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【デルタフォース】クラスの三バカの日常Part5

16ё:2011/02/26(土) 21:45:11 ID:iXttW/pQ
「というわけでこちらでの初春さんの護衛はアニェーゼさん、私と一緒に神裂さん達の監察に行くのはアンジェレネさんということで」

 オルソラの言葉でアニェーゼはようやく気付く、当初の目的がすげ変わってることに。
 本当はアニェーゼも学園都市に行きたかったのだがこっちでも噂になっている初春に会いたかったので、護衛はそのまま受けることにした。
 そしてオルソラと同行し、神裂達の監察役の1人になる人物アニェーゼと最後までジャンケンで残ったアンジェレネに決定。

「わーいっ♪ 学園都市の美味しいものがいっぱい食べられるなんてラッキーすぎます!」
「シスター・アンジェレネ、あなたが学園都市に向かうのは必要悪の教会学園都市支部の監察です。遊びに行くんじゃないんですよ」
「わ、わかってますよぅ。で、でもでも、仕事の疲れを癒す為に遊び、食べ歩くことも必要だと思うんです。そうだ! シスター・ルチアに素敵なブラをいひゃいいひゃい!」

 必要悪の教会学園都市支部の監察という目的を後回しにしているアンジェレネの両頬を喝入れの意味を込めて引っ張るルチア。
 そんな大小シスターコンビを呆れた眼差しで見ていたアニェーゼがふとオルソラを見るのだが、

「あちらに着いたら早速皆さんと一緒にアクセラさんと打ち止めさんのバーチャル結婚式の打ち合わせをしなくては。ああ、あの2人の幸せそうな姿、早く拝みたいのでございます」

 主目的を完全に忘れてることを察し、自分の選択肢、間違ったんじゃねーでしょうかと頭を抱えていた。
 ちなみに一打のバーチャル結婚式は既に終わっていることを聞き、オルソラが別のカップルでやりたいと言ってバカップル達を困らせるのはGWの話。
 かくしてオルソラとアンジェレネ、必要悪の教会学園都市支部の監察役として学園都市に赴くことが決定した。

――――――――――

 舞台は再び日本、時刻は午後8時、場所は教会寄宿舎の初春の部屋。
 現在この部屋に居るのは初春、インデックス、ステイル、シェリーの4名のみ。

「初春と闇咲と直接話をしたい、か。最大主教にしてはまともなことを考え……違うな。何か裏があるに違いない」
「考えすぎなんだよステイル。最大主教はよく知らないかざりとおうまのことを知ろうとしてるだけ。悪いことなんて考えてないんだよ」
「インデックス……そう、だね。そうだといいね」

 ローラのことを疑っていないのはインデックスのみ、残る3名は内心では何か企んでるだろうと思っていたりする。
 そしてシェリーはインデックスとステイルに初春が明日からGW終了までの2週間、ロンドンに滞在することを神裂と建宮に言わないように注意した。

「……分かった。けどシェリー、どのみち神裂と建宮、それに君は学園都市に残るように言われてるんだろう?」
「ああ。ま、それに今回は個展があるから私はここを離れられないんだけど」
「でもずーっと秘密にしておくは無理があるかも。だからここはかざり達がここを離れた後でかおりとさいじに説明した方がいいと思うんだけどどうかな?」

 インデックスの提案にシェリーも納得し、その際に自分だけでなくインデックスにも神裂と建宮の説得に付き合わせることを約束させる。
 1つの問題が片付いたのを確認した初春、少し前に対馬から聞かされたことを思い出してステイルに告げた。

「そういえばステイルさんも私達より遅れるでしょうけどロンドンに出向するみたいですよ」
「ステイルが何で! ステイルは何も悪いこともヘマもしてないんだよ! それなのにどうして!」
「お、落ち着くんだインデックス! 僕なら平気だから!」

 自分でも分からないうちに感情が昂ったインデックス、はっと我に返ると顔を真っ赤にして初春のベッドに顔をうずめた。
 ステイルとシェリーは勿論、初春もこのインデックスの行動には驚いたがすぐさま気持ちを切り替えてステイルの件について説明を始める。

「ステイルさんが呼び出されたのはどうやら夏の戦争についてみたいですよ」
「何で僕なんだい? 僕は特に何もしてゲフッ! シェ、シェリー! どうして殴るんだい!」
「てめぇは本当のバカか? 勝手に戦争の開始を宣言しておいて何もしてないは無いだろ」

 売り言葉に買い言葉状態でブレイン相手に戦争することを1人で承諾してくれたステイル、そのことを思い出してばつの悪そうな表情を浮かべた。
 一方で初春は自分の携帯を色々と弄くった後でステイルに渡した。

「というわけで詳しいことについてはご本人から直接伺って下さい♪」
「ご本人からって……最大主教に繋がってるのか、この携帯!」

 そうですよー♪ と楽しげな声で答えた初春を呪う間も無く、ローラのやや怒ってる感じの声が聞こえてきた。


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