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ラジオスレ 23
336
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:11:55 ID:GhVDRhKs0
彼女は助手を馬用のムチでシバき倒して、満足げな笑みを浮かべた。
助手はどういうわけかボールギャグと目隠しを着けられて、両手を縛られて脚には鉄球を括りつけられていた。
「どう? 痛い? ねぇ……?」
シバいたほうもシバかれたほうも、頬が紅潮して、吐息が熱かった。
その姿をみた刑事は、本当に大丈夫なのか頭を抱えた。
337
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:17:45 ID:4kaXYBAY0
「えっと、名探偵の方ですよね?」
そう鞭で叩いている女の方に刑事は尋ねた。
彼女が主導権を持っている事を考慮して、彼女こそが探偵であり、くくり付けられているのが助手だろうと考えたからだ。
「いえ、違いますよ?この豚が名探偵です。この女はこうやって責められてい
る時に推理力が向上するんですよ、ねぇ?豚?」
そうやって、助手は再び女探偵を鞭で叩く。
338
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:19:40 ID:9R2a9ovUO
そっちかい!w
339
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:21:27 ID:6UPG5kv.0
「いかん、混乱してきた」
新米刑事である私(どちらかというとライトM)は頭を抱えた。
クッソ普通に紛れ込んだ部外者がやらかさないように記録を取っているのだが、冒頭からもう探偵と助手を間違えた。
とりあえず、このブリッジしまくりながらアヘアヘ言っているのが探偵なのだろう。
こんな奴に頼った時点で、日本の司法は終わってるし、ちょっと転属届けを出すべきな気がしてきた。
340
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:23:12 ID:e9rdEgsg0
微妙に独立スレ立てられるような様相を呈してきてるのやめていただきたい
341
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:25:12 ID:GhVDRhKs0
「ああ、と、探偵さん?」
彼女は話しかけると、突如四つん這いになり、僕の足元まで犬のように寄ってきた。
「こら、ペスやめなさい失礼でしょ?」
しかし彼女はやめる事なく、ムチでシバかれながらも僕の靴の臭いを嗅いだ。
「あら。あなたライトMなのですね?」と助手。見切られた。やべぇ。
342
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:26:45 ID:ncLvK9z20
やべぇ復活すんなwwww
343
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:31:30 ID:4kaXYBAY0
「おい、新米。彼女に資料を渡せ。」
刑事は僕にそう言った。僕は鞄から事件資料を取り出し犬になった彼女に渡そうとする。
「いえ、普通に渡すのではなく床に捨ておくようにしておいてください、人扱いする必要はありません、資料を読んでいる時はずっと頭を踏みつけて読ませてください。」
ライトMな僕にSな事をしろというのか!驚愕する僕。
「ぶーぶー、はぁはぁ、早く資料をください。」
344
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:32:46 ID:ncLvK9z20
いいぐあいに壊れてきましたな
345
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:34:01 ID:6UPG5kv.0
縋り付かれ、たまらず資料を落としてしまう。散らばった資料の数々を、探偵は口で拾い始めた。
「なるほど、謎はすべて解けまし「豚が、人間の言葉をいつ発していいと言いましたか」
助手のグーパンが飛んだ。ホントに助手と探偵なのかこいつら。
しかし彼らが本当に名探偵であることを、僕は痛感することになる。
ライトM(MURDERER)だった僕の手に、手錠がかかったことによって――
346
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:34:59 ID:ncLvK9z20
どんでん返しwwww
347
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:35:17 ID:GhVDRhKs0
>>350
348
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:36:35 ID:NAwMSOMQ0
すすす
349
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:37:38 ID:ncLvK9z20
チョコさいちゅう
350
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:40:23 ID:ncLvK9z20
創発ラジオ
351
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:43:29 ID:4kaXYBAY0
初めはいいものを作ろうと思ったのだ。
いいものを聞かせようと思った。
歴史に名を残そうと思った。
忘れられない程、楽しんでもらおうと思った。
一体、どこで間違えてしまったのか?
