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ぶんひな!!−TRPS雑談所その5−
1
:
休鉄会員NO.774
:2010/09/11(土) 11:06:32 ID:5SPr1OT6C
メインボーカルはタチバナさんでお願いします
671
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/01/24(月) 16:53:13 ID:.deBDDvMO
オヒサシブリデース シゴトタマリスギワロエナイ
リーさん新スレ立て乙です!
今もしかして私のターン…?
672
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/01/24(月) 17:12:38 ID:Bp4h0M120
生存報告です
生きててごまんなさい
すぐ書きます故少々お待ちください
673
:
准尉
◆sccpZcfpDo
:2011/01/25(火) 01:07:25 ID:dNXYZ2Nw0
すいません、どの面下げてきたと思われるのを覚悟して
生存報告です!!
本当に申し訳ないです!
674
:
もるもる(8才)
◆6ZgdRxmC/6
:2011/01/25(火) 22:06:01 ID:IzTkxid20
タカ!! ツミレ!! タヌキ!!
タ・ツ・タ! タツタ! タ・ツ・タ!!
めでたいのー! しんスレいわいのタツタコンボなの!
ふぇいくんおつ あんど じゅんいおかえりなのー
675
:
りんき
◆cirno..4vY
:2011/01/26(水) 16:26:48 ID:wwAh5FY.O
スレ立ておつん!それと、おかえり!
いやあ、最近忙しいですね、本当本当、忙しい忙しい
忙しいついでに、上位なったし新しいスラックス作りtイヤ、モンハンとかしてないよ?
676
:
ニノ
◆H9T8l.lOZQ
:2011/01/27(木) 15:36:19 ID:zahmKmeI0
やっぱり防具はナルガ装備でござるな^^
順番あまりわかってないけど、多分俺じゃないですよね?と久しぶりにPOPしてみる。
TRPGは初めてだから良く分からないでござる;;
677
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/01/27(木) 15:52:57 ID:Zdm6oh/UO
>>676
エレーナさん→(兔さん)→まゆきち→(榎さん)→リーさん→レン君→ニノさん→猫さんの順番かな。()は最近連絡が無い人ね
だからまだまだだと思うの
無理だったら私が先に進めた方が良いのかな?
678
:
第774統合戦闘航空団
:2011/01/28(金) 08:37:51 ID:DEYxEWiIO
今どのチームごとに誰に回ってるの?
679
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/01/29(土) 12:11:13 ID:psj.fdEM0
>>673
准尉殿おつかれさまです
就活は大事ですから流石にそっちを優先してくださいw
たまに顔見せていただければ問題ないでございます
>>677
まゆきちさんぐっじょぶ
正直自分でもどういう順番か分かってなかったなんていえない
という訳で路地裏組は吸血姫様ってことくらいしか手番がわかりませんな
680
:
佐伯
◆b413PDNTVY
:2011/01/31(月) 00:14:44 ID:kuHguD9s0
oh...
忙殺されてる間になんか色々あったぽいのんね。
李さんスレ立てお疲れ様です。なな板も徐々に活気づいてるみたいで何よりです。
えーと、とりあえず復活組はおかえりんこ〜
准尉動かしちゃったけど、場面を動かす際に一緒に居ないとまずいと思ってなんで大目に見てやって下され。
てか、就活がんばれ!!
後、ターン周りは……この際、書ける人から書いちゃって良いんじゃない?
延々と待ち続けても人が減る一方なんだし、まずは動かなきゃ仕方ないと思うんよ。
681
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/03(木) 01:19:07 ID:9JjPdSB6O
投下報告、投下報告
なんかGOサイン出たから書いて見たよ
影響ない感じの動きだから大丈夫だと思うけど、問題があれば教えてください
682
:
エレーナ
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/05(土) 00:31:46 ID:/KgWsLIs0
ようやく書き終えました……!本当遅れて申し訳ないです
佐伯さんの伏線に乗っからせてもらいました。収拾つくかなこれ……
683
:
もるもる
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/06(日) 01:20:42 ID:iZiJqDh20
こっそり……投下……なの、
れぽーとおわったら、ばいと、なの
なのかかん、れんぞく、しふと、とか……おに、なの。
ほえーるとすふぉるは、ちかじか、かくの。
684
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/06(日) 03:33:26 ID:IUqqefygO
いまって佐伯ちゃんの説明パート?
685
:
もるもる
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/06(日) 23:08:53 ID:v6iAk0SU0
ぴーんぽんぱーんぽーん
ほえーるとすふぉるのとうかを、おしらせしますの
686
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/02/07(月) 00:08:27 ID:zw7vb41MO
アサッテニハ トウカ シマス ゼッタイ シマス
687
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/07(月) 18:55:19 ID:XBzuRnuA0
生きてます、相変わらず規制です
代理お願いします
688
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/07(月) 18:55:40 ID:XBzuRnuA0
忍者を肩から降ろしたところで、突如として現れたエレーナ。
無論テナードは驚きを隠せないでいた。旧市街地にいる筈の彼女が何故ここに?
>「(彼は私に任せて、逃げ遅れてる人がいたら避難させて頂戴)」
「!?」
脳内にエレーナの声が木霊したかと思えば、次の瞬間彼女はあの少年と対峙していた。
>「他人から物……腕を盗んではダメと教わったダロウ?」
アジア風の青年も攻撃を仕掛け、完全に戦闘体勢だ。
ここは彼らに任せるのが一番か。そう判断し、逃げ遅れた人が居ないか辺りを見回す。
と、彼の目に一人の少女と二人の女性が目に入った。
あのアジア風青年と同行していた女性たちだ。
「安心してくれ、俺は味方だ。立てるか?」
警戒させないよう一言そう言い、しゃがみこんでいる少女と視線を合わせる。
混乱に満ちたこの状況で、ここにい続けるのは賢明ではないだろう。
早く離れなければ。
「(子供の目にこれはキツいだろうしな……ん?)」
ふと視線を上げると、黒い長髪の女――兎と目が合った。
一瞬奇妙な感覚に襲われたが、気のせいだろうと判断する。
すっかり腰を抜かしてしまっている少女を背負い、テナードは女警官へ振り向く。
「どこか、非難するのに最適な場所があったら教えてくれ。俺はこの辺に詳しくないんでな」
チラ、とエレーナたちの方を見やる。
もし、彼女達が負けたら――――……いや、考えても意味はない。
「お前も来るか、そこの黒装束。来ても止めはしないがな」
一度だけニノの方を振り向いて言うと、慈音が導くままに、テナードは走り出した。
689
:
カズミ
◆IPF5a04tCk
:2011/02/07(月) 18:57:04 ID:XBzuRnuA0
>「いやー、まさかカズミくんが”男の娘”だったなんてねー。
もーやるじゃないスフォル、おねーさん関心だわー♪」
「は、あはははははは……はぁ……」
その頃カズミは、上機嫌なWと不機嫌なSに挟まれ、少々やつれていた。
先の発言でSの恋人かと思いきや、どうやら只の友人らしく。
しかも女だと勘違いされたことに、複雑な気持ちを抱いていた。
「(ミツキと話合いそうだな……この人)」
今頃任務の真っ最中であろうミツキを思い浮かべ、また溜息を吐く。
とぼとぼと新市街地を歩いている最中、Wの携帯が鳴る。
>「切れちゃった……いやね、公文からの着信だったんだけど、
なんかただことじゃないっぽいわ。ちょっとスフォルも一緒にきてよ」
>「あ!? やだよ、オレはこれからテナードってヤツと……」
>「そんなの明日でもできるでしょ、異世界人はそんなにいきなり帰ったりしないわよ」
強気なWの発言に、しぶしぶカズミも同行する。
>「な、待てよ、おいちょっと、ホエール!!」
【→警察署内 公文課】
「これはひどい」
カズミが最初に放った一言は、それに尽きた。
辺りは嵐と猛獣の群れが通り過ぎたような大惨事。
倒れている人達が生きているのかどうかすら、疑わしい。
Wはどうやらここで働いているらしく、同僚に声をかけていた。
何かこの事件の手がかりはないかと辺りを見回していると、呻き声が聞こえた。
血まみれの男だ。まだ生きているらしい。
「ねえ、ちょっと。生きてる?」
「うう……」
「誰にやられたの?文明が暴走したとか?あ、それはないか」
全身血まみれの白髪の男は、カズミを見上げていた。
そして相手が敵ではないとわかると、ぽつりぽつりと話し始める。
「み……ら…………」
「え?何?聞こえないよ!」
「三浦…………さ……やられ…………設計図を……慈……」
「は?三浦!?ちょっと、どういう……!」
時既に遅し、男は気絶してしまった。
カズミは舌打ちし、他に話せる人間はいないか見回す。
しかし、誰も呻き声ひとつあげない。すると、カズミにひとつの案が浮かんだ。
「ねえ、その女の人とこっちの男の人、僕ん家で治療しない?」
男は気絶しているが、他の周りに比べればまだ傷は浅いほうだった。
都村と男を交互に見、理由を口にする。
「病院に通報したんじゃ遅すぎるし、僕の家なら治療用の文明がいくつかある。
それに、こいつに聞きたいことがあるんだよね。どう?」
【テナード:まゆきち担いで非難開始。榎さん達に着いていきます】
【カズミ:都村さんと辺田さんを家で治療しないかと提案。】
690
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/07(月) 18:58:51 ID:XBzuRnuA0
うわあミスったorz
>>688
の名前欄はテナードでお願いします……死にてえ……
まゆきち誘拐したり辺田君喋らせちゃったりしてごめんなさい
691
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/07(月) 20:43:39 ID:zw7vb41MO
みんな生きてます?
