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みんなで世界を作るスレin避難所2つめ
1
:
名無しさん@避難中
:2010/06/11(金) 21:04:38 ID:Y1a78MZw0
ここは、みんなでせかいをつくるスレのひなんじょです▼
現スレ:
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1275122105/
wiki:
http://www26.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/286.html
ほんスレではなせせないようなこともこっちではなしてね!ふぇふぇ▼
89
:
名無しさん@避難中
:2010/06/24(木) 21:37:34 ID:R2SyCBvYO
>>88
かいなで…とか?
90
:
名無しさん@避難中
:2010/06/24(木) 23:47:20 ID:NQIrUq1Y0
おまえばっか王道と言えばマーr(以降の発言は俺のなけなしの良心で以下略)
91
:
名無しさん@避難中
:2010/06/24(木) 23:48:15 ID:hzQ6tcoA0
新勢力系の異形か
目玉が四つついてて手も四つ。足は二本。
細胞を硬質化することが出来て、刃を作り人を斬ることができる。
主食は人。普段は人に化けているけど髪の毛を抜くことで判別出来る。
こんな異形がいるといいな!
92
:
名無しさん@避難中
:2010/06/25(金) 10:40:46 ID:jVaEPKxI0
>>88
有名な妖怪って意味じゃ、物語の中で殺されてたりしてるのもいるからなぁ
でも魔素こごって殺生岩から九尾復活とか、一言主が小角さんの呪縛破ったり妄想すると素敵
メジャーって意味なら、確かに河童とか出てきてもいいよな
ただ大阪方面がクローズアップされがちで、大阪の特色ある妖怪というとパッとイメージしにくそう
93
:
名無しさん@避難中
:2010/06/26(土) 01:27:12 ID:cjGSPJBc0
ジゴス○ークw
94
:
◆wHsYL8cZCc
:2010/06/26(土) 01:41:27 ID:tCPhqE/MO
反省はしている。
後悔は一切無いw
95
:
名無しさん@避難中
:2010/06/26(土) 11:11:12 ID:bMaLP9RwO
感想。良ければ代理ヨロ。
>侍女長
なんと『殿下と侍女長』外伝!! 「珠夜」つう名前は定着しそうだw
しかしベリアルは昔っからいかがわしい商売やってんのね…
>狐桃花
久々の温泉界…なのに湯乃香が出てこないw
96
:
名無しさん@避難中
:2010/06/26(土) 12:01:03 ID:tCPhqE/MO
>>95
イテクル
97
:
名無しさん@避難中
:2010/06/26(土) 12:04:45 ID:tCPhqE/MO
>>95
イッテキタ
>久々の温泉界…なのに湯乃香が出てこないw
忘れてた件w
98
:
名無しさん@避難中
:2010/06/26(土) 12:28:19 ID:bMaLP9RwO
アリガト!
99
:
名無しさん@避難中
:2010/06/26(土) 22:47:39 ID:bMaLP9RwO
週末投下ラッシュキタ-!!
>ゴミ箱
相変わらずヒヤヒヤさせるスリリングな戦闘描写。そしてときおり『正義の定義』を考えてしまう避け難い殺戮の応酬。
しかしゲオルグたちの生還にはホッとしてしまう…
>狸
ついに来ましたなロリババアしかも鬼w
強烈に藤角イラスト化を待ちつつ狸侍の活躍に超期待!!
↑
どなたかお手空きのときに代行宜しく
100
:
◆GudqKUm.ok
:2010/06/27(日) 11:18:55 ID:555z2qSYO
代理投下お願いします。
『地獄百景〜追憶の水面(みなも)』
101
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:20:41 ID:555z2qSYO
◆
…肺まで流れ込む赤茶けた泥水。もはや咳き込むことすら出来ず、見知らぬ幼児を抱えた晶子は濁流をぐったりと流されてゆく。
(…誰か…この子…を…)
大雨で増水したこの川辺には、風景をスケッチに来ていた晶子しかいなかった。上流から流されてきた子供を偶然目にし、思わず飛び込んでしまったものの、彼女は全く泳げないのだ。
(死ぬ…のかな、私…)
冷たく迫り来る虚無の前で晶子が最期に見たもの、それは青く澄んだのどかな故郷の空と、抱えていた幼児をしっかりと掴み上げてくれた誰かの力強い腕だった。
◆
「…済まぬ…子供しか助けられなかった。」
嗄れた男の声。ぼんやりとその声を聴きながら岸に残したままのカンバスや画材のことなど考えていた晶子は、出し抜けに我に返りガバリと跳ね起きた。
「…って、私、生きてるじゃない!! 良かったぁ…」
周囲は先刻と変わらぬ見慣れた河原だ。しかし何かが普段と違う。まるで全身が頼りない霧か霞にでもなったような…
「…済まぬ。」
繰り返す声にようやく晶子は声の主を見た。倒木に腰掛け、晶子に落ち窪んだ瞳を向ける僧形の老人。彼の纏う擦り切れた僧衣はぐっしょりと重たげに濡れていた。
「…気の毒だが貴女は既に拙僧と同じ…亡者だ…」
「そ、そんな!! ウソでしょ!! ついさっきまでそこで川を描いてて、そしたら子供が流れて来て…」
狼狽しきった晶子は僧の前であたふたと跳ね回り全身をくまなく調べていたが、やがて掴もうとした灌木の枝をすり抜けた手をじっと睨み、へなへなとその場に崩れ落ちた。
気丈な彼女ではあったが、この突然すぎる人生の終わりにはたまらず悲痛な嗚咽を洩らす。激情の女流画家、矢崎晶子のあまりにあっけない最期だった。
「…そんな…死ん…じゃったの…私…」
102
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:21:57 ID:555z2qSYO
まるで彗星のごとく画壇に現れ、その破天荒な言動で幾多の物議を醸した彼女が、追放同然に渡ったにヨーロッパでさる老富豪と結婚し、一児の母となったことを知る者は少ない。
何年かぶりに人知れず単身帰国してこの草深い山奥の故郷を訪れ、亡き両親の墓に孫の誕生を報告した矢先の悲運。大切な家族と生涯を賭けた絵の道。未練の涙は尽きることなく、いつまでも晶子の頬を濡らし続けた。
