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フリーミッション『前略、』

1『前略、』:2008/04/23(水) 00:59:52

導入なんて要らない。

詳細は >>2

593『そのままの君で』:2008/06/29(日) 23:14:16
>>591-592

『しゅぁぁぁああああ』

『ステア』の『水塊』が、追い立てるように
『二匹』の周辺に待機すると、『二匹』は
『ふすま』の方へ後退していくように距離をとる。
スピードとしては『水塊』より『壷ヤドカリ』の方が
早いので単純な『水塊』のままだと捕らえ辛く感じる。

ふと、『ステア』は『水塊』にわずかだが『粘り』を感じ始める。

『ノギシ』は警戒を続ける。

594ノギシ『ターネイション』:2008/06/29(日) 23:29:37
>>593
「キッチンの『壺ヤドカリ』は元々潜んでいたようですね。
 こちらに現れる気配がありませんし。」

595ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/06/29(日) 23:48:19
>>593
「ン……? これは……まさか」
 
『粘り』を感じる部分を手元に持ってきて『味』を確認する。
 
(多少予想外の事態ですが……しかし)
 
それとは別に、『水塊』を破裂させる様に大きく広げ、部屋を分割する壁にする。

__ふすま___
           |
           |
           |
━━━━━━━ |
           |
           |
 ̄ドア ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

このように。『壁』=━には、破裂させたどさくさに
光の屈折で見えなくなる『イメージ』を投影しておきます。
あとは『ふすま』側に『壁』を押し込んでおけば、『壷ヤドカリ』を捕獲できる筈です。
『水塊』の『粘り』はどの程度になっているか分かりませんが、
その『粘性』はむしろ捕獲に有利になってくれる筈です。

596『そのままの君で』:2008/06/30(月) 00:09:00
>>595-596

『水塊』は『壁』となり、そして『不可視』となった。
『ふすま』の隙間に逃げようとする『壷ヤドカリ』は
『網』のように張られた『水壁』のトラップに触れた。

(ここで使う『水塊』は『壷ヤドカリ』を
追い詰めた分量のもの、という判定で行い、
『マジックミラー』分は確保したままの状態。
異論があれば修正レスを)

そして『水塊』は、やや『甘い』。

597ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/06/30(月) 00:39:52
>>596
「『甘い』……? 『塩』だけじゃないんですね。
 見たものに『調味料』を湧き出させる能力……って感じでしょうか。
 まさか、このまま『さしすせそ』が出てくるのでは?
 ……そう考えると『憂鬱』です。
 『醤油』や『味噌』は服の『シミ』になります……」
 
出来れば逃がしたくはありません。
『壁』を『渦』へ変えて二匹の『壷ヤドカリ』を『水』に取り込みたいです。
『水塊』は半分に分けても250lはあります。
10cm程度の『壷ヤドカリ』に対してなら、十分な水量でしょう。
 
ところで、目の前の『壷ヤドカリ』と『キッチン』に居た『壷ヤドカリ』。
外見的な差異はありませんか? 特に『壷』のあたり……。

598ノギシ『ターネイション』:2008/06/30(月) 22:25:29
>>596-597
「水はいつでも追加できますから。
 塩味・甘み・酸味・苦味・うまみかもしれませんね。
 『スタンド』によるものと考えると『酢』―強酸性かもしれません―が心配です。」

猫のいた部屋の『お菓子』はどんなものだったのだろうか?
原料に戻して、炭酸水素ナトリウムを入手したい。

599『そのままの君で』:2008/07/01(火) 06:06:34
>>597

『しゅうゥゥゥゥゥゥ ぴちゃぴちゃ』

上手い具合に二匹の『壷ヤドカリ』を捉える『水壁』。
そのまま『渦』となり、『壷ヤドカリ』の動きを封じた。
『壷ヤドカリ』はそれぞれ微妙にデザインが異なり、
よくよく見ると、今回捕まえたものには
『参』と『陸』という小さな漢字が刻まれている。

>>598
『お菓子』は『せんべい』。
一旦、前の部屋に戻り原料に戻すという事でいいのだろうか?

600ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/01(火) 08:30:41
>>599
「よし……しかし、この『壷』の『数字』は?
 あと最低3体は居るという事でしょうか……」
 
黒く濁らせていた『渦』を一度透明に戻して、
『キッチン』に居た『壷ヤドカリ』の数字を確かめる。
壱か、弐か、肆か、伍か、もしくはそれら以外の数字でしょうか?
確認したら、今回捕まえた『壷ヤドカリ』の『渦』と合流させ、
再度黒く濁らせておく。
『余分』な『水』は手元の『ドーム』に回収しておきますが。
 
その後は『ふすま』の方を警戒しながら、『ノギシ』が戻るのを待ちます。

601ノギシ『ターネイション』:2008/07/01(火) 20:31:10
>>599-600
(…『せんべい』に重曹は使いませんね。
 また別の方法を考えましょう。)

時を戻して、本体に付着していた食塩を得る。

602『そのままの君で』:2008/07/01(火) 21:01:38
>>600

『キッチン』の『壷ヤドカリ』には『壱』という漢字が見られた。
『ステア』は、『渦』を合流し、
『三匹』を『渦』の中に放り込んだままにした。
『渦』は黒く渦巻いている。

>>601
『ノギシ』は、今回、調子が悪いのか、

<『ターミネイション』の『能力』は、
『スタンド』および対象に付与された
『スタンド能力』に対して『効果が無い』>

事を思い出した。

603ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/01(火) 21:34:29
>>602
「『壱』……やはりあと3……?
 『油断』は禁物でしょうが。
 ……『見る』事で発動する能力。
 数は脅威です……。
 
 ……開けます。準備はいいですか?」
 
『ノギシ』の返事を待って、『ふすま』を開ける。
『ふすま』を開けると同時に、そこを『水』の『マジックミラー』で塞ぐ。
使うのは、>>600で書いた『余分』な『水』(『渦』から抜いても維持に支障ない範囲の水量)
を使うつもりですが、『壷ヤドカリ』が逃げ出しそうなら『ドーム』のものを使います。
 
『ふすま』の向こうの部屋はどんな様子でしょうか?

604ノギシ『ターネイション』:2008/07/01(火) 22:45:37
>>602-603
「一番奥が老婆の寝室なんでしょうか。
 多分そこが目的地なんでしょうが…」

605『そのままの君で』:2008/07/02(水) 06:19:11
>>603-604

『ガッ』

『ふすま』を開け、
『水』のマジックミラー越しに中を観察する二人。

正面にはまず『仏壇』と『タンス』が見える。
左側には『窓』、右側にはまたもや『ふすま』があり、
その『ふすま』は開け放たれている。
右側の『ふすま』の奥は角度的にあまり確認できないが、
奥からは例の『壷ヤドカリ』音が聴こえてきている。

606ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/02(水) 19:07:55
>>604-605
「ここは『仏間』でしょうか……?」
 
正面の『仏壇』に、『老婆の夫』の『位牌』はありますか?
あるとしたら、多分真新しいものだと思いますけど。
 
「とにかく、踏み込んでみましょう。
 『壷ヤドカリ』が、また『物陰』に潜んでいる可能性があります。
 …………注意してください」
 
『水』を『ドア』のように(下図)開きながら部屋に踏み込む。
 
  \     \=『水マジックミラー』
 ̄    ̄
これで右側からの『視線』は防ぎつつ、奥の部屋を確認できる。
『窓』側に対しては手薄になりますが、
『ノギシ』に任せておけば大丈夫でしょう。
自分は、恐らく『奥の部屋』にいる筈の『壷ヤドカリ』への対応に集中します。

607ノギシ『ターネイション』:2008/07/02(水) 22:00:24
>>605-606
「『寝室』が一番奥というのは不便なものですが…」

(6つの味…最後は『無味無臭』?)

608『そのままの君で』:2008/07/02(水) 22:20:25
>>606-607

『ステア』は、『位牌』を確認する。
『老婆の夫』と思われる新しい『位牌』はないようだった。

ゆっくりと踏み込んでいく『ステア』。
『水マジックミラー』は『右』のふすまからの
視界を遮るように『ドア状』になっている。

そして、中へ入り奥の様子を確認しようとしたその時…………。

『モクモクモクモクモクモクモクモクモクモクモクモク』

踏み込んだ『和室』の床、『畳』から白い『煙』が立ち昇り、
『ステア』と『ノギシ』の『視界』を遮っていく……。

609ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/02(水) 23:51:37
>>608
(位牌は無い。単に行方不明だからでしょうか?
 それとも状況証拠だけでは、『夫の死』を認める事が出来ないのか)
 
「ム……『煙』? どういう事でしょう?
 巻かれると『ヤバそう』って事だけは確かですけど……
 
 とりあえず、後退するしかないですね。
 『換気』してしまって、外の人達に『火事』とでも思われると厄介です」
 
手前の部屋に戻り、『水』で出入り口を塞ぐ事で『煙』の流入を防ぐ。
戻る際に、指を水で濡らして『煙』に触れておきます。
『煙』が燃焼ではなく、『埃』や何かの『粉末』が舞い上がったものなら、
指に何かしら付着する筈です。

610ノギシ『ターネイション』:2008/07/03(木) 20:55:19
>>608-609
「『水蒸気』なら、『辛味』の反映としての『熱』…?」
『壺ヤドカリ』の色は異なっているのだろうか?
部屋から出る。
ネコは近くにいますか?

