したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

勇者「魔王にできることなら俺にもできる」

1以下、名無しが深夜にお送りします:2022/02/27(日) 21:40:28 ID:twPCZVlw
初投稿、というか初めてのSSです。
5部作ぐらいになる予定。
今のところ2部の後半まで書き終わった。
少しずつ投稿していく予定。
一部は勇足で書いたため稚拙な背景描写あり。
2部から会話のみです。
1部はバトル物
2部は推理物
3部は脱出物みたいにスタイルを変えていく予定です。
最後までできるかどうかわからないけれど読んでくれたら
嬉しいと思います。

438以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/22(火) 20:04:10 ID:NaJAay8c
コメントありがとうございます。
魔法使いはギルドに登録された冒険者として名前が知れ渡っている
設定です。で商人はギルドに客として冒険者を雇用したりしています。
でも最近はなぜか魔法使いが客として商人を使う立場が多いため
「あれ、なんか違うような・・・まあいいか。さんざん儲けさせてもらったし」
みたいな立ち位置です。

439以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/22(火) 23:09:06 ID:NaJAay8c
投稿開始します。
今回は短いです。

440以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/22(火) 23:09:38 ID:NaJAay8c
商人「まったく久しぶりに連絡を寄越してきたと思ったら早速急を要する
仕事を依頼してくるとは。」

魔法使い「代金はいつものようにギルドに請求すればいいわ。
言い値で大丈夫よ。」

商人「しかし、船を臨時に動かした分船員も臨時で働いてもらった。
多少は高くなること頭に入れておいてくれよ。」

魔法使い「わかったわ、でも確認してあまりにも高かったら、
文句いいにいくからね。」

業者「馬車のしたくができました。法王庁には午前の今
頃に出発すれば夕方前には
着くはずです。法王庁までは街道一本道で整備されているので
快適な旅を保証しますよ。」

441以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/22(火) 23:10:02 ID:NaJAay8c
商人「有難う。これが代金だ。」

業者「まいどー」

商人「まったく。・・・昨日の夜に
アリタイ地方の最も大きな沿岸都市
イスカンダルに着いたと思ばさっそく馬車の手配に
時間をさいて
そのせいでまともな宿をとれずに安全の保証のない
下町の安宿に泊まることになるとは。
狙わねぬよう貧相な身なりに変装して
船員たちの一緒に雑魚寝したのは初めてだよ。
君といると冷や冷やの連続だ。」

魔法使い「いい体験になったでしょ。私は
慣れっこだけれど。」

442以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/22(火) 23:10:27 ID:NaJAay8c
商人「しかし、法王庁では気を付けてくれよ。
表向きとても安全な所だが、昔から裏の顔を
持っていると噂されるところだ。秘密を調べようとして
行方不明になった冒険者もいる。
いくら君がメライカと魔王の関係を調べるだけといっても
その過程で法王庁にとって触れてはならぬとこが露呈しないとも
限らない。いくら君が荒事に慣れているとはいえ、
相手は各国の政治家をいままで篭絡し法王庁の権威と主権を
握り続けてきた海千山千の連中だ。どんな手をつかってくるか。
君のことが心配だ。」

443以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/22(火) 23:12:16 ID:NaJAay8c
魔法使い「有難う。でも私も馬鹿じゃない。もしもの時の
ための保険はとってあるわ。先生やあなたを含めてね。
だから・・・あなたの心配は奥さんに回してあげてね。
奥さんによろしくー♡。じゃあ馬車をだして!」

御者「はい。では出発しますね。お嬢さん。はいやー」
ピシッ ヒヒーン パカパカ

商人「おい、魔法使い、まだ言いたいことはすんでないぞ。
・・・まったく。私は彼女に振り回されてばっかりだ。
しかし、彼女の性格が災いして深入りしすぎて
法王庁の逆鱗に触れねばいいのだが。」

llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

444以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 02:44:01 ID:pPWiKzr2
法王「ほう、メライカの過去を調べたい
とここへきたか。順調にことが進んでいるな。」