「…拙僧の力は相手による。あの子供は助かる運命だったのかも知れぬ…」
「…あの子は…助かったのね…」
「…うむ。上流に両親と遊びに来て足を滑らせたようだ。最近の若い親は不注意でいかん…」
真面目くさった老僧の答えに混じり、川下から聞こえてきたざわめきは、水難事故を知った人々の捜索活動のようだった。果たして晶子の亡骸は見つかり、遠い異国の夫と娘のもとへ帰れるのだろうか。
「…もしかすりゃ、ここらの川底に引っかかっとるかも知れんなぁ…」
ガヤガヤと傍らを通り過ぎる地元の青年団員たちは、倒木に並んで腰掛ける晶子と老僧に全く気付かない。やはり晶子はもう、彼らと同じ世界の住人ではないのだ。
「…ちくしょお…こんなのって…」
やがて涙を拭った晶子はぽつり、ぽつりと自らの不運を嘆き始める。倍以上年齢の違う夫に、授かったばかりの可愛い娘。家族への想いは止むことなく彼女の胸に込み上げた。
「…あの人と娘には『すぐ帰るから』って約束したのに…」
「娘御が…おられるのか?」
「…うん…」
亡者となってもなお、激しい感情のまま子供のように泣き続けた彼女は疲れ果て、どんよりと濁った水面を見つめていたが、やがて静かな同情を込めて沈黙する僧の亡霊に向け、少しだけ落ち着いた声で尋ねた。
「…お坊さんも…幽霊なんだよね?」
「左様…寛覚と申す。」
103
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:23:21 ID:555z2qSYO
「寛覚って…もしかしてあの有名な書画の寛覚和尚?」
頷いた老僧を晶子はしばし過酷な現実を忘れて眺めた。以前、ある美術館で開催されていた寛覚和尚展に偶然立ち寄ったことがあったのだ。出家する前はさる藩の領主であったとも言われる、謎に包まれた書の大家。
彼が残した膨大な量の写経、身を裂くような鋭利さで並ぶ『南無阿弥陀仏』の六文字から、晶子は同じく筆を握る者として脚が震えるような戦慄を感じたのを覚えている。
「…あれは…『絵』だった…凄まじい自責と贖罪の絵…」
自分以外の芸術家を滅多に認めない彼女にしては珍しい、深い畏敬の色が彼女の瞳に浮かぶ。しかし彼は遥か遠い昔に世を去った人物の筈だ…
「…それで…寛覚さんは亡くなって何百年も…ずっと『この世』にいるの?」
「…恥ずかしながら拙僧は罪人。いつか天に赦されるまで現世を彷徨う因果…」
肉の削げた顔に浮かぶ苦悩は、たちどころにあの鋭い墨痕と直結する。その半生と、死してなお続く途方もなく深い悔悟。老僧寛覚は如何なる罪をその背に負い、あの膨大な経を写し続けたのだろうか…
「…でもあなたはさっきの子供を助けた。これってすごい『善行』じゃない?」
「拙僧の業に比しては微々たる贖いに過ぎぬ。それより…もっと御家族の話をして下さらんか? 実は拙僧が死霊となって幾年月、こうして言葉を交わせる相手は、貴女が初めてなのだ…」
今、絶望の底にいる晶子には辛い話題だ。しかし寛覚和尚の懇願は彼女の乱れる心を動かす切実さに満ちていた。晶子は昔から、孤独を隠そうとせぬ人間に弱い。
「…亭主はね…ベリアルっていうかなりのお爺ちゃん。彼の親戚連中は私のこと財産目当ての泥棒猫だ、って言うけど、一番私のこと解ってくれる素敵な男よ…」
104
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:24:42 ID:555z2qSYO
不眠不休で幾晩もアトリエに籠もり、しょっちゅう癇癪を起こしてカンバスを叩き壊す若い妻を、柔和な笑顔で見守ってくれる男などどこにいるだろう。
『魔王』という奇妙な仇名も、少し風変わりな使用人たちも関係ない。晶子はそんなかけがえのない夫、ベリアルを深く愛しているのだ。
「…それから、まだ生まれたばかりの一人娘がリリ。亭主と同じ赤毛だけど、顔は私にそっくりなの…」
もう二度と抱けない愛娘の姿を追うように、晶子の瞳は悲しげに潤む。じっと晶子の話に耳を傾ける寛覚の表情もまた、同じ悲しみを分かち合うように険しく曇った。
「…リリを産んで、今までの自分の絵が全部クソッタレだって気付いた。穢れなき…命の炎…まだ私の腕じゃカンバスになんか写し取れない…」
「…左様、人の技など及ばぬものが、天から授かる命の美であろう…」
どこまでも画家らしい晶子の言葉に真摯な眼差しで耳を傾けていた寛覚の瞼にも、まるで愛しい娘の姿が映っているようだった。
二人の霊が交わす、寂しげな鈴の音にも似た尽きせぬ未練の言葉。いつしか西日が銀杏の影を長く河原に伸ばした頃、晶子は老僧の頬に浮かんだ小さな頬笑みを確かに見た。
「…寛覚和尚、多分…あなたにも娘さんがいるんでしょ?」
ゆっくりと立ち上がった晶子は、悄然と指を組んだ寛覚に微笑む。しばし唇を震わせた老僧は、絞り出すような呻きで彼女に答えた。
「…如何にも。娘に許して貰えるまで、拙僧は償いの旅を続けるのだ…」
「…許し、って…一体あなたと娘さんに何が…」
だが晶子の問いは突然周りに出現した冥い霧に遮られた。吸い込まれそうな…深く落ち着いた漆黒の闇。
それが黄泉路への導きであるという直感は恐らく当たっているのだろうが、何故かすぐそばの寛覚にその影は見えていないらしい。
105
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:26:51 ID:555z2qSYO
「どうか…なされたか?」
「…あなたは見えないの? これが…あの世からのお迎えでしょ?」
急速に広がり、迫り来る不定形の渦。絡み付く無の色に辺りの鮮やかな景色が暗く曇ってゆく。
「…拙僧には何も見えぬが、実は先刻から貴女の姿が霞んでよく見えぬのだ…」
どうやら冥土への道は晶子ひとりだけを招いているらしい。随分と了見の狭いあの世だ、と彼女は思う。
寛覚和尚とその娘に一体何があったか知らないが、あれだけの写経を重ね何百年も現世を彷徨っている老人くらい、暖かく迎えてやるのが人情ではないか。
普段の短気さを取り戻した晶子は鼻息も荒く皺だらけの老人の手を掴み、冥府へと繋がる道へと荒々しく足を踏み出した。
「一緒に行こう。たとえ地獄に行っても、私はもう一度リリを抱く方法を探すの。あなたの娘さんも、きっとあの世へ行けば…」
