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架空の軍隊がファンタジー世界に召喚されますた 2
166
:
タイフーン
◆sePHxJrzaM
:2007/04/21(土) 00:27:45 ID:eImMvDlU0
<<何もしないんだな。期待はずれだ>>
<<シュネー5、それは問題発言だ。聞いてないことにする>>
オーシアとの戦いで熟練パイロットの多くを失ったユークには機体を作る工業力こそ残っていたが、国には乗せるパイロットもパイロットを育成する教官も残っていなかった。
戦争が終わった後もユークの周辺諸国では民族紛争や政権転覆が頻繁に起きており、ユークは軍縮を行いながら人材を収集する困難な作業を強いられることになる。
そこで上層部は、かつて世界中で戦ったパイロットや人材を積極的に受け入れることで状況を打開しようと考えた。
ヒレンベランドはその典型だ。
彼の場合、ベルカ空軍に身を置きながらも政治的無心であることから戦犯を逃れており、ユークが雇用するに打って付けに人物だった。
ヒレンベランド自身ベルカ戦争時のエースということで周囲のやっかみを感じていないわけではなかったし、彼の中の戦意は今だ衰えていなかったらしい。
<<シュネー3、5、私語は慎め>>
オーカ・ニエーバに比べて冗談の一つも言えない堅物の空中管制官も、元々はオーシアの人間だ。
彼はベルカ残党へ協力した嫌疑で軍を追われ、それ以外いも色々と理由があってここにいる。
兵士たちの間では、片羽や鬼神も加わっているというのがもっぱらの噂だ。
オーシア、ユージア、ベルカ、ウスティオ、サピン、その他多くの国から、それぞれの理由を胸にかつての英雄たちが同じ戦場で翼を共にしている。
<<しかし、奴はベルカ人だ。何をしでかすか・・・>>
<<隊長に限ってそれはないぞ。楽しんでる>>
<<一応、仕事なんだよ・・・これも>>
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