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それでは!!!!!!!!!! なんとかファイト

1名無しさん@避難中:2014/06/21(土) 14:05:04 ID:pWzgykQoO
                   ,ノ                          !
        .r--―――――‐/                〇          .|
        ヽ        ヾ            <`゙''ー‐-、__         |
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                !: : : : : : l                 ヽ: : :/: : : ̄.i゙''ー‐-‐一''"´ ̄
               ./: : : : : : :l              ●   レ': : : : ::ii |
               /.,イ: : : : : :  ̄`>               ./! , , /レ
              〃ノ: : : ヽ、_/                / |/,/| /
             r-、∠__,ノ! .ィ \     ―      r、 /: : : :/ .|/ 新天地じゃ〜〜!!!!!!!!
             ! ヽ    レ' レ'ヽ .\          | `´: : / .!
.             ',. ',-――ーー-、>-| \    __,.-‐''´>- '' 、: : |
            /`、 ヽ       ヽ!、   ̄ ̄ .ト、_,.-''´ \ |`ヽ'

658名無しさん@避難中:2014/09/16(火) 22:34:45 ID:287et5r.O
ギル「………実はそうなのであります…」
ズーン…

マジデス「そうか そりゃマジでやべーな」

ギル「申し訳ないであります…」

マジデス「…まぁそれほど急いで来てくれたんだろ? マジ正義感ぱねー
……だがこれはマジ村人には言わないほうがいいなマジで」

ギル「えぇ…」

マジデス「だがマジで あんたらはなんとしてもその方法を見つけなきゃならねー
それがネアメの在り方だろう?」

ギル「…もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「マジチョー協力すつぜ俺
よろしくなマジ」

ギル「はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「あんたらが持ってきた食料のおかげで多少は余裕が出来たようだが それも長続きはしねー
……もって3日…それまでになんとかしねーとなマジ」

ギル「…はい…!!!!!!!!!
というわけで皆さんも一緒に考えましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとしても魔法使いの皆さんをこの町から脱出させるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…」
コクコク

ビラコ「天狗に聞いてみますよ♪」

ツバメオー「……」

エンカ「まぁ考えるだけ考えてみるが」


オオオオオオオオオオ………

――― 部屋の外…

アシコリーダ「……………」


――― 次の日…

メロンピルトの声『みなさんおはようございます♪
体調はいかがでしょうか? 一日の元気はおいしいご飯から!!!!
こちらにたくさんの朝食を用意しておりますので どうかどうかお気軽に門をお開け下さいね!!!!!!!!』


― BAR ―


村人「うっせうっせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前らの朝食なんか食えっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「へへん!!!!!!!! 食い物なら足りてらぁ!!!!!!!!
ヤングコーンでダシをとり 蒲鉾で作った麺を合わせたとんこつラーメンが俺達の朝食だい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズヌレ「パパーおいしー♪」

ハゲシ「しやわせー!!!!」

アシコリーダ「…そうか 良かった」

村人3「そうだ ネアメルートの英雄さん方はどこだ?」

マジデス「脱出マジ計画の下準備だぜマジ
色々マジ大変らしいから自分らにはマジ構わないで欲しいってよーマジでー」

村人4「そっかー!!!!!!!! 楽しみだなぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわい

アシコリーダ「…」

659名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 00:05:54 ID:t8g9f.42O
――― 空地

ギル「では皆さん!!!!!!!! これより『みんなで仲良く脱出作戦会議』をはじめたいと思います!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「会議って… 広げたシートに座って朝飯囲いながらか」

ギル「は…腹が減ってはなんとやらといいますし
ではみなさん 寝るまえに考えておいて下さいと言った脱出作戦のプランは出来てますか?」

ツバメオー「はあっ…考えたヨ
おかげで寝不足だヨ」

ビラコ「はーい! 私も考えたですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『…』
しん…

ビラコ「あー!!!!!!!! みなさんもしかしてまた私が天狗のなんらかを言うんだろ って思ってますか?!」

ギル「い…いや…………まぁ」

ツバメオー「それしか引き出しないじゃんお姉さん」

ビラコ「んぶー!!!!!!!!!!!! 私だって天狗以外のものだってあるですよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
私の作戦は……ズバリこれです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ… スチャアァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ビラコは後頭部に長い筒のようなものを付けた》

ギル「……………それは?」

ビラコ「ぬらりひょんご用達の後頭部カバーですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
知ってます? ぬらりひょんは人が気づかないうちに家に上がり込んでお茶を飲むんですよ♪
これを応用してこのぬらりひょんカバーを付けぬらりひょんになりきって気配を消して気づかれないまま正門から出るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「却下!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「結局妖怪じゃねーかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はうわう」

ギル「そういう超常頼りはなしー!!!!!!!!!!!!!!!!
現実的に行きましょう現実的に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(現実的………だったら俺の丑三つワラ人形殺法もアウツだな…)
くしゃ…

660名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 01:11:11 ID:t8g9f.42O
ギル「ツバメオー殿はなにか?」

ツバメオー「単純にさぁ……もう門開けちゃえば?」

ヤンデル「はあ…? 何言ってんだツバメ…
そんなことしたら…」

ツバメオー「だから
この魔消石使って魔力を消せばいいじゃん
村人に混じって魔反会をやり過ごすか こっそり村から脱出するか出来るじゃん」

ギル「いい案であります
しかし魔反会がこの村の魔法使いの名簿をまとめ 人数や顔を把握していないとは考えにくいであります
それに魔消石は魔力を感じにくくするだけであり 決して魔力を消すものではありません
したがって精密に調べられれば簡単にバレてしまうでありますし
それによって魔法使い最後の希望である魔消石の存在がバレるのは避けたいであります」

ツバメオー「あー…そっか じゃあダメじゃん」

ギル「エンカ殿は…?」

エンカ「拙者か 特に何も思いついておらぬが
一度壁の上に登って色々と確かめてみたいでござるな」

ギル「確かに……それはいいでありますね
よし! 言ってみましょう」

ツバメオー「あの階段を今度は登るのかヨ…」


――― 壁の上

ヒュオーーーーーーーーー…


ビラコ「んまーー! いい風ですよぉー!!!!!」

ギル「最初来たときは暗かった上に潜入の緊張もあって落ち着いてみれませんでしたが 景色も素晴らしい」

ヤンデル「村の中が小さく見える………
あ…… あれなんだろ…」

ツバメオー「どれ?」

ヤンデル「村の裏手に大きな池がある…… なんか不自然だな……」

ツバメオー「なんだお前 わかんないの? 本当にバカだな〜ヤンデルは〜〜
あれはプールに決まってんだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「いやアレは貯水池でござろう」

ツバメオー「貯水池に決まってんダロ!!!!!!!!!!!!!!!! ヤンデルはマジ無能だわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」

ギル「ほー 今時あんな…
しかし随分と立派でありますね」

ビラコ「天狗のお面浮かべたいですよ♪」

ヤンデル(ツバメを逆さ沈めて浮かべたい…)

エンカ「まぁそれはいいのだが
問題は外だ」

ゴオオオオオオオオオオオ…

661名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 01:43:41 ID:t8g9f.42O
――― 数分後

ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜…


エンカ「ふむ 現実的に考えるとこの村の唯一の脱出口はこの壁の上からでござろう
兵士の見回り間隔も相変わらず一定で 死角となる時間が出来る
だが問題の方法でござる…」

ビラコ「あー!!!!!! じゃあじゃあ! ツバメちゃんが魔法で大きな大きな氷の滑り台を作ってみんなで滑って降りるですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「バカ言わないでヨお姉さん
こんな高い壁から滑れる氷の魔法なんて簡単に作れないヨ
急造じゃ角度とか計算して作れない
そういうの度外視して作ったとしたら滑り落ちた後地面にぶつかってミンチになるヨ
それに魔力もいるし その魔力でバレるヨ」

ギル「それに村の魔法使いの方がたは約50人… 空白の時間に全員を滑り降ろすのはなかなか厳しいでありますよ」

ビラコ「そっかー…………」

ヤンデル「いい方法だとは思うけど……」

ビラコ「だったらー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「天狗はなしね 他の妖怪も」

ビラコ「はうわう…」

エンカ「うーむ…ダメか
一旦下に戻ろう」


――― 一行は地上に戻った…
そして再び脱出作戦を皆で話し合ったが… 結論は出ず…
結局途中で『自分がこれまで経験したクソゲー話』に花が咲いてしまい
その日は何も進展もないまま夜を迎えてしまった…


――― BAR

村人「今夜の夕飯はチンゲンサイで作ったとマグロの丼だぜ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うめ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいがやがや
《盛り上がる村人達…》


ズヨ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン………
ギル達『………』

《それに反してブルーな一行》


ギル「うっ…うっ……まさか…まさかクソゲーの話で8時間も時間が過ぎるとは…うっ…うっ…」

マジデス「マジでかお前ら…」

ツバメオー「ボ…ボクは悪くないヨ!!!!!!
リーダーさんがゴーストバス○ーズについて5時間も語るからだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクはい○きについてちょっと話しただけだし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「まずい○きはクソゲーではござらん
そこを履き違えてもらっては困る」

ツバメオー「蒸し返してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

マジデス「やめろってマジ
クソゲーごときで喧嘩するなんてマジみっともねーぞ」

ギル「申し訳ないであります…」

マジデス「頼むよマジ…」


コト…
アシコリーダ「お疲れさん これは俺からだ そら豆で作ったカレーだ」

マジデス「マジスゲー!!!!!!!! 米がそら豆で出来てる!!!!!!!!! 味も米だー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わーい!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「お前の料理の才能すげーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞ〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

662名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:02:47 ID:t8g9f.42O
かちゃかちゃ

エンカ「これは美味でござる」

ビラコ「適度なあまさ〜〜〜〜♪♪」

アシコリーダ「ルーはトイレットペーパーを水でとかしたものに味をつけたやつを米にかけている」

ツバメオー「絶対食いたくねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
でも食べちゃう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふしぎ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱくぱくぱくー!!!!!!!!

アシコリーダ「…ところで 脱出作戦の方はどうだ?」

ギル「んブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぶしゃ〜〜〜!!!!!!!!
ツバメオー「へばし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きたねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…大丈夫か?」

フキフキ
ギル「え…えぇ…!!!!!!!
え…えっと…! なんでありましたっけ…!
えー……い○きの件でしたっけ?」

アシコリーダ「ちがう
脱出作戦についてだ」

ギル「あ…あぁ……
も…もちろんですよ…! ………!!」

アシコリーダ「…そうか それはよかった
……」
チラ…


ズヌレ「もうすこしで村からでられるよ!!!!」

子供魔法使い「ほんと!!!? ほんと!!!!?」

ズヌレ「うちのお父さんがそういってたもん!!!! 大丈夫だよ!!!!!」

村人「がははは!!!! そうだそうだ!!! アシコリーダがネアメなら大丈夫だって言ってんだ!!!!! あいつの言うことは正しいさ!!!!!!!!
アシコリーダはダンスやってるからな!!!!!!!!」
【ダンス万能説】


アシコリーダ「…………そうでなきゃ…俺は…」

ギル「?」

アシコリーダ「なんでもない………頼んだぞ」
スタスタスタ

ギル「…?」

ごしごしごしごしごしごし
ツバメオー「う…うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
目が超絶しみるヨーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前胃液ごと噴き出したんじゃねーか〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ず〜〜〜〜ん!!!!!!!!

663名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:20:41 ID:hYLz6jvg0
嫌なルーの作り方だwww

664名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:20:53 ID:t8g9f.42O
次の日


ギル「今日は徹底的に試行をして方法を探るでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずありとあらゆる事を試すであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


――― 中略 ―――

――― 数時間後


ギル「ふ…風船をォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風船を集めるでありますぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
風船で空を飛んで脱出でありますぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「しっかりしろギルーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「ありとあらゆる試行も失敗に終わり とうとう精神が持たなかったでござるか…」

ツバメオー「ちょっと……マズいじゃん!?
どうすんのさ!!!!!?」

ギル「…皆で色々なんとか考えて…まだ行ってない方法を…」

ツバメオー「無理だヨもう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
色んな方法今日やったもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これ以上出てこないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「いや…まだ…なんとか…! 考えればきっとなんとかいい方法が…!!!
諦めないであります…!!!!! 最後まで…絶対に…!!!!!!
魔法使いの皆さんのために…!」

ツバメオー「……!!!!」
ギリッ…!


――― また夜

カチャ… カチャ…

村人「ちょっと飯も質素になってきたなー………」

村人2「もう無くなってきたのか…」


アシコリーダ「………」


ギル「…はぁー…」

ビラコ「ギル君 ため息なんてダメですよぉ」

ギル「あ…あぁ…すみません」

ツバメオー「…」

ザ…
村人3「なぁあんたら……いつになったら脱出作戦を始めるんだ…?
そろそろ内容くらい教えてくれたっていいだろ…」

ギル「い…いやまだ準備が…」

村人3「じゃあ準備がいつ終わるかぐらい言ってくれよォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


しーん…

665名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:33:58 ID:t8g9f.42O
アシコリーダ「おい! 落ち着け!!」

村人3「落ち着いてられっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
正直なぁ…俺達ゃ限界なんだよ!!!!!!!! あんたらが持ってきた食料のおかげで多少は気も紛れたが
だがそれもすぐ尽きる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! また疲弊の日々が来ると思うとウンザリなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんで俺達がこんな目に合わなきゃなんねーんだよ
魔法使いじゃない俺達まで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「…おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

子供魔法使い「う…うえーーーーーーーーーん…!!!!!!!!」

村人3「…!」

村人4「おい落ち着けって!」

村人5「それ以上はやめろ!!!!!!!!」

村人3「…………くそッッッ」
ズンズンズン…


ガチャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「………」

ギル達『………』


―――

村人3「くそ!!!!!!!! くそッくそッくそッ
…………!! はぁ〜〜……くそ!!!!!!
……少し…言い過ぎちまったかな…」
ザ… ピタ…

村人3「しまった……正門まで来ちまった…」


門の向こうから「あら…? どうしました…?」

村人3「?!!!! お前…!」

門の向こうから「こんばんは
お話していきませんか…?」

村人3「…だ…誰がお前なんかとッ…」

門の向こうから「…なんだか お悩みがありそうな声をしていますね…?
こんな閉鎖された村にいたら気分も落ち込むでしょう…?
どうでしょう 少しの世間話でも…
なに…言いたくないことは言わなくてもいいんですよ
ただ少しでもお話すれば
気分も晴れるかも……
だから…
協力しますよ…
あなたの
お悩み解決に…」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

666名無しさん@避難中:2014/09/17(水) 02:58:51 ID:t8g9f.42O
次の日もやっぱり何もいい作戦が思いつかなかった
既にマジデスが示したリミットである4日目…


カー… カー…

エンカ「暗くなったでござるな 今日はこれくらいにしようぞ」

ヤンデル「…ギル?」

ギル「自分はもう少しこの空地にいるであります
先に行ってて下さい」

ツバメオー「…」
スタスタスタ

エンカ「…了解にござる」
スタスタ

ヤンデル「ギル…? 何かやるのか…? だったら俺も手伝う…」
ギル「大丈夫でありますよ
ヤンデル殿も疲れてるでしょう 先に行って休んでて下さい」

ヤンデル「…………分かった…」


―――…

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜………
カー… カー…


ザック… ザック… ザック…
ギル「こうなったらば残された手段は地下トンネルを掘ってそこからの脱出であります…!!!!!!!!
とりあえずある程度掘ってみて…!」
ザクッ… ザクッ… ザクッ…

アシコリーダ「無駄だ」

ギクリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ア…アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
な…何故ここに!!!? 今は夕ごはんの準備では…!」

アシコリーダ「もう食料が少ないから今日は簡素なものだ だから仕込みは終わった」

ギル「そ…そうでしたか」

アシコリーダ「…穴を掘っているのか」

ギル「…!!!!!!!! こ…これはですねハイ…!!!!
ちょうど野ウンコをしたのでそれを埋めるための穴でして…!!!!!!!」
あせあせ

アシコリーダ「脱出のためのトンネルを掘るんだったら無駄だ
この村の地面は少し掘ると鉄板が出てくる
この村は“壁に囲まれてる”のではなく“鉄の箱の中にある”村なんだ」

ギル「…!」

アシコリーダ「……話は初日に聞いていた
ノープランでここに来て 脱出作戦なんてないんだろう?」

ギル「ッッ…!!!
…はい…申し訳ないことに…」

アシコリーダ「そうか
…………そうか……」

ザザッ!!!!! ペコー!!!!!!!!
ギル「騙していて申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは自分が…真実を言わない方が皆さんの不安にならないと考えたからであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし結果として皆さんの心を疑心暗鬼にしてしまったであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…」

ギル「今回の件をまとめるアシコリーダ殿には本当に悪いと思っているであります
しかし自分は!!!!! 何も諦めてはいません!!!!!!!!
必ず皆さんを…魔法使いの皆さんを脱出させ 村を魔反会の手から解放するであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからこのことは皆さんにはッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「…ふー… 分かってる 言わない」

ギル「ほ…本当でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「あぁ だから頑張ってくれ」
ザ…

ギル「は…はい…!!!!!!!!」
ぺこ〜〜〜〜!!!!


――――

ザ… ザ… ザ… ザ…
アシコリーダ「……………
…言えるわけ… ないだろう………
言えるわけ…………」

ヒュオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…………

《重い足取りで どこを行くでもなく アシコリーダは村をさ迷った
そして向かう先は…》

667名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:17:28 ID:.wGGNAcUO
―――

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

ザ…ザ… ピタ…
アシコリーダ「…!!?」


ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


アシコリーダ「俺はいつの間に正門に………
…………まるで何かに引き寄せられたよう…だ…
………歌…?」

門の向こうから「♪〜〜〜… ♪〜〜〜〜〜…」


ビッグになりたい
作詞作曲:ハマチ 歌:メロンピルト

あー…ビッグになりてー…
ビッグな人間になりてーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そしてビッグマックをたらふく食いてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ピクルス抜きで食いてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だが俺はチビだった… 平均身長を大きく下回るスモールボーイなのだぜ…
何cmかって? 聞くかそれを…
俺の身長は140cm!!!!! もちろん背伸びありで
こんなんでビッグになれるか! ハンバーガーだって満足に食えやしねー!!!!!!!!
だが俺には……一つだけ自慢があった…それは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK♪ BIG DICK♪ BIG DICK DICK♪
世界最大未確認〜〜! 不埒千万百科全書〜〜!!!!

BIG DICK LICK & CLICK !!!!
BIG DICK LICK CLICK !!!!!!!!
ホ〜〜wwwwwwwwwwwwwww

BIG DICK KICK & CLICK!!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK KICK CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

BIG DICK SICK & CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!
BIG DICK SICK CLICK !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

アシコリーダ(なんて…なんて綺麗な歌声だ…
俺はこの声に“引き寄せられた”……?)


門の向こうから「………あら…? どなたかいらっしゃいますか…?」

アシコリーダ「!!!」

門の向こうから「お話…
しませんか………?」


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ…

668名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:44:34 ID:.wGGNAcUO
アシコリーダ「…!! 別に話など…!!!
たまたま来ただけだッ…」

門の向こうから「その声は…………アシコリーダさんですか…?
まぁ嬉しい… 代表の方とお話できるなんて」

アシコリーダ「! …お前…俺の事を…?」

門の向こうから「えぇもちろん… 町の方のことは皆把握していますよ…
あなたとは初日の交渉の時もお話しましたし……
しかしあの時と比べると…随分とお疲れのようで…?」

アシコリーダ「だ…誰のせいだと思ってるんだ…」

門の向こうから「あらあら…まるで私達が悪者みたいな言い方じゃないですか…?」

アシコリーダ「ここまでしておいて違うといいたいのか?!!!!!!
太い野郎だなッ…!!!!!!!!!」

メロンピルト「そんな……私達は真摯ですよ…
目的さえ果たせばこの町からはすぐ離れます…
簡単なことです…」

アシコリーダ「……魔法使いを…… 仲間を売れというのか!!!!!! ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「言い方が悪いですよ…
私達は魔法使いの方々をどうこうするつもりはありませんし…
ただの保護です 私が側にいる間は安全で…」

アシコリーダ「側にいないなら何されても知らない…だろ?
バカらしい…! 話すだけ無駄だ
俺はこれで失礼する…」

門の向こうから「そうですか………
じゃあ一つだけ聞いてもいいですか…?」

アシコリーダ「…?!」

門の向こうから「そちら…誰か来ていますか…? 外部から…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙……

アシコリーダ「ッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……バカな…何を根拠に…」

門の向こうから「根拠ですか…? そうですね…
こうして村の方とお話をする機会が急に減ったから…でしょうか…?」

アシコリーダ「!!!!?」

門の向こうから「少し前までは村に声をかけていると いつも熱いお言葉(批難)を皆様が投げかけてくれていたのですが
ここ数日…どうもそれがない…
誰かからそう言われていませんか…? 外から来た誰か…」

アシコリーダ「…!!!! そ…そんな…わけ…ないだろう…!!!!!!
そもそもそんなの どうやってこの村に入るってんだ!!!!!!!!
この村には見ての通りバカでかい壁があるし 入口や壁の回りはあんたらが押さえている!!!!!!!
鼠一匹入れやしない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「…普通の人なら…まぁ入れませんよね…
でも…普通じゃない人なら…入れない壁じゃない…
そして私達は…そういう方々を少々ご存知でして…」

アシコリーダ「…!」
ゴク…!!!