しかし晶子が握った寛覚の手は、まるで幻を掴んだように虚しくその感触を失ってゆく。ただ晶子だけを呑み込んだ闇は静かに、抗えぬ強い力で彼女を引き寄せてゆく。
「寛覚…和尚!! あなたの…あなたの娘さんの名前は!?」
寛覚の没年を考えれば彼の娘もすでに現世の住人ではない筈だ。もしも冥府で彼女を捜せるならこれも他生の縁だろう。
しかし寛覚和尚の声はすっぽりと晶子を包み込んだ黄泉への縦穴の外で、ただ晶子への感謝だけを叫び遠ざかっていった。
「…ありがとう…拙僧はやはり奪った数だけの命を救わねば娘に会うことは出来ぬ…だが、貴女と逢えて本当に良かった…」
…晶子の姿が消えた名もなき河原に、寛覚和尚…俗名を大賀美慎兵衛という亡霊の長い読経が流れる。その美しき天才画家への鎮魂は、決して生ある者の耳には届かない。
「…夜々重…」
やがて彼は、最後に晶子が発した問いの答えを小さく呟き、再びあてのない旅路へと彷徨い始めた。
106
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:28:33 ID:555z2qSYO
◆
「…でも夜々重サン、どうして私を庇ってくれたのデス? ワタシは…アナタを自爆の巻き添えにしようとしマシタ…」
穏やかに流れる三途の川を眺め、奇妙な既視感を覚えながらリリベルは尋ねた。未だ閻魔庁の厳重な監視下にある彼女が、こうしてときどき外出できるのも夜々重の尽力のおかげだ。
「…え、どうしてって…」
減刑嘆願の取り次ぎに拘禁中の差し入れ。リリベルに救いの手を差し伸べ続けた夜々重に、ずっと主である閻魔羅沙弗殿下が黙認という援助を送っていることをリリベルは知らない。
最近また幾つかの新たな官位を授かり、次なる閻魔大帝として信頼に足る側近を集め始めた殿下にとって、この半悪魔の元テロリストは夜々重と同じくらい何らかの興味を惹く存在なのかも知れなかった。
「…うーん…私も最初はこっちに知り合いもいなかったし、一緒に地獄に来たのも何かの縁でしょ? ほら、『袖摺り合うも多少の縁』っていうじゃない? 多少はトモダチ、みたいな…」
「…違いマス。あの諺の『他生』は別の生、前世か或いは…果てしない輪廻のどこかで得た関わり、という意味デス。」
たとえば地獄の底で、リリベルが信じ合える魂と出逢えたように。もしかすると『顎』とリリベルは、姿を変え毎度お馴染みの永い相棒なのかも知れない。
「ふーん、リリベルって物知りだねぇ…」
並んで座った夜々重はリリベルの意外な博識に感心しながらも、少し愁いを帯びた瞳を伏せた。あの慌ただしい地獄への旅路を思い出すと、どうしてももう一人の同伴者、今は逢えぬ『彼』の面影が蘇ってしまうのだ。
そんなの夜々重の気持ちを察してか、リリベルはいつもの乱暴な調子で毒づきながら、河原に向けて足元の小石をポンと蹴飛ばした。
「…それより、アイツらを見てると、なんかこう…こっ恥ずかしくて尻尾まで痒くなるデス…」
「あはは…ちょっとあれは恥ずかしいよね。」
107
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:31:33 ID:555z2qSYO
ポチャン、と小石の跳んだ先には最近再び殿下によって外宮警護に呼び戻された鬼、千丈髪怜角の姿があった。彼女は偶然を装ってひょっこり現れた高瀬中尉と二人、裸足で浅瀬に入って戯れている。
非番にも関わらずリリベルの逃亡を防ぐのだ、といかめしい顔でくっついてきたのだが、いくら獄卒同期随一の切れ者とはいえ、きゃあきゃあ剛さあん、などと水の掛け合いをやっていては監視の役に立たない。
「…二人揃って濁流にでも呑まれろデス…」
無駄に爽やかな笑顔で岸に手を振る高瀬中尉に、同じ仕草で応えるリリベルの不謹慎な囁き。だが彼女の危険極まりないバスは、高瀬の手によって着々と時代遅れの働き者に戻りつつあるのだ。
今頃、拘置施設と呼ぶには快適な住まいでは、幽霊となったファウストが午後のお茶を用意している時間だ。どうせ絵など解らぬ連中だろうが、手元にある母の作品の何枚かくらいは見せてやろうか…
自分にしては呑気な気紛れに頬を弛ませ、リリベルは何故か懐かしくさえ感じる新たな友、大賀美夜々重を振り返った。
「…そろそろ戻る時間でショウ? もしみんな暇なら…丁度ファウストがスコーンを焼いて待っている頃デス…」
おわり
108
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:32:18 ID:555z2qSYO
ポチャン、と小石の跳んだ先には最近再び殿下によって外宮警護に呼び戻された鬼、千丈髪怜角の姿があった。彼女は偶然を装ってひょっこり現れた高瀬中尉と二人、裸足で浅瀬に入って戯れている。
非番にも関わらずリリベルの逃亡を防ぐのだ、といかめしい顔でくっついてきたのだが、いくら獄卒同期随一の切れ者とはいえ、きゃあきゃあ剛さあん、などと水の掛け合いをやっていては監視の役に立たない。
「…二人揃って濁流にでも呑まれろデス…」
無駄に爽やかな笑顔で岸に手を振る高瀬中尉に、同じ仕草で応えるリリベルの不謹慎な囁き。だが彼女の危険極まりないバスは、高瀬の手によって着々と時代遅れの働き者に戻りつつあるのだ。
今頃、拘置施設と呼ぶには快適な住まいでは、幽霊となったファウストが午後のお茶を用意している時間だ。どうせ絵など解らぬ連中だろうが、手元にある母の作品の何枚かくらいは見せてやろうか…
自分にしては呑気な気紛れに頬を弛ませ、リリベルは何故か懐かしくさえ感じる新たな友、大賀美夜々重を振り返った。
「…そろそろ戻る時間でショウ? もしみんな暇なら…丁度ファウストがスコーンを焼いて待っている頃デス…」
おわり
109
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:34:38 ID:555z2qSYO
あわわ最終レスのみ二重カキコ。宜しくお願いします。
110
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 11:44:08 ID:Lgmo0eQA0
行ってきたよー
ややえちゃんとリリベルに縁が出来たな
寛覚さんの今後も楽しみ
そして高瀬中尉と怜角www
111
:
名無しさん@避難中
:2010/06/27(日) 12:05:09 ID:555z2qSYO
迅速代行感謝です!!