352
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:47:13 ID:6UPG5kv.0
結局は、何も作れなかった。ただ漫然と声だけを乗せ、中身のないまま走り続けた。
それでもいいと、思っていた。それでも楽しんでいてくれる人は確かにいる。それだけで、十分だと。
なのに、気が付いてしまった。気が付かなければ、ずっと幸せに気ままにラジオが出来ていたのに。
創発ラジオは、創作発表のラジオなのだと。創作に必要な支柱なくして、創発ラジオたりえないのだと。
そう、忘れてしまった大切なもの、その名は――――
353
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 02:52:04 ID:GhVDRhKs0
「お前が気づいたものは正しい、だが、お前が呼ぼうとした名は間違いだ。
それは目の前にいた。私が気づいたもの、その名を冠するもの。
「私は現象ではない。私は創作ではない。知っていたはずだ。私は、お前たちだ」
銀髪がたなめいた。私はあらためて、その名を呼んだ。
「ハルトシュラー」
354
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:52:46 ID:ncLvK9z20
きたか
355
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 02:58:57 ID:4kaXYBAY0
「何故、あなたが出てくるのですか?あなたを信じて私はここに来たというのに…」
私は叫ぶ。ハルトシュラーは無言のまま、私を見つめている。
「あなたを信じても誰も何も言ってくれない。私は誰かに見ていてほしくて始めたのに、誰かに聞いて欲しくて始めたのに…出来てしまったのはこんなものだ。」
弱音を吐く私をハルトシュラーは僕を静かに見つめている。その視線には怒りも憐れみもなく、ただ静かに視線を向けるだけだった。
「何か、何か言ってくださいよ、ハルトシュラー!!」
356
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 03:02:25 ID:6UPG5kv.0
「言ったであろう。私はお前だ、と――」
ゆっくりと、ハルトシュラーが口を開く。厳かに、それでもどこか優しさを孕んで。
「お前の望む言葉を吐くことは容易い。お前がそれを望むのなら、お前たちである私はその言葉を紡ごう」
そうとだけ言うと、ハルトシュラーは再びその口を閉ざした。閉ざしたのだ。
そのことこそが、示していた。本当に心から欲していたのは、枯渇のあまり今欲していた都合のいい甘い言葉などではないことを。
357
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/01/04(月) 03:13:23 ID:GhVDRhKs0
「私は、お前たちの意欲だ。意志だ。そこに溜まる想像力の澱の中に生まれるものだ。私は、お前たちが紡ごうとするものだ」
再び語り始めた。
「全ての人間が宿す想像力、独創性、意欲。欲望、妄想。私はそこから生まれる。ある条件を持つ者たちによって」
ああ、そうだ、思い出してきた。その通りだ。
「私は創作を志すお前たちの意志。お前は覚えていた。意志があるから私と会えた。私は、お前の創作する意思であり、それこそが私を形作るもの。ありがとう、お前は私を覚えていた――」
358
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 03:20:32 ID:ncLvK9z20
おっちゅー
359
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/01/04(月) 03:24:48 ID:4kaXYBAY0
ありがとうございました
長丁場になりすぎた事はちょっと反省点なので次回いかします
またね!
360
:
名無しさん@避難中
:2016/01/04(月) 10:14:16 ID:WX9DwzWc0
途中でくたばったけど乙
361
:
名無しさん@避難中
:2016/01/11(月) 17:24:34 ID:SvQoccyc0
先日のラジオです、一応創作物も同梱しときましたのでどうぞ!
http://www1.axfc.net/u/3598759
PASS:souhatu
362
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 15:24:38 ID:ptV2a7Dk0
突発ですが本日GW5行リレーラジオやります
17時開始予定です
363
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:02:30 ID:ptV2a7Dk0
ラジオ始まるよ!
