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それでは!!!!!!!!!! なんとかファイト

153名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 03:12:00 ID:zGPiuIJQO
――― そして

ツバメオー「だからぁ!!!!!!!! ボクはヤンデルが起きないから献身的に起こしてやってたんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!↑
なかなか起きないから目覚ましパロ・スペシャルをかけてた所だったの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↑↑」

ギル「いやいや…」

ヤンデル「うぅ……ち…ちがう…」
ガクガク…

ツバメオー「ちょっ…こらヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↓」

ヤンデル「お…起こそうとしたのは…俺………
でも近づいたらパロ・スペシャルをキメられたんだ…」

ツバメオー「言うなこら〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「し…信じてくれ…ギル…」

ギル「いや うん えぇ
疑う余地もありませんが」

ツバメオー「ヤンデル〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……ていうか…………お前…“ギル”って…………→↓」
ギロ…

ヤンデル「…」

ギル「…な…なにか」

ツバメオー「…既に馴れ合い済みってわけかヨ↓
………ヤンデル…… この裏切り者………↓↓」

ギル「う…裏切り者って…」

ヤンデル「…………ギルは…いい人だよ…
ツバメ………お前がギルに持ってる認識は……変えるべきだ…」

ツバメオー「うるさい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ひっ…」

ツバメオー「なによっ ヤンデルのくせにッ!!!!!!!!!!!!!!!!
饒舌に人を擁護するなんてマジ気持ち悪いんですけどー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↓↓
あのあと何があったか知らないけど随分と仲良くなっちゃってさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
気持ち悪いヨ!!!!!!!!!!!!!!!! どこのBL業界でも需要ねーよそのカップリング!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↓」
ムガオー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「び…BLじゃありませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「まぁまぁ落ち着いてですよ
BLは良いとして お仕事ですよ」

ギル「BLじゃありませんから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「…ふんー↓↓」

モリ「まだ任務も始まってないのに 幸先が悪いでござるな」

ツバメオー「任務はちゃんとやるヨ
それで? 今日のお仕事はなぁに? リーダーさん」

ギル「え…え〜っと…」

154名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 12:50:08 ID:zGPiuIJQO
――― そして外

ツバメオー「は?
魔法使いを迎えに行く??」

ギル「えぇ 腹痛地方の下腹部の痛み町で魔法使いの家族と落ち合う予定になっているであります」

モリ「町で待っていると…?
それは早く行かねば危険でござらぬか」

ギル「大丈夫であります!!!!!!!!
家族の方は今 ネアメの“渡り鳥”の手引きで秘密のアジトにいらっしゃいますから!!」

モリ「渡り鳥……ふむ なるほど」

ツバメオー「渡り鳥ってなんだヨ」

ギル「世界に散らばるネアメの協力者であります
彼らは魔法使いではなく あらゆる場所に存在しているであります
そして孤立したり隠れている魔法使いの方を見つければ保護し ネアメに連絡して下さるのであります
遠くの離れた地方の魔法使いの方は 渡り鳥から渡り鳥へ…秘密のアジトから秘密のアジトへと繋がれて行き
最後は我々ネアメの特外部隊が迎えに行くのであります
今回の家族も かなり遠くからやっとこさいらっしゃったらしいであります」

ビラコ「宅配便みたいですね〜…」

ツバメオー「それなら最後までその渡り鳥がネアメまで連れてけばいいじゃん
わざわざボクらが迎えに行かなくたってさ↓」

ギル「そうしたいのはやまやまでありますが ネアメのアジトがある地方周辺は町や村が少ないため 傭兵が潜んでたりする危険性が高いのであります
げんに昨日の親子の方も襲われていたではありませんか」
あの親子がアジトの地方にたどり着いたのはたまたまでありますが


渡り鳥の方も戦闘の心得はあっても 基本的には隠密…
確実にアジトに送るためには 本職が良いということでありますよ」

ツバメオー「めんどくさいネー
でもさ? その家族は“アレ”を持ってないの?
昨日の親子は持ってないようだったけど」

ギル「あぁ…“魔消石”でありますか…」

ツバメオー「そ
サンタさんからのプレゼント……」
ごそ…

きらきらきらきら…
《ツバメオーは懐から黒い石を取り出した》

ギル「魔消石………読んで字の如く 魔力を消す不思議な石…
ネオ魔反会がアークを復活させ 魔法使い狩りが加速しつつあったある日
世界中の魔法使いの元に届いたとされる謎の小さな小さな石…
これを体に装着すると皮膚と同化し 不思議なことに魔力が外に漏れにくくなり 魔法使いと特定されるリスクが減るという…」
用心深く感知しようとするとバレますが

ツバメオー「でもこれのおかげで“魔力感知タワー”に感知されなくて大勢命拾いしたんだよね↑
しかもまだ魔反会には知られてない代物
一体誰が何のために どうやって世界中の魔法使いにプレゼントしたんだろ」

オオオオオオオオオオォ………

155名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 16:34:06 ID:zGPiuIJQO
ギル「確かにその家族の方も魔消石を持ってる可能性も多いですが それでもネアメまでの道を横切れば傭兵に怪しまれるであります
故に我々は必要なのでありますよ」

ツバメオー「ふーん…↓」

ギル「人の命を左右する重要な任務であります…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
張り切っていきましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『………』
し〜〜〜〜ん…

ギル「………はは…」

モリ「…まぁ 戦闘になったら拙者が盾になるでござる」

ギル「お…おぉッッ!!!!!!!!!!!!!!!! 頼もしいでありますねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「あんたは生傷作りたいだけっしょ この変態」

モリ「ふはははァ!!!!!!!! バレてしまったでござるな!!!!!!!!!!!!!!!!
確かにそうでござる 拙者は生傷を作るのが生き甲斐でござる
この肉体に傷を刻むことで 戦いの記憶を残し 同時に鍛えた肉体の強さを感じることが出来るのでござる
まぁ…正直なところ任務はそのついで…というところでがざるか」

ギル「そ…そんな…」

モリ「もしかして がっかりしたでござるかな?」

ギル「あ…い…いや ただ モリ殿は…あの連合騎士団の方でありましたよね?」

モリ「いかにも
拙者 イエロスティ城下町にて拠点を構える由緒正しき英傑の騎士団の一員にござる
……しかしただそれだけ
拙者はいわゆる“不良騎士”でござるよ
リーダーが思い描いてるような誇り高く尊い騎士像とは異なるでござろう」

ギル「い…いや…そんなことは…」

モリ「いや良いのでござる それは間違ってはいないのだから
拙者は騎士の高潔さ 騎士道の尊さに憧れて連合騎士団に入ったのではござらぬ」

ギル「では…何故…?」

モリ「拙者は人に憧れたのでござるよ…
強く…誰よりも気高く誇り高い騎士に…その筋肉に………」
ぽあぁぁー…

みんな『筋肉?』

モリ「あぁ…あの肉体…躍動する筋肉……何もかもが拙者の理想とする…肉……
うねる腕の膨らみに 固くて立派な胸の肉… 見ているだけでこの世の大地全てが豆腐に思える凄まじい背筋…
それらを支える脚の筋肉の勇ましさ……
考えるだけで…あの筋肉を考えるだけで拙者のハートが燃え上がり そして自らの筋肉も疼いてしまうのでござるゥ…
ハァ〜〜〜ン…」
とろぉ〜〜〜ん…

ツバメオー「お…おっさん………ヤバいヤバいとは思っていたけどそこまでヤバいとは思わなかったヨ…」
ゾゾ〜…

ヤンデル「…………ホモォ……?」

ビラコ「こういう場合 BLというよりM(MAN's)Lと呼ぶべきです?」

モリ「ち…ちがーーーーーーーーーう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! でござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

156名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 18:59:08 ID:zGPiuIJQO
モリ「拙者はホモではござらぬっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
女好きでござるッ!!!!!!!!!!!!!!!! いつもビラコ殿の下半身を重点的に見てるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ

ビラコ「なぁんだ それなら安心ですよ」

ツバメオー「いやそれ安心していいの?↓」

モリ「拙者はあの強い肉体…筋肉に惚れたのでござるっ もちろん人となりにも憧れている部分もあるがっ
あの人は……副団長はただただ鍛練 それのみであの素晴らしい肉体を手に入れた…
その魂を…その力を…少しでも…我が身に欲しいのでござる…!!!!!!!」

ビラコ「なるほどぉ じゃBLでもMLでもなく…K(筋肉)Lですか!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「さよう」

ビラコ「じゃあ気持ち悪くないですね ツバちゃん<3」

ツバメオー「十分気持ち悪いヨ…」

ギル「連合騎士団の副団長……それって…」

モリ「…副団長はこのネアメに手を貸し…そして死んだと聞いたでござる
……副団長が居たこの組織に身を置けば…拙者にも副団長のなんやかんやが分かるかも…そう思い居ても立ってもいられなくなったのでござる」

ツバメオー「ふーん
で? なんか分かった?」

モリ「まだ何も
副団長は何故この組織の者を守り 何故命を落とすまで戦ったのか…拙者にはまだ分からぬ」

ツバメオー「ははっ! 要はおっさん自身はこのネアメにはなんの愛着もないってわけか↑
義理で守ってるようなものだね」

モリ「義理でもやることは果たすでござる
それで十分でござろう?」

ツバメオー「しらね」

ヤンデル「……」


し〜〜〜〜〜〜〜〜ん………

どよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

ギル(ぬ…ぬうううううッッ……さ…更に重苦しい空気に…)
ズーン…

157名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 19:00:17 ID:zGPiuIJQO
× ビラコ殿
〇 ビラビラ嬢

158名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 20:58:24 ID:zGPiuIJQO
ビラコ「はぁ〜〜い…天狗しゃま…天狗しゃま……
今日も一日ビラコに幸せを与えて下さい……
はい………はい…………え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
本当です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
う………うぅ嬉しいでしゅううううううううううううううううッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はいっ! はいっ! ありがとうございましう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かってます……これがお礼の…ヨモギです…」
ギュムッ ギュム

《天狗の目にヨモギを詰めるビラコ》

ギル「…」

ビラコ「はい分かります… 儀式ですね?
まず…天狗しゃまのお鼻に生クリームをたぁ〜〜っぷり付けてェ…」

ビラコ「しゃもしゃもじゅぴィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅぷべろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《天狗の鼻をしゃぶり出すビラコ》

ギル「!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ビクッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「じゅべぼじゅべべろォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
天狗べじゅべろべろんぴッ!!!!!!!!!!!!!!!! あむーちゅぽろちゅぼらッちゅぶァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほむほむゥッ!!!!!!!!!!!!!!!! んむィーッ!!!!!!!!!!!!!!!! まろんっちゅっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おんむゥゥゥーッ ぼっちゅぐぶるちゅぶぶーべろちゅばァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
じゅぷっ!!!!!!!! じゅぷっ!!!!!!!! じゅぷっ!!!!!!!!

ツバメオー「…ちょっと!!!!!!!!!!!!!!!!
一人遊びは人目を忍んでやれヨ↓
くぱぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「一人遊びじゃないですよ 天狗に私の一日の無病息災を祈る儀式です」

ツバメオー「しらないヨ こちとら青少年だヨ
妙な嗜好を晒さないでちょーだいよ→
さっきからヤンデルが前屈みだよ やらしっ↓」

びく〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「い…いや…なってないしっっ!!」

ビラコ「はう」

159名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 21:45:25 ID:zGPiuIJQO
ギル(か…変わった人だなぁ……
いやっ この荒唐無稽な話を広げれば皆さんといい感じの議論が出来そうでありますっ)

ギル「ビラコ殿
ビラコ殿は今天狗とお話してらっしゃったのありすか?
自分は失礼ながら天狗殿とはお話したことないのですが
天狗殿とはどんな方なのでありますかね?
是非とも自分も会いたいでありますねぇ」

ビラコ「それは秘密です 天狗法第2049条に抵触してしまうですよ」
きっぱり

ギル「て…天狗法!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
そ…そんなっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ギル君天狗を信じてないです
信じてない人には教えないのがテンガーの掟です」

ギル「し…信じてないことは…」

ビラコ「目を見れば分かるですよ
『こいつやべーな とりあえず適当に話合わせとこ
でも天狗の鼻はしゃぶりたい』……と思ってる目です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ゼ…前半も後半も全然思ってないでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じ…自分神様を見たことあるくらいなんですから天狗だって信じますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「…」

ギル「くぁ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!! ダミだこれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あきらかに拒否られてるッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ぷーっ! くすくすくす…」

ヤンデル「…」


―――

しーん…

ギル(ダ…ダメだ…結局1ミクロンも盛り上がらなかった…
ヤンデル殿も話してくれないし……
ツバメオー殿に気を使ってるのでありましょーか……ハァ…
空気が重いであります
はやく……………むっ!)


バーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


モリ「町… あれが下腹部の痛み町でござるか」

ギル「そのようですね
(着いてしまった…)」

ツバメオー「どこに渡り鳥さんがいるん?」

ギル「とりあえずこの町イチの広場で待ち合わせであります…
向こうから合言葉を掛けて来られるのでそれに答えねば」

ツバメオー「合言葉? カックイー↑」

160名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 22:07:22 ID:zGPiuIJQO
ギル「…さて…入る前に……ツバメオー殿」

ツバメオー「なに?」

ギル「…魔消石はお使いにならないので? これから町に入るのでありますが」

ツバメオー「…かぁ〜〜〜〜……亀頭ッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「!!!!!!!!?」
ビク!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「リーダーさん ボクを舐めてるぅ?↓
こういうドーグはね 雑魚のためのモノなのヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクみたいに力のあるゆーしゅーな魔法使いはいらないのぉーっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
リーダーさん リーダーさんなのにボクを信頼してないの?」

ギル「し…信頼……してるでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!! も…もちろん…」

ツバメオー「じゃあ口出ししないことだね」

ギル「は…はい…申し訳ないであります…」

ツバメオー「ふふん♪↑↑」

モリ「…」

ギル「…と…とりあえず…行きますか… 町の中に」

ツバメオー「へへー♪ どんと来いやー♪↑」

ギル「…はぁ」


――― 中

広場

わいわい がやがや

モリ「ここが広場でござるか
なかなか人が多いでござるな」

ビラコ「どっこに渡り鳥さんがいるです? ヨモギを餌付けしたいですよ!!!!!!!!」

ギル「いやあの…渡り鳥は渡り鳥でも本物の鳥ではありませんから…」

ビラコ「そうなんですか? はうー残念ですよー…」

ツバメオー「それよりリーダーさん 見てみてボク! 感じるゥ魔力!!!!!」

ギル「え…あ…あぁ いえ そこまでは すごいですね」

ツバメオー「でっしょー!!!!!? だから言ったじゃんボクはあんなものいらないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
だから次からボクに対して意見しないでヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「は…はぁ…」

ヤンデル「……………」
キョロキョロ

ツバメオー「おいおいヤンデル お前なにキョロってんの?
お前キョロ充ってほど満たされた人脈もねーでしょ?
みっともないからやめてヨ」

ヤンデル「……いつ…来るのかなと思って………」

ギル「それは向こうのタイミングしだいでありますね
とりあえずこうして待ちましょう
合言葉が来たら自分が対応しますので」

ヤンデル「……分かった」

ビラコ「どんな合言葉でしょー?」

ツバメオー「単純に『山⇔海』とかじゃね?」


オオオオオオオオオオ…

ザッ…
??「…」

161名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 23:14:35 ID:zGPiuIJQO
なんとかファイト三代ヒロイン

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org39453.jpg

全員口が悪い

162名無しさん@避難中:2014/07/08(火) 23:40:00 ID:zGPiuIJQO
なんとかファイト三大貧パイオツ

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org5176707.jpg

全員男勝り

163名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 00:07:21 ID:mrJ96oBsO
なんとかファイト4大パイオツ

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org39480.jpg

伸びる

164名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 00:40:49 ID:mrJ96oBsO
なんとかファイト23大変態

http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org39494.jpg

ぜんいんわかったきみは へんたいだ!

165名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 01:17:05 ID:mrJ96oBsO
ザ…
パンピー「あの〜 すみません 道をお尋ねしたいんですが…」

ツバメオー「あ? ボクら観光客だから道なんてしらねーヨ」

ギル「はいはい? どちらに行きたいのでありますか?」

ツバメオー「教えるのかヨ!!!!!! …ホンっトお人よしだね↓」

パンピー「『モンキーランドハピネススーパー温泉THE市役所』に行きたいのですが…」

ツバメオー「なんだそれ!!!!!!!!!!!!!!!! ボクもいきてー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どどーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「はいはい それならまずこの広場を南口から抜けて通りを真っすぐ行き 三丁目で左にまがります」

パンピー「なるほどなるほど
南口から……真っすぐ通り…で…三丁目で…左!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ほ…ほひいいいいいいいいいいいいいん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それは自分の左乳首ぃぃーッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「す…すみません!!! 勢い余って…!!
あの…どうか続きを…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「え…えぇ ではいいですか?
三丁目から左に入ったら狭い路地ですので そこを『ベーカリー・ちんこはさんデル』の壁に沿って歩くわけです」

パンピー「なるほど」

ギル「壁が途切れた所で道が三又に分かれた所に出るので そこを左に」

パンピー「なるほど左ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポッチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「あんまアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアおもオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
びくびっく〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「左!!!!!!!!!!!!!!!! 左!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 左!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチポチポチポチ!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「きょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「続きを!!!!!!!! …続きを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ハァハァ…んっ…ハァッ…!!!!!!!! そこから更に……真っすぐ行くと…
何度も分岐点にぶつかるので…」

パンピー「ので…?」
ウィ…?

ギル「ひたすら…」

パンピー「ひたすら…?」

ギル「左!! 左!!!!!!! 左ィィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
レフレフレフレェェェェェェェェェフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「きょ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチポチポチポチポチポチポポポポポポポポポチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「れ…連打んはアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!


