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かもめの「おしゃべり広場」
263
:
渡辺京子
:2022/04/22(金) 10:29:21
お遍路友だち
去年の10月、思い立って、四国のお遍路へ行った。その時、車でお遍路をしている相さんと出会い、意気投合し、日帰り予定だった彼女はわたしの滞在するホテルに宿泊し、二日間、彼女と一緒に徳島のお寺さんを回った。
「お遍路ころがし」という山間にある、通常一日がかりでも行くのが大変という難所、札所12番の「焼山寺(しょうさんじ)」をお遍路することができたのも彼女のお蔭だった。
その相さんからメッセージが届き、四国八十八か所を結願した報告をするため、弘法大使さまが眠る高野山へ行ってきました、という報告があった。彼女はわたしと違って、本格的なお遍路さん。お遍路装束に身を包み、同行二人の証の杖をつき、お寺に写経を納経し、ちゃんと念仏を唱えていた。彼女の傍らに立ち、開いた経本の、彼女の唱える念仏箇所を目で追うのが精いっぱいのわたしと大違いだった。
亡くなった旦那さんからまだ立ち直れないと言っていたが、結願を済ませ、今は立ち直ったのだろうか。他にも心配事があり、一人、奮闘していたが、逆にわたしの悩み事を彼女は明るい笑い飛ばしてくれた。
実は、今もお遍路グッズを大切にしまっている。相さんと出会うまでは、風雨に叩かれ、ずぶぬれになったり、強い日差しで汗だくになったりと、結構大変な思いもしたが、いろいろな方々に助けられ、一歩一歩踏みしめた日々は日常とかけ離れ、忘れがたく、またいつか、テクテクとお遍路に出かけたいなと思っている(^0^)。
そうそう、相さんはお寺さんにお参りをするたび、杖をよく置き忘れた(^_^;)。小柄な彼女には杖が余りに長すぎて、「杖があるから、歩きづらい」と杖に引っ張られて歩いていた。わたしはお参りのたび、また杖を置き忘れるんじゃないかと気が気じゃなくて、いつも杖の番人となっていた。
今では車の中での大笑いと共に懐かしい想い出になっている。
https://img.shitaraba.net/migrate1/9221.kamome/0000295.jpg
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