692
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/07(月) 21:38:28 ID:70KD..bsO
生きてるよー代理行けなくてごまんなさい(´・ω・`)
こんな診断やってた
ttp://id.hanihoh.com/r/?k=a1020616734d4e2e17e7336
ttp://id.hanihoh.com/r/?k=a1020791264d4ed2e6ef63a
693
:
もるもる
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/08(火) 04:22:38 ID:rNlXq8Do0
ぴーんぽーんぱーんぽーん
ttp://akiba.geocities.jp/takeutimolga/trps/top.html
はっさいじが、ぜんすれのほかんをほうこくしますの
ぜんすれくりーにんぐずみなのー
てすとのまえにへやのそうじをしたくなるのとおなじしんきょうなの
694
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/08(火) 05:54:04 ID:hx.8nQIw0
>>693
スゲー!流石もるもる
695
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/08(火) 11:17:29 ID:08CAx6vwO
>>693
おおおぅ…凄いなぁ…
携帯からじゃ過去スレが見れなくて苦労してたから、凄い有り難いですぞ!
696
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/02/08(火) 17:50:06 ID:xsfNl2P20
>>693
もるもるPANEEEEEEEE!!
やっと書けました。代理お願いします。
697
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/02/08(火) 17:51:13 ID:xsfNl2P20
資料を手に入れ、榎邸を後にする一行。
しかし、空気はとても重苦しいものだった。
「こ、これからどうします?」
皐月がこの空気を何とかしようと、明るい声で言う。
すると、長多良が挙手した。
「すみません、一度離脱させてもらいます」
「へ?何でまた・・・・・・」
「暫く単独行動を取らせてほしいんです。気になることがありましてね」
そういうが早いが、すたこらさっさと行ってしまった。
残された一行はそれを呆然と見送る。
「ど・・・・・・どうしましょうか。追った方がいいのかな」
「電話番号は教えてもらってますから、何とかなるんじゃないですか?」
皐月はそう言うが、声色は不安に染まっている。
やっぱり追うべきか、とシノが追いかけようとすると。
「こ、これは・・・・・・」
シノの顔がこわばった。僅かだが漂ってくる血の臭い。
そして同時に気配を察知した。あの少年の気配を。
「皆さん、ここで待っててください!」
シノは猛スピードで駆け出す。不非兄弟もそれに続く。
近づくほどに、血の臭いと彼の気配が濃くなっていく。
それに加えて、多くの人の気配も。
「―――――――ッ!!」
辺りは死屍累々。生首が足元に転がる。
>「レン、タチバナさんの右腕―――――返してもらうわよ!」
>「他人から物……腕を盗んではダメと教わったダロウ?」
「・・・・・・・糞どもがァア・・・・・・・・・・・!!」
レンは地獄の中心にいた。
脇腹を庇うように蹲り、青年を睨みつける。
得物と思われる鎌はレンから少し離れた位置に転がっていた。
698
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/02/08(火) 17:52:23 ID:xsfNl2P20
「殺してやる・・・・・・お前から切り刻んでミンチにしてやる!!!」
足元に転がっている生首を青年に投げつける。
レンはとんぼ返りをうち、鎌の元へ降り立った。
「お前をミンチにしたら次はそっちのメスだ!その後はあの糞オヤジをゆっくり細切れにしてやる!!」
直感で、シノはあの青年が殺されると感じた。
「やめてぇえーーーーーーーーーーーー!!」
目にも止まらぬ速さで、レンとシノはほぼ同時に動いていた。
レンが鎌を振り上げ、シノが青年の前に立ちはだかり、
シノの胸を、鎌が貫いた。
「ちッ・・・・・・邪魔だ!!」
レンは大きく鎌を振り、シノの小さな体が振り飛ばされる。
どさり、と鈍い音を立て、少女の体が地に落ちる。
『しッシノ!シノォオ!!』
『おいロリ!しっかりしろ!』
不非兄弟が駆け寄り声を掛けるが、既にシノの目に光はない。
シノ自身、もう何も見えていなかった。
「・・・・・・・ご、めん・・・・・・・なさ・・・・・・」
『おい死ぬなよ!頑張れ!』
次第に、聞こえる声も遠のいていく。
最期の力を振り絞り、シノは声を絞り出した。
「・・・・・・・・・さ・・・・よ・・・な・・・・・・・・ら・・・・・・・・・・」
その言葉を最期に、シノは動かなくなった。
「ハッ。赤の他人、しかも人間を助けて自分が死ぬなんて世話ないぜ」
レンはただ嘲笑った。シノの愚行を、鼻で一笑した。
彼に理解できるわけがなかった。彼女の行動を。
「さ、邪魔が入ったけど、ちょっと頭も冷えたかな」
鎌を構えなおし、シノのことなど最初からなかったかのように振舞う。
「悪いけど、僕、あんまりあんた達の相手してる暇はないんだよね」
「あのデッカいオッサンが連れてったメス。アイツに用があるんだよねえ」
「・・・・・・・・・ま、相手してやってもいいけどね。殺すだけだし」
レンはにっこりと笑った。
少女の骸は、ただ転がって動かなかった。
【シノ→死亡】
【レン→鎌を再び装備】
699
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/02/08(火) 17:54:20 ID:xsfNl2P20
ここまで。
最近本当に忙しくなってきて、このまま参加を続けるのが難しくなってきました。
なんで、一度離脱しようと思います。
復活できたら、NPCを使っての再参加にしようと思ってます。
今までありがとうございました!後迷惑かけてばっかで本当にすいませんでした!
700
:
シノ
◆ABS9imI7N.
:2011/02/08(火) 17:56:45 ID:xsfNl2P20
【追記】
レンはそのまま敵キャラとして自由に動かしていただいてかまいません。
ブッ殺も設定追加もおkです。
世界征服として、人間の抹殺とゾンビの軍隊を作る、という目的があるだけのキャラクターですので。
それでは!
701
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/08(火) 21:28:08 ID:hx.8nQIw0
シノちゃんマジおつかれ!いつでも帰ってきてね!
702
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/08(火) 22:23:48 ID:cuhlzsWUO
シノさんお疲れさんでした!
再参加いつでも待ってますお
703
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/09(水) 00:32:58 ID:TfgQKxpAO
シノちゃん…
お疲れさまでした。月並みな事しか言えないけど、いつでも戻って来てね!
704
:
もるもる
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/09(水) 01:57:20 ID:mvX7TaN.0
だいりしゅうりょうなのー、
>>700
はとうかしたほうがいいかな?
とりあえずおつなのー、からだにきをつけてがんばるといいのー!
あんまりからめなかったけど、かえってきたらまたいっしょにあそぼーねー!
705
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/09(水) 13:08:41 ID:RbkiAO1Q0
>シノさん
あやや、残念ですけどお仕事優先して下さい
お疲れさまでした
身軽になりましたら是非また一緒に遊んでやってください
706
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/09(水) 21:43:19 ID:K89L0ytIO
シノちゃぁあん!!!いつでも戻ってきていいんだからねぇえッ!!
時にタチバナさんとか尾張さんとかおっちゃんとか生きてますか?
707
:
タチバナ
◆Xg2aaHVL9w
:2011/02/09(水) 21:54:36 ID:cfVngrfM0
生きてます。シノちゃんおつかれまたここで会おうぜ
月崎邸組の行動方針が決まってから動こうと思ってんねんけど、今って佐伯ちゃんの説明パートでええのん?
708
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/09(水) 23:18:25 ID:K89L0ytIO
ですね
そろそろ行動方針決めなきゃですよ
709
:
佐伯
◆b413PDNTVY
:2011/02/09(水) 23:39:11 ID:AOdr9xvk0
やっべぇよ……強引に決めちまったとか言い出せる空気じゃないよwww
とりあえず、零ちゃん行っときました。てへっ☆
でもまぁ、いい加減話進めないといかんからって事で勘弁してやってください。
>>699
お疲れ様〜
余裕が出来た頃にでも顔を見せに来ておくれー
ついでに無無し投下でもしていっておくれ―
710
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/10(木) 00:18:07 ID:YUBmqSOoO
今日でブーン系TRPG一周年ですよ!おめでとさん!
tp://imepita.jp/20110210/009280
脱がないけどこれからもよろしくお願いします!