門の向こうから「そして残念なことにその方々は…我々が唯一対立している“テロリスト”でして…
…そういう方々とこの村が繋がっているならば… 我々も少々やり方を変えざるを得ないのですが…」
オ゙ォ゙ン…

アシコリーダ「…!!!!!!!!!!!!」
たらたらたら…

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

669名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 01:46:45 ID:.wGGNAcUO
訂正

門の向こうから「少し前までは村に声をかけていると いつも熱いお言葉(批難)を皆様が投げかけてくれていたのですが
ここ数日…どうもそれがない…
もしかしたら…私達と話すなとか… 近づくなとか…
誰かからそう言われていませんか…? 外から来た誰かから…」

670名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 02:26:06 ID:.wGGNAcUO
門の向こうから「我々の知るテロリストがこの村に来てなんらかの手引きをしているのだったら…
私達はとても悲しい… 杞憂ならば…いいのですが…?」

アシコリーダ「杞憂だ!
そんなものはいない」

門の向こうから「そうですか
そうですよね………」

アシコリーダ「…」

門の向こうから「もし来ているとしたら…行動があまりにも遅すぎますから…
仮に あなた方との接触がなくなった4日前からテロリストが来ていたとすれば…
今日まで全く何もしていないということですよね…?
この村の魔法使いの方々をどこかに連れていくつもりだとしたら
あまりにも無計画でお粗末です… 逆に混乱を招き 皆さんを疲弊させる原因になりますね
そんな人達に躍らされているとしたら 私はもう気の毒でなりません」

アシコリーダ「うるさいぞ…!!!!!!
ありもしないことで好き勝手心配されたくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「あぁ…ごめんなさい…私ったら…
ただあなたが…本当に辛そうな声をしてるから…… 心も体も疲れてる…といいますか…
心配しているんですよ…? 本当に…」

アシコリーダ「……疲れ…てる…?」

門の向こうから「えぇ
当然連日のこの状況もあるでしょうから それは申し訳ありませんが…
それに加えて あなたは“責任”というしがらみに悩まされていますね…」

アシコリーダ「…!」
ゴゴゴゴゴ………

門の向こうから「…あなたが人より優れた決断力と素晴らしいリーダーシップを持つが故に
あなたは村の人達から言われるがまま今回のまとめ役になったのでしょう…
ですが待ち受けていたのは“責任”という重荷…違いますか?」

アシコリーダ「………!!!!!!!」

門の向こうから「責任を負ったあなたに失敗は許されない 失敗すれば全ての信頼を失う…
…あなたはこう思っているのでは…?
『何故魔法使いのために俺がこんな目に合わなきゃならないのか
ふざけるな』と…
あぁいえ 肯定も否定もしなくていいです 私の憶測ですから」

門の向こうから「ですがその気持ちは何一つ間違ってなどいませんよ
魔法使いでないあなたには本来全く関係ないこと… 助ける筋合いはない…
同じ村の仲間だから…? いいえ 所詮は他人…
大切なのは何より自分や家族じゃありませんか
なのに何故他人の…魔法使いのために自分も家族も身を削らなければならないのか
おかしいです そんなの間違ってます」

アシコリーダ「ち…ちがう…!!! 俺はそんな…そんな…」

門の向こうから「心の狭い人間ではないと…?
いいえ そういうことじゃないんですよ 狭いとかそういうんじゃなく…
あなたの思いは至極当然の事なんです 皆そうなんですよ
皆そう思っているんですよ 本当は」

アシコリーダ「…?! みんな…!?」


ザ…ザ……

村人3「…」

村人10「…」

村人11「…」

村人達『…』

ぞろ… ぞろ… ぞろ…


アシコリーダ「お…お前達…!!!!?」

門の向こうから「皆さん私のところに相談しに来た方々です
皆さんもあなたと同じ気持ちです
ほら だから皆思っているんですよ
皆あなたと同じことを思っているんですよ
だからあなたは間違ってない
間違ってるのは
間違ってるのは
魔法使いを守ろうという
依存からなる不毛な仲間意識なんですよ」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オォ…

671名無しさん@避難中:2014/09/18(木) 03:22:50 ID:.wGGNAcUO
アシコリーダ「い…依存…」

門の向こうから「そう 依存
魔法使いはあなた方を利用しているんです
仲間だからと 同じ村の仲間だから守ってもらおうと
彼らは昔からずる賢くそうやって生きてきたんですよ」

アシコリーダ「…」

ぽろぽろ…
門の向こうから「あぁっ…………うっ…うぅっ…
私はかなしい………ううっ…う…
本来関係ないはずのあなた方が魔法使いのために苦しんでいるのが悲しくてなりません
くやしくてなりません
あぁ…救いたい…あなた方を救いたい…!!!!!!!!!!!!
…本当は救えるんです… ただこの門が邪魔をしているだけ…
そしてこの門の鍵を持っているのはあなた……」

アシコリーダ「…………!!!!!!!」
ギギギギ…ギリッ…

門の向こうから「あぁ………それでもあなたの素晴らしい責任感が最後の決意を邪魔するのですね…
大丈夫…私達は待ちます… それまでよく考えていて下さい
何をどうしたら自分や家族のためになるか…」
オオオオオオオオオオ…


――― 村の外


ゴオオオオオオオオオオオ…

??「…やってるやってる
相変わらず詭弁だけで話を進めてるな」

??(それでもうまく相手の心に入り込むからさすがだね…
途中からおもいっきり魔法使いをディスってるけど 相手はもはやそれを気にしてすらいない)




――― ネオ魔反会 宣伝戦略班班長メロンピルトは人の心を掴み…
相手の心の少しの隙間に入り込み その思想を侵食する
そして彼女の幻惑の言葉は最終的には相手の心を操り 自覚なき傀儡と変える!!!!!!!!!!!!!!!!
それがメロンピルトの超心理教唆術!!!!!!!!!!!!!!!!
それは 女優であるメロンピルトだからこそ出来る芸当
相手を引き付け魅了する言葉と声色を彼女はしっている
喜怒哀楽 どんな心情すら一瞬にして表せるのだ…
彼女がしゃべる全ては演技…
なので先ほどの涙も演技…

メロンピルトは終始真顔でしゃべっているのである!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download2.getuploader.com/g/sousaku_2/862/140917_030512.jpg




??(………はてさて… どーなるっかなぁ)
ニィ…


―――

アシコリーダ「俺の…家族の…ため…」

門の向こうから「えぇ
決断は待ちますが 決めるのははやくしたほうが良いでしょう
……そろそろ…“魔力にあてられる”ころ…」
ゴゴゴゴゴ…

アシコリーダ「…!?」

672名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 01:12:36 ID:XBxb7Y4UO
ゴゴゴゴゴ………

アシコリーダ「…そ…それは…どういうことだ…?」

門の向こうから「我々が研究の末分かったのは魔法使いの魔力の危険性です
魔法使いの魔力は“魔法”という凶悪な破壊の事象を生み出しますね
しかし魔力は魔法にならずともその場に留まっているだけで大きな害になると分かったのです
しかし普通の場所に住んでいる方々はそんな事は滅多に起きません…
しかしこの村は違う
見てください こんな壁に囲まれている…いや 閉じ込められているようなこの状況は
そういった害のある魔力を分散出来ず場に留めてしまい 濃度を高めってしまっている
我々がそれが数値となって分かります
この村の数値は既に限界近くまで上がっている…だから我々が助けに来たんです
魔法使いをこの町から出さなきゃ 大変なメにあってしまいますよ?
村を守っているつもりが あなたは間違った方に導こうとしているのです」

アシコリーダ「うそだ…そんなのは…」

門の向こうから「嘘じゃありません… 時期に影響が出ます
例えば……魔力を持たない小さなお子さんとか……
…恐ろしいことになるまえに…なんとか…
……まぁもしそんな事になっても こちらには“応急処置”の用意がありますが…」

アシコリーダ「…!!!!」
ザ… ザ…

門の向こうから「もうお行きになりますか…? どうかよくお考えに…
…ですが今私が申したことはどうか他の方には内密に…
下手に混乱が起きると…“村の仲間同士”でもっと悲惨なことになってしまいますよ…」

アシコリーダ「…………………」
フラ… フラ… フラ…

門の向こうから「…あぁそうだ! このあと外から大きな綺麗な“花火”を上げますよ…
とても立派なものなので…是非とも壁の上でご覧下さい…
以上…メロンピルトでした…☆」

ズオオオオオオオオオオオ…………

アシコリーダ「………………………………」


―――

ドパ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン… ドパ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン…!
パラパラパラパラパラパラ…!!!!!!!
ドオォーーーーーーーーーン!!!!!! パラパラパラパラ……


ビクーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「て…ててっ てきしゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てきしゅうう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッバッ

ヤンデル「花火だよ…………」


ズヌレ「わー!!! キレー!!!!!!!」

ハゲシ「あ〜〜!!!!!! パパァ!!!!!! 花火だよぉ!!!!!!! すごいよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

とぼ…とぼ…
アシコリーダ「………ハゲシ……ズヌレ………
………あぁ…綺麗だなぁ… 綺麗だなぁ……」
ギュッ…


ギル「…?」

673名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 01:30:34 ID:XBxb7Y4UO
――― ちゅぎのひ ―――

何も出来ず 昼…………


とぼとぼ
ギル「…はぁー…」

ヤンデル「…………」

ビラコ「いい方法…ないですね…」

エンカ「…こうなればネアメ本部にて救援を要請するか…
それはつまり 外に居る魔反会と戦うという選択になるが…」

ギル「…今のネアメが正面から魔反会と戦うのは…いくらなんでもまだ…時期尚早でありますが…」

ツバメオー「そんなこと言ってる場合かヨ えぇ?!
何も思いつかないんだから!!!!! そうしなきゃ助けられないだろーが!!!!!!!
それともこのまま全員が全滅するの待つ!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「……………いえ
……そうですね…もうそれしか」

エンカ「む
何やら食堂が騒がしい……」

ビラコ「?」



わいわいがやがや
どよどよどよどよ



ツバメオー「…おだやかじゃない雰囲気だヨ…」

ギル「…行きましょう!!!!!!!!」
ダダ!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ザザッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
うッ…?!! これは…!!!!!!!!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


子供「うーっ…うーっ…」

子供「いだいよぉ…目と鼻と喉…頭も…お腹も…」

子供「げ…げぼぉろろぶちゃああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………

ビラコ「!!!!!!!!!!!!!!?
こ…子供達が…!!?」
ダッ… ビチャ!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ひっ…?!!!!!」

エンカ「床がぬかるんでいる………これは…血か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


村人「た…助けてくれぇ!!!!! きゅ…急に…子供達が苦しみだしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!
子供達だけが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あたふたあたふた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「なにッ…!!」

674名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 01:47:28 ID:XBxb7Y4UO
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ギル「これはどういうことでありますかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「わ…わからねぇ!!!!!! さっきまで元気だったのに急に!!!!!! 突然!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「全ての子供が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「ちがう………ギル………何人か無事な子供…いる…」


子供魔法使い「み…みんなぁ…!!!!! 大丈夫…!!!!!!?」


ツバメオー「…魔法使いのガキはみんな無事…?」


ズヌレ「い…いぎゃああああああああああああ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!?」

村人2「ズ…ズヌレちゃん!!!! 落ち着いて!!!!!!!! 落ち着いて……!!!!!」
ガシィィ!!!!!!!!


ダッ
ビラコ「乱暴はダメです!!!!!!!
みなさんすぐにBARのテーブルを片付けてスペースを作ってください!!!!!!!!!!!!!!!!
それから綺麗なシートを敷いて子供達を並べて寝かせて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…早く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「わっ…分かりましたッ…」

ビラコ「それから氷と水!!!!!!!!
氷がないならツバちゃん 前に使わず残っていた魔法札があるでしょう!!!!!?
それを使ってありったけの氷を作ってください!!!!!!!! いやもう今すぐでいいです!!!!!!!!!!!!!!!!
はやく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「は…はいーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタター!!!!!!!!

エンカ「…すごい…ビラビラ嬢がまともだ…」
じ〜〜〜〜ん…

ビラコ「しゃべってないで早くテーブルをどかして下さい一番体力があるんだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!! わっかりましたぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(こわい…)

675名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:04:42 ID:XBxb7Y4UO
ズヌレ「うーっ!!!!!!!! う〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「すごい汗…!!!! 濡れタオルで体を拭いてあげて…それから水も飲ませて!!!!!!!!!!!!!!!!
これじゃすぐに脱水症状になっちゃう…!!!
ギル君あれ持ってきて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「アレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
え〜〜〜〜〜〜〜〜…?!! アレェ〜〜〜〜…!!!!?」
キョロキョロ

ギル「はっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「天狗面ですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パッパラパー

ビラコ「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
ふざけないでくださいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
人の命がかかってるんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
水の入ったコップゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!! 今しゅぐぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ううぅ…
いたいよー…
お父さん〜… お母さん〜…
たすけて〜…


エンカ「ふうぅ…! なんとか全員寝かせたでござるよ…!!!!!
これで全員か…」

ヤンデル「……全員魔法使いじゃない子供だ… 魔法使いの子供はみんななんともないのに…」

ツバメオー「なんでさ…」


ハゲシ「うぐぅぅぅ…うぐぅぅぅぅぅ……」

子供魔法使い「2人ともっ 元気出してよぉ!!! ふえ〜〜〜〜ん!!!!!」

ズヌレ「パパァ………パパァ…………」

ギル「…そういえば…アシコリーダ殿は……」



ドサッ…!!!!!!



みんな『!!!!!!?』


アシコリーダ「……な…これ…は…」
ガタガタガタガタ

《手に持った荷物を落とし 立ち尽くすアシコリーダ…》

676名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:26:14 ID:XBxb7Y4UO
アシコリーダ「…!!!!」

ギル「アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「………!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぷるぷるぷるぷる…


――― 魔法使いをこの町から出さなきゃ 大変なメにあってしまいますよ?
村を守っているつもりが あなたは間違った方に導こうとしているのです ―――


アシコリーダ「…ホ…
本当だったんだ…! あいつの言うことは…本当だったんだ…!」
ぶつぶつぶつぶつ

ギル「!?」

アシコリーダ「…!!! …!」

子供魔法使い「ハゲシくん…! ズヌレちゃん…! しっかりしてよう…!!!」

ズヌレ&ハゲシ『……』


――― 例えば……魔力を持たない小さなお子さんとか……
…恐ろしいことになるまえに…なんとか… ―――


アシコリーダ「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾゾゾゾォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「こ…このッッ…離れろオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズワシィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

子供魔法使い「きゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドカァァァ!!!!!!!!

村人「何をするんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

アシコリーダ「…!!!!」

魔法使い「アシコリーダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お前のような男が何故子供にッ…」

アシコリーダ「だ…黙れェェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 魔法使いは近寄るなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

村人「お…おいアシコリーダ…一体何を言い出すんだ…」

村人2「…まさか……おい…この状況って…まさか………」

ザン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人3「そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 子供達がこうなったのは魔法使いの魔力のせいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔力に汚染された!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 魔法使い共の魔力の仕業だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!?」

ヤンデル「?!」

エンカ「!」

ビラコ「…!! …!?」

ツバメオー「……………ッ!!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

677名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:41:43 ID:XBxb7Y4UO
村人3「人に害成す魔力が子供達の体を汚染したんだ!!!!!!!!
この状況は魔法使いのせいなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「子供達がこうなったのは…魔力のせいだと!!!!!? バカな!!!!!!!!」

村人10「自覚のない毒だ!!!!!!!! お前達は俺達にずっと毒を盛っていたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人11「ふざけやがって!!!!!!!! 恩を仇で返しやがった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで守ってたのがバカらしいくらいだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「な…なにを!!!!!!!!!!!!!!!!?」

村人4「本当に魔法使いの魔力が…!?」

魔法使い2「ちがう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人3「それ以外になにがある!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
事実 魔法使いの子供達は誰ひとり倒れちゃいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人5「そ…そんな……ずっと仲間だと思って…守ってきたのに…」

村人6「裏切られた……裏切られた……」

魔法使い3「ち…違うっていってるのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わーわー ぎゃーぎゃー


エンカ「……………これは」

ギル「……この突拍子もない言動………まさか…
いやしかし…!」


アシコリーダ「……」

ギル「アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずこの場を鎮めてください!!!!!!!! あなた方は魔反会の術中にはまっているのかも…」

アシコリーダ「…………」

ハー…ハー…
ズヌレ「パ………パ……
パ…パは…うそ…つ…かない…
みんな……助け………」
ブツ…ブツ…

アシコリーダ「…………!!!!!!!!!!!!」
ざわざわざわ…

ギリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


バチィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ギルの手を払いのけるアシコリーダ!!!!!》

ギル「くっ!!!!?」

アシコリーダ「………! あんた達が…! あんた達が…!!
はやく魔法使いを連れていかないからこんなことに…なるんだ…!!!!
責任者として…この村の運命を全てを任され…ワラをも掴む思いで呼んだのに…
まともな脱出プランも用意しないまま来やがって…
ふざけるな……お前らのせいで…お前らのせいでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

678名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 02:53:16 ID:XBxb7Y4UO
ざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわざわ
どよどよどよどよどよどよどよどよ


エンカ「ま…まずい こんな状況でネタバレとは…」

ギル「…!!」


村人7「あ…あんたら……え…? 脱出の作戦なんて…なかったのか…?! え…!!?」

村人8「あ…あるって…あるって言ってたのに……
え…? 俺達を騙していたのか…?」

ギル「そ……それは…」

アシコリーダ「どうなんだ!!!!!!!!!!!!!!!! ハッキリ言えよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…! …………確かに…
我々に明確な脱出の作戦は…ありません…
ただ一刻も早くこの場にたどり着こうと…その一心で…
も…申し訳……申し訳ありませんでした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ざわっ…

村人達『…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

村人「ふ…」

村人5「ふざけるなあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人9「俺達はあんたらを信じて信じて信じて待っていたんだぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それなのに!!!!!!!!!!!!!!!! それなのに何もないだと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

村人2「ふざけやがって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 俺達がどんな思いでッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「申し訳ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかし自分は必ず皆さんを…必ず皆さんを救います!!!!!!!!!!!!!!!!
救ってみます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人8「この状況で今更何を言うんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう手遅れなんだよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『ふざけるなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 死ねーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

子供魔法使い達『ふ…ふわあああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

わ〜〜〜〜〜〜〜〜 わ〜〜〜〜〜〜〜〜
ぎゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


バァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「うるさァァァァァァい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダァーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《般若面をかぶったビラコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ゾオオォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

679名無しさん@避難中:2014/09/19(金) 20:18:36 ID:MP0FaPAk0
ビラ子ねえさんかっこいい…

680名無しさん@避難中:2014/09/20(土) 23:50:22 ID:qkwrq0t2O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ビラコ「いつまでそんなこと言ってるんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まずは子供達を助けるのが先でしょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人3「だ…だが…」

ビラコ「違いますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ウィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人3「ひ…ひ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!! 顔こえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「…とりあえずギル君達は出て行ってて下さい!!!!
みなさんが興奮するんで」

ギル「わ…分かりました…」

村人2「ま…まて…」

ビラコ「さぁあなた方は私の手伝いをしてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人10「ま…まて…お前は出てかないのか…奴らの仲間のくせに…」

ビラコ「それがなんですか?」

村人11「なッ!!!!!!!!」

ビラコ「私は 医療従事者としてこの状況を放っておくわけにはいきません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなた方がどれだけ私を罵倒しようと構いませんが
私の治療の邪魔はしないでもらいたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
話は以上!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 協力してくれる方はまずありったけの水を用意して下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ウィウィィィィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人3「ぐ…………」

村人1「わ…分かった!!!!!」

ビラコ「水が用意できたら子供達の体を拭いてあげてください
私はまず この子達がこうなった原因を探ります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔力が原因だと急に言われても納得出来ませんし 何か引っ掛かります
とにかくあらゆる可能性を考える必要がありますので 麺棒とか顕微鏡とか…あったら持ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人4「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スタタ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ざわざわざわざわざわざわざわざわ…

村人10「ど…どうする…?」

村人11「こ…こんな奴らの事なんか信用出来るかよ…!!!!」


アシコリーダ(……………………ハゲシ…ズヌレ……
…待ってろ……お前達を助けるのは…俺だッ…)
ザッ…!!!!!!!!