枢機卿「はい、勇者パーティーのここ一年の
動きは我々の見込みどおりです。順調に
魔王に戦いを挑みそして勝てないことを悟る。
そして勝つための他の方法を探す。そのヒントを
得るためにここへやってくる。神殿騎士たちの
報告によると若い女のようです。法王庁外交部調査室
への立ち入りを求めてきました。我々への挨拶も
含めて。」

法王「もちろん、あってやろうではないか。
我々の計画の重要な推進者なのだから。
かの者ががそれを知らずともな。」

445以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 02:45:35 ID:pPWiKzr2
枢機卿「しかしあそこは1000年以上
まえより法王庁から
世界各国へ派遣された聖職者たちが集めた情報が
集積された知の宝庫、法王庁でもはいることが
許されるのはごくわずかな者だけ。・・・
部外者に簡単に許可するのは口惜しい気がします。」

法王「我々が行おうとしている遠大な計画を考えれば
それは微々たるおもいではないか。
それに魔王を倒すためならどんな協力もいとわない。
それが法王庁の表向きの姿勢なのだ。」

446以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 02:47:40 ID:pPWiKzr2
枢機卿「そうでしたな。
では面会の日にちでも決めましょうか」

法王「明日にでも会おう。」

枢機卿「!会われることに積極的なのですね。
今日の夜の報告だというのに。」

法王「楽しみではないか。
勇者パーティーのうち一人に
会うのだから。どのような者なのか。」

枢機卿「私は不安です。万にも一つ彼らが我々の計画を
あそこで知ることになりくじいてしまうのではないかと。
すくなくともあそこで過去に法王庁が行ってきた行為
もおぼろげにつかむことになりましょう。法王庁に対する
不信が芽生えるかもしれません。」

447以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 02:48:49 ID:pPWiKzr2
法王「枢機卿よ。この計画はもう動き始めている。
だれにも止めることはできない。大河の氾濫の激流に
飲まれた者が助からぬようにな。奇跡でも起こらぬ
限りな。それに不信か。いまさらではないか。
われわれはこの計画のために約束を破ったのだ。
昔から続いた相手の信頼を裏切ったのだ。
相手が人でないとしても約束を破ったことに変わりはない。
教義を破った我々は・・・不信者なのだ。」

枢機卿「法王庁を、多くの信者を守るためなら我々が
手を汚す覚悟はできている。・・・
偉大な過去の先達たちと同様に。」

448以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 02:49:30 ID:pPWiKzr2
枢機卿「私にはそれができるでしょうか?我々の行った
ことがもし公になったときにその蔑みに
絶えられるでしょうか。

法王「そなたが誇り高いことは承知しておる。
そなたの不安もな。とにかく会ってみてそれから
考えてみてもいいではないか。・・・計画に必要なのは
勇者だけなのだから。」

枢機卿「それを聞き安心しました。そうですね。とにかく会って
みることにしましょう。」

llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

449以下、名無しが深夜にお送りします:2022/03/26(土) 02:52:15 ID:pPWiKzr2
法王「そうじゃ。我々が地位に付くと同時に継承された
心構えだ。過去から面々と先人から受け継がれてきた
・・・な。そうやって先人達は法王庁を、
我々を守ってきたのだ。」

枢機卿「私にはそれができるでしょうか?我々の行った
ことがもし公になったときにその蔑みに
絶えられるでしょうか。

法王「そなたが誇り高いことは承知しておる。
そなたの不安もな。とにかく会ってみてそれから
考えてみてもいいではないか。・・・計画に必要なのは
勇者だけなのだから。」

枢機卿「それを聞き安心しました。そうですね。とにかく会って
みることにしましょう。」

llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

450以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:38:30 ID:GGkansYU
投稿開始します。