711
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/10(木) 14:10:52 ID:2ES3s8jIO
>>710
猫さんの災難吹いたwww
やっぱり猫さんは巧いなぁ…
712
:
ハルニレ
◆YcMZFjdYX2
:2011/02/10(木) 18:52:44 ID:H2Z59fXA0
生存報告
生きてます 生きてますぞー……
>>699
お疲れさんでした
また会える日を楽しみにしてます
復帰にはまだちょっと時間がかかりそうです
一週間以内には……っ!
713
:
佐伯
◆b413PDNTVY
:2011/02/11(金) 01:25:02 ID:z94mSljI0
気がつけば一年か……早いなぁ。
都村さんいって来ました。まぁ、フラグ回収して終わりに向けて歩き出す感じですね。
>>712
おー。おかえりなさい。それと、ごめんなさい。
長いこと行方不明だったから進行に合わせて動かしてしまったよ。
714
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/11(金) 02:25:01 ID:rRTTF0dk0
現在の状況まとめくれー
715
:
琳樹
◆cirno..4vY
:2011/02/11(金) 14:00:27 ID:wgam3Xto0
携帯の契約切れた・・・死にたい・・・
てことで友人のパソコンから書き込んでますが、投下するの遅くなるか失踪するやもしれません。
何せ設定全部携帯でブクマしてたもんですから・・・すみません
716
:
もるもる
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/11(金) 16:26:43 ID:VYWFR0MU0
ふふふ、ぼくもきせい、なの。
ついにやってきてしまったの……ふふふ……
そんなわけで、代理の方お願いしますの
717
:
竹内 萌芽(1/4)
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/11(金) 16:27:29 ID:VYWFR0MU0
どうにも困ったような表情が浮かんでいる彼女の顔を、
萌芽は不安そうに眺めていた。
「んー……分らない。そもそも、私は「記憶」ってものが凄く曖昧みたいで。
その、ね?元居た世界の頃の記憶が思い出せないのよ」
しばらく考えたあとに、そう答えた彼女の顔を見て、
なぜか萌芽の胸がちくり、と痛む。
「だから、帰るって言うより捜すに近くなるのだとおもう。きっとね?」
その表情は、どうでもいいと思っているような、まったく実感が湧かないと思っているような……
―――違う、と萌芽は思った。
こんなのは違う。こんな無表情に近い、
他人から見て判断のつかない”あやふや”な表情は彼女が浮かべるべき表情ではない。
ヒ ト
(こんな……こんな表情をこの女性にさせるくらいなら……!!)
いっそ全てを、あのときの内藤ホライゾンとツンの間に起こった全てを彼女に話してしまおうか、
そう考え、しかし、萌芽は思いとどまった。
「『さがす』って言うのは……やっぱり『捜す』のほうなんですかね。
『たん』じゃなくて捜査の『そう』のほうの『捜す』なんでしょうか?」
少し彼女の顔を、上目使いに覗き込むように、萌芽は訊ねる。
そっと彼は右手を零の頬に伸ばし、触れる。
そして、じっ、と彼女の目を、まっすぐに見つめる。
「零は、やっぱり帰りたいんですね? 『そう』の方の『捜す』は、
『なくしたモノを見つける』ときに使うものですから」
萌芽は少し目を閉じた。
俯いた彼は、しばらくそのままの状態で止まって、やがて顔をあげる。
「なら、僕もきみと一緒に行きたいです。……生きて行きたいです」
そう言った彼の目は、彼にしてはめずらしく、まったく”あやふや”さのない、
”まっすぐさ”とでも表現できそうな、そんな光を称えていた。
「ずっと、居場所を捜していたんです。僕は。
どこも居場所がなくて、『退屈』で……でも、この世界で僕はやっと居場所を見つけたんです。
―――きみを、見つけたんです」
目を閉じ、歯を食いしばった彼は、左手を彼女の背中に回すと、そのまま一気に抱き寄せる。
もちろん周りに人がいることは覚えている。
でも、そんなことは今の萌芽にとって関係なかった。
718
:
竹内 萌芽(2/4)
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/11(金) 16:28:28 ID:VYWFR0MU0
(思えば、僕の居場所は、いつだってこの人だったんですね)
なにやら微妙な抵抗を感じるが、それでも萌芽は零の身体を離さない。
やがてそのささやかな抵抗もなくなったところで、萌芽はようやく彼女の身体を開放した。
くすくす、と笑う。
いつも通りの、心から喜んでいるようにも、単にからかっているだけのようにも見える、
”あやふや”な笑み。
「ま、だから検討しといてくださいね、零?
もし、世界を自由に渡れるようになって、きみがぼくと二人で旅をすることを選んでくれたら、
そのときは二人で『通りすがりの正義の味方』でもやりましょうよ」
冗談とも本気とも付かないことを言うと、萌芽はくるり、と背をむけて歩き出す。
「さて、僕はそろそろ『時間切れ』みたいです。それじゃ、またお会いしましょう、皆さん」
ぼんやりと萌芽の身体の輪郭が薄れ始める。
やがてそれは白い霧のような頼りないものになり、
やがて、完全にその空間から消失した。
―――――
――――
―――
――
―
「お?」
そこは、萌芽の『内側の世界』だった。
分身の意識を消し、直接本体に戻るつもりだった萌芽は、不思議そうに辺りをきょろきょろと見回す。
”あひゃー、おかえりー、もる”
いろんなものが混ざりすぎて、もはや黒にしか見えない、いつも通りのその空間。
時代錯誤に昭和テイストなブラウン管式テレビとちゃぶ台の前で、
小さな紅い道化師がこちらに手を振っている。
「おー……ひょっとして、きみが僕をここに呼んだんですか?」
”あひゃ、うーん……どーなんだろうな? アタシにもよくわかんない”
珍しく曖昧な表現をとる彼女を怪訝に思いながらも、
萌芽は彼女の向かい側に腰を下ろした。
「わかんないってどういうことですか? ……っていうか、何ですか、これ?」
萌芽が指さしたのは、ちゃぶ台の上に乗っかっている、町のミニチュアだった。
”けーかほーこくだってさ。おまえの蛾たちが持ってきて置いてった”
「あー……なるほど」
言って萌芽は上を見上げる。
そこには、一つ一つに風景が映っている、無数の四角い”画面”があった。
画面に映っている風景は、全てこの街で生活している生き物が見ている光景である。
もっと厳密に言うなら、その生き物たちは、全て萌芽の『ザ・エクステンド』に
”飲み込まれた”対象であると言えた。
719
:
竹内 萌芽(3/4)
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/11(金) 16:29:17 ID:VYWFR0MU0
竹内萌芽の、ものごとを”あやふや”にしてしまうという”才能”。
その本質は”誰かが自分だと認識する範囲を広げる”というものである。
そしてそれは、”自分を含めた誰かに、自分がどういう何なのかということを認識させる”
という、誰でもやっているし、誰にでもできることの延長に過ぎない。
そしてそれは同時に、誰かが萌芽だと認識している範囲を、萌芽自身が操っているということに他ならない。
『ザ・エクステンド』という”能力”は、言うならばその応用なのである。
『蛾』を用いるなどしているため、ややこしく見えてしまう彼の能力であるが、
本質的にやっていることは、たった一言で表現できてしまう。
それは”誰かが萌芽だと認識している範囲を操る”という単純明快なものだ。
その”範囲”は、彼の存在を知っている全ての人間の中に存在する。
『蛾』は、萌芽の代わりとなる、ただのわかり安い”目印”に過ぎない。
対象が萌芽の存在を知ってしまえば、ただそれだけで、
萌芽は相手の心や記憶の中にある”範囲”を自由に操ることができるのである。
そう、例えば、その”範囲”に、”それ”がある心の持ち主の視点を送らせる、というように。
「……まあ、町のことは調べとくように言ってありましたね、そういえば」
”あひゃひゃ、忘れてたのかよ”
愉快そうに笑うストレを無視して、萌芽は街のミニチュアを眺める。
我が『分身』ながら、細かいところまでよく作ったものだ、と、感心しながら眺める萌芽。
そこで、ふと彼の相棒が声をあげた。
”あひゃ? なあ、もる。これおかしくね?”
「はい?」
一体何が、と萌芽が言おうとして、そして気付いたときにはもう、ストレは行動に移っていた。
「お? ……おお!?」
紅い道化師は、町のミニチュアの上半分を掴むと、それをひょいと持ち上げた。
すると精巧に作られたそれの上半分が「ぱかっ」と開いて、
そしてその上半分に隠されていた、街の下半分の姿が明らかになる。
”あひゃひゃ、やっぱ開くんだなこれ!!”
