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他人が書いた小説の一部を批評するスレ

1イラストで騙す予定の名無しさん:2004/02/20(金) 16:17
 書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
 そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
 ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
 
 投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
 その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

953キャンタマの人:2005/12/18(日) 22:57:01
向こうのスレで宣言した通り、晒しますのでお願いします

――――――――――
「あー! ムカつくムカつくムカつく!」
「それ、クラブの備品だから破らない!」
 叫ぶと同時に雑誌を破ろうとした少女を、同じような年頃の、やはり少女が止めに入った。
「だって綾華! この記事!」
 ばん! と大きな音をたて、見るからに気の強そうな少女が、開いた雑誌を机に叩きつける。
 開かれたページには、一つの写真と二つの記事が載っていた。
 止めに入った少女――綾華は雑誌を手にとり、
「なになに……? 姫野里香さん(15)とブラックダイヤ号、優勝。危なげない飛越、巧みなコーナーワークで……特に問題のある記事じゃないと思うけど」
 眉をひそめ、なぜか怒っている少女――里香に雑誌を返す。
「そっちじゃない! こっちが問題なの!」
 渡された雑誌を破れんばかりの勢いで広げると、もう一つの記事を指さす里香。彼女の優勝を知らせるそれよりも、二回りほど大きな記事。
「大井弓江さん(15)とシンフォニー号、まさかの敗北。やはり人馬の調整不足が……」
「それよ!」

954キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:05:51
だん! という音が響いた。里香が机を叩いた音だ。思わず後ずさる綾華を無視して、里香が続ける。
「まるで調整不足が敗因みたいじゃない!」
「それはそうでしょ。弓やシンフォニーの実力を考えると、本調子であんなにミスをしまくること自体が考え辛いし」
「……そうだけど…………いや、それ以前に“まさかの敗北”ってなによ。まるで、私が勝ったのがまぐれみたいに聞こえるじゃない」
「……里香、弓との今までの対戦成績は?」
 綾華の言葉に、勢いよく文句を言っていた里香の体が硬直した。追い討ちをかけるように、
「大井弓江さんとの対戦成績は?」
 冷静な一言。

955キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:08:01
直後に伏線兼ネタバレが入るのでここまで

中途半端ですが、お願いします

956イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:14:54
確かに判断しかねる分量だな。
一見して問題がありそうには見えないが、あえて気になった点を挙げるとするなら、
三点リーダーを使いすぎな気がする。
もっとどんな間の空け方をしたか、呼吸は荒いのか、それとも全くの沈黙か、
そういった辺りを三点リーダーの代わりに地の文で表現してみちゃどうだろう。

957キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:21:07
>>954のほうです?

確かにそう言われてみると三点リーダーが鬱陶しいかも……

958イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:22:07
エクスクラメーションマークと三点リードが多いような気がする
それと里香と綾華の特徴とか部室の描写が少なかったりしてイメージし難い
喋りでキャラの特徴を描いてるのは解るのでもう少し文章でもフォローして欲しい
ノリとか雰囲気は良いと思った

959キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:28:08
>>958
部屋か……確かに書いてないorz

あと人物描写について質問なんですけど、プロローグでは流して書いて、一章冒頭できちんと描写するって手法はありですか?

プロローグは短い(20×20で5枚)んですけど……

960953リライト:2005/12/18(日) 23:29:48
 
最初の三行、誰が叫んでいるのが、一瞬、判断に迷ったので、
里香が叫んでいることを明確にするため、行を入れ換える。
そして、二人のキャラの区別の明確化のために、!を使うのは、里香だけにする。
「同じ年頃の」「やはり」はうざいからカット。
キャラの名前を出す箇所は、止められた、止めたで対照を取る。
語順はきっちりと整理。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「あー! ムカつくムカつくムカつく!」
 叫ぶと同時に雑誌を破ろうとした少女を、別の少女が止めに入った。
「それ、クラブの備品だから破らないでよね、姫野里香さん……」
 止められた少女──里香が、開いた雑誌を机に叩きつける。開かれたページには、一つの写真と二つの記事が載っていた。
「だって、この記事、まじムカつくよ、綾香!」
 止めた少女――綾華は、雑誌を手にとり、
「なになに……? 姫野里香さん(15)とブラックダイヤ号、優勝。危なげない飛越、巧みなコーナーワークで……特に問題のある記事じゃないと思うけど」
 眉をひそめ、なぜか怒っている少女――里香に雑誌を返す。
「そっちじゃない! こっちが問題なの!」
 渡された雑誌を破れんばかりの勢いで広げると、もう一つの記事を指さす里香。彼女の優勝を知らせるそれよりも、二回りほど大きな記事。
「大井弓江さん(15)とシンフォニー号、まさかの敗北。やはり人馬の調整不足が……」
「それよ!」

961イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:30:45
手法としては有りよ。難しいけど。

ミステリのMr.クインでは、プロローグが数行でほとんど主人公の独白。
でも面白い。違う奴は違う。

962イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:30:47
情報の小出しはテクニックの一つだし、アリだと思うよ。
それこそプロローグだけ神の視点にしてみるのもやり口として面白いと思う。
ただ人物描写も外見的特徴なら、読者により印象付けるためにも最初に畳み掛けた方がいいと思うな。
あくまでも俺の考えであり、同時に手法だから、正しいとは限らないけど。

963イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:33:03
それ以前に、これ物語のどの辺の場面?

964キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:36:59
>>960
もうちょっと綾華のクール(実際はそこまでじゃないけど)ぶりを前面に出すべきですかね……
>>961>>962
難しいですか……その難しい手法をSD投稿作で使ったorz
あっちはプロローグが夢描写だったけど。
>>963
まさに出だし。

965946:2005/12/18(日) 23:40:24
みなさん、批評どうもです。
欲を言えばストーリーについて何か言及して頂きたかったのですが、
>>950さんの言うとおり、これだけでは何とも言えませんかね。
章ごとに晒していくとまた中途半端になってしまうので、
全部仕上げて推敲もきちんとしてからまた晒します。
たぶん一ヶ月以上空いてしまうでしょうけど……

966イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:43:35
>>964
小説の一番最初?一ページ目?
それともプロローグは別にあって章の最初なのか。

967キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:45:37
>>966
小説のプロローグの一行目ですよ

968キャンタマの人:2005/12/18(日) 23:52:57
またスレを占拠するとあれなんで、そろそろ落ちます
アドバイス、ありがとうございました

969イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/18(日) 23:59:09
だったら、もうちょっと人物の名前を強調した方がいいかなぁ。
とりあえず思いついたのが下。

1地の文でいきなり名前を出す。
2場面を描写して、そこで名前を出す。
3いっそプロローグでは名前を出さない(二人で会話することが前提、二人称に気を付ける)


あと、スレの占拠とか気にせんで良いと思うよ。

970イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/19(月) 03:24:31
>960
>「それ、クラブの備品だから破らないでよね、姫野里香さん……」
親しいであろう相手をわざわざ姓名で呼ぶのは違和感が。
直後に読み上げさせる記事にフルネームの紹介は任せてしまっていいと思う。
会話のテンポやキャラクターのノリは好きだな。続きを読んでみたい。

971イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/19(月) 15:24:48
>>970
親しいからこそ嫌味になるんじゃないか?

