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フェイク『男』のチラシの裏
65
:
フェイク『男』
:2005/12/18(日) 00:14:16 ID:KnD8EbzA
170 :フェイク『男』 :04/07/14 01:03 ID:1Iox3Zxn
「キラークイーン」と「シアーハートアタック」は、一つのスタンドでありながら二種類もの利用法があり、
しかもその二つを併用できるという能力を有している。
この理不尽ささえ感じられるほど便利なスタンドが、何故にこのような二つの形態を身に付けたのか。
その理由は本体・吉良の「性質」にある。
知っての通り吉良吉影は平穏な生活を望む殺人鬼だが、彼は理性的な部分ではその殺人癖が平穏を得るに
非常に邪魔なモノであることに気づいている。気づいてはいるが抑えられない。
そこのところの対立する「理性」と「感情」が、そのまま「キラークイーン」と「シアーハートアタック」に引き継がれているようだ。
彼は理性は理性、感情は感情と分けて考え、感情的な「殺人癖」を満たすために理性的な計算を働かせて、殺人と平穏を両立させる。
つまり、自らの精神の感情的な部分全てを「シアーハートアタック」にひっくるめることで、
スタンドの中心である「キラークイーン」の方を極めて理性的に、完成度の高い状態へともっていったのだろう。
理性と感情は人間の生活において常に争い、極限の状況ではしばしば感情が危険な暴走をもたらすのだ。
820 :フェイク『男』 :04/07/09 00:47 ID:tnK/8vY7
SBRのキャラクターの一人、ポコロコは「異常な幸運の持ち主」として、あの奇々怪々な連中と張り合っている。
ポコロコの「幸運」は彼のスタンド(とは本編では呼ばれていないが)によるものなのだが、
何故わざわざスタンド(らしきもの)を持ち出す必要があったのか。それは一言で言えば「理由付け」だ。
あらゆることには「理由」がある、だから理不尽なほどの「幸運」にも理由が必要なのだ。
体内に虫を飼ってそれを操る、程度なら適当な「技術」をでっち上げることも出来るだろうが、
「幸運」は超能力でもなければ説明が付かない。
そして、どんなに理不尽な出来事にも必ず「理由」はある。
理由が無ければ、究極的な話、全てはあやふやでデタラメな混沌に堕してしまうだろう。
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