「すっごい、なんですかこれ!! あの子たちいい仕事しすぎでしょ!!」
これは地下鉄か、これは下水道かとはしゃぐ萌芽とストレ。
そんな中、彼らは地下を走る妙な”銀のライン”を発見した。
「お? なんですか、これ……これも地下鉄……?」
”あひゃ、それにしちゃ妙だろ、駅の無い地下鉄なんて存在すんのか?”
そのラインは、町の周りを囲むようにきれいな円を描いている。
しかし、そう見えるのは上から見たときの話で、
横から見るとそれはぐにゃぐにゃと歪んで―――ようするに、凹凸のある円形をしていたのである。
不思議に思った二人が、その手で謎の銀のパイプに触れると、
その図形の上に、ぼうっと紅い光で文字が表示された。
「おお、こんな機能まで!」
”あひゃひゃ!! 主人の趣味をとことんわかってるな、アイツら”
720
:
竹内 萌芽(4/4)
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/11(金) 16:30:05 ID:VYWFR0MU0
はしゃぐ二人が、あらためて文字を読む。
"Boom Method Acceleraror"そこにはそう書かれていた。
「ぶーむ めそっど あくせられーたー?」
”あひゃ!? もる、お前普通に英語読めたのか”
「どーいう意味ですかそれ、ひょっとして僕のことバカだと思ってます?」
言われて、目をそらす道化師。こいつあとでちょっとひどい目にあわせてやろうと萌芽は思った。
「ともかく、なんですか『あくせられーたー』って」
”あ、意味まではわからないんだ……。『加速器』ってやつだよ。
何かをこのパイプの中で加速させてるんだと思う”
「何かって、いったい何を?」
”……そうだな、例えば『文明』とか?”
「お?」
”なんとなく文明の匂いがするんだよな、このパイプの中から。
あひゃひゃ、なるほど。この規模で文明のエッセンスを光の速さ近くまで加速させて衝突させているとすれば、
確かに時空の壁さえ破壊しかねないくれーのすさまじいエネルギーが発生しそーだな”
「なんですか、それ? どういう意味です?」
”よーするに、これがあの小娘の言ってた図書館への道ってやつかもしれねーってことだ”
「それともう一つ気になることがある」と、彼女はその銀のパイプの内側を通っている、
もう一つの”石のライン”を指差した。
「これって……ひょっとしてこれも?」
”あひゃひゃ、そうだな。形からして見て間違いない
作られたのは随分昔らしーが、これもたぶん『加速器』だな”
成桐市の地下を走るもう一つの石のライン。先ほどの銀のラインとまったく同じ形をしたそれからは、
円周から中心に向けて、一本の直線が延びており、そしてそれは上半分を貫く形で上に伸びている。
「これ……この場所、僕、知ってます」
かぽ、とミニチュアの上半分を被せた萌芽は、そのラインが地上に出ている場所を見て、ぽつりと呟いた。
「これ……僕がこの世界に始めて来たときに居た場所です」
思い出されるのは、顔を全て前髪で覆った”せんせい”の姿。
その場所は、竹内萌芽が竹内萌芽に成った場所。
この世界に来て、彼が始めて三浦啓介と出会った場所なのだった。
【ターン終了:竹内萌芽、離脱】
721
:
もるもる(8age)
◆6ZgdRxmC/6
:2011/02/11(金) 16:32:10 ID:VYWFR0MU0
そんなわけで、とりあえず以上ですの。
ブーム式加速器に対してかなり壮大な複線をはりましたの。
ゆるしてほしいの
722
:
佐伯
◆b413PDNTVY
:2011/02/11(金) 22:05:50 ID:z94mSljI0
つ まとめ
月崎邸組
文明市組と佐伯他が合流。萌芽は離脱。
異世界人各々に課せられた「世界追放」を避けた上で帰路、停留する為に与えられた役割を果たそうと言う所。
路地裏組
マユキリーとにゃんこ、エレーナ、ニノ、新市街組が合流。
レンと戦闘中。まゆきち、兔はにゃんこが避難させようとしている。戦闘に割って入ったシノが死亡してしまう。
警視庁
S&Wとカズミが死に損なった都村と合流。
襲撃犯は三浦啓介であり、加速器と暴走適合者を連れて離脱済み。合流直後に鸛が現れる。
かなりざっくりだけどこんな感じだね。
代理行ってきますたー
723
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/12(土) 10:52:26 ID:ooR0n0d20
>>715
おっちゃん生きろ
投下が遅くなるのは仕方ないですから失踪なんて言わないでおくれ
か、勘違いしないでよね
別にあんたが居なくたって寂しくないんだから!
724
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/12(土) 13:02:58 ID:84jqEHXc0
>>723
ツンデレ乙!
それと代理願う!
725
:
月崎邸にて
◆IPF5a04tCk
:2011/02/12(土) 13:05:03 ID:84jqEHXc0
異世界、図書館、世界追放。
当事者達が熱心に議論を交し合う中、明らかに場違いな人間達がいた。
「…………これ、アチシたちが聞いてていいコトなのかなぁ」
「俺からすれば言ってることが全ッ然意味わかんないぞぉお!!」
「右に同じく」
そう、ミツキや柊、秋人という「現実世界」側の人間達だ。
佐伯は異世界人たちが連れてこられた理由や、帰る手段などについて彼らに提示した。
何人か帰ることを渋る者もいるものの、佐伯の説得は成功したようだった。
「これ、放っておいていいのかなあ……」
ミツキはあくまで進研側の人間だ。進研の目的は異世界人の確保、イデアの入手。
彼らを逃がしてしまっては元も子もないのだが、同時に彼は迷ってもいた。
果たして、自分が邪魔をしてもいいものか。彼の脳裏に、あの男の横顔がよぎる。
「それよりミツキ、俺達帰りたいんだけど」
「ハァ!?……ああ、そういうことね」
ぐっすり眠る弓瑠を指さされ、ミツキはようやく納得する。
彼らは家族だ、と言っていた。家族が見つかったし、家に帰りたいのだろう。
「あのー、じゃあアチシ達はここらでお暇させてもらいます」
「えっちょっと!なんで弓瑠ちゃんまで!?」
「弓瑠は俺達の家族だ。ここまで連れてきてくれて感謝するよ」
立ち上がる一同。一礼し、ミツキは文明を発動させる。
「また会いたくなったら、いつでも来るといい。……進研でな」
青い光が発せられ、ミツキ達は姿を消した。
その後ろ姿を、一匹の猫はただ見ているだけだった。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
>「当面先立つものとして現在地の情報が欲しいね。ここはどこで、一体どんな因果で僕達はここへ搬送されたのか。
――僕の腕の件が片付いたら、と言っていたが、それについて何か見当はあるのかい?」
タチバナの声に、メンバーがそれぞれ答える。その中で、とある声が割って入った。
「……最後なら答えられるぜ。俺がこの目で見ていたからな」
726
:
月崎邸にて
◆IPF5a04tCk
:2011/02/12(土) 13:06:03 ID:84jqEHXc0
答えたのは、何と片目の猫、ロマ。
真っ先に反応したのは、近くにいたゼルタだった。
「えええええええ!?ロマが喋ったー!?」
「ったく煩ェな、猫の耳を考えて悲鳴あげろよ」
「ごごごめんなさいじゃなくて!何で猫が喋んの!?おかしくない!?」
「おかしいのはお前さんだ。周り見てみろ」
「あるぇー!?なんか皆あんまし驚いてない!?」
動揺するゼルタを余所に、猫はその場にいる一同を見回す。
そして佐伯に目をとめ、深々とお辞儀をした。
「驚かせてしまったなら済まない。お嬢さん達の話を聞いてたら、いてもたってもいられなくなってな」
ゆらゆらと尻尾を動かし、「さて、どこから話したものか……」と呟く。
「お嬢さんにそっくりなお嬢さん……エレーナだっけか。新市街地の方に向かっていったぞ」
その時、縁側に白い猫が現れる。なんと血まみれだ。
猫は驚いたように駆け寄り白猫と何やら会話する。
そして戻ると、深刻そうな表情で彼らに告げた。
「仲間の猫から報告があった。あのレンとかいうやつが新市街地で暴れまわってるらしい。お嬢さんもそこにいる」
それと、と猫が俯き加減に続ける。表情は暗い。
「……シノのお嬢さんが死んだらしい。あの猫が見ていたそうだ」
顎で指された白猫が「なーう」と声を上げて部屋にあがり、ロマに擦り寄る。
血はまだ新しいらしく、畳にポタリポタリと鮮血が垂れる。
「今はまだ戦闘中だそうだ。ここからそう遠くには離れてない。カリーナ、案内出来るか?」
「にゃーう!」
白猫が威勢よく答える。外へと駆け、「早く早く!」と急かす。
ゼルタが困惑したように猫を見た。
「ロマ……アンタ、何者?」
ロマと呼ばれた猫は振り返り、少しだけためらうようなそぶりを見せ、ぼそりと答えた。
「……俺の名前はテナード。お前さん達と同じ、異世界人だ」
727
:
進研にて、八重子と邂逅
◆IPF5a04tCk
:2011/02/12(土) 13:07:53 ID:84jqEHXc0
【進研内:廊下】
「ただいま帰りマンモスー!」
「それ、古くない?」
乱暴に扉を開け、どすどすと乱入する柊と秋人。それに続くミツキと101型。
しかし、進研は慌しく、それどころではない。
あちこちが何者かによって破壊された形跡があり、ボスは不在。
「留守だとおおおお!?」
「柊うるさい、弓瑠が起きるだろうが」
「それより、何かあったのかな?こんなに人が運ばれるなんて……」
【進研内:集中治療室】
「……………その銃は、何のつもりかしら?八重子。竹内萌芽が目覚めたらどうするの?」
苛ついた声色で、Cは八重子を睨みつけた。八重子の手には小さな銃が握られていた。
八重子は顔を強張らせてCを睨み返す。
「ここで何をしているのかしら、C。……いいえ、誰かさん?」
安全装置を外し、八重子は声を張り上げる。
Cは怖れるでもなく、ただ苛々していた。自分が何をしたのかすら、覚えていないというのに。
彼女は一体、何を知っているというのか。
「誰かさんってどういうつもりよ。私は幹部のC、看護長の……」
「とぼけないで!この嘘つき!」
頭が痛いのに声を張り上げられ、Cの不快感は更に上昇する。
八重子は、床に散乱したあるものを見て、更に言う。
「どうして貴方の嫌いな烏の羽がここに沢山落ちているの?」
「そ、それは烏が勝手に開いた窓から……!」
「琳樹さんの烏のように人に慣れたものならともかく、普通の烏がこんな所まで来るかしら?」
更に、Cの白衣には、無数の烏の羽が付着している。
それに、とドアを指さした。
「どうやってここに入ったの?ミツキちゃんの文明が掛かっていたはずなのに」
「そ、それは私が命令して……」
「ミツキちゃんは居ないし、部屋には≪無限回廊≫が施されていた。許可された監督の私以外入る事は不可能よ!