>>>>>>>>
『煙』は実体化しているのだろうか?
スタンドによる塩を、スタンドとは関係のない水で落としたとしても塩が付着した状態まで戻せないということは、
一度スタンドの影響がなくなった場合、スタンドが最初から関係していない状態に巻き戻るのだろうか?

611『そのままの君で』:2008/07/03(木) 22:00:51
>>609-610

『ステア』は、撤退しようとする……。

が、その時。

『グルゥッ』

『足元』に『泥』のような滑りを感じ、
大きく転倒してしまう『ステア』。
そんな『ステア』を白い『煙』が覆う……。

『ぴしゃぁぁぁぁぁぁあぁあああああああああああああああああああああ』


『ノギシ』は『ステア』の更に真後ろで警戒していた為、
『仏壇』の部屋には殆ど入っておらず、『煙』に撒かれる前に
『前』の部屋まで戻る事が出来た。
『猫』は『ステア』の元を離れ『ノギシ』の足元に居る。
どうやら先ほどから起こる不可思議な出来事に怯えている様子だ。
『煙』は実体化している。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
いまいち質問の意図がつかめないが、

一度(対象から)スタンド能力の影響がなくなった場合、
(仮に対象にスタンド能力が影響していた時期に『時間』を戻しても)、
スタンドが最初から関係していない状態に巻き戻るのだろうか?

という質問なら、『スタンド能力』が何らかの理由で
影響しなくなったのならば、それが『時間変化』で、
影響する状況に戻る、という事は今回は無いので、一応はYES。
ただ『最初から関係していない状態』というわけではけしてない。

612ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/03(木) 22:32:53
>>611
「ひあっ……!? グ……何なんですか。
 まさか、本当に『味噌』ですか?
 だとしたら、確実に服が汚れましたが……畜生」
 
転倒した体を起こしながら、
自分が足を取られた『泥』のようなものが何なのか確認する。
触った感触や匂いなど。それと、『温かい』かどうか。
もし『温かい』なら、『煙』は『泥』のようなものから出た『湯気』なのかも。
 
まあ、違うかもしれませんが。
とりあえず、それと確認と同時に、『水』の一部を自分の眼前に漂わせておきます。
『煙』による『水』への影響を見るのと、『水』の維持が目的です。

613ノギシ『ターネイション』:2008/07/03(木) 22:57:11
>>611-612
「また変な物が…」

(『塩』で固めたのは『孫』と誤認したとして、今回は護身でしょうか?)

畳をイグサに戻し、『泥』?の水分を根から吸収させることは可能だろうか?

614『そのままの君で』:2008/07/03(木) 23:25:19
>>612-613

『ぴしゃぁぁぁぁぁぁあぁあああああああああああああああああああああ』

『ステア』は、先ほど聞こえたこの音が、

『制御不能』になった『水』が床にばら撒かれる音だと認識した。

『白い煙』に視界を覆われた為、今現在の全ての『水操作』は解除された。

『煙』に撒かれながらも、『泥?』を確認する『ステア』。
この感触、この匂いには覚えがある。『味噌』…いや『生糠』だ。
特に温かくは無く、『煙』は『畳』、そのものから出ているような気がした。


『ノギシ』は、『畳』に対して能力を使おうか思案する。
おそらく、イグサに戻し『根』を張らせ、そのイグサを生長させ、
その過程で『水分』を使う、という形なら『水分』吸収は
可能ではないかと思われた。ただし、『畳』はいつ作られたもの
かも分からず、かなりの年数の試行錯誤が必要かと思われる。

615ノギシ『ターネイション』:2008/07/03(木) 23:46:07
>>614
「あぁ、『漬物』です…
 6種類…何がありましたっけ?
 果実酒も広義の『漬物』ですが――『鮒寿司』とか。
 …回り込みたくなりました。」

スピード:Cなら、35回(年)抜き出すのにどれくらいかかるのだろうか?

616ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/03(木) 23:51:05
>>614
(……『塩』、『砂糖』、『生糠』。
 どうも、勘違いしていたようですね……『壷ヤドカリ』の能力。
 そして……とんでもなくヤバい状況になってしまったようです……ッ!)
 
「『ノギシ』さんッ! 『水』が解除されましたッ!!
 『壷ヤドカリ』が解放されます……『捕獲』、いや叩き潰してッ!!」
 
叫んで『ノギシ』に危険を伝えておく。
自分は手元にある筈の荷物から『カメラ』を取り出しながら、
四つんばいで『奥の部屋』へ向けて移動したい。
とりあえず、『ドア』が崩れた『水』を手で探れば方向は分かる筈です。

617ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/04(金) 00:42:08
>>614>>616訂正及び追加レス
(……『塩』、『砂糖』、『生糠』。
 どうも、勘違いしていたようですね……『壷ヤドカリ』の能力。
 そして……とんでもなくヤバい状況になってしまったようです……ッ!)
 
「『ノギシ』さんッ! 『水』が解除されましたッ!!
 『渦』の『壷ヤドカリ』が解放されます……『捕獲』、いや叩き潰してッ!!」
 
叫んで『ノギシ』に危険を伝えておく。
自分は手元にある筈の荷物から『カメラ』を取り出しながら、
四つんばいで『奥の部屋』へ向けて移動したい。
とりあえず、『ドア状』の『水』が崩れてばら撒かれた方向を手で探り、
そちらへ向けて移動すれば、それが『奥の部屋』の方向の筈です。

618『そのままの君で』:2008/07/04(金) 14:50:21
>>615

現在、『ノギシ』は『仏壇』の部屋からやや後方に戻っている。
猫も一緒に居る。『白い煙』は『ノギシ』の居る部屋にも
少しずつ入り込んできてしまっている。
まだまだ『ノギシ』の部屋の視界は確保出来ているが
『仏壇』の部屋の状況はすでにかなり分からない。

そんな『ノギシ』は『ステア』の叫び声を聞く。

『カサカサカサカサカサカサカサカサカサ』

それとほぼ同時に、『ノギシ』の近くで
『壷ヤドカリ』の動く音がする。見ると、
おそらく『ステア』が『確保』していた『壷ヤドカリ』だろう。

『三匹』。
『三匹』は、何を思ったか『おんぶ』をするかのように
一匹に二匹が飛び乗って、『一塊』で移動している。
                        
  『ギラリ』。

『三匹』の『視線』がパワーを集中させるかのように、
一斉に『ノギシ』を捉えているような気がした。
そして、『ノギシ』は自らの身体が再び『白い粉』、
『塩』で覆われていくのを発見する。
覆われるスピードは先程より、かなり『早い』。

『ノギシ』は『状況』が『危険』な『領域』に入りつつある事を感じた。

(35年分抜き出すのにはおよそ10秒かかるのではないかと推察される)

619『そのままの君で』:2008/07/04(金) 14:52:05
>>616-617

『ステア』の視界は『煙』で殆ど覆われている。
手元の荷物を手探りで探り、『カメラ』に手をかける『ステア』。

ここまで来たら『武器』を失っても前進あるのみ。
そう判断したのか、『ステア』は『奥の部屋』へと匍匐前進で進み始めた。

『水』はかなり『畳』に吸収されている様子だ。
濡れた様子は分かるが、広範囲に散らばってしまっており、
仮に『視認』出来るようになっても、現在散らばっているものでは
先程のような大量の水の確保は難しいと思わせた。

『カサカサカサカサカサカサカサカサカサ』

そんな『ステア』に窓際から急速に近づいてくる
『壷ヤドカリ』の足音が聞こえた。

『強大な武器』を失った『ステア』は慎重に動かなくてはならない。
そう感じている。

620ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/04(金) 17:47:34
>>619
(……こっちに向かってきている。
 『壷ヤドカリ』はこの状況でもこちらが見えるのか?
 いいえ、恐らく『音』を頼りにしている……そう思いたいものです)
 
既に足元には『生糠』はないでしょうか?
無いなら、音を立てないよう慎重に立ち上がる。
立ち上がるかどうかに関わらず、『ショルダーバッグ』を
先ほど『仏壇』があった方向に投げ捨てておく。
 
『ショルダーバッグ』が落ちればそれなりに大きな音がするでしょう。
『壷ヤドカリ』の足音がそちらに行かないか、
注意しつつ、更に『奥の部屋』へ向かって移動したい。
もしも、移動の最中に、前方の『煙』が
薄くなっている様子が確認できたら、そこで一度立ち止まる。