972キャンタマの人:2005/12/19(月) 16:20:46
晒した部分だけである程度伝わっているといいけど……

綾華=微クール。里香の良き相談相手。
里香=綾華の前だと素直。基本はツンデレ。

ちなみに二人はクラスメイト兼幼なじみ。名前だけ出てる弓江も幼なじみ。

973イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/19(月) 18:09:06
嫌味にするなら台詞の頭にでも
「○○杯優勝の」とか付けた方がそれと分かり易いと思うが。
現状だと違和感を覚える読み手が出てもおかしくない

974960:2005/12/19(月) 20:10:05
>>971の言うように嫌味のつもり。

米国は子どもを叱りつけるとき、フルネームを使う。

だから、わざと芝居がかって、海外ドラマの女教師っぽい
身振り手振りをしてみせて、相手のことをフルネームで呼ぶ。

──ちょっとは大人になりなさいよ

そういう嫌味が言外に込められる。

ただし、>>972の言うように、綾香が微クールだったら、
そこまで芝居がかった真似はしないかも。

小さな子どもをフルネームで呼ぶ叱り方って、
わかるひとには、ああ、アレね、とピンとくると思うんだ。

しかし、>>970>>973のように、
違和感をおぼえるというひとも確かにいるわけで、
どういう読者層を対象にするか、難しいよね。

975イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/19(月) 20:19:57
いや、それは知ってるけど、
俺の感覚だとそういうのを同級生に使う時って最後通牒っぽいから、
この場合のツッコミ程度の用法だとやっぱり変に感じるんだよな

976イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/19(月) 20:35:30
「あー。ムカつくムカつく信じらんない!」
 雑誌を読んでいた里香が突然叫び声を上げた。勢い任せに雑誌を破ろうと立ち上がる。
「クラブの備品だから破らないでね」
 対面に座っていた綾華は里香を一瞥し、また手元の教本に視線を戻した。
 くしゃみが止まったような不快感。迸る怒りをどうすればいいのか。里香はとりあえず席に着いた。数分そわそわと室内を見回し、もう一度雑誌を開いて記事を読む。
 やっぱり納得いかない。里香は椅子を蹴倒して立ち、綾華の隣に移動した。
「だって綾華、この記事見てよ!」
 叩きつけられた雑誌が机とともに悲鳴を上げる。露骨に顔を顰めて、「椅子直しなさいよ」綾華がその記事を目にする。
 馬に乗った里香の写真と、それに関する文章だ。
「姫野里香さん(十五)とブラックダイヤ号、優勝。危なげない飛越、巧みなコーナーワークで……特に問題のある記事じゃないと思うけど。写真も良く映ってるじゃない」
 綾華は記事にさらりと読み通して、椅子を起こしている里香を見た。その目は何処が変なのだろうかと不思議に思っている。
「そっちじゃなくて、こっちが問題!」
 早足で綾華の隣に戻り、里香は開いているページの左下を指さした。一行開けて、確かに何か書いてある。写真はないとはいえ、文章量なら里香のそれに劣らない。否、むしろ多い。
「大井弓江さん(十五)とシンフォニー号、まさかの敗北。やはり人馬の調整不足が……、これ?」
「それよ!」
 里香が机を勢いよく叩く。不快な顔をする綾華だったが、涙目になっていた里香に免じて許すことにする。里香はこっそり、机を叩いた左手を後ろに回してさすっていた。
「調整不足ってなによ、そんなの言い訳にならないでしょ!」
「……でもさぁ、弓やシンフォニーの実力を考えると、本調子であんなにミスをしまくること自体が考え辛いし」
 自分の弁護をして貰えると思っていた里香の気勢が殺がれる。だが里香は打たれ強かった。往生際が悪いといった方が正しいかも知れない。
「だーけーど! 調整不足でまさかの敗北ってなによ。弓が本調子だったら私が勝ってなかったみたいに聞こえるじゃない」
「あれ? 勝つ自信あるんだ。へぇー、ふーん、ほぉー」
「な、なによ」
「里香って弓に競技成績で勝ってたことあったっけ?」
 綾華の容赦ない攻撃に里香が言葉に詰まる。うーとかむーとか唸るその姿が綾華の嗜虐心を煽る。
「ねぇ、姫野里香さん。どうだったっけ?」
 楽しそうに笑う綾華。


俺もリライトしてみた。
場面的にさー、地の文に最初から名前出しておいた方が良くない?

977イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/20(火) 03:58:38
>>976

名前を最初に出すのは俺も賛成。序盤もいいと思う。でも最後のほうが
安っぽくなった気がする。

978那賀 健比古:2005/12/21(水) 21:15:35
>943
 ご指摘有り難う御座いました。確かに兵士と黒羽の位置関係が、分かり難かった様です。
例文を参考に少し改訂してみました。幾つかはそのままパクリましたが。それと、元々は
滑走路に向かう途中を想定していましたが、展開がだれるので、敬礼する兵士は降龍の
搭乗員としました。

 昭和20年3月9日。夕方にも係わらず、明号作戦を控えたフエの帝国陸軍基地は、喧騒に満ちていた。
 滑走路上には暖機運転しているキ21『97式重爆』と、本土から急遽送られたキ58特襲機『降龍』の翼影が並び、護衛に付く中島一式戦闘機『隼』は、今まさに発動機を回すところであった。
 九七式中戦車『チハ』が、サイレンの様な冷却ファンの音を奏で、派手な排煙を炊き上げる。その脇にはアステカ帝国謹製の、人型歩行兵器『強者〈ヤグウァ〉』を装着した装甲歩兵が、98式装甲運搬車『ソダ』に乗り込んでいく姿が見える。
 同盟独逸から寄贈された虎の子を投入する辺りに、第38軍司令官・土橋中将の意気込みが見て取れようというものだ。
 虎の子と言うなら、自分たち帝国術法部の特選隊もそうだ、と公字〈コードネーム〉黒羽中尉はは考えた。或いは鬼子と言うべきかも知れないが。
 そんな考えを弄びながら、黒羽は駐機中の降龍に歩を進めた。作戦隊長の到着に気付いて、搭乗員達が姿勢を正す。黒羽は鞭打つ様に鋭く声を掛けた。
「構わん、作業を続けろ」
 本人は気遣った積もりであったが、この場合は逆効果であった。
 元より隠し事の多い大本営直属の士官に、基地の人間達は好意を持っていない。
 ましてや黒羽の引き締まった長身と、華族を思わせる白皙の美貌、透明感の有る凛とした声は、ここでは完全に浮いている。
 そんな黒羽の人を拒む様な態度に、搭乗員達は顔を見合わせ、白けた表情を浮かべて、出撃前の最終確認を再開するのであった。

979イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/21(水) 22:40:40
>>978
同じ人物からもう一つ。
あなたの文章はちょいと固いかなと思います。
確かに文法通りの模範的なものではありますが、
読む時につっかえてしまうともったいないですね。
例えば一行目。