みんな『…』

166名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 01:20:05 ID:mrJ96oBsO
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

167test:2014/07/09(水) 01:20:32 ID:mrJ96oBsO
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

168名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 01:34:46 ID:mrJ96oBsO
そして


しゅうううううう…
ギル「ハァハァハァハァ…」

パンピー「しゅ〜〜〜〜…」
オオオオオオオオオオォ…

ギル「くっ…………」
よろり…

パンピー「…」

ギル「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」

パンピー「…」

ギル「…」


ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《握手》


ツバメオー「なして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「なんか知らんけど変態同士が通じ合ったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんか知らんけども!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!

モリ「いや…これは」

ギル「皆さん紹介します
渡り鳥ののりぽんさんであります」

のりぽん「よろしくゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「なるほど やはり今のが合言葉だったでござるか」

ツバメオー「マジでーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
で〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「分かりませんでしたか? てっきり察したものかと…」

ツバメオー「察っせるかオラアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全然隠密ってねーヨその合言葉!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ツバちゃんやりたそう♪」

ツバメオー「そう見えます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ハアアーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「まぁまぁ……普通の合言葉だと敵にバレますから 少し捻ったのでありますよ」

ツバメオー「ひねりすぎだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ひねったドーナツよりひねってるよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「まぁ通じたから良いではありませんか
のりぽん殿 よろしくお願いしますであります」

のりぽん「まかせてハッピー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バォーッ!!!!!!!!

ツバメオー「声でけ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

169名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 01:43:23 ID:mrJ96oBsO
ツバメオー「声でけー!!!!!!!!! 一気に1レスの文字数制限に迫ったヨ!!!!!!!!」

のりぽん「あんたらが本部の特外部隊だな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いやーよろしく!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「だからデケーっつーんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

のりぽん「マジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「マジだよ!!!!!!!!!!!
わざわざ驚愕と2つに分けんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
無駄遣いも甚だしいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「ごめんね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「一行の文字数制限が緩くなったからって調子のってんじゃねーぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

170名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 01:53:51 ID:mrJ96oBsO
のりぽん「すまねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
昔から声がでかいのがチャームポイントなんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「それ全然チャーミーじゃないから!!!!!!!!!!!!!!!!
少なくとも隠密的にはナシのポイントだからそれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

のりぽん「確かに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「だから分けなくていー……全然進まないよコレ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

171名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 02:23:51 ID:mrJ96oBsO
ツバメオー「うわーん!!!!!!!! ヤンデルー!!!!!!!! めんどくさいよー!!!!!!!!!!!!!!!!
お前がまともに思えるくらいだよぉー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシィッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…あぁ…うん…」
死ね…

モリ「…とにかく 挨拶よりもまずアジトとやらに行くのが先決…ということでござるな」

ギル「えぇ
ではのりぽん殿 案内をよろしくお願いします…であります」

のりぽん「おっけー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついて来るがいいネアメの諸君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あ…あの 出来ればネアメの名前を叫ばないでもらえますか?」


――― そして


スタスタスタスタ


―――


ツカツカツカ


―――


うろうろうろ


―――― 2時間後

ザッザッザッ…

ギル「あ…あの…」

グワバァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「問い掛けなくていいよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↓」

ギル「むぐもぐ!!!!!?」

ツバメオー「問い掛けなくていいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
また大声でしゃべられるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もういいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「い…いやー…しかし…
何故さっきから同じ所をぐるぐるまわってるのかと…」

ツバメオー「この際どうでもいいよもう…」

のりぽん「あぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すんません散歩してました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「散歩だったのかよ!!!!!!!! してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

172名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 02:50:46 ID:mrJ96oBsO
ツバメオー「いい加減にしろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ぬわぁー!!!!!!!! ツバメオー殿!!!!!!!!!!!!!!!! 漏れてる漏れてるッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…………落ち着けよ…」
そして死ね…

ツバメオー「はー…疲れた…」

ビラコ「すごーいですよう」
パチパチパチ

ツバメオー「は………なにその拍手…」

モリ「いやぁ凄まじい突っ込みの数々でござった 才能があるようでござるな」

ツバメオー「いやなし崩し的にボクにまわっただけだしっ!!!!!!!!」

ギル「いやいやそれでもっ!!!!!!!! 自分…ツバメオー殿の姿にある方の姿が重なって見えたでありますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
感動しましたっ! ツッコマーの魂は今だ潰えておらずっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー殿を今後からツバリーン殿と呼ばせて下さいッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「嫌だヨ!!!!!!!!
ツバメオーだけでも変な名前なのにこれ以上変な名前になってたまるかぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カーッ!!!!!!!!

みんな『おぉ……』

ツバメオー「感心してんじゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「着きましたよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「やっとか……」

ギル「ここがアジトなので? 随分と大きな…」

のりぽん「いやここは『モンキーランドハピネススーパー温泉THE市役所』です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一応紹介しておこうかと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「しなくていいんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
つーか実在したのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズーン!!!!!!!!

173名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 18:06:58 ID:mrJ96oBsO
ギル「今度はちゃんと向かうそうでありますよ」

ツバメオー「最初からそうしろヨ…↓
あっぶー…これ以上引き延ばされたら魔力全開しちゃうところだったよー」

ギル「それは勘弁して下さい…」

ツバメオー「ダーイジョブだヨ
ここに居るのなんて魔力も分からないようなパンピーばーっか!!!
分かりゃしない分かりゃしない〜♪」

ギル「はぁ…そうでしょうか……」

ザッ ザッ ザッ


オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

パンピー「……………魔……」
ギギギギギギギ…


―――

ドンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「どうやらここのようでござるな…?」

ヤンデル「酒場………」

ツバメオー「ボロっちぃね まぁアジトっぽいっちゃアジトっぽいケド」

のりぽん「いやはやここまでご苦労さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ案内しようここがこの町の渡り鳥の秘密アジト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁそうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この中に入ったら警備上の問題故俺も声の音量を下げる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ので悪しからず!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!

ツバメオー「悪しからねーヨ 早く入ろう今すぐに」

174名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 18:35:59 ID:mrJ96oBsO


のりぽん「ただいまー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「音量落としてもうるせーヨ…
つーかただいまーじゃねーヨ…」


息子「おかえりー!!!!!!!!!!!!!!!!」

娘「パパー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
タターッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

のりぽん「おぉおぉわざわざ出向かえてくれたのか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「そ…その子達は……のりぽん殿のお子さんでありますか…」

のりぽん「えぇ」

息子「わー!!!! おきゃくさんだぁー!!!!!!!」

娘「しゅごーい!!!!!!!! 天狗しゃんだ天狗しゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「うふふふ♪」

ビラコ「しゃぶれ……」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

娘「こ…こわいよー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビェー!!!!!!!!!!!!!!!!

息子「わー!!!!!!!!!!!!!!!! 股がないーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
短足だ短足だ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボフッ!!!!!!!! ボフッ!!!!!!!!

ヤンデル「………いやこれサルエルパンツ……」

息子「短足短足〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボスボスボスボス!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「……いや………
…いやもうどうでもいいや…こんな子供に説明したって分かりゃしない…
あぁそうですよ…俺は短足…それでいいよもう… ハイハイ短足短足…
分かったからさっさとアッチ行け…これだから子供は嫌いなんだうるさくて…
耳障りでブチ殺したくなるよ… でも昔はオレもこんなガキだったんだよな…
こんな知性もないガキだったなんて考えるだけで憤死しそうだ………ハァ…鬱だ死のう…」
ぶつぶつぶつ

息子「なにこいつこわい」


モリ「子連れの渡り鳥とは予想外でござる」

スタスタ
妻「おかえりあなたぁ! あら! お客さん!!!?
良かった! 今日はカレーをたくさん作ってたの<3!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
で〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「妻まで居るのかヨ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

175名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 19:54:43 ID:mrJ96oBsO
ツバメオー「一家かいーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブバーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「え…えっと…のりぽん殿…渡り鳥でありますよね…?
家族連れで渡り鳥を…?」

のりぽん「はははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まぁとりあえずこんな時間だし飯でも食ってけな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

妻「どうぞどうぞ!!!!!!!!」

モリ「どうするでござる?」

ギル「ま…まぁ…いただきましょう せっかくでありますし」

娘「わーい!!!!!!!! カレーカレー!!!!!!!!!!!!!!!!」

息子「うちのママのカレーすっげーうめーんだぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
見た目はウンコみたいな色してっけどな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…」

ビラコ「食べよー食べよー♪」


―――

カチャカチャ

妻「どうぞ食べてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「ひゅー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うちの妻得意のホンジャライコカレーだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うまいから食え食え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ホンジャライコってなに!!!?」

ギル「おいしそーでありますー…いただきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パク!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「よく分からないものをよく食べれるねー…↓」

もぐ……… んくっ…
ギル「ン…もぉあああああああああああい…!!!!!!!!!!!!!!!!
なんというスパイスのコク!!!!!!!! こんなカレー初めてだ!!!!!!!!!!!!!!!!」
バクバク

モリ「ん…むぅ!!!!!!!!!!!!!!!! あままオォォォ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
確かに……スタミナが沸いて来そうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「おいしっ!!!! 天狗様もどぉぞですよ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズボッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「そんなにおいしいの…?」

ヤンデル「おいしい……」

ツバメオー「………ゴク…
じゃ…じゃあ………」
パクッ!!!

ぱあああああああ…
ツバメオー「おいしい……」
きらきらきらきら…


ぱくぱく もぐもぐ カチャカチャ…

妻「おいしいですか!!!!!!!!」

息子「そりゃホンジャライコだもん!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「おいしいけど…ホンジャライコって何?」

娘「象のチ○ポだよ」

みんな『ブバはぁーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

176名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 21:30:42 ID:mrJ96oBsO
ツバメオー「うぎゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
騙されたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「な…なんてことだ…
ではこの“スパイス”はまさか…!!!!!!?」

ツバメオー「言うな!!!!!!!! 何も言うな!!!!!!!!!!!!!!!!
よくも騙したなあああああああああああ!!!!!!!! 騙してくれたなああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクもう人間不信になっちゃうヨちくしょーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオォー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「しかしツバ嬢! これもなかなかどうして…珍味にござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ホンジャライコらしきこのコリコリがなんとも絶妙な…」

ツバメオー「うるせーバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「これいいですよコレまるで天狗の鼻を食べてるようですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぼろちゅばぁぼろちゅばぁぼろちゅばぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「まぁ象のチ○ポという事に目をつぶればなんとかイケる味でありますよ」

ツバメオー「隠せないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こればっかりは隠せない事実だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

妻「あら……本当に白飯だけでいいんです…?」

ツバメオー「いいです」
ぱくぱくぱく…

モリ「勿体ないでござるなぁ これを食べればツバ嬢の身長も伸びるかもしれぬでござるよ
象のチ○ポのように!!!!!!!!!!!!!!!! ふはははははは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「その口と鼻凍らせて窒息させるヨおらぁ
ボクはねぇ 下品なネタが一番大嫌いなんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このア○ルビーズ眉毛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!

モリ「ア…ア○ルビーズ眉毛!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ガガ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル(人のこと言えないのでは…)

177名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 22:14:28 ID:mrJ96oBsO
ツバメオー「まったく
あーラッキョ飯うまー…」
ぱくぱく


娘「あーっ!!!!! お兄ちゃんあたしのホンジャライコとったぁー!!!!!!!
最後にまとめて食べようと思ってたのにー!!!!!!!!」

息子「へへへっ!!!!!!!!」

妻「まぁ! いけないコ!!!」
娘「かえしてぇ!!!!!!!! ホンジャライコぉー!!!!!!!!」

息子「ホンジャライコは女が食べるものじゃないやい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

娘「違うよぉー!!!!!!!! ホンジャライコは女のコが食べるもの……だって…チ○ポだもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

妻「まぁ意味深ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

娘「パパがいつも見てるご本に書いてあった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「ブ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…何を言っているのかな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

妻「あなた…」


わいわい きゃっきゃっ



ツバメオー「…」

ギル「はは………一家団欒……でありますなァ…」

ツバメオー「…」


―――

「ハッピーバースデー!!!」

「ハッピーバースデー ツバメ」

「ありがとう! ありがとう!!」

「今日はプレゼントを買ったんだ」

「嬉しい…!↑ 楽しみ!!!!」

〜〜〜

「お…お母……さん…? お父…………?
なんで……死んじゃったの…? なんでボクだけ…生きてるの……?」


―――…

ヤンデル「―――…ツバメ!?」

ギル「!!!!?」

ツバメオー「―――………」
つーーーーーーーーー……

ギル「…涙…?!」

178名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 22:40:50 ID:mrJ96oBsO
ガタッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「ッッ………!!!!!!!!!!!!!!!!
あ……あう…! あう…! あう……あ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろぽろぽろ…

モリ「何事ぞ?!」

ビラコ「どうしました…!? お腹痛いです…!?」

ヤンデル「ツバメ…………」
死ね……

ギル「ヤンデル殿…これは…?」

ヤンデル「……………たぶん…これは…」

ツバメオー「…っ! …くっ…ずぅ…! だ……大丈夫だヨ…↓
な…なんでもない……ボクは大丈夫…」

ギル「大丈夫って…! 急にあんな………全然大丈夫そうじゃないでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
もしかして何かトラウマでも…!!? 大丈夫………大丈夫でありますか…!!!!?」
ス…

バチィッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「うるさいヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「うッッ」

つぅ…
ツバメオー「…お前には関係ないヨ…
所詮……………」

ギル「…?」

ツバメオー「…なんでもない…
ボク ちょっと顔洗って来る……」
ガタ…

しーん…

ビラコ「…どうしたですかね…」

ギル「…家族団欒を見て急に……
…何か心に重いものを抱えてらっしゃるのでありましょうか…」

ヤンデル「…」

ギル「……自分 様子を…」

モリ「やめておくでござる
恐らくだが 今のリーダー殿が行った所で逆効果…
さっきの様子を見て分からなかったでござるかな?」

ギル「……………」


ギル(仲間の心も開けない……
ダメだ……やはり自分は…………)

179名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 23:06:38 ID:mrJ96oBsO
―――


ガチャ
ツバメオー「…」

ギル「…ツ…!」

ツバメオー「もう大丈夫だヨー↑
ちょっと象のチンコが当たっただけみたいだから↑」

ヤンデル「…」

ツバメオー「ごめんねリーダーさん! 本当になんでもないのヨ↑」

ギル「そ………そうで…ありますか…」

ツバメオー「それよりさ→
ボク達がネアメまで連れてかなきゃいけない魔法使いってどこにいんの?」

ギル「あ…あぁ!! そういえば…肝心のその方々に挨拶をしてませんでした…
のりぽん殿 魔法使いの家族の方はどちらに?」

のりぽん「あぁそうだったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
紹介するよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

バンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「俺の妻と息子と娘だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
よろしく頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

親子『おなしゃーす!』

みんな『ずこ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ツバメオー「お前達だったのかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「え…えぇ…?!!!!! し…しかしのりぽん殿は渡り鳥じゃ…」

のりぽん「いやー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うちのカミさん魔法使いだったんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の暮らしてる町もそろそろヤバくなってきたからそろそろネアメのアジトに置いた方がいいと思ってな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
つーわけで頼む!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
てて〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!

ギル「そ…そうでありましたか」

ツバメオー「はじめからそれ言えヨ……」

180名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 23:35:23 ID:mrJ96oBsO
妻「旦那の仲間の渡り鳥の方に協力してもらってここまで連れて来てもらったんです
道中はこれを付けて…」
ぽわわわわ…
《胸元に石が浮かび上がった》

モリ「魔消石!」

ツバメオー「なるほど↑ どーりで分からなかったわけだヨ」

のりぽん「…ギル殿!!!!!!!!!!!!!!!! どうか妻達をお願いする!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「もちろんですよ」

妻「ありがとうございます…! あなた達…! やっと安全な場所に行けるわよ…!」

息子「やったー!!!!!!!!」

娘「やっとお外出れるー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ずっとこの場所に隠れて……不安だったでありましょう」

妻「はい…やはり
この石があるとはいえ 息も付けない日々でした…
町の広場まで魔反会本部の兵隊が来た日もありますし…」

ギル「そうなんでありますか?」

妻「はい… なにやら演説してましたが…
魔法使いを貶むような事ばかり言って…胸が痛くなりました」

ギル「そうなのでありますか…
……どこの班だったのでしょう…」

ツバメオー「なんでもいいヨ
それよりはやく連れてでようヨ
さっさと終わらせたいし↑」

ギル「そ…そうでありますね」

モリ「よしっ 出発でござるか」
ガタ

ビラコ「帰ろ帰〜〜〜ろぉ」

ギル「…ごほん
では皆さん これから任務の本番でありますから気を引き締めて!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとしてもこの家族をネアメのアジトまで送り届けるでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バン!!!!!!!!