地獄も賑やかになり、今後のクロスが超楽しみです。
藤角さん、イイ…
112
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 13:09:19 ID:kjx9clHwO
もし坂上匠が普通の変態になっていたら…
・クズハちゃん保護編
匠「これは…」
クズハ「……」
匠「ペロペロせずにはいられないな…!」ポイッ
匠「ペロペロ(^ω^)」
クズハ「……?」
匠「ペロペロ(^ω^)」
クズハ「!?…ちょ、何なんですか?」
匠「ペロペロ(^ω^)」
クズハ「顔舐めるのやめっ…だ、誰か助け…」
匠「ペロペロペロペロペロペロペロペロ」
クズハ「いやあぁぁぁぁぁ…」
・クズハちゃんが匠を魔法で攻撃した時編
クズハ「匠さん!」
匠「く…クズハ…」
クズハ「匠さん、ごめんなさい私…」
匠「挿すなら…」
匠「挿すならケツの穴にしろよおォォォ!」
クズハ「えぇ…?」
匠「あ、後ペロペロさせろ…」
クズハ(あ、何かこの人このまま死んでも良い気がしてきた)
・VSエリカ様編
エリカ「私を抱い…」ヌギヌギ
匠「バッキャロー!」
バキィ
エリカ「いったあ!何すんの?」
匠「戦争だろうが…」
匠「全部脱いだら、戦争だろうが…!」
エリカ「…?」
匠「着エロと
照れる仕草が
精力剤…匠、心の俳句…」
エリカ「…心の中じゃなくて普通に喋ってるじゃない」
匠「うるせー!」ドカ
エリカ「きゃん!?」
エリカ(また殴った…でもなにかしら…)
エリカ(何だか…癖になりそう)ゾクゾク
・タバサちゃん編
匠「猫にも穴はあるんだよな…」ゴクリ
タバサ(!?…何だか身の危険を感じる…)
こんな匠は嫌だと思いましたまる
113
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 16:05:17 ID:d3/31m/s0
手長足長の出現からこっち、紳士たちの紳士力が解放されつつあるな……
114
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 16:07:20 ID:Oqo3Xf3E0
これは普通の変態じゃないwww
ものすごく変態だwww
115
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 17:40:59 ID:LfGdrclA0
なにがあればこうなるwww
特に最後ww
116
:
正義の定義
:2010/06/28(月) 22:41:48 ID:R21GAoaM0
さるェ…
続き投下代行お願いします↓
―――…
「なんだよこれ…」
「あわわわ…施設が穴だらけだべさ…」
施設内で爆音が響く。機関の人間がそれに気がつかないはずもなく音源地へと人が集まりますと、
そこでは幼女と紅い鎧が暴れまわっているではないか。本来ならば襲撃だなんだと狼狽え浮足立つ
所だったが騒ぎを起こしているのがどちらも見知った者達だったため不思議と冷静を保つことが出来た。
それ以前にそもそもどうしてこのような事態に陥っているのか頭が付いていかなかった。
「そこぉーッ!!おちろぉーッ!」
どかーんどかーん!
「…当たらなければどうということはない」
トエルがバズーカを乱射する。どうやらあの紅い鎧を狙っているように見えるが…
「あの鎧って…第七英雄天草ちゃんだよなぁ…」
青島がよく知る鎧の少女を見てぼやく。そう…紅き鎧を纏うこの少女こそが第七英雄『天草 五姫(あまくさ いつき)』なのである。
「何呑気に観戦していますの!早く二人を止めなさい!」
このままでは大破どころでは済まなくなる。それを危惧した北条院は周りの人間に二人を止めに行くよう
促すが、あんなデッドスポットに自ら飛び込む命知らずは誰一人として存在し得なかったようで、
英雄デバイス所有者であっても止めに入ることをためらうような、つまりそれほどまでにトエルと天草の戦闘は激しかった。
「つうか北条院が行けばいいじゃん」
「な!?わ、私は…」
痛いところを突く青島。北条院は基本ヘタレであるのでこういった危ないことは他人任せなのである。
だがそれと同時に彼女はプライドが高い。少し煽ってやれば、自分の思い通りの結果になる事を青島は知っていた。
「へぇー、やっぱりなぁ、北条院はヘタレだからなぁ…」
「へ、ヘタレ言うな!」
「ヘタレじゃーん。ビビッてんじゃないの〜?」
「この私が臆するわけありませんわ!いいでしょう!やってやりますわ!刮目なさい!私の『貴人』を!」
まんまと青島の策略に乗ってしまう北条院。無手勝流。戦わずして戦いに勝つ。
生き残る為にこれ以上の極意はない。ともかく、北条院に合唱を捧げなくてはならない事を先に言っておこう。
「第六英雄、北条院佐貴子。正義の名の下、悪を成敗します!」
武装展開した北条院。名乗り口上もほどほどに、大剣を抱え両者を止めに入る…のだが、まぁ予想通りというか、予想以上というか。
「邪魔を!」
「すんな!ふぇ!」
割って入る北条院をトエルと天草はボロ屑のようになぎ払い、後方50m程の壁まで吹き飛ばす。
その間わずか3秒。
「瞬殺はあんまりですってよ〜〜〜〜〜〜…」
「…弱っ!」
「北条院さん瞬殺でしょや」
「もうちっと持つかとおもったんだけどなぁ〜」
予想されていた事とはいえ、あまりに早過ぎる北条院の戦線離脱にますます止める気力が失せる野次馬一行。
そりゃだれだって命は惜しい。そうは言ってもこのままでは施設が崩壊してしまう。互いに叱咤督励し
「おまえが行け」「いやおまえが行け」等という不毛な押し付け合いが始まるのは時間の問題と思われた…
がしかし、天は我らを見放してはいなかった…!