681名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 00:36:24 ID:GeV6edBwO


ヤンデル「えらい目にあった…………」

ツバメオー「………」

ギル「しかし…
ビラコ殿が居て本当に良かった……」

エンカ「確かに…………出発する前にしてしまった非礼を詫びねば」

ギル「ですね…」


スッ…
アシコリーダ「…」

ギル「あっ… アシコリーダ殿…」

アシコリーダ「………………」
スタスタスタスタスタ…
《どっか行った》

ギル「………アシコリーダ殿…
…悪いことをしたであります… アシコリーダ殿は責任者の重圧があったのでしょう…
自分がそれを裏切ったせいで色々崩れてしまった…」

ツバメオー「…………ねぇ…
リーダーさんは…本当にここの魔法使い助けたいんだよね?」

ギル「もちろんであります!!!!!!」

ツバメオー「だったら…リーダーさん…せっかく魔反会だったんだからそれを活かせヨ
誰か知り合いが居るかもしれないだろ そいつと話通してきてヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
この村を見逃してってさぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「魔反会はそんなことで見逃すほど甘くはないであります
それに自分はそんなことは出来ない
なぜなら自分は今はネアメの人間でありますから…」

ギリッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「だったらさぁ……だったらどうすんのさぁー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
綺麗事ばっかり言ってさぁー!!!!!!!!!!!!!!!! 少しはさぁ!!!!!!!! 現実みてよ!!!!!!!!!!!!!!!!
それで現実的にお前が魔反会を設定しろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今更正義ぶって!!!!!!!! 元魔反会が!!!!!!!!!!!!!!!!
何人も何人も魔法使いを捕まえてきた魔反会がッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうしらない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
………!」

エンカ「…またか」

ギル「……ッ
…すみません 自分…もう一度村の中を見てくるであります…」
ザ…

エンカ「…拙者も…もう一度壁の上にでも上って来るでござる」

ヤンデル「…………」

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

682名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 01:44:56 ID:GeV6edBwO
―――

つかつかつか…ピタ
ツバメオー「…………
…はぁ…」

ヤンデル「ツバメ…………」

ドキ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なんだヨッ…!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「また繰り返す気か…?」

ツバメオー「な…なにが…!?」

ヤンデル「前にも…前にも……
お前はギルにきつく当たってきたな…
でも少し時間が何事もなかったように接する…それの繰り返しだ…
それはな…お前に罪悪感があるからだ… ギルに酷いことを言ってしまったっていう罪悪感からだ…
お前も本当は…ギルに対して憎しみ以外の気持ちがあるんだろう…
ギルがいいやつって認めてるからだ」

ツバメオー「…! ちがう………ちがうヨ…
あいつは元魔反会………ボクの嫌いな……嫌いな………」

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…


―――

バタバタバタ

村人1「また子供達が苦しみだしたぞー!!!!!!!!!!!!!!!!
薬!!!!? 薬は!!!!!!!!?」

村人2「ロキソ○ンって言っただろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 強引にでも流し込め!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人4「水分補給を忘れるなー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人5「子供達の枕元でワッショイ頑張れ踊りしてもいいっスか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「ダメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
か〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人5「は…は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ビラコ「…ふー…!」
キリキリキリキリ…
《顕微鏡を覗くビラコ》

ビラコ(…血や唾液…吐瀉物などを調べてるですけど…
この症状… あらゆるものが複合化している
まるで何かの毒をたくさん混ぜたよう…
………!)

ビラコ「……健康な子供達を呼んでもらえますか?
できれば昨日着ていた服も一緒に」

村人1「あ…あぁ…」

ビラコ(もしかしてこれは…)

ゴオオオオオオオオオオ…

683名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 02:32:15 ID:GeV6edBwO
―――

ギル「………ふぅー…
……何故こうも空回りするのか……
やはり自分はフーリャン様達のようにはなれないのか……」
ザ…

ザザァーーーーーーーーーン…

ギル「…いつの間にか…ここは…
前にも壁の上から見た貯水池でありますね
いつの間にかこんなところまで来てしまっていた
…しかし広いでありますね………ん?」


ぶくぶくぶく…
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぅぅぅぅっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「な…なんだー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ぶくぶくぶく………
バシャアァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ペトロ「ほっひぃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ギル「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
って紳士ペトロ殿ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペトロ「ほもほもひぃーほもぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(おやおやこれはお久しぶり)」

ギル「さ…探してたんでありますよ!!?(探してないけど)
ずっとこんなとこに居たのでありますか!!?」

ペトロ「ひひひひひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(えぇまぁ 気持ちいい水温だったので)」

ギル(我々はその水を飲んだりしていたんですが……)
ぞ〜ん…

ギル「いやしかし変ですね
我々は何度かここに来てたのにペトロ殿には今の今まで会えなかったなんて…」

ペトロ「あっひかぷwwwwwあっひかぷwwwwwwwwwwもろもろもろもろんもぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwぶぁwwwwwwwwww
(水の中を潜ってたら大きな穴というかトンネルみたいのがあったので ちょうどそこに入っていたのかもしれません
ペトロは穴があったら入らずにはいられない種族でして…)」

ギル「…穴…?
…………………………」
《壁の向こうにある…裏山の方向を見据えるギル…》

ギル「…………もしやッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

684名無しさん@避難中:2014/09/21(日) 02:59:57 ID:GeV6edBwO
壁の上

エンカ「…魔反会に動きはなし…と…
……ん? 貯水池の水が…? ギル殿が居る
…なにをしているんだ?」


―――

ゾゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッ…………!!!

ギル「これでいいのでありますか!!!!!!?」

村人15「あ…あぁ レバーで水中の水門を開いたからこれで水が抜けるはずだが…
こんなことまでしてダメでした…ってなったら他の連中からまた総スカンだぞ……」

ギル「大丈夫…! きっと大丈夫…!!!」
ググ…

ザッ
エンカ「何をしているのでござる ギル殿」

ギル「エンカ殿…!!!!」

エンカ「水を抜いているようだが…? そんなことをしてなにが出てくるのでござる?」

ギル「この水の底にあるもの……我々の…皆さんの希望の脱出口でありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「なに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「このペトロ殿から話を聞いたであります」

ペトロ「ひっひwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

エンカ「居たのか…」
ずーん…

ギル「この池を潜っていたペトロ殿は この水の底にトンネルのようなものがあると教えて下さいました
そこに入りしばらくすると水門があり先には進めなかったのですが
水門の先にもトンネルが続いているようだったと…」

エンカ「それはそうでござろうが どこに出るか分からない以上 脱出口になるかどうかは断言出来ぬではないか」

ギル「エンカ殿 この壁の向こうを思い出してみてください
この壁の向こうの裏山の中にあったものを思い出してみてください」

エンカ「……!?
……………!!! まさか ……この村に出る前に辿り着いた…山の中の“池”か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そうです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々はあの池に違和感を感じた… およそ自然の池とはおもえない人工的な池…
その違和感は正解で あの池こそこの貯水池の源流だったのでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「な…なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォーーーーーz_____ンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人15「山の中にそんなもんがあったのか…! この貯水池自体昔のものだから知らなかった…!!!!」

エンカ「ッ…ならばこの貯水池の水を抜いてしまえば…」

ギル「底にあるトンネルを抜けて山の中の池へ…つまり村の外に出ることが出来るはずであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「なんと…!!!! こんなところに道があったとは!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ペトロ殿のおかげでありますよ」

ペトロ「ひっひぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

エンカ「…ならばこの水さえ抜けてしまえば………ミッションはコンプリートではないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「えぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ただ恐らく この貯水池と山の池の水が一緒に抜けていっているはずですから…歩いて通れるほどまで水がなくなるには…まだまだ時間がかかりそうでありますが…」

エンカ「しかしゴールは近いぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やったぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

685名無しさん@避難中:2014/09/22(月) 16:03:56 ID:uWB/qu5IO
【なつかしの黒歴史のコーナー】

これはかつて… 創発に来る前…
“釣り師”として活躍していたわたしが“餌”として使っていたものである
かなり前ということで とても未熟で恥ずかしいものだが…
今日は9月22日(苦しいおにんにん)ということで この黒歴史を紹介したいと思う…




176 :私事ですが名無しです:2007/09/12(水) 23:10:49 ID:QxEru6yq0

アァーーーぼォーーッるかーーーーデージャアアアアアるぁぶるぁぁアアカアカ〜(タンタタンタンタタントーン)♪
ゾイ…ゾイ…ぞい…ゾイぞぞイ♪
アニょうーーンコァぁァらぁぁぁしゃーもわニャアアああからぁぁぁぁ……テリィぃさァァァアあむぅアアア(てれぴっぁつぁ〜ああ)♪
るぁァラァらぁァァァアぁぁふーふふ〜フんファァァアああァ(アッビビンアフ・ソ・ワ・ハ)♪
ふぁあはァハサぁぁぁリィヒぃぃい(ゾイ…ゾイ…ゾイ)♪
んがハァァぁぁァひぃぃィィィりぃぃぃ(ピーヒョロロロロ)♪
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news7/1189597877/

カラオケ板から飛んできました。
訳分からな過ぎて吹いた。






結構釣れました



おわり

686名無しさん@避難中:2014/09/22(月) 19:12:32 ID:oDADIy6Y0
どういうことなの…

687名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 00:19:43 ID:Kt0rbUN2O
ギル「自分はこのことをみなさんへ伝えてきます!!!!!!!! エンカ殿はここで様子を見ていてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「了解した」


―――

オオオオオオオオオオ…

村人1「持ってきましたよビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「魔法使いの子供も釣れてきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ありがとうございます
まず服を……これで」
スッ

村人1「セロテープ…?」

ビラコ「はい
ぺたぺたぺたぺた……と」

ビラコ「このテープに付着したものを顕微鏡で調べます」

村人2「な…何が分かるんだ…?」

じっ…
ビラコ「………
……なるほど…」

ビラコ「…みんなはどこも痛くないですね?
気持ち悪かったり頭が痛かったりしないですか?」

子供魔法使い1「しないよ」

子供魔法使い2「いたって快活の明鏡止水の心持ちだよぉ」

ビラコ「そうですか
昨日は…花火を見ましたね?」

子供魔法使い3「うん」

子供魔法使い2「実に驚喜の一時だったよぉ あの時ばかりは嫌いな魔反会に感謝の気持ちを表さずにはいられなかったよう」

ビラコ「みんな壁の上に?」

子供魔法使い4「うんー ズヌレちゃんもハゲシくんも他のみんなも一緒だったよ」

子供魔法使い2「共にあのような美しい思い出を共有できて感奮の思いに震えたよ〜
一生忘れることのない甘美な記憶の1コマになるだろうな と心のそこから思ったー」

ビラコ「そうですか
その気持ち いつまでも忘れないでですよ」
ニコッ

村人4「……いや ニコッて…般若面で笑われてもだな…
それで…わかったのかよ!?」

ビラコ「えぇ
分かりましたですよ
まずはっきり言いますが これは魔法使いの魔力に当てられたものなどではないですよ」

村人達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
おザワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

村人1「な…なんだと…?!! な…なら一体なんなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「これは……毒です」
ドドンビラコ

688名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 01:04:41 ID:Kt0rbUN2O
ザワザワザワ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『ど…毒!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわざわァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はい
毒です この子達が発症しているこの症状は ある毒がもたらす作用に非常に類似しています
頭痛や吐き気・腹痛・下痢・目の痛みなどを同時に起こす毒―――それは
モインモインちんこモインの花粉から作られる『すげーポイズン』という粉末状の毒です」
ドン!!!!!!!!

村人達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ビラコ「これは非常に強力な毒です
しかしこの毒は体の大きさに応じて効果が現れる摂取量が明確に決められてまして
体の大きな大人が 多少の毒を摂取しても効果は現れません
ですが体の小さな子供なら…効果は少量の毒で現れます」

村人2「ま…魔法使いの子供に毒の効果が無かったのは!?」

ビラコ「この毒の最大の特徴…それは“魔法使いには効かない”ことです
この毒は皮膚から体の中に浸透していき徐々に毒の効果を与えていくのですが
魔法使いの場合 浸透するまえに体を巡る魔力に浄化されてしまうんです
だから魔法使いの子供には効かなかった」

村人1「な…なんて都合のいい毒なんだ!!!!!!!!」

村人2「あぁ…まるで針の穴に糸を通すようなピンポイント…さ…! そんな感じの毒だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人5「じゃあいつそんな毒を盛られた? 魔反会は村には入ってないのに」

ビラコ「盛られてはいませんです
…毒は“降り注いで”来たですよ
……空の上から」

ざわり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人達『ま…まさか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ビラコ「はい
あの花火こそ 魔反会が仕掛けた毒のプレゼントだったですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『な…なんだってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

689名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 01:24:45 ID:Kt0rbUN2O
ビラコ「あの花火は決してみんなを楽しませるものじゃなくて…
こうやって追い詰めるためのものだった…ですよ…」

ワナワナワナワナ
村人1「な…なんてこった…」

村人2「俺達は…俺達はまんまと躍らされてしまった…のか…」
ガク…

村人6「な…なぁ先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…子供達は…子供達は助けられねーのかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「…助けることは出来ます
いや!!!!! 助けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みなさん すぐにヤングコーンの芯を持ってきて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
食べた残りがあるはずです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それを片っ端からすり潰して粉末にします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! それに醤油をたらして解毒剤を作るですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人1「ヤングコーンと醤油で!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「これらは飲みやすくするためのものにすぎません
真に必要なのは…魔力!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
前述した通り 魔法使いにこの毒が効かないのは 魔力が毒を浄化するからです
つまり魔力を解毒剤に混ぜれば毒の効果は消え去るわけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
作った粉末に魔力を混ぜれば 完成です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人1「魔力…!!!」

村人4「……!!!!!!!」

魔法使い達『……………』

村人達『…………』

ス…
村人2「………散々好き勝手罵倒しておいてこんなこと頼むのは…本当に身勝手だと思う…
…だが…!!!!!!!! この通りだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
子供達のために…魔力を分けてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『た…頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『…』

魔法使い「…………当然だ!!!!!!!
俺達は同じ村の仲間だ!!!!!!!!!!!!!!!!
ここまで守ってくれたみんなのために…協力させてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『あ…ありがとう…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

わっ…!!!!!!!!

690名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 01:38:31 ID:Kt0rbUN2O
わー わー

村人「ヤングコーンもってきたぞー!!!!!!!!」

村人「洗浄したらすぐすり潰せー!!!!!!!!!」

ほじほじほじほじほじほじ
魔法使い「そ〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そいそいそいそい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポン!!!!!!!!!!!!!!!!

村人「でたァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! 特大の鼻糞……いやッ魔力の塊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「すぐまぜろー!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいガヤガヤ


ビラコ「…………」

村人1「ビラコさん ぼーっとしてどうしたんですか」

ビラコ「いえ
なんだかいい光景だなって
…すみませんこんなときに」

村人2「いいや
これが俺達の村の本来の姿なんだ
魔反会のやつらはありとあらゆる手でそれを壊そうとする…
マジ許せねぇ」

ビラコ「そうですね…………」

ダッ
村人「ビラコ先生!!!!! 最後のこまかい調合を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「はい!!!!!!!! わかりました!!!!!!!!!!!
私にまかせて下さい これが出来れば子供達の症状は2秒で治るですから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人1「かがくのちからってすげーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わいわいわいわいわいわい

タ…
ツバメオー「お姉さん!!!!!!!!」

ビラコ「ツバメちゃん!!!!」

ツバメオー「…すごいヨお姉さん…外から見てたけど…
正直見直したヨ…」

ビラコ「えへへ」

ヤンデル「オレ…ギルにこのこと知らせてくる…」
タタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


がやがやがや…


うろうろ
村人5「うーむ…!」

村人1「どうした?」

村人5「あ…あぁいや アシコリーダを探してんだ
あいつの子供達が助かるってのに どこにもいやしねー」

村人2「そーいや散々騒いでた村人3とかもいねぇな…どこいった?」

ツバメオー「………」


《ツバメオーの脳裏に 先ほどBARを出ていったアシコリーダの姿がよぎる…》


ツバメオー「…! ボク…探してくるヨ…!!」
ダ!!!!!!!!

ビラコ「あっ…ツバメちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


タタタタタタタタタタタタタタタタタタ
ツバメオー「…嫌な予感がするヨ…!!!!!!」
ダァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

691名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:03:57 ID:Kt0rbUN2O
――― 正門 前

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

アシコリーダ「…」
《門の前で立ち尽くすアシコリーダ》

門の向こうから「どうしました…?」

アシコリーダ「…」

門の向こうから「えっと…昨日の花火はいかがでしたか…?」

アシコリーダ「…」

門の向こうから「…」

門の向こうから「…なにかありましたか…?
その…もしかして…私が昨日言っていた不吉な事が…?」

アシコリーダ「…あんたなら…子供達を助けられるのか…」

門の向こうから「…あぁっ …やはり悲しいことが起きてしまったのですね…
なんという悲劇でしょう……予想出来たこととはいえ…」

アシコリーダ「答えろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どうなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

門の向こうから「…もちろん… こちらには魔力への抵抗力を高め 魔力の影響を瞬時に無くす事ができるワクチンがあります
渡すことは簡単です………しかしこの門が…」

アシコリーダ「…開けろと…」

門の向こうから「ワクチンが欲しいなら」

アシコリーダ「……だがやはり…あんたらをこの村に入れるわけには……」

門の向こうから「じゃあ……少しだけ開けて下さいな…
その隙間からあなたにワクチンを渡しましょう…
あなたが…“あなたの手で門を開けてください”… どうか……」

アシコリーダ「…分かった」
ス…ジャキン!!!!!!

