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美少女戦士ガンダムーンスレッド

325美少女戦士ガンダムーン 第五話  〜 堕落の戦士達編 〜:2004/01/09(金) 00:35 ID:vIKSStHk
「っ!!」
「…大人しくしていた方が身の為だぞ、ハマーン…」
 シャアは掴んでいる手を手繰り寄せると、強引にマーズの唇を奪う。
「んむぅっ! んんっ! んーっ!」
 唇を奪われたマーズは顔を真っ赤に染めながらも首をブンブンと振りキスから逃れようとするが、
それでもシャアはキスを止めない。それどころか、マーズの口を開かせて舌を口内へと侵入させて更に
深く唇を重ねる…しかし、その乱暴で濃厚なディープキスをされるがままに受け止めていたマーズ
だったが、
「…っ! ……」
 ガリッ、と鈍い音が口の中で響いたと同時に、シャアが少し眉をしかめて唇を離す。その離した口元
からは、血が薄くジワ…と滲んでいた。
「ハァッ…ハァッ…」
 されるがままになっていても、僅かに自制心があったのだろう。マーズは必死に抵抗し、口内に侵入
してきたシャアの舌先を勢いよく噛んだ様だ。
「何故…何故そこまで拒む…」
「五月蝿いっ! お前なんか嫌いだっ! このケダモノッ! 人でなしっっ!!」
 悲愴な表情を浮かべて詰寄るシャアに、マーズは目に涙を溜めながらも必死に暴言を吐いている。
 しかし、この言葉がマーズの最後の抵抗となる…
「ハマーンッ!」
 シャアがハマーンの名を叫んだ後、パシィンッ! と頬を叩く音があたりに響く。
「ぁっ…」
 トサッ、と力なく地面に倒れたマーズはシャアに叩かれた事が余程ショックだったのか、信じられない
といった感じで目を見開き、完全に脱力して倒れている…
「…ウゥ…ック…ヒック…」
 叩かれた頬は少し赤く染まり、ジワジワと痛みが頭の中へ伝わっていく。虚ろになっている瞳からは
痛みと悔しさからかポロポロと涙が流れ、嗚咽を零しながら思う様な言葉ももう出せなくなってしまって
いた…
「…お前には今一度、私の必要性をその身に感じてもらうしか無いようだな…」
「っ!! い、いやぁ…もぅ…やめて、お願い…」
 先程戦っていた時とは全く別人の様になってしまったマーズに、シャアは容赦なくゆっくりと詰寄って
いく。一歩、一歩、詰寄ってくるシャアの存在に完全に畏怖しているマーズは、何とか両腕の力を振り
しぼって身体を後ろへジリジリと後退させて行くが、捕まるのはもう時間の問題だろう…
「こらーっ! お止めなさい! そこの変態グラサン男ーっ!」
 マーズが追い詰められて今にも捕まりそうな状況を目の当たりにしているムーンが、シャアに叫び
かける。しかし、自らも巨乳を曝け出しているムーンがシャアを変態呼ばわりするのも説得力にかける
気がするが…
「くっ! 何とかしてマーズを助けないとこのままじゃ、またいつもと同じ様な展開になっちゃう
じゃない! レイン! 何とかならない!?」
「このクリスタル…そう簡単に壊せる様なものじゃないわ。マーズは力があるから壊せたかも知れない
けど、私達じゃ…それに、今、変身してるのはマーズとムーンだけ…まず、私達も変身しない事には
どうにも…」
 ルーに何とかならないかと言われるも、どうする事も出来ないと冷静に分析するレイン。確かに
変身しているムーンはともかくとして、まだ変身していないルーとレインの二人にこの状況を打破する
のは安易ではないだろう。
「オホホ、変身したいのですか?」
 と、話し合っているルーとレインにドロシーが割って入り込んできた。何かを企んだ表情を浮かべ、
その手にはルーとレインの変身する為のペンが握られている。
「っ! そ、それは私達の…」
「くっそー! 返しなさいよ! この変体女妖魔っ!」
「アラアラ、随分ご挨拶ですわねぇ。せっかく貴方達に返して差し上げようと思ってますのに…」
 ルーの暴言もサラリと流し、変身ペンをちらつかせて意味深な事を言い出すドロシー。


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