http://std1.ladio.net:8000/souhatu.m3u
364
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:02:50 ID:hx8LVb2M0
にゃんと
365
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:04:26 ID:ptV2a7Dk0
テストもかねてるので聞こえてるかどうかの確認もお願いします(゜゜)(。。)ペコッ
366
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:06:32 ID:ptV2a7Dk0
かべつべ配信
http://gae.cavelis.net/live/iehoku
ラジオ配信
http://std1.ladio.net:8000/souhatu.m3u
367
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:07:51 ID:hx8LVb2M0
にゃっ。聞こえてます
368
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:09:58 ID:hx8LVb2M0
丁度いいですよ
369
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 17:14:06 ID:ptV2a7Dk0
安価
>>371
で
370
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:14:31 ID:hx8LVb2M0
魔女
371
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:31:06 ID:ptV2a7Dk0
【5行リレーラジオ】
1.安価でリスナーがお題を適当にふる
2.パーソナリティがそれに対して5行書く
3.次の人がその続きを書く
4.2ループで完結
5.新しいお題に
好きに書くが
>>372
でお題
372
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:31:32 ID:2hNN.3/c0
とりあえず、連休に帰省しないおっさん創発民が聞いてますよ宣言。
373
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 17:33:04 ID:hx8LVb2M0
wwww
374
:
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 17:33:38 ID:N1hkHLuk0
2046年。日本国において、1つの宣言がなされた。
『とりあえず、連休に帰省しないおっさん創発民が聞いてますよ宣言』
その宣言は、日本のみならず世界中を揺るがした。
まさかその宣言が、後に第三次世界大戦に繋がろうとは、この時想像できた者はいなかった。
宣言をした、連休に帰省しないおっさん創発民を除いて――
375
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 17:37:41 ID:ptV2a7Dk0
アメリカ合衆国大統領は言った。
「我々は失ったのだ、おっさんの帰省を!!」
涙ながらに演説する大統領の声に耳を傾ける愚民達。
「許してはならない。おっさんの帰省を奪ったものを!」
その声と共に、第三次世界大戦が勃発する。
376
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 17:43:57 ID:5X9ZaTKU0
「彼等は正しいんだ。それでいい」
「どういう事だ。結果として東西で火が上がった。また太平洋が戦場になったんだぞ」
「彼等は今の世界を維持しようとしている。だからアメリカは戦争に踏み切った。あの宣言をしたのは、その世界を打ち破るためなんだ」
「わからない。それが戦争を引き起こしてまですることだったのか」
「我々はアフリカを出で、そして世界に広まった。後ろを振り返ることなく。帰省は人類の本能にあらがう行為なんだ」
377
:
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 17:49:03 ID:N1hkHLuk0
軍曹の言う通り、『とりあえず、連休に帰省しないおっさん創発民が聞いてますよ宣言』は正しかった。
人は本能に従って、己の居場所に居るべきなのだ。
ただ生まれ故郷というだけでそこに戻るなど、非効率的で意味のない行為。
そうして第三次世界大戦は、最終局面へと至る。
そう、『疎開』という帰省を行なう者と、『戦場』という今の居場所にとどまろうとするものとの、衝突という形で。
378
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 17:52:21 ID:ptV2a7Dk0
「諦めるな…!」
おっさんの後ろで少年が言う。
「あなたには帰るべき場所があるんだから…。」
おっさんは首を振る。世界中で核の発射ボタンが押された。
既におっさんに帰る場所なんていうものは存在していない。だけど…
379
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:00:12 ID:5X9ZaTKU0
そして数十年の時が経ち、地も川も海も空も灼熱の炎に焼かれた跡だけが残されていた。
故郷という概念、戦場、疎開地という概念すらなくなった。
彼等はまた旅に出るだろう。
いまここに居る場所を新たな故郷とし、線引きが取り除かれた世界に再び広がっていく。
第二のグレートジャーニーの第一歩を踏みしめた彼は――
380
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:01:26 ID:2hNN.3/c0
http://dl1.getuploader.com/g/sousaku_2/1031/img110.jpg
381
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:03:00 ID:ptV2a7Dk0
次
【お題】安価
>>383
382
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:05:07 ID:5X9ZaTKU0
かそく
383
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:05:07 ID:raZO3gkw0
賢者
384
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:08:59 ID:5X9ZaTKU0
頭がぼーっとする。空虚な感覚。
時計を見ると数十分立っていた。
PCのモニタを切る。暗闇。私の気の抜けた顏がノングレアの画面にぼんやり映っている。
ああ、これか。このぼーっとした静かな感覚。
これなんて言ったっけ。そう、賢者タイムだ。
385
:
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 18:10:47 ID:N1hkHLuk0
賢者タイムというくらいだから、知能指数が向上しているかもしれない。
例えばこうして空虚な気持ちになっているのは、この世の真理を悟ってしまったからではないか。
この世界の理を知ってしまった空虚な気持ちを抱きながらも、何かに熱意を傾ける。
それが出来れば、この賢者の知能を持って何かを成し遂げられるのでは。
そう思い、私は長年気になっていた“アレ”について考えてみることにした――
386
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:14:51 ID:ptV2a7Dk0
何故、この世に下着というものがあるのだろうか?
