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他人が書いた小説の一部を批評するスレ

382某スレの809:2004/07/20(火) 21:29
「私のここを、舐めだしたんです」
 少女が指で示した部分は、彼女の首筋だった。
「それで、男の人は、私のここを押して、私を床に押したんです……」
 少女が指差している部分は、男が一番触りたいと思っている部分だった。
 男は、ゴクリと唾を飲み込んだ。
 まさか、その時の事を、これから一つ一つ事細かに説明してくれるってわけじゃないだろうな?
「そうしたら、なぜか男の人は気を失ってしまいました」
 ……え?
「それから、二度と目を覚ましませんでした……多分……男の人は、死んじゃったんだと思います」



「どういう事だ!?」
「……私にも、理由はわかりません……」
「……わからない、って……そいつの体……死体は、どこに行ったんだ?」
「……し、死体は……そ。そう。その男の人の体は、毎日少しずつ減っていきました。体についている肉が、毎日同じ量だけ、まるで機械が燃料として使っているみたいに、減っていったんです。毎日少しずつ体が削れていって、肉がなくなって、臓器がなくなって、最後に骨がなくなりました……」
 言い終えると、少女はまた上目使いで男の方を見上げた。
 少女は、今はもう男の方に向き直っている。そして、瞳はまだ涙に濡れていた。




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