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フェイク『男』のチラシの裏
207
:
フェイク『男』
:2008/05/12(月) 21:41:46 ID:coMRgn76
687 名前: フェイク『男』 投稿日: 2008/05/12(月) 21:24:49 ID:f8t2UZu0
過去の罪、特に被害者も遺族も既に存在しない罪は、どうやって償えばいいのだろう?
法的な罰を受ければ、それで罪悪感は消えてなくなるのだろうか?
そういった取り返しのつかない罪を克服するためのスタンドが「シビル・ウォー」であると考えられる。
自分の心の中だけに存在するために、自分自身にもどうしようもない罪悪感を幻影として「実体化」させることで、
ただ己の罪に怯えるだけでなく、例えばスタンドを使って幻影を操ったり、更には幻影を他人におっかぶせたりといった、
現実的な解決手段を模索できるようになったのだろう。
686 名前: フェイク『男』 投稿日: 2008/05/12(月) 21:23:13 ID:f8t2UZu0
C-MOON戦での徐倫やシビル・ウォー戦でのジャイロの判断を見る限り、
遠隔操作型のスタンドは本来あまり精密に動けるものではなく、格闘などで近距離型のスタンドと戦う場合には、
本体がその光景を(遠くからでも)観察することで、スタンドと本体の二つの視点から状況を判断するのが効果的なようだ。
685 名前: フェイク『男』 投稿日: 2008/05/12(月) 21:21:59 ID:f8t2UZu0
かつて運命を操る象徴として各部のラスボスに存在した時間操作のスタンド能力を、
物語の途中で、敵の親玉の部下として、しかも発動の条件に制限のかかった状態で登場させた七部は、
即ち、運命に対する人間賛歌を六部で完結させた上で、それよりも更に重要なことを描こうとしているのだろう。
時間を操り運命を支配できることすらも、その偉大なものに比べれば前座扱いに過ぎないということだ。
七部の時間操作系スタンド使いであるリンゴォのスタンドは(単行本の記述からして恐らく)
本体の「思想」が原因となって、腕時計の針を動かすという発動条件がかかっていたようだが、
これもまた「思想」の追求のためには運命を支配することなど二の次だということの表れだと考えられる。
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