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架空の軍隊がファンタジー世界に召喚されますた 2
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:
タイフーン
◆sePHxJrzaM
:2007/03/14(水) 22:41:21 ID:eImMvDlU0
4 創世暦987年 10月29日 エルスランド ボーリグ ユークトバニア陸軍 エルスランド難民キャンプ
「何か考えごと?」
「いえ・・・。空は元の世界と同じなんですね」
少佐に聞かれて、ジュネットはそう答えた。
漆黒の夜空には数え切れないほど多くの星が輝き、時折流れ星が駆け抜けていく。
「言われてみればね。誰も口にはしないけど」
少佐が大して面白くなさそうに言った後、ジュネットは続けた。
「昔あるパイロットから聞いたんです。人は死ぬと、魂は星になって夜空を輝かすんだって」
「ロマンチックな話ね。もしかして、口説いてるのかしら?」
「いや・・・そういうわけじゃ」
「あら、残念ね」
冗談めいた様子で少佐は笑う。
嫌味の無い微笑みだが、その裏にあるものを考えるとジュネットは寒気がした。
「ガルデシアの姫君が元々エルフの仲間だった、と聞いたら驚きますか?」
「驚かないわね。それを言ったら、ウスティオや旧ノースオーシアの人だって元々ベルカ人になるわ」
どうして仲間同士殺しあうのか。
そうジュネットが聞くと、少佐は少し寂しげな表情をした。
「みんな馬鹿な生き物なのよ。色んなものを失って初めて気付く。あなたの国と戦争をしたときがそうだったわ」
「ええ・・・同感です」
「でもね、大切なことに気付いた時、前へ進めるの。もっと遠く、高いところへ」
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