ただ一つ、文明の掛かってない、その窓から入らない限りはね!」
Cが項垂れる。八重子は銃を降ろすことなく、何時でも引鉄が引けるように集中する。
「調べてみたわ。Cという人物は≪存在しなかった≫。なのに≪存在している≫」
「貴方は、何者なの?」
728
:
進研にて、八重子と邂逅
◆IPF5a04tCk
:2011/02/12(土) 13:08:17 ID:84jqEHXc0
やがて、Cがゆっくりと表をあげた。
しかし、それは既に『Cではなかった』。
「……駄目じゃないか、親友に向かって銃を向けるなんて」
「ッ! M幹部長!?」
その顔は、ニタニタと笑うM幹部長のもの。更に溶けるように、顔は豹変する。
見覚えのある顔だった。昨日、BKビルで死んだはずの男の顔だ。
更に顔は目まぐるしく変わる。青年、少女、動物の顔…………。
「あ、貴方、一体…………」
やがて、変身が止まる。
八重子にとってその最後の変身は、彼女に隙をつくるには充分すぎるものだった。
「…………い、市、子…………!!」
ボサボサの茶髪のライオンヘアーと三つ編み、それだけだと人間のテナードを思わせる。
しかし、豹変したカズミと瓜二つの顔は、正真正銘、八重子の親友であり「彼」の母親。
「あああああああああああああああああッ!!」
「ッ!待って、市子!!」
市子と呼ばれた女性は窓を突き破り、飛び降りた。
そして再び烏に変身して大空を舞い、ある方向へと飛び去っていく。
「どうして……何で貴方が生きて……!?」
シエルも竹内萌芽も、この騒動には気づかずまだ眠っている。
ふと窓に目をやると、腕章がぶら下がっていた。
手に取ると、それぞれMとC…………そして、≪A≫の刺繍が刻まれていた。
【テナード(猫):エレーナさん達の所まで案内します】
【ミツキ・弓瑠・柊・秋人・101型:帰還】
【???:進研から逃亡】
【八重子:集中治療室にてA、C、Mの腕章を発見】
729
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/12(土) 13:09:38 ID:84jqEHXc0
ここまで!さえきんの伏線に乗っかっちゃった。
解釈としてはA=C=Mってことで。これも伏線です。
730
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/12(土) 15:51:06 ID:ooR0n0d20
い、行ってきたんだからね!
731
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/12(土) 17:44:58 ID:CYeLCt0Y0
ツンデレキャラ剥奪の予感を感じつつ代理お願いします
732
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/12(土) 17:45:36 ID:CYeLCt0Y0
「(ふーむ。佐伯さんとかいうこの人の仮説……これは重要な手がかりになりそうッスね)」
一通り彼女らの話を聞き終え、俺はタチバナさんを見る。
エレーナ様は彼の腕を持つあの少年を追ってどこかへ行ってしまった。
同様に、それを追って訛祢琳樹も。
>「当面先立つものとして現在地の情報が欲しいね。ここはどこで、一体どんな因果で僕達はここへ搬送されたのか。」
スーツを着終えたタチバナさんが尋ねる。
それに答えたのは、とある人物だった。
「それについては私がお答えしよう!」
「喧しいぞ糞兄貴」
TとQだ。二人とも包帯だらけだが、命に別状はなさそうだ。
隣の部屋からスパーンッと豪快に襖を開ける辺り、元気そうで何より。
「ここは我等が月崎邸!私達の実家だ!デカイだろう!」
「デカいしか言うことないのかよ」
「………そして古めかしい!」
「それしかないのか結局!!」
>「 ――僕の腕の件が片付いたら、と言っていたが、それについて何か見当はあるのかい?」
珍しく顔色ひとつ変えずに、タチバナさんは淡々としている。
まるで何か憑き物が落ちたかのような、奇妙な感じだ。
>「……最後なら答えられるぜ。俺がこの目で見ていたからな」
「え?」
誰のものでもない声が答えた。
先ほどの人たちが戻ってきたのか?しかし、いるのは猫、ロマだけだ。
いや、まさか……ロマが?
>「えええええええ!?ロマが喋ったー!?」
>「ったく煩ェな、猫の耳を考えて悲鳴あげろよ」
どうやら予感は的中。ロマが会話できるのは少々驚いた。顔に出ないだけで。
TやQ、ペニサス様も目を丸くしている。
733
:
ドルクス
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/12(土) 17:47:32 ID:CYeLCt0Y0
>>732
間違えました、名前欄は↑でお願いします……
↓こっからまた代理
>「お嬢さんにそっくりなお嬢さん……エレーナだっけか。新市街地の方に向かっていったぞ」
思い返せば、いつの間にかロマだけが姿を消していた。
ならば彼は見ていたのかもしれない。エレーナが去った方向を。
更に、血まみれの白い猫が現れた。ロマが駆け寄っていく。仲間だろうか。それに……
「ペニサス様、あの猫……」
「血まみれね。嫌な予感がするわ」
戻ってきたロマの顔色は、良いとはいえなかった。
>「仲間の猫から報告があった。あのレンとかいうやつが新市街地で暴れまわってるらしい。お嬢さんもそこにいる」
>それと、と猫が俯き加減に続ける。表情は暗い。
>「……シノのお嬢さんが死んだらしい。あの猫が見ていたそうだ」
「な…………………!!」
死んだ?ならばあの猫の血は、彼女のもの?そうでなかったとしても……!