―『"イレブンソート"゙』―
「!?」
忽然として宙に現れる九本の剣。地に降り注ぐ刃の応酬。
「君達は少しおいたが過ぎる…」
互いに火花を散らすトエルと天草の間に入る一つの人影。彼の両手握られているのはそれぞれ種類の異なる二本の剣。
その刃先はそれぞれトエルと天草に向いており、二人の動きを静止させる。
「お、王鎖さ〜ん!」
気の抜けた白石の声がしんと静まり返ったロビーに響く。その声はトエルと天草の間にいる青年へと送られたものである。
二人を止めたのは第二英雄・王鎖珠貴その人であった…
―続く―
117
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:42:30 ID:7fKWgQjw0
支援って一人じゃだめなんだっけ?
さるったら00分越えたら書き込めるよ。
118
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:44:27 ID:7fKWgQjw0
勢いで代理願い部分まで投下した。
反省はしている。
119
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:44:30 ID:R21GAoaM0
―次回予告…
暑くて次回予告どころじゃ…かゆ…うま…
次回、正義の定義…
第八話
「LOST WORD」
次回もアンリミテッドな導きを…
皆夏場は熱中症に来をつけてね!ってことで投下終了
文では伝わりにくいので英雄武装を絵にし…しかし画力が足りない!
ttp://loda.jp/mitemite/?id=1192.jpg
120
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:47:31 ID:R21GAoaM0
なにかなぁと思ったら支援してくださっていたのですね!
でも私はさるの力から逃れることなどできぬのだ…
これが私とヤツとの宿命…
121
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:48:06 ID:7fKWgQjw0
そして俺もさるったわけだがw
122
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:51:10 ID:R21GAoaM0
悟空ー!早く代行しに来てくれーー!!
123
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:51:16 ID:.WzEpu72O
まあ慌てるな
サルは次の時間になれば解除されるから
あと9分程だ
124
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:52:44 ID:7fKWgQjw0
正義の定義さんは毎時50分ほどから投下開始すると丁度よいと思われる
125
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:55:12 ID:LfGdrclA0
そしてここで俺が颯爽と登場!
えーと、
>>119
を代行すればいいのかね?
126
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:56:28 ID:R21GAoaM0
そうだゆ
127
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 22:57:32 ID:LfGdrclA0
行ってきた
128
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 23:04:34 ID:R21GAoaM0
わたくしめのような卑しい豚の稚作を代行していただき、お二方には頭が上がりません…ありがとうございました…
129
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 23:05:38 ID:7fKWgQjw0
蔑みすぐるwww
おいらは正義の定義好きだぜ
130
:
名無しさん@避難中
:2010/06/28(月) 23:21:15 ID:R21GAoaM0
>>129
ttp://a-draw.com/contents/uploader2/src/a-draw1_22468.jpg
131
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 00:05:53 ID:aVRsRanQ0
あえて言うなら三点リーダは……が1セットということかな
132
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 21:00:26 ID:HapMQPPEO
>ふぇ
ずっとキャラ名と英雄番号の関連を考えてるんだが…もしかして、ない?
イラストは俺もしっくりきたw
>エリカ様
夏。そしてジロキチw
前回『夏祭り』というイベントフラグが出てたけど、またそろそろイベントもいいね
以上感想、よければどなたか本スレに代理レスよれしく
133
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 21:07:34 ID:XqyFGFrY0
ほいきた
134
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 21:09:09 ID:v7l4Mgxs0
投下して感想代行すると自演に見えちゃう、ふしぎ!
135
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 21:11:03 ID:XqyFGFrY0
ふしぎなせかい!
136
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 21:13:20 ID:X5Dt5hgM0
>>132
キャラ名12天将っぽくね?
初めて出た時は安倍の系列だと思ってた
137
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 21:57:36 ID:HapMQPPEO
代行アリガトです!!
138
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 22:55:22 ID:HapMQPPEO
>>136
十二天将ググてみた。なるほどね…
そして無関係な絵
http://imepita.jp/20100629/821680
139
:
名無しさん@避難中
:2010/06/29(火) 23:11:55 ID:vq1X3Rf6O
代行お願いします
>狸よ踊れ〜
田貫のキャラがツボるなぁww続き期待だわ〜
>地獄百景
やばいこういう運命じみた話好きだ
何かリリベルちゃんがいつもよりしおらしくて良かった。最後はいつも通りだったけど
>ふぇ
もうトエルはコスプレ幼女で良いだろw
後ヘタレな北条院さんが好きになった
>はいから
もうジロキチの存在で笑うなこれは…
というかこの薬ってもしや…
そんな事よりタバサちゃん人化フラグか?