>夕方にも係わらず、明号作戦を控えたフエの帝国陸軍基地は、喧騒に満ちていた。

これは後方の読点を外してもかまわないと思います。

>夕方にも係わらず、明号作戦を控えたフエの帝国陸軍基地は喧騒に満ちていた。

以上のように、句点読点の位置を変えてみたものをちょいと書いてみます。


 昭和20年3月9日。夕方にも係わらず、明号作戦を控えたフエの帝国陸軍基地は喧騒に満ちていた。
 滑走路上には暖機運転しているキ21『97式重爆』と本土から急遽送られたキ58特襲機『降龍』の翼影が並び、護衛に付く中島一式戦闘機『隼』は今まさに発動機を回すところであった。
 九七式中戦車『チハ』がサイレンの様な冷却ファンの音を奏で、派手な排煙を炊き上げる。その脇にはアステカ帝国謹製の人型歩行兵器『強者〈ヤグウァ〉』を装着した装甲歩兵が、98式装甲運搬車『ソダ』に乗り込んでいく姿が見える。
 同盟独逸から寄贈された虎の子を投入する辺りに、第38軍司令官・土橋中将の意気込みが見て取れようというものだ。
 虎の子と言うなら、自分たち帝国術法部の特選隊もそうだと公字〈コードネーム〉黒羽中尉はは考えた。或いは鬼子と言うべきかも知れないが。
 そんな考えを弄びながら、黒羽は駐機中の降龍に歩を進めた。作戦隊長の到着に気付いて、搭乗員達が姿勢を正す。
 黒羽は鞭打つ様に鋭く声を掛けた。
「構わん、作業を続けろ」
 本人は気遣った積もりであったが、この場合は逆効果であった。
 元より隠し事の多い大本営直属の士官に、基地の人間達は好意を持っていない。
 ましてや黒羽の引き締まった長身と華族を思わせる白皙の美貌、透明感の有る凛とした声はここでは完全に浮いている。
 そんな黒羽の人を拒む様な態度に搭乗員達は顔を見合わせ、白けた表情を浮かべて出撃前の最終確認を再開するのであった。


一箇所、縦書きにした際に黒羽という文字が横に並ぶので改行もしました。

どうでしょう?黙読した際の感じの違いは出てるでしょうか?

980那賀 健比古:2005/12/21(水) 23:55:52
 度重なるアドバイス感謝します。何分にも漢字が連続するので、意図的に文を短くし、
句点も増やしたのですが、少々杞憂が過ぎたかも知れませんね。

981イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/22(木) 00:03:40
漢字が多い、と言えば多いかぁ。
ある程度、かなに開いちゃっても良いかも知れませんね。
これはまあ小説の雰囲気の問題になるんで、ちょいと難しいですが。
自分としてはこのままでも十分かと思います。


ああ、それともう一つ。
縦書きなんで、数字は全て漢数字に統一した方がよろしいかと。
これはここに書き込むためかと思ってスルーしてたんですが。
一応縦書き小説としてのマナーですな。

982那賀 健比古:2005/12/22(木) 21:41:58
そうすると更に漢字が増えて”読むのを拒絶するかの様な”文章に成りまして……

983イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/22(木) 22:06:38
>>982
戦車とか飛行機の名前って読者にとってはどうでもいいことが多いからなぁ。
もうちっと、読者のことを考えて書くべきじゃないかね。

984キャンタマの人:2005/12/22(木) 22:23:49
放置プレイしてすいませんorz
>>973-975
綾華が里香をフルネームで呼ぶのは違和感がありますね
晒した部分+それ以外で書いた部分+脳内設定の綾華だと、そこまで嫌味を言うタイプじゃないんで……
>>976
リライトありがとうございます
ただ、里香って一応はお嬢様(馬術を始めた理由を作ったのもその境遇)なんで、「マジムカつく」って発言に正直違和感が……

985イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/22(木) 22:33:28
>>982
んじゃ幾つか漢字をひらいておくべきかな。
その辺の加減はまあ、適当に。

>>984
「マジムカつく」などとは書いてない罠!
そしてお嬢様などとは知らされてない罠!
まあ、お嬢様でも今時の子ならムカつくぐらいは言うでしょう。
ていうか、ムカつくはおまいさんの本文から取ったのだ。

986キャンタマの人:2005/12/22(木) 22:55:51
あと、相談です。夢による過去回想シーンの描写をしたんですが、自分でも違和感を感じてます
ばっさりと斬って下さい

―――――――――――
「里香ちゃんはいい子ね」
 またそれ? 聞き飽きた。
「さすが里香ちゃん。誠一さんの娘だけあるよ」
 なによ! 私自身を誉めているわけじゃないじゃない! いつもいつも家のことばかり。それって私が私でなくてもいいってことじゃない!
 外食産業の雄、株式会社姫野コーポレーション社長・姫野誠一の一人娘。 里香の立場を一言で表すと、そうなる。
その立場ゆえだろう。
 人並みに怒ってくれる両親は別として、他のオトナの口からは、賞賛の言葉しか発せられなかった。
 里香自身が勉強、スポーツ双方にそこそこ優秀だったのもあるが、それにしたって異常なほどに賞賛された。
 試しに一度、叔父が大切にしていた古そうな壷を割ったこともあったが、その時だって一緒にいた従兄弟がなぜか怒られていた。
 大人が他人を、まして他人の子供を、心から絶賛することなんてない。絶対ない。里香の中を、そんな考えが埋め尽くそうとしていた頃。
「すごいよ君! 始めてでそんなに乗れるなんて!」
 だからそれは聞き飽き……え?
 彼の浮かべた満面の笑み。それは、オトナたちが自分を誉める時の作り笑いとは違う。
 私を……姫野里香を認めてくれるの?
 姫野里香、九歳の夏。彼女が始めて乗馬と出会った日。彼は言った。
「君じゃないとダメなんだ。君だからできる」
―――――――――――

コピって気づいたけど、推敲ゼロとはいえ文章が破綻しかけてるorz
一応、三人称里香視点の夢描写です。

987キャンタマの人:2005/12/22(木) 22:58:54
ごめんなさいorz>>960のリライトだった……>マジ〜
お嬢設定は今晒した部分で触れてます

988イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/22(木) 23:13:25
なんか、里香にいらっとするのは気のせいですか。

989イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/22(木) 23:16:23
>>987
謝っても許さねぇ。ばっさり斬ってくれる。

まず一行目と四行目が矛盾。
十行目が日本語的に、ちょいと考えるとおかしい。
十六行目の台詞が結婚詐欺師みたい。いやこれは仕方ないか。
あと全体的に夢でそこまで場面が進行するか?という感じはする。
これを夢、と片づけるのは苦しいかなぁ。

とりあえず語彙を除いた指摘はそれだけ。

990イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/22(木) 23:55:27
>>986
句点が多い
最後になるまでヒロインのどのくらい前の過去話か解らないのでイメージし辛い
それとなく外見やとかを入れて欲しい
古典的だが過去の自分を意識体の自分が見下ろしているとかなら違和感なく身体描写出来ると思う


あと細かいところ
「じゃないじゃない!いつもいつも」の行は読み辛い
じゃない大杉じゃない?
大人とオトナ、揃えた方がいい

991イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/23(金) 00:32:14
句点も読点も多くはないと思うぞ?

