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第8回電撃short3
103
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真夜中の幽霊:3/3
:2003/05/25(日) 02:14
閃光が交差し、破壊音が響き、窓ガラスが割れ……一連の騒動の間、幽霊は木陰に身を震わせて隠れていた。やがて、校舎に静寂が戻り、昇降口から戦闘服の集団が音もなく出てくる。撤収する彼らの後ろ姿を見送りながら、幽霊はそろそろと隠れ家から出ようとして――
「おいっ!」
ぎくっ、と背中が硬直した。おそるおそる振り返る。そこには頭を半分吹き飛ばされた俊介の姿が浮かんでいた。
「で、出たぁ! ひ、ひいぃ、許して、これには訳が――」
「逃げた件については後でじっくり話すぜ。とりあえず、おまえは今すぐあの連中の後をつけてこい」
「は? あの、それは?」
「決まってるだろ、復讐戦だ。こんな目に合わされたからにはきっちり片をつけてやらないとな」
「は、はあ」
「しっかり探ってこい。それから、今度は逃げようったって無駄だぜ。俺も幽霊になったんだ、どこに行こうが必ず見つけだしておまえの枕元に……」
「わ、わかりましたぁ――それで、僕はいつまでつきあえばいいんですか?」
涙目になって尋ねる幽霊に、俊介は無慈悲な笑みで応えた。
「もちろん俺が成仏するまでだ」
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