真面目な話である。
上着というものがある、服を着ている。
とするならば、下着を着る意味とは何なのだろうか?
外見からは何も変わらない。なのに何故下着というものが?
387
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:19:10 ID:5X9ZaTKU0
たとえば私の今の状況を考えてみよう。きっちり上下でつけている。
次にその状況を掘り下げよう。胸が苦しい。
というわけでホックを外してみた。
楽になった、というわけではない。ただ胸が重力に従っただけだ。
その状態が楽か? 決してそうではなかった。
388
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:23:08 ID:bvt9S2Ws0
おっさん創発民が賢者タイムにノーブラノーパン大正義真理説に到達して世界大戦にハッテンしたということかと思ったらおっさんじゃなかった
389
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 18:24:12 ID:N1hkHLuk0
「なるほど下着には不自由と引き換えに楽を得る効果が……ん?」
そこでふと気になった。ぱんつとブラは、別のものである。当然だ、全くの別の存在である。
では、ぱんつとブラ、どちらが上でどちらが下か。100人がいれば100人がブラを上というだろう。
「つまりブラは上下着で、ぱんつは下下着……一方ジャケットはは上上着、ズボンは下上着……」
一体何が真の下着なのだ……? 実質上と下の数でいうと、ブラジャーはズボンと同じなのでは……???
390
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:34:39 ID:ptV2a7Dk0
「お兄ちゃん、なにしてるの?」
妹が入ってくる。ディスプレイに映った多数の下着を見て、妹が顔をしかめる。
「えっと、そういう趣味が…。」
そういって妹が部屋を出て行く。
「Nooooooooooo!」
391
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:35:34 ID:ptV2a7Dk0
次安価
>>393
392
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:36:02 ID:Ce5bvcXc0
エンジン
393
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:40:34 ID:hx8LVb2M0
手術フェチ
394
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 18:45:19 ID:ptV2a7Dk0
「メス」
そういって看護婦から渡されたメスを私は受け取る。
メスが肌にめり込み、血が漏れる。
この時、私は人が生きているという事を実感する。
ああ、私の腹から、赤い血が…。
395
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 18:50:23 ID:5X9ZaTKU0
血を拭き取る。黄色い脂肪の層が見え、また赤い血が滲む。
またメスを走らせる。
さくさく。小気味よい肉を裂く音。
思ったより出血は少ない。内臓が見えるまでまだ少しかかるだろう。私の助手が言った。
「あの、お魚を三枚おろしにするのにそんな緊張感要ります?」
396
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 18:53:09 ID:N1hkHLuk0
「そりゃあそうだよ。何せサンマだよ君ィ」
半魚人である自分からすれば、サンマなんて貴族のようなものである。
「サンマさんと同じ食卓に並べるとか、これに勝る喜びはないんだよ」
今宵は素晴らしい。何せサンマと同じ食卓に、自らの腹を並べる事ができる。
そして、腹を切開した自身の手術にも挑める。嗚呼、なんていい夜だ。
397
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 18:57:16 ID:bvt9S2Ws0
話題から匂い立つ創発民の年齢層
398
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 19:01:06 ID:ptV2a7Dk0
「ちなみにこれ何の手術なんです?」
看護婦が私に聞く。
「私はな、口でものを食べる事が出来ない。ゆえにものを食べる時はおなかを裂いて、そこにサンマさんを詰め込むんだ。」
「えっと、それが手術なんですか?」
「ああ、栄養摂取だね。」
399
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 19:08:07 ID:5X9ZaTKU0
私は自ら縫合しながら、ひくひくと動く自分の筋肉を眺めた。
内臓を傷つけるのはリスクを伴うが、こうしなければ生きてはいけない。
既に胃の中でサンマが消化されている。それを胃で包み、縫合してゆく。
腸がぐるぐる蠢いている。
アミノ酸が繊毛を通し、私の身体を駆け巡った。
400
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:10:54 ID:bvt9S2Ws0