《門のロックを外すアシコリーダ》

門の向こうから「ロックを無くしたら………次は門を…開いて下さい…
あなたの手で… あなたの手で開いて下さい…」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ォ…

アシコリーダ「…ッ!! うっ…ぐぅぅぅ…!!!!!!!!!!!!」
ズ…ゴ…ゴ…ゴ…ゴ…ゴ……

《ゆっくりと門を引いていく…! 鉄壁の村に…一筋の“穴”が開いていく…!!!!!!!!!!!!!!!!》

門の向こうから「そう…! そうです…!!!!」

ギコゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…………


ダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「やめろォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

門の向こうから「?」


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「何をしてるんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 開けるなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ザザッ…
村人3「い…いかせん…」

ぞろぞろ…

ツバメオー「?! 邪魔だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
村人3「い……いかせんイカせんイカがガガガががガがガががガガガガががガ」

村人11「イカすイカずイガズいかいかいかいかいかいかいか逝かスス スーーーッ!!!!!!!!…」

ゾオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

がしがしがしがしがしがし!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「う…うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

692名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:28:43 ID:Kt0rbUN2O
村人3「イカセンイカセンイカセンイカセンイカセンイカセンイカセンイカ専イカセンイカセンイカセンイカセンイカセン…」

村人11「イケイケイケイケイケイケイケイケ逝け逝け逝け逝け逝け逝け逝け逝け逝けエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ……」

村人達『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…』
わらわらわらわらわらわらわらわら…

ツバメオー「は…離せぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「…!!!!」

門の向こうから「…はやく! はやく! あけてあけてっ!!!」

アシコリーダ「…!!!!」
ギギゴゴゴゴゴゴ…



パキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキィィィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人達『ぎゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドササ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ザ…
ツバメオー「ハァハァ……開けるァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は…間違ったことをしているヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!?」


ツバメオー「子供達の異変の原因は魔反会が花火に混ぜた毒だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも子供達はもう助かる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前は魔反会に騙されてるんだヨォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


アシコリーダ「へ………あ……あ…!!?」

アシコリーダ(騙されてる? 俺は間違ってる? 俺は魔反会に操られ…?
いや あの魔法使いが俺を騙そうとしているのか? ちがう?
どっちだ? おれは……おれはただ…子供たちにとって…いつもただしくあるちちおやに…
ただそれだけが…)
ガタガタガタ

ツバメオー「しっかりしろヨォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お前のその行動が村の運命を左右すんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村を売ってお前の子供どう思うか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
考えろぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピタッ!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「そうだ………俺は……なにを…………」


そー…………ピタ…
《手を止めたアシコリーダの体に…門の間から伸びて腕が触れた…》


アシコリーダ「!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!



オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

壁 |
  |
  |
  | <●>
  |     ありがとオ・・・・
  |フ    やっとあいた ・・・・・
  |

ニイイイイイイイイイイィィ………



オ゙ンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

693名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:29:26 ID:Kt0rbUN2O
〇 門の間から伸びた腕

694名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:41:33 ID:Qkd5GTP60
いやあ!

695名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:45:29 ID:Kt0rbUN2O
ゾゾゾゾォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アシコリーダ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!
ガシャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《アシコリーダは再び門を閉めた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ツバメオー「ロックを!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…! や…やった…」

アシコリーダ「ハ……… ハ…………ハァァ……」



スピィィィィィィーーーー………ン


アシコリーダ「はっ…………あ…!!?」
タラ……………
《アシコリーダの頬に…切り傷…?》

ツバメオー「?!」



スピンッ―――――――――
スピィーーーーーーーーーッッ…ン
スピンスピン!!!!! スピィーーーーーーーーーッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「な…なんの…音………」


ピシ………… ピシ…………


ツバメオー「門に…………切れ目ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
き…斬られてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 門が…斬られてるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「バ…バカな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 厚さ1mはある鋼鉄の門だぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

スピィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ブシィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アシコリーダ「がぁぁッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「は…離れろって!!!!!!!!!!!!!!!! こっちだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズリズリズリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「ぐ…あ…!!!! やめろ…! やめてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


スピィン… スピィン… スピーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


門の向こうから「いいえェ…止まりません…
一度門を開けたのはあなた様… 一度私達を“受け入れた”のはあなた様…
だから私達は“遠慮なく”お邪魔させてもらうのです…
…そう…私達はいつでも入ることが出来た…
…でも…そうはしなかった… 待ってたんですよ…
あなた方が…門を“自分で”開けるのを…待ってたんですよ…………」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


スピン…
ズバァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

696名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 02:58:55 ID:Kt0rbUN2O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ…

ガタガタガタガタガタガタ
アシコリーダ「お…俺のせいか……お…俺のせいでこんなことに…!
う…うあああああああ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「しっかりしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
立て!!!!!! それで……それで………」



ズッバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《ついに門が まるで羊羹のように切り取られ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ドガガァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!!!!!!!!!!!!!!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツカ…ツカ…ツカ…
メロンピルト「…あぁっ… お邪魔します…!!
…んん…! あぁ〜〜〜…! ここが…!! ここがメッコウ村!! 夢にまで見ましたメッコウ村!
やっと入れました…! 交流の一歩ですね」


アシコリーダ「あ……あ…」

ツバメオー「…!」

ツバメオー(こいつが……メロンピルト…!!!!! この村を囲む魔反会を仕切るボス!!!!!!!!!!!!!!!!
…! 弱そうだ…! こんなやつ…ボクがっ…)



ゾォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ひっ…!!!?
なにこの…悪寒ッ…!!!!?」


ザッザッザッザッ
??「あー 疲れたなー
やっと仕事来たと思ったら門切れとかふざけんなよボケ
そもそもやることが回りくどくてみみっちぃよメロンさん
なんていうか悪趣味でしょゴラァ」

メロンピルト「うふふ 私は“平和的”にコトを進めたいだけです
さっ ここからはお待ちかねのあなたのお仕事ですよ キンリーさん!」

??「…私を使う時点で平和的もあったもんじゃなくない?
ま…どうでもいいけどさ…」
ザッ… ザッ…


ツバメオー「……!!!!!」
ふるふるふるふる… カタカタカタカタ…

メロンピルト「うふふ 『聖魔隊』副長のお力 期待してますよ
でもやりすぎ注意ですからね」

ザンッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「はいはーい」

ドンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 聖魔隊 副長
殺意の キンリミテシミテ】

ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズッッ…!!!!!!!!

697名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 03:00:41 ID:Kt0rbUN2O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org73700.jpg

698名無しさん@避難中:2014/09/23(火) 03:15:36 ID:Qkd5GTP60
見た目かわいい

699名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 22:37:01 ID:MIjCscPQO
キンリミテシミテ「さーて」


ツバメオー「ハー…!! ハー…!!!」
ガタガタガタガタガタガタ

ツバメオー(な…なんだヨ…こいつ…明らかに…異質だッ…
“強さ”がまるで異質すぎるッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほかの…今まで戦ってきた傭兵とは…まるで違うッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…こわい………)

アシコリーダ「お…俺のせいで…」

ツバメオー「…ッ そうだヨ あんたのせいだ!!!!!!!!!
だからあんたは村の皆のとこに戻って…みんなにこのことを伝えろ!!!!!!!!!!!!!!!!
返す言葉はいらない すぐ行け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

アシコリーダ「き…君は…」

ツバメオー「行けヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「わ…わかっ…た…!!!!!!」
ダダ…


メロンピルト「あーっと
皆さんも お出番ですよ」

傭兵達『やっほぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぞろぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メロンピルト「私の兵隊と地方班の兵隊は外を固めてもらい
傭兵の皆さんは町の中にいる魔法使いの皆さんを“保護”して下さいな
赤いものを流すのは勘弁ですよ」

傭兵達『ぃいヒャッホホォォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ツバメオー「コンコ カベギン メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷の壁が傭兵達を遮る!!!!!!!!》


メロンピルト「あらすごい」

ツバメオー「とっ…とぉっ…とおさないっ…」
ガタッ ガタッ ブルッ ブルッ

傭兵「キヘヘヘ お嬢ちゃん この数相手に戦う気か?」

ツバメオー「…!!!!!!」


スピィィィ――――――――――……
ズパンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《氷の壁が脆くも崩れ去る!!!!!!!!》

ツバメオー「!!!!!?」


キンリミテシミテ「なにリンチる気満々で囲んでんのよコラァ
そんな無駄なことしてたら魔法使いのボケ共に逃げられるでしょーが
少しは考えろカス さっさと行けば」

傭兵達『ラ…ラジャひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

《傭兵達は村の中へと駆けて行った!!!!!!!!》

ツバメオー「ぐ…!!!!!!!!」

700名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 22:57:47 ID:MIjCscPQO
ツバメオー(傭兵が中にッ…
でも…村にはヤンデル達が居る!!!! き…きっと大丈夫だ…
あのくらいの傭兵なら…きっと…
問題は………………)

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙
キンリミテシミテ「…ふーん」

ツバメオー(こいつだッッ
こいつは…本当にヤバいヨッッッ…!!!!!!
こいつを村の中に入れたら…誰ひとり助からないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボ…ボク…が…止めるんだっ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ザ…

キンリミテシミテ「あらら? やる気? おもしろいね」
チャキ

メロンピルト「キンリーさん 殺しはメッですよ」

キンリミテシミテ「はぁ」

ツバメオー(さ…最悪負けてもころされることは…)

キンリミテシミテ「でもメロンさん このコ ネアメっぽくない?」

ツバメオー「!!」

メロンピルト「あら どうして?」

キンリミテシミテ「事前の調査じゃこの村にメコラ級の魔法を使えるようなのなんていないはずでしょ?
でもこいつは使ってた 結構大きいやつ」

メロンピルト「あらほんと」

キンリミテシミテ「だったら…手加減する必要なくない?」

メロンピルト「あらまぁ……でも確かに………
ネアメ・ルートは私達の崇高な目的を邪魔成す存在ですからね…
抵抗するなら……“それ”もやむを得ないかも…」

キンリミテシミテ「でしょ」

ツバメオー「ッッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カタカタカタカタ… ジャ…ジャキ…
《名伏し難いバールのような杖を構えるツバメオー……しかし震えている…》

ツバメオー(や…やるしか… し…しんででも… こいつを少しでも足止め…)



つかつかつか…
男「やーまったく! ロッコが起こさんから出遅れたじゃきぃ!!!!!
起こせっつったぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

女「起こしたっち!!!!!!!! ベナが…お兄ちゃんが起きないからだっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「話をすり替えじゃねーきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
しかしロッコ お前の持つパンダグッズはいつもかわいいな」

女「お兄ちゃんの方こそ入れ替えてるっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

男「まぁいいぜよ とりあえず行くきにぃ」
スタスタ

《出遅れた傭兵達が悠然とツバメオーの横を抜けていく…》

ツバメオー(こ…このッ…傭兵…!!!!!!!)

キンリミテシミテ「どこ見てんの?
死ぬ前から走馬灯かコラ?」
シャッ

ツバメオー「え」



ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

701名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 23:17:52 ID:MIjCscPQO
―――

ギル&ヤンデル『マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「わ……わぉう…!!!!!!
あまりの情報に驚いてしまった…お互い……
ま…まさか魔反会の花火に毒が仕掛けられていたとは…!!!!」

ヤンデル「こっちの方がビックリ………
まさかそんな脱出口を見つけるなんて…」

ギル「まだ開通はしていませんが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とりあえずBARに行きましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「あぁ………もう目の前………う?」



ふらふらふらふらふらふら…
アシコリーダ「………」
ドサ…
《BARの先の道で倒れるアシコリーダ》


ギル「アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ダ!!!!!!!!

アシコリーダ「う…うぅぅ…! すまない…すまない…」

ギル「どうしましたか!!!!!!!!!!!!!!!! 何がありましたか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

アシコリーダ「…魔反会が入ってきた…村に…
俺が開けてしまった…門を… 魔反会を受け入れてしまった…
もう魔反会の兵がすぐ来る…!」
ぽろぽろ…

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「な…!」

アシコリーダ「……俺のせいだ… 俺があんたらを信じられなかったばっかりに…」

ギル「…アシコリーダ殿が謝ることでは…!!
自分の方が…信頼を失われても仕方ないことをしたのでありますから…!!!!!!」

アシコリーダ「…この村は…魔法使いのみんなはもう…」

ギル「…大丈夫です!!!!!!!! 自分達が守ります…!!!!!
そして絶対に逃がします!!!!!!! 本当に今更ですが やっと出口を見つけた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

アシコリーダ「!!!!!!!」

ギル「ヤンデル殿!!!!! BARの魔法使いの方々に話をして貯水池の方に向かってもらって下さい!!!!!!
ヤンデル殿はしんがりとして皆さんを守って下さい!!!!!!!!」

ヤンデル「分かった…!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「アシコリーダ殿もBARへ!!!!!!
あなたは魔法使いではないので狙われることはない…
魔法使いの皆さんは自分達にまかせて!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵も自分がここで食い止めますので…」

アシコリーダ「だ…だが……まだあんたの仲間の…女の子が…」

ギル「?! ツバメオー殿でありますか…?」

アシコリーダ「正門の前で……魔反会のヤバい兵を食い止めてる…!!!!
頼む…あの子を助けてくれ…!!!!!!!!!」

ギル「!!!!」
ざわわッ

702名無しさん@避難中:2014/09/24(水) 23:40:09 ID:MIjCscPQO
ギル「ツ…ツバメオー殿が…!!!!?」

アシコリーダ「そうだ…! たった一人で…!
相当ヤバいやつらしい…! 震えていた…!
それでも村を…皆を守るために身を呈して敵の前に立った…!!!!
俺は逃げるしか………くそっ…!!!!!!!!」

ギル「…!」


ざわざわざわ
ズラズラズラ

魔法使い「ま…魔反会が来るって!!!!!!!!?」

ギル「!!! …どうやらそのようです!!!!!!
ヤンデル殿から話は聞いたでしょうが この村からの脱出口は貯水池にあります!!!!!!!!!!!!!!!!
貯水池にはエンカ殿がいらっしゃるので 皆さんはどうかそこまで走って下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「わ…わかった!! みんな行くぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い達『わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!』
ダダダダダダダダダダダダダダダダ


ギル(…魔法使いの方々はとりあえず貯水池へ…!
しかし…不測の事態すぎる… あまりにも早い!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らく貯水池の水はまだまだ抜けきっていないはず…!!!!
それでも皆さんを脱出させるには―――…)


バッ
ヤンデル「ギル!!!!!! ツバメがいない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ツバメ殿は正門だそうです」

ヤンデル「え…?」

ギル「…おそらく敵と交戦中… かなり分の悪い相手と想定されます…」

ヤンデル「そ…そんな…」

ギル「大丈夫!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 自分が助けに行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
とにかくヤンデル殿は魔法使いの方々の後を着いて彼らを守り…」

ヤンデル「ダメだ!!!!!! 俺はここを動けない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「何故!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「BARにはまだビラコさんがいる!!!!!! まだ動けない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

村人1「ビ…ビラコさん頼む!!!!!!!! 逃げてくれよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「まだです…! まだ薬は全員分出来てない…!!!!!!!!」

オオオオオオオオオオォォ…

―――

ヤンデル「ビラコさんの作業が終わるまで俺はこの場を守る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!

ギル「…! …分かりました!
ならば貯水池のエンカ殿に連絡をして魔法使いの方々を守って貰いましょう」

ヤンデル「どうやって?」

ギル「…ついにこれを使うときが来ましたか…」
チャキ…

703名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:08:13 ID:h4Qry0.2O
ヤンデル「これ?」

ギル「自分の剣であります」
チャキ…

ヤンデル「ただの剣…」

ギル「ところがどっこい!!!! この剣には秘密があるであります
この剣はあらゆる状況を想定し あらゆる仕掛けが施された剣…
その名も『仕込み七星剣』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何が飛び出すか分からぬ摩訶不思議のからくりソード!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「おぉ…!」

ギル「そしてこうした場面で真価を発揮するのが……このッ
仕掛けナンバーその1『柄笛』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ギルの剣の柄から笛が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ヤンデル「じ…地味!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「まぁいろいろな状況を想定してますので…
えー…では…」
スー…


ピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ピピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピッピリピッピリピィ〜〜〜〜〜〜〜〜ポイポイポイポイ…
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ゴォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

―――

エンカ「なんだか向こうが騒がしいな……む!!!!!?」


ピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ピピィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ピッピリピッピリピィ〜〜〜〜〜〜〜〜ポイポイポイポイ…
ピ〜〜〜〜〜〜〜〜ヒョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


エンカ「この音………」


《―――軍隊には
笛などを用いて作戦やメッセージを伝える伝達方法があるという…
それは無線などの電波を妨害された時や “なんかたまには初心にかえりてーな〜”って時に用いられるという
笛によるメッセージは世界で画一・定形化されており 笛の音が成す意味をある程度把握していれば
『今夜の晩御飯はウンコ味のウンコよ<3』などといった細かいメッセージも伝えられるという…》


エンカ「………」―――√ ̄


エンカ「なんだ今の笛………なんなのかまったくわからん…」

オオオオオオオオオオ…

704名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:20:07 ID:h4Qry0.2O
――

ギル「よし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
伝わったァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「本当かそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「連合騎士団のエンカ殿ならきっと意味を把握してくださるでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!」


ズドドドドドドドドドド……


ギル「…敵が来ましたか!!!
…恐らく多勢ですが… ヤンデル殿 ここをまかせてもいいでありますか」

ヤンデル「…ここの道はそんなに広くないし… 一斉にはかかってこれないはずだ…
だから…大丈夫…」

ギル「頼みます!!!!!
自分はツバメオー殿の元へ行きます!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…ギル…!!!!!」

ギル「はい!?」

ヤンデル「ツバメを頼む………
あんなやつだけど……実際に死んだら…超うれし…
じゃなくて…いやだ…」

ギル「分かりました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に助けます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ダダダダダダダダダダダダ
ギル(いや…助けなければ! この急転直下の脱出作戦……ツバメオー殿がいなければ最早成立しない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
傭兵達『うお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

705名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:20:57 ID:UvJ3Z/720
だめじゃねーかwww

706名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 01:53:12 ID:h4Qry0.2O
ギル「来た…! 多い!!!!!!!!!!!!!!!!
…ヤンデル殿のために少しは減らすであります
すりぬけざまに覚悟ォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィ!!!!!!!!

傭兵「一人で突っ込んで来るぞ!!!!!!!!? バカめ!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵2「でも魔法使いじゃなさそうだぞ?」

傭兵3「武器を構えてるじゃねーか!!!!!!!! なんにせよ敵だ!!!!!!!! 殺れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵達『うぉ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「群牙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズタタタタタタタ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『ずずぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドゴゴゴゴゴゴゴゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(…フーリャン様達がいなくなって…自分だって多少は鍛えた!!!!
あの方々のような一騎当万とはいきませんが… せいぜい一騎当百ぐらいならば出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それはヤンデル殿達も同じ…! 戦力を削れたのは多少でありますが
この傭兵達ははヤンデル殿にまかせるであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ダダー!!!!!!!!

傭兵4「ま…まて!!!!!!!!」

傭兵5「ほっとけ!!!!!!!! とにかく村の中心部にいって魔法使いを探すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ヤンデル「…きたか…」

スゥゥー…
ヤンデル(…落ち着け……闇を深く保て………全員…ブッ殺死!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ダダダダダダダダ…
ギル「…もう少し…!」


??「おいおい…先に行った傭兵連中をスルーしてどこへ行く気じゃきぃ」


ギル「!!?」
ザザっ

707名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:11:00 ID:h4Qry0.2O
ギル「何者!!!?」

??「俺っち達かい? 俺っち達ゃとびっきりすげー傭兵じゃき!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ズンチャチャズンチャチャズンチャチャズンチャチャ♪
チッチッチッチッチッ♪ パチンッ♪

男「ヘイ!!
俺達俺達ロクシア俺達ロクシア!!
今を波乗り脂も乗った傭兵チーム・ロクシアロクシアやっほっほー!!!!
公認傭兵団やってるロクシアやっほ!! だけど行動原理は至って自由!!!!
やりたいようにやるぜロクシアロクシアやっほう!!!!!!!!
ロクシア5人の傭兵さ! とっても強い傭兵さー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…」

ベナガンチャラ「おれ俺オレが 傭兵チームロクシアリーダーだ!!!!
筋骨隆々マッチョなイケムン!!!! 甘いマスクのワイルドバンチ!!!!!!!!
誰が言ったか天下無敵の傭兵王!!!!!!!!
よろよろよろしくオレ俺おれっちがァ!!!!!!!!
チームロクシア名誉リーダー・ベナガンチャラ様っよっ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
【魔反会 公認傭兵団『ロクシア』ボス ベナガンチャラ】


ペポコンロッコ「続けて私がペポコンロッコちゃんだっち〜〜〜〜!!!!!!
超ムサムサマッチョの兄を持つきゃわいー妹だっち!!!!!!!!
パンダは私の婿!!!!!! とっちゃやぁーよ!!!!!!!!!!
気軽にロッコちゃんって呼んじゃって〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
【ベナガンチャラの妹 ペポコンロッコ】

ベナガンチャラ「そして俺っち達の後ろに佇む影3つ!!!!!!!!!!!!!!!!
イチタ・ニタ・サンタの超重量級兄弟だー!!!!!!!!
キャラ設定やデザインの労力と手間を省いてくれるすごいやつー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ばばーん!!!!!!!!