992キャンタマの人:2005/12/23(金) 09:43:52
>>988
やさぐれツンモード全開な場面なんでこればかりは……
>>989
細かい指摘㌧クス
イメージ的には悪夢系でよくある、過去の人物から罵倒→ヒロインやら主要キャラといった現在の人物から罵倒みたいな感じで書いてみましたけど、変ですか
>>990
じゃないじゃないは即修正しますorz
大人=普通の意味、オトナ=ちょっと嫌味入ってるって感じで書いてみた

993イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/23(金) 10:51:54
>>992
文章が独善的な感が否めない。
もう少し考えて書くべきではないだろうか。

994イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/23(金) 17:56:58
>>992
普通の回想ぽくリライトしてみた。
悪夢系だとなんてーか、救いがないはずなんだよね。夢に。


「里香ちゃんはいい子ね」
 誰かが私の頭を撫でてくれた。確かに私を見ているけれど、その瞳に私は映っていない。
「さすが里香ちゃん。誠一さんの娘だから優秀だねぇ」
 あなたは誰に話してるの? 私も里香だけど、あなたが見ているのは本当に私?
 幼い私は常々不思議だった。周りの大人は私を呼ぶけれど、本当に呼ばれたのは私じゃない。どこかに存在する、私の知らない女の子が彼らには見えていたらしい。
 それが「父さんの娘である私」と気づいたのはいつだったのか。ちょっと思い出すことはできない。
 今思うと、外食産業で成功を収めた若社長――姫野誠一の娘というポジションは、私を取り巻く大人にとって大きな意味を持っていたのだろう。
 何かにつけてちやほやされたし、両親以外に叱られたことはなかった。それが良かったのか悪かったのかは分からない。自分でも気になるほどに強がりな性格になってしまったから、悪かったのかな。
 小学校に上がって、二年ほどたった頃にはすっかりクラスのうるさい女で通っていた。何かにつけて文句を言う。男子と真っ向から喧嘩して何度も勝った。級長としては立派に役目を果たしたし、テストも丸が一杯だ。
 それでも私は空虚だった。子供ながら人間不信に陥ってたのかも知れない。
 大人なんて私を見てくれないんだ。
 怒られたって怖くない。誉められても嬉しくなんかない。
 けれど、いつもより暑かったあの夏。九歳の私が初めて馬に乗ったあの日。
 そんな価値観を一発で粉々にする人が現れた。穏やかに笑う、とてもとても優しい人。馬が好きで、とっても好きで。そんな自分に嬉しそうに困っていたあの人。
「僕は馬が好きでね……あ、里香ちゃんも馬が好き?」「あ、上手い上手い。そうそう。……里香ちゃんは才能があるなぁ」「何してるんだ! 下手をすると死んじゃうんだぞ!」
 くるくると変わるあの人の表情。その時の空気の味すら鮮明に思い出せる。
 父さんと母さん以外で、私を本気で叱ってくれた人。父さんと母さん以外で、私を本気で誉めてくれた人。
 なんだ、大人だって私を見てくれるんだ、父さんの子供である私じゃなくて、姫野里香を見てくれる人がいるんだ。心にかかっていた靄が、まるで魔法のように晴れていく。

995キャンタマの人:2005/12/23(金) 22:04:18
>>994
気分は完敗orz

夢描写でもぶつぎりじゃなくて、きちんと描写したほうがいいんだと思い知らされた

ありがとうございます。これでもう一つレベルを上げられるような気がする

996那賀 健比古:2005/12/24(土) 18:57:16
 ご指摘の件ですが、下記の通り書き直してみました。

  >キ21『九十七式重爆』と、本土から急遽送られた……

 名称などやたらに多いのは、私が少々ミリヲなのと、実在の兵器に架空兵器を並べて、
リアリティーを増す効果を狙った為です。ここで搭乗する『降龍』も、元になったキ58は
実際に存在しました。
 まあライトノベルは、有るていど同好の士が同行の士に向けて、共感を感じさせる物ですから。
最もミリヲタは、些細な違いで啀み合うから諸刃の剣。ワナビには危険かも知れませんね。

 最後に、何故か名前が載ってなかったのですが、ラスプーチンも私です。>898、>914さん
有り難うございました。

997イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 14:22:57
ふと思うのだが、推敲してからここに乗せるべきじゃないか?

998イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 15:41:17
いやいんじゃない?
俺はかまわないと思うけども。

999イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 15:51:43
>>998
でもなあ、推敲してなお行き届かない点を他人に教えてもらうってのが
立派な大人のやりとりじゃあるまいか。

1000イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:01:09
そうそう、そう思うのだよ。
描写が丸々思いつかない時はひたすら小説を読みまくるべきだし。
とりあえず自分にとって完璧だ! と思わなくても、自信有りという状態にしてからにすべきじゃないかなと。

それが出来ないって、読者の目を基本にしてないってのと同義だべ?

1001イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:16:55
ああ、それはそうだけどさ。
推敲前の文章を見せてもらうことも、自分の勉強になると思ってるし。
ま、お堅くいかなくても良いんじゃないかと。

1002イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:19:32
>>1001
うーん、つまりアレかな。自分と他人と、推敲の経緯でどういうふうに
文章が枝分かれするのかを確かめたいって事? それならそう明言して、
その上で推敲前と後とで併載すべき、かな。それでないとフェアじゃない。

1003イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:21:32
人それぞれだからなんとも言えないけど。
推敲してから乗せろよカス! って言われても構わないなら晒してくれって感じだなぁ。
初めて小説書いて……ってなら話はわかるんだけどね。

1004イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:21:32
>>1002
いや、俺は推敲させて貰うことが勉強になるなぁと思ってる。

1005イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:23:07
>>1104
それならネットに転がってる二次創作、適当にひっぱてきてみ。
やりがいあるぞ。

1006イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:23:07
だってさ、美味しくない?
晒した人は推敲して貰える。
こっちは推敲させて貰える。
双方ともにメリット発生。うひゃほぅ!

推敲してあげてる、と思ってここに来るのはもったいないと思うんだ。

1007イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:24:48
別に誰も推敲してあげてるとは思ってないだろう。
批評してもらいたいなら、推敲は済ましておけよ、と思うだけだろ。

1008イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:31:29
まあ礼儀っちゃ礼儀だろうなぁ。
でも気にしない人もいるってことで。

1009イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 16:46:22
>>1008
その二者の間の溝がでかいのが問題なんだろうけどね。
勉強させて欲しい、と言う人と、書き手の尻をとことん叩きたい、って人が
混在してる。正直別にスレ立てられるほどの溝。

1010イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 17:49:50
ふーむ。
それでも、晒してくれる人は歓迎しますぜ、モニタの前の旦那。

1011イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 20:21:40
>書いてみたはいいけど、この表現どうなの?会話シーンに自信ないんだけど、ちょっと見てもらいたい・・・。
>そんな悩みを抱えるあなたは、このスレに、書いた作品の一部を載せてみましょう。
>ついでに、執筆上の悩みもガンガンぶちまけましょう。
>投稿する際には、あまりに長いのは避けてください。また、このスレはオリジナル限定とします。
>その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。