ヤンデル「おー………」

ツバメオー「そんな気合い入れて叫ばなくたっていいよぉ↓
こんなもんは楽勝っしょ↓ 何事もなくハイしゅーりょ〜〜」

モリ「刺激の足りぬ任務でござる」
スタスタ

ギル「いやそうは言っても何が起こるか分かりませんから………お…おーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


―――

181名無しさん@避難中:2014/07/09(水) 23:57:43 ID:mrJ96oBsO
――― 通り

のりぽん「出口まで送るよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「のりぽん殿はこのまま渡り鳥を続けるので?」

渡り鳥「もちろん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
魔法使いのためにネアメとの橋渡しの役目を続ける!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
妻や子供達もネアメに行けば安心して仕事に打ち込めるってもんさ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…立派でありますな」

息子「パパかっこいー!!!!!」

ツバメオー「…」


スタスタスタスタ…


ザッ…… ザッ……… ザッ…………


モリ「………?」
チラ…

《背後を一瞥するモリ
そこには通りを行き交う人々の姿があるだけ…》

モリ「…」

ヤンデル「………」
チラ…

モリ(ヤン坊……お気づきでござるか)

ヤンデル「…」
コクン…

モリ(………何者か…それも複数……にみられているような気配……
これは殺気……? …いや違う
…好奇? …疑念? ……不信…?
…あらゆる感情を感じるでござる)

ビラコ「青天狗の物まね」
ウィッ

ツバメオー「なにそれ」

きゃっきゃっ


ギル(はっ!!!!! タイトスカートの女性…! パン筋チャンス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギラッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ(リーダー殿………ギルは気付いておらぬか
家族の警護に気を配りすぎているようでござる
……この違和感 一応伝えるべきか…)

オオオオオオオオオオ……

ズ… ズ…

モリ(…視線が…増える…!!!!!!?
人から人に感染(うつっ)ているように…!!!!!!!!!!!!!!!!
…やはり伝えるべきかっ…)

モリ「…リーダー殿」
ヒソ…

ギル「なにか…?」


ガキ「ねーねー」


みんな『!!!!!!!!?』

のりぽん「ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
どうしたのかね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ガキ「あのさぁ…」



ガキ「みなさんは
まほーつかい ですか?」

ズズ…

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

182名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 00:45:28 ID:tzrA9z2AO
ギル「な……」

のりぽん「何故それを!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガキ「あっ! やっぱりそうなんだ!
だってね! だってね!」
スッ…

ツバメオー「え…」

《ツバメオーを指差すガキ》

ガキ「この人から“ぴりぴり”した感じがするもん!!!!!!!!
まほーつかいの魔力は よーく感じてみると ぴりっとね…鳥肌が立つみたいな感じで分かるんだって!
聞いたんだ! ぼく…」

ギル(聞いた…!?)

ガキ「それでね…………………」

オオオオオオオオオオ………

ギル「ッ……!」

モリ「リーダー!!!!!!!!!!!!!!!! 囲まれている!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全員走るでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガキ「まほーつかいは わるいやつらだから
ころしてでも つかまえろって!!!」
ニギャアアアアアアアン…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ズ… ズ…
パンピー達『魔法使い……… 魔法使い……… 魔法使い………』
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ………

ギル「は…走るでありますよぉぉぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

息子&娘『キャ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ダダダダダダ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「ぐッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「…!」

ツバメオー(ま…まさか…ボクのせいで…?!)

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

183名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 00:55:31 ID:tzrA9z2AO
ヤンデル「ツバメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「……!」

ギル「ツバメオー殿!!!!!!!! 走って!!!!!!!!!!!!!!!!」
グイッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


パンピー「逃げた……魔法使いが…」

パンピー「…追い掛けろ……」

パンピー達『追えええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ドドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


モリ「追い掛けて来るでござるッ…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「あひゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「…!!!!!!!!」

のりぽん「一体どうなってるんだァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「とにかく町の出口まで走るでありますよッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダダダダダダッ!!!!!!!!!!!!!!!!


パンピー「魔法使い…! 魔法使い…!!
悪の存在…! 力をもって生まれた争いの根源…火種…!!!!!
世界の平和を妨げる悪の枢軸…」
ぶつぶつ

パンピー「人の形をした兵器… 人の失敗作…
失敗作は…………」

パンピー達『捨てる!!!!!!!!!!!!!!!! 捨てる!!!!!!!!!!!!!!!! 捨てるゥゥゥゥッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
バオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ツバメオー「ぜ…全員目がイッてるヨ!!!!!!!! ヤンデルみたいにッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…オレは………そんな目じゃない…」
ギョッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「まごうことなくそんな目だヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「いいから走ってッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

184名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 01:11:53 ID:tzrA9z2AO
ヤンデル「ちがう………オレはそんな目じゃ……」

   < (::●::)>  < (::●::) >

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

ツバメオー「いいから諦めろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「お…お2人ともとにかく走って下さいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

妻「…!」
ガタガタ

のりぽん「どうした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 大丈夫か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

妻「あ…あの町の人達が言ってること…
あ…あの時…魔反会の…“女の人”が言ってたことと同じ…!」
ガタ…ガタ…

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

モリ「これは……どういうことでござろうか…?!」

ギル「……! 普通だった町の方々が…魔法使いと分かった途端に狂暴に…!?
これは…まるで“マインドコントロール”されているようであります…」

ビラコ「マインドコントロール!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それって……マグロの頭を焼く?!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドン!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「それはマグロの兜焼き!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! マとロしかあってませんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「町の人をまるまるマインドコントロールとは……どのように?」

ギル「………」


ギル(…魔反会がこのまちで行ったとされる…演説…!
もしその演説でマインドコントロールをかけたとしたら…!!!!!!!!
そんなことが出来るのは………人心掌握と印象操作を得意とする班長を持つ…“あの班”かッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?)

ドドドドドドドドドドドドドドド……

のりぽん「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ま…前を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!?』


ギゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………


ギル「ま…まずいッ!!!!!!!! 出口の門を閉じられるッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」


ガッシャアアアアアアアアアアアアアンッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

185名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 01:30:27 ID:tzrA9z2AO
妻「あ…あぁ…出口が…」

息子「こ…わいよ…」

娘「し…しんじゃうの…?」

ツバメオー「…!」

ビラコ「わー!!!!!!!! 門閉めた人もこっちくるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「挟み撃ち…!」

のりぽん「…ろ…路地に逃げ込もう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「逃がすなァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ついて…くんなヨっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!↓
アイキリ シュー メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ボシュ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー達『ばわわ!!!!!!!!?』

モリ「煙幕!!!!!! 今のうちでござる!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――… 路地

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「消えたぞ!!!!!!!! 探せー!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「手分けして虱潰しに探すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

わ〜〜〜〜〜〜〜〜………



コソ…

ギル「…い…行きました……」

モリ「…大変目に会ったでござるな…」

のりぽん「ちくしょぉ…! ちくしょぉ…!! こんな…あとちょっと…って時に…」

ツバメオー「…」

ヤンデル「…」
じ…

ツバメオー「…なんだヨ」

ヤンデル「…ツバメ………お前の魔力で……」

ツバメオー「……かもね」

ヤンデル「…………少しは反省しろよ…」
腹かっさばいて死ねよ…

ツバメオー「う…うる……うるさいなっ……なんだよその目…
そういう目を言ってんだヨっ…」

ヤンデル「…」
ギロッ…

バッ!!!!!!!!
ギル「喧嘩はやめるでありますよ!! だ…誰が悪いとかではありませんよ」

ツバメオー「…」

モリ「ところでリーダー殿 貴殿は先ほどマインドコントロールについて何か心当たりがあるようでござったが?」

ギル「あ…あぁ…ハイ」

186名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 01:58:45 ID:tzrA9z2AO
ギル「マインドコントロールが演説によってかけられたモノならば
そんなことが出来るのはネオ魔反会の『戦略宣伝班』と呼ばれる班であります」

モリ「宣伝…?」

ギル「本来は魔反会の活動を世に広めるための広告塔のような班でありました
戦略宣伝班は巧みな話術で人を上手く引き込み 魔反会の会員を増やすことに貢献しました
その班の班長の名は メロンピルト…………という女性であります」

ツバメオー「メロンピルト?」

ビラコ「あー!!!!!!!! 知ってるです!!!!!!!!!!!!!!!!
有名な女優さんですよね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの大ヒット映画『カバとうちわとシャンプーハット』!!!!!!!!
DVDが擦り切れてペラペラのソノシートみたくなるくらい何度も見たですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「そんな有名人が班長でござるか…
拙者もあのロングラン舞台『すけべ椅子の独白』は知ってるでござるよ」

ギル「はい
しかも彼女はただの置物の広告塔ではなく 扇動者としてかなりの素質があったであります
人を引き付けるその声 心地の良いトーンとしゃべるスピード
そして綺麗事を並べた話術はまさに戯曲を聞くがごとく
怪しい魅力に多くの人が魅了されたであります
…まだ健全を装っていた前魔反会ではナリを潜めていらっしゃいましたが ネオ魔反会になってからその力を遺憾無く発揮してるでありますな…」

のりぽん「こ…これだけの人間を操るほどとは……」

ギル「メロンピルト様なら不思議じゃないでありますよ」

ツバメオー「…はっ
さすが詳しいね… 元魔反会は……」

ギル「う…」

ヤンデル「…」

モリ「なんとかしてマインドを解く方法はござらんか?」

ギル「む…難しいですね…
人数が人数ですし…………」


ヒュッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「う!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビイィィィーーーー………ーーーーン…

ギル「ッッ…包…丁…!」
つー………

ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!
パンピー「みぃつけたぁ…
バカだな こんなとこで立ち止まって…
おかげで……………」


ガチャガチャガチャガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「武器が調達出来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

187名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 02:12:35 ID:tzrA9z2AO
ズラズラズラズラズラズラズラズラズラ
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ


ツバメオー「う…うわー…
包丁…バット…ベルト…物干竿…漬物石…
殺気こもった生活感のある道具がいっぱいだぁ…」
ぞーん……

パンピー「に…逃がさん…魔法使いは…捕まえて… 裁判だ…」
ザ… ザ…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…

ギル「……! に…逃げるでありますよ…!!!!! みなさんっ!!!!」

モリ「逃げる!!? この狭い路地を!!!!!?
それは得策ではござらぬ!! そんな狭い所で背中を向けて駆けるなど 殺せと言ってるようなっの!!!!!!!!」

ギル「しかし…」

モリ「だが逆に攻撃に転じればこの状況は利となるでござる!!!!!!!!!!!!!!!!
特にこのような狭い場所は拙者にとって相性抜群にござる!!!!!!!!!!!!!!!!
拙者が蹴散らしてみせるでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
“超便利盾(チョベリグウ)”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「モ…モリ殿!!!!!!!! 待って!!!!!!!!!!!!!!!! 待つであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「なにゆえ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あ…相手は一般の…ネオ魔反会の方ではない方々であります…
力付くで傷つけるのは…あまり……」

モリ「しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「こ…攻撃をすれば逆に怒らせる結果になるかもしれないであります…!
攻撃はしないで…逃げましょう…!!!!!!」

モリ「バカな!!!!!!!!!!!!!!!! そんなこと言ってる場合じゃないだろう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「い…いやそれでも…ダメでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! やっぱり…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
は…はやく逃げましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!


モリ「……………バカな…… …正気かよ………くそッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


パンピー「お…追えー!!!! 逃がすなー!!!!!!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

188名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 22:01:48 ID:tzrA9z2AO
パンピー「捕まえロオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「捕まえろろろォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ヒュンヒュンヒュン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「ぬぬぬん!!!!!!!!」
ガキィンガキィィィィィィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「あ…あいつら包丁投げて来るとかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「ちっ…クレイジー…」


爺「天罰じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ふぉぶふぁぶぉおおおおおおんッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スポポォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!《入れ歯》


モリ「クレイ爺もいるぞーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

息子「うわああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

娘「ごわいよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」

ツバメオー「お…お前らはやく走れヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「ううぅ………クソッ…クソッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「のりぽん殿……」

のりぽん「町の人達は…みんないい人だったのに…… なんだマインドコントロールって…! くそッ くそッッ
なにが魔法使いは失敗作だ…… ふざけんじゃねー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
俺の妻も子供も……失敗作なんかじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何が違うんだ… 何が悪いんだ…」
ぽろぽろ…

妻「あなた…」

ギル「…誰も悪くなどありません
…悪いのは…善悪の線を引いてる…ネオ魔反会であります…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「……………」

189名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 22:25:56 ID:tzrA9z2AO
のりぽん「す…すまん 取り乱しすぎた」

ギル「構いません!!!!!
それよりなんとかこの町から抜け出す方法はないのでありますか!!!!!?
あの出口以外でなにか……抜け道は!!!!!!!」

のりぽん「…………ある…」

ギル「本当でありますかッッ!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「一つだけなら…ある… あの場所からなら………」

ギル「どうか案内を!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「…………分かった
…なんとかみんな…逃がしてやるからな…!」
ギンッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「しかしまず後ろの追っ手をなんとかせねばならんでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「だったら〜〜〜〜〜………えいっ!」
ポイッ!!!!!!!!!!!!!!!!

バラバラバラ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「今の何!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「天狗まきびしですよ!!!!」


ブスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンピー「あ…あいたやなーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! な…なんだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

わーぎゃーわーぎゃー


ツバメオー「きいてる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「でも本来は足踏みマッサージ用の天狗様だからすぐに越えられちゃうかもですよ」

ツバメオー「足踏みマッサージ用の天狗ってなんだよ…」

ギル「好機!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! とりあえず今のうちに……」

グオッ………

パリ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンピー「逃がさああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

《安堵したのも束の間!!!!!!!!
新たな一般人が建物の窓を突き破り現れる!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「ぐ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

190名無しさん@避難中:2014/07/10(木) 23:03:08 ID:tzrA9z2AO
わらわらわら…
パンピー「いたぞこっちだぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「路地の向こうで一丁目の人達の悲鳴が聞こえた! こいつらの仕業だ!!!!!!!!」

パンピー「許さん!!!!!!!! 火あぶりだ!!!!!!!! 火あぶりだ!!!!!!!!!!!!!!!!」

わらわらわら…

のりぽん「うぅわわわ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「は…走って!!!!!!!! 前へ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ドドドドドドドドドド…
うお〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!


モリ「…先ほどビラビラ嬢が足止めした町の人間も再び追いつきつつあるでござる」

ビラコ「はやくもやぶられたですよう」

モリ「……リーダー殿! 限界だ!! 戦闘の許可を!!!!!!!!」

ギル「だ……ダメです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! お願いですから走って…!!!!!!!!」

モリ「…ちぃっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


―――

ダダダダダダダダダダ…

よろ… よろ…
娘「ふ……ふ…えぇ…ん」

息子「もう走れ…ない…!」

ギル「も…もう少し…!!!!! もう少しでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇのりぽん殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

のりぽん「いや……あと30分くらいは走り続けないと路地から抜けることすら出来ない」

ギル「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「どんだけ長いんだヨこの路地!!!!!!!!
さっきからクネックネックネックネッしてるし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「まあこの路地は…この町を作った建設会社が『町に迷路があったらおもしろくね? かなりキテる臭くね?』というノリで作ったものだから かなり複雑なのだ」
毎年数人行方不明が出るくらいだ

ツバメオー「頭沸いてんのかその建設会社!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「と…とにかく!!!! なんとか……今は頑張ってまずこの路地を抜けて…」

モリ「現実的ではござらん」

ギル「!!!!?」

モリ「リーダー殿の言うことは現実的ではござらん
このまま子供を潰す気でござるか?」

ギル「そ…それは…! し…しかし…」

モリ「………町の人間も傷つけず…この家族も救う…
…何もかも不安定な希望 独りよがりのただのたゆたう理想論
……綺麗事を並べてるのはリーダー殿も同じではないか」

ギル「…!!!!!」
ズキンッ…!!!!!!

モリ「甘いと言っているんだよ
悪いが…リーダー殿の命令には背かせてもらう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

191名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 00:09:39 ID:FgRI5GYsO
モリ「チョベリグウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「モリ殿ッッ」

のりぽん「ひ…一人であの軍勢の中に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…………問題…ない
…………あの人は…オレ達の中で別格に強い………
…………ただの一般人にやられない」

ツバメオー「ただ…」


モリ「せえええええええええええええい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー『!!!!!!!!!!!!!!!!?』


のりぽん「な!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 一般人の中にそのまま突っ込んだ?!!!!!」


パンピー「なんだこいつ!!!!!!!!!!!!!!!! 俺達を掻き分けてわざわざ囲まれにきたのか!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「やっちまえやっちまえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボコスカボコスカボコスカボコスカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「…」
すぃ〜〜〜ん

パンピー「な…なんだこいつ!!!!!? 殴っても殴ってもまったく無反応…!!!? き…効いてないのか!!!!!!?」

モリ「………はぁ〜〜〜〜…」

パンピー「ため息!!!!!!?」

モリ「おたくらやる気あんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー達『何が!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』

モリ「わざわざ…わざわざ真っ只中に入り込んだのに……殴る蹴るの暴行とかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
やる気あんの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? ねえ殺る気あんのこれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
おたくらの手にあるものは飾りかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「なにいってんのこいつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「だ…だったら望み通り使ってやんよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ボゴッ!!!!!!!!!!!!!!!! ボゴッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「はいバット!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いいよーうん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でも釘も欲しいかなバットなら!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はい次!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「こ…このマゾ野郎〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
グオオオ!!!!!!!!