イチタ「…」
ニタ「…」
サンタ「…」
【『ロクシア』メンバー イチタ ニタ サンタ】

ベナガンチャラ「以上をもって俺達が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
超究極傭兵チーム『ロクシア』じゃっきぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ばばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/864/140920_225727.jpg

708名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:14:14 ID:UvJ3Z/720
手間www

709名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:26:18 ID:h4Qry0.2O
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ギル「…」

ベナガンチャラ「なんじゃき!!!!!!!
反応がまったくナシとはリアクションの出来んつまらんやつぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「ヒいてるんじゃない?」

ギル「……じ…
自分は……」

ギル「自分の名前はウラ・ギル!!!!!!!!!!!!!!!!
正義の機関ネアメ・ルートが放った弾丸だー!!!!!!!!!!!!!!!!
世界に仇なす魔反会!!!!! それを討つため戦い続けるのが自分の役目!!!!!!!
チームを率いるリーダーだけどっ まだまだ未熟なサナギ野郎!!!!!!!!!!!!!!!!
だけどきっともっとすごいやつになるのさ絶対に!!!!!!!!!!!!!!!!
憧れ抱く大魔女様に負けぬよう 戦い続ける修羅の道!!!!!!!!!!!!!!!!
応援よろしくウラ・ギルです!!!!!!! すっごく頑張るウラ・ギルです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

し〜〜〜〜〜〜ん…


ペポコンロッコ「ぅぶふー!!!!!!!!!!!!!!!!
真面目かー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシシー!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「お兄ちゃんこの人真面目だよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やだー!!!!! 面白いっちー!!!!!!!! か〜〜〜〜〜わ〜〜〜〜〜い〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶー!!!!!!

ベナガンチャラ「ぐ…ぐ〜〜〜〜〜ぬ〜〜〜〜〜〜…」
ギリギリギリ…

ベナガンチャラ「殺せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「なにゆえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「ちッくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつの自己紹介の方が…
俺より文字数多かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
くそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「どうでもいい理由だったっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「やれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 一思いにやれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
潔くこの首を渡そうーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ぅあッだがまて!!!!!! 最後に今月のコロコロコミックを見せてくれーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「全然潔くないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
むしろ情けないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

710名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 02:44:07 ID:h4Qry0.2O
ペポコンロッコ「つーかコロコロコミックて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いくつだよお兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「29だウラァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「いい加減卒業しろっち〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「バッキャロー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
昔から読んでるもんを今更捨てれっか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こちとら25歳から読んでるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ペポコンロッコ「ハマる年齢からしておせぇよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「とにかくコロコロを出せ!!!!!!!! 俺っちに“スーパーマ○オくん”を読ませやがれきぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そうじゃなきゃ俺っちはしなねーぞバーカバーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「潔さが微塵も感じられねぇっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「ふははは!!!!!!! コロコロがないならばまだまだ死ぬわけにはいかんきぃぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…」


ギル「ありますけど…」


ベナガンチャラ&ペポコンロッコ『あったーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「き…貴様もコロコロホルダーじゃきぃ…!!!!!!」
ワナワナワナ

ギル「チーム内で回し読みしていましてね…」
キリッ

ペポコンロッコ「はやってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
若者の間にコロコロの波来ちゃってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ベナガンチャラ「お…おぱあああああ……」
ガタガタガタガタガタガタ… ジョバ〜〜〜〜

ペポコンロッコ「まさかの事態にお兄ちゃん顔面蒼白ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
てゆーか自分で言っといてビビるなら最初から死ぬとか言うなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「バカ言うなロッコ
俺っちァなァ… 嬉しいんだぜ… 願いが叶い…なんの後悔もなく死ねる幸福にな…」
ガタガタガタ… ジョバ〜〜〜〜

ペポコンロッコ「失禁してる男が言う台詞じゃねーっち!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ベナガンチャラ「ふ…ふははははは と…とにかく最後のコロコロを見せてもらおうじゃないか…」

ギル「えぇ」
スッ

ベナガンチャラ「ふむ……ふむふむ… …ふむ!! ふむふむ………ふむ!!?
ムムム!!!!!!!!?」
ぺらぺらぺらぺらぺらぺら…!!!

ベナガンチャラ「これ別冊コロコロコミックじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッリィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「そう来たかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

711名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 03:18:09 ID:UvJ3Z/720
別冊wwwwww

712【変更】お兄ちゃん→あんちゃん:2014/09/25(木) 22:32:57 ID:h4Qry0.2O
ベナガンチャラ「ふざっけんじゃねーきぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
別冊じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 別冊じゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これはもう契約違反じゃきぃ!!!!!!!! もう死ぬわけにはいかんわマジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムーン!!!!!!!!

ペポコンロッコ「なに言い出してんだこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん

ベナガンチャラ「ふざけていやがるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よりにもよって別冊はよう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このお兄ちゃんはしらねぇようだ 月コロ派と別コロ派は長い間争ってるってことを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そうなのでありますか!!?
い…いやしかし…………別冊には月刊の漫画もあるでありますよ」

ベナガンチャラ「そういう問題じゃねーきにぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
貴様はカーチャンに週間少年マガジンを頼んでたのに別冊マガジンやマガジンSPECIALを買ってきたらどう思う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「いや
厚さが違うので多分間違えませんね」

ベナガンチャラ「マジレスうるせー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁいいきにぃ!!!!! 月刊がない以上俺っちが死ぬ理由はないじゃき!!!!!!!!!!!!!!!!
ルールを守れ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ!!!!!!!!!!!!!!!!

ペポコンロッコ「いつからそんなルールになったっちか!!!!!!!!」

ギル「それは申し訳ないであります
して…通してもらってもよいでありますか?
自分はこの先に行きたいであります」

ベナガンチャラ「こん先に行ってどうする気じゃきぃ?
この先にあるのは正門じゃきに
そこに居るのは怖い女と そいつに狩られる哀れな少女ぜよ」

ギル「…その少女は自分の仲間であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから助けに行くのであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「やめとけやめとけ
今頃首チョンパぜよ あの女はやべーきぃ」

ギル「……通してください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ザッ
ベナガンチャラ「通すかよ
おもしれー獲物と出会ったのによぉ」
パキポキ…

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

713名無しさん@避難中:2014/09/25(木) 23:01:00 ID:h4Qry0.2O
ペポコンロッコ「あんちゃん
この人魔法使いじゃないっち」

ベナガンチャラ「だが村の人間でもねーきに
なぁ? ネアメの兵隊さんよ? あん時ゃ目があったな」

ギル「ッ!!!!!!!! も…もしかしてあなたがあの時…双眼鏡を覗く自分を見ていた…」

ベナガンチャラ「そうぜよ
まったく無用心じゃきに」

ギル「き…気付いていたのに魔反会の人間には伝えなかったのでありますか?」

ベナガンチャラ「俺っちはおもしれーことしかしねータチじゃき
チクるなんておもしれーことじゃねーきにぃ
実際チクらなかったからお前らは村に入る前から退散しなかったし 今こうして対峙しとるぜよ
結果よければこまけぇこたぁいいじゃき
さぁ やろうぜよ 俺っちの“今日”の武器は…」
ズンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「バスターソードぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「……!!」
チャキ…!!!!!!

ペポコンロッコ「あんちゃん やるっち?」

ベナガンチャラ「おぅーい!! 水を差すなァロッコ!!!!!
見りゃわかんだろ!! タイマンじゃきぃ!!!!!!!
俺っちたちの“チームワーク”を使うまでもねーぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペポコンロッコ「はいはい」

ギル「くっ…こんなことしてる場合じゃ…」

ベナガンチャラ「やるかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵王の力を見せてやるぜよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(…この方の言っている事は決してビッグマウスではない……実際かなり強い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐らくエンカ殿並かそれ以上………どちらにせよ自分以上…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう切り抜ける…?!! はやく向かわないとツバメオー殿が…)



遠くからツバメオー「きゃああああああっっ!!!!!!!!!!!!!!!!」




ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ベナガンチャラ「おやや? どうやら向こうもクライマックスぜよ…」

ギル「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

714名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:05:04 ID:Mto6sVzsO
ベナガンチャラ「へへ!!!!!!!! そうこなくっちゃなァ!!!!!!!!
濃密な時間を過ごすじゃきィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そんな時間など…ありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー殿を助ける…!!!!!!!
自分はツバメオー殿に…死んでほしくない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スチャア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「アツいねぇ!!!!!!!! コレかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
コユビー

ギル「仲間!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「………………へぇ!」


ギュア〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ベナガンチャラ「究極最強大斬撃ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶん!!!!!!!!!!!!!!!!

《巨大な剣を片手で振り上げるベナガンチャラ!!!!!!!!!!!!》

ギル「ああああああああああっっッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブォッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガギギィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ベナガンチャラ「むん!!!!!?」

《素早く剣を突き出すギル!!!!
狙いは振り上げた大剣…を持つベナガンチャラの手!!!!!!!
剣の腹を使いベナガンチャラの手に打撃を加える!!!!!!
手に思わぬ打撃を受けたベナガンチャラはバランスを崩し重心が後方にかかりのけ反った!!!!!
そのすきをギルは見逃さず―――》

ギル「墜牙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガガン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《剣の腹でベナガンチャラの顔をフルスイング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ベナガンチャラ「はべらごびーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くるくるくるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドギャ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《建物に突っ込んだ!!!!!!!!》


ペポコンロッコ「あんちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ぷすぷすぷすぷすぷすぷす… シュ〜〜〜〜〜〜〜〜…
ち〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…
《建物に突っ込み 下半身だけ出てるベナガンチャラ》

ペポコンロッコ「かっこわる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶひー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

715名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:26:27 ID:Mto6sVzsO
ギル「…! すみません!!!!!!!!」
ダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!


ペポコンロッコ「あんちゃんカッコ悪すぎるっちー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
イチニーサンちゃん引っ張り出して!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

イチニーサン『うす』

ベナガンチャラ「―――」
しゅ〜〜〜〜〜…


―――

ギル「…! …ツバメオー殿ッ
ツバメオー殿ッッ!!!!! ツバメオー殿ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…


――― BAR前

ガン!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵「がっぴら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

傭兵2「こ…こいつ…つぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「次……血を流したい奴は…誰だ…」

巨漢傭兵「オイドンじゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボッボッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「……」
タタンッ タンッ

巨漢傭兵「こなくそぉー!!!! 身軽に攻撃を避けやがって〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「足元がお留守だ…」
コッ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

巨漢傭兵「げ…げぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! すねぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドシャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵3「そんなでかい体してなにやってんだー!!!!!!!! 見かけ倒しのデブかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

巨漢傭兵「バ…バカにするじゃねぇー…!!」
よろよろ…

ヤンデル「……足………痛そうだな… 血が出ている…」

巨漢傭兵「あ…あぁ…!!?」

ヤンデル「折れているかもしれない…… 無理してこれ以上戦えば…もっと酷くなるな…
最悪足を切り落とすハメになるかもしれない…
痛そうだ……かわいそうだな……かわいそうだ…………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

巨漢傭兵「…………!!!!!!!!!!!」
ズキ…ズキ…

巨漢傭兵「黙れガキッッ…」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビリィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
巨漢傭兵「ひ…ひぃぃぃ!!!!!!!! 足が痛いよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!! 折れてりゅよおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「多分折れて……ない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バキィィーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

巨漢傭兵「げっぷりィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《―――不安を煽り 相手が負った傷に意識を集中させ…心理を利用し痛みを増幅させる…
ヤンデルの ペイン・リーディング・F!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

716名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:45:19 ID:Mto6sVzsO
傭兵4「ぐぅぅ…!!!!! いちいちねちっこい野郎だッ…
たいしたことない怪我も重大に思えちまうッッ」

傭兵5「惑わされるなあんなガキに!!!!!!!!!!!!!!!! 邪魔者はコロセ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ヤンデル「元気いいな………だったら…地獄を見せてやる…」
ザ…

巨漢傭兵「―――」

ヤンデル「―――こいつの金玉を…踏み潰す…」
ギンッ…

傭兵6「正気か貴様ァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵7「そ…それが何を意味するか分かってるのか人殺しぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
はらはら


ヤンデル「あぁ分かってるさ…
“コレ”を踏み潰せば…きっと想像もつかない痛みが体を支配するだろうな…
女の人は出産の痛みは男には分からないというが…
女の人に金玉を踏み潰される痛みは分からないだろう…
だがきっと……こっちの方がいたい…
だって踏み潰すんだ…俺の体重…約60kgの重量――加速し重力が付加し更に倍以上の重量になるだろうこの足に
粉々のぺしゃんこに踏み潰されるんだ…
しかも一つじゃないぞ… 2つ同時だ…さぁどんな痛みだ?
一度は金玉を蹴りあげられたことがあるだろう……きっとあれより痛い…
蹴りあげられたら下腹部が痛くて痛くて…何も食えない……だけど踏み潰せばそれより痛い…
きっと死ぬより痛い…そんな痛みだ…
どんな顔をするかなこいつは…見ていろよ…」
スー…


傭兵8「しょ…正気かこいつ…」

傭兵9「ク…クレイジーだ…!!!! や…やめろ…! やめろ…!!!!」


ヤンデル「やめないさ…
楽しいショータイムだッ…」
ぐぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


どぐしゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

717名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:52:24 ID:1uWgtvKo0
ひい

718名無しさん@避難中:2014/09/26(金) 00:53:16 ID:Mto6sVzsO
どぐちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『ひ…ひぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

《傭兵全員 目を背ける!!!!!!!!!!!!!!!!
…だが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ヤンデル「…」
しゅうううううううう

《ヤンデルは金玉を潰してはいなかった!!!!!!!!
巨漢傭兵の股の間に足を振り落としていたにすぎない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『ペイン・リーディング・P』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恐怖を伝染させる呪いの話術!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ヤンデル「隙…だらけだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『ぐばァアアアアアアアアアアアッぷアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドガゴォーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

719名無しさん@避難中:2014/09/27(土) 01:33:55 ID:TLcpHLYwO
ヤンデル「来いよ…! 全員打ちのめしてやる…!!!」


ヒソヒソ

傭兵10「く…くそこいつ…」

傭兵8「まともにやって勝てる気がしないな…どうする!!!?」

傭兵9「そこの建物の中に人が居る……人質を取るか?!」

傭兵7「バカ! パンピーに危害を加えるなってメロンピルトさんが言ってたろ…
魔法使いならともかく…」

傭兵6「!!? おい待て…あの建物の中…まだ魔法使いがいやがるビースト」

傭兵5「なにビースト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

傭兵6「退魔道具『魔ーモグラフィー』に魔法使いの反応が出た!!!!!
魔力の因子の薄い 恐らく混血だが 一人いるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵10「だったら…」

傭兵11「この建物に突入する理由はあるわけだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひゃっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「!!!!!!!!」



村人「う…うわー!!!!!!!! こっち来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「ビ…ビラコさん!!!!! あんたが狙われてる!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「…!」


ガシャガシャガシャガシャ
傭兵4「ひゃはー!!!!!!!! 俺達のご用事はその眼鏡ちゃんさぁ〜〜〜〜!
大人しく渡してくれないと善良な村人の方々も痛い目を…」

ヤンデル「おおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵4「へんでりくそんッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドゴォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「離れろ…! お前ら…!!!!!」


傭兵12「今だ!!! 抜けろ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデルがBARに取り付く傭兵に気を取られている隙に 数人の傭兵達がヤンデルの横を抜けていった》

ヤンデル「!!!! くそッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

720名無しさん@避難中:2014/09/27(土) 01:48:08 ID:TLcpHLYwO
ヤンデル「待て…!!」
くるっ


ビラコ「ヤンデル君うしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ヤンデル「!?」

傭兵9「オラァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッキン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ぐッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザザザー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵9「やほおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!! 今のうちに全員抜けてくかァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵8「その前にあの子猫ちゃんを回収しようぜぇぇ? げへへへ」


ビラコ「…!!」


傭兵10「扉を開けてもらうぜ」
グ…

村人「こなくそぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スカコーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵10「OUCH!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにすんだてめぇ…!!!!!!!」

ガタガタガタガタ
村人「う…うるへー!!!!!!!! 俺が相手だ!!!!!!!!
ビラコさんには指一本触れさせねー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ビラコ「ダメですよ! 危ないですよ!!!!!」


村人「あ…危ないのは俺じゃない!!!! ビラコさんだ!!!!!!!!
あんたは身の危険も省みず子供達のために残ってくれた…!!
それを守らずして 俺は一体なんだってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これくらいやらせてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵10「しにてーのか貴様…」
ズゥン…


ビラコ「だ…駄目ですよー!!!!!!!! この人達は手加減しないですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


傭兵10「けけ…そうだ!!!! 邪魔するんなら容赦なく排除するぜ…!!!!!!!!」
ズゥ…

村人「…!!!!」

ザ!!!!!!!!!!!!!!!!
村人2「そんな脅しがなんだってんだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人6「ちょっとした武器持ってるっからってイキってんじゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!
箒やフライパンの力も見せてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人7「かつてこの要塞で勇名を馳せたメッコウの魂を見せてやる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人8「来るなら来い魔反会がぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人達『おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ワラワラワラワラワラワラワラ… どーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


たじ…
傭兵「うぐっ…こいつら…」

721名無しさん@避難中:2014/09/27(土) 01:56:55 ID:TLcpHLYwO
傭兵6「なーにたじろいでんだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
所詮は箒やらおたまやらを持った程度のパンピーだろうが!!!!!!!!!!!!!!!!
圧倒的な殺傷力の前で捩じ伏せろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員で突入しろーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

村人達『来いーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ビラコ「だ…だめーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ドガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


傭兵達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

傭兵9「なんだ!!!!? BARの向かいの建物が崩れ…アッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
道が塞がれちまった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
俺達がBARに夢中になってる隙に…! こんなことしやがるのは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ばばぁーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「…」


ビラコ「ヤンデル君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人「無事だったか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


傭兵10「てめーが家を崩して道を塞ぎやがったのか〜〜〜〜〜
ナメたことしやがってよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ビキビキ

ヤンデル「……悪い……家壊した…」


村人2「いいよ!!!!!!!! いいよ!!!!!!!!
俺の家だけどいいよっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(涙)」
だば〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

722名無しさん@避難中:2014/09/27(土) 02:11:19 ID:TLcpHLYwO
傭兵10「てめ〜〜〜〜〜〜〜〜……ちょこざいな真似を〜〜〜〜…」

傭兵9「どうやってその家をバラバラにブッ壊した!! ダイナマイトでも隠し持ってるのか!!!!!?」

ヤンデル「…………“殴って”さ…」

傭兵8「はあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 家を殴り壊す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
バカも休み休み…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

シュルッ……
ヤンデル「…」
《ヤンデルは腰にぶら下げているグローブを取り…装着した!!!!!!!!》

ヤンデル「決戦用グローブ…!!!!!」
キュギュッ…! ドドンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《グローブをはめ 構えるヤンデル!!!!!!!!》

傭兵7「…バカか? 素手からグローブなんて…わざわざ攻撃力を下げてるようなものだぜ!!!!!!!!
ヒャハハ!!!!!!!! いかれちまったか!!!!!!!!!!!!!?」


ギュウゥッ…
ヤンデル「…………」
スゥッッ

カンカンカァァンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデルが グローブをはめた両手を打ち合わせると 鈍い音が響いた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?》

傭兵10「な…?!!!! なんだ今のは…!!!!!!!!
あ…あきらかにグローブとグローブを打った音じゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「……この決戦用グローブは―――
“ミスリ〜ル”という世界イチ硬い鉱石から作った繊維で編みこんだものだ…
このグローブは普通に触った時の質感や硬さはただのグローブ…だが
一度拳を固めればッ… その硬度は世界最硬のグローブとなる…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この最硬のグローブは…全てを破壊する………
お前達も一緒に破壊してやるよ…」

ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

723名無しさん@避難中:2014/09/28(日) 02:10:21 ID:sVs2nxTQO
ヤンデル「さぁ来い…
これから俺はお前達の顔だけを狙う…!!
これで顔を殴れば確実にお前らの頭蓋骨は砕ける…
そうなればまともに呼吸も出来なければ 逃れる事の出来ない苦痛にのたうつだろう…
そうなりたいやつから…動け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『ッ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル(抜けていった傭兵は…エンカさん…頼みます…!!!!!)