621ノギシ『ターネイション』:2008/07/04(金) 23:19:06
>>616-620
「燻製の煙…?貯蔵食品ばかりですね。
 こちらは『くさや』でも作りましょうか。」

携帯電話のリチウムイオン電池に『4年=1秒』こめ、経年劣化させてリチウムを析出させる。
窒素と反応して窒化リチウムになり、さらに水で分解されて、アンモニアの煙になる。
これを目くらましに『壺ヤドカリ』へ殴りかかる。
アンモニアと同時に水酸化リチウムも発生するので、足場も崩せるだろう。

622『そのままの君で』:2008/07/05(土) 00:20:00
>>621

申し訳ないが、様々な理由(主にGMの知識不足)で
正確な判定が困難なので、
以下の要望に応えてもらえるとありがたい。

1.『電池』の『時』を経たせるのに、
どこから引き出した『時球』を使っているのだろうか。

2.そもそも『四年』の『経年劣化』で『リチウム』析出されるのだろうか。
また、析出され、主張したような化学反応が起こるとして
『アンモニア』の煙はどの程度の量出ていくのだろうか。
『水酸化リチウム』はどんな形状(固体・液体・気体)で
どの程度の腐食性があるのだろうか?
(足場を崩せる、とあるが、まずダメージを受ける可能性が高いのは
携帯電話、および『ノギシ』自身だと思うがどうか)
2の問いには出来れば『ソース』が欲しい。

ちなみに今の『ノギシ』と『壷ヤドカリ』の距離は、
テーブルを挟んで3mほどである。

623ノギシ『ターネイション』:2008/07/05(土) 21:26:51
>>622
リチウムの量を推測するのは困難なので、行動をキャンセルする。

『ターネイション』で身体を濡れた状態にし、時間を稼いだ後、『スケッチブック』をパルプ懸濁液に戻す。
126.5g/m^2、A4で24枚、174.2664gなので、0.15%として約120kgになる。
懸濁液はこちらにも流れるだろうから、その勢いを利用して廊下へ出る。

http://www.offinet.com/detail/sid/10269972/cat/0075266/
http://www.jisc.go.jp/app/pager?id=15524

624『そのままの君で』:2008/07/05(土) 21:57:32
>>620

『ステア』が手探りすると、まだ『糠』の
ヌルヌルとした感触は手元に残る。
 
         パァンッ

それと同時に、『ショルダーバッグ』を『仏壇』の方に投げる『ステア』。
と、『壷ヤドカリ』の足音はそちらの方へカサカサと向かっていく。
わずかだろうが、時間稼ぎにはなったようだ。

『糠』がある為『匍匐前進』で進む『ステア』。
服は落下した水と『糠』が付着し、グチャグチャになってしまっている。

『白い煙』は、主に先ほど『ステア』が『水のドア』を
作成した場所から出ていたようで、前方の『煙』は
だいぶ薄くなって見えている。

625『そのままの君で』:2008/07/05(土) 22:03:31
>>623

『ノギシ』は、『スケッチブック』を『パルプ懸濁液』に戻す。

『バッシャァァァァンッ!!』

『風呂桶』半分程度の『パルプ懸濁液』が作成され、
『ノギシ』を濡らす。だが、その程度の量では、
その勢いにより身体を流す、といった事は不可能だった。

『塩』は『パルプ懸濁液』発生時の衝撃からか、
今現在においては、その勢いを弱めている。
『壷ヤドカリ』三匹セットは、引き続き、『ノギシ』から
離れ、カサカサカサ………と様子を見ている。

626ノギシ『ターネイション』:2008/07/05(土) 22:19:02
>>625
走って廊下へ出、ふすまを閉める。
『鉛筆』を積み重ね、『木』に戻してバリケードを作る。
客間(?)へ移動する。

627ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/06(日) 00:48:35
>>624
(グチャグチャ……状態としては最悪ですね。
 クリーニング代は誰に請求すればいいのかしら)
 
「とにかく……よし」
 
『生糠』に注意しながら立ち上がり、『わざと』大きな音を出しながら、
『奥の部屋』に突っ込みます。
視界も開けてきましたし、そこにあると分かっていれば、
『生糠』に足を取られるようなヘマはしなくてすむでしょう。
 
そして『煙』を抜けると同時に、チャージしておいた(>>617)フラッシュを焚き、
その光量でこちらに注意が向いている者の目を眩ませる。
恐らく、『壷ヤドカリ』とその『本体』は『音』でこちらに注意が向いている筈。
敵の目が眩んでいる間に、素早く目の前の状況を把握したい。
何があって、誰がいて、それぞれ何処にあるのか?
位置関係が重要です。

628『そのままの君で』:2008/07/06(日) 01:22:54
>>626

『ノギシ』は、走り出し廊下に出ると『ドア』を閉めた。

『バタムッ』

そして『鉛筆』を積み重ね、『過去』に戻す。
『木』の破片が『床』に散らばった。

『客間』へと移動していく『ノギシ』。
再び身体がむず痒くなって来る……。

629『そのままの君で』:2008/07/06(日) 01:36:37
>>627

『ステア』は、大きな音を立てて立ち上がり、
『カメラ』の『フラッシュ』をカシャリッ 焚く。
『仏壇』の方から『壷ヤドカリ』が近づいてくる音が聞こえる。

まず見えたのは左正面にある『押入れ』の扉、
そして、その『押入れ』を阻むように、
傍らに小さな『老婆』が佇んでいる。
髪の毛は長く、顔がすっぽり覆われ、表情は分かり辛い。
『押入れ』の右横の、部屋的に窪みになっている
部分には『タンス』が置かれている。

そして、『老婆』の近くを纏わりつくように動くは、『壷ヤドカリ』。
1、2、3……。『三匹』だ。
『フラッシュ』でわずかに怯んだ様子だが……。

「……何用ですかな………」

と。

『ステア』に対し、『老婆』のしわがれた声が投げかけられる。

「……何用、ですかな………」

630ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/06(日) 02:01:30
>>629
「…………ッ」
 
(やはり『老婆』が本体……?
 ……しかし、この様子は)
 
「……この『家』で起こっている事件を解決に来ました。
 もっとも、動機は好奇心ですし……
 不法侵入者と言われても文句は言えませんけど」
 
喋りながら、ポケットの携帯を背後に投げて、
背後の『壷ヤドカリ』がそれに気を取られるのを期待する。
既に姿を晒している以上、余り意味はないでしょうが。
 
「……貴女は何故こんな事を?
 『夫の失踪』がショックで引き篭もるのはわかります。
 しかし、『スタンド』を使ってまで『家』に入ったものを迎撃する理由は一体?
 私達のようなものはともかく、知己の子供まで……」
 
『老婆』の様子は注意深く観察しておく。
『壷ヤドカリ』がこちらに能力の視線を向ける様子があれば、
背後の『煙』に飛び込みます。

631ノギシ『ターネイション』:2008/07/06(日) 20:59:20
>>628
「おや?水の量が足りなかったのか、まだ見られているのか」
客間の戸を閉め、『鍋』から水を得て洗い流す。
テレビを動かし、ドアをふさぐ。

『光の三原色』の図のように、位置をずらしながら『時球』を取り、なるべく下のほうに小さな穴を壁に開ける。

632『そのままの君で』:2008/07/06(日) 21:30:48
>>630

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

『ステア』の声に『老婆』はわずかに首を傾げる。
そして、少しの沈黙の後、

「貴女の言っている事が良く
分からないんですけどね…、お嬢さん。
『夫の失踪』…? 『夫』はここに居ますけど…」

『押入れ』の方を見やる『老婆』。

「それに……『迎撃』………?
一体何の事を言っているのです……?
この子たちはただ『守って』いるだけですよ…?」

そこまでだった。
『壷ヤドカリ』の『ステア』を見つめる
強い『視線』を感じた『ステア』は
『煙』の中へと再び舞い戻る。

しかし…携帯を投げたのは最早、囮にはならなかったのだろう。
極めて近距離に『背後』からの『壷ヤドカリ』の
来訪を告げる音を聞く『ステア』。

更に、自らの身体に強い熱が当てられているのを感じた。
強い日差しの中に居るようなそんな『感覚』だった。

633『そのままの君で』:2008/07/06(日) 21:38:38
>>631

客間のドアをしっかりと閉め、ドアが開かないよう工作をする『ノギシ』。
『壷ヤドカリ』が最早入ってくる気配はない。
『鍋』の水を更にかけると、かけた後の
ある程度の時間は『塩』の進行を止める事が出来た。
(『塩』は『ノギシ』の身体に固まるようにこびりついており、
ただ水をかけただけでは完全にすすぎきる事は出来ない状況)

『壁』から『時球』をとる『ノギシ』。
ただ『時球』をとっただけでは『穴』は開かなかった。

(『時球』はとった場所をくりぬくように
とれるものではないと判定している。異論があれば是非)

634ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/06(日) 21:49:14
>>632
(……『押入れ』の中に『ある』んでしょうか。『夫』の『遺体』)
 
「『守って』いる……ですって?
 ……貴女の『夫』」をですか?
 何故……? 何から……ッ!?」
 
疑問符しか出てこないが、会話は続けておく。
 
(『熱い』……ッ!?)
 
