したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

プチ住民(゚ε゚)キニシナイ!!

201Today</b><font color=#FF0000>(b71tdwpI)</font><b>:2003/09/05(金) 03:01
彼は変わったのだろうか。
変わってしまったと、思った。
自分が変えてしまったのかもしれない、感じていた。
昨夜の出来事は、自分も、彼も、すっかり変えてしまったろうと、思っていた。

昨晩のことは、自分でも理解できない。
暗い夜の中に、自分の知らない、見たこともない彼がいた。
手を伸ばしたのが、彼と、自分とどちらが先だったかはわからない。
触れるのを邪魔するものを取り去ろうと動い手が、どちらのものだったかはわからない。
ただ、彼の全てを感じたいと思った。自分の全てを感じてほしいと思った。
闇に白く浮かぶ彼の裸体を目にして、その滑らかな肌に触れて、熱い身体を抱きしめて、これこそが望んで
いたことなのだと心が叫んでいた。
これこそが、ずっと欲していたものなのだと、身体が歓喜に震えた。

愛の言葉さえなく、ただ肌を触れ合わせ、身体を交え、体液を迸らせた。
理由もわからずに、けれどそうするのが、自然なことのように、いや、それはしなければならない事であるか
のように、互いの身体を曝け出し、暴き合い、隅の隅まで、流れる髪の一本一本から、足の指の爪先まで、
確かめ合った。
自分と同じ男の身体に、なぜ自分はこうして欲情しているのだろうなどという疑問すら感じる隙もなかった。
ただ、何かに突き上げられるように互いの全身を、身体の覆う皮膚から内部に通じる粘膜まで、確かめ合
い、貪りあった。
そうして身体を交わしても、言葉は何一つ交わさなかった。
それでも。
最後に細い悲鳴を上げながら四肢を痙攣させて果てた彼は、その悲鳴に紛れて自分の名を呼んではいな
かったか。
そして、そんな彼のさまを感じながら、焼け付く想いを解き放つように彼の最奥に欲望を放ちながら、自分も
また彼の名を呼んではいなかったか。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板