「俺、行ってきます!」
「なら俺も!」
Qが続こうとする。それを止めたのは、Tだった。
「久羽、お前は連れて行けない」
「な、何故!少なくともお前よりは強いつもりだ!!」
TはQの肩を抱く。彼(女)を見つめる目は、真剣そのものだ。
「久羽。お前は確かに強い。そして傷を癒す不思議な力がある」
にこりと柔らかく微笑み、Qから離れる。
「だからこそ、ここに居てほしい。……タチバナ君のためにもね」
今度はタチバナさんの方へと振り向き、ペンを振るう。
青い線が空を描き、やがてそれはひとつの檻を形成し、タチバナを閉じ込める。
「君は着いてこなくて良い。けが人は足手まといだ」
今度は黄色い鎚を顕現させ、軽いストレッチを始めた。
アンタだってケガ人じゃないスか。そうは言いたくても、彼の背中がそうさせなかった。
何故だろうか、彼の背中を、俺は一度見ていた気がした。
「タチバナ君の右腕奪還・ついでにエレーナ君も助けちゃおう作戦、始動だ。メンバーを募るよ、諸君」
その場にいるメンバーを見回し、Tは鎚を担いで宣言した。
檻に閉じ込められたタチバナさんの方は、一度も見ようとせずに。
734
:
ペニサス
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/12(土) 17:48:24 ID:CYeLCt0Y0
【side/ペニサス】
>「今はまだ戦闘中だそうだ。ここからそう遠くには離れてない。カリーナ、案内出来るか?」
>「にゃーう!」
メンバーが決まり、ロマと白猫ちゃん(カリーナというらしい)が呼びかけた。
私ことペニサスとゼルタちゃん、それにQ等はお留守番、もといタチバナさんの見張り。
この檻から抜け出されないようにするためだ。
「作戦は極めて単純。レンからタチバナ君の右腕を奪還、それにエレーナ君とシノ君の死体を回収。
この際だ、君達の仲間も回収しちゃおう!そうしよう!」
「随分ノリが軽いッスね、アンタ……」
円を作って男共が膝を突き合わせて会話している。むさいなあ。
私はこっそり佐伯、という少女を見やった。
エレーナに恐らく一番『近い』少女。彼女なら、あるいは……
「佐伯さん、だったかしら?ちょっと、いい?」
私達は廊下に出た。人っ子一人いない。これはちょうどいい。
「単刀直入に言うわ。貴女に、エレーナ……貴女にそっくりな女を『封印』してほしいの」
もしかしたら彼女は驚いているのかもしれない。
私は人間がよくわからないから、判断の仕様もないけど。
「彼女に一番『近く』、『図書館』の秘密に気づいた貴女だからこそなの」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ * ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
私やエレーナ達を含め、上流魔族の長は『図書館』の、いわば守人のような存在。
図書館に侵入した者に、容赦はしない。
時に『侵入者』を追って異世界に押し寄せ、その世界を滅ぼしてしまうほどに。
エレーナはそのセキュリティの中でもトップクラスを誇る。
「その図書館で、誰かが不正に『銀の鍵』を開いてしまった。15年前のことよ」
『銀の鍵』は、私達が図書館を守るために必要なもの。
大事な『図書館』に、『異物』を持ち込まないようにするためのもの。
「鍵を開いた人物は分からない。けれども、開いた者は知らずに報いを受ける」
人間達からは、フェノメノンとか言われてたわね。
この時は、違う守人がこの世界に派遣されたけど、結果は何も得られなかった。
そして、私達が何故この世界にいるのか。
「また、鍵が開かれたのよ。何者かによってね」
今思い出しても忌々しい。それで私のパパ……ロマネスクが言ったの。
「最終手段だ、エレーナを出せ」ってね。彼女をこの世界に解き放ったの。
けれどもそれは失敗だった。鍵を開いた者の策略だった。
エレーナを開放するには、『イデア』が必要だった。
誰かはその『イデア』を欲しているのだ!
「鍵を開いた『誰か』は、エレーナとイデアを使って『何か』をしようとしている……。
それも、おぞましくて考えるも恐ろしい『何か』を……!!」
世界征服か、それとも世界破壊か、その意図は計り知れない。
けれどもこれだけは言える。……彼女は知らずに、その鍵を開いた者の術中に落ちている!
とても危険な状態だ!
「彼女は封印するしかないわ。それが出来るのはきっと、貴女しかいない……!」
彼女が首を縦に振るかまでは分からない。
でも賭けるしかない。例え、昔の親友を『また』失うことになったとしても…………。
「彼女を封印するには、またイデアと、封印する『一組の男女』が必要なの。お願い……力を貸して!」
【T:タチバナさんを檻に閉じ込めました。アクセルアクセスちゃんなら破壊できるかも?】
【ペニサス→佐伯:エレーナの封印の協力を要請。YESでもNOでも可です】
【血みどろの眠り姫・エレーナ
:図書館を守る最終セキュリティのようなもの。イデアを使用する事で彼女を使役することが可能。
:パワーアップも封印もイデア次第。イデアの種類によっては、最悪の事態も予想される】
【ペニサスの予想:イデアを手に入れ、佐伯ともう一人『誰か』がいればエレーナの封印も可能?】
735
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/12(土) 17:49:24 ID:CYeLCt0Y0
ここまでです。うん、複線回収できてる、筈!
新市街地は今リーさんかまゆきちのターンでおk?
736
:
琳樹
◆cirno..4vY
:2011/02/12(土) 23:07:52 ID:R6rKxVFY0
代理ねがーう
737
:
琳樹
◆cirno..4vY
:2011/02/12(土) 23:08:33 ID:R6rKxVFY0
バサバサと羽ばたいていた男がふと口を開く。
その声は小さく、か細いものだった。
「分からない」
「何がかしら?」
分からない、といきなり呟いても、だ。
それだけだと聞く側はもっと分からないものである。
たとえそれが独り言だろうと傍に聞く者が居て、尚且つ聞き返された以上、説明は必要なのだ。
「私は何故呼ばれた?
私には役目なんて無いのに、私を呼ぶメリットなんて何も無いのに」
根本、である。
ある一組の男女の話が主軸だとしよう、ある精霊使いの話が主軸だとしよう。
それらと全く関係の無い彼に、イデア等宿っている筈もない。
そう、そうなのだ。彼はそこが疑問なのである。
主軸と外れた登場人物、そんなものは世界から排除されてもおかしくはないだろう?
何故されない、何故彼はまだ生きている。
ただこんな事、考えたって、ねえ。
「いきなりどうした?」
「全部嫌になったんだ」
全部嫌になった。全部嫌になった。全部嫌になった。
考えるのも生きるのも死ぬのも、だから主人格なんてさっさと殺して。
「……あの女を捜すんじゃなかったのかしら」
「エレーナさんを捜す、そうしようと思ってたけれど。全部嫌になったんだ」
「そうか。じゃあここで終わりにするか?」
彼は主人格を殺して、どうするのか。
烏の言う通りに終わりにするのだろうか?だがそれでは少し、あっけない。
さてと、ここで疑問。質問、質疑応答。応答なんてないけれど。純粋に、聞きたい。
「何でエレーナさんなの?シエルは?そもそも何で捜してるの?くぅがいるのに?くぅしか見ないだとか言ったのに?
ありきたりなラブコメにはもうこりごりさ」
芯という物が無いのだろうか。彼には。否、私にはだったか?三人称、一人称?
ああもうどうだっていいのだ。……はて、本当にどうだって良かっただろうか?
良くない、ああ、そうだ良くないのだ。と、ここで地上から、この世界から、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
「ああ、不愉快、不愉快、耳障り」
嗚呼、其の背に生えた翼が赤黒く染まり、口端からは血液が流れ出す。そうして最期に悪魔の様に黒い角、嗚呼、素敵だわと烏が笑った。
これが文明の力、否いや、文明の暴走である。狂烏凍結、敵を凍結させる事が出来る文明なのだが、名の通り、狂うのである。適合しすぎると。そもそも適合するという事は、元から少しでも狂っているということなのだけれども。
果てさて、こんなものが、世界に愛された者の姿だろうか?
「あら……、リンキったらそんなに私と適合していたの?素敵!」
「それならそれなら、同じ世界にようこそだ!」
烏の女がそう叫ぶ。
男はけらけらと笑いながら、先ほどまで捜していた女性の頭上でぴたりと、静止する。
「ああ、こんな所に、捜したんだべ、エレーナさん?」
そうして穏やかに、狂ったように、顔に笑顔を貼り付けた。
【え?狂った? いつもの事です】
738
:
琳樹
◆cirno..4vY
:2011/02/12(土) 23:10:38 ID:R6rKxVFY0
ここまで
だって設定全部消えたんだもん(´;ω;`)
そりゃ俺だって全部嫌になるわ
こっからおっちゃんは敵側入ります(´;ω;`)<ウェーン
739
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/13(日) 00:04:03 ID:U3KBys.IO
>>738
泣くなよ(´・ω・`)
>>735
ニノさんじゃないかな
まゆきち行っても良いなら全力で書いてくる
740
:
エレーナ
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/13(日) 00:13:35 ID:TT0bfbJY0
おっちゃん泣くな、泣くなら私のお膝で泣きなさい
>>739
把握ったー
そもそもまゆきちと猫さんは離脱してるから
まゆきち→猫
おっちゃん→リーさん→エレーナ
これにニノ君が割り込む感じなのかな?
うーむ、いまいち分からん…
741
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/13(日) 11:16:40 ID:3MGzNO1s0
姫とおっちゃんの投下してきたよー
やったね、おっちゃん。吸血姫様が膝貸してくれるってよ!うつ伏せでな!
さて、路地裏ターン廻りでございますが
レンから逃走:にゃんこ(ターン終了) →ニノ&ハルニレ(榎)&まゆきち
レンとの闘争:おっちゃん(ターン終了)→吸血姫様→り
ってなってると思われ
私が先の方が良ければそれでも問題ないです。というか正直自分でも自信が無いです!
