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第8回電撃short3
51
:
323一訂版真ん中
:2003/05/04(日) 01:56
「ねーねーお父さん、あたしが思うにさ、あたし達たぶんロボットだよ」
「――なんだそのロボットってのは」
「人間じゃなくてさー、体が全部機械で出来てるの。生まれた瞬間大人だったりするの」
「ふむ。それならワシらの記憶が無いのも確かに説明できるな」
「でしょー? たぶんそれだよー。ねね、ホントにロボットかどうかためして見ない?」
ちなみに二人はすでに色々試している。魔法使いとか超能力者とかエスパー伊藤とか。
その手のもんじゃないとこんなところに居るはず無いし、その手の物ならここからどうに
か脱出できるんじゃないかという娘の意見からである。誰かに閉じ込められたとかいう考
えは浮かばないらしい。お人良しなものである。
「して、どうやってわしらがロボットだと証明する?」
言われて娘はむふふと得意げに笑顔を作り、
「カタナでひとつき!」
父は言われて固まって、
「……なにぃ?」
「ロボットだったらきりつけたら血が出ないの! 人間だったら血がでるの!」
「――血ってのは、よく本の主人公が出してるアレか?」
父は顔を蒼くしつつも一つ問う。
「アレだね!」
言って少女は丸く笑う。
「もし人間だったら?」
「……ま、大丈夫でしょう」
「であってたまるかぁぁぁぁっ!」
娘は能天気に言い放ち、父は叫んで立ちつつちゃぶ台返して鼻息荒くぜーはーする。
「貴様は何もわかってない! アレはな、流したら痛いんだぞ! 苦しいんだぞ!」
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