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ニコニコ動画ランキング予想スレ避難所5店目

86名無しさん:2014/08/16(土) 21:26:25 ID:U31McI8U
ttp://www.athome-academy.jp/archive/culture/0000000142_all.html

妖怪は人間や文化お考えるための「装置」

──妖怪ブームはまだまだ続きそうですね。

それにしても、どうして私達はこんなに妖怪に心惹かれるのでしょうか?子どもの頃はもちろんですが、大人になった今でも、妖怪話と聞くとなんとなく耳をそばだててしまいます。妖怪とは一体何者なんでしょうか?

小松 妖怪は、人間の心の闇、恐怖心から生れたものです。

例えば暗闇や背後など実際に目に見えないところ、社会に対する不安などが妖怪を生みます。過去の歴史をみても、戦国時代や幕末など、社会情勢が不安定になると必ず妖怪ブームが起こっています。今のブームの背景にも、同じことがいえるのではないでしょうか。

人間は、身近にある目に見えないもの、未知なるものへの恐怖心をそのままにしておくのは不安なので、それをコントロールするために名前を付けたり、形を与えたり、拝んだりすることで、自分を安心させるのです。

見えないものに対する不安は、いつの時代も変らないもの。妖怪は文化を探る上でとても大きな「装置」なんです。

こうして作り出される妖怪は、当然時代や地域、民俗、文化によって違ってきます。

──妖怪は世界中にいるのですか?

小松 いないところはまずないでしょうね。

しかし、やはりそれぞれの文化で特徴があって、例えばヨーロッパの妖怪はデビルやサタンをベースにした悪者です。ヨーロッパでは善と悪、神と悪がはっきり区別されているので、神ではない未知なるものは悪となってしまうのです。

それに対して日本の妖怪は、ご存知のとおり八百万(やおよろず)の神です。菅原道真のように怨霊も祀(まつ)ると神になって、私達を守ってくれる。必ずしも善悪で分けられない、両面性を持た、むしろ人間的な存在といえます。


「どろろ」「ゲゲゲの鬼太郎」が流行した当時は学生運動があり、高度経済成長時代に突入前の社会不安を反映したかのような作品である。
複雑化した社会に於いて、理不尽や「行き過ぎた心理学化(なにかの問題を個人の心に帰着してしまう、トラウマの発明、心理テストブーム)」から抜けだす欲求が
目に見えないモノ、「妖怪」として皆が嗜むのだろう。

動機の不可解な犯罪「佐世保北高」「黒子のバスケ脅迫事件」などが、インターネットで着目され、世間で動機を精神科医や心理学者に理屈でコメントする時代に
妖怪ブームは必然的に起こるものだったのではないだろうか?




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