192名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 00:24:58 ID:FgRI5GYsO
ズブリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モリ「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「ひ…ひっ……や……やっちまっ…!」


のりぽん「ほ…包丁で……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


モリ「ッッッ…うッ…うっおぉ…!!!!!!!!!!」
よろ…

モリ「な…るほ………ど………グフッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「これが包丁の刺され心地かぁ〜〜〜〜〜〜〜〜」
きらぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
にこやかー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


のりぽん「えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「あぁいうとこだヨ……」


パンピー「な………」
ガタガタ…

モリ「剣や槍とはまた違う刺され心地やねぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとも無骨で鈍い刺され心地? 研ぎが甘いからこそ感じる不快な痛み?
新しいです!!!!!!!!!!!!!!!! 新境ォォ〜〜〜〜〜〜〜〜地!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パ〜〜〜〜〜〜〜〜ラ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「なにいってんのこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゾーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「おうどした?!!!! もうしまいか!!!!!? まだ腕しか刺されてないぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あぁそうか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ぬぎっ!!!!!!!!
モリ「鎧が邪魔か!!!!!!!! さぁ来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「鎧脱いだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「き…気持ちわりぃぃーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドスッドスッドスッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「はい脇腹きました!!!!!! うん!!!!! 出刃包丁もなかなかやね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ハイ次ぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンピー「釘バット用意してきました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「よっしゃ来いやァーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
頭だぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スィッ


のりぽん「なにやってんこの人ぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズゾゾ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

193名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 00:36:17 ID:FgRI5GYsO
のりぽん「な…なにをしてるんだあの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 変態か!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「まぁ間違っちゃいないね」

ビラコ「モリちゃんは生傷マニアですよぉ」

のりぽん「生傷マニア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「か…体にわざと傷を付けるのを趣味にしているのでありますよ…
モリ殿はあぁしていつもわざと怪我をされるのであります…」

のりぽん「嗜好が新人類すぎるだろーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「まぁ…あんなことが趣味のように行えるのは…異常なまでに鍛えられたモリ殿だからでありますが…
良い子は決して真似しちゃダメでありますよっ…!!!!!!」
ぽんっ

息子「出来るかよ」

娘「やるかバカ」

ヤンデル「…!!!」

ズザザザザザザザザザァァーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新たなパンピー「居たぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「うば!!!!!!!! 向こうからも来た! 挟み撃ちだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「そ…そんなっ…!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…………ギル……やるしかないよ……」

ギル「〜〜〜〜…!!!!」

新たなパンピー「うごぉーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」
ヒュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

コッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
新たなパンピー「あごっっ!!!!」
ガクゥーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…出来るだけ手加減はする」
ザンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


わーわー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

194名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 00:51:38 ID:FgRI5GYsO
わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! わー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「ハァ…ハァ……おっと
そろそろ拙者も役を果たさねば」
ザッ!!!!!!!!!!!!!!!!



ヤンデル「…」
ヒュンヒュンヒュン!!!!!!!

トトトトトトトトトトンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《当て身などでパンピーを倒すヤンデル》

ギル「…!!!!!」


ギル(じ…自分は無駄な争いはしたくなかっただけ…
ましてや本来戦いと無関係の方々を傷つけるなど…………
家族の方も無事に……そして町の方々を傷つける事無くやり過ごせるのが一番理想……
理想…………理想……理想…論……)


――― 綺麗事を並べてるのはリーダー殿も同じではないか ―――


ギル(綺麗事…………たしかにそうかもしれない……………
――――……自分はその綺麗事を実際に実現する力もないのかッッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの方だったら………あの方々だったら……)
ギリッッッ…!


妻「きゃあ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ギル「!!!!!!!!」


妻「やめて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

パンピー「死ね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

娘&息子『う…うわあああ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ツバメオー「キンキガン ヒューダマ メコル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドウッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ゴカァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
パンピー「へッげ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサッ…

妻「…! あ…ありがとうございます…!!!!」

ツバメオー「ふん…っ」

―――

のりぽん「ぐっ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブンブン!!!!!!!! バキバキッ!!!!!!!!

パンピー「しゃらくせぇ!!!!!!!! ノコギリアタック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「う…うわぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「鞘淵東!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「ひぎっぷ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズザー!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「す…すまん…!」

ギル(…考えてる場合じゃッ…ない…!!!!!!!
今は実現出来ない綺麗事のことを考えるより 目の前の人を守るのであります…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!)
ギッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

195名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 01:05:55 ID:FgRI5GYsO
――

モリ「…む! リーダー殿もやっと動いたか
……それでいいでござる
今はまだ 理想は夢想でいい
未熟の中で…力を付ければいいでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジャキンッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー達『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

パンピー「なんかするぞ!!!!!!!! お…押さえろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

どわああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「…残念 …もう“挿した”
止められぬ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギュコココ……

ウィンウィンウィイイイイイイン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ガチャコォオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? た…盾の形が変わった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
初心者マークみたいな形の盾が………円が幾つも重なったような模様の丸盾に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「…拙者の盾『超便利盾(チョベリグウ)』は裏側のくぼみに あらゆる攻撃形態を記録したカートリッジを嵌め込むことで瞬時に形と性能が変わるのでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今さしたのは『衝撃』のカートリッジ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
その名も………『超螺旋盾(チョベリグル)モード』!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この盾の性能はッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポチッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギュポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポポ…

パンピー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ドッッッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドサササササササーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「周囲のあらゆるものを…吹き飛ばす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

196名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 22:18:41 ID:FgRI5GYsO
ドゥゴオオオオオーーーーーーーーーンッッ……


ざわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー「な………なん…だ…!?
向こうの皆が吹き飛ばされたぞ…!!!!!?」

パンピー「ば…化け物…」

ガクガク ブルブル

ギル(今のを見て士気が…!!!!!)

ギル「皆さん今のうちに行くでありますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…ヤンデル殿ォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」
コクン… ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…はあっ」
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオオオオオオンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

バキ…バキ…バキ……
ガラガラガラガラガラガラァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
《ヤンデルが道を粉砕し新たな道が出来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「と…とりあえずこちらから逃げるでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ったくー」

のりぽん「行くぞッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

妻「は…はい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


モリ「では拙者も
………もうついて来ない事を推奨する」
ジャキィッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

パンピー達『…!!!!』


―――

ダダダダダダダダダ…

ビラコ「…はらー…! なんとか危ないのを抜けて良かったですねぇ…!」

ツバメオー「まったく やりづらいヨ」

モリ「最後は動いたでござるなリーダー殿
綺麗事だけでは事は済まない……それが分かったでござるかな」

ギル「えぇ…
……しかし次もまた町の方々が襲って来たら…自分はまた迷うでしょう」

モリ「…なるほどな」

モリ(まだ甘い…)


ダダダダダダダダダ……

197名無しさん@避難中:2014/07/11(金) 22:52:57 ID:FgRI5GYsO
―――

のりぽん「…この先だ!!!!!!!! 路地を抜けるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「やっとかヨ…」

ギル「どうやらヤンデル殿が開いた道が近道だったようでありますなッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「一般人も追ってこらぬでござる
気力を失ったか」

ギル「あとはのりぽん殿の知ってる抜け道とやらまで行くだけでありますっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「もうすぐそこだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほら…………見えたぞッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』


じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


のりぽん「『モンキーランドハピネススーパー温泉THE市役所』だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババーーーーーーーーーンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「来ちゃったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「ここに町の外へ続く抜け道があるのだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「来ちゃったよ!!!!!!!! 図らずも来ちゃったよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「派手な建物でござる…」

ギル「この建物はなんの建物でありますか?」

のりぽん「そのまんまさ
市役所とスーパー温泉が合体した施設さ」

ツバメオー「なにそのありえへん組み合わせはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「内部はあらゆる温泉プールがある まるでアトラクションのようにな
おかげで意味もなく住民票を取りに来る町の人間もたくさんいるのだ
夏になるとカップル達がここで遊びたいがために婚姻届けと離婚届けを交互に申請してくるほどだ
おかげでこの町の結婚率と離婚率は世界一さ」

ツバメオー「もうそれ普通にスーパー温泉だけやれヨ…」

198名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 00:19:26 ID:tUxWz4X.O
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org40636.jpg

199名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 00:36:48 ID:tUxWz4X.O


ガチャ

かぽ〜〜〜〜〜〜〜〜ん……

ツバメオー「すげぇ………開けたらすぐ温泉とか…」

モリ「温泉を抜けた奥に窓口があるのがなんともシュールでござる」

ビラコ「お…泳ぎたい… 浴そうに天狗の鼻を浮かべてその上にダイブしたい…」
プルプル…

のりぽん「今日は土曜日なので休みだな…都合がいい
こっちだ」

―――

のりぽん「この温泉だ」

ギル「…? フタがしてありますが…」

のりぽん「開けてみるといい」

ギル「では…」
ガコ…

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「なんと深い穴……」

のりぽん「世界一底が深い温泉を作ろうと調子に乗って掘りまくったら地下の下水道まで掘り進んでしまったらしい」

ツバメオー「アホかヨ…」

ギル「…!! したらばッ ここを下り下水道を通ればッ…」

のりぽん「町の外のドブ溜まりから町の外へ抜け出せる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「おぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

のりぽん「ただし絶妙にくせーけどなァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「絶妙に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? 嫌だヨそれッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「大丈夫でありますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
この世にウンコ魔法より臭いモノなど存在しません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それを直に飲まされた自分にとっては下水道の匂いなど香水と変わりありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「どんな経験してんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「しかしこの深い穴をどう降りる?
拙者は裂傷程度なら喜んで受けれるが 他はそうはいくまい」

ツバメオー「当たり前だヨ」

ビラコ「じゃあ私にまかせてですよ」

ビラコ「この黒天狗の鼻を押せば……」
ポチッ

グイィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン……
ドッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「鼻が伸ばせるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
これで滑り降りるです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「なんだその謎機能!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

200名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 01:14:30 ID:tUxWz4X.O
――― 下

スタン…
ギル「…とっ… …かなり深かったでありますね」

のりぽん「こっちだ」

ツバメオー「っぷぁあああああ〜〜〜〜〜〜〜…!!!! …くさいっ…!!!!
死ぬーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「死ね……」

ギル「…」

ギル「スウウウウウウウウウウウーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しゅお〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!《深呼吸》

ツバメオー「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギル「……………ふふっ」
ニギャリッ!!! グッ!

ツバメオー「いや………自分は大丈夫ですよアピールしなくてもいいから」


――― そすて…

カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

息子「外だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わっ!!!!!!

娘「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

わいわいきゃっきゃっ

ヤンデル「………着いた…」

モリ「なかなかクレイジーな時間でござった…」

ビラコ「匂いが鼻に残ったです」

ツバメオー「お……おえぐちょぶばぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲロロ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「汚…!」

ギル「ふふ…」
ぽんっ…
どやりっ……!

ツバメオー「だからアピールいらねーつってんだろうがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

201名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 01:28:57 ID:tUxWz4X.O
そしそして…

ギル「何事もなくアジトに到着したであります
傭兵に遭遇しなくて良かったでありますな」

妻「ここが…」

のりぽん「あぁ ここがネアメのアジトだ
もう安心だぞっ!!!!! 俺も付いてる!」

息子「やったー!!!!!!!!!!!!!!!!」

娘「パパもー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「結局のりぽん殿もネアメに帰還を?」

のりぽん「あぁ あの町にはもういられないからな…
また渡り鳥は再開するが とりあえずしばらくこのアジトに居させてもらうつもりだ」

ギル「えぇ その方が子供達も良いでありましょう」

のりぽん「………」
スッ…《並ぶ一家》

のりぽん「……俺の家族を……ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうかよろしく頼むっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ぱぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「も…もち…もちろんでありますよッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これからは皆さんネアメの家族であります!!!!!!!!!!!!!!!! 共に助け合っていつか魔反会を打ち倒しましょう!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇ皆さん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「お風呂ーお風呂ー」

ビラコ「天狗のお手入れ〜〜」

モリ「さぁ生傷の保全でござる… フフ…刺され心地日記にも記さねばな…」

スタスタスタ…

ギル「お約束ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズココー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

のりぽん「…あんたも大変そうだな」

息子「おっさん達仲悪いの?」

ギル「は…はは……まだちょっと…でありますよ
でもいずれはきっと…!!!!!!!!!!!!!!!!」
グッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

息子「へー
まー頑張れよおっさん」

ギル「応援ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(まず…“おっさん”を訂正すべきじゃないかな………)

202名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 01:52:05 ID:tUxWz4X.O
そすて



ギル 自室

ギル「…ふー ディミリア様への報告も完了であります
………今日もなんとか…やれた…のでありましょうか」

ギル「………いや
…まだまだ…チームとしてはグダグダでありました
…もちろん皆さんは悪くないであります 悪いのは自分であります
……皆さんに認めてもらうために 精進して立派なリーダーにならねばならないであります…
そして……もっと強く……もっと強くなって…
全てを守れる人になるであります
増えつつあるネアメの人々も… 世界で涙を流す魔法使いの方々も…そして 自分の理想も…守れる人間に……
…………なってみせる……」
ぐっ…

ギル「…………さて
……あまり固いことを考えてると 脳が石になってしまうでありますな
そろそろ“息抜きタイム”といきますか……」
ゴクリ…!!


―――

スタスタ
ヤンデル「………」

ヤンデル(みんなが思うようについて来なくてギルがヘコんでそうだ
部屋に遊びに行って すこしでも元気になってもらおう…)
ツバメオーと2人きりになるのもヤだし…

スタスタスタ…ぴた…

ヤンデル「…ここか」

コンコンコン

ヤンデル「…?」

しーん…

ヤンデル「いない…?」
ガチャ…そー…

ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「ぶひょふぇへへへーwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
秘蔵のパン筋コレクション大放出でありますぞwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
今日はどのパン筋写真で悶々しましょうかねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
おうぃwwwwwwwwwwwwwwwやはりタイトスカートごしのパン筋かオーソドックスかにゃぽぉwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ほしゅぶれれれぇwwwwwwwwww浮き上がるおパンチュんもんももーwwwwwwwwwwwwwww
ほっふぃいーwwwwwふぃふぃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwんばーwwwwwwwwwwwwww
待てぃよぉwwwwwwwwwたまにはマニアックなパン筋写真をスリスリしたいにゃあwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
なんかないかにゃーwwwwwwwwwwwwwんひひっほひーのwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぱ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwりwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
スパッツごしのパン筋きましたわあああああああああああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwほんぐょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
たまんね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! たまんねたまんねたまんねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
溜まんねこれ何かが溜まんねヒョーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ぶりゃひゃべーwwwwwwwwwwwwwwwこれやべえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
君に決めたっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「…はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 視線!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
バッ!!!!!!!!


ヤンデル「―――」
ワナワナワナ


ギル「う…うぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブブーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

203名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 02:08:36 ID:tUxWz4X.O
ギル「―――」
《白目》

ヤンデル「―――」
《四白眼》

ず〜〜〜〜〜〜〜〜ん…


ギル「………」

ヤンデル「………」


ギル「HAHAHAHA どうしたんだい?」
きらぁ〜〜〜〜〜〜〜〜………《何食わぬ顔》

ヤンデル「………!」

ダッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ヤ…ヤンデル殿おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お待ちをおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズズズ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガク〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「まっしたわな(しまった)ーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
最悪な場面を見られてしまったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毎夜恒例パン筋鑑賞ぐぁあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わなわなわなわなわな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ジョバー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《失禁》

ギル「こ…こんな変態な姿を見られたらリーダーとしての威厳がぐあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや元から無いけどもおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
せっかく仲良くなれたのにいきなり軽蔑された〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
い…いやまずいぞ!!!!!!!! このままヤンデル殿がツバメオー殿に今のことを話したら…!!!!!!!!
〜〜〜〜〜〜〜〜…!!!!!!!!!!!!!!!! 嫌だーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
考えたくもないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゾ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「き…決めた!!!!! 情けない思いをするまえにこの腹をかっさばいて…」
カチャリ…

ガチャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ヤンデル「ハァッ…ハァッ…!!」

ギル「ヤ…ヤ…ヤンデル殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
あ…あのっ…さ…さっきのはですね ちょっとした鍛練でしてね 決して――」

ヤンデル「…」
ぽいっ

バララララ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!

ギル「!!!!!!!!? 写真!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
これは……」

ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ブ……ブラ筋写真!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばば〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「……………俺のコレクション…」
ニ…

ギル「ヤンデル殿…!」

ふぁあああああああああああ…………



その夜
2人は互いの“筋”への思いを語り明かしたという…
2人の絆は深まった……

204名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 02:21:09 ID:tUxWz4X.O
――― 夜中


ほー… ほー… ほー…
リーン… リーン… リーン… リーン…


ディミリアの部屋………


ディミリア「………」

??1「先生… それは本当ですか…?」

ディミリア「……はい」

??1「……」

??2「先生… なんとか ならないのか…?」

ディミリア「………私も最善は尽くしました… でも…………
ごめんなさい………」

??2「…くっ…!」

??1「いいんです先生
先生が私のために あの手この手と治療を施してくれたのは
私が一番知っています」

ディミリア「…」

??1「先生がいなかったら私はもっとはやく死んでたと思うんです
ね………お兄ちゃん」

??2「………」

??1「私はいいんです
ただ私は この日まで先生が私のために色々としてくれたっていうことがとても嬉しいんです
それだけでいいんです
私はそれで十分なんです」

ディミリア「………うっ…!! うぅっ…!!!!!!!」
ぽろぽろぽろ……

??1「先生………私のために泣いてくれるのですね
……嬉しい ………その思いで…十分です
それだけでいい… 私はそれだけで幸せです
それだけでいいんです…」

ディミリア「ッッ……!」

??1「私は死ぬのは怖くありません
でも……一つだけ…」

ディミリア「なんですか…?」

??1「………最後の最後に…私は“お願い”をしたいんです
先生 どうか私のわがままを…聞いてくれませんか…?…―――」



――――――――………

205名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 22:36:48 ID:tUxWz4X.O
――― 超朝っぱら ―――

キキルコッコー!!!


ギル「…ふぁ……むにゃ… ねむ…であります…
まさかこんな早くに起こされるとは…
ヤンデル殿と筋談義をしていたら夜が更けていたであります……」

ヤンデル「…」

ギル「あぁいやヤンデル殿は悪くないのでありますよ
男同士であぁして語らうのも 同じ部屋で寝るのも修学旅行のように久々で楽しかったですし…
しかし…良かったんですかね? 部屋にヤンデル殿が帰ってこなかったらツバメオー殿が心配するのでは…」

ヤンデル「たまにはいいよ……」

ギル「それならいいのでありますが…
しかしヤンデル殿 自分の部屋でお泊りしたばっかりに自分と共に朝早くから起こされるハメになったでありますね
しかし…一体なんなのでありましょうか… ディミリア様から急な召集とは…」

ヤンデル「…内容は…?」

ギル「分かりません
とりあえずこれからディミリア様のお部屋に行くのでありますが…
どうやらもう一人呼ばれた方がいらっしゃるようであります
とりあえずその方を待って……………ムッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ピクンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ぐんッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギル「そこォッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシィッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」


カアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ポポンッ!!!!!!!!!!!!!!!!