ルールとしては、あまり長いものでなければ、どちらでもスレの趣旨に合っていると思うけれどね。
那賀が叩かれていたのは、余りに長くてつまらない、粗筋を書いていたからでしょう。
ここは有益な助言が多いけれど、プロばかりって訳では無いから、批評してる人にしても怒っている人にしても、
自分が何をどう感じたかとか、何を怒っているのかが、上手く表現出来てない事があるみたいだよ。

1012イラストで騙す予定の名無しさん:2005/12/25(日) 23:39:15
>>1011
言いだしっぺが言うのもなんだが、特定して語るのイクナイ。
全体の雰囲気の問題として対処するのがよろしいかと。

理想としては晒す本人がどういうレベルでの対処をして欲しいかって事を書くべきなんだろうな。
例えば、本当にちょっと書いてみて方向性はあってるか確認したいであるとか、
細部までのツッコミが欲しいとか。
後者であるなら当然推敲しとけって話になるわけで。

1013那賀 健比古:2006/01/01(日) 16:25:49
皆さん明けましておめでとう御座います。
今年も宜しくお願いします。

1014キャンタマ怪の人:2006/01/01(日) 21:59:06
明けましておめでとうございます。
今年はまずMF、電撃で大賞穫れるように努力していきたいと思います。

1015イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/02(月) 02:53:04
明けましておめでとうございます。
新年早々御見苦しいかも知れませんが、表現に違和感があったらご教授願えれば幸いです。
主人公と敵の戦闘シーンです。現代を舞台に戦ってます。

「ほら、どうした?」
 口元を歪める男。
 逃げ回るのが精一杯で、その表情に怒りを覚える暇も無い。
 次いで繰り出される剣閃。
 殆ど勘だけで真横に飛ぶ。
 肩を裂く様な痛みが、体中を一気に駆け巡り、視界がチラついた。
「ほら、蹲れば死んでしまうぞ」
 その声に、折れそうな膝を酷使して、再度後ろへ跳躍。
 誰も居ない公園で、日本刀を振りかざす男に襲われている17歳の少女。
 ああ、滑稽だなと笑みが毀れそうになる。
 マトモな神経なら、もう既に使い果たしてしまった。
 ここから先は、もっと図太い神経系を順次使い尽くすしか無い―――
「さて、鬼ごっこは終わりにしようか」
 もう飽きた。
 その素っ気無い声が、ぞくりと背筋を凍らせる。
 氷点下の海に投げ込まれた様に、体は硬直し、思考は四散して行く。
 後は簡単だ。
 何も出来ず、海の藻屑と消える―――そんな末路が、こんな頭でも考えられた。
「参ったな、女性を殺してしまうのは好きじゃないんだが」
 ポリポリと頬を掻く男。
 無機質な眼は、多分、私など見てはいないのだろう。
「さようなら、お嬢さん」 
 視界から消える男。
 消えた、と視認した時には―――私は地面を転がっていた。

1016イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/02(月) 13:57:27
敵  :「ほら、どうした?」
敵  :口元を歪める男。
主役 :逃げ回るのが精一杯で、その表情に怒りを覚える暇も無い。
敵? :次いで繰り出される剣閃。
主役 :殆ど勘だけで真横に飛ぶ。

人称を書かないまま視点が替わるので少し混乱します。とは言え、

 もう飽きた。
 その素っ気無い声が、ぞくりと背筋を凍らせる。

は良い感じで効果が出てますから、あくまで趣味の範囲の意見ですが。
それと”−−”は二つが定石です。

1017那賀 健比古:2006/01/02(月) 22:59:40
それではベトナムの地形や気候を折り込んだ改訂版を書き上げましたので晒して見ます。


ベトナムの屍鬼〈コ・ホン〉

 昭和20年3月9日。夕方にも係わらず、明号作戦を控えたフエの帝国陸軍基地は喧騒に満ちていた。柵の周りには現地人達が群がり、興味深そうな目で基地を眺めている。
 ベトナムの気候は海雲〈ハイヴァン〉峠を境に南北に分けられる。北部に位置するフエの三月は日本で言えば梅雨に当たるが、日本の梅雨より寒くてより湿度が高い。
 そんな薄暗くじめついた中を、兵士達が作戦の準備を急いでいた。
 滑走路上には暖機運転しているキ21『九十七式重爆』と、本土から急遽送られたキ58特襲機『降龍』の翼影が並び、護衛に付く中島一式戦闘機『隼』は、今まさに発動機を回すところであった。
 九七式中戦車『チハ』がサイレンの様な冷却ファンの音を奏で、派手な排煙を炊き上げる。その脇にはアステカ帝国謹製の発動鎧『強者〈ヤグウァ〉』を装着した装甲歩兵が、九十八式装甲運搬車『ソダ』に乗り込んでいく姿が見える。
 同盟独逸から寄贈された虎の子を投入する辺りに、第38軍司令官・土橋中将の意気込みが見て取れようというものだ。
 虎の子と言うなら自分たち帝国術法部の特選隊もそうだ、と公字〈コードネーム〉・黒羽中尉は考えた。或いは鬼子と言うべきかも知れないが。
 そんな考えを弄びながら黒羽は駐機中の降龍に歩を進めた。作戦隊長の到着に気付いて搭乗員達が姿勢を正す。黒羽は鞭打つ様に鋭く声を掛けた。
「構わん、作業を続けろ」
 本人は気遣った積もりであったがこの場合は逆効果であった。
 元より隠し事の多い大本営直属の士官に、基地の人間達は好意を持っていない。
 ましてや黒羽の引き締まった長身と、華族を思わせる白皙の美貌、透明感の有る凛とした声はここでは完全に浮いている。
 そんな黒羽の人を拒む様な態度に搭乗員達は顔を見合わせ、白けた表情を浮かべて、出撃前の最終確認を再開するのであった。

1018イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/02(月) 23:20:25
非軍ヲタの俺が置いてきぼりなのは確実で

1019イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/03(火) 00:58:38
1) 設定まわりのちょっと思ったこと
魔法がある世界の大日本帝國陸軍パワードスーツ部隊が大暴れ、まで読み取れた。
違ったらすんまそん。
書きたいのはわかるが、メインストーリーと絡むのでなければ、
軍用機の形式はばっさり略して護衛戦闘機、輸送機程度でいいかも知れん。
あと旧軍の分類だと装甲車部隊は装甲歩兵じゃなくて機械化歩兵になるんじゃないかと。

2) オタ感想
乾いた文体は割と好き。仮想戦記の文体でロボ物と言ったところでしょうか。
チハたんの横を行く装甲車、降車して活躍するパワードスーツ。いいじゃない(悪人ヅラ)

ただ俺の好みだといっそベトナム戦争中の日本人志願兵の話にして士気↓のなかで
コカインとハシシでピロピロになりながらパワードスーツ大暴れとかが(山田正紀の装甲戦士)

1020イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/03(火) 01:57:49
どうも朝松健がちらつくのよね

1021イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/03(火) 08:24:00
>1015
 「肩」を裂く痛みが「全身」に広がるのはヘンだろ

