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【TRPG】フィジル魔法学園にようこそ!第2避難所

12リリィ ◆T5oGeut2p2:2014/05/13(火) 13:39:43
申し訳ありません、どなたか代行お願いします><
長い場合、どこで分割していただいても構いません。
以下本文です。(空白込み)






「・・・・・・その後さまざまな試練を乗り越え、勇者達は魔王を倒し、世界に平和が戻りました。めでたしめでたし、かあ・・・・・」




早朝の図書館にて。
リリィはひとつ大きくため息をつくと、手に持っていた分厚い本の表紙をそっと撫でた。
革張りの古びた本の表紙には、まだ年若い『勇者達』の姿が描かれていた。
画面の隅に描かれている少女は、リリィに良く似た面差しをしている。

「結構大変な旅だったのに、こうして文章で読み返すと、とっても簡単だったみたいに聞こえるのが不思議よね」
リリィはそうぼやくと、脚立を用意して手に持っていた本を一番上の棚に戻した。

>「リリィ、先生の用事は済みましたか?」
声をかけてきたのは、メイド姿の女性。
「はい館長。ブックスはちゃんと指定の封印場所に戻しておきました」
>「ご苦労様でした。さあさあ、今日は忙しい日なのだから、早く戻って朝食を済ませてしまいなさいな」
「はい館長!ありがとうございます!」
リリィはにこやかに図書館長に頭を下げると、足取りも軽く図書館を出て行った。

食事を終えたリリィは、自室に戻り軽く身なりを整えた。
服装はいつもどおり学園指定の制服だが、胸元にはリボンが留められている。
一時期短かった髪も今では腰まで届くほどになり、体格も年頃の少女に戻った。戻ったのだが・・・・・・。
「むー・・・・・・」
リリィは両手で胸元を押さえて唇を尖らせている。
お年頃だけに、いろいろコンプレックスはあるようだ。


>「リリィ、そろそろ時間よ。準備はできた?」
「うん!大丈夫!」
リリィは慌てて鏡の前から飛びのくと、ドアのほうへと駆けていった。

「お待たせ!」
>「あらら。リリィ、リボンが左右逆になってるわよ」
「えっ!・・・・・あっ、本当だ!」
迎えに来た友人は苦笑いしつつも、胸のリボンを正しい位置に付け替えてやった。

>「荷物はあそこにおいてあるトランクだけ?」
「うん、もともと私物は少なかったから」
>「がらんとしちゃったわね」
「あなたの部屋も同じでしょ」
>「まあね。午後には次の寮生が入ってくるらしいから」


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