ヤンデル「………天狗?」


スッ…
ビラコ「ばれちゃったですね」

ギル「やはりビラコ殿でありましたか」

ビラコ「ふふふ ギル君腕をあげましたね」

ギル「二度目ですから
今回は天狗の気配を感じました」

ビラコ「やるー♪ ですー」

きゃっきゃっ


ヤンデル(なんだこの2人…)

206名無しさん@避難中:2014/07/12(土) 23:14:21 ID:tUxWz4X.O
―――

ギル「ディミリア様に呼ばれてたもう一人の方とはビラコ殿でありましたか」

ディミリア「はいですよぉー センセが急に呼ぶからビックリしたですよ」

ヤンデル「…先生…?」

ギル「ディミリア様の事でありますね」

ビラコ「そうですよぉ
ディミリアセンセは私と同じ医大の出で センセが先輩だったですよ
すごく成績も良くて腕もすごいから勝手にセンセって呼んでるですよ
私このネアメでも元もとはセンセの助手として働いてたですよ」

ギル「ビラコ殿が治療に使う治癒札もディミリア様が魔力をこめているものでありますからね」

ヤンデル「へー…」

ギル「しかしビラコ殿がわざわざ呼び出されるとは
普通の任務とは違う気配を感じるであります」

ビラコ「なんでしょでしょ?」


――― ディミリアの部屋

ギィ…
ギル「ディミリア様ッ ただいま参りましたっ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「おはようございます 朝から呼んでごめんなさい」

ギル「いえ…」

ガバーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「センセーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おはよですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「ビラコさん おはようございます
今日も天狗さんが輝いてみえますよ
あら? 今日のお面は烏天狗?」

ビラコ「そうですよーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!! さすがセンセはよく分かってるですねー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
才色兼備で天狗知識も備えたセンセはいいお嫁さんになるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 」

ディミリア「あはは…私がお嫁さんだなんて…まるで天狗の木登りですよ」

ビラコ「さりげのない天狗の諺キマシタワーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすがセンセ!!!!!!!! そのウイットさに痺れる憧れるーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「やめてくださいビラコさん… そんなにおだてられたら天狗になってしまいますよ」
どや…

ディミリア「畳み掛けてキターーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴオオオオオオオオオオオウッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「さ…さすがディミリア様っ… 絡み方を分かってらっしゃる!!!!」
メモメモ

ヤンデル「…」

207名無しさん@避難中:2014/07/13(日) 00:16:01 ID:LQnv11YQO
ギル「して…
こんな朝にお呼びだしとは一体…?」

ディミリア「はい
実はギルさんのチームに急ですが特別な任務をしてもらいたいのです」

ギル「特別な……でありますか」

ディミリア「……ギルさんのチームには連日任務をしてもらって 今日はお休みしてもらおうと思ったのですけど……
この特別任務は繊細かつ迅速で確実さ…そして心強さが必要です
そしてそれは最も信頼出来るギルさんのチームをおいて他にいないので…」

ギル「じ……じじじじッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
自分のチームが最も信頼出来るですと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?/////」
かあああぁ〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「そ…そそそそそっ!!! そんななんと勿体ないお言葉っっ
じ…自分なんて……あぁいやッ!!!!!!!! チームの自分以外の方々は皆素晴らしい方ばかりですけどもそれでもやはり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
な…なんというかものすごく恐れ多いというか気恥ずかしいというか逆に困るっていうかーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
にへら〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!
くぃっくぃっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「ものすごいニヤケ顔で小躍りしてるですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル(わかりやす……………)

ギル「はぁはぁ……と…とても恐縮ではありますがその誉れ ありがたく頂戴するでありますッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシィ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「はい」

ギル「し…して!!!!!!? 特別任務とは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ディミリア「……………………それは…
…護衛です」

ギル「護衛? またどこかの町で魔法使いの方が待っていらっしゃるので?」

ディミリア「いえ …今回は“逆”です
このネアメにいるある魔法使いを護衛し 外の世界を回ってほしいのです」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』
ざわっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…?!! 魔法使いの方を…わざわざ外に…!!?」

ビラコ「それって危険なんじゃないです? 何故わざわざ?」

ディミリア「“願い”だからです
…ある薄命の少女の……最後の願いなのです」

ギル「…!?」

ビラコ「…まさか…!」

208名無しさん@避難中:2014/07/13(日) 01:01:56 ID:LQnv11YQO
ギル「ビ…ビラコ殿 知っているので!!?」

がたっ!
ビラコ「センセっ!!!!!!!! それ…本当です!!!!!!!!!!!!!!!!?
も…もう…あの子はダメなんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ギュ…
ディミリア「……はい
………私も色々な手を尽くしましたが…
……もはやどうすることも…」

ビラコ「…………」

ディミリア「…まだあんなに若いのに………悔しいです…
医療の限界が……いや…自分の未熟さが………
御祖父様ならもっと……! …!!」

ビラコ「センセ…! 自分を責めないで…!!!!!!!!
センセは誰よりもあの子のために戦って来たんです…!!!」
ぽろぽろ…

ギル「あっ…あの…!
…一体どういった話なのでありますか?
自分にはさっぱり…」

ディミリア「………その子の名前は“もみーの・ツウフ”
初期ネアメが壊滅する以前からネアメのアジトで私が看ていた病気の少女です
その子が患っているのは……『超ビックラ・ストッピングハート病』…いわゆる“不治の病”です
…日が経つにつれ心臓の鼓動が弱まり 最後には止まってしまう現代最後の不治の病と呼ばれてる治療法が皆無の病気です
…私は治癒魔法を使ってその病気の進行を遅めていたのですが……もう限界が来たのです
あの子はもう いつ心臓が止まってもおかしくありません
今日一日は持つとしても……明日には…明後日には…………少なくとも3日は生きられないでしょう」

ギル「な…なんと… そんな方が居るとは知りませんでした…」

ディミリア「その子はとても強い子でした いつも朗らかでとても病気とは思えませんでした…
その事実を話しても あの子は泣いたり取り乱したりするどころか…
私にっ……感謝を…!!!!!!!!」
ぶわっ… ぽろぽろ…

センセ「センセ………うぅ…」

ギル「………その…方の… さ…最後の願いというのは……」

ディミリア「…はい
あの子は外へ………自身の故郷などを巡ることを望んでいます
ギルさん達のチームには あの子の護衛をしてもらい 一つでも多くあの子の最後の心の清算を手伝ってほしいのです…
あの子の願いを…私は叶えてあげたいっ…!!!!
まかせられるのは…あなた達だけなんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
お願いします!!!!! あのこに…最後に…最高の景色を見せてあげてください…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぽろぽろ…

ギル「…」

ヤンデル「…………」


ギル「…もちろんであります…!
その任務……引き受けますッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ディミリア「…!! ありがとうございますッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ペコッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

209名無しさん@避難中:2014/07/13(日) 23:15:19 ID:LQnv11YQO
そして


ギル「というわけであります」

ツバメオー「というわけじゃないヨ! こんな朝っぱらから呼び出してさぁ?↓
それってつまりボク達は休み返上ってわけでしょ?↓
マジありえんてぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
働かせすぎだよこんなもんは!!!!!!!! 超絶ブラックもいいとこだヨこんなもんはッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
だんだん!!!!!

ヤンデル「…仕方ないだろ…」

ツバメオー「仕方なくなくないしっ!!!!!!!!!!!!!!!!
てゆーかヤンデルぅ!!!!? お前昨夜はどこに居たんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ボクを部屋に一人で残すなんて気が狂ってるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
怖かったんだぞバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムガォー!!!!!!!!

ヤンデル「…」;

ギル「あわわ…やはりご立腹ではありませんか……」

ツバメオー「夜遊びするときはボクに前もって言っておく約束だろーが!!!!!!!!!!!!!!!!
なにしてたん!? どこの誰とヨロシクやってたのかいっちょツバちゃんに言ってみなっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「……………ギル…」

ツバメオー「は…はぱわあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガタァァーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「は…はぱぱぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! おぺぇーーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アッ…アッーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アッーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「

               _,,-i、
              _,,―''"`  ゙l,                        __
        _,,-‐'″      ゙l、                         /| `゙'''ー-??
    ,,,,-‐"`         _   |、                     ,i´l゙     .l゙
 .,,-''"`       _,/"|   ,li、                       丿 .l゙     ,l゙
..〔       _,,,-'"゛  .|   ,"|、                     ,/  │    │
 `ヽ   .,,-'"` ,,,-, ,l゙   │ ゙l、                 ,/   ,|    ,i´
   ヽ ,/  ./′ ゙ッ′  丿  .゙l                 ,/   ,l゜   │
    ゙'ヽ、   ヽ      .,/_,,,,,,,,-←i、  ,,-‐i、         丿    l゙    ,l゙
     `'-,、  ゙i、   .,,/` ゙l  |  .゙l  ゙l  ゙l .,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ィニ,,,,,,,、 .|   ./
       `'-、 ゙l   ゙レ、 ゙l  .゙l  .゙l  |  .| .l゙゙l             |  .|   │
         `''-|    | \ │ .゙l  ゙l .|  .l .| ,←―――――-r",,-“',,,Z″
          /    |  `'i、l,--←'''''゙l /  .l│l゙        ,,-ンシ广゛ l゙
         丿    .|   ゙'ミヽ.__,,,,-'"  .,iト|│      ,,/ンシ'゛ .l゙   .|
           ,i´    /     `!|、    ,l゙l゙|.l゙     ,,r'/シ'".,,/゙~゙゙二''"
         `'ヽ,、 .,/       ゙゙l,_,,,,-''"` ||,l゙    .,,/゙lソ'゙,,-'"_,,,-‐'″
           `'ヘ-,,,、      `'i、   ,lリ   .,,,ji!'彡‐,ン‐'"
               `゙''ー-_   `ヽ  .l|" ,,,il|リニン''″
                   `゙'''ー-,,,,\ ,リ,,,終゙‐'゛
                        `゙'"゙'゙″




ギル「ナニを想像してるかは分かりませんがそれは勘違いであります」

210名無しさん@避難中:2014/07/13(日) 23:34:07 ID:mQ1gE/cY0
wwwwwwwwwww

211名無しさん@避難中:2014/07/13(日) 23:39:25 ID:LQnv11YQO
ツバメオー「お…お前らボクの知らないところでBLを加速させやがって…!!!!!!!!
需要ないっつってんだろーが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォーッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「だから違いますって!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「…ただのお泊りだろ……
それくらい誰でもやる………
ツバメは友達いないから経験ないだけ………」

ツバメオー「な…なにおー!!!!!!! ボクだってなぁ…ボクだって隣町のかなた……… …!!
キ…キイィーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 嫌なやつ思い出しちゃったヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
ふざけんなバカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シャーク!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」;

ツバメオー「ボ…ボクは孤高の戦士だから友達なんていらんのだヨ!!!!!!!!
ヤンデルっつー下僕だけで十分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かったか! バーカバーカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ぷぺぺぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キーッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…」;

モリ「その話は置いといて……
命の火が消えかかった少女の最後の思い出作りの護衛でござるか
なかなかデリケートな任務でござるな」

ツバメオー「そうだよ!!!!!! 死にかけなんかが来たら変に気ィ使っちゃうヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
やりづらいったらないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「それが…ディミリア様からは『必要以上に気を使わなくていい 普通に…友達のように接して欲しい』……とのことであります」

ツバメオー「なにそれ!!!!! 簡単に言うなぁ統括サン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「まぁツバメはぼっちだから……普通の友達感覚…分からないだろうな…」

ツバメオー「ん…んなんだとーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんか今日はまた随分と強気じゃないヤンデル!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

212名無しさん@避難中:2014/07/14(月) 00:14:24 ID:cdx8fq6sO
ツバメオー「お前がこのツバちゃんにそんな態度取っていいと思ってんの?
お前なんかボクがいなかったら今頃100回は自殺して……」
むんっ
《偉そうにのけ反るツバメオー》

ギル&ヤンデル『………』
じ…

ツバメオー「な…なんだヨ?」

ヤンデル「…見た?」
ヒソヒソ

ギル「えぇ」

ヤンデル「やっぱりツバメはどう頑張っても筋ラー的には“ナシ”だよな…」

ギル「えぇまぁ……やはりもっとこう…メリハリがないと…」
ぶつふつ…

ツバメオー「な…なにを話してるの?」

ギル&ヤンデル『…』
じ…

ツバメオー「…?!」

ギル&ヤンデル『ぷーっ くすくすくす…』
ぷぷー!!!!

ツバメオー「なにこいつらブチ殺してぇ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ワナワナワナ ビキビキ…


モリ「…リーダー殿 いつのまにヤン坊を懐柔したのやら
あそこまで年相応の顔をするヤン坊は初めて見るでござる…
なぁビラビラ嬢………ん?」

ビラコ「(●)  (●)
      -=ニ=-  」
も〜〜ん…

モリ「な…なんて顔をしてるのでござるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ぞ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「はう……私………もみーのちゃんが来たら…
センセが言うような“普通”に接せるのか…自信がないですよ…
だって…もみーのちゃんは以前から私も看てたですから…
もうあの子が死んじゃうって思ったら……泣いちゃうかもですよ…」
ぶるぶる…

モリ「……ふむ
涙を流すのを止められないなら…隠すしかないでござろう」

ビラコ「…」


わーわーぎゃーぎゃー

ポカポカポカポカ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「オヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨヨッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル「い…痛いからやめろ……」
死ねマジ…

ギル「ツバメオー殿申し訳ありませんでした!!!! だからおやめを……
…!!!! ハッ!!!!!!!! み…みなさん
どうやらもみーのさんがいらっしゃったようでありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?』


カラカラカラカラカラカラカラカラ…………

213名無しさん@避難中:2014/07/14(月) 01:22:20 ID:cdx8fq6sO
カラ…
《車椅子を押され現れたのは…》

しゃ…ん
もみーの「こんにちわ
もみーの・ツウフです」
【薄命の少女 もみーの】

ギル「あなたがもみーの殿でありますか!
自分達が今回の旅をサポートする特外部隊 ギルチームであります!
自分は一応リーダーをさせてもらってるギルであります!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「くす…」

ギル「!? な…なにか!!?」

もみーの「本当… ディミリア先生が言ってら通り面白い人…」

ギル「お…おもしろい!!!!? ディミリア様的には面白キャラだったのでありますか自分!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「あ……ビラコ先生
いつもお世話になります」
ぺこり…

びくーん!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ「はわわ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? お…お世話なんてそんなそんなですよう!!!!!!!!!!!!!!!!
私がお世話したことあるのは天狗ときゅうりだけですよっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
あせあせ

もみーの「うふふ………あれ?
ビラコ先生 なんで天狗のお面をかぶってるんですか?」

びくっ!
ビラコ「えっ…あっ!
て…天狗ごっこですよぉ!! 毎朝のお決まりですよ!!!!!!!!
て…て…天狗だぞ〜〜〜〜〜〜〜〜
最近の天狗は風は風でもえっちな風を操るぞ〜〜〜〜〜〜〜〜
ぶ…ぶお〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」
ふぁさふぁさ

もみーの「あははは なんですかそれ」

ビラコ「大好物はボルシチだぞー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
好きな車はトッポだぞぉー…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
がおー!!!!!!!!

もみーの「すごーい! 天狗っぽい!!!!」

ツバメオー「どんな天狗だヨ」

もみーの「…あっ! 他の方々にも挨拶しなきゃっ!
あのっ…えっと! もみーのです! よろしくお願いします」
ぺこ

ヤンデル「………!」;
あせあせ きょどきょど

モリ「よろしくサイドチェースト!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ふん」

ギル「…と…ところで もみーの殿の車椅子を押している方は…?」

もみーの「あ そうそう
この無愛想な人は私の兄……ウソニです
お兄ちゃん挨拶しなきゃ」

ウソニ「言われなくてもする
…………今日はどうかよろしく頼む」
【もみーのの兄 ウソニ】

214名無しさん@避難中:2014/07/14(月) 01:24:09 ID:cdx8fq6sO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org41411.jpg

215名無しさん@避難中:2014/07/14(月) 01:24:22 ID:cdx8fq6sO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org41410.jpg

216名無しさん@避難中:2014/07/14(月) 21:30:16 ID:cdx8fq6sO
ツバメオー「や…やだーっ! けっこーカッコよくない!? あれ!↑↑」

ヤンデル「さぁ………」

ギル「なるほど
ではお兄さん殿も同行なさるわけでありますね」

ウソニ「あぁ
一応護身用に射撃術を心得てるから妹ほど足を引っ張るつもりはない
その点は安心してくれ」

もみーの「もー!!!!!! やなによお兄ちゃん私を引き合いにだしてぇっ!!!!!
お兄ちゃんお節介やきだからついて来なくてよかったのに」

ウソニ「そういうわけにはいかないだろう
俺がいなかったら誰がもみーのに薬を飲ませるんだ?
俺じゃなきゃお前が粉薬はオブラート10枚で包まなきゃ飲めない なんて分からないだろう」

もみーの「きゃーーん!!!!!!!! お兄ちゃんのバカバカカバさんっ!!!!!!!!!!!!!!!!
そんなの言わないでよぉ!!!!!!!! 子供みたいじゃないー!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポカポカ!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「子供だろう」

もみーの「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!! うるさいクロサイ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ポカポカポカポカっ!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「な…中のいい兄妹さんでありますね」

ビラコ「…」

ツバメオー「つーかあの子やおらテンション高くない?↓
アレでほんとに…」


もみーの「ていうか私薬飲まなくていーじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうせもう死んじゃうのに」

ウソニ「…」


みんな『………』
すぃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん…


もみーの「あ…ごっ ごめんなさい!!!!! ものっすごい気まずい雰囲気感じる!!!!!!!!!!!!!!!!
半ズボンとキティちゃん草履というラフすぎる格好でコンビニで立ち読みしてたら横にチャラい若者達が大挙してやってきた時くらい気まずい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すいません今のKY発言は忘れてください!!!! 本当にウニぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「…はは」

もみーの「…はいっ! 愛想笑い!!!!!!!! ありがとうございます!!!!!!!!
愛想でも笑ってくれるだけで私はいいんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パアァー!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「…」

ツバメオー「こいつ頭クルクルアレじゃん…」

217名無しさん@避難中:2014/07/14(月) 23:28:03 ID:cdx8fq6sO
ウソニ「…もみーの それでも薬は飲まなきゃダメだ
あれはお前のためのものなんだからな」

ビラコ「そ…そうですよぉ! もみーのちゃんのお薬はディミリアセンセが丹精込めてぐつぐつ煮込んだダシの利いたお薬ですよ!!!!!!!!!!!!!!!!
飲まなきゃセンセにも悪いですよ?!」

ツバメオー「何故煮る」

もみーの「あ……そうですね そんなことしたらディミリア先生に悪いですね!
じゃあ飲みまーす!」

ウソニ「当たり前だ
妙なことを言った罰で今度の薬はオブラート5枚に減らすからな」

もみーの「きゃーん!!!!!!!! 浸透してきちゃうー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! チャウチャウー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「さっきからその動物言葉遊びはなんだヨ」

もみーの「私 動物好きだから………って!!!!
かわいい女の子がいるぅ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ボ…ボク?」

もみーの「そうボク!!!!!!!!!!!!!!!!
ねぇねぇ! 君はいくつですか?」

ツバメオー「じゅ…16だヨ」

もみーの「きゃーん!!!!!!!! 奇遇! 私もなんだよ!!!!!!!!
同い年の人が居るなんて嬉しいなァ…!!!!!!!
あ…あのっ…えーっと…!!!!!!!!!」

ギル「この方はツバメオー殿であります」

もみーの「ツバメオーさん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あの! 急で申し訳ないんですけど! もし…良かったら…」

ツバメオー「…?」

もみーの「私とお友達になってくださいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「え…えはぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ドキィィィ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「まぁ素敵ですねぇ!!!! もみーのちゃんとツバメオーちゃんなら仲良くなりそうですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パ〜〜!!!