451以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:39:36 ID:GGkansYU
神殿騎士「こちらの先の扉の部屋で法王と枢機卿の
両名があなたをおまちです。しかし面会を求めて
即、お会いになるとはあなたは加護が強い人らしい。
両名とも魔王との戦況を知りたがっているのでしょう。
それを戦った本人から直接聞ける機会です。
ご両名にとっても誰よりも早く手にしたい情報で
あるはずです。そしてあなたも両名から魔王
討伐のよい知恵を授かる機会かもしれません。
この面会から多くを得ることを祈っていますよ。
あなたに女神の加護を」

魔法使い「案内ありがとう。すんなりと
面会できて私も嬉しいわ、あなたの手回しが
よかったのかしら。あなたに女神の加護を。」

神殿騎士「勇者パーティーの一人
魔法使い様が到着しました。」

452以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:40:01 ID:GGkansYU
神殿騎士「勇者パーティーの一人
魔法使い様が到着しました。」

枢機卿「まっていた。はいるがいい。」

魔法使い「はい。」ギギー

魔法使い「お初目にかかります。勇者と共に
この一年魔王討伐に参加していた魔法使いといいます。
今後ともどうかお見知りおきを。」

法王「うむ、そなたの活躍のことは耳にしている。
同じギルド出身者として鼻が高い。出身はアシロ国だったな。」

魔法使い「はい、法王様、枢機卿さまがギルド出身者であること
存じております。そしておっしゃるように出身はアシロ国の
それなりに裕福な商人の家庭の出です。」

453以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:40:34 ID:GGkansYU
法王「裕福な出からの冒険者、理由は問うまい。人それぞれ
事情が理由があるだろう。早速だが魔王討伐の状況を
聞きたいと思う。魔王の影響だろうかメライカのみならず
他の国でも魔物の被害が多く出てきているのを聞いておる。
時間が経つにつれそれは拡大するように思われる。ゆえに
聞こう、魔王に勝つ見込みが勇者にそなたらにあるかどうか。
勝つとしてどのくらいの時間があれば魔王に勝てるのか。」

454以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:40:54 ID:GGkansYU
魔法使い「結論からいうと私たちが魔王に勝つことはできません。」

枢機卿「何を馬鹿な。そなたたちが勝てぬなら他の誰が勝てるというのだ。」 

魔法使い「・・・魔王と何度も戦い勇者は覚醒しました。
覚醒した勇者の力はすさまじく私達とは別次元の力でした。
天地をゆるがす戦い、それはまるで神々の戦いのようでした。
私たちはその力の影響から避難し、身を防ぐので精一杯
だったのです。両者の力の干渉が別の世界を引き寄せたの
でしょうか。勇者と魔王はその中に二日間消え去りました。
勇者が再び現れた時に人の残存思念が留まる地にいたと
言っていました。私たちの世界の言葉で言えばあの世で
しょうか。」

455以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:41:23 ID:GGkansYU
枢機卿「あの世、そのような場所が実際に存在しているなど、
信じられん。失礼、女神教徒として発言が
不謹慎だったかもしれません。我々も天国が
あるだろうとみとめているのだから。」

法王「魔法使いよ続けよ。」

魔法使い「はい、・・・あの世、人の残留思念が留まる地は
天国のような場所では決してなかったようです。
人が死んだときに残すのは満足や幸福ではなく
渇望や憤り、悔いでそれが残留思念と呼ばれるものだと
勇者は言っていました。そして魔王は過去から現在まで
の全ての死んでいった者たちの残留思念を自らの
力として取り込むことができる。かたや、勇者は
今生きている者たちの希望や意思のみ力として
取り込むことができる。あの世で魔王にそう教わったようです。
そしてとても太刀打ちできない。と勇者は匙を投げました。」