以上です。
後ふぇの英雄関連は十二天将で合ってると思う。そもそもデバイス名がそのまんま十二天将の名称だし。
140
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 00:14:21 ID:WJEAkW.EO
代行感謝
141
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 07:38:28 ID:dt1hzghs0
>>138
夏服えろすぐるwww
どことなく大人のふいんきトエルもいいなあ。
それにしてもタバサちゃんはぁはぁ
142
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 16:45:06 ID:OQ23oxxg0
改めて相関図見たけどあれ見やすいね
閉鎖都市と地獄世界の相関図も欲しいな〜…
143
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 19:16:05 ID:kDXw2aNg0
なにげに閉鎖は複雑な気がするね
144
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 21:31:47 ID:iMQLzBrMO
>>143
同意。キャラのビジュアルとなると更に大変そうw
異形はその点じゃいちばん充実してるな
145
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 21:57:13 ID:aOlhsnvc0
書き手さんたくさん居るしね
羨ましいナリー
146
:
白狐と青年
◆mGG62PYCNk
:2010/06/30(水) 23:46:54 ID:UHiKXEiw0
おおう?!
スレ容量オーバーしたww
ちょっと立ててきます
147
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 23:47:28 ID:IitPcC5Y0
まさか越えるとは思わなかった
148
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 23:49:08 ID:UHiKXEiw0
ホスト規制されてて立てれない……
これはもう今日は寝ろという託宣か
149
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 23:49:29 ID:IitPcC5Y0
仕方ないな。少し待ってるがいい
150
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 23:50:07 ID:UHiKXEiw0
わーい
151
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 23:51:53 ID:IitPcC5Y0
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1277909484/
クララ すたんどあっぷ
152
:
名無しさん@避難中
:2010/06/30(水) 23:52:58 ID:UHiKXEiw0
>>151
感謝です!
153
:
◆mGG62PYCNk
:2010/07/01(木) 00:00:00 ID:CDTxQ46M0
スレ立て&支援ありがとうございました!
154
:
名無しさん@避難中
:2010/07/01(木) 19:37:35 ID:ZnUKJEL2O
おおう知らぬ間に新スレ移行!?
白狐〜は出自不明異形の気配でバトルの予感!?
ともあれスレ立て&投下乙でした!!
155
:
名無しさん@避難中
:2010/07/01(木) 22:04:48 ID:Ts9f1jGM0
☆質問コーナー☆
>甘味処作者さん
シンダラさんはガチロリなんですか?
156
:
名無しさん@避難中
:2010/07/01(木) 22:40:35 ID:ppp/UujQO
ロリでなくロリコンだと思うんだ
細かいが、重要なんだぞ?
獲物と捕食者の違いがあるから
シンダラさんがロリだったら俺常連になるぜwwww
157
:
名無しさん@避難中
:2010/07/01(木) 22:45:11 ID:Ts9f1jGM0
ああ、それは確かにw
>甘味処作者さん
シンダラさんは極めて幼女愛好者ですか
158
:
名無しさん@避難中
:2010/07/03(土) 00:36:48 ID:KdnWXHVM0
真達羅「極めて心外です。根も葉もない誹謗中傷は止めていただきたい」
桃太郎「むかーしむかし、ある所に真達羅という異形がいました」
真達羅「そういうの止めません、店長?」
桃太郎「人間に好意的な真達羅他、十一騎ほど徒党を組んでいた異形の一派は一次掃討戦後の京近くのある都の防衛に尽力します。真達羅の担当は西の方角」
真達羅「ちょ、待って、ストップ! タイム! マジだこの人!」
桃太郎「守戦に回った際の十二騎の連携はまさに鉄壁。攻撃ウンコのくせに蟻も通さぬまさにベルリンの壁。当時都の一角を攻めていた異形の集団は手をこまねていていました」
真達羅「おい、カメラ止めろ」
桃太郎「さてその最中、どっかの酉の異形が幼女と仲良くなりました。一緒におやつを食べる約束とかしました。一緒におやつ作る約束とかしました。一緒に遊ぶ約束とかしました。「わたし おおきくなったら しんだらのおよめさんになるー」とか言われてました。そのせいで十二騎の連携がちょっとだけ滞った事があって異形が普通に攻めてきました。全部真達羅が幼女といちゃいちゃしてたせいです」
真達羅「やめてー!」
桃太郎「そこに颯爽と駆けつけたイケメン イズ 俺。以降、真達羅は俺にロリコンとなじられます」
的な昔話がったとかなかったとか。
美女と野獣、だった真達羅をからかう感じです。
その、一緒にいた幼女の騎士気取りという風です。
159
:
名無しさん@避難中
:2010/07/03(土) 00:41:43 ID:771o6yB60
真達羅ェ……
160
:
名無しさん@避難中
:2010/07/03(土) 07:39:15 ID:AC6GgfdEO
手長「おんなのなかにーロリコンひとりー♪」
足長「おっんなのなっかにーロッリコンひっとりー♪」
真逹羅「店長…」
桃太郎「団子買ってくれたお客さんだ、我慢しろ」
161
:
名無しさん@避難中
:2010/07/03(土) 08:20:59 ID:EP5EC2.s0
鬼ヶ島は異形のすくつだな!
162
:
名無しさん@避難中
:2010/07/04(日) 08:49:40 ID:akEuwW8E0
>158
遅れたけどありがとう!
超把握した
163
:
名無しさん@避難中
:2010/07/04(日) 19:55:33 ID:ZZj8JLsE0
>>160
きちんと金だしてくれるのか、この二匹ww
164
:
名無しさん@避難中
:2010/07/04(日) 19:57:24 ID:akEuwW8E0
明らかにもってないw
165
:
名無しさん@避難中
:2010/07/04(日) 19:59:43 ID:8YzhyE3k0
金って何?とか言いそうだww
166
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 00:07:54 ID:.0RCQJ7EO
出来れば代行を↓
秀逸な技法でタバサの愛らしさがまた急上昇www
167
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 00:18:39 ID:QmQN4G2A0
代行行ってきます
168
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 00:32:50 ID:QmQN4G2A0
行ってきました
169
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 02:33:20 ID:.0RCQJ7EO
↑代行感謝です
↓代行お願いしますw
>>『狸よ躍れ〜』
狸化の解呪が可能とは…そして地獄はなんでも旨いのを把握w
しかし、このスレ本当に軽妙な名文書き手が多いな
170
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 17:37:07 ID:MtFpHkZg0
遅れたけど代行いってきたよ!
