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美少女戦士ガンダムーンスレッド

373美少女戦士ガンダムーン 第五話 後編:2004/01/29(木) 02:41 ID:GRi8xbs2
「多分だけど、ドロシーが女生徒達に私達を襲わせて生やされたモノから直接、私達のエナジー
を吸い取っていたんだと思うわ。実際、私が達してしまった時、妙な脱力感を覚えたから…」
 ドロシーの企みが分からない二人に、詳しく説明するマーキュリー。
 マーキュリーの読み通り、ドロシーは女生徒達を巧みに操ってムーン達を襲わせ、女生徒達に
生やしたモノから直接ムーン達のエナジーを奪いとろうと考えていたらしい。しかし、生やした
張本人であるドロシーがヴィーナスのあの突然のキスで気を失ってしまい、女生徒達のマインド
コントロールが解けた上、生やしたモノも消してしまった為、搾り取っていたムーン達のエナジー
が戻り回復出来た様だ。
「ムーン! マーキュリー! ジュピター! 大丈夫ですか!?」
 その喋っているムーン達の下に、ヴィーナスが心配そうな表情で三人の安否を気遣い駆け寄って
くる。
「あ、リリーナ…いえ、ヴィーナスでしたわね。えぇ、心配しなくとも大丈夫です」
「そうですか…よかった…」
(まぁそりゃねぇ…いつもの変態妖魔や操られたスケベ親父に比べれば、今回のはぬる過ぎる位
よねぇ…)
 ムーンの言葉でホッ、と胸を撫で下ろすヴィーナスを他所に、いつもコレ以上の事をさせられてる
と考えているジュピターは少し苦笑いを浮かべていた…
「残るは…アナタだけです!」
 ムーン達の無事に安堵したヴィーナスが、今度はシャアに向かってビッ! と指をさし、シャアに
話しかける。
「……」
 無言のまま、シャアはゆっくりと四人に顔を向け、サングラスの角度をクイッ、と調整する。
それだけの行為なのに、その威厳からくるプレッシャーは凄まじく底知れない…
(っ…な、なんて巨大なプレッシャーなのでしょう…!)
(少しでも気を抜けば…)
(あっさりと…やられちゃうって訳ね…!)
(それでも……負けるわけにはいきません!)
 四人が四人、シャアの放つ強大なプレッシャーを直に感じており少々気おされ気味だが、それでも
そのプレッシャーに立ち向かう意思は衰えを見せていない。
「…フッ、今日のところはココまでだな…」
 と、ここでシャアが軽く笑みを浮かべ、意外な台詞を口に出した。
「…?? なんですって?」
「ココまでだ、と言ったのだよ、ガンダムーン。流石の私でも四人では負けはせずとも少々手に
負える…だから、今回は大人しく引き下がるとしよう。ハマーンをこのまま置いていくのは少々
惜しいがな…」
「! ……」
 完全に撤退の意を示すシャア。そのシャアの意外な行動に、四人はただ戸惑っていた。ここまで
強大な力を持つ物がすんなりと退く行為を見せる事に驚きを隠せなかったから…そして、その行為が
脅威なる者の余裕である事も薄々ながら感じていたから…(ディアナはどうか分からないが)
「だが…カタロニアだけは返してもらおうか…フッ!」
 完全に四人の隙を突いて、シャアはクンッ、と二本の指を上に向ける。すると、それだけで
地面からゴオオオオオッ! と凄まじい音を立てて突風が巻き起こり、四人に襲い掛かる。
「!?!? キャアアアッ! す、スカートが!」
「っ!! ゆ、指の動きだけで!? うぅっ!!」
「ウワアッ!! な、なんて威力なのよ!? クッ、ウウウッ!!」」
「クゥゥゥゥッ!! ど、ドロシーッ!」
 巻き起こる突風にたじろぐ四人。そして捲りあがる四人のスカートから秘部が露になってしまう。
「うぅ…や、やっと治まりましたか…」
「……っ! ドロシー、何処に…」
 突風がようやく止むと、シャアの姿と共にチェーンで拘束していたドロシーの姿も跡形も無く
消え去っていた。慌ててヴィーナスはキョロキョロと辺りを見回すも、恐らくシャアに連れ去られて
しまったのか、どこにも見当たらない…


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