ツバメオー「と…と……とと…!!!!!? トト神!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ゴォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「いや友達」

ヤンデル「………なれよ… 友達いないんだからお前……丁度いいじゃん…」

ツバメオー「ん……んなぁっ…//// うっ…うぅぅっ うるさいなぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
と……と……友達なんて…別にっ…!!!!!!!!!!!!!!!!
こ………
こんなすぐ死んじゃうようなヤツと友達になったって意味ないじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「…」
にこっ…

ウソニ「…」
きっ…

みんな『…………………』
すぃ〜〜ん

ツバメオー「…………………や…やべぇ………」
ぞぞ〜〜ん…

218名無しさん@避難中:2014/07/15(火) 00:07:30 ID:PTK3yu9MO
し〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

ツバメオー「………とかなんとか言っちゃったりして……フゥー☆彡」
キャピ

ヤンデル「ちょっと来い…!」
ぐいっ!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「な…なにするんだヨ!!!!!!!! 痛いっ 痛いヨ!!!!!!!!!」

ヤンデル「バカかお前は……!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「いくらなんでも今のは空気が読めなさすぎではござらんか!!! 思わず“ドイヒー”って思ってしまったでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「だ…だって…
“普通に接する”んでしょ…? ボ…ボクもそう思ってさ…」

ヤンデル「あの言い方のどこが普通だよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もうお前一回像の肛門に顔突っ込んで死ね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「て…てめっ ヤンデルお前言い過ぎじゃない!!? このツバちゃんに言い過ぎじゃない!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ヤンデル「うるせぇー!!!!!!!!!!!!!!!! そんなだからお前は性格も“筋”もダメダメなんだよ筋煩いが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「だから筋ってなんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ブッ凍らすぞテメー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
キェー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ま…まぁまぁ!!!!!!!! 喧嘩はやめて!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「くすくすくすっ」

ツバメオー「!!!?」

もみーの「仲がいいんですね皆さん
ふふふ…私もそんな関係になりたかったですけど
やっぱり出会ってすぐに友達だなんて不躾でしたね ごめんなさい」

ツバメオー「………」

もみーの「…でもいいんです
私は友達になれなくても 皆さんという人に出会えた
皆さんが私という人間をほんのすこしでも覚えてくれたなら それでいいんです
私はそれだけで十分です」

みんな『…』


ウソニ「……」
…ふぅ…

219名無しさん@避難中:2014/07/15(火) 01:03:43 ID:PTK3yu9MO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org41838.jpg

220名無しさん@避難中:2014/07/15(火) 01:30:15 ID:PTK3yu9MO
もみーの「あの そろそろ出発しませんか?
私…はやく外に出たい!」

ウソニ「そうだな
時間も惜しい 急かすようで悪いが出発出来るだろうか」

ギル「あっは…はい!!!!!!!!!
そ…その前に少々ミーティングをさせてください!!!」

ウソニ「分かった」


―――

ギル「ふー…………とりあえず皆さん落ち着きましょう
まず落ち着いて…………そして…ヤンデル殿はいくつでありましたかな?」

ヤンデル「えっ」

ギル「年齢であります」

ヤンデル「………17…だけど」

ギル「ツバメオー殿は……16で… ビラコ殿は」

ビラコ「25ですよぉ」

ギル「モリ殿は?」

モリ「脂の乗った三十路でござる」

ギル「なるほど…………そして自分はハタチ………なるほど…」









ツバメオー「…いや なんの確認だヨ」

ギル「皆さんが落ち着くかと思って…」

ツバメオー「よく分からんけど…
………つーかさ…あの子…ちょっとやりづらくない?
ボク あーゆーのは苦手かな…」

モリ「ふむ とても16とは思えない達観した雰囲気があるでござるな
迫り来る死に対しても動じておらぬ」

ツバメオー「イカレてんだヨ 頭がもうパッパラパーだヨ」

ビラコ「そ…そんなこと言わないで下さいですよっ!!!!!!!! いい子ですよもみーのちゃんは…!」

ツバメオー「いい子すぎるんだヨ 正直息が詰まるね
ボク 辞退したいなぁ」

ビラコ「そ…そんなこと言わないで下さいですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのちゃん 同年代のツバメオーちゃんが居てすっごく嬉しそうでしたよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーちゃんが居なくなったら…あの子すっごく寂しがると思うですよ!!!! 声には出さないでしょうけど…
…お願いです あの子のために居てあげて下さい 話しづらいなら…しゃべらなくても…話を聞くだけでいいですから…」

ツバメオー「随分と必死だね おねーさん→」

モリ「そりゃ看病もしていたなら色々尽くしたくもなるだろうさ 医療従事者の鏡でござる」

ビラコ「……看護士だから…ってのもあるですけど……
そうじゃなくても…あの子はほっておけないですよ…」

ギル「それはなぜでありますか…?」

ビラコ「あの子を見ていると……私
“妹”を思い出すですよ……」

オオオオオオオオオオ………

221名無しさん@避難中:2014/07/15(火) 02:01:52 ID:PTK3yu9MO
ツバメオー「妹!!? おねーさん妹いたんだ!!!!!!!!?」

ギル「初めて聞きましたね…」

ビラコ「初めて言ったですから
…かなり歳の離れた妹でした とても愛らしくて人懐っこくて…
でも……いい子だったあの子はもう居ませんです」

ヤンデル「!!!!!?」

モリ「…何故でござる?」

ふるふる
ビラコ「分かりません
あの子は突然姿を消してしまったです
行方不明です…… 事件性があるかどうかも分からなかったです
パパとママは今もあの町であの子の帰りを信じて待ってるですよ」

ギル「い…今も? しかしビラコ殿の家系は魔法使いの血が入った混血でありますよね
ネオ魔反会は魔法が使えなくとも混血であれば容赦なく捕らえるでありますよ…」

ビラコ「混血といっても かなり遠ーーーーーくの血ですから……すぐには分からないと思うです
それに ネアメの渡り鳥の人のサポートに助けてもらってるですから何かあってもすぐ匿って貰えるですし…
あと私の町は『連合騎士団』のイエロスティ城下町に程近いところなので魔反会もあまり手を伸ばしてこないです」

モリ「なるほど…
さすがに魔反会も清廉潔白で世界の人々から支持を得やすい連合騎士団は敵に回したくないのでござろうな
そう考えるとビラコ殿の町は土地的には恵まれた安全圏といえよう」

ビラコ「…本当は私も一緒に待っていたかったです
でも…ジッとしていると あの子の事を思いすぎて押し潰されそうになって…
そこでディミリアセンセからお誘いがあったので 私だけネアメに入ったです
…そこで出会ったのがもみーのちゃんです」



もみーの「お兄ちゃん 見て! ねこじゃらし」
ふいふい

ウソニ「や…やめろ!!! “あいつら”が“来る”だろ…!!!!!!」
キョロキョロ…



ビラコ「もみーのちゃんは純粋でかわいくて…見てると守りたくなるです…
それはまるで私の妹と同じでした もみーのちゃんはそっくりなんです
私の妹に」

ツバメオー「…」

ビラコ「……妹は私の前から急にいなくなってしまったです… …
『あの時私が一緒に居れば』……そうやって何度も後悔したです

……そしてもみーのちゃんもまた いなくなってしまうです…
でも今度は… 突然いなくなるわけじゃないです……だから
だから今度は後悔しないように 出来ることはしたいです
もみーのちゃんの望みを叶えてあげたいです!!!!! もみーのちゃんが一番幸せな最期を………迎えさせてあげたいんです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だから…どうか…! 協力してくださいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴツンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

222名無しさん@避難中:2014/07/15(火) 23:19:14 ID:PTK3yu9MO
ツバメオー「うーん
ボクはヤだかな…」
すーん

ヤンデル「ここまで言われて断るとか…………」

ビラコ「そこをなんとか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオーちゃんが必要なんですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「でもなー 電波の相手はなー」

ビラコ「お願いです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
このきゅうり!!!!!!!! このきゅうりをあげますから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「ちっ……しょうがいな…
ただしボクはアルプス岩塩じゃないときゅうりは食わないヨ…!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「あ…ありがとうございますですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「きゅ…きゅうりで了承……」
ぞ〜〜ん…

ヤンデル「ツバメは昔からきゅうりが好物だったから……

モリ「きゅうり差し出せばなんでもしてくれそうな勢いでござるな」


ツバメオー「ただしボクはあの子と馴れ合うつもりはないからね」

ビラコ「…はい」

ギル「…よし! 話は纏まったでありますね!!!
では出発しましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ウソニ「もういいか」

ギル「えぇ! 出発しましょう!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!

もみーの「やった!」


――― 出口付近

ギル「あっ!!!!!!!」

ビラコ「センセ!!!!!!!!」

ディミリア「遅かったですね皆さん」


ツバメオー「わっ…………ネアメのボスじゃん」

モリ「統括殿がわざわざここまで出てくるとは珍しい」

もみーの「先生!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 見送りに来てくれたんですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「もみーのさん 皆さんの言うことを…お兄さんの言うことをちゃんと聞かなきゃダメですよ」

もみーの「はい!!! 先生 ありがとうございました!!!!!!!!!!
私………いってきます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ディミリア「……行って…らっしゃい…!」

223名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 00:19:24 ID:GC/mc94IO
ギル「ツバメオー殿 出口をよろしくお願いします」

ツバメオー「はいはい」
ポォア〜〜


もみーの「………」
ペコ…
《振り返りアジトへ一礼するもみーの》

ウソニ「…」

ギル「さぁ……外でありますよ」

もみーの「わあ………」
カラララ…


ザザアアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜…
パアアァァァァーーーーーーーーー……
も゙〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん…

《目の前に広がるのは茶色い土と枯れた茶色い木と茶色いウンコが広がる茶色い景色!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

もみーの「綺麗………」
きゅん…

ツバメオー「どこが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
ど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「えー 綺麗じゃないですかぁ」

ツバメオー「綺麗じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!
この茶色に茶色が畳み掛けられた空間のどこが綺麗だヨ!!!!!!!!
おばあちゃんの弁当だヨこんなもんは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウンコくせぇし!!!!!!!!」
ぷ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「でも…青い空があるじゃないですか
それだけで十分綺麗です」

ツバメオー「それ結果景色褒めてないよね」

もみーの「ウンコの匂いもほら…
ウンコで作った香水だってあるくらいだし 大丈夫じゃないでスカトロー」

ツバメオー「フォローになってないヨ!!!!!!!!!!!!!!!! じゃあお前深呼吸出きんのかよココで」

もみーの「出来ます鱒よ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
スゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………」


もみーの「ぶげぽォぼぉオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶちゅあアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「吐血したーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ばーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

224名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 00:21:34 ID:zT08sPgU0
アカンwww

225名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 00:33:33 ID:GC/mc94IO
もみーの「おぶるォオオオーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぶるぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲチョゲチョブチャチャブッチャアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「物凄い勢いで吐き出したんですけどーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「ツ…ツバメが変なこと言うから……! 全身の血を吐いてお前が死ねよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ボ…ボクしらないよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「安心しろ ただの発作だ」

ギル「安心出来るレベルに見えませんが…」

ウソニ「もみーの 薬を飲め」

もみーの「べぶぉろオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
べええぶらぁあああああああああああばああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おぶるぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁとぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ブシャブシャシャーッ!!!!!!!!

ウソニ「あぁわかってる オブラートだな」
ガサガサ…

もみーの「じゅまあああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ぢゃんぼろじゅばばいがじゃれべえエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドバアアアアアアアー!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「よし ほら 包んだぞ
飲め」

もみーの「あう……」
パク…

ペショー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの「ンべべぇー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! ごれ9まいじががじゃなっでないよボォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
じゅーばいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! じゅーまいばあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「くそっ バレたか」

ツバメオー「なに呑気なことしてんのこの人!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「おっと オブラートが切れた… 一回もどってくる」
タッ…

もみーの「ばやぐじでエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドッボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「余裕かましすぎーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!

226名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 01:00:43 ID:GC/mc94IO
――― そして

もみーの「ごめんなさーいみなさんっ!! ちょっとさっそく失礼かましちゃいましたっ!!!!!!!!」

ウソニ「そうだ いきなり吐血滝流れなんてはしたない真似を」

もみーの「きゃーん!!!!!! うるさいよお兄ちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「い…いやしかし大丈夫なのでござるか?
あきらかに致死量の血は吐いていたと思うでござるが…」

もみーの「ははっ……まぁ…
慣れっていうんですかね?」

ツバメオー「慣れないヨそんなもんは……」

もみーの「ちょっと張り切りすぎたんです!!!! もう大丈夫なんではやく出発してくださいシロサイ!!!!」

ギル「先が不安だ………」


―――…

モリ「ほう ご両親がはやくに亡くなり…兄妹で生きてきたと…
なかなかの苦労をしているのでござるな」

もみーの「いえいえエイエイー! そんな大した苦労なんてしてないですよー!!」

ウソニ「そうだな 看病されっぱなしのお前に苦労なんてないだろう
苦労してるのは看病してる俺の方だからな」

もみーの「きゃーん!!! お兄ちゃん毒舌ー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「あはは…」

ツバメオー「………つか お前らホントに兄弟?」

ウソニ「…」

もみーの「あ! ツっちゃんそれ言っちゃう?」

ツバメオー「ツっちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!? なんか急に距離縮められてるですけど!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「どういうことでありますか?」

ツバメオー「その子から魔力は微かに感じるけど……お兄さんからは感じないんだヨ
兄妹ならどっちにも魔力があるはずだヨ」

もみーの「それは…」

ウソニ「俺達の両親の子供はもみーのだけだ
俺はもみーのが生まれる前に引き取られた養子だ」

もみーの「ダンボールの中に捨てられてたんだよね」

ツバメオー「猫かヨ」

ウソニ「確かにそうだが それは然したる問題じゃない
俺がもみーのの兄で こいつが妹であることには違いない」

もみーの「お兄ちゃん……」


もみーの「よっ!! このロリコンのシスコン野郎!!!! 光ってるよ!!」
やんやー!!!!!!!!!!!!!!!!

いらぁ…
ウソニ「やっぱり嘘だ
こいつとは兄妹の縁を切る」

ギル「キョーダイ喧嘩はやめてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

227名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 01:29:01 ID:GC/mc94IO
ギル「素晴らしいですね………
ホントのキョーダイでもないのに…あなた方は普通のキョーダイよりもキョーダイをしている…」

もみーの「えへへ…… 私達は家族がお互いしかいないから…」

ウソニ「…」

もみーの「…お兄ちゃんには本当は悪いと思ってるんです
私みたいなポンコツのために青春を無駄にさせちゃって……
おかげてお兄ちゃんは年齢=彼女いない歴+友達いない歴…だもんね
お兄ちゃんが無愛想なボッチでコミュ障の便所飯厨になっちゃったのは私のせいなんです」

ウソニ「うるさいぞもみーの
俺は便所飯厨ではない…………」

モリ「それ以外は否定しないのか」

ウソニ「…」


ザザッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「む?」

傭兵1「ヘ〜〜〜〜〜〜〜〜イ アイアム ヨウヘイヘーーーーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ウィー イズ ユー ハンティング ナウ!!!!!!!!!!!!!!!!
レディ オーケイ?」

ヤンデル「魔術狩傭兵団だ…」

ギル「敵であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 皆さん戦闘準備!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「待て」

ギル「な…なにか?!!!!!! 下がってください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「俺がやる 俺一人で十分だ」

ギル「し…しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「問題ない」
ザッ!!!!

