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架空の軍隊がファンタジー世界に召喚されますた 2

349タイフーン ◆sePHxJrzaM:2007/07/20(金) 23:28:32 ID:eImMvDlU0
4 創世暦987年 11月1日 ガルデシア首都 ブルドベルーム

 <<第九十六魔道歩兵隊と第百二十七魔道歩兵隊の魔道石抜き出し作業は一時間後を予定。各員は準備を怠るな>>
 <<マンティコアのマナ充填率は六割。充填終了予定は未定>>

 格納庫の中では兵士たちが慌しく動き回っていた。
 魔道歩兵の胸部からコアが取り出され、別の魔道歩兵がそれを運んでいく。
 
 「聞こえますか?デルフィアス」
 「閣下・・・」

 尊敬する殿下の声に、マンティコアのコックピットに収まるデルフィアスはぼんやりと目を開けた。

 「おはようございました」
 「おはようござい・・・ました?」
 
 明らかに合っていない言葉に、アカーヤは眉を顰めた。
 デルフィアスは"人間をやめた"―――いや"やめさせた"とは言え、ここまで酷いとは思わなかった。

 「生体核化しているので少々・・・」
 「なるほど」

 副官の言葉に納得した後、アカーヤはコクピットのハッチを閉めさせた。
 臭いものには蓋をしておくのが、最も良心的な方法だ。


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