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【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part5

65ё:2011/03/15(火) 21:18:42 ID:7hnYmf9w
「私、というか先生達は思っても無かったのですよ。私のクラス全チームが決勝に残るなんて。バスケくらいは負けると思ってたんですけどね〜」

 小萌先生ひどっ、上条のクラスの生徒全員が同じことを思っていた。
 しかし小萌のぶっちゃけトークはまだまだ続く。

「そう考えるともう私のクラスの精鋭さんVS相手の決勝進出チームの精鋭さんの1試合で決勝戦やっちゃおうってことになったのです〜。なんかめんどくさいし」
「めんどくさいって何すかそれ! 小萌先生ともあろう方がそんな言葉を吐くなんて予想外にも程がありますよ!」
「上条ちゃんシャラップ。いいじゃないですか、これで勝った方が各種目の優勝もゲットということで。総力戦、響きが何かかっこいいじゃないですか〜♪」

 このアイディア、小萌先生のじゃ無いな、普段はおちゃらけてるがやる時はとてもやる土御門はすぐに察した。
 こんなことを考える教師はたった1人しかいないと踏んでいる土御門は、首謀者たる木山に質問する。

「それで木山センセ、オレ達がやる種目ってのは何なんだ? 球技大会を何だかんだで仕切ってるのはアンタだ、この決勝も当然アンタの仕切りだろう。さ、ちゃっちゃと話すぜよ」
「(初春の言った通り土御門は本当は凄い切れ者だったか)いいだろう。種目はサッカー、試合時間は45分ハーフ。相手への直接攻撃ならびに能力使用が禁止されてる以外は普通のサッカーだ、殆どな」

 決勝の種目がサッカーと聞いて嘆いたのは当然ながらサッカーを選択していなかった者達。
 反対に最初からサッカーを選択していたそれぞれの主力メンバーと思しき者達は、

(成程、昨日の試合終了後に木山先生から全く新しいチームになるかもしれないと仰っていたのはこうゆうことだったのですね。それにしてもアク様と試合とは私は何と幸運なのでしょう!)
「良かったよ〜、他の種目ならどうしようかと思ったもん。これも私や井ノ原くんや真昼ちゃんの日頃の行いがいいせいかもね♪」
「ま、まあな。しっかし花粉症がここまでふぇ、ふぇっくしょん! はっくしょん! へっきしょん! ぶえっくしょい!」
(確かにサッカーというのは運がいいけど真昼さんがこの調子じゃあなぁ……)

 細かい所が違えどもラッキーと思っていた。
 最初は騒いでいた決勝進出者達も1試合で終われるならそれもいいかと思い始め、決勝のスペシャルマッチを受け入れることに。
 生徒全員が納得した所で木山は上条クラスの相手チームのメンバーを発表する。

「上条達の相手チームは僭越ながら私が選抜した。では発表する。エツァリ、ショチトル、削板軍覇、五和、心理掌握、結標淡希、そして【歩く教会】チーム。以上だ」
「【歩く教会】チーム? 一応聞いておきますけどそれってインデックスとかが覆面被ってる変な一だあだだだだっ! か、噛むなよインデックス!」
「違うんだよ! 私は清純可憐なあのインデックスじゃないんだよ! 私はピュアシスター! とうまの言い方はインデックスに失礼って分からないかな!」

 もの凄く久しぶりにインデックスに噛まれてる上条、最初は久々の衝撃に驚いたがすぐに順応してしまった、難儀なことに。
 噛み続けてるインデックスを器用に頭からぶら下げたまま、上条はパッと見で分からない少女が落ち込んでいるのを発見した。

「あ、あの〜そこのお嬢さん。わたくし上条当麻が何か気に障ることでもしたのでせうか?」
「……お兄ちゃん超酷いです。他の人たちはともかく私のことまで超変な一団扱いだなんて……。私はお兄ちゃんと超一緒に遊びたかっただけなのに」
「その喋り方……最愛かよ! ゴメン! 他の連中はともかく最愛は変じゃないもんな。けど俺としてはちょっと嬉しいかな。最愛がここまでして俺と兄妹のスキンシップを取るなんてさ」
「おっ、お兄ちゃんのそうゆう所はお兄ちゃんらしいとは思いますけど相手を超選ぶことを進言します。それと私以外の【歩く教会】の面々が超怒ってることも」

 絹旗は素直に自分のことを気にかけてくれるのは嬉しかったが、思わせぶりな言葉がフラグ立てになることもそれとなく忠告した。
 その後、覆面を脱ぎ捨てた(御坂妹はゴーグル着用)絹旗以外の【歩く教会】チームから集団リンチを受けてる上条を尻目に土御門は自分達のチーム選びについて木山に尋ねる。


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