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みんなで世界を作るスレin避難所2つめ
116
:
正義の定義
:2010/06/28(月) 22:41:48 ID:R21GAoaM0
さるェ…
続き投下代行お願いします↓
―――…
「なんだよこれ…」
「あわわわ…施設が穴だらけだべさ…」
施設内で爆音が響く。機関の人間がそれに気がつかないはずもなく音源地へと人が集まりますと、
そこでは幼女と紅い鎧が暴れまわっているではないか。本来ならば襲撃だなんだと狼狽え浮足立つ
所だったが騒ぎを起こしているのがどちらも見知った者達だったため不思議と冷静を保つことが出来た。
それ以前にそもそもどうしてこのような事態に陥っているのか頭が付いていかなかった。
「そこぉーッ!!おちろぉーッ!」
どかーんどかーん!
「…当たらなければどうということはない」
トエルがバズーカを乱射する。どうやらあの紅い鎧を狙っているように見えるが…
「あの鎧って…第七英雄天草ちゃんだよなぁ…」
青島がよく知る鎧の少女を見てぼやく。そう…紅き鎧を纏うこの少女こそが第七英雄『天草 五姫(あまくさ いつき)』なのである。
「何呑気に観戦していますの!早く二人を止めなさい!」
このままでは大破どころでは済まなくなる。それを危惧した北条院は周りの人間に二人を止めに行くよう
促すが、あんなデッドスポットに自ら飛び込む命知らずは誰一人として存在し得なかったようで、
英雄デバイス所有者であっても止めに入ることをためらうような、つまりそれほどまでにトエルと天草の戦闘は激しかった。
「つうか北条院が行けばいいじゃん」
「な!?わ、私は…」
痛いところを突く青島。北条院は基本ヘタレであるのでこういった危ないことは他人任せなのである。
だがそれと同時に彼女はプライドが高い。少し煽ってやれば、自分の思い通りの結果になる事を青島は知っていた。
「へぇー、やっぱりなぁ、北条院はヘタレだからなぁ…」
「へ、ヘタレ言うな!」
「ヘタレじゃーん。ビビッてんじゃないの〜?」
「この私が臆するわけありませんわ!いいでしょう!やってやりますわ!刮目なさい!私の『貴人』を!」
まんまと青島の策略に乗ってしまう北条院。無手勝流。戦わずして戦いに勝つ。
生き残る為にこれ以上の極意はない。ともかく、北条院に合唱を捧げなくてはならない事を先に言っておこう。
「第六英雄、北条院佐貴子。正義の名の下、悪を成敗します!」
武装展開した北条院。名乗り口上もほどほどに、大剣を抱え両者を止めに入る…のだが、まぁ予想通りというか、予想以上というか。
「邪魔を!」
「すんな!ふぇ!」
割って入る北条院をトエルと天草はボロ屑のようになぎ払い、後方50m程の壁まで吹き飛ばす。
その間わずか3秒。
「瞬殺はあんまりですってよ〜〜〜〜〜〜…」
「…弱っ!」
「北条院さん瞬殺でしょや」
「もうちっと持つかとおもったんだけどなぁ〜」
予想されていた事とはいえ、あまりに早過ぎる北条院の戦線離脱にますます止める気力が失せる野次馬一行。
そりゃだれだって命は惜しい。そうは言ってもこのままでは施設が崩壊してしまう。互いに叱咤督励し
「おまえが行け」「いやおまえが行け」等という不毛な押し付け合いが始まるのは時間の問題と思われた…
がしかし、天は我らを見放してはいなかった…!
―『"イレブンソート"゙』―
「!?」
忽然として宙に現れる九本の剣。地に降り注ぐ刃の応酬。
「君達は少しおいたが過ぎる…」
互いに火花を散らすトエルと天草の間に入る一つの人影。彼の両手握られているのはそれぞれ種類の異なる二本の剣。
その刃先はそれぞれトエルと天草に向いており、二人の動きを静止させる。
「お、王鎖さ〜ん!」
気の抜けた白石の声がしんと静まり返ったロビーに響く。その声はトエルと天草の間にいる青年へと送られたものである。
二人を止めたのは第二英雄・王鎖珠貴その人であった…
―続く―
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