456以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:41:51 ID:GGkansYU
枢機卿「なんと勇者がくじけるなど。しかも魔王の、敵の
話を鵜呑みにするとは。魔法使いよ、勇者パーティーの
一員としてその勇者をはげまし、再び魔王との再戦に
赴くのがそなたの役目ではないのか?ここまで逃げ」

法王「魔法使い、ここに何故やってきたのだ。」

魔法使い「私たちはくじけた勇者と敗戦の中で
魔王との戦いを中断しそれぞれ目的を分けて
活動し魔王との戦いに備えることにしました。
魔法戦士は国境で魔物の進行を食い止め、
大陸での魔物の被害を最小限に抑え、そして
戦いで亡くなってしまった私たちの
仲間の武道家に変わる新たな仲間の補充。
勇者は死んだ武道家の遺体を家族の元へ
届ける。私は魔王が話していた内容を元に
メライカ王国の建国の歴史を調べる。」

457以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:42:14 ID:GGkansYU
法王「メライカ王国の歴史が魔王を倒すことに
どう繋がるのだ?」

魔法使い「魔王はメライカの繁栄は偽りだと
言っていました。そしてどうも1000年前の
魔王と今現在の魔王は同一人物らしいのです。」

法王「1000年前、女神の加護を受けた
勇者により魔王は倒されたはずじゃ。
女神教はそこから人々に広まっていった。
メライカの繁栄とは同時に女神教の繁栄
でもある。」

458以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:42:53 ID:GGkansYU
魔法使い「魔王は言っていました。勇者と自分は不死
であると。私もあの戦いでそれが本当のような
気がしてなりません。そして勇者と魔王の伝説は
1000年前のメライカの地で始まる。それ以前には
存在しません。1000年前に発端があったように
思えます。」

法王「・・・つまり、そなたは1000年前のメライカで何が起きたか
知ることが打倒魔王の糸口になると考えているのだな。
だから、調査室への立ち入りの許可を持てめている。
そなたはあそこにどういう資料があるの
存じているということだな。」

459以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:44:45 ID:GGkansYU
魔法使い「はい。うすうすと。なぜ、大きな軍事力を持つ
わけでもない、法王庁がずっと幾つもの大国を相手に
権威でもって従わせてきたか。多くの国が信徒を
抱えているだけでは説明付かないと思っていました。
国の指導者や兵力、年年の農産物の生産状況などの
情報を、また対象の国の切実な内情を
集め弱みでも握らなければ。
いざとなればその情報を他国に流すそぶりを見せる。
いうことを聞かせるために」

枢機卿「口が過ぎるぞ。まるで我々が脅迫を
平気で行う悪人のような言い方ではないか。」

460以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:45:09 ID:GGkansYU
魔法使い「申し訳ありません。しかし、勇者と魔王の
伝説は余りにも綺麗なのです。もしかしたら人に
語り継げることのなかったおぞましい事実が
あったのかもしれません。その事実は法王庁なら
残されているのではないかと思ったのです。」

枢機卿「そなたはいままでずっとメライカ王国にも
上からの強い態度で法王庁が望むことができたのは
その事実を握っているからと言いたいわけだな。」

461以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:46:02 ID:GGkansYU
魔法使い「いえ、そこまでは分かりません。
しかし連綿として続いた人間社会に
1000年前に突如として勇者と魔王の伝説が生まれる。
伝説は人為的に作られたのではないかと思えました。
発端をしれば原因がわかり、それが解決に繋がる
気がするのです。」

枢機卿「原因が分かったからと言ってそなたらが強くなる
わけでも魔王が弱くなるわけでもなかろう。
そなたは和解でも望んでいるのか?」

魔法使い「倒すことができないなら、和解も手だと
考えています。」

462以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:48:05 ID:GGkansYU
魔法使い「倒すことができないなら、和解も手だと
考えています。」