何が起こっているのだろうか?
確認しつつ、事前に手のひらに握っておいた『生糠』(>>627)を、
背後でこちらに『視線』を向けているだろう『壷ヤドカリ』の顔面に叩きつける。
恐らく、『煙』の中でも互いに視認できる距離でしょうし、
避けるにしても『視線』を向け続ける為に縦横無尽には動けない筈。
ある程度、動きを予測しておけば、当てる事が出来ると思います。
まあ上手く当たっても『解除』されればそれで終わりですが。
ただ、もしも『解除』される気配がなければ、
まだ手にこびり付いている『生糠』越しに視界を塞がれた『壷ヤドカリ』を抑え付けたい。

635ノギシ『ターネイション』:2008/07/06(日) 22:15:47
>>653
『時球』を40年程度取り出し、壁が『なかった』状態にできるだろうか?

また、男たちが行っている『儀式』は家から見てどの方向だろうか?

636『そのままの君で』:2008/07/06(日) 22:32:17
>>634

『ステア』は『生糠』を『背後』の『壷ヤドカリ』に叩きつけるッ!

『ペチャァッ!』

そしてそのまま『壷ヤドカリ』を押さえ付ける事に成功した。
『壷ヤドカリ』は暴れるも、『ステア』の力で
充分に押さえ付けられるパワーしか持っていない。
ただし『生糠』によって滑る事もあり、
『握りつぶす』といった事は難しそうだった。

身体の『熱』に関しては、原因は不明だが、
おそらくは『老婆』の周囲の『壷ヤドカリ』の
視線が『きっかけ』ではないかと推測は出来た。
元からの周囲の暑さと相まって汗がダラダラと
出てきており、また頭がクラクラしてきた。

「『夫』を守る……そうね、まずは『夫』を、守ってますよ。
でも、『夫』だけじゃあないわ。

ここに来る方、全てを『守っている』んです……

                     もちろん、貴女も」


『暑さ』のせいでぼんやりとし始めた『ステア』の耳に
『老婆』の声が空ろに響く。

637『そのままの君で』:2008/07/06(日) 22:34:12
>>635

『ノギシ』の質問への答え。
『木造』な為、その壁の『樹齢』による。
『儀式』は『玄関』を出たところでやっていたので、
『家』から見れば『南』にあたる。

638ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/06(日) 23:03:59
>>636
捕まえた『壷ヤドカリ』の数字は確認できるでしょうか?
 
「意味が分からない……『塩釜』に閉じ込められたり、
 こんな『暑さ』を感じさせられて、『何』から『守られ』るのか」
 
(……まさか、『死』からだとか……?
 答えが何にせよ、こいつは潰しておきますが……)
 
人間大の巨大なエンジンのような『像』(非・人型/人工・機械型)を、
『煙』に隠して、発現していました(>>634メール欄)。
『壷ヤドカリ』の頭を塞ぐように押さえつけながら、
その『像』の落下体当たりで『壷ヤドカリ』の『壷』を叩き潰します。
精密な動きで自分の指が巻き込まれるのは防ぎます。
『煙』に紛れて、さらに対象の視界は塞ぎつつの作業です。
 
潰し終えたら、『生糠』を口に含んでその水分を摂取しておく。
少しは意識を保つ助けにならないでしょうか?

639ノギシ『ターネイション』:2008/07/06(日) 23:45:17
>>637
『ターネイション』を板に対して使用した場合、「家が建てられる前、板がない状態」ではなく、
板が『苗』になるため、建築築年数以上の時間を抜き出す必要がある、ということ?
長く見積もっても『木』であった期間は50年なので、あわせて最大『25秒』程度かかると考えていいだろうか。

640『そのままの君で』:2008/07/07(月) 00:09:06
>>638

『ステア』が確認すると、『壷ヤドカリ』の漢字は『弐』。

『ドグシャッ!』

『エンジン』のヴィジョンが『ステア』の手から
発動され、『弐』の『壷ヤドカリ』を押しつぶすッ。

それと同時に『二つ』の事が起こる。

一つは『糠』の消滅。
そしてもう一つは。

「………ううううッ」

『ステア』が声の方向を見やると『老婆』が苦しそうな表情で
『片膝』をついたのが確認できた。『ダメージフィードバック』。
容易にそう推測できる。

しかし……『老婆』も苦しそうだが、『ステア』も苦しい。
身体の全てを『干からびさせて』しまいそうな『うだるような暑さ』。
『生糠』は消滅してしまい、『直接的』な『回復手段』も思い当たらない。

『老婆』と『ステア』の位置は『3.5m』ほど離れている。
『壷ヤドカリ』『三匹』は依然として『老婆』の周りに居るようだ。

641『そのままの君で』:2008/07/07(月) 00:10:12
>>639

そういった認識でOK。

642ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/07(月) 00:42:03
>>640
「よし……これで後顧の憂いは断ちました。
 消耗も酷いですし、難題はここからですが……
 ……『干物』にされる前に何とかしなければ」
 
グチョグチョに濡れている服の袖を噛み、今度こそ水分摂取。
気を紛らわせる。
 
(まず、『老婆』をどうするか……どうすればいいのか。
 1.『正気』に戻す→A.『ターネイション』で『時球』を抜き取り、
               『精神状態』を昔に戻す→恐らくその場しのぎ。
            →B.『夫』の死を認めさせる→どうやって?
 2.ボコボコにして再起不能にする。
 
 ……………………。
 碌な案が浮かびませんが、やるべき事は確かです。
 『ノギシ』さんとの合流、そしてそれよりも『押入れ』の中身の確認……!)
 
『老婆』が苦しんでいる隙に再び『煙』から飛び出る。
同時に『カメラ』のフラッシュを焚き、目潰し。
既に一度使った手ですから、対応されるでしょうが……
フラッシュの光に紛れて『ブラック・ヴェルヴェッツ』の『像』を前に出し、
そのまま『老婆』に向かって突進を敢行します。
『老婆』と他の『壷ヤドカリ』は、『像』の存在を確認していないので、
>>638 >『煙』に紛れて、さらに対象の視界は塞ぎつつ)
これで多少は意表を突ける筈です。
 
自分は『像』の後ろに隠れるように追従し、
これ以上『視線』を受ける事を防ぎたいです。
それと、>>632で『視線』を向けてきた
『壷ヤドカリ』の番号を思い出しておきたい。

643ノギシ『ターネイション』:2008/07/07(月) 22:50:10
>>641
(おそらく、この向かいに『本体』がいるはず…
 小さな『穴』を開けたいが、キリか何かないと。
 『寝室』なので『押入れ』があるはずですが、そこからならなんとかなるでしょうか?)

足元の床から『時球』を抜いて床をなくし、床下を通って押入れの中へ移動したい。

>>452で裁断方面を見たため、窓のない壁の隅=押入れの位置として行動する。

644ノギシ『ターネイション』:2008/07/07(月) 22:57:12
追記
適当な間隔をおいて、鍋からの水で『塩』の繁殖を止める。

645『そのままの君で』:2008/07/07(月) 23:24:58
>>642

『ごきゅ…』

『ステア』は、服の裾を嚙み、わずかばかりの水分を摂取した。
しかし、それは『焼け石に水』程度の効果しか得られない。

それでも。

『ステア』は気力を振り絞ると、『カメラ』のフラッシュと共に、
『ブラック・ヴェルヴェッツ』のヴィジョンを放ち、
二つの目くらましと共に『老婆』に突進する。

『だだだだだだだッ   しゅる…ッ』

……上手くいく筈だった。少なくとも、
『ステア』自身に対しての目晦ましは十分だった。

しかし、『熱』による眩暈感が予想以上に強かった為だろうか、
『ステア』は『床』にある『水分』に足を滑らせ、転んでしまう。

(さきほどからの『汗』?)

『ステア』は一瞬そう考えたが、
鼻腔をつく匂いで、その答えは間違っている事に気付く。

強い『アルコール』の匂い。
『畳』から『酒』が染み出してくるように沸いており、
それが水溜りを作り、『ステア』を滑らせる結果に至ったのだ。

崩れゆく『ステア』の身体、そしてその『体調』も
先程からの『熱』により、一直線に崩れ落ちている。

このままでは。

自分が『意識』を手放してしまうのも、
時間の問題と思われた。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
先程『ステア』を見た『壷ヤドカリ』は『漆』。

646『そのままの君で』:2008/07/07(月) 23:32:52
>>644-645

『じゅるるるる』

『ノギシ』は、床から『時球』を取り出し、
『床』を『過去』へと戻す。
続け様にその作業に没頭したかったのだが…。

『塩』の『増殖』が予想以上に早い。
『鍋』に能力を使い、『水』を出し、それを『身体』にかける。
この作業を常に繰り返さないと、『増殖』は止められない状態にある。

647ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/08(火) 00:09:07
>>645
「う、クゥ……ッ!」
 
(……迂闊でした、さっきと『同じ手』。
 足元に……いえ、『匂い』に注意していれば。
 ………だけど……、しかし……ッ!!)
 
