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取り合えず喧嘩しようか^^

6名無しさん:2022/05/05(木) 21:42:13


「真也くん!今度私のライブがあるんですけど、見に来ませんか⁉︎」
俺は振り向いた。
「ライブ?えっ…でもみちるのライブっていつもチケットが取れないって有名じゃ…」
「ふふん♪私は天童みちる本人ですよ?友達くらい招待できますから!」

みちるは胸を張ってドヤ顔で自慢してきた。あんまり胸を張るな…ブレザーの下のワイシャツが悲鳴あげてるぞ。ちなみにみちるはブレザーのボタンを留めていない。理由は単純に留められないからだそうだ。俺はそれを聞いたときに勃起しそうになってしまったのは内緒だ。
「ライブかぁ…そうだなぁ…。でもなんか皆ちゃんとチケット取ってるのに申し訳ない気もするなぁ…」

「…やっぱり真也くんってやさしいんですね。」
「え?いやいやそんなことないさ。逆に招待できてるやつがいたらムカつくし。」

「でも、普通の人はそんなこと思いませんよ。真也くんがやさしいから、そう思うことが出来るんです。…それに、これは私が真也くんに来てほしいから頼んでるんです。だから真也くんが気にやむことはありません!」
「そ、そうか…。じゃあ行かせてもらおうかな。」

「…!はい!いっぱい楽しんでくださいね♪」
全く、こんなに可愛く頼まれて断れるやつがいるかね?こうして俺は、みちるのライブに参戦することになった。

あっという間に月日は過ぎライブの日がやってきた。俺ははやる気持ちを抑えながら準備をしていた。
「えっと…必要なものは全て持った。物販で買うものも決めた。財布の中身はバッチリ。チケットもちゃんと持った…。よし!これで準備OKだな!」
その瞬間、俺のスマホが鳴った。誰からだろう?って、みちる?どうしたんだ?何か用でもあるのか?俺は通話ボタンを押した。

「もしもし、みちるか?どうした?」
「あっ、真也くん?ライブに行く準備は出来た?」

「ん?ああ今ちょうど出来たところだ。今から出るつもりだよ。」
「そっか〜じゃあ私もう真也くんの家の前にいるから早く来てね〜?」

「は?い、家の前にいるってどういうことだよ…?」

「へ?一緒に行くんじゃないの…?」
「い、一緒にぃ〜?家の前にいるって…」

「うん、マネージャーさんの車の中だよ?」
「ま、マジかよ…そこまでしなくてもいいのに…。」

「私が一緒に行きたいんだけど…ダメかな…?」
みちるがみるみるうちに悲しそうな声になっていく。くっ…みちるを悲しませたくない…。ここは一緒に行くしかないか…。

「わ、分かった。一緒に行くよ。」
俺はあわてて返事をした

「ホント⁉︎やったぁー!」
みちるの表情が徐々に明るさを取り戻していく。
良かった…みちるを悲しませることにならなくて。しかしマネージャーさんの車か…俺怒られるんじゃないか?アイドルと一緒に行動する男とか…やばいだろ…。俺は一抹の不安を抱えながら家を出た。

「あっ!真也くん!」ムギュ
なんで抱きついてくるんだよ⁉︎マネージャーいるんだろ?俺殺されちゃうよ⁉︎
「お、おい、いきなり抱きつくなよ…」
俺はみちるを離そうとする。

「えー?いつもこうやって抱きついてるじゃないですか?」

「い、いや、でも…マネージャーさんがいるんだろ?男に抱きついてる姿を見られるとまずいんじゃないのか?」

「へ?別に大丈夫ですよ?うちの事務所は恋愛NGではないので。」
「え?そうなのか?」

「はい!だから、こうやって抱きついても平気なのです!」
みちるは抱きつく腕の力を強め、更に胸を押し付ける。

ヤバイヤバイ!そんなに強く密着するなって⁉︎胸が当たって俺のキングさんが反応しちゃうから⁉︎
「おー、君がみちるの言う真也くんか。…意外だね…」

そういって車から出てきたのはとても綺麗なお姉さんだった。この人がマネージャーか?女性だったのか。っていうか意外って…聞こえてるんだからな。俺だって自覚してるんだからそこには触れないでくれよ…


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