法王「魔法使いよ。調査室の資料はどれも扱いの
難しい情報だ。そなたのいう通りあまり知って
欲しくない情報もある。我々に少し考えさせては
貰えないだろうか。」

魔法使い「それは勝つ見込みが望めないのならば
見せる必要はないということでしょうか?」

法王」「・・・許可のことは後日伝えよう。下がるがいい。
神殿騎士よ!魔法使い殿がおかえりになる。
外まで案内いたせ。」

魔法使い「はい。承知しました。
結果を・・・後日に待ちます。」

llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

463以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:48:32 ID:GGkansYU
?「・・・」

枢機卿「魔法使いに調査室への入室は許可しない
のですね。」

法王「そうだ。しかしチャンスはあたえよう。」

枢機卿「といわれますと。」

法王「法王庁には都市伝説がある。調査室へと続く
秘密の地下通路が存在するというな。彼女が
あきらめて法王庁を立ち去るものよし、
あきらめずに地下通路を進むのもよしとしよう。」

464以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:48:58 ID:GGkansYU
枢機卿「法王様もお人が悪い。
1000年間入って出てきた者がいない
あの通路に誘うとは。メライカの
秘密を知るために危険を犯して
地下通路を進むことを選んだのは
あくまで彼女ということですな。」

法王「もともと勇者さえいれば
事足りる計画だ。しかし我々は選択肢をあたえる。
安全な道と危険な道。選ぶのは彼女だ。」

?「・・・」

枢機卿「そなたに役目を与える。
魔法使いの船頭をするのだ。
やり方はそなたに任せる。」

?「・・・・・うふふ。」

465以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/01(金) 21:53:56 ID:GGkansYU
今日はここまで!

466以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:13:06 ID:5OT2EUPw
llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

魔法使い「法王様からの許可は
まだ下りないの?」

神殿騎士「何分、法王庁の最高機密に
なります。魔法使い殿が勇者パーティーの
一員とはいえそれでも考えあぐねて
いるようなのです。」

魔法使い「わかったわ。今日も無駄足だったわ。
宿からここまで1時間かけてきているのが全く
無駄足だったわ!」

神殿騎士「そんな不機嫌にならないでください。
しばらくしたら許可が下りますよ。」

467以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:13:34 ID:5OT2EUPw
魔法使い(たぶん許可は下りないわね)
「一週間通い続けたのよ、もう明日は来ないわ。」

神殿騎士「もうしばらくの辛抱ですよ。
女神は耐えたものに微笑むというではないですか。」

魔法使い「私の中ではもう十分耐えたのよ。
連絡は私の宿へよこしてちょうだい。じゃあ」プイ

神殿騎士「あー-。いっちゃいましたね。
これでよかったんですか。」

?「うふふ」コクり

468以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:14:18 ID:5OT2EUPw
llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

店員「ご注文のチョコレートバフェです。
ごゆっくり。」

魔法使い「ありがとう。」

魔法使い(許可は下りないわ。
認めたくないけれど、法王や枢機卿には
魔王を倒すことよりも法王庁の権力基盤を
維持するほうが大切なんだわ。
でも魔王の勢力が拡大すればするほど
法王庁の、女神教に対する民衆の支持は
なくなっていく。それはよくわかっている
はず。どういうつもりなの?そして
正式な許可を得て入りたかったけど別の
方法でメライカの成り立ちを調べるしか
なさそうね。一つは侵入、一つは持ち出し。
どちらも内部協力者が必要ね。・・・)

469以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:14:44 ID:5OT2EUPw
ふー-
?「魔法使いさーーん」

魔法使い「ひゃあっ、あなた誰よ?
いきなり何よ。うなじに息吹きかけないでよ!」

?「思案している顔も魅力的だけれど。
怒った顔もかわいいわ。
ごめんなさいね。あなたのうなじが
とても魅力的だったついいたずら
してしまったわ。始めまして。
私は僧侶といいます。以後お見知りおきを。
うふふ」

470以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:15:17 ID:5OT2EUPw
魔法使い(何、こいつ、危険な香りがするわ。
離れた方が良さそうね。)「後ろからいきなり
息を吹きかけるような人と知り合いになるつもりは
ないわ。別の席にいってちょうだい。」