倒れ伏せる。だが『ブラック・ヴェルヴェッツ』はそのまま突撃させます。
『老婆』に回避された時の軌道修正をする余裕はないでしょうが、問題はありません。
突進の目標は、最初から『老婆』の傍らの『押入れ』です(前レス[→『押入れ』])。
巨大なエンジンのような『像』の質量が突っ込む勢いで、
『押入れ』の戸を粉砕……は無理としても、溝から外して弾き飛ばすぐらいはしたい。
 
自分自身は、倒れた衝撃と『アルコール』の匂いを気付けに意識を保ちます。
上手く『押入れ』の戸を外す事が出来たら、顔を上げて中身を見ておきたいです。
そして『老婆』の様子も。……『動揺』しているでしょうか?
『ブラック・ヴェルヴェッツ』の突撃により、
『押入れ』の中身にも被害が及ぶ可能性はありますが……。

648ノギシ『ターネイション』:2008/07/08(火) 20:43:46
>>646
押入れの中にプラスチック等、水を通さないタイプの衣装ケースはあるだろうか?
出した水をに溜め、風呂代わりにして『塩』を落としきりたい。

649『そのままの君で』:2008/07/08(火) 21:26:48
>>647

『ステア』は倒れ伏せるが、残り少ない気力を振り絞って、
『ブラック・ヴェルベッツ』を突進させる。

『ダァムッ!』

上手く『押入れ』に激突した『ブラック・ヴェルベッツ』は、
『押入れ』を外す事に成功する。

『戸』は倒れ……そして中が見える。

『ステア』は、その中の『布団』に、『何か』が包まっているのを見た。
その『何か』は膨らみ具合から見て……『人型』だ。

『老婆』の声が聞こえる。

「……なぜ。
なぜ、こんな『野蛮』な事を。
お嬢さん……ねえ、お嬢さん?

『夫』は、そこで『待っている』のですよ。
それまでは、この子達の『力』が、
『夫』を『守って』いる……。

……そう、そうね。
貴女…、もしかしたらもう……。
『守る』のが遅かったのかしら…。だから…」

『アルコール』の匂いで何とか気を保っているが、
『老婆』の不可解な語りにますます気が遠くなっていく『ステア』だった。

650『そのままの君で』:2008/07/08(火) 21:38:34
>>648

『ノギシ』はプラスチックの容器に『水』を溜め、
身体を漬からせ、ゴシゴシと身体を擦る。
初めはそこそこ冷たかった『水』も
そうやっているうちに『温く』なってしまっていた。

と。

そうなると『塩』の『繁殖』は爆発的に増え始める。
『水』に『長期間』浸かっている事が、むしろ『デメリット』…。
これまでの試行錯誤から『ノギシ』にはそう感じられた。

651ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/08(火) 21:46:41
>>649
「フゥ…ハァ…私には、貴方の言葉が理解できない。
 だか……ら、こんな事もします」
 
『エンジン』の凹凸に『布団』を引っ掛け、回転。
『布団』を引き剥がして、中身を露出させようとする。
 
「『野蛮』を止めろと言うなら、『説明』を要求しますよ……。
 一体『何を』待っているって言うんです? 『お迎え』ですか?」
 
ただし、『老婆』が説明する気があるようなら、上記の行動は止めます。
果たして、『老婆』はこちらに理解できる言葉を吐いてくれるだろうか?
説明する素振りが無いなら、行動は続行。
それと、出来れば体を起こして座り込んでおく。
倒れたままより、意識はハッキリする筈です。

652ノギシ『ターネイション』:2008/07/08(火) 22:40:49
>>650
「おや?
 『温さ』――なるほど、『発酵』かなにかと混ざったんですね。
 …仕方ありませんね。」

新しい『冷たい』水で身体を濡らして速度を落とした隙に、
壁を『ターネイション』で殴って壊し、隣の部屋へ。
衣装ケースも引きずっていく。
衣装ケースに水はどれくらいあるのだろうか。
5l程度なら、問題なく運べると思う。

部屋はどれくらいの広さだろうか?

653『そのままの君で』:2008/07/08(火) 23:06:44
>>651

『ステア』は立ち上がろうとするが、
その動作は非常に不安定だ。
『熱』が『ステア』の体を強く蝕んでいる。

『しゅるるるるるるる』

『老婆』の『説明』が得られなかった為、
『ブラック・ヴェルベッツ』をゆっくり『布団』に
近づけていこうとするが…。
もはや『精神』状態が朦朧とし始めている為、
細かい操作が難しくなってしまっている。
なかなか上手くいかない。

そして。
ようやく少しだけ『布団』を巻き込み、
見えたものは……。

『干からびた』
『手』だ。

『手』の一部がだらり。
『布団』からはみ出しているのを、
かすれゆく『意識』の中で発見した。


…………『理由』。
『ステア』は、『老婆』の不可解な『言動』について考える。
単純に『ボケて』しまっているだけの意味の無い『語り』なのか?

『老婆』の『スタンド』は、『何か』から『夫』、
そして『ステア』達を『守って』いるという。
『夫』については『待っている』らしい…。『何を』?

『夫』はそもそもどうしたんだったか…。
これまでの『壷ヤドカリ』の『能力』…。
ああ、そういえば今は……。


『ががががががががががががッ』

『ステア』は朧な意識の中で、
『右方』で何かが破壊される音を聞いた。

654『そのままの君で』:2008/07/08(火) 23:13:19
>>652

『ががががががががががががッ』

『ターネイション』の『ラッシュ』が、
『壁』を破壊し、『壁』を壊した『土煙』と共に、
ゆっくりと『隣』の部屋の様子が『ノギシ』の目に映っていく。

およそ『八畳』くらいの部屋だろうか?
『土煙』で少し見辛いが、『ノギシ』から見て、
『右奥』に『押入れ』の扉があるようだ。
その前には立っている『人影』と、その更に正面に、
立ち上がろうとしている『人影』が認められた。

その他には『カサカサカサ』という例の音…。
『壁』の破壊に反応して、『ノギシ』の方に
『壷ヤドカリ』が近づいてきているようだった。
ただし、『土煙』の為か、その姿は上手く確認出来ない。

『衣装ケース』に『水』は『20リットル』ほどある。
引きずって移動するならば行動はやや制限されてしまうだろう。

655ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/09(水) 00:11:44
>>653
(『干からびた』……『手』……『老婆の夫の』……『ボケていた』。
 ……『壷ヤドカリ』の『能力』……『干からびる』……。
 『壷ヤドカリ』は『老婆』の……『夫』が『失踪』して…『老婆』は『ボケ』たって噂が……。
 でもここに『夫』の死体が……『最初から』、ずっと『ここに』……?)
 
「…………『キッチン』に居た『男の子』が言ってました。
 貴女は『優しいおばあちゃん』で…………、
 そして……そして、『おじいちゃん』ともとっても仲がよくて。
 
 でも……その『おじいちゃん』は『湖』に落ちてしまった事なってて。
 実際には貴女が『ここに』、あんな風にして………、
 人の目に触れないように『守って』、年月が経つのを『待って』。
 
 ……まさかの話ですが、『そういうこと』でしょうか」
 
朦朧として思考が纏まらないが、考えるのは止めない。
言葉を発しながら、『右方』をチラリと見る。
3匹の『壷ヤドカリ』の所在も把握する。

656ノギシ『ターネイション』:2008/07/09(水) 20:42:09
>>654
「お邪魔します。
 お手数ですが、この『塩』を止めていただけませんか?
 私は自前の『能力』で『保護』されているので。
 こんな風に。」

『ターネイション』で壁を直しつつ、話す。

「止めていただけないと、もっと『ひどい』手段で、『時』を操る『能力』を示さなければならないのですが…」
衣装ケースは背後に置く。

657『そのままの君で』:2008/07/09(水) 22:22:42
>>655

『ステア』の言葉に、『老婆』は小さな声でささやくように、

「貴女…『妄言』はやめなさい。
私は『湖』で『夫』を助け、ここに連れて来た。
『年月』が経つ、というほど長い『時間』は待たなくてもいいはず。
『季節』が変われば、

              あの人はもう『守らなくても』いいはずだから」

クルリ。

そして、『老婆』は立ち上がり、
先ほどの『破壊音』の方を見やる。

「……聞いた? あの『破壊』の音。
……貴女のご友人かしら?
あの方も『野蛮』極まりないわね」

『壷ヤドカリ』は『天井』と『タンス』、
あとは…どこだろうか?