頼むから胃瘻手術を学んで欲しい
401
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 19:13:55 ID:N1hkHLuk0
「ふう、縫合完了だ。後は失った血を補給するため輸血を行なう」
「輸血の時間まで入れると相当時間がかかりますし、栄養摂取も大変なんですね……」
「ああ。半魚人とはそういうものだ。陸で生きるというのは、本当に難しい」
「ところで、輸血が終わったらどうするのですか? 診察に行きますか?」
「いや、悪いがそんな暇はない。輸血が終わったら、今度は夕飯のためにもう一度腹を開かねば」
402
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 19:26:18 ID:ptV2a7Dk0
20時再開予定です
403
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:28:11 ID:bvt9S2Ws0
急に現れて青森さんとトークするハメにあう帰省しない創発民
404
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:38:05 ID:bvt9S2Ws0
魔剣ダインスレイブ…!!
405
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 19:54:17 ID:bvt9S2Ws0
文字書きでエロを書いたことない人間などいない
406
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:02:07 ID:ptV2a7Dk0
1.エドさん
2.青森さん
3.古時計屋
4.ソダさん
5.るーべんさん
>>406
安価
407
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:03:52 ID:ptV2a7Dk0
>>409
安価
408
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 20:04:10 ID:Ce5bvcXc0
殺意度高いな
409
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:07:09 ID:5zweHXDw0
年下の姉
410
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:07:13 ID:.Kd31yUk0
ちくわだいまょうじん
411
:
エド
:2016/05/03(火) 20:12:27 ID:tsxPZsZE0
私の姉は年下だ。何度も言うが年下だ。
周りからもどうしてかとはよく訊かれる。でも仕方ないだろう。
私だって実際、この姉の真実を知ったときには驚いたのだから。
さて、いい加減、だらだらと話すのも飽きてきたので、ぶっちゃけてしまうとしよう。
私をも驚かせた真実……それは、私の愛するこの年下の姉の正体がアンドロイドだったということだ。
412
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:16:47 ID:Ce5bvcXc0
次回予告しなきゃ >BGM
413
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 20:20:30 ID:5X9ZaTKU0
姉の頭皮を剥ぐ。頭蓋が見える。カルシウムとタンパク質で構成された本物の骨だ。
だけど、出血はほとんどない。
電動ノコギリで骨を裂いて、CPUのある部分に穴を開ける。
どろどろ赤黒い粘液がこぼれて、ひどい腐臭がした。
そろそろ姉の肉体も交換しないと。チップを引き抜いた。
414
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:24:47 ID:ptV2a7Dk0
「---ト…シ…ちゃん」
解体中の姉が片言で私の名前を呼ぶ。
「大丈夫だよ、お姉ちゃん…すぐ治してあげるから…。」
私はそう囁くように言って作業を進める。
サイバーウィルスの駆除、その作業を迅速に求められている。
415
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 20:27:43 ID:N1hkHLuk0
あの夏の日、お姉ちゃんの時計は止まった。
私はまだ幼くて、お母さんから言われた言葉の意味を理解するのに、数年を要した程だ。
「おねえちゃんは、もう絶対、死なせないから……」
気がつけば、誰の目から見ても、お姉ちゃんが年下になるほどの月日が経った。
それでもまだ、私はお姉ちゃんを卒業することができずにいる。私の時計も、ずっと止まったままだった。
416
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 20:33:42 ID:Ce5bvcXc0
卒業しなければならない。それは重々承知している。
だが、それは治してからでもいいはずだ。もっとおねえちゃんを守っていていいはずだ。
……作業が終わった。「できたよ、お姉ちゃん」と声をかけようとしたとき。
「おねえちゃんは、ずっとトシちゃんのお姉ちゃんだからね」
