彼女が行った行為の
せいで姉妹の中には彼女のことを「姉」や「妹」と呼んでくれる者は誰もいない。

384言理の妖精語りて曰く、:2006/06/04(日) 09:43:32
ルスクォミーズは強大な力を持つ九姉に対して猛烈な嫉妬心を抱いていた。
彼女は九姉の肉を喰らうことでその力を己の身に取り込もうと考えた、あるいは、そう信じた。

385言理の妖精語りて曰く、:2006/06/04(日) 10:30:45
ルスクォミーズは紀人ゲヘナとの間に生まれた子らを妖術でモロレク(悪鬼)に変え、
(あるいは最初からモロレクとして産んだ)、数を増やして軍団を作った。

386言理の妖精語りて曰く、:2006/06/04(日) 10:41:33
子らを悪鬼に変える妖術を司るのは地獄や魔界の住人のほかには存在し得ないだろう。
ルスクォミーズは九姉に対抗し、その肉を得るために魂を悪魔に売り飛ばしたのである。

387言理の妖精語りて曰く、:2006/06/04(日) 12:06:36
ルスクォミーズはモロレクの軍勢を殖やし育て上げる過程で熟考を重ね、
全ての姉妹を喰って「キュトス」になるべきだという結論に達した。

388噂神エーラマーン語りて曰く、:2006/06/07(水) 12:19:20
大魔女トルソミーニカって鼻毛だけ金色なんだよ。

389言理の妖精語りて曰く、:2006/06/08(木) 01:58:30
「スク水ウォーズ?」
「いやルスクォミーズ」

390言理の妖精語りて曰く、:2006/06/08(木) 10:14:51
【ウェレバッナイエ】
【万猫殿】を居とする【猫】が一。言理の妖精の名を冠する紀竜
【調停竜エル・ア・フィリス】とは特に対立関係にある。

391言理の妖精語りて曰く、:2006/06/08(木) 10:38:05
【調停竜エル・ア・フィリス】は実は【紀竜】ではなく【亜竜】の変異体とする説がある。
その可能性自体は調停竜自身も感づいていたことだが、それを認めようとは思わない。

392言理の妖精語りて曰く、:2006/06/11(日) 02:20:27
ハルバンデフの肖像画に現存するものはないが、マグドールの肖像画は多々残っている。
ただし、その全てが本人とは似ても似つかない、所謂贋物である。

393言理の妖精語りて曰く、:2006/06/11(日) 02:24:06
多くの肖像画ではマグドールは大変に恰幅の良い人物として描かれているが、記録によれば本当は真逆で、財務大臣の任命式の際に宮廷に現れた、痩せて頬こけた背の高い老人である本物のマグドールを見て殆どの宮廷人達は驚愕したという。

394言理の妖精語りて曰く、:2006/06/11(日) 02:28:20
なぜ彼が本当の姿とは真逆の姿を肖像画に描かせたかについては幾多の説があるが、一番有力なのは、彼は生前その強引な(というかあこぎな)商売の方法のため多くの人間から恨みを買い、常に暗殺者に狙われていたため、自分に害をなそうとする人物に標的を間違わせる必要があったから、というものである。

395言理の妖精語りて曰く、:2006/06/11(日) 02:35:17
この時代有名だったある芸術家は、このことを知らずに、マグドール邸に招かれて肖像画の作成を依頼された際に、彼にそっくりな肖像画を書いてしまい、それを見て怒ったマグドールはこの絵を破り捨て、彼を館から叩きだしたという。

396その時マグドール・ドゥ・ギボン怒りて曰く、:2006/06/11(日) 09:03:31
不文律に疎い奴は駄人間なんだよッ!

397さらにその画家も去り際に叫んで曰く、:2006/06/11(日) 11:03:49
お前の顔も破れてしまえ!

398言理の妖精語りて曰く、:2006/06/13(火) 01:36:51
マグドールの怒りはそれだけでは済まなかったらしく、この芸術家のサロンに流れる、ありとあらゆる金の流れを露骨な手を使って止めてしまった。その為、彼とその弟子達はその日の食事にすら困るぐらいに困窮するようになってしまった。

399言理の妖精語りて曰く、:2006/06/13(火) 01:39:15
これに怒った、この芸術家とその弟子達はありとあらゆる作品においてマグドールを悪人として扱い、徹底的にこき下ろした。これらの作品が後の世に、マグドールが悪人として扱われている一要因になっていることは想像に難くない。(ただし、彼の場合はそれだけが原因だとも思えないが……)

400あくまで推論だが:2006/06/13(火) 01:44:05
マグドールを悪人として扱っている作品の多くに「ロッサスの狗」という実在した義賊団(実際は帝国や大商人の船団を主に狙った海賊集団)が出てくるが、「ロッサスの狗」が実際に活躍したのはマグドールとこの芸術家の事件の後のことであり、またマグドールの死後かなり経ってから、「ロッサスの狗」のスポンサーがマグドール商会であったことが判明している。そう考えると……つまり……

401結論:2006/06/13(火) 01:45:33
これらのことから言えることは、金持ちと権威者の喧嘩ほどたちの悪いものはないということである。

402ちなみに:2006/06/13(火) 01:49:41
マグドール商会とこのサロンが和解したのは、マグドールもこの芸術家も死んでから後のことであり、調停者はデフォン・ダゥ・デカールだった。

403言理の妖精語りて曰く、:2006/06/13(火) 02:22:36
あらゆる概念には「誕生月日」が存在する。
ただし「誕生年」は存在しない。

404調停式:2006/06/15(木) 01:39:17
マグドール商会とこのサロンの調停式自体はあまり話題にならなかった(多くの人々が、おまえらまだ喧嘩してたのかよ、と呆れた程度)が、あまりの出不精ぶりに死亡説すら流れていたデフォンが工房の外に出るということは当時かなりの話題になり、実際調停式にはかなりの見物人が出た。

405言理の妖精語りて曰く、:2006/06/15(木) 14:45:58
魔路神群の主神フォドニルは【刈り取りの軍勢】を率いて、戦いのために天地を駆ける。

406言理の妖精語りて曰く、:2006/06/15(木) 16:23:40
彼らが乗る天馬は翼が無いのに空を飛べるのだった。

407言理の妖精語りて曰く、:2006/06/15(木) 16:25:26
なぜなら天馬のからだは雲と風でできているからである。




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