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フェイク『男』のチラシの裏

64フェイク『男』:2005/12/18(日) 00:14:01 ID:KnD8EbzA
231 :フェイク『男』 :04/07/16 01:14 ID:1xzRva+F
一時は運命すらも味方につけたプッチ神父の敗因は、神父自身が感情を捨てられなかったことにある。
「下らない感情で動いてるんじゃあないッ!」「無償の愛とは天国へ行くための見返り」「人は恥のために死ぬ」
などの台詞の通り、神父の性格は「人間の感情を否定すること」に一貫している。
しかし、神父自身が単なる感情から来る「情け」をかけた弟の能力が、結果的に直接の死因となってしまったからだ。
人々が自分の未来を全て知っている「天国」においては、
未来に起こる出来事が全て判り、あらかじめそれに対して心構えが出来るということになる。
これはつまり、悲しみや苦しみといった負の感情の否定であるとともに、激しい喜びや楽しみといった良い感情も否定している。
プッチ神父が目指した「天国」は、そういった「人間から感情を排した世界」だったのだろう。
(あるいは、吉良の言うような「植物のように平穏な感情」かもしれない)

171 :フェイク『男』 :04/07/14 01:04 ID:1Iox3Zxn
ケンゾーのスタンド「ドラゴンズ・ドリーム」は、東洋的な哲学を伴う能力だ。
聞きかじりの知識だが、西洋の科学が「謎の原因を追求し、それを解き明かすこと」を重要視するのに対し、
東洋の科学は「自分が何故それを謎と考えるのか、それを謎でなくするためにはどうすればいいか」を重視するのだそうだ。
「ここを出獄できずとも囚人全員がみなワシの後をついてくる!」という台詞からも判るとおり、
彼は自分に降りかかる「運命」を超えようとは考えず、与えられた状況の中で最上の幸福を手に入れようとする。
「知性」というものは人間に備わった素晴らしい性質だが、それは絶対的なものではないし、一面的なものでもないということだ。


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