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フェイク『男』のチラシの裏
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:
フェイク『男』
:2005/11/29(火) 21:04:14 ID:T3TywN96
708 :フェイク『男』:2005/03/30(水) 20:27:33 ID:omP/cVzX
無差別攻撃型のスタンド能力というものは、それ自体が自分の思想を周囲に押し付けようとする本体の精神性を表している。
そんな中、「ザ・グレイトフル・デッド」というスタンドは無差別型の能力にしてはかなり紳士的な性質を備えていると言える。
老化の能力は派手に動いて体温を上げた者に大きな効果を発揮するということは、
逆に言えば巻き込まれた一般人などもじっとしてれば助かるかもしれないということだし、
記憶力が老化するために事件の後は人々の記憶も薄れ、異常事態への恐怖も長くは残らない。
また、老化という能力自体や本体の言動からは、彼の生と死に関する厳格ながらも筋の通った考え方を見ることが出来る。
ザ・グレイトフル・デッドの本体プロシュートは、非情ではあるが決して非道な人物ではないということだ。
703 :フェイク『男』:2005/03/30(水) 20:21:29 ID:omP/cVzX
「逃げるんだよォ! スモーキーーーーッ!!」(ジョセフ)
「ジョースター家には伝統の戦い方が一つあってな……それは『逃げる』」(承太郎)
「オレと、このオレの愛馬は生まれついての『逃げ馬』だ」(ジャイロ)
ジョジョ(やSBR)では、「逃げる」という行為それ自体は否定的には描かれていない。
戦いそのものを放棄するのではなく、戦術の一環としてならば充分認められた戦法として捉えられているようだ。
ひょっとしたら、この世に「運命」のような真正面からでは決して勝てない相手があるからこそ、
力任せではなく小細工で何とかしてしまおうという荒木の心意気なのかもしれない。
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