171
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 21:08:26 ID:.0RCQJ7EO
>>170
有難うございました!!
172
:
見て^^
:2010/07/05(月) 21:30:04 ID:7WyAuZi.0
一見、普通の女の子の日記ですが、
ある事をした後に更新しています。
かなり中毒性が高いので注意が必要かもしれないです。
ttp://stay23meet.web.fc2.com/has/
173
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 21:56:46 ID:82BnJjeA0
狐、猫、狸……次はなんだ?
174
:
名無しさん@避難中
:2010/07/05(月) 22:21:15 ID:qhfXK7uo0
子豚が抜けてる?
175
:
名無しさん@避難中
:2010/07/06(火) 01:10:45 ID:hWrfZYZcO
ねずみ、牛、虎、兎、竜、へび、馬、猿、鳥、羊、犬、猪
176
:
名無しさん@避難中
:2010/07/06(火) 01:12:23 ID:9uzV0kKE0
真達羅が酉、摩虎羅が猿、招杜羅が犬だな
177
:
名無しさん@避難中
:2010/07/06(火) 01:23:50 ID:FsM5IkOw0
ジロキチがねずみでな
178
:
◆GudqKUm.ok
:2010/07/06(火) 12:13:20 ID:oi3pE6bMO
『狸よ躍れ〜』作者様にお願いです。藤ノ大姐を次回『地獄百景』に少し拝借したいのですが如何でしょうか?
『狸よ躍れ〜』本編には展開上影響しない、と勝手に思う位置付けなのですが、不都合があれば中止にしますので質問お返事等、いつでも結構ですから宜しくお願いします。
179
:
名無しさん@避難中
:2010/07/06(火) 22:11:37 ID:okcXfm9UO
>>178
不都合なんてとんでもない
ふつつかなババアですがよしなにしてやってください
180
:
名無しさん@避難中
:2010/07/06(火) 22:17:06 ID:HPCAnBQQ0
勢いで描いた
努力は認めて欲しい
http://loda.jp/mitemite/?id=1223
181
:
名無しさん@避難中
:2010/07/06(火) 22:22:47 ID:HPCAnBQQ0
と思ったけど、人によったらえろいかも知れないので削除
俺は一体何をしているんだ
182
:
名無しさん@避難中
:2010/07/07(水) 07:28:58 ID:UZLhDOmo0
みんな気をつけろぽんぽこ!
ここは呪われているぞぽんぽこ!
どんな呪いかと言うと麗しの藤ノ大姐をババア呼ばわりすると狸になってしまう呪いがかかっているぽんぽこ!
花蔵院に咲く美しく麗しい藤の方 嗚呼何卒この身の愚かさをお赦し下さい
御身の御髪は どれ程上質の絹も敵わぬ滑らかさ
御身の御肌は どれ程丹念にこねた餅も敵わぬ瑞々しさ
その御姿は まさにうら若き童女
嗚呼何卒 我が身の愚かさをお赦し下さい 我が身の浅はかさをお赦し下さい
183
:
名無しさん@避難中
:2010/07/07(水) 18:50:30 ID:iwEAd4vUO
>>『狸よ躍れ〜』作者様、快諾有難うございます!!
そして毎度すいませんが、どなたか代行お願いします…
地獄百景『鈍色の繭』
184
:
『鈍色の繭』
◆GudqKUm.ok
:2010/07/07(水) 18:52:18 ID:iwEAd4vUO
◆
「…遠い所をお運び頂き申し訳ありません…」
「…よい。」
深々と頭を下げる獄卒隊副長、蒼燈鬼聡角の言葉を遮り、少女はむっつりと扉をくぐった。ここは閻魔庁の鬱蒼たる中庭に聳える特別棟、限られた獄卒幹部しか入室を許されぬ警戒厳重な一室だ。
「…して、『奴』は?」
自らの倍を越す体躯の鬼たちに向けて、少女はぶっきらぼうな問いを発する。芳しい花の香りを纏う彼女の髪からも、ちらりと短い角が覗いていた。
「…は、このままでは恐らく肉体の再構成に失敗し、消滅するのみかと…」
恭しく少女を案内しながら答える聡角は獄卒隊随一の知略家だ。彼が少女…ほかならぬ師、花蔵院藤角の助力を乞うなど珍しい出来事だった。
『藤ノ大姐』として知られる鬼、未だあどけない童女としか見えぬ花蔵院藤角は聡角の示す先に安置された球体を見上げる。脈打つ幾つかの管に繋がれた楕円形のそれは、柔らかく透き通った卵にも似ていた。
「…よく見えぬ…」
「しょ、少々お待ちを…」
藤角の呟きに獄卒のひとりが慌てて踏み台を運ぶと小さな女鬼はちょこんと台に登り、かつての友、『我蛾妃』の繭に険しい顔を寄せた。
「…自ら魂を圧縮する際に、何らかの手落ちがあったのでしょう。羽化出来ぬままで腐り始めました…」
無言で繭を睨み続ける藤角の眼には正視に耐えぬ物体が映っていた。凶悪な女妖我蛾妃…その今は無力な幼生は虫とも人ともつかぬ奇怪な姿で薄い膜のなか呻吟している。
濁った粘液のなかで捻れ絡み合う昆虫の脚と、苦悶を表情を貼りつけビクビクと痙攣する嬰児の顔。策に破れちっぽけな毒虫として捕らえられた彼女の、自業自得とはいえあまりに哀れな姿だった。
「…殿下は?」
185
:
名無しさん@避難中
:2010/07/07(水) 18:53:02 ID:iwEAd4vUO
師の質問の意味をしばらく思案し、聡角は低く答えた。我蛾妃の魂を滅さぬことは閻魔羅紗弗殿下、すなわち次なる地獄界の意志と協議した結果のものだ。