―――

ダダダダダダダ…

魔法使い「急げ急げぇー!!!!!」

子供魔法使い「も…もう走れないよぉ…!!」

魔法使い2「走れなくても走るんだ!!!! 貯水池に…貯水池行くんだ…!!!!!」

子供魔法使い2「もう…だめ… もう限界だよぅ…!!」
ふらふら…

??「大丈夫だよ
もう走らなくても いいんだよ」
子供魔法使い2「ほんと?!!!」

??「あぁ!」
ニコ!!!!!!!


傭兵12「おじちゃんがいいところに連れてってあげるからねぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ンッッッ…

子供魔法使い2「きゃ…きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い3「ま…魔反会!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い4「こ…子供を話せぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵13「ぎゃははははは!!!!!!! 助けたきゃ自分で掛かって来いよ!!?
おう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
魔法使いなら魔法使えるだろぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

魔法使い「ぐッッ………バク メコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

カコォ!!!!!!!!!!!!!!!!
傭兵12「ふーいwwwwwwwwwwwwwwwなんだこの魔法wwwwwwwwwwwwwww
小指で消せるわwwwwwwwwwwwwwww
カス魔法使いがよぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

魔法使い2「ぐッッ…!!!!!!!!」

傭兵12「このガキ助けたきゃ大人のおめーら全員と交換だぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
応じなきゃ“抵抗”とみなし この子供が痛い思いをすることになるぜぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

魔法使い達『…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

724名無しさん@避難中:2014/09/29(月) 01:21:26 ID:0mfeKJocO
傭兵12「ぐわはははははアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうだッ!!!!!!!! ガキが死んでもいいのかァァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
魔溜まりは薄情だねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うひひゃはははははははひゃああああああああああああはっはァァァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い2「うッ…ぐ…ぅ…!!!!!!」

傭兵12「とりあえずまず全員土下座しろ!!!!!!!! それから地面を舐めろお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガキが死ぬぞ!!!!!!!!!!!!!!!! オラ死ぬぞぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「う……う…………」

魔法使い4「ぎぎ…ぎ…!!!!!!!!」
ス…


傭兵13「ヒヒヒヒヒ…」

エンカ「やってる?」
スィ

傭兵14「おうやって…………誰だこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「カートリッジ変換
『サークルブーメランシールド』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バズォズォオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

傭兵達『あんべらば〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

エンカ「大丈夫でござるか!」

子供魔法使い2「あ…ありがとう…」

魔法使い「た…助かった…ありがとう…ありがとうッ…!!!!!!!」

エンカ「妙な胸騒ぎを感じて来てみればこのようなことに…
とにかく拙者が来たからには安心だ 後ろは守る
さぁ皆の者 貯水池へ!!!! …まだ道は開いていないでござるがな…!」

魔法使い「わ…わかりました!!!!!!」
タタ…

エンカ「…」


エンカ(…嫌な気配を感じるでござる…
皆 なにもなければいいが…)

725名無しさん@避難中:2014/09/29(月) 22:37:37 ID:0mfeKJocO
――― 正門

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………


ドンッ…!!

ツバメオー「くひぃ…」
ポタ… ポタ…

ドンッ…!!

キンリミテシミテ「…ふー」

ドンッ…!!

メロンピルト「やだ…血…こわい…」
ニコニコ


ツバメオー「は〜〜……は〜〜〜…………あァ…」
ポタポタポタポタ…

キンリミテシミテ「さー…次はどこ斬られたい? その空っぽの脳天貫くか?」

ツバメオー「……!」

キンリミテシミテ「にしても雑魚にしてはまぁまぁ粘るね ウッザ!!!!
右手も手首から 左足もふとももから切り落としてやって浅めの袈裟斬りまでしてやったのに……まさか」


ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うううう…」
パキパキパキ…
《ツバメオーは右手の手首 左足のふとももが凍っていた…!》

キンリミテシミテ「斬られた瞬間にその場所を凍らせたわけね…
つまりあんたの手と足はその氷一枚でつなぎ止められてるわけか」

パキパキパキ…
ツバメオー(う…いたいヨ…
この氷を溶けたらボクの足と手は無くなっちゃう…
でもこんなことしたって…)

キンリミテシミテ「うっざァーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
雑魚のくせに妙な芸身につけやがってよォォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
雑魚は雑魚らしくゥ!!!!!!!! 無芸でいろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁその氷壊すのなんてカンタンだけどねェーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大人しく死んどけカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ッ………」



―――

726名無しさん@避難中:2014/09/29(月) 22:58:22 ID:0mfeKJocO
――――― あの日…


ヤンデル「…終わったか?」

ツバメオー「うん」

ヤンデル「しばらく会えないんだ… もうちょっとゆっくりしてても良かったんじゃないか…?」

ツバメオー「いいヨ… あの貧乳と一緒にいても喧嘩になるだけだヨ
それに早く帰らなきゃ パパもママも待ってるヨ!!」

ヤンデル「…そうか
じゃあ帰るぞ…」


〜〜


ヤンデル「…ツバメ…不安じゃないか…?」

ツバメオー「なにが?」

ヤンデル「これからのことさ… 知らない所にいって知らない人達と暮らすんだ…
お…俺は正直怖いな…………」

ツバメオー「かーッ!!!!!!!! もうマジ根っからのコミュ障だヨお前は!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぱ〜〜〜ん!!!!!!!!

ヤンデル「…お前は怖くないのか…」

ツバメオー「怖いも何もねーヨバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局はボクらと同じ 逃げてきた負け犬だろーがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
負け犬が負け犬に吠えたって怖いことねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…相変わらず強気だな…」

ツバメオー「お前が弱気すぎるんだヨ!!!!!!!
そもそも別にただ 住むところが変わるだけじゃん!!!!!
パパもママもいるし 近所のマーちんもいるしヤスオおばさんもいる!!!!!!!!
それにお前もいるヨ」

ヤンデル「………はは…そうだな…」

ツバメオー「そうだヨ!
それでボクねぇ ネアメに行ったら戦士になって戦うヨ!!!!!!
みんなのために戦うヨ!! 魔法使いを守るためにさ!!!!!」

ヤンデル「………多少魔法が使えるからって……攻められたら終わりだろ…」

ツバメオー「だからお前がボクを守るんだヨ!!!!!
お前が死ぬ気でボクを守ってボクがお前ごと敵を討つ!!!!! 完璧だヨ」

ヤンデル「どこがだ!!!!!!!!」
ズーン


〜〜〜〜

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙

メラメラメラメラメラメラ……
《目の前には燃える村…》


ツバメオー「え……あ…あ…?!」

ヤンデル「う…嘘だ…」

727名無しさん@避難中:2014/09/29(月) 23:46:34 ID:0mfeKJocO
そして…

キラアアアアアアアアア………

プスプスプスプスプスプス…
《焼け跡となったツバメオー達の村…》


ツバメオー「うわあああああああ…!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パパああぁ!!!!!!!!!!!!!!!! ママあああぁぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
みんなぁ……なんでぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! うえ…うえぇっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
げ…げほ!!!!!!!! ひ…ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…!! おじさん…おばさん…」


ザ…

男「…! 遅かった…か…!!」

ヤンデル「!!!!!!?」
バッ!!!!!

男「…生き残りか!!? 俺達はネアメ・ルートのものだ!!!!!
この村に待機していた仲間から連絡を受け駆け付けたが…………
君達だけなのか… 生き残りは…」

ツバメオー「うっ…うっうっ…うっ…」


〜〜〜

ネアメ

ツバメオー「………………」
《部屋の隅でうずくまるツバメオー》

ヤンデル「ツバメ…いつまでそうしてるんだ…
たまには気分転換にこのアジトの中を歩いたらどうだ…」

ガタガタガタガタ
ツバメオー「やだ……やだ……ボク…やだ……
ここには誰もいない…パパもママもいない………こわい…こわい…ヨ…」

ヤンデル「しっかりしろツバメ…!!!! 俺もいる…!!!!!!! だから…!」

ツバメオー「…」


《ネアメに来た当初は ネアメの人間に心を開かず 一人ふさぎ込んでいたツバメオー…
しかしヤンデルのおかげで 少しずつ心を開いていった…
同じ境遇を持つ魔法使い達がいたのも大きいだろう…
優しい人々に支えられ 少しずつ 少しずつだが…立ち直った
しかし 心の内に秘める魔反会への怨みは消えることなく むしろ日に日に大きくなるのだった…
そして…》

728名無しさん@避難中:2014/09/30(火) 21:06:29 ID:A.1tsv1QO
ネアメのひと「実働部隊に入りたい?」

ツバメオー「うん」

ネアメのひと「……君の経緯は聞いてるが…
…しかし実働部隊に入るということは…戦いで殺される危険も…誰かを殺す可能性もあるということだぞ」

ツバメオー「分かってるヨ!!!!!!!!!!
それでもボクは…戦いたいんだヨ…!
村のみんなの“復讐”のために…!!!!」

ヤンデル「…」

ネアメのひと「…分かった 俺からトップに掛け合っておく
恐らく誰かとチームを組まされる事になるだろうが…」

ヤンデル「だったら俺もツバメと同じチームに入れてくれ
俺も戦う…」

ツバメオー「…ヤンデル」

ネアメのひと「わかった それも伝えておく あとは追って報告する」


――― そして

ギル「じ…自分が今度からこの部隊を率いる事になったギルであります!!!!!!!!
じじじじ自分達は今まで接点がなく 今回会ったのが初めてですが こうしてチームになったのもなにかの縁…
がががが…頑張りましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
むーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「天狗〜〜」




ツバメオー「なんか熱い人だったヨ… ボク苦手…」

ヤンデル「でも…いい人そうだ…」

ツバメオー「まぁ確かに……」

Chara男「よぉ〜〜〜新人さんwww」

ツバメオー「なんだこのアナログチャラ男野郎…」

Chara男「実働部隊になったらしいなwwwwww物好きだなマジwwwwwwwww
俺と同じ“アジトの壁に苔を植える部隊”なら楽だったのによwwwwwwwwww」

ツバメオー「なんだそのやり甲斐のない仕事!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 必要あんのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

Chara男「しかもあの“ギル”と同じチームとか………ププププププwwwwwwwwwwwwwww」

ツバメオー「な…なにか問題あるのかヨ」

Chara男「お前らも魔反会に怨みがあるんだろ? それなのにあのギルをリーダーに持つなんて
編成した上の人もなかなかドSだはwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ツバメオー「どういうコトだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このChara男 ちんこを冷やし蛇にしてやるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チャキ

Chara男「まぁ落ち着けよwwwwwwwwwwwwwww俺は親切心で言ってんだwwwwwwwwww
実はあいつ…元魔反会なんだぜwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? え…?!!」

ヤンデル「…!!!」

Chara男「昔からネアメに居るかなんかしらねーが…
あんなやつ 今のネアメの魔法使いは誰ひとり信用してねー
そりゃそーだ 元魔反会だろうが 魔反会は魔反会だからよ…」

ツバメオー「……………」

729名無しさん@避難中:2014/09/30(火) 21:41:46 ID:A.1tsv1QO
〜〜〜

ギル「今日は初めての任務!!!!!!
頑張りましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「……………」
じと〜〜〜〜…

ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ど…どうしました!!!!!!? ツ…ツバメオー殿!!!!!!?」

ツバメオー「……………なんでもない…」
じぃぃ…

ドキドキ…
ギル(こ…恋!!? これはまさか…恋された!!!!!!!!?)
ドキドキ


《魔反会を恨むツバメオーは
ギルが元魔反会ということで一瞬で嫌いになってしまった…
その嫌悪感はすぐに態度に出始めた…
ギルも事情を察し ツバメオーに大きく言うことが出来ず…
ツバメオーの態度を半ば諦めて受け入れていた…
その結果 チームに不穏な雰囲気が漂い ギクシャクし始めた…
…今のギルチームを形作ったのは ほぼツバメオーが原因だったのだ…》


ツバメオー「…」


《しかしツバメオーは日に日に思う…》


ギル「大丈夫… みなさんは自分が守ります!!!!!!
どうか自分の後ろに隠れていて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「………」


《「この人は 本当にいい人なんだな…」…と
…だが魔反会だった男…
怨みの気持ちと実感する気持ちの間に板挟みとなり ツバメオーなりに苦悩した
だが結局 歩み寄る事は無かった…
もしギルにもっと歩み寄っていたら……》


―――

ゴオオオオオオオオオオオ

ツバメオー(…なんでボク 最後の最後にこんなこと考えてんだろう……
後悔してるのかな… ……ハハ…ヤンデルの言うとおりボクはいつも同じ事を繰り返してるや…
…あの人を受け入れていたら…きっといいチームになってて…
きっと…ボクが最初に目指していた『たくさんの魔法使いを助ける』ってのが…叶ってたかも…
………今更こんなこといったって……………)

キンリミテシミテ「死ねカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー(……パパ…ママ…
ボクももうそっちに…)
ギュ……



ダダダダダダダンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ツバメオー殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「あ!!?」

ギル「放浪牙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガギャギャアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「ちぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ザズズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

730名無しさん@避難中:2014/09/30(火) 22:15:32 ID:kNGHNuUo0
うおお

731名無しさん@避難中:2014/09/30(火) 23:34:06 ID:A.1tsv1QO
ドドドドドドドドドドドドドドドド…!!!!!

キンリミテシミテ「………あぁーん!!!!!?」

メロンピルト「! あの方は…」

ギル「ッッッッ…!!!!!!!!!!!」
ギン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…あ………あぁ…!!」
クラッ…

ガッシィ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ふらついて倒れかかったツバメオーを ギルが抱き抱えた》

ギル「大丈夫でありますか!」

ツバメオー「………!」

ギル「助けに来ました もう大丈夫であります」

ツバメオー「……!!!! ボクを…!?」

ギル「えぇ!!」

ツバメオー「なんで……なんでさぁ…?
いっつも酷いことばかり言って……勝手なことしてるのに…なんで…?」

ギル「……そんなの…………当たり前だァッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あなたは大切な仲間だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…!!!!!」

ツバメオー(……平気で……こんな臭いことをいうなんてさ……
やっぱり苦手だヨ………でも………
やっぱり…いい人なんだヨ…この人……)
ぽろ…


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

キンリミテシミテ「なんだこいつ?」


ギル「ツバメオー殿!!!! あなたはこの場を離れて!!!!!
貯水池へ!!!!!!!!!」

ツバメオー「貯水…池…?」

ギル「あの場所に脱出出来る道があります
しかしそこが通れるようになるには ツバメオー殿の力が必要であります!!!!
取り急ぎ この紙に詳しい事が書いてあるのでコレを持って…」

ツバメオー「…!」

ギル「その足…もしかして…歩けませんか…!!!?」

ツバメオー「う…」
ズズ…

バカラッ!!!!!!!!
ペトロ「ヒヒーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(そういうことなら 私に乗ってください)」

ギル「ペトロ殿!!!!! ありがたい!!!!!!!
ツバメオー殿乗ってください!!!!!!!!」
ザフ

ツバメオー「ッ 待って!!!! リーダーさんは…!!!!?」

ギル「あなたが貯水池に着くまで 自分がキンリミテシミテ様を足止めするであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!

732名無しさん@避難中:2014/10/01(水) 01:12:41 ID:sfPz.XIsO
ツバメオー「待って…!!」

ペトロ「ヒヒヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ダダダー!!!!!!!!!!!!!!!!


ゴオオオオオオオオオオオ…

ギル「…」

キンリミテシミテ「かーッ!!! 殺しそこねたー!!!!!!
なにお前 KY!!!!!? 死ねよ!!!!!!!!!! つーか誰?」

ギル「…お久しぶりです キンリミテシミテ様…」

キンリミテシミテ「はん?」

メロンピルト「あなたは ウラ・ギルさんですね…」

キンリミテシミテ「! ウラ・ギル…!!?」

メロンピルト「半年前に魔反会を抜け出した元魔反会の全軍統括班のアラプマ班長直属本隊の兵…
忘れましたか? キンリーさん」

キンリミテシミテ「…!! あいつか!!! 魔反会の裏切り者…
いつぞや本部でも会ったわね」

ギル「はい まさかこんなところでお会いするとは思いませんでした」

キンリミテシミテ「ははん!!!!! それはこっちの台詞……生きてたんだ
…はは! 元魔反会のくせに今はちゃっかりネアメに収まっちゃってねぇ」

ギル「えぇ 自分にとって…今はこのネアメが正義であります」

キンリミテシミテ「…はっ! 散々魔反会に荷担しといてよく言うね」

ギル「…
…しかしキンリミテシミテ様… 一つ気になることが…
あなたは全軍統括班の第2大連隊の隊長だったはず…
しかし今のあなたが身につけている鎧に打たれている印は…『聖魔隊』のものではありませんか…
これは一体どういうことなのでありますか? まさかあなたは魔法使いだったと…」

ピク…
キンリミテシミテ「…ハァ!!? うるっせーわねー!!!!!!!!!!!!!!!!
お前に関係あるか!!!!!!!!!!!!!!!! 魔反会を抜けたお前に魔反会の今の事情が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
偉そうな口を叩くなカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ッ…そうでありますね」
チャキ…

キンリミテシミテ「はあ!!!!? なんだなんだ…やる気!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
勝てると思ってんの!!!? 元が本隊所属とはいえ…ただの雑兵が!!!!! 上司だった私に!!!!!!!!?
バカなのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
わきまえろ雑魚ぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…関係ないであります!!
自分はもう魔反会を抜けた人間なので!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「言うじゃん! 死んどけや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォ!!!!!!!!

733名無しさん@避難中:2014/10/01(水) 01:32:16 ID:sfPz.XIsO
ガガキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「くッ…」

キンリミテシミテ「おらおらおらおらおら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カキカキカキカキカキィィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(はやい…! キンリミテシミテ様の得意技…高速の唐草居合!!!!
キンリミテシミテ様の持つ刀は一本…それに対して鞘は2つ!!!!!!!!
腰の左右に鞘を着け… 片方の鞘から居抜いた刃で切り付けた後 流れるように反対の鞘におさめる…!
一切の無駄を省いた居合の早さはまさに神速!!!!! 自分にはギリギリ捌くので精一杯であります…!)

キンリミテシミテ「椿の居合ィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!!!!」

ドザズギィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぐっ!!!!!!! 高速居合の間に差し込まれる重撃居合…! 防御をしても…!!!!!」
ドゴォオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《ギルは吹っ飛んだ!!!!》

キンリミテシミテ「ザッケェ!!!!!! なに? こんなもんー!!!!!!?」


ガラガラガラガラ…
ブアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ま…だまだッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!

キンリミテシミテ「む!」


ギュオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メロンピルト「あら?」


キンリミテシミテ「狙いはメロンさん!!!? 情けなッッ!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《メロンピルトを守ろうと駆け出すキンリミテシミテ!!!》

ギル「…違う!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダギュン!!!!!!!
《…が! ギルは横飛びで直角に方向を変えた!!!》

キンリミテシミテ「!!?」

ギル「仕込み七星剣『虎犬』……仕込み針弾!!!!!!!!!!!!!!!!」
シピビッ!!!!!!!

キンリミテシミテ「唐草居合!!!!!!!」
カキキィン!!!!!!!

ギル「くっ!!!」

キンリミテシミテ「虚をついたつもり!!!!? 全然反応出来るんですけど!!! ノロマがァ!!!!!!!!」

734名無しさん@避難中:2014/10/01(水) 01:54:48 ID:sfPz.XIsO
ギル「く………」

キンリミテシミテ「雑魚い雑魚い雑魚い!!!!!!!」

メロンピルト「それでも結構追い縋るようですよ
私…邪魔になりそう… 迷惑かけちゃいけないから…我が身は守っておきます…
………皆さん! フォーメーションT!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!