もみーの「お兄ちゃん!!!」

ウソニ「待っていろもみーの…」
ザザッ

ギル「あっ…」

モリ「まぁ待つでござるリーダー殿
すこし様子を見てみるでござる
……あの兄殿…なかなかやるようでござるよ」

ギル「…!!」


ザザザァァァァー…

傭兵1「ヘイユー!!!! アローン?!」

ウソニ「あぁ 俺一人で十分だ」

傭兵1「ジーザス!!! ユー ベリーベリークレイジー!!!!!!
アブソリュートリグレット エンシュアー!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「だといいがな さっさと来い」

傭兵1「ファアアアアアアアアアアアアッック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

傭兵団『ウリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ウソニ「…」
バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガチャチャ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《閃光双銃術!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


パパパァ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

228名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 01:54:34 ID:GC/mc94IO
―――

ビラコ「まだ山脈地帯を抜けないですねー」

カラカラ…
もみーの「もっと景色が見たいな鯛ナー」

ザッ…ザッ…
ギル「むむー…先ほどのウソニ殿の射撃術……すごかったでありますな…」

モリ「うむ…予想以上でござる」

ウソニ「『閃光双銃術』……我流だが 銃撃においてあらゆる無駄を省いたスピード重視の射撃術だ」

ギル「えぇ…! 何と言う省き加減…!
射撃のみならず“敵圧倒”→“敵撃破”→“我々驚愕”→“ドヤ説明”のくだりまで完全に省かれたであります…!!!!!!!!
これが…閃光双銃術!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴクリッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「射撃関係ねーじゃねーか」

ビラコ「お兄さんすごいですねぇ」

もみーの「うん…」

ウソニ「これは“ポンコツ”な妹を守るために青春とやらを投げ捨てて身につけた術だ
………だが俺はこれのために費やした時間を無駄だと思ったことはない
もみーのを守る ………それが俺の…何よりの生きる証だったからだ
だからもみーのに同情される筋合いはない」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「お兄ちゃん………」


もみーの「自分のボッチさをフォローするためにわざわざ戦ってみせたんだね…」

ウソニ「ちがうわ!!!!!」
イッラ〜!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「も…もみーのちゃん 素直に感謝しなきゃですよぉ」

もみーの「うふふふ!!! 分かってる……分かってるよお兄ちゃん
お兄ちゃんは誰よりも優しい私のお兄ちゃんだもん…」

ウソニ「…」

もぞもぞもぞ…
ウソニ「……む? ………はッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ウッジャアアアアア〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
猫「にゃーん」

猫「ナーオ」

ぞわあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ウソニ殿の足元にいつの間にか猫がめっちゃおる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「ま…また来たのかこいつら!!! しっしっ!!!!」

猫達『にゃーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぶわああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
もずぁああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「猫に包まれたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どど〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「お兄ちゃんは何故か猫に好かれる人間なんです
別名『生体マタタビ野郎』です」

ギル「生体マタタビ野郎……………」

もみーの「これこそお兄ちゃんの優しさの証拠です
いい人は動物に好かれますから」

ツバメオー「いやこれ尋常じゃねーヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

うじゃうじゃうじゃうじゃ
ウソニ「ね…猫に溺れるガボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

229名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 03:08:41 ID:GC/mc94IO
ウソニ「はあはあ……偉い目にあった……」
ごちゃあ…

ギル「すっごい毛だらけ…」

ウソニ「はぁ……昔からああなんだ まったく…猫好きも猫嫌いになるには十分な状態だぞ…」

もみーの「うふふふ 内心嬉しいくせに」

ウソニ「うるさい」

ビラコ「はぁ〜〜 ウソニ君の色々意外な面を見たですよぉ
いつも妹のもみーのちゃんばかりみてて正直アウトオブ脳内だったですけど」

ウソニ「…」

ギル「ビラコ殿 正直すぎです…」

もみーの「いい機会だよお兄ちゃん
お兄ちゃんこそ皆さんと仲良くなっておかなきゃ」

ウソニ「俺は別に……」

もみーの「だって 私が死んだら
お兄ちゃん…一人ぼっちだよ?
もうすぐで一人ぼっちになっちゃうよ?」

ウソニ「…」

みんな『……』

もみーの「私それが心配ソンだよー…
お兄ちゃんホントにコミュ障だからさ………」

モリ「はっ………ふはははははっ!!!!!
大丈夫大丈夫! お嬢ちゃんが心配しなくたってお兄ちゃんはうまくやるでござるよ!!!!!!!!!!!!!!!!
友達だってそう難しくはない 男なんてものは適当に殴り合えばそれで友達さ
なんだったら今すぐお嬢ちゃんの目の前で実践してみようかい?
さぁお兄ちゃん! 拙者と殴り合いをするでござるよ!!!!!!!!
なんならその銃を使うことを許してもいいでござる
いやむしろ使ってくださいお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さぁ撃て!!!!!!!!!!!!!!!! 思いっきり撃てーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぬぎぬぎ バッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「…………」

ツバメオー「あんたは銃創欲しいだけだろーがヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 脱ぐなヨ!!!!!!!!」
ずず〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「うふふふふ!!!!! 良かったぁ…
じゃああとは彼女さんだね お兄ちゃんが女の人とよろしくやれるかどうかも私 心配なんだよ」

ウソニ「えぇいっ!! うるさい!!!! そこまで心配しなくていい!
ほら見ろもみーの 山脈地帯を抜けたぞ」

もみーの「ホント!?」
ガシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!

ファアアアアアアアアアアアアアアアアア…………
《山脈地帯を抜けるとそこは 緑広がる自然の大地!!!!!》

もみーの「綺麗………………」
じっ…


ビラコ「…………」
うるっ…

ビラコ「…!」
サッ!《流れる涙に あわててお面で顔を隠すビラコ》

ツバメオー「なにしてんの」

ビラコ「………婆盆のマネ…」

ツバメオー「なにそれ…………」
ずーん…

230名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 19:02:35 ID:GC/mc94IO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org42423.jpg

231名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 19:03:30 ID:GC/mc94IO
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org42424.jpg

232名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 20:16:06 ID:GC/mc94IO
もみーの「……………」
じ…

ツバメオー「………いつまで見てんの…
そんなに良いかねぇ… こんなのが…」

もみーの「感動しませんか?」

ツバメオー「?」

もみーの「吹く風に乗って流れる雲と 撫でられるように揺れる草や花…
サンサンと光を注ぐ太陽…………まるで世界は生きているかのよう
それを感じているだけで あぁ…私も今この瞬間に生きてるんだなぁって…思えるんです」

ツバメオー「そう…?」

もみーの「そうですよ」

ツバメオー「ボクには分かんないや 悪いけど…
…………」
じぃ…

もみーの「フフ……いいですよ
こうして並んで空を一緒に眺めてくれるだけで十分です 私はとっても幸せです」

ツバメオー「……大袈裟…」

もみーの「ふふふ……… あ…そうだ…さて…と」
ギッ…

ギル「な…なにを?」

ウソニ「もみーの 手を貸すぞ」

もみーの「大丈夫………よいしょっ……とぉ…!」
スック…!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「立ったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーのが立った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もみーのが立った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
わっしょい!!!!!!!! わっしょい!!!!!!!!

もみーの「大袈裟ですよービラコさん
私元から普通に立てますよ 歩くのは遅いですけど…」

モリ「して…何故おもむろに立ち上がったのでござる?」

もみーの「さっきまでは道が悪かったんで車椅子で押してもらってましたけど…
ホントは最初から自分の足で歩いて行こうって思ってたんです
道がよくなったからここからは歩きます」

ギル「大丈夫なのでありますか?」

もみーの「大丈夫です……ただ歩くスピードは地中を掘り進む土竜並ですけど…」

ツバメオー「それソートー遅いよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
日がくれちゃうよ!!!!!!!!!!!!!!!!

ズーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「でも…私は歩きたいんです 最後くらい…自然の土を踏んで歩きたい…」

ギル「くぅ〜〜〜…!!!!!!!! 立派であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
大丈夫!!!!!!!! 自分達の任務はもみーの殿を止める事ではありません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの殿が歩きたいのならば!! 自分達もその歩幅に合わせるのみであります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!

もみーの「蟻ありがとうございます」

ギル「さぁ進みましょう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! どこまでも!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ギル「…ところで………」

ギル「結局のところ我々はどこに向かってるのでありますか?」

みんな『ズコ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
どんがらがっちゃ〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「今更かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

233名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 21:57:36 ID:GC/mc94IO
ギル「いやぁ…聞く間もなく出発しましたから……」

モリ「確かに気になるでござる
この感じだとこのあたりを散歩して帰還…という感じではござらぬようだが」

もみーの「あはは…ごめんなさい ちゃんと説明もせずに先走っちゃいましたシマウマ…
私が行ってみたいのは……私達が生まれ育ったた町です
夜逃げみたいな感じで逃げて来たんで町の人に挨拶したいですし…
私の一番元気で思い出がたくさん詰まった学校にも行ってみたい…
あと やっぱり家にも帰りたいな……」

ギル「なるほど 素晴らしいでありますね
…その町はどこなのでありますか?」

ウソニ「エアコン地方の反逆のヒーター村だ」

ギル「割と近いでありますね」

ウソニ「普通に行って一日……
だがもみーのの足なら……もっとかかるか……」

もみーの「が…頑張るよっ!!!!!!!!!!」
ぐっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


〜〜〜

そして

ギュンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの「ヒャッッホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「は…はえー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「もみーの殿が……もみーの殿が覚醒した!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ストライド走法で走ってる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババァーンッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「並のスプリンターよりずっとはやい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「ハッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! もみーのちゃんの病気が治った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんとかファイト 完!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「にゃにゃにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」




―――


――― 現実は非情である ―――

もみーの「は………は…………」
ひょた… ひょた…

《時速30m》

234名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 23:39:04 ID:GC/mc94IO
―――

ひょたひょた…
もみーの「……ハァ……ハァ………」

みんな『…』
のろ…… のろ……

ツバメオー「ふぁーあ……………と…」
スタスタスタ…

どしゃあ
《一人足速に30m先まで進み寝転ぶツバメオー》

ツバメオー「んじゃらば ここまで来たら起こしてねー↑
んがごぉー」
ゼットゼットゼットゼットゼット……


ヤンデル「あいつ…………………」

モリ「ある意味クレバーでござる」


――― そすて

ツバメオー「ぐう…ぐう……むにゃら…むむ…
くぁ……〜〜あぁ〜…むにゃむにゃ ………ん?」

もみーの「はぁ……はぁ………」
ひょた… ひょた…

ツバメオー「…まだ歩いてたんだ…………ん?」



ギル「この筋なんかはどうです?」
コソコソ

ヤンデル「………ナイス…」
ヒソヒソ


モリ「ダブルバイセプスフロォーーーーーーーーーントォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムキッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


ビラコ「はい天狗様 お水の時間ですよぉ」
シャ〜〜〜〜〜〜〜〜…


ウソニ「い…いつの間にまたこんなに集まって…!!!!!!!!!!!!!!!!
サラミやるからどっか行け…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

猫達『にゃーーーーーーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ぶわしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「ももふがばなぜかおにおおいかぶさぶばぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


ツバメオー「…すっかり自由時間じゃん…」

ひょた… ひょた…
もみーの「あ……… ツっちゃん起きてたんですね…」

ツバメオー「…お前さ…こんなんじゃ村着く前に死ぬヨ」

もみーの「あは……それならそれでいいんです…
こうやって最後に歩けただけで…十分です…」

235名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 23:53:58 ID:GC/mc94IO
ツバメオー「お前…さっきからそればっかだね
………強がって言ってるでしょ?」

もみーの「いえ………本気です 町に着けなくても…こうして青空の下で歩けただけで私は……………
…………いや…ハハ でもちょっと悔しいかも…ホントは…
だって…だってですよ? 昔はこんな距離…なんともなかったんですよ
妄想じゃなくて…ホントにストライド走法で走れたくらいですよ
なのに今は……なんだかなぁ」

ツバメオー「…」

もみーの「体が悪くなった時 一番初めに影響が出たのが歩行からなんです
体力や筋力が弱くなって……走れなくなって………そして満足に歩けなくなって……………
……私 …痛いのも死ぬのも怖くはないです
でも…こうしてまともに歩けないのが 一番辛かったかなぁ………
なんでだろうって せめて散歩が出来るくらいの力は残してほしかったなぁ
私………そんなに悪いことしちゃったのかなぁ…………あははは…」
うるる…

ツバメオー「……」

もみーの「………進まな…きゃ
ハァ…ハァ…」
ひょた… ひょた… ひょた…

ガッ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの「あっ…」
ガクゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「?!」

ツバメオー「はあーあ 危なっかしいったらありゃしないよ」

もみーの「つ…ツっちゃん…」

ツバメオー「一人じゃ満足に歩けなくても 支えてくれるやつが居たらどうだヨ?」
そっ ぎゅっ…

《もみーのの手を優しく握るツバメオー》

もみーの「ツ……………」

ツバメオー「まったく世話が焼けるヨ
見てらんないから しばらく支えボクがといてやるヨ………もみーの」

もみーの「ツっ………ちゃん…
………………ありがとう」
ニコ…

236名無しさん@避難中:2014/07/16(水) 23:55:12 ID:GC/mc94IO
○ ボクが支えといてやるヨ

237名無しさん@避難中:2014/07/17(木) 00:27:25 ID:mtiU/7LkO
―――

ギル「最も価値のあるパン筋とはいわゆるフリルパン筋と呼ばれる一品であり………むむ?」

ヤンデル「…………どうした…」

ギル「あれ……」



じゃじゃんーーーz___んッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《手を繋いで歩くツバメオーともみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》


ヤンデル「!!!?」

ビラコ「まぁ! ツバメオーちゃんいつの間に…!!!!!」

モリ「これはまたなんとも異な………
空からイガグリが降って来そうでござる」

ギル「なんとも…! ツバメオーにあのような人の心があったとは……カンドーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ムガォー!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「…………だ…だまされるな…!」

ギル「!!?」

ヤンデル「ツバメのやつ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! あの人を殺る気だ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
くわッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

みんな『な…なんだってーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ばぁばぁーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「あのまま崖まで引っ張って突き落とす気だ!!!!!!!!!!!!!!!! 間違いない!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
手遅れになるまえにツバメを殺さないと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「お…落ち着くでありますヤンデル殿!!!!! いくらなんでもそんな…」

ヤンデル「いぃや有り得る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメは上げて落とすのを何よりも得意としているんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつドSだから………間違いなく殺る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ギンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「いやいやいやいやいやいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! いくらドSだからって…」


――― フラッシュバック ―――

死ね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ドグシャ

ウンコ チューニュ メコレ
ギュッポン ギュッポン ギュッポン

―――


ワナワナワナワナ…
ギル「…ありうる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヤンデル「だろ!!!!!!!!!!!?」

モリ「いやいや…」

238名無しさん@避難中:2014/07/17(木) 00:48:03 ID:mtiU/7LkO
ヤンデル「…モリさんもビラコさんも全然分かってない…!!!!!
あいつはろくでなしのひとでなしの腐ったミカンだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつに気を許したが最後……一気に懐に入り込み全てを奪い…殺す!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつは生まれながらのマーダーだ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あいつがこれ以上罪を増やすまえに殺るんだ……!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今すぐに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「なぜそこまで幼なじみをころしたがる……」
ずーん…

ウソニ「どうした」

ヤンデル「ウソニさん…………その銃で……
ツバメを殺してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ババンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「!?」


かくかく かんせつ


ウソニ「…なるほど…」

ヤンデル「だから早く殺して!!!!!!!!!!!!!!!! ツバメの脳漿ブチ撒けてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
飯の準備は出来た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ほかほか…

ウソニ「………しかし…」



キャキャ キャキャ



ウソニ「………2人とも笑っている とても殺されるようには思えんが」

ビラコ「そうですよぉ 考えすぎです」

ヤンデル「そんな…………
じゃあ……じゃあこのふりかけを既にかけたご飯はどうしろと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「普通に食え」

239名無しさん@避難中:2014/07/17(木) 23:33:45 ID:mtiU/7LkO
ビラコ「邪魔しちゃだめですよぉ…
ホントに… あんなに仲良さそうなのに…」

ギル「…確かに
…もみーの殿との交流でツバメオー殿に変化があったのかもしれないでありますよ
ここはそっと見守りましょう ヤンデル殿」

ヤンデル「………………」
じじぃー…
オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙…


ツバメオー「…なんかさっきから後ろが煩いな…
……ちんマラパラダイス!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「!?」


――― そして



どっぷり…………


ギル「夜になったであります
今日はここにテントを張って寝ましょう」

もみーの「わぁ…テントで寝るなんて初めて!!
楽しみ!!!!!!!!」

モリ「何気に拙者も初めてでござる はや童心に帰る心持ち…」

ビラコ「はぁい♪ 今日は私達女の子組がお料理を大盤振る舞い〜〜〜〜!!!!
私ともみーのちゃんとツバメオーちゃんでお料理を作るですよ!!!!!!!」

ギル「おぉ!!!! 素晴らしい!!!!!!!!!!!!!!!!
これは女子組のお料理の腕を拝見…といったところでありますね!!!!」

もみーの「が…頑張りますっ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ちっ……しょうがねーなぁ」


ヤンデル(ツバメ…料理なんて出来たっけ…)

ウソニ「しかし材料がないぞ」

ビラコ「きゅうりがありますですよぉ」
ス…

ギル「きゅうりオンリー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ビラコ「さぁ2人とも! 向こうで調理開始ですよぉ!」

そそくさ


モリ「…何が出てくるのやら」

ギル「女性は工夫の天才であります! きっと素晴らしい料理にちがいありませんよ!!!!!!!」

240名無しさん@避難中:2014/07/17(木) 23:41:15 ID:mtiU/7LkO
――― そすて…

ビラコ「出来ました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「おぉ! お待ちかね! もうお腹がぺこぺこでありますー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「まずはツバメオーちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! そいや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「ツバメちゃんのスタミナ料理!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
恵方きゅうりだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


,r`ヽ
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                `ー´

ギル「なんと!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! これは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ツバメオー「恵方を見てきゅうりをまるかぶり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今年の恵方は南々東!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 今年の恵方は南々東!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ドンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

モリ「ただのきゅうりじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

241名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 00:01:20 ID:SMhUMdqcO
ビラコ「次はもみーのちゃん!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「はいっ!!!!!!!! えへへ……盛り付けに時間かかっちゃった…」

ツバメオー「実はボクの料理があぁなったのも もみーのの盛り付けを手伝ってたからなんだヨ」

ギル「期待出来そうでありますな…!!!!!!!!」

もみーの「どうぞ…召し上がれ…!!!!!!!!!!!!!!!!」
パァッ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


なんということでしょう

真緑が目立つ大皿の上に なんと立派な石造りのお城が!!!