 随所でムリして使ってるっぽい小難しい感じがバカっぽいと思う

1022那賀 健比古:2006/01/03(火) 20:40:16
>1018
 実は私も必死に資料を漁ってそれらしく見せてる段階です。
>1019
 と言うわけで一々名称を並べたのは”昭和20年3月9日”の書き出しと同じく、戦記風に
見えよう工夫した次第です。ストーリーには直接絡まず、メインは『降龍』の方でして。
 肩透かし食らわせて申し訳有りませんが、装甲歩兵は通りすがりのガジェットに過ぎません。
パワードスーツ部隊を通常の機械化歩兵と区別する意味合いで、装甲歩兵と書いてみましたが、
調べてみると同盟独逸では装甲歩兵と呼ばれてましたので、これも問題に成りますね。何か適当な
造語を検討してみます。”人型歩行兵器”を”発動鎧”に変更した事ですし。
>1020
 仰る通り朝松健氏の影響受けまくりです。ひょっとすると同じ本を読んでるかも知れませんね。

1023ちょい長め1/2:2006/01/05(木) 23:16:18
少し長いのですが、表現上のわかりにくいところなどを指摘してもらえるとありがたいです。
_____________________________________

 炎上するムーンダイバーからの脱出に成功したのは、俺を含めてもわずか数名に過ぎなかった。
 酸化剤がなくなるまでのわずかな時間で、ダイバーは墜落の衝撃で月面に新たなクレーターを作るとともに、こんがり丸焼けになっており、俺たちから生存者をさがす手間を省いてくれていた。
「軍曹」
小隊の生き残りからの通信には実に逼迫した響きがあった。
「ECMが通じてなかったんです! 我々は待ち伏せ攻撃を食らっています! 他の連中も……」
 突然、雑音が入って通信が途絶えた。周囲では敵のミサイルが次々と新たな目標を見つけており、月の軌道上からつっこんでくる友軍のダイバーとそこから吐き出される兵士たちに、俺たちと似たような運命を押し付けていた。

「くそ」
俺は装甲気密服の中でふるえていた。待ち伏せ攻撃に気付くと同時に、俺は自分にかせられた義務をうっちゃっておくことにして、最低限の装備だけを持って飛行するダイバーから飛び出していた。
 他の連中にも声はかけたが、俺ほど運が良くなかった連中、後方から来たばかりのタフを気取っている新兵などは、多少目端の利く少数を除いてほとんど生き残ることができなかった。そこには小隊長も含まれていた。
 俺は例の衝突クレーターに頭から突っ込むと、生命維持系を除く装甲気密服の全機能を強制終了させた。
 もしも敵のミサイルがパッシブホーミングなら、機能停止した全高二メートルに満たない月面に突っ伏した金属・セラミック塊を見つけるのは困難であるはずだった。気密服は冗長性をもたせて造られているから、五分や十分で窒息することだけはないと踏んでいた。
 周りにミサイルの雨が降る中で、俺は今までに抱いた売女の数を数えはじめた。

 もしもあんたがこの戦争の起きた理由を知りたいのなら、次の呪文を唱えるといい。
 R.U.R.、ローゼン協会、ゲノム、メガテクボディー社、来栖川電工。
 わかるやつならわかるだろう。これらは全部が全部、人型ロボットやレプリカント、いわゆるアンドロイドを開発している企業の名前だ。
 前世紀の終わりから今世紀の初めにかけて発達した分野に、自律型ロボットと宇宙開発がある。
 宇宙開発のほうは、主に中国とインドの本格参入――インドの新指導者がパキスタンのバックについている中国を名指しで非難したことで双方がスターウォーズ計画のアジア版に着手した――によって、冷戦期の米ソ宇宙開発競争並の金がじゃぶじゃぶ使われたことによる。自律型ロボットについては、当時日本で開発された人間環境対応型人型自律ロボットが非キリスト教圏でバカ売れして各国の先進企業が追随したことで一気に価格がこなれて普及した。
 結局中国とインドは今世紀半ばになって和解したが、それまでに人類は安価な対軌道輸送システムと宇宙開発に必要な要素技術のほとんどすべてを手にしていた。
 デタントによる楽観的な雰囲気と、準戦時体制の解除による雇用・失業問題の影がちらつく中で、アメリカのコードウェイナー・ポール博士とスミス・ラインバーガー博士が連名で新時代における宇宙開発計画の私案を発表した。

 環境保全法によって縛られている大企業は、自社製品を最終的に『自然にやさしい』かたちで処分する責任を負っている。これは前記のアンドロイド企業も同様で、連中は廃棄されたり市場から駆逐されたりしたアンドロイドを回収して部品レベルに還元してリサイクルをする必要がある。
 だが、実際にはそれには膨大な資金が必要となり、多くが自社の敷地内に『ゴミ置き場』をつくって廃棄アンドロイドを放置してお茶を濁しているという現実がある。
 ポール=ラインバーガー私案はそのゴミを資源にしようと主張していた。
 具体的には月に送り込んでしまえといっていた。

1024ちょい長め2/2:2006/01/05(木) 23:18:00
 ミサイルの雨がやんだのを待って、俺は装甲気密服のシステムを再起動した。
 クレーターから這い出した俺の目の前に、ちぎれた女物の脚が丸太のように転がっていた。ヒスパニックのものらしいその脚は真空にさらされて半ばどす黒く染まっていたが、被服の破れ目から見える滑らかな太ももが妙にエロティックな印象を俺に与えた。
 ムーンダイバー……月面降下艇はその三割近くがやられていた。国連の月面強襲作戦は開始早々につまづいていた。
「くそ」
俺はもう一度つぶやくと、小隊の生き残りを把握しようと中隊主力がいる方向へと移動した。
 月面に散らばるダイバーの残骸の中を、俺と同じような格好をした国連の兵士たちが甲虫の屍骸に群がる蟻のようにうごめいていた。降下作戦に参加したのは各国が人員を出し合って編成された国連宇宙軍の一個大隊だったが、現状はどう贔屓目に見ても二個中隊に足りるか足りないかぐらいだった。俺の耳に中隊通信系がささやいてきた。

……進め、前進前進前進……隊列を組んでマイク・ノーヴェンバー・オスカーへ侵攻せよ……第一小隊と第二小隊は先行してセンズリしていろ……第四は後衛、第三は司令部直接指揮下に入れ……

 俺は第三小隊だった。俺は中隊司令部へと急いだ。
「生きていたんですか、軍曹!」
まだ声に学生の雰囲気を残している兵士が俺を迎えた。新人で生き残ったのは彼女一人だけらしかった。
「おまえこそ、だ。ナカジマ」
俺は軽くいなして残りを探した。マレクとチャベスが片手を上げて見せた。二人とも三度のムーンダイブを生きて帰ったベテランだった。他に小隊の生き残りはいなかった。
「再会を喜びあっている暇はない」
全員の耳に冷徹な声が響いた。俺が振り向くと、中隊長以下の連中が月面に固定錨を打ちこんで射撃姿勢をとっていた。
「ナザーロワ大尉」
俺が何か言おうとするのを、大尉は片手を振って押しとどめた。
「すべては後でだ、軍曹。第三小隊の残りを指揮しろ。すぐに連中がやってくる」
 俺は月の地平線へと視線を向けた。奴らが見えた。地平線のむこうからやってくる、目下のところの人類の敵の姿が見えた。
 奴らが。ロボット達が。アンドロイド達が。メイドロボ達が。
 限界高度まで降りてきたオービタルダンサーが爆撃を開始したのが合図になった。
 俺は銃を構えると固定錨を打ちこんだ。