僧侶「つれないこといわないで。法王様や枢機卿様と
一日で面会した人なんてあなたが始めてよ。
どんな話をしたの?」

魔法使い「あなたには関係ないわ。あなたが席を移動しないなら
私が移動するわ。」

471以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:15:48 ID:5OT2EUPw
僧侶「つれないわね。」
モミ ぷにゅぷにゅ
魔法使い「なっなによ。何のつもりなの。いきなり胸を
わしづかみして・・放しなさいよ。」

バッ
魔法使い「これ以上へんなことするなら私にも考えがあるわよ。
いくらここが非武装で公での武力行為が禁止されていると言っても
私はゆるさない!」

ジトー
僧侶「起こった顔もかわいい。とても整った顔をしてるのね。ほれぼれ
しちゃう。」
うるうる

472以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:16:31 ID:5OT2EUPw
魔法使い(何よ、こいつ。うるうるした
目で見つめられて調子狂うわ。美人なことはたしかだけど。)

僧侶「あなたに嫌われたくないわ。あなたに
嫌われたら私どうにかなっちゃいそう。・・・
だからお詫びに・・。」
フー
「内部協力者になってあげる。」

魔法使い(・・さぐりをいれてるの?それとも私の
目的を知っているの?)「何をいってるのか
わからないわ。さっきのことは許してあげるから
これきりにしましょう。私に関わっても
いいことはないわよ。」

473以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:17:22 ID:5OT2EUPw
僧侶「あなたと仲良くなれるなら私・・・どんなことでも
受け入れるわ。だから」
フー ボソ

僧侶「今日の夜東門の外で待っているわ。約束よ
あなたはきっと来てくれるわ。じゃあ
後でね。」

魔法使い「まっまちなさいよ。まだ行くとは返事
してないわ。」(調査室の秘密を教えてあげるですって!
罠としか考えられない。しかし確実に彼女は私と法王庁の
交渉をしっている。つまり法王と枢機卿のさしがねね。

474以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:17:53 ID:5OT2EUPw
何が目的かしら。私を亡き者にしたいの?それとも
試そうとしてるの?虎穴に入らずんば虎子を得ず。
とにかくいってみるしかないわ。これは焦りではない。
チョコレートパフェすっかり溶けてしまったわ。)

魔法使い「店員さん。代金ここに置いていくわ。
ご馳走様。」

店員「美人さんには美人さんが集まるんですね。
あなたもあなたのお友達さんにもここで働いて欲しい
ですね。」

魔法使い「ご馳走様!」

店員「えらい権幕だな。なんか悪いこと言ったかな。
また来店してくれると嬉しいんだけれど。」

475以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/08(金) 22:23:13 ID:5OT2EUPw
今日はここまで!

476以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 02:17:09 ID:Ft086ywU
ペチャクチャ イヤーン ウフーン
魔法使い(ここが指定された東門の外、夜間だと
いうのにかがり火があるだけで門兵すらいない。
たくさんのカップルがいちゃついてる。・・・
ここは法王庁よね?門の外だから羽目を外しても
いいというわけ?そして僧侶。あの女、こんな所を
待ち合わせに指定してなんのつもりかしら。)

僧侶「魔法使いさー-ん」ガシ

魔法使い「なっ、なによ後ろからいきなり抱きついて
来ないで!」

ムニュムニュ
僧侶「魔法使いさん、魔法使いさん、魔法使いさん。
私のためにきてくれたのね。とても嬉しい。
魔法使いさん、とてもいい匂いがする。」
ムニュムニュ

魔法使い「はっ離れなさいよ。なれなれしいわよ
あなた!だいたいここは法王庁よ、節度を
わきまえなさい。」

477以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 02:18:15 ID:Ft086ywU
(この女、誇張するかのように胸を押し付けてきて
なんのつもり。周りのカップルの雰囲気に飲まれて
興奮でもしてるの?私は女よ?)

