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【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part5

7ё:2011/02/24(木) 20:17:56 ID:QYh6cWG6
新レス一発目、投下します。

―――――――――

「最大主教がうちの新入りで殆ど面識の無い飾利と闇咲と直接話し合いたい、ねぇ。その後は本場のイギリス清教の勉強か」
「はい。おかげでスケジュールも大変で当麻お兄ちゃんの高校の球技大会が終わったらすぐにここを発つんですよ」
「私は初春の護衛とあっちに居るうち(天草式)の男共への喝入れです。GWが終わるまでですから二週間空けることになるので不安だったんですけど……」

 第九学区のとあるビルの1階にある応接室、初春とシェリーと対馬はそこに居た。
 1階全てがシェリーの個展会場でつい先ほどまでスタッフと最終打ち合わせを終えた所なので、念押しで対馬が人払いの術式を応接室に展開している。
 ちなみにイギリス清教の勉強のアイディアを出したはキャーリサとヴィリアンだが、そう簡単に会えない初春との思い出作りがメインだったりする。

「シェリーさんがその様子なら私の心配も杞憂かもしれませんね。この調子なら出立前に女教皇と建宮さんにも」
「止めときな。あの2人は私ほど大人じゃあ無い。現に私だって本当は飾利に付いて行きたいのをこうして我慢してるんだぞ」

 シェリーが初春の2週間ほどの渡英に異を唱えなかったのは初春が自分の所へ戻って来てくれる、そして初春分補充と称して自分の膝の上に座らせてギュっとしているからである。
 対馬は思う、シェリーさんでこの様子なら間違いなくあの2人は一騒動は起こしてくれるだろうと。

「でも結局は火織お姉ちゃんと建宮さん、それにシェリーさんは今回の同行は許可されていないんですけどね。ローラさんからの厳命で」
「最大主教が? 何でまた」
「シェリーさん達が学園都市配属になって以来、弛んでいるって話を幾度と無く聞かされたみたいなんです。だからこの際、監察することになってその対象が」
「私達ってことか。弛んでるつもりは無いんだけどねぇ、こっちとしては。飾利を可愛がってるのは弛んでるとは言わねぇし」

 それを弛んでるって言うんですよ、対馬は思わずそうツッコミを入れたかったが相手が相手なので声には出さなかった。
 なので対馬は更に伝えるべき事をシェリーに伝える。

「監察役は2名で期間は私達の渡英している2週間。その間は監察対象の3人は学園都市から出てはいけないことになってます」
「また随分と厳しいねぇ。ところで監察役の2人って誰が来るのかもう決まってるのか?」
「私は直接会った事ないんですけどオルソラさんは確定です。後の1人はまだ決まっていないみたいですよ」

 初春からオルソラが監察役で学園都市に来ることを聞いたシェリー、まともな監察が出来るのか不安に思った。
 とりあえず初春達の渡英と学園都市支部の監査の話を終えた3人は立ち上がって応接室から出ることに(人払いの術式は解除)。

「神裂と建宮には私から言って聞かせるから安心しな。少しの間、寂しくなるけど今は私の作品を楽しんでくれよ、飾利♪」
「光栄です。私と対馬さんがシェリーさんの個展のお客さん第一号だなんて」
「違う違う。飾利が1番で対馬が2番。そこはちゃんと線引きしてもらわないとな」

 かくして大事な話の後で初春はシェリーに抱きかかえられたまま、作品を鑑賞するのだった。
 その2人の後ろを邪魔しないように作品を鑑賞する対馬、ステイルも別件でローラに呼び出されたことを思い出したが静かな雰囲気を壊したくないので後回しにすることに。

――――――――――

 学園都市では午後5時だがロンドンは日本より9時間遅れているのでただ今午前8時。
 朝早くからイギリス清教の女子寮ではオルソラによる監査役1名を決めるジャンケン大会が繰り広げられていた。


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