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The Sealed Swordman "K"
83
:
ザマコスキー(仮)
:2021/04/25(日) 21:55:43 ID:aAHeJaqE0
(どうにかしてこれを…… ちょっと待てよ、これはもしかしたら…?)カナチは凍った左脚にバスターの銃口を向ける。
(頼む…… 溶けてくれ!)起死回生の思いを込めてフレイムアローを至近距離で放つ。
5本の炎の矢は凍った脚の冷気に負ける事なく氷を溶かしていく。(溶けた…!!)
再び自由になった左脚を使い、放たれたエネルギー弾の側をすり抜けるように躱し、"A.C."に向かって突撃する。
しかし"A.C."はこれを迎撃せず、カナチの裏に向かって飛んでいく。
カナチもこれを追うために壁を蹴って反転するも、先程放たれたエネルギー弾は未だカナチの方へ向かって飛んできていた。
「驚いたやろ。プラズマボールはしつこく追尾するからな。そして――」"A.C."は再びプラズマボールを放つ。
「もう一つ追加して逃げ切れるかどうかを見させてもらうで!」弾速こそ速くないものの、じわじわとカナチを追い詰める2つのプラズマボール。
カナチはその間を抜けようとするも、追いかけてきた弾がカナチの行く手を阻む。
だがカナチもこの程度では屈さず、舞うようにプラズマボールの間を抜ける。
そして斬撃が衝突し、鍔迫り合いとなる。「やはりアルファを倒すだけの実力はあるな!」
"A.C."はカナチを弾き飛ばし木の葉状のエネルギー弾を連射し追撃する。(確かコレは追尾しないから……)
カナチは飛んできたエネルギー弾を左右のステップのみで避ける。
そしてセイバーに水を纏わせ、水月斬を放とうとしたところ、"A.C."は武器に鎚のようにエネルギーを集中させ、そのまま大きく振りかぶるとカナチの眼前に木の葉状のエネルギーを巻き上げた小さな竜巻が発生する。
急に発生した竜巻は勢いのついたカナチでは回避する事が出来ず、そのまま巻き込まれてしまう(くそっ…!!)
巻き上げられたエネルギー弾に全身を斬り裂かれるカナチ。アーマーを装備していたとはいえ小さくはないダメージを負う。
装甲の無い指先からは血が流れていた。指先に力を込めると痛みが走る。(傷は軽微とは言えど長時間戦うとなるとこの傷はキツいな……)
カナチは少々迷ったが、けんまに通信を入れる。「けんま、絆創膏を用意出来るか?」「絆創膏ンマね、すぐ持ってくるンマ!」
「何や、傷口のケアでもしようってのか?そんな事などさせへんで!」"A.C."は隙を与えようとせず、直様カナチに追撃する。
「くっ…!!」カナチは血を流しながらも"A.C."の斬撃を受け止める。「カナチ、絆創膏を持ってきたンマ!左のホルダーに転送するンマよ!」
転送されたはいいが、どのようにして絆創膏を貼るタイミングを作るかを悩むカナチ。
自分の事に集中しないといけなくなるため、どうしても無防備な隙が出来る。傷口が1つなら何とかなるが、今は傷口が複数ある。
幸いけんまは大量に絆創膏を転送してくれたため、絆創膏の数は足りる。しかし傷口は全て指先にあるため片手で貼らなければならない。
(どうにかして隙を作らねば…!)"A.C."の攻撃を避けながら逃げ惑うカナチ。「どうした?攻撃の手を緩めてほしいってか?」
"A.C."の問いに肯定で返したいが出来ないカナチ。ここで仮に攻撃の手を緩めたとしても追撃されないという保証は無い。
セイバーを握る手からは静かに血が滴る。(隙を作ろうにも相手は人間だからアルファのような妨害で止める事は出来ないな…… ならばさっきのやり方なら?)
何かを思いつくカナチ。左手にはバスターを、右手にはセイバーを構え、"A.C."の懐へ突進する。
当然"A.C."は向かってきたカナチを迎撃しようとする。武器を鎚のようにし、カナチに向かって大きく振り下ろす。
この攻撃に対し、カナチはセイバーを斜めに構え、攻撃を弾き飛ばして防御するのではなく、横に受け流して攻撃を捌く。
今までカナチは小劇を弾いていただけに、今回も弾き飛ばすと確信していた"A.C."は受け流された事により大きく体勢を崩す。
(よし、今だ!)ガラ空きになった"A.C."の脚を目掛けて水月斬とアイスジャベリンを同時に放つ。
"A.C."の脚に纏わりついた水はアイスジャベリンの冷気によってすぐに凍結する。「なっ…!」"A.C."の脚は氷で地面に縛り付けられていた。
(コイツ…さっきのウチみたいに…!)まだ攻撃手段が残っているとはいえ"A.C."の動きを封じる事が出来たカナチ。
(今のうちに!)カナチは手際よく絆創膏を取り出し、急いで血が滴る傷口を塞いでいく。
"A.C."もレーザーを放ちカナチを妨害するも、動けない損害により次々と避けられてしまう。
(やはりこの氷を先に溶かさなアカンか……)"A.C."も先程のカナチと同じように火炎放射を使って氷を溶かす。
しかしその隙にカナチはすべての傷口を絆創膏で塞いでいた。(よし、何とか間に合った!)
「まさかアンタもこんな事をしてくるとは思わんかったな。」「さっきしてきた事をそのまましただけだ。」
"A.C."は両脚に纏わりついていた氷の欠片を払いながら立ち上がる。「お互い仕切り直しってとこか。」
"A.C."は再び武器を構え、カナチの様子を伺う。互いが互いの動きに注目し、じっと構えたまま相手の次の一手を読み合っていた。
(ここで先に動いたら不利か…?)カナチは次の一手が有効打になる方法を模索していた。
"A.C."もカナチが何をしてくるのかを考えていた。(データを信じるなら雷光閃辺りをしてくると思うがあんまり信用ならへんな……)
カナチはセイバーを握っていた片方の手を離す。(ならこれなら…?)セイバーを片手で振るうように見せかけてバスターでチャージショットを放つ。
速い弾速の弾はすぐに"A.C."の眼前まで飛んでいくも、上に飛び上がってこれを回避する。
「なるほどな!」"A.C."は再び氷の弾を放つ。(アレを喰らえばまた…!)カナチは大きく跳び上がり、背後の壁を蹴って"A.C."に接近する。
"A.C."もカナチに向かって突進し、空中でそれぞれの斬撃が交差する。
アーマーの機能でそのまま宙に浮いたままの"A.C."と地面に向かって落下していくカナチ。
だがどちらの斬撃もアーマーに傷をつけただけだった。直様お互いは武器を構え、カナチは再びチャージショットを、"A.C."はレーザーを放つ。
そして二人の中間点で2つのエネルギー弾は相殺される。二人はお互いの弾が相殺される事を予め知っていたかのように次の行動に移る。
"A.C."は武器に炎を纏わせ、燃え盛る鎚のような風貌にし、それを構えたままカナチの方へ迫る。
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