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獣人総合スレ 避難所
691
:
ネコ足靴下
◆TC02kfS2Q2
:2012/04/27(金) 23:45:23 ID:yj1R3LVs0
姉のベージュのカーディガン姿は見慣れたもの。短いスカートから伸びる脚は大根ではなく、小学生らしい華奢なもの。
これからこの脚もむちむちとした大根へと成長するのか、そして弟がいれば他にもならない強力な武器となるのか、と思うと
いっそう姉に見えてきた。信号が変わり、横断歩道を渡り、ランドセルをまさぐる少女の側を横切ると後方から聞き覚えのある声が
追い掛けてきた。
「タスク!わたしの『さくさくぱんだ』たべたね!」
え?ぼくの名前?
身におぼえのない濡れ衣に袖を通しながら振り向くと、姉のような少女がランドセルを揺らしながら追い掛けてきた。
両腕を振って人を縫うように走る。足音と少女の声で周りの物音が掻き消された。
「え?なに?なに?」
「わたしの『さくさくぱんだ』を返せ!」
訳の分からぬまま街を追い掛けられて、息を切らしてなんとか巻いて、自宅に着くと合い鍵が見つからない。
両親は今、外出している。焦れば焦るほど探し物は姿をくらまし、タスクを嫌でも追い詰める。駄目元でドアノブを回すと……。
「開いた?」
なんだ、姉が先に帰っていたのかと納得しようとするも、姉の靴が見当たらない。ただあるのは小さな子供靴だった。
不思議に思いつつ、鍵をかけ忘れるなんてなんて親だと頭の中で毒づきながら居間に足を入れると。
「かぎまで落として、バカ兄貴!」の声とともに、横断歩道の少女がソファーの上に魔王のように立ち、真っ赤なランドセルを
鎖鎌のように振りかざしてきた。咄嗟に身を縮めたタスクの脇腹を的確にランドセルはとらえ、悶絶のご褒美が進呈された。
ソファーに顔を埋めて苦悶するタスクの頭に少女は飛び乗る。後頭部は生暖かな体温でタスクを支配していた。
「近道ルートはいくらでもしってるんだから。小学生の下校スキル、マジヤバだしー」
「単語の意味、わかんない。習ってないし、辞書載ってないし。ってか。きみ、誰?」
足をじたばたとさせながらタスクは頭の上の少女に尋ねると、当たり前のような口調で返された。
「タスクはかわいい妹からそんなにおしおきされたいんだね」
ひらがなの台詞回しがタスクを精神的な屈辱感を与えた。それに妹なんて知らん!し。
ようやく姉(に似た妹と名乗る少女)から解放されると、カーペットに転がっているランドセルを拾い上げ、
ぱんぱんと優しくイヌの毛を掃っている姿が見えた。
(なんか、見覚えがあるんだけどなあ……)
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