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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS part29

871■■■■:2017/01/26(木) 17:55:51 ID:F1hcrTYI
私は深々と部員の前で頭を下げる。

「最後に、私の今の思いをみなさんに伝えます」

「私は、命の恩人、そして学園都市とともに私達全員を救ってくれた上条さんへ
心より感謝します。そしてこの学校は私達から上条さんのへ感謝の気持ち
です。いまこそ上条さんへ感謝の気持ちを伝えましょう」
唖然としていた部員達は、上条当麻を賞賛し、たたえ始める。
ネットやSNSでほぼ完成を聞きつけたほぼすべての常盤台生や教師、そして
とある高校の面々が満場一致で拍手を送る。

(これこそが、私から上条当麻への感謝の気持ち、そして、AAAを手放した私の着地点)
(本当に小さな一歩だろう。だけど・・これこそが、私にとってのクリスマスの奇跡)
(臆病な私が、胸襟を開き、告白し、そして彼の日常を必死に自分の仲間とともに
取り戻した)

彼が、上条当麻が私の手をとりそして、深々と礼をする。
そして訥々と心境を語り始める。

「まず初めに、美琴は思い切り美化したけど・・俺はただのレベル0だ」

「成績もさえない三流学校の平凡な普通の高校生」
「美琴が言った数々の戦績は、決して俺一人の力で成し遂げたものではない」
「ここにいる学園都市の多くの人、とりわけ・・」
俺は美琴の目を見つめる。
「美琴には危ないところを何度も救ってもらった」

「それに、美琴は返しきれない大恩と言った。だが・・僧正以来、いつも美琴は
体を張って、俺の為にそして学園都市の為に戦っていた」
「正直、美琴がそして常盤台の皆さんがここまで必死に俺たちの学校再建に取り組んで
くれたことに言い尽くせないほど感謝している」

「俺は・・まず、常盤台中学の皆さんに心から御礼を申し上げる」

俺は美琴の手をとり、自分の思い人となった少女に感謝を心からはっきりわかるように
しぐさで示す。

「そして12月以来全身全霊学園都市の危機為に勇気を振り絞り、立ち上がった、御坂美琴
へ感謝の意を示しそう」

周囲の、聴衆が万来の拍手で同意を示す。
さらに当麻が話を続ける。

「俺から見て、美琴は紛れもなくヒーローだ」
「俺はそんな美琴を心から・・愛している」

俺は美琴の背中に手を回し、抱擁する。御坂美琴の不器用な、だが真摯な思いは、鈍感
大王の心を貫いて彼女の恋心を認識させた。そして、彼の口からはっきりと明確に思い
を聞けた。集まった、関係者の拍手は鳴りやむことはなく、この小さな奇跡を祝福するようだ。その昂揚した気持ちの中で私は当麻に抱擁されながら滲み出る女としての幸せを
心から満喫する。

私は当麻に精一杯の謝意を締めす。
「当麻・・本当にありがとう」
そして、一息ついて、深々とお辞儀をして感謝を示す。

関係者の拍手は、しばらく止むことはない。
今生まれたカップルの将来を祝福するかのように。そしてそのカップルが、混迷する学園都市を照らす新たな光の象徴であることを示すかのように。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12月24日 (土)18時 展望レストラン 特別室

私は、1月の前にあらかじめこの日の為に予約していた特別室に当麻と入室する。
インデックスは、しっかり事情を説明し、納得の上月詠先生と焼肉パーティに
行ってもらった。正直2人には悪いことをしたが、今日だけは当麻と今後を語り
会いたいので、気持ちを伝え相応の費用を負担した上で了解してもらう。

50階の窓の外には、夜景が広がり、東には新宿新都心や東京駅周辺のビル群まで
見える。机の上にはクリスマスケーキと、贅を尽くした料理が運ばれる。

最先端兵器や、駆動鎧、そして生身で10億Vの最大規模の雷に相当する
電力を扱う超能力者であっても、本質は乙女な私、ロマンチックな場所で




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