『ステア』は、『熱』によるだるさにより、
『鉛』のように重い身体を持て余しながら、
ただただ考える事だけを行っていた。

658『そのままの君で』:2008/07/09(水) 22:29:23
>>656

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

『土煙』による視界の妨害もなくなり、
ようやく部屋内を確認出来る『ノギシ』。
『押入れ』の隣には『タンス』がある。
そして『押入れ』の前には一人の『老婆』と
足元に倒れこむ『ステア』の姿があった。

「『野蛮』な方……」

『老婆』は『ノギシ』に語りかける。
その表情は長い髪に覆われ、計り知れない。

「貴方のような方にこそ、『守る』必要があると私は思いますよ。
…『頭』がやられてしまわないように」

『壷ヤドカリ』が一匹、『天井上』を這い回っている。
その視線を『ノギシ』は痛いほど感じていた。
『塩』は止まらず、徐々に『ノギシ』の身体を蝕んでいる。

と。

急に『ノギシ自身』の身体から
『煙』が出始めるのを『ノギシ』は発見した。

659ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/09(水) 23:29:14
>>657
「…………助けた?
 『生きている』んですか、あんな状態で」
 
ポケットに入れておいた『写真立て』を取り出し、
『写真』の中の『老夫婦』と、目の前の『老婆』と『干からびた夫』を見比べる。
未だ『手』しか見えていないなら、力を込めて露出させます。
  
「それとも……『季節』が変われば生き返るとでも?
 『妄言』です……それこそ。……狂ってる」
 
吐き捨てるように言い終えたら、深呼吸をしておく。

660ノギシ『ターネイション』:2008/07/10(木) 21:57:07
>>658
「『野蛮』は必要ですよ。
 過酷な環境を生き抜くためには――」

後ろの壁を壊す。
『土煙』と『黄緑色』の煙。
『水道水』を戻して、『塩素』を抜き出した。

1mg/lで、20lから7.1mlほど出る。
8畳、高さ2.2mなら0.25ppm。
身体を洗っていた時に溜めておいた。
2回操作するのに、0.57秒で、1分ほどはかけれたと思う。
本体は時を戻し続けていたので、無傷。

30ppm…直後より胸痛、嘔吐、呼吸困難、咳

661『そのままの君で』:2008/07/10(木) 22:20:05
>>660

『水道水』が出来る過程において、
『塩素』が『気体』のまま『水』を『消毒』する、
あるいは『水』と『塩素』が混ざっている状態でも
『塩素』がそこから『気体』となって外部に流れる、
という事があるのだろうか?

出来ればソースが欲しいが、ソースが無くても、
『ノギシ』PLが知識を持っており『ある』と
断言出来るのならそれを『信用』する。

662ノギシ『ターネイション』:2008/07/10(木) 23:25:22
>>661
亜塩素酸ナトリウムを注入しているが(http://www.pref.osaka.jp/suido/virtual/kengaku/adult/quick/quick4.html)、
その原料である塩素を、電気分解によって作られた時まで戻す。

663『そのままの君で』:2008/07/11(金) 00:21:58
>>660-662

『モクモクモクモクモク』

ゆっくりとだが、『黄緑色』の『煙』が、
隣の部屋から『ノギシ』が居る部屋に流入してくる。
『ノギシ』自身から出てくる『白い煙』と相まって
部屋は次第にその『視界』を失わせていく…。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『ステア』は、辺りが少しずつ『煙』に包まれていくのを感じていた。
『白い煙』と『黄緑色』の『煙』。
その中で、『ステア』は『老婆』と『夫』、実物と写真を見比べる。
かなり雰囲気は違うが、『老婆』は確かに『老婆』だろうと思われる。
しかし、その瞳からはどことなく『正気』の色は失われているように感じる。
『夫』は……、当然だが、判別は不能であり、
これ以上『布団』を動かすパワーもない。

一体『老婆』は。
なぜあんな『妄想』にとりつかれているのか?
あの様子だと『夫』を確実に『生きている』と思っているのだろう。
なぜ『季節』が変われば『大丈夫』などと思っているのだろうか?

『ステア』は、それらの『疑問』を
胸に抱きつつ、ついにその『意識』を手放した。
目覚めた時には…全て解決している事を願いつつ、
『黄緑色』の『煙』の中、『ステア』の『意識』はここで一旦途切れる。

             ステア『ブラック・ヴェルベッツ』→『気絶』

664ノギシ『ターネイション』:2008/07/11(金) 22:42:20
>>663
(さて、このまま持久戦に持ち込みたかったのですが――
共倒れになりそうですね…致死濃度まで高めるのは問題がありますし)

本体から出る『時球』を『1分』にし、取り出すテンポを上げる。
『時球』を咳の音(するだろうか?)へ投げる。
取り込まれれば、吸引量が増加する。

665『そのままの君で』:2008/07/12(土) 19:01:16
>>660
確認レス。このレスはもしかして、
0.25ppm作れる動作を1分で120回やれたから
30ppmの濃度になったという事なのだろうか?

666ノギシ『ターネイション』:2008/07/12(土) 20:36:40
>>665
大体の数値としてそのつもりで書いたが、問題があるのだろうか?

667『そのままの君で』:2008/07/12(土) 20:44:31
>>666

いやこちらの『読解不足』だった。



というわけで。



『判定』へ入る。

668ノギシ『ターネイション』:2008/07/12(土) 21:02:41
>>667
ついでに質問を
・『塩』で身体の表面が固められきった場合、それ以上の増殖はしない?
・発現した『塩』はすでに『スタンド物質』ではない?
・何らかの効果で、身体についた『塩』をはがした場合、
 もともとの『塩』がくっつくのではなく、新たに『塩』が発現する?

669ノギシ『ターネイション』:2008/07/12(土) 21:04:20
>>667追記
1問目は『子ども』についた塩の『厚さ』からの判断でお願いします

670『そのままの君で』:2008/07/12(土) 21:17:06
>>668

・塩の厚さは『15cmほど』だった。
・『塩』が『スタンド物質』かは『ノギシ』は確かめていない。
・はがした『塩』は、はがしたまま。新たに『塩』が発現する。

671『そのままの君で』:2008/07/12(土) 21:30:42
>>664

『ガシュッ』

『ノギシ』が『時球』を作ろうとした時………。
『三つ』の『災厄』が『ノギシ』を襲った。

『一つ目』の『災厄』は、『天井』から
飛び降りてきたであろう『壷ヤドカリ』だ。
『壷ヤドカリ』は殆ど動かない『ノギシ』にあたりをつけ、
その『顔面』にベタリ。張り付いた。
思わず『動転』する『ノギシ』。

そして『二つ目』の『災厄』は、
『顔面』に張り付く『壷ヤドカリ』と
『ノギシ』自身の意思で行う
『投げる』という行為から齎された。

そもそも『塩素ガス』の『発生源』のもっとも間近に居る男は、
本来、もっともその『影響』を受けやすい。『ノギシ』、君の事だ。
それを防ぐには文字通り『常に』能力を施行
(『ターネイション』で本体を殴り続ける)している必要があるわけだが…。

その『常なる』能力はここで途切れる事になる。
息を止めるなどの対策もしていない、
その結果は『胸痛、嘔吐、呼吸困難、咳』…。
苦しさの余り、のた打ち回る『ノギシ』。


しかし。

まだなんとかなる。と思うのはけして間違いではない。
『ターネイション』で一度時間を戻してしまえば、
この発作は『一瞬』だけだが収まるのだ。

しかし、ここでしゃしゃり出てくるのが『三つ目』の『災厄』だ。
『ノギシ』が部屋に入った時から『無頓着』で居る『症状』がある。
『塩』の『発露』だ。『煙』であまり分からなかったが、
さきほどから『塩』への対応策をとっていない『ノギシ』は、
着実に『塩』の『発露』を一身に纏っている。
のた打ち回り、『床』の汚れを身体で掃除するかのような
動きをとった『ノギシ』。その間に『塩』は容赦なく、
『ノギシ』の身体を侵食し、立派な『塩』の『壁』を作った。

『ガシッ』
意識が薄れ、弱弱しくなった『ターネイション』の拳が
本体に当てられようとするが、『塩』の『壁』にヒビを入れるだけに留まる。


  くるしいのは
  しおのせいなのだろうか?
  がすのせいなのだろうか?
  からだがうごかないのは?
  
  いしきがとおざかっていくのは?
  