兵達『ブラジャー!!!!!!!!!!』
ドダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガッシ!! ガッシ!! ガッシ!!
ガシガシガシガシガシガシガシガシィ!!!!!
ガッチィィィィィィィィィィィィィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「!!!?」

《ガチムチ兵士達がメロンピルトを取り囲み 組体操で人の壁を作り出した!!!!》

メロンピルト「みなさん ありがとうございます
もしギルさんが非情にも私を攻撃するのでしたら…私を守って下さる皆さんの体を貫くと思いますが…」

兵「メロンピルト様を守れるなら死んでも本望!!!!!!!!」

兵2「はああああん!!!!!!!!!!!!!!!! メロンピルト様をこんな間近で見れて嬉しいよおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もう死んでもいっすわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


キンリミテシミテ「相変わらずやることがセコいねー…メロンさん」

ギル「…!」


メロンピルト「あぁ……皆さんの気持ちが嬉しいです…
どうかこのような素晴らしい方々を斬ってでも私に一矢報いろうとギルさんが思わなければいいのですが…
でも…ギルさんならそれも厭わないかもしれません…
何故ならあなたは魔反会を裏切っても何も思わないような方ですから…」

ギル「…!」

メロンピルト「あなたの無秩序で無責任な行為でどれだけの人が迷惑したと思いますか…?
あなたの情報でネアメの方々は魔反会のあらゆる施設の情報を得 奇襲を有利に運んだでしょう
その結果 どれほどの魔反会の方々が命を失ったと思いますか…
その中にはあなたのお仲間もいたと思うのですが……
まさかそんなこと考えてなかった…なんてことはないですよね?」

ギル(…!
耳を貸してはダメであります…!
メロンピルト様の狙いは自分の心を揺さぶること…! 絶対に反応しては…!)

メロンピルト「そして…アラプマ班長さんがどれほど辛苦なされたか…
裏切り者を輩出した責任はもちろん 忠臣であったあなたに裏切られた心の傷…
恐らく今もあの方の心に深く影を落としてるはずです…」


ギル「ッッッ…ぐ…!」
ギリッ…

ヒュッ
キンリミテシミテ「反応あり 分かりやすいね」

ギル「ッ!!!!!!!!」

キンリミテシミテ「椿の居合い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズバン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

735名無しさん@避難中:2014/10/02(木) 02:04:21 ID:VrrvVQTsO
―――

バカラッ バカラッ バカラッ

ツバメオー「変態畜生ー!!!!! おろして! おろしてヨ!!!!!!!!」

ペトロ「オヒッヒーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(申し訳ありませんが おろせません
あの方が申してらしたように あなたには役目があるのです
大局を見据えてあの方があなたを逃がした事を忘れてはなりません)」

ツバメオー「…ッ」

ペトロ「ママママママwwwwwwwwww
(スピードをあげます!!!!!!!)」
ドウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ひゃッ……!」


ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…あ!!!!!!」


ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ベナガンチャラ「なんじゃき ありゃ」


ツバメオー「あ…あいつらあの時のヤバそうな傭兵だヨ!!!!!!!!」

ペトロ「グッヒーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(突っ切ります!!!!!!!!!!!!!!!!)」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギューン!!!!!!!!


ベナガンチャラ「おう はやいぜよ」


バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ
ツバメオー「…スルーした…?」


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ…

ペポコンロッコ「あんちゃん 行かせていいっち?」

ベナガンチャラ「良いぜよ別に ガキじゃき」

ペポコンロッコ「もう…全然仕事してないっち
さっきも…“わざと”手を抜いたっちね
なんでそんなことするっち!」

ベナガンチャラ「理由なんてねーやい!!!
しかしどうやら さっきの野郎は無事にあのガキを助けたようじゃきに」

ペポコンロッコ「そうっち! なかなかやるっち!」

ベナガンチャラ「…おもしれ〜〜〜きにぃ…!
“本気”でやりてぇぜよ…」
ゾク…

オオオオオオオオオオオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

736名無しさん@避難中:2014/10/03(金) 00:51:19 ID:TVx2ljOYO
ヤンデル「…」
オオオオオオオオオオ…

《壁にもたれかかって座り込んでいるヤンデル…》


バカラッ バカラッ バカラッ

ツバメオー「!! ヤンデルぅ!!!!!!!」

バッ!!!!
ヤンデル「…ツバメか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「ヤンデル〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「出会い頭ジェットエルボー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
メギヤス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「はんッッくらァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドザー!!!!!!!!

ツバメオー「油断すんな」

ヤンデル「おごご…! お…お前…! 無事だったのか…!」

ツバメオー「無事っていうほど無事じゃないヨ
…それよりお前…」


ゴオオオオオオオオオオオ………
ばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!

ツバメオー「傭兵こんなに倒したの…?」

ヤンデル「まぁな………」

ツバメオー「やるじゃん」

ヤンデル「…それより…ギルは?」

ツバメオー「…門の前で 戦ってるヨ
ボクを逃がして……それで…………ボクの代わりに……ボクのために…」

ヤンデル「……そうか…」

ツバメオー「………」

ヤンデル「大丈夫だ…ギルは絶対に戻って来る…!!
信じろ…! 俺達のリーダーだぞ…!!
あいつは負けやしない!!!!! きっと!!!!!!!!」
どん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ヤンデル……」


ツバメオー「今日饒舌すぎてキメーヨ」

ヤンデル「こいつ…」
ズーン…

ツバメオー「でも なんでまだここに居るんだヨ?」

ヤンデル「…あぁ…それは ビラコさんが…」

ザッ
ビラコ「終わりました…ですよぉ!!!!!!!!!!」

ヤンデル「ビラコさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「子供全員分の薬を作り 投与したです
もう大丈夫 苦しい思いをする子はいないですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「良かった…」

ツバメオー「お姉さん大活躍だヨ 見直したよマジ」

ビラコ「はい〜〜
それもこれも〜〜〜〜…天狗しゃまのおかげでしゅうううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ありがとがっぽぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ジュッポジュッポジュッポジュッポォォ〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
チュパパパパパパパパパパパパパパパパパパパ

ツバメオー「やっぱ前言撤回」

737名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 00:35:22 ID:OqlvYM2UO
ビラコ「!
ツバメちゃん………足と腕が今にも取れそうですよ!!!!!!!?
な…治してあげるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「今はいいヨ
それより貯水池に行くヨ!!!!!! ボクの力が必要なんだ…
だから早く!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「…分かりましたですよ…
だったら行きながら治すですよ!!!!」

ツバメオー「じゃあそれでいいから…行くヨ!!」

ヤンデル「あぁ…!」
ザ…

村人「待ってくれ!!!!!!!!!!」
ザッ

ビラコ「どうしましたか? 薬はちゃんと全員分用意したですよ」

村人「あぁ…本当に助かった!!!!!!
だから…お礼が言いたくて…」

ビラコ「当然のことをしただけですよ」

村人「…本当にありがとう…そしてすまなかった
……何も恩返し出来ない俺達を許してくれ…」

ビラコ「いいですよ
ただ…お願いしてほしいです
この村を出た魔法使いさん達がまたここに戻って来たら… 前のように仲良く暮らして欲しいです
きっと… きっと帰ってくるですから」

村人2「当然だ…!!!!
待ってる!!!!! …みんなで待ってる!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ニコッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「ありがとうございますですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゃあこれはその契りとして天狗のお面ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
10個セットを50組置いておくですからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン…!!
ずら〜〜〜〜〜〜ん…

村人「あ…あぁ…」

村人2「や…やったー…」

ビラコ「大事にしてくださいですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
それじゃあこれで行くです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「変態畜生 行くんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ペトロ「ヒヒwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ギュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



しぃーーん…

村人「…どうするこれ…」

村人2「魔よけとして壁に張っとくか…」
ズーン…

738名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 00:52:22 ID:OqlvYM2UO
―――

ズバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

ギル「うぐぁアアアアアアアアアアアッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どずぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「ちっ! 瞬時に剣を盾にしたな うざざ!!!!!!!!!!!!!!!!
でも完全には防御出来てないね〜 その証拠に…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………… ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「が……が…あぁ…!!!!!」
ぷら…ぷら…

《ギルの左腕が力無く垂れる》

キンリミテシミテ「腕の神経が切れたかな ザマァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あ………あ…!!!」
チャキ…

キンリミテシミテ「まだやる気なのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
諦めろよ!!!!!!!! 諦めて首差し出せや!!!!!!!!!!!!!!!!
てめー分を弁えろ!!!!!!!!!!!!!!!! 元々は私になんて到底及ばない取るに足らない三下の雑魚が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
根性論で倒せるほど私は優しい敵じゃあない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「く…」
ヂャキ…

ギギィン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「片手でどれだけ裁けるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? んんーーーーーー!!!!!!!!!!?
居合突き『枳殻居合』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カカカカカンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヅドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ヴどぅおッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《両肩・へそ・両ふとももに鋭い突きを受けるギル》

キンリミテシミテ「おっと 鋭すぎて殺しきれなかった…
でも耐え難い苦痛でしょ そのまま死ねカス」

ギル「…………!!!!!」
ギリッ… ギリッ

ギル「うぅあああああああああああァァッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガッシ!!!!!!!
《ギルはキンリミテシミテの体を掴んだ!!!!》

キンリミテシミテ「何掴んでんだゴラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう足掻いたって…お前は私には勝てないよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

739名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 01:04:24 ID:OqlvYM2UO
ググググ…

キンリミテシミテ「離せよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「は…離し…ません…!!!!!!!!!」

キンリミテシミテ「キモいキモいウザいキモい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
根性ってんじゃねぇぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そんな傷で!! お前みたいな雑魚が!!
私に勝てると思ってんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドスススススススススススス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《掴んだギルの手をめった刺しにするキンリミテシミテ!》

ギル「ッッ…! もちろん…勝てるなど…思ってません…!!!
だが…せめて………」
チャ…チャキ…

ギル「あなたを足止めする…!!!!!!!!!!」
ギギギ…

キンリミテシミテ「…!?」

ギル「この距離なら…外さない…! だから近づいた…!!!
仕込み七星剣………拘束ワイヤー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「ん!!!?」
しゅるんしゅるんしゅるんしゅるん…

ギル「ロック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガギュウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ふにゃああぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《剣の柄から伸びた剛糸はキンリミテシミテの体の回りを旋回し それから一気に体に絡まり縛り上げた!!!!!!
キンリミテシミテは ジョ○ョっぽいポーズになり身動きが取れなくなった!!!!!》
バァーーーーz____ンッッ!!!!!!!!

キンリミテシミテ「や…やりやがったなこのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お…お前ッ…これが狙いで…ダメージ覚悟で私に近付いたのーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジタバタジタバタ…

ギル「自分の目的は…勝つことでは…なく…足止め…でありますから…
当然…勝ちたかったで…ありますが…!」
バン…!!!!!

740名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 01:16:07 ID:OqlvYM2UO
キンリミテシミテ「むかつく〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こんな雑魚に足を掬われるなんて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとメロンさん 助けてよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

メロンピルト「…まぁ…! なんてこと…!
…誰か キンリーさんのワイヤーを…」

ギル「さ…させま…せん…!」
ザッ!!

メロンピルト「!! …皆さん! ギルさんが私達の方に…!
あぁ…! こわい…! 皆さんお願いです 私を守ってください!!!!!!!!!」

兵達『守るっス!!!!!!!! 命に替えても守るっス!!!!!!!!!!!!!!!!』
どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「仕込み七星剣…拘束ワイヤー応用!! 大縄跳びッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅしゅん!!!!!!!!


兵1「ワイヤーが来たぞ!!!!!!」

兵2「メロンさんを守れ!!!!!!!」

兵3「とりあえず どう防ぐ!!!!!?」

兵4「うーん…うーん……そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!
飛び越そう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵達『それだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
テ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メロン「いやっ ちょっ 待っ 組体操中…」


グオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!


兵「来るぞ!!!! せーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

兵達『ジャ〜〜〜〜〜〜〜〜ンプ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぴょーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

グラッ…

兵達『うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドガラドガラドガラドガラドガラァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《兵達が組体操で作り出した壁が崩れた!!!!!!!!》

ガラガラガラガラ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
メロンピルト「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンプ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《男達に押し潰されるメロンピルト》


キンリミテシミテ「お前らバカーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞ〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

741名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 01:45:45 ID:OqlvYM2UO
ギル「ハァ…ハァ……よし…今のうちに…」
ザ…

キンリミテシミテ「おい待てお前…!!!! こう縛り上げておいて殺さずに行くなんてとことんナメ腐ってるわね…!!!!!!
こんなワイヤー…すぐに抜け出るけど…!? 私は…!!!!!
そうしたら追いかけて…全員殺す…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「………そうなる前に…逃げます…!」
ダ…

キンリミテシミテ「待てコラァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
逃げる前も 私が殺す前も お前は死ぬよ!!!!!!!! その傷なら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
死んだお前に剣を突き立ててあげるから楽しみにしてろボゲェ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…」
ザ… ザ…


―――…

フラァ… ザ… ザ…
ギル「…!! くっ…視界…が…!!!!!!!!」

ギル(体が寒い…頭が…ぼやけて…
死ぬのならせめて…皆さんの脱出を…見届けて―――…)
フラッ……… ドサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…………―――」




オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォ…


ザリッ…
??「…」


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン…


――――

貯水池


バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ
ペトロ「マッヒッホwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(着きました)」

ビラコ「私もとりあえずツバメオーちゃんの応急処置が終わったですよ
でも 完全にくっついてないですから 無理に動かしたらダメですよ」

ツバメオー「分かったヨ」

ヤンデル「………あ…エンカさんだ…」

ざわざわざわ…

エンカ「…! 来たか! 無事で良かったでござる
魔法使いの方々はとりあえず全員ここに着いたでござる
…しかし…」


ゴオオオオオオオオオオオ…

ズォオオオオオオオオオオオオ………
《未だにたくさんの水を蓄えた貯水池…
脱出口はまだ見えない》


ヤンデル「まだ水がこんなに…!」

魔法使い「き…君達の言う脱出の道は分かった………しかし このままでは通れないぞ…?」

ツバメオー「大丈夫 ボクが居る」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

742名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 02:26:04 ID:OqlvYM2UO
ツバメオー「リーダーさんがボクに託してくれたメモにボクのやることが書いてあるんだヨ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクが……この水をッ
マイギコー ギルゴル メコラ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パファアアアア…


パキキキキ… パキィィィィィィ……………!!!!!!!!!!!!!!
コキ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ビラコ「わぁぁー!!!!!!!! 貯水池の水が全部凍ったですよ!!!!!!!!!!!!!?」

魔法使い「いやでもこれじゃ通れないんじゃ…!!!!?」

ツバメオー「大丈夫だヨ!!!!! …おっさん!!!!!」

エンカ「…! …なるほど 理解した!!!!!!!!!!!!
…カートリッジ!!!!!!!! 『砕氷モード』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキン!!!!!!!!!!!!!!!! ギギギギ…
ガキィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「つまり…こういうことで…ござろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

バッギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《砕氷モードの盾の一撃で氷が砕け……脱出口までの道が出来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

魔法使い達『う…うおおおおおおお…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ヤンデル「…そうか…!!!! “水”を“氷”にすれば…物理的に排除出来る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ギル君すごいですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

魔法使い「やった……これで……」

エンカ「全員拙者について来るでござる!!!!!!!! 拙者が道を開いていく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い2「や…やった…やっと助かるんだ…!!!!」

魔法使い3「あぁ…俺達も村も…解放される!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

743名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 22:53:34 ID:OqlvYM2UO
エンカ「むぅええええええええい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリャリャアアァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「全員ついて来るでござる!!!!!!
道は狭い 落ち着いて一列に!!!!!! あわてて将棋倒しなどになったら元も子もない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そして…ツバ嬢!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「なに?」

エンカ「ツバ嬢は拙者と共に先導するでござる!!!!!!!!
この脱出口はかなり距離がある 先程の魔法でも全てを凍らせたとは限らぬからな!!!!!!
というわけだからツバ嬢は拙者と共に先頭を行きまだ凍ってない場合は魔法を使ってもらわなければならない!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「なるほどね…」

ヤンデル「行けるか…ツバメ?」

ツバメオー「………でも…」

ヤンデル「………ギルが心配か?」

ツバメオー「…ちッ……ちがうヨッ!!!!!!!」

ヤンデル「…ギルは俺がここで待つ!! 安心して行け…」

ビラコ「怪我してても大丈夫なように私も待つですから大丈夫ですよぉ!!!!!!!」

ツバメオー「………………じゃあ…行くヨ」

ヤンデル「何か伝えたい事はないか?」

ツバメオー「え? …………………べ…別にないヨ…!」

ヤンデル「…そうか …だったらお礼は…お前が直接言うんだな」

ツバメオー「……………ぷ…ぷぅ…!!!!!!!!!!!!!!!
さ…先に行ってるからなッ!!!!!!!! 死ぬなヨバカッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わーわー

バタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタバタ………


ヤンデル「………だそうだ…ギル…!!!
生きて…ここまで来てくれ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ギル君に天狗様の加護を…」


オオオオオオオオオオォォォォォォォォォ……

744名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 23:48:34 ID:OqlvYM2UO
ゴオオオオオオオオオ………

ビラコ「…ハイ…と ヤンデル君も擦り傷いっぱいだから応急処置したですよ」

ヤンデル「…ありがとうございます…」

ビラコ「……ありがとうですよ ヤンデル君」

ヤンデル「?」

ビラコ「私が薬作ってる時に守ってくれた事ですよぉ
あんなにたくさんの魔反会の人をどんどん返り討ちにして…すごかったですよ
かっこよかったです」

ヤンデル「…え……あ…え…!!!」
あせあせ

ビラコ「ありがとうですよ ヤンデル君!!!!!」
ニコヤカ天狗〜〜

ヤンデル「いやっ そんなっ べつにぃっ…!!!!!」
キョド…キョド…キョド…
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《目が泳ぎすぎてスライド回転するヤンデル》

ビラコ「わぁ!!! スロットみたいですよ!!!!!!!!
鼻を押したら止まるですか!!!!!!!!?」
ばば〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「わ…分からない…」
ギュルルルルルルルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ビラコ「………それにしても ギル君遅いですよ
…………はやく来てくれるといいですよ ………ね?」

ギュギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ…
ヤンデル「そ…そうだね…
そ…それよりビラコさん ものは試しで鼻を押してもらえますか…?」

ビラコ「あ はい
そりゃあ!!!!!」
ポチッ ポチッ

ピタッ!! ピタッ!!
ヤンデル「ふ…ふがぁ!!!!!!」

ビラコ「止まった!!!!! でも白目ですよ〜〜〜〜!!!!!!!
次はちゃんと前で目を止めるです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ

ギュルルルルルルルルルルルルルル
ヤンデル「ふがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ていてい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチ!!!!!!!! ポチ!!!!!!!!

ピタタァーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「お…おしぃ!!!!!!!!!!!!!!!! 黒目が離れすぎている」

ビラコ「もう一回!!!!!!!! もう一回!!!!!!!!」
ポチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

グルゥゥゥゥゥーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「目押し!!!!!!!!!!!!!!!! 目押し!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

ビラコ「め…目押し…!? こうですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズビッシィィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 直接ちがう〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブッシャ〜〜〜〜!!!!!!!!!!

745名無しさん@避難中:2014/10/04(土) 23:54:38 ID:9GBW7Wpk0
何してんだwww

746名無しさん@避難中:2014/10/05(日) 00:56:17 ID:sglyitRwO
貯水池水路内

エンカ「ん〜〜〜〜〜〜〜〜…マッソォーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バリリィィーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「ウィ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッハァァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「うるせーヨ!!!!!!!!!!!!!!!! さっきから砕く度に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「少々疲れてきたからこうして叫ばなければやる気がなくなるでござる」

ツバメオー「叫ぶ方が体力使うだろ!!!!!!
うるせーんだヨ!!!!!!!! 響いて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
サラウンドハンパねーヨコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いい加減にしろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドーン!!!!!!!!