「うん、わかってるよ、お姉ちゃん。」
417
:
エド
:2016/05/03(火) 20:37:35 ID:tsxPZsZE0
私の姉は年下だ。何度も言うが年下だ。
周りからもどうしてかとはよく訊かれる。でも仕方ないだろう。
私だって実際、この姉の真実を知ったときには驚いたのだから。
でも、だけど、それでも……大好きだよ、と、私はいつも心の中で呟き続ける。
「それじゃあ、汚れちゃったし……お風呂でも入ろっか」
418
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:40:44 ID:bvt9S2Ws0
二度目の開頭
419
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 20:49:53 ID:5X9ZaTKU0
風呂に入る姉の皮膚が崩れる。所詮は人の死体なのだ。
代わりの肉体を得るには数か月かかる。
培養した表皮とカルシウムの骨格を得るための時間は長すぎ
私が好きな姉。私が綺麗と思う姉。私が憧れる姉。
姉は変えられる。綺麗な姉に。私が憧れる人に。たとえば、あの人のように――
420
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:50:57 ID:Niwc5XPM0
グロイ方向性www
421
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:51:09 ID:Ce5bvcXc0
エンバーミングじゃねぇか!
422
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:52:17 ID:Ce5bvcXc0
トシちゃんのサイコパスっぷりが極まってきてる
423
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:54:19 ID:Niwc5XPM0
ヽ○ノ 姉「まあいいか!」
/
ノ)
424
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 20:54:37 ID:Ce5bvcXc0
姉お前か
425
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 20:56:36 ID:ptV2a7Dk0
あの人--それを思い浮かべようとすると思考がショートする。
(記憶に齟齬が発生したので修正を行います。)
--あれ、私、今何を考えていたんだっけ…。
「あ、お姉ちゃん。うん、お姉ちゃんを治さないと…。」
私はそう考え、姉を風呂から抱き上げて作業台へと持ち運ぶ。
426
:
ワシを育ててた(絶賛ネグレクト中)
◆WASHIx.sok
:2016/05/03(火) 20:58:28 ID:N1hkHLuk0
あの夏の日から、時計は止まり続けている。
私の時計も、お姉ちゃんの時計も。
「――――ト…シ…ちゃん」
もうずっと、この時を、抜け出せないでいる。
何度も、何度も、ただただ不毛なこの時間を、繰り返す。
427
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:00:28 ID:bvt9S2Ws0
手術と風呂漬け繰り返してたら腐るわなw
428
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:03:26 ID:Niwc5XPM0
すかいぷの音がw
429
:
青森さん
◆wHsYL8cZCc
:2016/05/03(火) 21:04:11 ID:5X9ZaTKU0
通話切れた少々お待ちくださいwww
430
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:07:23 ID:Niwc5XPM0
麻雀のルールが分かんなくて…
431
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:08:52 ID:Niwc5XPM0
あおもりさんのいいね見た方が早そう
432
:
◆luBen/Wqmc
:2016/05/03(火) 21:09:53 ID:Ce5bvcXc0
――調査ファイル:324928通称『トシとその姉』
当初は交通事故により、姉が全身サイボーグ化。義体医療が始まってから時期が浅かったため、本人の肉体の大半を流用。
その後、姉にサイバーウィルスが感染。時を同じくしてトシが発狂。以来、トシは執拗に姉の世話を続ける。
そして、この仕事はトシの病状に姉がどのような効果を与えているのかをひたすら病院で観察すること。
「いいのかね、これで……」
433
:
古時計屋
◆klsLRI0upQ
:2016/05/03(火) 21:11:59 ID:ptV2a7Dk0
次の安価いくよー!
>>435
434
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:11:59 ID:bvt9S2Ws0
すごい!ちゃんとまとまってる!
435
:
名無しさん@避難中
:2016/05/03(火) 21:13:04 ID:5r1UB0CIO
豆腐タクシー
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