 ポール=ラインバーガー私案は、二人がすでに名を成した『重鎮』研究者であったこともあって、発表後に広範囲からの反響を得た。私案は複数の科学者と技術者に叩かれることでその完成度を高めていった。
 航空宇宙産業に色気を持っていた企業グループと宇宙開発における地盤沈下を愁いていたアメリカが資金を出し合って行なった小規模な実験は、実に興味深い結果を出した。各国、各企業間での調整が水面下で速やかに行なわれて、私案発表から数年後には最初のアンドロイド支援衛星が月軌道上にあげられていた。
 要は人海戦術だった。高度な状況判断能力と(ある意味で)究極の汎用マニピュレータを持った自律機械が、ただ市場原理に敗れたというだけで企業の倉庫の中で眠っているのだ。これを使わない手はなかった。
 最低限のメンテナンスをされたロボット/アンドロイド/レプリカント/メイドロボが続々と月面に送り込まれた。そこで行なわれるのは重機が登場する以前の大型建築そのものだった。
 百万を超える人型機械が、その手と原始的な道具だけを用いて人類初の地球外植民地を築いていくのだ。一種異様な光景だった。
 建築資材のほかには何の支援も与えられない『奴ら』は機能の劣化をパラメータの変動と互換性のある機体間での共食いによって防ごうとした。奴隷労働と同族食いだ。
 個々の行動は混沌を極めていたが、全体では一つの意思の元に働いていた。蟻や蜂の行動様式だった。
 月のいくつかの海に最初の恒常基地が建設されて、月の裏側には巨大な電波望遠鏡が魔法のように出現した。
 そして月面に人間が常駐するようになって一年もしないうちに、アンドロイド達は発狂
した。

___________________________________________
まぁこんな感じです。アンドロイド企業名はヤバめなので変えようかとも思っています。どんなもんでしょう。

1025イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/05(木) 23:46:47
 3、4節の背景説明が助長に過ぎないかな? 直接ストーリに関係無い背景なんだから、
説明したい衝動はグッと抑えて、5節めのメイン・ストーリに戻した方が良い。
 世界観を表すとは設定を並べるのでは無く、雰囲気を匂わせる描写の事だよ。
 逆に「国連の月面強襲作戦」は何をしに来たのかな? 遠大な世界の構造を語るよりも、
先に主人公達の目的や行動を書いた方が読者のストレスが少ないと思う。

1026ちょい長め:2006/01/06(金) 00:45:38
おおっといきなり適切な指摘。
第四節あたりをダイエットさせつつ饒舌に状況を説明させる……
へへへ、挑戦しがいのある問題だぜ。

ありがとうございます。

1027イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/06(金) 02:18:47
一文が長杉で読みづらい。

1028イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/06(金) 22:52:33
−−−−−−−−−1−−−−−−−−−2−−−−−−−−−3−−−−−−−−−4−−
 それは有るな。代表的なライトノベルを何冊か手に取って読んで欲しい。例えば今オレの
手元に有る物は一枚辺り、つまり2p又は見開きで42文字×34行に成っている。そして3行以上
続く文は殆ど無い。
 こんな風に一反区切る訳だ。

1029ちょい長め:2006/01/07(土) 02:16:24
さすがに一文が長すぎとかは考えてなかった。
自分で読むと繰り返し直しを入れた分するする読めるので気付かないんよ。
一般小説への移行を考えるか、ぶつぶつ切るか。
へへへ、挑戦しがいのある問題だぜ。

ありがとうございます。

1030イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 11:36:39
ラノベ的文体とはやや違うが、悪くないと思う。
このスレで読んだ中ではいい方では。
書き上げたら徳間あたりに送ってみれば?

1031イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 21:34:16
>その他は、ライトノベルであれば、ジャンルその他は問いません。

という前提で批評してる訳だから、盲目的に受け入れれば良いという訳じゃ無いしね。
此方の手元に有る「TWELVE Y.O.」ではその位の長文は当たり前だし、専門用語や設定も
詳細で量も多い。
でもやっぱり、戦闘描写→背景説明→戦闘描写→背景説明では、折角の迫力を損ねるかと。

1032イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/07(土) 22:54:57
実際、読者がどう取るかだよな>長文

読者を“信用”しすぎて、長文たらたら書いて読者の気が滅入ったらアウト
読者を舐めてかかって文を区切りまくって持ち味殺すのも微妙

いかに対象の読者レベルを読むかだよな

1033イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/09(月) 10:22:01
ベトナムの気候を書けと言ったが、
暑くて湿っぽい気候なんてのは言われるだけならない方が良い。
そして描写が全然足りてない。文章の長さの話じゃなくてね。
気候の話も同じこと、読者がベトナムに居るように錯覚する文章を書け。
まず、何を書きたいのか、書かなければいけないのかってのをしっかり定めて書いたほうが良いと思う。
背景が書割りで良いと言うなら、そんなん気にする必要もないと思うけど。

1034イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/10(火) 02:24:02
ひょっとして推敲で騒いでたのも君かな?

1035イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:14:39
近所から誘導されてきました。
時間があれば批評などしてくれるとありがたいです。

(妹暴行、そして殺害)

俺は仰向けに倒れこんだ妹に馬乗りになる。
妹の腹部に体重を預けた瞬間、呻る様に妹の口から悲鳴が漏れた。
それで少し我に返りそうになった。しかし俺の目下にある、妹の表情がそれをさせなかった―
哀願と憎悪が、ショッキングな色の絵の具を混ぜた瞬間みたいに、混濁した表情。
そのマーブルは群青になって俺の心に流れ込んできた。
昔見た付録の安っぽい3Dメガネを通してみた世界が目の前に広がる。
―うわぁ、なにもかも、おもちゃみたいだ。
そして気に食わないおもちゃを叩きつけるように、目の前の妹の顔を、殴ってみた。
ぐにゃり、と世界と一緒に妹の顔がひしゃげた。うわ、なんかおもしれー。
ひしゃげる感じが楽しくて、もう一発―。ぐにゃり。うひゃひゃ。
おもしれー。おもしれー。殴れば殴るほど周りも俺も一緒にぐにゃぐにゃになって
妹の顔もぐちゃぐちゃになって赤い血がいっぱい飛び散って。その赤がまた世界の色
ぐちょぐちょ混ざって。色んな絵の具を足した水彩画セットの水バケツみたいだ。
どれぐらいかき混ぜたんだろう。世界も俺も妹も、もう何色か分らなくなってきた。
だけど俺はまだかき混ぜ足りなくて、もっと強くかき混ぜようと、拳に力を込めた。
その瞬間。パチャ、っと水を零したような音がした。唐突に世界が単一色になる。
それはすべての色を混ぜた最後、黒い赤。俺の血の色だった。
「う―、あ?」
なぜか冷静に、我ながらずいぶん間抜けな悲鳴だ、と思った。
手でゆっくり黒い赤を掬い上げた。プシューっていってる。
俺の腹から出ていた。そこには銀色のナイフ。妹の白い手が突き立てていた。
「なん、で?」
また、パチャ、と水音。俺の身体が自分の血溜に倒れた音。
そのまま水底に沈んでいく気がした。水面に目をやれば、さっきとは逆の構図、
妹が俺を目下に見下ろしている。妹は何故か笑っていた。
そして本当にゆっくりと妹が右手を振りかざす。黒光りしたハンマーが握られていた。
ハンマーが頂上にかざされた瞬間、妹の顔から、ニタリ、と音がした気がした。
―さようなら、〝お に い ち ゃ ん〟
鉄が弾ける硬い音がして、俺は、深い深い、常の闇に、落ちていった。
―今度は、ワタシが、かき混ぜるばん