                 ノギシ『ターネイション』→『行動不能』『気絶』

672『そのままの君で』:2008/07/12(土) 21:47:07
>>663

『ステア』が目を覚ましたのは、
ひどく息苦しい『空間』の中だった。
体中がヒリヒリと痛み、胸に痛みが走る。

とはいえ。

『ステア』が、比較的穏やかなのは、
彼女の能力の拠り所である『水』が、
近くに酷く溢れているからだろう。

『ステア』の本能によるものなのだろうか?
『水』は『ステア』を守るようにドーム状に発現しており、
『煙』の侵入を防いでくれている。

(あなた………。
ねえ、あなた……)

『声』が聞こえる。聞き覚えのある『声』。
『老婆』の声だ。

気付くと、『ステア』のすぐ横に『壷ヤドカリ』が居る。
声はそこから、弱弱しく聞こえる。『スタンド会話』。

(…あなたのお友達……本当にあなたのお友達なの…?
毒ガスを…毒ガスを使って…『あなたも含めた』私たちを攻撃してきた……。
あの人は…『危険』だわ……。あの人はきっと…あなたの『害』になる……。

わたし……くるしい、とても……とても……。
ねえ、あなた。あなた……『水』をあやつることが
できるのよね……?
その『水』……私の『こどもたち』の力……。
ふりしぼって…………。

ねえ、おねがい……。
そのちからで…『夫』だけでも…たすけて……。
わたしは…いいの…。
あなたと…『夫』だけで…逃げて……)

『ステア』の周りには人間も動かせるかもしれない量の『水』。
(実際は非常に『薄まった』『アルコール』だが、
『少なくとも』これを『ステア』はこれを
『アルコール』だと『認識』出来なかった。『水』に思える)

これでどうするかは完全に『ステア』次第だった。

673ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/13(日) 01:30:14
>>672
「……『ノギシ』さんが何を仕出かしたのかはわからない。
 ……貴女の行動の理由も、理解しきれていない。
 でも、彼には頼まなければならない事がある。
 貴女には私が納得できる『説明』をして貰いたい……。
 だから……この場に居る全員、見捨てるつもりはありません」
 
まずは、『ブラック・ヴェルヴェッツ』を仏壇の部屋にあった『窓』に突っ込ませる。
私の位置が倒れた時から変わってないなら、『窓』は後方真っ直ぐにある筈です。
だからもし『視界』が利かないとしても大丈夫でしょう。
上手くいけば、『窓』は割れて『煙』はそこから流れ出ていくと思います。
同時に外の連中にも音が伝わるかも。
『呪い』にビビってる大人たちがこちらに来てくれるかは疑問ですけど。
 
上記の行動の成否に関わらず、『水』に『老婆』『夫』『ノギシ』を取り込んで、
『煙』の薄くなっている方へ運び出していきたい。
一度に『全員』が無理なら、『夫』>『老婆』>『ノギシ』の順番です。
 
(大見得を切っては見たものの……やれるのか?
 この『毒ガス』が充満した状況、『水』の量はギリギリ。
 ………………助けきる時間はあるのか?
 何とかマルッと助け出したいものですけど…………)
 
自分はドーム状の『水』を潜水服のように着込んで、
ドームの中に蓄えた空気で呼吸を確保して行動します。

674『そのままの君で』:2008/07/13(日) 09:23:57
>>673

『ステア』の身体にすでに『火照り』はない。
『老婆』の能力は解除されたのだろう。
ダメージといえば『毒ガス?』によるものなのだろうか、
先ほどから感じているヒリヒリとした痛み。
そして先ほどまでの『火照り』が齎した
心身両面にある圧倒的な『疲労感』だ。

『水』に関しては『畳』から湧き出てくる。
おそらく『壷ヤドカリ』が行っているのだろう。
『能力』を使用するにはうってつけの状況。

『ガシャァン』

『ブラック・ヴェルヴェッツ』が『窓』を破壊する音が聞こえた。
『煙』の動きがやや変わる。
あとは……。

『ギュァァァァ―――――ン』

『水』による『波』で『夫』『老婆』、
そして『ノギシ』を運び出そうとする『ステア』。
運び出すのは煙の薄い場所…
『仏壇』の部屋の窓際まで一気に『押し出す』ッ。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

とりあえず『夫』と『老婆』に関しては、
『仏壇』の部屋の窓際まで一気に『押し出す』事が出来た。
幸運……というべきか『仏壇』の部屋には、『糠』が大量に付着していた。
その為、非常に『滑りやすく』
なっていた事もあり、そこまでは『容易』だ。

続いて『ノギシ』。『ノギシ』は先ほどの少年のように
『塩像』となってしまっており、
その足は『塩』で床に『固定』されてしまっている。
その為、『水』で身体ごと流すのは容易ではなさそうだ。

『塩』を『水』で溶かす方法もあるが…
非常に時間がかかる方法でもある。
それまで『ステア』が確保している『空気』が持つのかどうか……。
『正攻法』では間に合わない、と『ステア』は感じる。

675ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/13(日) 13:56:16
>>674
「『生糠』が復活している……『老婆』が見越していてくれたのでしょうか。
 何にせよ、お陰で思いのほか上手くいった。
 ……ただし、『ノギシ』さんの『塩像』以外は、ですが」
 
どうするべきか? 
『塩像』といっても毒ガスが染み込まないとは限りません。
先ほどの少年の例を考えれば、多少の通気性はあるんでしょう。
放って置くつもりは無い……しかし、『正攻法』では時間が掛かる。
 
「ならば……」
 
『水』の流れに乗って自分も窓際まで移動。
そのまま『老婆』と『夫』を連れて窓から外に出たい。
『二人』(と言っていいのかどうか分からないが)をガラス片の無い地面に横たえたら、
全ての『水』を『家の屋根』に向けて伸ばす。
その『水』の中に入って、浮力を利用すれば楽に屋根へ上がれるでしょう。
……そして、屋根からなら『家の裏の湖』が視認できる筈です。
『湖』はどういう状態でしょうか? 
暑さで干上がってたりすると完全に目論見が外れるのですが……。

676『そのままの君で』:2008/07/13(日) 15:33:48
>>675

『シャァァァァァァァァァ―――――』

『窓際』まで赴き、『窓』から脱出する『ステア』。
『ザワザワ』という町人たちの声が聞こえたが、
今は一刻一秒を争う状態。そのまま、
『水』を屋根の上に飛ばす。

『レィンボゥゥゥゥゥッ!』

『虹』のような『アーチ』を描き、
『屋根』の上に跳ぶ『水』。
そこを上に跳ぶ力と浮力を利用しながら、
『雨どい』を伝いつつ屋根に上る『ステア』。
(さすがに単純な浮力だけは上へ上手くあがれなかった)

『屋根』の上からは今回の事件の発端となった『湖』が、
その『水』を湛え、どっしりとそこに存在していた。

677ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/13(日) 16:41:46
>>676
「………………よし。やってやります。
 この衆人環視の状況だからこそ……、
 『ド派手』に―――『ブラック・ヴェルヴェッツ』」
 
『湖』の『水』を全て操り、こちらに向かわせます。
投影するイメージは『天に昇る龍』のヴィジョンです。
 
これで、恐らく町人達は私のことなど眼中に無くなる筈です。
態々『お払い』をするぐらいには、信心深い方々なんでしょうし。
まあ………ともかく。
町人達が『龍』に目を奪われている間に、
『屋根』から下りて『家』の裏手に回っておく。
『龍』はもちろん常に視界に入れたままです。

678『そのままの君で』:2008/07/13(日) 18:26:45
>>677

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』


そして、その日、その場所、その時。

お払いも終わり、町人たちが『呪い』が
解かれるのを祈っていたちょうどその時。

『湖』が、呻いた。
それを町人たちは確かに、聴いた。

『ドッシ ャ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ンッッッ!!!!!!』

この町に脈々と語り継がれる事となる『伝説』の
『光景』が今まさに始まろうとしていた。

『湖』の『水』が逆巻き、溢れ、うねり、括られ、
一つの『形』に収縮されると、町人たちの口からは
もはや『感嘆』の吐息しか漏れない。


『水』からは『龍』が生まれ、
荒々しくも圧倒的に『老婆』の『家』へと近付いてくる。
それを見つつ、『ステア』は『裏手』に回る。

679ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/13(日) 22:33:16
>>678
「……これでいい。
 『老婆』やその『夫』の事は全て『呪い』のせい。
 そしてその『呪い』は……この『龍』が」
 
近くに『窓』があれば『ブラック・ヴェルヴェッツ』で割ってカーテンも開けて置く。
『龍』はそのまま『家』の上空を過ぎた所で、Uターン&降下。
 
「……全力全開の力押しでどうにかします。
 『家の修繕費』とかは、『ノギシ』さん持ちです。
 『能力』でしっかり責任を取って貰わないと。
 (何を仕出かしたのかはよく知らないけど)」
 
『龍』を先ほど脱出に使った『窓』から『家』に突入、『家』を水で満たす。
そしてすぐさま、上記で割った『窓』から(ないなら入ってきた場所から)離脱させる。
『ブラック・ヴェルヴェッツ』の制御で、『家』を破壊するような事にはしません。
ですが、『毒ガス』はその圧倒的質量で文字通り洗い流してしまえるでしょう。

680『そのままの君で』:2008/07/13(日) 23:24:47
>>679

『ギュワァァァァァァァァッ!!』

『水龍』は降下すると『窓』から『家』の中に侵入し、
その姿を『水』に戻し、『家』自体を水で埋め尽くした。
その後、すぐさま『外』へ出て行く『水龍』。
おそらくだが、『ステア』の目論見どおり
『毒ガス』を四散させる事が出来たであろう。

その様子をポカンと見ている住人たち。
余りの事に『老婆』と『夫』は今のところ
『放置』されているようだ。

681ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/13(日) 23:44:06
>>680
「……ふう」
 
『水龍』を上空でグルグルと回転させて、注目を集めておきます。
その間に『老婆』とその『夫』の所に戻る。
『水龍』を回転させるついでに、『水龍』の一部で
住人達と『家』の間に視界を遮るカーテンを作っておけば、
見咎められることもないでしょう。
 
ところで、忙しくて確認する暇がありませんでしたが……、
『夫』はどういう状態なのでしょうか?
それと『老婆』の意識はあるでしょうか?

