とある魔術の禁書目録を真面目に考察するスレ　その6

98：■■■■：2014/01/23(木) 21:48:25 ID:s0j9Z3GA: エイワスは、ルシファーとかいう固定名で一括りに出来るような存在じゃないと思うな
あれは唯一神や救世主を引き立てる為の敵対者として作られた存在でしかない
強いて言えば「2001年宇宙の旅」に登場する、
原始人たちが認識するはるか以前に存在していたモノリス(対象a)がエイワスに近いかと

原始人たちは、視覚情報では見えている筈なのに、『それ』を対象として認識出来なかった
『それ』は、いわば無そのものだった
しかしある時、「どういう訳か」石柱状の物体：モノリスとして見えてしまった
自らの常識を超えたおぞましき物体に恐怖のあまり、原始人たちは「a(アー)」と叫び、それが最初の言語となった

モノリスは、原始人を人へと進化させた聖性と、自我を危うくさせる穢性の両面を持っている
神と悪魔は対立する者でなく、表裏一体であるという事
原始人たちの「a(アー)」という叫びは、心理学で棄却(アブジェクション)と呼ばれている
22巻のアレイスター的に言えば、自らのフォーマットで『それ』を当て嵌める事、
今巻のオティヌス的に言えば、自らのフィルターで『それ』を認識する事がそれに当たる

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