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美少女戦士ガンダムーンスレッド

403ガンダムーン番外編:2004/06/05(土) 23:44 ID:ordzV9pY
とある地下室の中。

一心不乱に研究に打ち込んでいる男がいた。

「パプティマス様。例の情報が手に入りました・・・。」
男の側に音もなく現れる桃色の髪の少女。その言葉を耳にすると男は誰ともなく呟く。

「妖魔とガンダムーン、その永劫の戦いの歴史は興味深いが・・な。特にガンダムーン。
その力どれほどのものか・・・」
その男、パプティマス・シロッコ。20代後半の風貌、そして明らかにマッドサイエンティスト
な服装、そして甘いマスク。近頃、外国より転居してきた人物。
「パプティマス様の世界を改革しようとする作戦に仇なすものならば、倒さねばなりません。」
先ほどのメイド服の少女・・・名をサラという。は思いつめた表情でシロッコを見つめていた。

「焦る事はない、サラよ・・・。奴等の力を知り、利用できるようならば利用する・・・フハハハハ!」
シロッコの高笑いが屋敷に響き渡っていた。

その日、阿串図神社の手伝いにいそしんでいたハマーンは境内に漂う異様な気配に神経を
尖らしていた。
(・・・妖魔か?それにしては邪気がない・・・)
その気配の根源。鋭い目つき、隙のない身のこなし・・・だがその男からは邪気は一切感じられない。
その代わりに異様な殺気じみた眼光が周囲の参拝客を威圧している。

「・・・・少し、聞きたいことがあるが、参拝もせずに貴公は待ち合わせでもしているのか?
ならばその・・・参拝客をあまり睨まないでもらいたいのだが。」
 怪しいだけで特に何もしていない男をいきなり怒鳴り飛ばすのは流石のハマーンでも抵抗があった。
だから、出来るだけ相手が気分を害さないように・・・と穏やかに話しかけたのだが。

「貴様がハマーンか。フフ、なかなかの身のこなし、さすがガンダマーズを名乗るだけの事はある。」
男は、何も動かなかっただが、その圧倒的な威圧感が只者ではないという事をハマーンいやマーズは
感じ取っていた。

「お前は・・・妖魔か?」慎重に間合いを取りながら男に問いかけるマーズ。
そんな、マーズの警戒感を嘲笑うように男は話を続けた。
「俺は、ヤザン。フフ、人間さ・・・だが。」手に提げていたアタッシュケースが開かれ
ヤザンとハマーンの周囲の空間が歪む・・・。
「ただの人間じゃない、シロッコ教授の実行部隊という奴さ・・。ガンダマーズお前の実力、
これからたっぷり見させてもらうぜ・・・ハハハハ!」

 歪んでいく空間。ハマーンの意識はそこで途切れてしまった・・・。

もし・・・もし・・・

「ううん・・・」ハマーン自身の感覚では数日の時間が流れたような気がする。
ハマーンは全身の倦怠感に抵抗しながら自分に呼びかけられる声に応えようと
重いまぶたを必死にこじ開けた。

「あ〜やっと目が醒めた。ねえ、気分はどう?痛いところはない?」
(・・・子供の声・・・でも聞いた事がない・・・)
声のする方向に顔を向けたハマーンが見たものは・・・。
「と、飛んでる!!!む、無視に人の顔が・・・妖魔退散!」 
そこには人差し指くらいの大きさの人間が翼をつけて飛んでいる・・・?!
「エル=フィノは妖魔とかいう生き物ではありません・・・。フェラリオという生き物なのですよ。
それはともあれ、貴方は何処から参られました?このバイストンウェルのものではないようですね。
かといってガロウ・ランの者たちでもない・・・そしてその秘められし力は一体?」


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