レン君の扱いどうしましょうかね
742
:
吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/13(日) 14:58:27 ID:zukkYjjYO
リー君が先に書けたなら投下しちゃっておkですよーい
レン君はNPCですし好きに動かしちゃっていいんじゃないかな
あとおっちゃんに事前に確認
おっちゃん自身に壮大な伏線かけていい?
おっちゃんの今後の動きに支障があるかもしれないから、駄目だったら駄目だったでいいからね!
743
:
琳樹
◆cirno..4vY
:2011/02/13(日) 16:47:58 ID:HC0UEjq20
>>742
いいですよ
でも膝貸してくださいね!うひょー!
744
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/14(月) 02:10:42 ID:tBVhqG0gO
真雪投下したよ〜
名前欄忘れたり脱字ったり散々デス。最後のまゆきちの暴言、よりにもよってリーさんのこと呼び捨てにしてるけど「飛峻さん」ね
もう書き終えた直後に投下なんてしないよ
745
:
ニノ
◆H9T8l.lOZQ
:2011/02/14(月) 05:06:44 ID:vCBphb.Y0
投下乙です。
暴言吐かれたんですか?やったー!
やっぱり汚い忍者は嫌われてこそだと思うので、ええ。
746
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/14(月) 10:55:09 ID:jLeZjP9Q0
別に思わず呼び捨てにしちゃって黒い部分を垣間見せてくれても良いのですよ?w
それはそうと、成程
だいたい分かってきましたよ。こういうことですよね?
にゃんこ:まゆきちを背負ってすたこらさっさ
まゆきち:にゃんこ先生に背負われ中。パンツだから恥ずかしいもん!
汚い忍者:行き先不明ゆえにゃんこ先生の後ろを追っかけなう。罵声はご褒美です
つまりニノさんの位置だとそれはもうまゆきちさんのお尻がウワーナニヲスルー
747
:
ハルニレ
◆YcMZFjdYX2
:2011/02/14(月) 18:30:00 ID:1LX/sP8A0
>>746
よくよく考えたらにゃんこは女子高生の太股をウワナニスルヤメ
慈音だけ書けました。代理をお願いします
748
:
榎 慈音
◆YcMZFjdYX2
:2011/02/14(月) 18:30:27 ID:1LX/sP8A0
後方の騒がしさに目をやり、慈音は呆れを混ぜた視線を送る。
大男と真雪と兎、(何故か)忍者。どこの仮装パーティーかと。
これはもしや夢ではないかと疑う慈音。後で辺田を殴れば分かるかと脳内解決した。
それにしても喧しい。喧しいのは嫌いだ。故に、青筋を浮かべた笑顔で振り返り、
「そこのお三方、静かに走れないならお縄頂戴してもいいのよ?」
後方の三人が押し黙ったのは言うまでもない。
「さ、着いたわよ。避難所に最適な場所……警視庁よ」
慈音はかすかに笑い、まさか敵を招待したとは思いもせずに、得意満面。
「ここ以上に安全な場所なんてないわよー。私が」
「変ですね、開きませんよ」
「保障するぇーー?どゆこと!?」
わが耳を信じられない慈音は、すぐさまドアを開けようとする。
しかし兎の言うとおり、ドアはビクともしない。
「どういうことだってばよサス○ェ!」
「慈音さん落ち着いてください。とにかく突破口を探しましょう。」
調べた結果、扉という扉の隙間が塞がれ、一枚の壁と化していた。
扉の向こうは暗闇というおまけ付き。これは何かある。
749
:
榎 慈音
◆YcMZFjdYX2
:2011/02/14(月) 18:31:04 ID:1LX/sP8A0
「困りましたね……他を当たりますk」
≪ヒュンッ、ガシャンッ!!≫
兎が周りに問いかけるより早く、風を切る音、続いてガラスが砕ける音が響き渡る。
バラバラと、蹴った場所から落ちていくガラス。
慈音はすまし顔のまま、足に付着したガラスの欠片を振り払う。
「ガラスの壁になってるなら、一点を突いちゃえば脆いもんよ」
何事もなかったかのように、慈音は先立って扉の向こうへと突き進んでいった。
・―――――――――――――――――――――・
散乱した書類、ひっくり返った机、えぐられた壁、動かない仲間達。
先ほどよりも充満する血の臭いに、慈音たちはただ顔をしかめる。
「ハリケーンでも通ったんでしょうかね?」
「何いってんの兎さん、ここは日本よ。台風に決まってんじゃない」
(本人達は至って真面目に)あり得ない推論を立てつつ、奥へと進む。
この惨状を目にして、通りで辺田が来ない訳だ、と納得する。
彼のことだ、更に仲間を呼ぼうとして一度ここに戻ってきたのだろう。
そしてこの惨状のもととなる『何か』に巻き込まれた……と考えるのが妥当だろう。
「あんのグズヘタレ……死んでたりしたらぶっ殺してやるわ…………」
矛盾した恐ろしい事を呟き、真雪へと視線を移す。正しくは、真雪の足。
「二階の突き当たりに救護室があるわ。私はもう少し見て回るから、貴方達はそこで待ってて頂戴」
「なら、私も行きます。一人より二人ですよ」
兎がそれに続き、二人は静かな廊下を上がっていった――……。
・――――――――――――――――――――・
その頃、一人の男が四人の男女を追い詰めていた。
「ん……?侵入者?」
鸛と呼ばれる男は天を仰ぐ。
侵入者は5人。詳しいことは分からない。が、殺す対象が少し増えただけのこと。
「どっちにしようかなー……」
鸛はニヤリと笑った。
【状況:警視庁に突入。兎・慈音の二人が内部を捜索】
【入口:鸛が敷いていた文明を破壊。鸛さんに侵入したことがバレました】
750
:
榎 慈音
◆YcMZFjdYX2
:2011/02/14(月) 18:32:23 ID:1LX/sP8A0
ここまで。
ハルニレはレン討伐部隊に参加、ジョリー達はシノさんを探してうろうろ、ってことにしといてください
751
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/14(月) 20:56:06 ID:A0p71RA2O
おいおいJKのパンティーノ見放題かよと思って読み返したらレギンスだった件
誰だパンツって言ったの!オッサンのwktkを返せ!
べっ別にパンティーが見たかったとかJKの太股すりすりしたいとかそういう下心はないんだからねっ!
いや、無いからね?
752
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/14(月) 21:06:20 ID:WhiS4NJ6C
つまり汚い忍者はマゾか
753
:
りー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/14(月) 22:19:46 ID:0i.UKm.60
代稿してきたヨ
パンツじゃないけど恥ずかしいもん!が正しかったですね。失敬々々
大規模なレン君討伐部隊が組まれてる予感にどうしようかなと考え中ですよ
754
:
ニノ
◆H9T8l.lOZQ
:2011/02/14(月) 22:43:36 ID:K1mRLqgg0
パンツ見れるんですか?やったー!
かと思ったらレギンスだったでござる;;
>>752
ド、ドMじゃぬぇ!謙虚なナイト的に考えてぬんじゃは嫌われるものだと言っているサル!
755
:
ニノ
◆H9T8l.lOZQ
:2011/02/14(月) 22:45:15 ID:K1mRLqgg0
誰もドMなんて言ってなかったでござる;;
756
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/15(火) 19:00:53 ID:J8vQx./E0
代理をお願いしたい!
757
:
テナード
◆IPF5a04tCk
:2011/02/15(火) 19:01:22 ID:J8vQx./E0
先頭を走る警官、それに続くテナード。動けない少女を背負い、女と忍者が続く。
>「飛峻さん! 〜〜〜っ」
みるみる離れる青年の名前を呼ぶ少女の声に、心が揺らいだ。
きっと側にいたいのだろう。本当なら残って戦うべきだったのだろう。
しかし、自分がとった手段は『逃走』。
「…………やりきれねえなあ」
>「もっと効率良く走れねえの?」
「ぬぉわっ!?」
気づくと、忍者が隣にいた。ご丁寧に人を苛つかせるような一言を付け加えて。
「悪かったな、非効率的で!」と返そうとした言葉は、少女によって遮られた。
>「そうやって暴言吐くなら少しは空気ぐらい読んだら?
あんたのせいで色々台無しよ、あっちに残って飛峻を助けてくれれば良かったのにこのボケ男」
刺々しく、毒を含んだ怒りを爆発させる少女の言葉。それが、彼の逆鱗に触れた。
「…………そうか」
いきなりテナードは立ち止まり、少女を支える手を離した。無論、少女は重力に従って落ちる。
「そんなに仲間が心配なら行けばいいさ。その足で何が出来る?」
少女を見下ろす。
その表情は、喫茶店の前で見せたあの鬼気迫るものと同じだった。
「ビビって腰抜かして、他人の世話にならなきゃ移動もまともに出来ねえ。
そんな奴があそこに戻って何になる?あの化け物をどうやって倒す?