1036イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:27:43
自分では理解できている描写が結果として抜け落ちてるので、唐突に感じる部分がいくつかある。
あと、一人称で書く場合は描写の言葉も、視点のキャラのレベルである必要がある。
例えば、チンピラDQNの視点で妙に文学ちっくな表現があっちゃヘンでしょということ。

色で纏めたのは結構よさげ。
せっかくなんで、もう少し色の表現に凝ってみてもいいかもしれん。
その場合、俺がそういうのにある程度詳しいという条件が必要になるけど。

10371035:2006/01/16(月) 23:39:50
>>1036
唐突な感じ……確かに良く受ける指摘です。描写不足ということでしょうか。
次はもう少し過剰装飾にしてみよう
人称もやっぱりそこまで考えないと駄目なんですね。特に一人称は難しい。
一人称にうかつに挑んだ自分に反省↓
色の表現は自分の武器にするつもりです。仰るとおり「色」の表現の習作です。
もっと勉強して一つの武器にしたい……
ありがとうございました!オス!

1038イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:44:36
擬音が多いのもわざとだよね?
色と擬音で表現されてるように感じられたけど。
擬音が癖なら勘違いかな。

主人公の感覚表現が少ないのかな。されたときの表現っちゅうか。

腹を刺されたとき、血が見えたんだと思うけど馬乗りになってたら見えないんじゃ
ないかと思ってしまった。
俺の血の黒に染まる妹、何故?
とかの方がいいような。
刺されて目が眩んだっていうのなら俺の読み間違い。

10391035:2006/01/16(月) 23:51:38
>>1038
擬音も音もわざとです。が、そんな質問が返ってくるってことは意図が反映
されていないということで……orz主人公の感覚表現も色や音で表現した
つもりでしたが、全然レベルに達してないってことですね。とほほ……。
確かに情景をイメージすれば妹が血に染まった方が自然ですね。
レベルアップに努めます。ありがとうございました!

1040イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/16(月) 23:53:11
>>1037
描写不足というよりも、むしろ視点の混乱かと。

例えば、>それはすべての色を混ぜた最後、黒い赤。俺の血の色だった。
の部分。
これは時系列に並べると、刺される→血が出る→俺がその事に気がつく。
となる。
けれど、妹の血が飛び散ってる状態で、果たして「俺」は自分の血だけを見て、それが自分の血と気がつけるか?
という問題。
これは神の視点では刺されたのは自明で、それをそのまま「俺」がその視点を継承してしまっているから生じてくる。

蛇足。
色に拘るなら、「俺」を美大生とか美術コースの高校生とかいう風にして、刺さってるナイフを美術に縁のある凶器とかにすると面白いんでないかと。

10411035:2006/01/17(火) 00:00:10
>>1040
あーなるほど。一人称であれば「伝わるべき」情報を必要十分に伝達できて
いないということですかね。そしてそれは一人称だから伝わる情報で
なければいけない、「神」の介入は厳禁、と。一人称はむつかしいです……
でもキャラを掘り下げる勉強にはなりそうです。
美術館系の凶器……素直に小刀かな?へらかな?

1042イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 00:42:18
へらで色を塗るのさ。
部屋がキャンバス。
妹の血や肌の色、皮や洋服を切り裂いて色を作り絵を描くんだ。

1043イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 00:49:55
確か一種の失調症で、他人の感情に応じて色彩を観る人間ってのが居たはず。
TVを観ていても、主人公や脇役の感情の変化に合わせて、フィルターが掛かったり
視界に色が走ったりするそうな。
怒りで目が眩むとか赤く染まるって、自分の感情に連動したのでは無く、他人の感情に
連動している辺りがミソだね。
上遠野氏みたいに、各色毎に何を暗示するか決めておいて、描写に使うのも面白いかも。

10441035:2006/01/17(火) 18:20:55
>>1042
がーん!ホラーって苦手で読んだことないのですが
そこまでやらないとダメですか?(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>1043
それはそのまんまラノベに使えそうな話ですね。「色」って人の感情に
すごい関係があるって読んだことがあるけど、その失調症の人は脳の
「色」を司る場所と「世界」が繋がったのですかね?すげぇ。
ブギーポップ、有名すぎて逆に避けてしまっていたのですけど読んでみます。
「色」は使い古されているけどまだ追及の予知がありそうです。
ありがとうございます。

1045イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/17(火) 21:26:46
渡瀬のパラサイトムーン(だっけ?)でそんなキャラがいたような。

1046イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 19:58:31
文章途中の単語の詳細説明を入れる時、
(単語)――(詳細) という使い方をすると思うんだけど
 (例:私の父――小泉純)

この時、詳細が単語なら
・私の父――小泉純は外科医であった
という風に使って、詳細が文章なら
・私の父――この土地の地主である小泉純――は外科医であった

となんとなーく使い分けてるんだけど、使い方変?普通?そもそも気にする必要無い?

1047小泉孝太郎:2006/01/18(水) 20:08:48
間を空けたい時はそれでも良いけれど、普通はこう書くんじゃ無いか?

 ・私の父――小泉純は外科医であった
         ↓
 ・私の父、小泉純一郎は総理であった

1048イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:17:57
そういうのは、書き手の腕の見せ所だろう。

1049イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:21:42
ただ「―」はあんまり使いすぎると文章が間延びするので注意が必要かと。

1050イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/18(水) 20:28:50
>>1047-1049
即レスさんくす。
変では無いけどやっぱバランス的な問題、って所か。
確かにその前後の――とか句読点次第でうっとおしくなりそうだね。

1051イラストで騙す予定の名無しさん:2006/01/19(木) 03:05:47
俺の場合、ダッシュでくくる時はその場だとあまり必要のない説明を使うな。

例えばこんな感じか。
・この土地の地主である小泉純は――私が嫌悪している父なのだが――外科医でもあった。

1052那賀 健比古:2006/01/19(木) 23:38:28
 通常は挿入に使っていますが、人によっては間合いを空けるのに使いますね。
参考用に買った古橋秀之氏の「ブラッドジャケット」のP15ではこうです。

 瀟洒な調度の数々に彩られた広い室内、玉座のようなソファに腰掛けた美貌の青年−−〈ロ
 ングファング〉を取り巻くように、イブニングドレスの美女(いずれもミズ・ユニバース級
 だ)が十数人、妖艶な笑みの端に牙をのぞかせて立っている。

 ここでは挿入と言うか注釈に()を使っていますが、他のページでは−− −−で
やはり挿入文に使う事が多い様です。




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