僧侶「ここはカップルが愛を語り合い認め合う場所よ。
女神様も法王様もこの東門の外ではゆるしてくださるわ。
魔法使いさんがここに私に会いに来てくれるなんて
私嬉しくて嬉しくて。魔法使いさん、魔法使いさん、」
ムニュムニュ

魔法使い「体から離れなさい!私をからかうのが目的なら
私は帰るわ。」

ショボン
僧侶「分かっているわ。あなたの目的。外交部の調査室に
入りたいんでしょ?侵入する方法があるわ。
こっちよ付いてきて」
ニギ

パシッ
魔法使い「手を放して。後ろから付いていくわ。
おかしな真似はしないでね。そのときは容赦しないわ。」
(私、・・変ね、手を握られて嫌悪感がわくより親近感が
増している?」

僧侶「・・・うふふ」

llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

478以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:06:11 ID:Ft086ywU
魔法使い「・・・ふざけてるの?
ここはどうみてもカップルのための宿よね。
門の外に歓楽街があるもの驚きだけれど。」

僧侶「カモフラージュよカモフラージュ」
ぐいぐい ムニュムニュ

僧侶「どこの国も必死になって秘密を取り返そうと
必死になって法王庁に間者を送ってくるわ。
調査部が法王庁の中にあると思って必死に
探してるわ。皆、自分のことしか
考えてないわ。だから教えない。でも
あなたは違うわ、皆のためを思って
ここに来た。だからあなたには教えるわ。
さあ付いてきて!」
ぐいぐい むにゅむにゅ

魔法使い「わかったから、腕にだきつかないで。」
(でも彼女からは悪意は感じられないわ。
厚かましい感じもするけれどそれも悪くないかな。)
「ついていけばいいのね。」

479以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:06:44 ID:Ft086ywU
受付「いらっしゃいませ。お部屋はお決まりですか?」

僧侶「vipよvip」

受付「・・当宿の料金はvipのお部屋ですと
平日で1時間6000モラルか」

僧侶「宿泊よ、宿泊。」

受付「・・失礼いたしました。vip,宿泊ですと
V105の部屋があいてます。料金の方は
40000モラルとなります。延長で
1時間6000モラルかかります。ご注意
ください。料金は退出時に
お払いください。よろしいですか?」

魔法使い「ちょっと僧侶、へんな流れになってない?」

僧侶「暗号よ、暗号」

受付「ではこちらがV105号室のカギになります。
お部屋の方はあちらのドアから一度敷地内の外に出ていただき
道にそってV館にお進みください。」

480以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:07:33 ID:Ft086ywU
ニギ
僧侶「さ、いきましょ。」

魔法使い「まっ待ちなさい。手を離しなさい。」
(でも手を握られても嫌な感じしないわ。握られて
嬉しいくらい。へんね私。」

llllllllllllllll
lllllllllll
llllll

魔法使い「僧侶。あなたの目的は私なのね。
正確には調査部を探りに来たもの・・・」
(今私たちはなまめかしいいピンクと青の
装飾で飾られた部屋の中にいる。私の目の前には
下着姿の僧侶。紫色のブラジャーとパンティーを
身に着けた僧侶がいる。抱き心地がよさそうな
腰回りとへそのピアスが色っぽい。そして後ろには・・・」

481以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:08:15 ID:Ft086ywU
僧侶「・・・私ね、魔法使いちゃん、
回復魔法や神聖系魔法以外に
他の人にはない能力があるの。
相手の体に触れることにより自らの魔力を相手
の体に流し感情を操作すると同時に
相手の心を読むことができる。・・・」

魔法使い「それで私はあなたに触れるごとに
好印象を抱くようになった。私の目の前で
上着を脱いだあなたを見ても疑念を抱かない
ぐらいに。」(そして彼女はいま後ろから
私の胸を上着の下からまさぐり始めている。
それでも私はその行為に不思議と安らぎを
感じている。)