せいぜいあの生首共のお仲間になるだけだ!足手まといでしかねえんだよ!」
せきを切ったように捲し立て、少女を見据える。
「人間が、『化け物』に勝てると思ってんのか?」
それは問いではなく、皮肉。自分自身に対する皮肉。
やがて彼の怒りも引いていく。早くしろと周りが二人を急かす。
「はぁ……ほらよっと」
子供をあやすように抱え上げる。急がなければ。タイムロスは許されない。
「ごめんな」
走り出す直前、少女の耳元で彼は無意識に呟いた。
758
:
テナード
◆IPF5a04tCk
:2011/02/15(火) 19:01:46 ID:J8vQx./E0
「何だ、ここ……やけに静かだな」
テナードは不安げに警視庁を見上げた。警官曰く、避難所に最適の場所。
人通りがないのが気になるが、警官の彼女が言うなら間違いないのだろうか。
>「ここ以上に安全な場所なんてないわよー。私が」
>「変ですね、開きませんよ」
>「保障するぇーー?どゆこと!?」
「…………避難所に最適なんじゃなかったのか?」
ドアの前で悪戦苦闘する彼女に、非難の視線を浴びせる。
兎は早くもここからの突入を諦めていた。
>「困りましたね……他を当たりますk」
>≪ヒュンッ、ガシャンッ!!≫
それよりも早く、慈音がガラスを破壊。近くにいたテナードからすれば、心臓に悪い。
>「ガラスの壁になってるなら、一点を突いちゃえば脆いもんよ」
「せめて一言断ってからやってくれ!!」
先が思いやられる。ずんずん突き進む慈音の行動に、早くも胃が痛くなるテナードだった。
* * * * * * * * * * * * * * *
>「ハリケーンでも通ったんでしょうかね?」
「室内でハリケーンが通るかッ!!」
>「何いってんの兎さん、ここは日本よ。台風に決まってんじゃない」
「同じじゃねーか!誰かに襲撃されたんだよ!常識的に考えてッ!!」
中は、何者かによって荒らされていた。
転がる人の山を跨ぎ、はぐれないよう歩き続ける間中、彼はずっとツッコミ続きだった。
「あー、疲れる二人だったぜ……」
彼女らと別れる頃には、一人も二人も一緒じゃねーかというツッコミすら出てこないほど疲弊していた。
心なしかげっそりしたような顔で、救護室を探す。
沢山のドアとプレートが並んでいるが、テナードは文字が読めない。
「お嬢さん、救護室ってどの部屋だ?その……文字が読めなくて」
少女に教えられた部屋に入る。給湯室と共同になっている造りだ。
ベッドに少女を座らせ、テナードは絆創膏や消毒液を出し始めた。
「ほら、足出せ。そのままにしてたら黴菌が入るぞ」
言うが早いが少女の足を掴み、手際よく治療していく。
あちこちが擦り傷や切り傷だらけだ。あそこにどれ位蹲っていたんだろうか。
「……よし、終わったぞ」
治療を終え、椅子の背もたれに身を預け、ぼやく。
「しっかし、待ってろとは言われたものの……なぁ」
テナードには『娘』を探す任務があった。
しかし仲間とははぐれ、見知らぬ所で見知らぬ人間と待ちぼうけ。
手持ち無沙汰とはこの事だ。
759
:
テナード
◆IPF5a04tCk
:2011/02/15(火) 19:02:09 ID:J8vQx./E0
「……なあ。仲直り、しないか?」
自然と、そんな言葉が出てきた。
自分は少なくとも、先のこともあって少女から信用されていないだろう。
しかし、この少女を安心させるにはどうすればいいだろうか。
見知らぬ、しかも殺人があった場所で、どうやったら自分を信用してくれるだろうかと思考する。
「あの男……フェイシュンだったか?アイツなら心配いらない。俺の仲間がきっと、その、助ける筈だ。……多分」
咄嗟に、エレーナの存在を思い出す。
姿を変えさせる位訳なかったし、彼女があの化け物に立ち向かう位の力はあると思いたい。
「『人にはそれぞれ役割がある。そして時に使えない役割が活路を見出す』……俺の上司が言っていた」
ピシッと忍者を指差し、テナードは続ける。
「俺もそこの黒いのも、きっとあの場では戦えなかった人間、『役割』だ。
だが、『お嬢さんを助けて安全な場所に避難させる役割としては使えた』」
肩を竦め、力なく笑ってみせる。
少女と忍者の頭に手を乗せ、くしゃりと撫でる。
「お前さん達があの場に残らなくても、戦えなくても、必ず役割があるはずだ。
ここで、『活路』を見出そう。それまで、俺がお前さん達を守ってやる。約束だ」
ニカッと笑ってみせた瞬間、盛大に腹のなる音が響いた。
「き、気が抜けたら腹減っちまったな。何か食い物ねーかなー」
そう言って冷蔵庫を漁るテナードは、耳まで真っ赤だったとか。
【テナード:説教したり治療したり仲直り提案したり。腹減ったんで何か食べるわ!】
760
:
テナード
◆IPF5a04tCk
:2011/02/15(火) 19:02:39 ID:J8vQx./E0
ここまでです。
女子高生の扱い方って本どなたか知りませんかー
761
:
リー
◆nRqo9c/.Kg
:2011/02/15(火) 22:32:51 ID:RCxZBikM0
代理&投下しました
じょしこーせーのあつかいかた、ねえ
私から言えるのは起こす時は優しく。でこピンなんてダメ絶対。くらいですよ
762
:
佐伯
◆b413PDNTVY
:2011/02/15(火) 22:40:13 ID:vuHCsKcU0
はいはい投下投下ー
ま、ペニサスへの返答と転移手段を得るために行動したい方々はどうぞって話ですね。
JKへの対処法?んー……アプローチを掛けるのも良いが時に相手の意図をくんで先に動いてあげるとか……
ごめん。これリアルな話だわwww
763
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/16(水) 00:10:18 ID:6Io38aEA0
今どういうターン周りなのでしょうか・・・
764
:
まゆきち
◆OryKaIyYzc
:2011/02/16(水) 00:19:51 ID:JMXpWLdgO
は、初めて叱られた…やっと叱られた…猫さんGJ!
そしてブチギレリーさんでマジで萌えのあまり頭を発射するところだった…
女子高生の扱い方?さあ…
叱られたい願望が強すぎて軽くM入ってる子の扱い方は知ってるけど…
因みにバカな事をしたり言ったりしたら叱ると良いよ、そうするとキチンと成長するから
765
:
見て^^
:2011/02/16(水) 03:00:27 ID:JTZUvti60
一見、普通の女の子の日記ですが、
ある事をした後に更新しています。
かなり中毒性が高いので注意が必要かもしれないです。
ttp://prof9pop.web.fc2.com/hrk/
766
:
覚醒!吸血姫
◆SQTq9qX7E2
:2011/02/16(水) 19:44:07 ID:yDP/1XQs0
投下投下投下ァーッ!
リーさんの身体強化したよ!そして魔王覚醒の予感だよ!
ジョリーさんたち勝手に動かしちゃったけど問題あったらごめんなせぇ
JKの扱い方…ですか……
とりあえず離れて眺めるのが良いんじゃないですかねえ……ふふふふ……(遠い目)
767
:
猫
◆IPF5a04tCk
:2011/02/16(水) 21:25:09 ID:W/LlqdggO
リーさん代理ありがとうございました!
ジョークで言ったのに真面目に答えて下さる皆さんの優しさに濡れた
768
:
佐伯
◆b413PDNTVY
:2011/02/16(水) 22:43:08 ID:y7w7CByM0
今の所……
警視庁
S&W→ミツキ→佐伯→状況次第
月崎邸
エレーナ、佐伯以外のPL。どちらと一緒に行動するかを選択してください。
レン君の居た路地裏
おっちゃん→エレーナ
警視庁(入口付近)
ニノ→李→真雪→テナード
な感じ?李さんがちょっと早い気がするけど、これなら動きやすいとおもうんだよね。
後、特に今ここと絡んでますって言うのが無いPLは一応省いてますので、復帰するならタイミングを見て適当に投下しちゃえばいいと思うよ。
769
:
ニノ
◆H9T8l.lOZQ
:2011/02/17(木) 06:00:40 ID:pkwOLV3A0
ちょっと忙しいので次の人投下出来るようならしてくれてかまいません。
投下出来るなら、その人の後に投下できるよう頑張りますのでー。
770
:
第774統合戦闘航空団
:2011/02/19(土) 16:23:32 ID:pxUAXNKEO
うん?今誰のターン?
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