682『そのままの君で』:2008/07/13(日) 23:50:19
>>681

『しゃううううううううううううううう』

『水龍』は旋回し、その『ヒレ』が大きく伸びると、
『家』を覆うかのように『カーテン』状になった。

その内側を通り、『ステア』は『老婆』と『夫』の元へと赴く。
『老婆』にすでに『意識』はなく、『夫』は……
『ミイラ』化している。

683ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/14(月) 00:10:53
>>682
「……『ミイラ』。
 どう考えても死んでいますが……。
 やはり……『老婆』は狂っていたのでしょうか」
 
念の為、呼吸を確かめる。
『老婆』と『夫』の両方ともです。

684『そのままの君で』:2008/07/14(月) 00:14:29
>>683

『ステア』が呼吸を確かめると、
『老婆』には息があるが、『夫』にはない。
『夫』は完全なる『ミイラ』で、
これが『能力』によるもので『解除』すれば元に戻る、
というのでもなければ、完全に、『死んでいる』。

685ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/14(月) 00:18:22
>>684
「…………」
 
振り返って窓から『家』の中を覗く。
『生糠』はどうなっているでしょうか?
『水』で洗い流されたとしても、畳の目地にこびりついてそうなものですが。
『ノギシ』の行方も確認しておく。

686『そのままの君で』:2008/07/14(月) 00:22:34
>>685

『生糠』はすでに『消えている』。
『煙』も、『塩』も、何もかもが、もはや存在していない。
『壷ヤドカリ』のヴィジョンも見当たらない。

そして、『ノギシ』を覆っていた『塩像』も『解除』されていた。
『ノギシ』自体は『気絶』しており、
グッタリと『寝室』の壁の隅で横たわっていた。

687ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/14(月) 00:33:07
>>686
「『老婆』が気を失って、全て解除されてる。
 つまり……どうしようもないってこと……」
 
『水龍』から伸ばした『水流』に『ノギシ』を取り込み、
こちらに連れてくる。さっきと違って水量は十分です。
『生糠』がなくても問題無しでしょう。
 
『ノギシ』を回収したら、『老婆』『夫』『ノギシ』を
『ブラック・ヴェルヴェッツ』の像と『水流』に乗せる様にして、
一旦その場を離れます。
とりあえず……『家』の裏手へ。

688『そのままの君で』:2008/07/14(月) 00:39:55
>>687

『ノギシ』を『水流』で取り込み、
『老婆』『夫』『ノギシ』を、
そのまま『家』の裏手へ連れてくる『ステア』。

一仕事終えた後の途方も無い『徒労感』が『ステア』を襲っている。
これからこの事態をどうするべきか………『ステア』は考える。

689ステア『ブラック・ヴェルヴェッツ』:2008/07/14(月) 01:02:58
>>688
(……もし、少しでも生きていたなら。
 瀕死の『夫』を、『老婆』がその『能力』で生き長らえさせていたなら。
 『ノギシ』さんの『スタンド』でどうにかできていたかもしれない……)
 
『水龍』は、静かに『湖』へと戻す……。
 
「……しかし、事実は『これ』。
 どうする事も出来ないのか……憂鬱です」
 
とりあえず、『事件』は全て『呪い』のせいだった。
とでも証言する事にしましょうか……。
さっきの『水龍』が『呪い』を『払った』と言う事にでもなれば、
事態も収拾するでしょう。
 
あとは……『老婆』が『優しいおばあちゃん』に戻ってくれればいい。
『夫』を失ったという『事実』がなくならない限り、
……例え『時間』を操っても無理な話でしょうけど。
 
→『エピローグ』へ

690『そのままの君で』:2008/07/14(月) 01:32:58
>>689

『生命が終わったものは もう戻らない どんなスタンドだろうと戻せない』

          誰の『台詞』だっただろうか?

『水龍』は『湖』に帰り、そして、それとほぼ同時に、
強大な『スタンドパワー』の使用、かつ、それまでの戦いの疲れからか、
『ステア』は眠りこけるようにその場に倒れこんだ。

→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→

一週間ほどして。

『ステア』と『ノギシ』は『病院』に居た。
『塩素ガス』の治療と疲労の回復のため、しばらく入院していたが、
晴れて、今日、二人して退院となったのだ。

…二人が今回の事件についてどんな事を話し、
どんな事を考えたか…。それは二人自身が一番良く知っている事だろう。

『老婆』に関しては、高齢のため、そして『精神』に
錯乱が見られる為、もうしばらく『入院』という事になるらしい。

『ステア』は、入院中、少しずつ『老婆』と『対話』を行い、
ようやく今回の事件の『真相』を知る事が出来ていた。
それは悲しい、夏の淡い恋のような『真相』だった。


『そのままの君で』


『老婆』の願いに『ステア』は僅かに『涙』する。

いくら『ブラック・ヴェルヴェッツ』で、
この『涙』を操作して消したとしても。

『ステア』の心に伝い落ちた『涙』の跡は二度と消える事はないだろう。


                  エピソード5:『そのままの君で』⇒『了』

691『そのままの君で』 前日談:2008/07/14(月) 02:31:44

『老婆』……『崎山タメ』は探していた。

『夫』が『湖』に落ちたと『警察』に告げられ、
更に『警察』の捜索でも『夫』の『死体』はあがってこない。

しかしなおも探していた。
『夫』を。生きているはずの『夫』を。

そして、その結果。
月明かりの夜、『湖』のほとりで『崎山タメ』は『不思議』な光景を目にする。

『白い粉』が高く、高く、積み上がり、
『湖』の奥底に沈んでいた『夫』の身体を浮き上がらせる。
おそらくだが、『湖』の底の岩にでも引っかかってしまい、
その身体は浮かんでこなかったのであろう。


『白い粉』の正体については、『崎山タメ』はよく承知していた。
彼女の『こどもたち』…『壷ヤドカリ』が作る『塩』に違いない。
『崎山タメ』は昔からこの『能力』を持っている。
『食物』を効率よく『保存』する為に、神様が与えてくれた『才能』。

『壷ヤドカリ』の一匹が『夫』を見つけ、『能力』を使ってくれた。
その事実に単純に喜びを感じる『崎山タメ』。

その意味の『不可解』さを『老婆』が感じるのはそれからすぐの事だ。

692『そのままの君で』 前日談:2008/07/14(月) 02:37:46

『月明かり』の中、『夫』と再開を果す『老婆』。『夫』を見やる。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』

……『夫』は、これは、いや『夫』なのか?

……自分には分かる、確かにこれは『夫』だ。

『夫』は、ふやけた『クラゲ』のような存在と化していた。
『湖』の水をたんまりと吸い、ぶくぶくにふやけた『水死体』。
それに『塩』がまんべんなく付着している。

当然の結果だ。当然の結末だ。当然の終結だ。

ここで。
普通の人間ならば、『夫』の『死』に否応なしに『直撃』する事となる。
しかし『崎山タメ』はその『直撃』を『精神』を大きく捩じらせる事で『避けた』。

すなわち、『狂気』の泉にドップリと身体を浸らせる事で、『夫は生きている』と思い込んだ。



しかし……、そうなると『不可解』な事が出来てしまう。
『壷ヤドカリ』の能力について、だ。
この能力については『崎山タメ』自身、骨の髄まで理解している。
この能力は『防腐』の能力。
つまり『全身』が『腐る』はずもない『生きているもの』から
『能力』…『塩』が発生するはずも無い。
しかし、現実問題、『夫』から『塩』は発生している。
しかも、見た限り『夫』は全身が『腐ってしまっている』ように見える……。

ここで。
普通の人間ならば、『夫』の『死』を確実に受け入れざるを得ない『状況』に陥る。
しかし『崎山タメ』はその『状況』を『狂気』の論理の綱渡りで『避けた』。

すなわち、
「確かに夫は腐ってしまっているように見える。
しかし、夫が死んでいるはずはない。

となれば結論は一つ。
          

       この世界は『生き物でも腐ってしまう世界になってしまったのだわ!』」


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