僧侶「私の仕事は法王庁に近づいてくる者の排除と
その目的を知ること。相手の心を知ることは嫌なことよ。
いつも私はそれにより気分が酷く落ち込む。
だからいつごろからか私は心を無にしてゼンマイ式時計の
ようにただ正確に任務をこなす道具のようになることに
務めた。はずだった。あなたを知るまでは。」

482以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:09:23 ID:Ft086ywU
魔法使い「っん」(彼女は両手で私の二つの乳房をブラジャーの
中から親指と人差し指でつまみ転がし始めた。私の
下腹部は自然と熱くなる。)
「尋問にはこれほどよい能力は他にないけれど
都合のよい能力ではないわけね。」

僧侶「あなたの心はとても心地よかった。不当に
殺されてしまったあなたの
亡くなったお父様とお母さまへの思い、勇者と
その仲間への思い、亡くなった武道家への思いと
決意、あなたはいつも自分に対しても他人に対しても
前向きよ。そんなあなたに触れていると私は
気分が高ぶるし、そして安らぐ。あっ魔法使いちゃん、
私の手を握ってくれるの?」

魔法使い「僧侶、私もあなたに触れていい?」

僧侶「私にも触れて魔法使いちゃん。」

483以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:09:48 ID:Ft086ywU
魔法使い(ブラジャーを脱いで正面から見た彼女の胸は
とても整っていて大きかった、私も胸に自身あったけれど
悔しいが彼女の胸の方が魅力的だ。私は彼女の後ろから
獣のように胸をまさぐる。」

僧侶「あんっ!もっと優しく触って。性急よ。」

ジトー
魔法使い「あなたの目、とても潤んでる。
見つめていると私もボウっとしてきて私もどうにか
なっちゃいそう。」

ジトー
僧侶「好きよ。魔法使いちゃん、女の人を好きに
なったのは始めてよ。」
チュ

484以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:11:27 ID:Ft086ywU
僧侶「私の下半身とても熱い。どうなってるか触れてみて?」

魔法使い(彼女のパンティーは彼女の下半身からでた液体で
しっかりと染みているわ。中指と薬指でたどると濡れているのが
よくわかる。わたしの下半身も熱い、!僧侶の指が私の下半身に
触れるのがわかる。)

僧侶「魔法使いちゃんのパンティー濡れ濡れよ。」

魔法使い「あなたもよ。あっ、ちょっと」

僧侶「パンティーの中も濡れ濡れよ。とても熱い、・・・
気持ちいい?私も気持ちよくさせて」

魔法使い(彼女は恍惚の表情を浮かべ身体を私に
預けそして私の下半身を愛撫してくる。私も
負けじと彼女の下半身を愛撫する。体が熱い。
全てがどうでも良くなってしまうほどに。
それほど私はいま彼女が欲しいのだろうか?)

485以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:12:10 ID:Ft086ywU
僧侶「・・・魔法使いちゃん、ごめんなさい。きっと
私はあなたの気持ちを踏みにじってしまう行いを
これからしてしまう。でもあなたの思いは
分かっています。」
チュ

僧侶「だから・・・私を信じて。必ずあなたの
知りたいメライカの本当の歴史まで案内するわ。」

魔法使い「僧侶、あなたは私の味方なの?それとも」
(私は彼女との行為で心地よく意識が薄れていくのを感じながら
最後に彼女の声を聞いた)
僧侶「私はあなたの味方です。」
(私はそれに満足したのだろうか、次第に意識が消えた。)

486以下、名無しが深夜にお送りします:2022/04/16(土) 18:16:20 ID:Ft086ywU
今週はここまで!

487以下、名無しが深夜にお送りします:2022/05/05(木) 05:05:39 ID:BgLAjmzw
新SS速報
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板