今は自領に暮らすかつての師を急いで呼び寄せたのも、この悲惨な境遇から地獄界の仇敵、我蛾妃を救う為なのだから。
「…殿下は私に全てを委されました。師よ、我蛾妃を助けることは可能でしょうか?」
いつになく無口に不気味な繭を見つめ続ける師の心中を察し、聡角もまたしばらく唇を閉じた。
混沌と無秩序を信条とし、宇宙の理を否定する為に暴虐の限りを尽くした我蛾妃と、厳粛な法の守護者花蔵院一族の藤角が親しい友であったことを知る者は少ない。
そしてまた幾多の仲間を失いながらも我蛾妃を捕らえ、永遠の虜囚として地獄の塔に封じたのがこの『藤ノ大姐』であることも。
「…退っておれ…」
重い呟きとともに藤角の小さな掌が、我蛾妃の病める繭にそっと触れた。
186
:
名無しさん@避難中
:2010/07/07(水) 18:54:17 ID:iwEAd4vUO
◆
「…しょせん宇宙など汚物の堆積、生命などそれにたかる蠅に過ぎぬ…」
幾千の罪無き魂を喰らい、その不浄な生を長らえ続けた我蛾妃の言葉だ。だが藤角の知る限り、彼女は生まれ落ちたときからこの信念を持っていた訳ではない。
妖蝶の変異種として生を享け、幼くして輝くような美貌と類を見ない魔力を備えていた彼女。野辺を舞い遊ぶには余りに桁外れの力は、遠く藤角の暮らす冥府の地にも届いていた。
まだ魔と人の境すら曖昧な昔、腕白で好奇心旺盛な少女だった藤角が我蛾妃を訪ね、二人が親しい友となるのに時間は掛からなかった。
光溢れ、花咲き乱れる地上の世界と同じくらい自由闊達で無邪気な妖蝶の姫に、若かりし藤角はたちまち魅了されたのだ。
『…地上は良いな…明るくて、賑やかで…』
『…いや、まだまだこの世界にも昏い場所がある。まあそのうちに妾が、全てを眩く照らしてみせるがの…』
我蛾妃の言葉は偽りではなかった。遥かな高次で世を司るという神仙たちより、地の底で厳格な戒律を守る藤角たち鬼よりも、彼女は迅速かつ大胆に人界に平安をもたらしたのだ。
天災や疫病を容易く退け、まだ未開の山野を闊歩していた野蛮な魔を一瞬で滅する彼女は、まさに人々が想い描く『女神』だったかもしれない。
朝露の雫を浴びて虹を追い、壮麗な夕日を並んで眺めた二人の遠い日々。しかしその平安は長く続かなかった。無尽蔵とも思える我蛾妃の魔力は、その成長と共に危険なものとまでになったからだ。
地獄界に座し、ただ罪のうち生を終えた魂を迎え入れることが果たして鬼である自分の唯一の務めなのか。全ての鬼が直面するその苦悩は、藤角にとって我蛾妃のかたちをしていた。
187
:
名無しさん@避難中
:2010/07/07(水) 18:55:20 ID:iwEAd4vUO
『…蛞蝓神たちにも幾らかの理はあった!! 一族に至るまで皆殺しにする必要はなかったであろう!?」
『…お主ら鬼が世の為に働こうとせぬからじゃ。天命、とは怠け者にはまこと都合の良い言葉かも知れんの…』
藤角の額をチョンと小突き、傲慢な笑みで彼女を見下ろす我蛾妃の肉体は、すでに妖艶な女の色香を備えていた。同族たちを臣下に従え、『我蛾妃』を名乗りだしたのもこの頃だ。
それからひとつの世紀を終えずして恐怖の象徴となったその名。彼女が正義の旗印のもとに次々と起こした戦はいつしか無慈悲な殺戮の舞台と化し、地獄界からの調停者として再び我蛾妃の前に立った藤角は、旧友を蝕む狂気の源を見たのだった。
『…天は…天は呆けておるのか!? 地の底で安穏と暮らす貴様ら鬼どもが若さを失わず、いつか全能の神ともなれる妾が老いてゆくなど…おかしいではないか!?』
妖蝶は魔物としては短命な種だ。その美貌と魔力の絶頂を超え、早過ぎる肉体の衰えを感じた我蛾妃は無慈悲な宇宙の摂理に憤怒していた。
世界を美と調和に導く理想の力が、脆く儚い器に宿る不条理…宇宙に法など無い。その憤りは鬼としても稀有な存在、年経てなお瑞々しい肌と快活な瞳を失わぬ友に向けられたのだった。
『…見ておるがよい藤角、愚かな天が妾を誅せるか、ひとつ試してみようぞ…』
さらに幾年月、菫色の瞳にただ虚無を映し、虹色だった羽根を暗褐色に染めた魔物は、天を冒涜するためだけに虐殺を繰り返し、抑え難い羨望のまま地獄界を憎悪する人喰いと成り果てた。
生き長らえる為に夥しい魂を啜る『邪神』の名すら相応しい魔物と、地獄界の長きに渡る闘い。迷える心の隙を我蛾妃に魅入られ、無明の闇へと堕ちた鬼も数え切れない。
188
:
名無しさん@避難中
:2010/07/07(水) 18:56:42 ID:iwEAd4vUO
だが我蛾妃の信じがたい蛮行に天は怒りの鉄槌を下さず、ただ人と鬼と魔物だけがその血を夥しく流した。それでも自分が天を疑わなかったのは何故だろう、と藤角はいつも思う。
もしかすると誰にも窺えぬ天命の執行者として、揺るぎなく寡黙に討伐の指揮を続けた閻魔大帝の姿こそが、藤角にとっては唯一確かな『天』の姿であったのかも知れない。
『…役にも立たぬ家来共をみな喰ろうてみたが…それほど若返った気もせぬ。藤角、貴様を喰えば少しは精気もつこうかの…』
戦慄すら感じさせる退廃の美に包まれて決戦地に立った我蛾妃の前には、数百年を経て変わらぬ姿の藤角がいた。突き刺さる嫉妬、憧憬、悲嘆…そしてもはや我蛾妃にとって血肉の殆どを占める憎悪。
もはや馴染み深いその全てを静かに受け止めた藤角は、遠い日の可憐な妖蝶を想い出すように眼を閉じると、恐るべき禁断の技で旧友をしっかりと封印したのだった。
『…行こうぞ繭姫、我が故郷、地獄へ…』
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