匠は材料が少ないというハンデを盛り付けでカバーしようと思いついたのです

そこらへんで拾ってきた小石を一つ また一つと重ね

作り上げられた立派な中世のお城…

外観だけで気品さを漂わせるその姿…

まるで緑の大地の上に立つ世界遺産を思わせます…

しかし凝っているのは外観だけではありません…

中に入るとそこには巨大な庭…

馬や犬 猫… はては散歩する貴婦人の姿まで…!

あらゆる色・種類の薔薇で形作られたその薔薇園はまさにエデン…!

その奥に悠然と客人を待つ門…

門番に案内されるがまま お城の中へと……!

…なんということでしょう…!

門をくぐるとそこにはなんとも見目麗しき洋服便所が鎮座しています

朝の快便中の来客にも対応出来るようにと 匠の粋な気遣い

更に奥に入るとそこはすぐにダイニングトイレット

ご飯を食べたらすぐさまトイレット 無駄のないフォルム

更に流されたウンコは外の野菜園へと運ばれ野菜の肥料に早変わり…!

そして出来た野菜は食卓へ…

完成された三竦み 夢の永久機関はそこにあった…

匠の仕掛けは続きます

ダイニングトイレットを抜けた先にあるのが ノーマルトイレ

ここに来て普通のトイレが心を癒します

そこを通り過ぎた先にあるのが 重厚な扉

それは玉座の間に続く金の扉

高鳴る胸を抑え 扉を開けると

美味なる王が客人を待ち受ける―――…


                   、

                   ,r`ヽ

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モリ「やっぱりきゅうりじゃねーか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ど〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

242名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 00:04:08 ID:C/1dpTog0
盛り付けを越えとるwww

243名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 00:05:23 ID:SMhUMdqcO
ビラコ「さぁ皆さん メインディッシュですよぉ」
コト…


            , ;,勹
           ノノ   `'ミ
          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l    
         〃 彡  "二二つ
         |  彡   ~~~~ミ      
     ,-‐― |ll  川| ll || ll|ミ―-、
   /     |ll        |   ヽ
  /       z W`丶ノW     ヽ
 /        \\   / /      |
/    天      \`i / /  狗   |




            , ;,勹
           ノノ   `'ミ
          / y ,,,,,  ,,, ミ
         / 彡 `゚   ゚' l  
         〃 彡  "二二つ ← ― ―
         |  彡   ~~~~ミ      
     ,-‐― |ll  川| ll || ll|ミ―-、
   /     |ll        |   ヽ
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モリ「結果きゅうりじゃねーかァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ッパァ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

244名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 00:21:52 ID:SMhUMdqcO
モリ「結果全てきゅうりでござるが!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これただきゅうりを出し惜しみされただけでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーん!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「てへ……料理は出来なくて…」

ビラコ「ツバメオーちゃんと被ったから変えたんですよぉ これでも」

ツバメオー「人間きゅうりだけ食ってりゃ生き延びるんだヨ」

ギル「女性3人居て全員料理出来ないとか…………」
ぞ〜〜ん…

モリ「全員一度花嫁修行でも行くべきでござる」

ウソニ「そんなことだろうと思ったさ」
シャリ…

ギル「きょ…今日のおかずは…きゅうり………」
がく…

ビラコ「きゅうりならまだまだいっぱいあるですよぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんてったってバーベキューセットときゅうり100本の二択できゅうりを選んだですから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どやす!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「バーベキューが良かったーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガクゥゥゥゥ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「つべこべ文句言わずに食えヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
特別にアルプス岩塩やるからヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

シャク…シャク…
ヤンデル「もうマヂムリ……浅漬けにしょ………」

245名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 01:16:50 ID:SMhUMdqcO
強さ基準表
http://light.dotup.org/uploda/light.dotup.org43038.jpg

246名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 01:21:19 ID:SMhUMdqcO
ノーマルチロリーン:発砲と同格

247名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 01:54:13 ID:SMhUMdqcO
シャク…
ギル「…きゅうりも案外おいしいものでありますね」

ツバメオー「でしょ?
ほら アルプス岩塩あげるヨ!」
ギル「えぇ…(ひもじいけど)」

もしゃもしゃ…
ウソニ「…今日の移動は最後の方で協力してもらったおかげで結構進めた
このペースなら明日の昼には着くだろう」

もみーの「わー! 楽しみエミュー!!
いっえっ! いっえ! いえいっえっ!」

ツバメオー「家なんか帰ってなにすんのさ」

もみーの「んー…思い出に浸りたい…的な? 色々思い出深いものもあるし…」

ギル「なるほど
ならば学校や町を回り 最後にご自宅から思い出の品々をネアメに持って帰る…
そこまで出来れば何よりの理想でありますね!
全力を以て協力するでありますっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ビシッ!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「…………うふふ………理想…
……………理想かぁ…」

ギル「な…なにか?」

もみーの「いえ 独り言です」

ウソニ「…」

もみーの「そうだ 私お墓参りもしたいんだった!
パパとママ おじーさんおばーさんが眠ってるお墓…
そこで今まであったことを話したいな」

ギル「…えぇ! なにもかもそこも全部! 行きましょう!!!!」

もみーの「楽しみだなぁ…… はやく明日にならないかな」

ビラコ「だったらもう寝るですよ! 早寝早起き!!!
さぁさぁ晩餐会は終わりですよ!!!!!」

モリ「果たしてこれは晩餐会といえたのだろうか」


―――

夜中

ムキムキ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
モリ「アブドミナル&サイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「パン筋の…」

ヤンデル「ブラ筋が…」


―――

ゼットゼットゼットゼットゼット…
ビラコ「てんぐてんぐてんぐてんぐてんぐ………
TENGUTENGUTENGUTENGUTENGUTENGUTENGATENGUTENGUTENGUTENGU…………」
ぐ〜〜〜…


ツバメオー「……ふぅーう……今日は慣れないことして疲れた…」

ごそごそごそ…
もみーの「ツっちゃん」
パァ!

ツバメオー「うっ!!!!!!!!!? おまっ…ボクの布団に入ってくんなヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「いーじゃないですか お話しましょうよ」
にこっ!!

248名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 02:16:31 ID:SMhUMdqcO
〜〜〜

ツバメオー「でね!!!! そのカナタっつーバカが本当にまな板でね!!!!!!
それを本人に言うと『オメーと変わらねーよ』っていうからさ
お風呂で比べてみたらボクの方が5cmも大きかったんだヨ 5cmも!!!!
それが分かるとあのバカ涙目になって『バッケンちゅばらっか!』とか意味不なコト叫んで裸のまま走ってったんだヨ!!!!!!
本当にバカだよねアイツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「あははは!!! 面白い人ですね」

ツバメオー「いやただのバカだヨ ハードロックやってるから頭ん中がシェイクされたんだヨきっと」

もみーの「でもツっちゃんさっきからその人の話しかしてないよ
よっぽど好きってことじゃない?」

ツバメオー「ん…んなわけないヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(単に他に友達がいないからだよ…)」

もみーの「じゃあさ じゃあさ ツっちゃんさ…好きな人はいないの?」

ツバメオー「す…好きな人?」

もみーの「もしかして! 幼なじみのヤンデルくんとか? きゃーん!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「はは………ないね
あいつはボクの手下 それ以下でもそれ以上でもないヨ」

もみーの「じゃあ…ダンディなモリさん?」

ツバメオー「あんなおっさんヤだ」

もみーの「じゃあやっぱりギルさん?」

ツバメオー「なんだヨやっぱりって
一番ないね」

もみーの「ふーん………じゃ うちのお兄ちゃんはどう?」

ツバメオー「う…うーん…………カッコイイとは思うけど…………それだけだね」

もみーの「あはははははッ! なにそれ〜
ツっちゃんってお堅いんだね〜」

ツバメオー「な…なんでだヨ!!!!!
じゃあお前はどうなの?」

もみーの「私?
………うーーーーーーーーーーーーーーーーーーん……
………忘れちゃった」

ツバメオー「なにそれ!!?」

もみーの「……忘れちゃった 誰が好きで誰がどう私を好きだったのか…
だって…私死んじゃうんだから そんな気持ちを受けるのも…与えるのも…勿体ないじゃないですか
好きとか…嫌いとか関係なく 誰かと楽しく話せたら 私はそれでいいんです
今みたいに」

ツバメオー「…………」

もみーの「どうしたの…?」

ツバメオー「なんか ボクとは逆だね」

もみーの「?」

ツバメオー「よくよく考えたら ボク好きな人いたかも
でも…もういない …死んじゃったから 殺されちゃったから
…それからあんまり考えられなくなっちゃったヨ…好きとか嫌いとか」

もみーの「そうですか……」

もみーの「でも私 ツっちゃん好きですよ」

ドキッ!!!!!!!!!!!!!!!!
ツバメオー「な…なんだよ急に!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
この流れで言うと変な感じで聞こえるヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
も…もう寝ろヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガバサッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「うふふ」

249名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 02:35:52 ID:SMhUMdqcO
――― 朝

キキルコッコー!!


ギル「さて! 今日も張り切って出発でありますが…………もみーの殿?
どうしたでありますか? なんだか顔色が…」

もみーの「朝はこんなものですよ…
それで…あのー…朝からお願いがあるんですけどぉ…」

ギル「お願い?」

ツバメオー「なんだよお願いってさ はやく言えヨ」

もみーの「えっとぉ……」

ウソニ「もみーのはみんなで写真が撮りたいそうだ」

モリ「写真?」

もみーの「はい………
昨日のはじめのあたりはあまり馴染めなかったから言えなかったんですけど
ちょっとは仲良くなれた気がしたんで… みんなで写真をとりたいなーって思って…」

ビラコ「まぁ素敵☆」

ギル「自分達は構いませんが…」

ツバメオー「写真〜〜〜〜!? 写真なんてやだヨ!!!!!!!
ボク 公共の記録には残らないようにしてるんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ヤンデル(なんでだよ…)

もみーの「うぅ〜〜〜〜…ツっちゃん!!!! そこをなんとか!!!!!!!!!!!!!!!!」
ははーっ!!!!!!!!

ツバメオー「…むー……仕方ないな」

もみーの「やった!!!!!!!!!!!!!!!! じゃあ早く撮りましょうよ!!!!! 早く!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「急かすないでよー!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「はやくっ はやくっ」
フラフラ…

ウソニ「…」


―――

ウィーーー…………カシャッ!!!!!!!!

ウソニ「撮れたぞ」

モリ「Foo!!!! いい汗かいたでござる!!!!!! 写真もたまにはいいでござるな」

もみーの「むぅぅぅぅ…」

ビラコ「どうしたの? もみーのちゃん」

ばんっ!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの「みなさん!! もうちょっと仲良くノリノリで写真撮りましょうよ!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「仲良くノリノリ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

もみーの「この写真 みんながみんなバラバラですっ!!!!!!!!!!!!!!!! 自由すぎますっ!!!!!!!!!
なんだか距離感を感じます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ビラコ先生! 天狗の面つけて見栄を切らないでください! モリさんも…マッチョポーズがスペース取りすぎ!!!!!!!!
ツっちゃんとギルさん もっと近づいて!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ギルさんは表情も硬いですよ!!! アヘ顔ダブルピースしてください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ゆるすぎませんかむしろそれは!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぞーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「お兄ちゃんも暗いよー!!!!!!!!!!!!!!!! 完全にぼっちの顔だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「うるさい」

もみーの「ヤンデルくんはッッッ…………このままでいいかな」

ヤンデル「…」;

250名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 02:47:33 ID:SMhUMdqcO
もみーの「とにかくこんな写真じゃダメー! です!
もう一度撮りましょう!!!!! 仲良く!!!!!!!!!!!!!!!!
はいっ! 並びましょう! 位置は私が指定しますっ!!!!!!!!!!!!!!!!」
やいのやいの

モリ「なんだか随分と写真にこだわるでござるな…」

ウソニ「…………」

ギル「まぁ ここは従いましょう」

――― そして


ウィーーー………… カシャッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「今度はどうだ? もみーの」

もみーの「わぁ…………」


http://download5.getuploader.com/g/sousaku_2/838/140712_005718.jpg


もみーの「………素敵…」

ツバメオー「そ…そう? ものすごくぎこちないのがボクを含め何人かいるけど」

もみーの「……でも さっきの写真より…“仲間”って感じがします…」

ギル「仲間………ですか」

もみーの「……こうやって写真だけみると
私もこの素敵なチームの…一人みたいじゃないですか
……嬉しいな とっても…嬉しい
私の生きた証………この日ここに居た…という証… この写真 ツっちゃんが持ってて…」
フラ…

ツバメオー「…もみーの…? だ…大丈………」

もみーの「この写真が撮れただけで私は幸せ…です
それだけで………十分………ハァ…ハァッ…… ………ッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガク…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ツバメオー「もみーのぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

モリ「あ…汗がすごいでござる!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「ビラコ殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ビラコ「………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
スッ……



ド…クン… ド……クン………

ビラコ「し…心臓の鼓動が…更に弱まって…来てるです…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

みんな『!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』

ツバメオー「そ……そんな!!!!!!! もみーのぉ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙ッ……

251名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 22:56:26 ID:SMhUMdqcO
もみーの「あ…ぅぐぅぅっっ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶるぶるぶる

ギル「もみーの殿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こ…これはまた発作でありますか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

ウソニ「…発作じゃない…!」

モリ「ではこれは………命が…」

ビラコ「…も…もみーのちゃん…!」

ツバメオー「もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! なんでだヨ!!!!!
あんなに元気だったのに……なんでなんだよぉっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
きゅ…きゅうり!!!!? まさかきゅうりのせい!!!!!!!!!!!!!!!!?
きゅうりは栄養が無いってどっかのインターネットで見た
まさか昨日の夕食が原因…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「な…なんと!!!!!!!!!!!!!!!?」

ビラコ「きゅ…きゅうりに罪はないです!!!!!!!!!!!!!!!!」
ズーン!!!!!!!!

ウソニ「……違う
恐らく限界が来たんだ………もみーのの…心臓の…」

モリ「やはり………」

ウソニ「そうなんだろう…? ビラコ先生
もみーのは…もうダメなんだろう…?」

ビラコ「…」

ツバメオー「ふ…ふざけんなよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なにがもうダメだヨ!!!!!!!! 淡々と言うな…!!!!!!!!!!!!!!!!
妹が…目的を達せないまま死にそうだってのに…!
お前それでもお兄さんかヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゴォ!!!!!!!!

ウソニ「…」

もみーの「ツっ……ちゃん………
い……いいの… お兄ちゃんは…いい…の…
そう…いう約束…だから…………責めないで…………」

ツバメオー「や…約束…?」

もみーの「そ…それに…私は…大丈夫…! 町に…つけなく…ても…
ここまで来て……写真も撮れて…それで…」

ツバメオー「十分……とでも言う気?」

もみーの「…」

ツバメオー「ふざけんな!!!!! だったら昨日の…悔しいって気持ちは嘘かヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
それにね お前がここで死んで手前だけで満足されても………ボクらは納得出来ないんだヨ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だからここで死ぬな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
カッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「…! ……ツっちゃん…!」

252名無しさん@避難中:2014/07/18(金) 23:46:44 ID:SMhUMdqcO
もみーの「………!!」

トクン…… トクン…… トクン トクン トクン

ビラコ「…! …持ち直しましたぁっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ウソニ「ほ…本当かっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ギル「や…やった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ツバメオー「…!!!!」

もみーの「……ハッ…ハァッ……んっ…ハァ…
………ありがとう…ツっちゃん…
ツっちゃんが呼んでくれたおかげで戻れた…
私……もうちょっと頑張る…! もう少し…生きてみる…!」

ツバメオー「…うん そうしろヨ」

ウソニ「だったら薬を飲まなきゃな」
スッ…

もみーの「…うん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


もみーの「……あ
お兄ちゃん! これ 8枚しか重なってないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ば〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ウソニ「チッ」

ツバメオー「ゆがみねーな…」


―――

もみーの「あの…………これはなんですか…?」

ギル「はい? なにって……」


ババーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
《まるで騎馬戦のようなフォーメーションでもみーのを上に乗せる一行!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!》

ギル「これがもみーの殿を町へと送り届ける“専用車両”!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もみーの神輿であります!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
どーーーーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

もみーの「もみーの神輿!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
でで〜〜〜〜ん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「みんなで協力してもみーの殿を…より早く! 快適に送り届けるであります!!!!!
町までどうぞおくつろぎ下さい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

もみーの「なかなかおくつろげないのが実情です…」

ツバメオー「なにいってんのもみーの!!!!! くつろげくつろげ! くつろいだもん勝ちだヨ!!!!!!!!」

ヤンデル「なんでツバメまで上に乗ってんだよ……」

ツバメオー「ボク背が低いから担げないし そもそも女の子だよ!!!!!!?
それに神輿の上に乗っかって盛り上げる人も必要っしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?
オラァ!!!!!!!! オラァ!!!!!!!!!!!!!!!! 祭じゃ祭じゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ゲシゲシゲシゲシ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ギル「ぶげげげげげげげげげげげげげげー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ぶしゅ〜〜〜〜!!!!!!!!!!

ヤンデル「暴れるな上で…!!!!!!!!!!」
ずーん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


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