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架空の軍隊がファンタジー世界に召喚されますた 2

335タイフーン ◆sePHxJrzaM:2007/07/15(日) 23:17:39 ID:eImMvDlU0
 同じベルカ軍に籍を置いていた"大馬鹿野朗"のせいで、ヒレンベランドは空を飛べるまでかなりの時間を必要とした。
 幸い彼は政治や思想に全く興味を持たず、ただ単に空で戦いたくて軍にいたようなものだったから、檻に放り込まれるようなことは無かった。

 「貴方を戦犯容疑で事情聴取するなんて馬鹿のすること―――違うかしら?」
 「少なくとも、あんたは馬鹿には見えない」

 少佐は言葉を返さず、部屋の電気を消す。
 ブリーフィングに使用するスクリーンに、マクミリィ海岸地帯の地図が映し出された。

 「実は先月、我が軍の調査隊がマクミリィ海岸地帯で消息を絶ったの」
 「しかし、海岸地帯はもうこっちの配下じゃありませんか」
 「ええ。でも、予想外のことは起こるもの」

 地図が移り変わり、黒焦げたヘリの残骸が映る。

 「調査隊はヘリの墜落時に全員が死亡。それだけなら問題はないわ」
 「随分冷たいことを言う人だ。ちょっと幻滅しましたよ」
 「問題は機密書類の入ったブラックボックスがガルデシアの手によって持ち出されたこと」
 「機密書類?」

 また画面が切り替わる。
 今度映されたのは、巨大な塔に似たレーザー砲、白塗りにされた巨大な航空機等だ。


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