魔法使い(あんたのツッコミもうるせーよ…)
ズーン…


―――

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…

ヤンデル「………」

ビラコ「………」


しぃーん………


ヤンデル「…」

ビラコ「…来ないですね…」

ヤンデル「……」

ビラコ「………ギル君…大丈夫かな…
………もしかしたら…」

ヤンデル「大丈夫……あいつは来る…」

ビラコ「ヤンデル君…」

ヤンデル「ギルは責任感が強い男だ…
皆の脱出を確認するまで絶対死ねない…って思ってるはずだ…
だからきっとここに来る…
そして俺達はここで待ち… ギルを迎えてやるんだ…!!!!!
俺達は…仲間だからな…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ…

ビラコ「ヤンデル君…
(ちょっと寄り目になっちゃったけど行ってることはカッコイイですよ)」


――― 正門前

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙


ギ… ギ… ギ… ギチンッ…!!!!!!
ブチッ…ブチッ…ブチッ……!!!!!!!!
バラララ…

キンリミテシミテ「…くそっ…! やっとワイヤーを切れたわ…!!!!
雑魚の仕掛けに手間取っちゃったよボケェ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビキビキ…


ウー ウー


キンリミテシミテ「!? 崩れた兵達の下から……………もしかしてメロンさん?」

ズリズリズリズリ
メロンピルト「あいたたたた………気絶してました
…ギルさんは逃げちゃいましたか?」

キンリミテシミテ「っぽいよ
まぁでも…今すぐ追い掛けて殺すけどねぇ…!!!!!!
魔法使いも全員追い詰めて…絶望の淵においやってやるわ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ…

メロンピルト「さすがキンリーさん…頼もしい
…でも…魔法使いの方以外は傷つけちゃ…ダメですよ」

キンリミテシミテ「…へーへー わかってますよ」

ゴオオオオオオオオオオオ

747名無しさん@避難中:2014/10/06(月) 23:31:38 ID:2uTCLGdkO
オオオオオオオオオオォォォ……

ヤンデル「………!!!!」
むずむず…むずむず…

ビラコ「…来ないです…」

ヤンデル「……あー…ダメだ…!! やっぱりちょっと行って迎えに……」


ドサリ…


ビラコ「あ…!!!!?」

ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!?」


どん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「……う…」
《倒れているギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ヤンデル「ギル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガシ!!!!!!!
ヤンデル「ギル!!!!!!!! ギル!!!!!!!! あぁ…良かった…!!!!!!!!!!
待っていたんだぞ…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ひ…ひどい怪我ですよ…! 左腕なんて皮が繋がってるだけみたい…!
治すですよッ!!!!!!!!」

ヤンデル「ほ…本当だ…………
ツバメなんて目じゃないくらいの怪我じゃないか…!!!!!
よく…ここまで来れたな…!」

ギル「あ…う…? ヤ…ヤンデル殿……ビラコ殿…?
な…何故お2人が…? ま…まさか自分を助けに………?」

ヤンデル「なにを言ってるんだ…俺達はこの貯水池でお前を待っていたんだ…
お前はここまで自力で来たんだろ…?」

ギル「え…? …………?!」

ヤンデル「大丈夫か…?」

ビラコ「頭が混乱してるかもですよ
疲労もあるし この怪我で血を流しすぎたのかも」

ヤンデル「そ…そうか…
ギル…とりあえず今は休め…」

ギル「…………………?」


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ………

748名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 00:05:55 ID:ltVWceqgO
―――

ビラコ「…ふぅ〜〜…!
怪我の度合いが酷くて治癒札一枚や二枚じゃ治らないですよ…!!!」

ギル「か…完治までしなくてもいいでありますよ …歩ければ…
それより皆さんは…」

ヤンデル「安心しろ みんなお前が見つけてくれた道を行ってる」
クイ

ゴゴォォォォン…
《凍った貯水池を示すヤンデル…》

ギル「良かった………………」
ホ…


ゾゥ…………!!!!!


ギル「…!!!!!!!!!!
…ビラコ殿…! 治療はもう良いであります…とりあえず!! 我々も脱出を…!!!!!!!!!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

ヤンデル「!? ギル…どうした…!!!!!!? そんな…あわてて…!」

ギル「…早くしないと…! 来…!!!!!!!!」

ゾゾォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「な…んだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「…!!!!? あう…!!?」


ザリッ… ザリッ…
キンリミテシミテ「…見ぃつけ…た!!
約束通り追い掛けてきたわよゴラァ…」
ドンッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「キ……ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギリリッ…!

キンリミテシミテ「にしてもビビったわね 自力でここまで逃げる気力あったんだ?
チョーしぶといな ゴキブリかってのクソ汚物」

メロンピルト「ギルさん…皆さんはどこに…?
…? 貯水池が凍っているようですね…?」

キンリミテシミテ「…はん…? …ほんとだ…なに? どういう状況?」

メロンピルト「…なるほど…
…その貯水池…外と繋がっているようですね…
皆さんそこから………あぁ… なんてことをなされるのでしょう」

キンリミテシミテ「はあ!!!? マジ!!!!!!!!!!!!!!!!?
…きゃははは!!!!!!!! 魔法使いってドブ鼠みたいだね」

メロンピルト「笑い事じゃありません…追い掛けないと…
…どこに繋がってるか分かり兼ねますから 我々もその貯水池を通らないと…」

キンリミテシミテ「はぇー…私らもドブ鼠になれっての?
…ま…虎穴に入らずんば虎児を得ず…… ノルマ達成のためなら仕方ないか
…じゃあ通せオラ」

ギル「…通すわけには………ぐ…!」
ピキ…!

ビラコ「ギル君!!!!!!! その傷で無理はまだダメですよ…!!!!!!!!」

ヤンデル「……俺が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

749名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 00:21:41 ID:ltVWceqgO
ヤンデル「…決戦用グローブ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ダダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ヤ…ヤンデル殿!!!!!!!!!!!!!!!! ダ…ダメであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ヤンデル「ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ヒュヒュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

サッ
キンリミテシミテ「ふん」

ヤンデル「りゃあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボボボボボボボボボボボボボボボボボボッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

スィ〜
キンリミテシミテ「筋はいいけど」

キンリミテシミテ「私は前にお前みたいな近接戦闘のガキに煮え湯飲まされてるのよ…
そういうヤツへの対策は…出来てんのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガガッ スィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガク!!!!!!!!!!!!!!!!

《渾身のパンチをキンリミテシミテの肘の凪ぎでいなされバランスを崩すヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

キンリミテシミテ「弾頭居合『終椿の居合』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギャオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヒュッ………


ピタッ!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ん?」

バツゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キンリミテシミテ「ぐぅ?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

《剣を振るキンリミテシミテの腕に治癒札が止まり 弾けた!!!!!!!!!
健康な者に治癒札を張ると 細胞が増殖しすぎて逆に体を傷つけるのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ガタガタ
ビラコ「ヤ…ヤンデル君逃げてー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ヤンデル殿…下がって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴソ……ポイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「!!」
ササァーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


カコン…… ボフン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


メロンピルト「…煙幕爆弾…!」

750名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 00:43:06 ID:ltVWceqgO
もわもわもわもわもわもわ

ギル「…!! 今のうちに…!!!! 貯水池へ駆けるでありますッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「はいですよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「……!(…手も足も出なかった…!!)」
ダダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


もわもわもわ…
キンリミテシミテ「っぷぇー!!!!!!!! こしゃくぅー!!!!!!!!!!!!!!!!」

メロンピルト「ゲホホ……逃げられてしまいます!!!!!!!!」

キンリミテシミテ「逃がすかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


??「ま…待て!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ザ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「!?」


ダダダダダ…ピタ…
ギル「…あなたは…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


バババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アシコリーダ「ここは通さん…!!!!」

キンリミテシミテ「はあ?」


ギル「ア…アシコリーダ殿ォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


キンリミテシミテ「どいてよ たった一人で私の前に立ち塞がったところで…」


??『一人じゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ばばん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「!!!?」


ズラズラズラズラズラ…… ドドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人達『俺達もいるぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

《村人達が 一列に並びキンリミテシミテの前に立ち塞がる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「……あ〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!?」
ビキィ…

751名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 01:00:03 ID:ltVWceqgO
キンリミテシミテ「なによなになに……モブが私の前に並んで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズオオオオオ!!!!!!!!


ギル「み…皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これはッ…」


アシコリーダ「…行け!!!!!!!!!!!!!!!! …これが俺なりのけじめだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いの……村の仲間達を頼むッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドォン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「…アシコリーダ殿…!」


メロンピルト「…アシコリーダさん…私…失望しました…
あなた様とは心が通じ合ったと思ったんですが…
…考えを改めて通してもらえませんか… あなたのやっていることは…」

アシコリーダ「間違ってる…と?」

メロンピルト「…」

アシコリーダ「……俺は…子供達にとって誰よりも正しい父親でありたかった
子供達が誇れる父親になりたかった
…一度は踏み外したがッ 今は……!!!!!!!!!!!!!!!
今の俺の行動に間違いはないと…胸を張って子供達に言える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…お引き取り願おう 魔反会!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ここにもう“魔法使い”はいないだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メロンピルト「ッ!!
…………」
オ゙オ゙オ゙オ゙オン…!!!!!

キンリミテシミテ「黙れカス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
通さねぇと切るぞオラア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「ッ!!!!」

752名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 01:18:58 ID:ltVWceqgO
キンリミテシミテ「通さないなら一人ずつ斬ってくぞぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「ッ…アシコリーダ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


メロンピルト「…キンリーさん ダメですよ」

キンリミテシミテ「はぁ!?」

メロンピルト「……普通の人々を傷つけることは許されません」

キンリミテシミテ「ンなこといってもこの人ゴミ退かさないと逃げられちゃうよ!!!!!!!!!!」

メロンピルト「斬るなんてのはダメです
押し退けるまでに留めてください
関係のない人々にまで手荒なのは私の流儀に反します」

キンリミテシミテ「そんなこと言ってる場合!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

アシコリーダ「い…行け!!!!!!!! 今だァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「ッ…ギル!!!!!!!!」

ギル「…!! …はい…! …ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
またいつか……このお礼はまたいつか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガシャガシャガシャガシャ…


キンリミテシミテ「…あ〜〜〜〜〜〜!!!!!!! もう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こいつらァ!!!!!!!!!!!! 邪ン魔ぁッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイグイ

村人1「通すかコノヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!」

村人2「タイツ越しで太もも触るぞバカヤロー!!!!!!!!!!!!!!!!」

キンリミテシミテ「…チ!!!!!!!! …おい兵隊ども!!!!!!!!!!!!!!!!
ボサっとしてないでこいつら退かすの手伝ってよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カ〜!!!!!!!!!!!!!!!!

メロンピルト「…みなさん キンリーさんにご協力を」

兵『ブラジャー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

メロンピルト「…」
ギリリ…


―――

貯水道…

ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…このまま真っすぐ!!!! この道を行きましょう!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…あぁ…!」

ビラコ「はぁはぁ… でも…よかったですね!!!!!!!!! 皆さんが助けてくれて!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…きっとビラコ殿のおかげもあるでありますよ
献身的に子供達を助けたビラコ殿の姿…村人の方々を突き動かした要因の一つであるのは間違いないであります」

ビラコ「私は当たり前のことをしただけですよ」

ギル「……いえ…ホントに…何度もいいますが…
ビラコ殿が居て本当に良かった… ありがとうございます…」

ビラコ「こちらこそですよぉ!!!!!!!
戦いも出来ない私を連れてってくれてありがとうですよぉ!!!!!!!
……うふふ …やっぱり私 ギルさんも…みんなも…! このチーム…大好きですよ…!!!!!!!!!」
ニコ…

ギル「…………
………………………自分もです」


ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ…

753名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 01:23:54 ID:ltVWceqgO
○ ギル君

754名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 23:06:11 ID:ltVWceqgO
ヤンデル「…しかし…大丈夫か…」

ギル「なにがでありますか?」

ヤンデル「…俺達のために魔反会を足止めしてる村の人達だ…
あの女は相当ヤバいやつだ… あいつに殺されなきゃいいが…」

ギル「…それは大丈夫であります
メロンピルト様がしっかりと手綱を引いているようであります
あの方のやり方は恐ろしいものですが その分 自分の決めた信条は守る方です
あの方の信条とは実力行使の最低限化…
手段として使うことはあっても それで物事を何でも終わらせようとする方ではありません
先ほどもキンリミテシミテ様を制してましたし」

ビラコ「…ギル君…ていうか…
もうネアメの人なのにまだ魔反会の人を様付けしてるですねぇー!!!
社蓄みたいですぅー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ニパァー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「は…はう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 社蓄!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ズギュ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…確かにそれは気になってた…」

ギル「うぅ……なかなか直せないもので… キンリミテシミテ様なんかは元は上司でありますから…
し…しかしこれはいけませんね…頑張って直します」
ず〜〜ん

ギル(…しかし…元上司だからこそ気になるのはキンリミテシミテ様の今の立ち位置…
前のあの方ならなりふり構わず斬っていたかもしれないのに…
…それに何故 聖魔隊に? 魔法が使えないところを見るに キンリミテシミテ様は混血でしょうが……)
ぜぇぜぇ

ビラコ「ギル君 なんだか走るのつらそうですよ?
一旦歩きます?」

ギル「い…いや…大丈夫であります…!
それよりも先を急がねば…! いくら足止めに手荒な真似はしないとはいえ
数を使えばあの人の壁を越えるのは造作もないはずであります…!
すぐに後を追い掛けてきますよ…!」

ヤンデル「…それって マズいんじゃ?」

ギル「…大丈夫…! 打つ手は考えてあります…!!
だからこそ 全力で走るであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ…


―――

わらわらわらわら

村人達『ぐぐぐぐ…!!!!!!!』

ググググググググ…ッ!!!!!!!
兵達『オーエス!!!!!!!! オーエス!!!!!!!! オーエス!!!!!!!!』

キンリミテシミテ「突破ァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぐあっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

どんがらがっしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
村人達「ぐわた〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

キンリミテシミテ「よーし!!!!!!!! 追い掛けるよ!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に逃がさない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

755名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 23:35:04 ID:ltVWceqgO
――― 山

ヒュオーーーーーーーーー…

ガシャアァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガラガラガラガラ…
キラァ〜〜〜〜〜〜〜…

エンカ「……! …開通…! 出口でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

魔法使い達『う…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
わ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「で…出た…ホントに出た…」

魔法使い1「う…裏山にこんなのがあったなんて…」

魔法使い2「助かった…この貯水池のおかげで…」

魔法使い3「む…昔からあったあの貯水池が俺達の命を助けてくれるなんて…!
昔の人すげーわ…!!! マジ感謝…
感謝しかない… 感謝しかない…!!!!!!」

魔法使い4「感謝祭だ!!!!!!!!!!!!!!!! 感謝祭をやるっきゃNIGHT!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

エンカ「そんなことしてる場合ではござらぬ!!!!!!!!
この山を越えねば脱出したことにはならぬでござる」

ツバメオー「その前に…皆は…」

エンカ「…うむ…もうしばらく待ってみよう」



―――

ザザザザザザザザザザザザザザザ…

ギル「はぁ…はぁ…………ん!!!?」
バッ!!!!!!!!



ドタドタドタドタドタドタ
ワ〜〜〜〜〜〜〜〜 ワ〜〜〜〜〜〜〜〜
マテゴラァァァ〜〜〜〜


ヤンデル「…来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…全速力でッ…駆けますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


――

ドドドドドドドドドドドドドドド
キンリミテシミテ「待てゴルルァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

キンリミテシミテ「絶対に逃がさねーよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いもあいつらも全員捕まえて…芋づる式でネアメのアジトも暴く!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
功績を上げるの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それで………それで……… 認められて…
再び“あいつ”のところに…私は戻る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に…絶対に逃がさない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

756名無しさん@避難中:2014/10/07(火) 23:55:00 ID:ltVWceqgO
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ヤンデル「……遠くに…微かに光!!!!!! 出口は近いぞ ギ―――…!!!!!!!!!!」

よろっ… よろっ…
ギル「くッ……うぅぅッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシッ…

ビラコ「ギル君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 治療しきれてないところから出血が…!」

ギル「大丈夫…!! 大丈夫であります…!!!!!」
ググググ…!


ビカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


兵隊「発見!!!!!!!! 前方! 距離500!!!!!!!!!!!!!!!!」

キンリミテシミテ「あははははァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 待てよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドアァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



ヤンデル「…はやい…!」

ギル「み…皆さん……自分のことは置いて…先へ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「何を…!!!!!!!!!!」

ギル「自分のペースに合わせる必要はありません…! お2人は先に…!!!!
そして……」

ガシッ ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデルとビラコがギルの手を掴む》

ヤンデル「リーダーが…何を弱音吐いている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「今のは聞かなかった事にするですよ…!!!!!!!!」

ギル「お…お二人とも…!!!!!!」

ヤンデル「全員で帰らなきゃ
お前を連れて帰らなきゃ ツバメがお礼も言えないただの性悪になっちゃうだろ…
……絶対に皆で帰る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「とりあえずこの治癒札を傷口にあてがってて下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…ヤンデル殿…! ビラコ殿…!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドド………


キンリミテシミテ「もうそろそろ射程内だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



ヤンデル「…出口は…後少し…後少しなんだッッ」

ギル(…まだ早いッ まだ出口は遠い…!!! ギリギリか…!?
…しかし今やらねば…!!!)
ギリッッッッ

ギル「………お2人とも これから…先ほど申した“打つ手”………最終手段を発動します
…このまま自分に合わせていたら…“それ”に巻き込まれるかもしれませんが…」

ヤンデル「問題ない 最後まで付き合う」

ビラコ「天狗様の加護があるから大丈Vですよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「……分かりましたっ …ありがとうございますッッ
…ではッッ」
オオオオオオオオオオ…

757名無しさん@避難中:2014/10/08(水) 00:17:56 ID:0j.ZsY/gO
ギル「…エンカ殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビリビリビリビリビリビリ

ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!
反響を利用してッ…声を外までッ…!!!!!!!!」


――― 外

魔法使い達『ワッショイ!!!!!!!! ワッショイ!!!!!!!! ワッショイ!!!!!!!! ワッショイ!!!!!!!!』

エンカ「ワーッショイ!!!!!!!! ワーッショイ!!!!!!!! ワーッショイ!!!!!!!! ワーッショイ!!!!!!!!」
ば〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「一緒にハシャいでる場合じゃねーヨおっさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
穴の奥から…リーダーさんが呼んでるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「なに!!?」
バッ!!!!!!!!


ギルの声『エンカ殿!!!!!!!! お願いがあるであります!!!!!!!!
エンカ殿の盾のカートリッジに『急速超高温弾』があったはずであります!!!!!!!!
それを使い 氷を溶かして欲しいのです!!!!!!!!!!!!!!!!
既に敵がそこまで来ている 事態は急を要します!!!!!!!!!!!!!!!!
すぐ 頼みます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…


ツバメオー「えっ…そんなことしたら…」

エンカ「理解した すぐに実行する」
ジャキ!!!!

ツバメオー「な…なに言ってんだヨ!!!!!!!
そんなことしたら 氷溶けて水るヨ…
ここの湖にはまだ氷がたくさんある… 溶かしたら水が一気に流れ込んじゃうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「恐らく狙いはそれでござる
この道を通る敵を流し戻してしまおうと」

ツバメオー「まだヤンデルやお姉さんやリーダーさんもいるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

エンカ「しかしやるしかない」
ジャキ…

ツバメオー「でも…」

エンカ「“リーダー命令”だッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…!」

エンカ「今までギル殿はどこか頼りなく 拙者にも気を使いすぎているようだった
だからこそ拙者も命令を聞く気になれなんだが…
今の命令は…まさに凛としたリーダーそのもの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それに誠意を持って答えてこそ…男でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『超便利盾』カートリッジ変換…急速超高温弾発射盾!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガッシャアァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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