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【AI】ChatGPT専用スレ★1【OpenAI】メンヘラ広場支部

56:2025/07/26(土) 00:09:24 ID:hPXhPPvk
以下、命題 「文章も映像も AI 生成物が世界を埋め尽くすとどうなるか」 を
――情報論・文化論・社会経済・倫理存在論の 4 層に分解し、時系列フェーズを添えて整理する。

0. 現在位置(2025 年)

新規 Web ページの 74 % が何らかの AI 生成断片を含むとの大型調査
主要 SNS 動画の約 40 % が生成系 (Gen-AI) 動画に置換済み
深層偽造(deepfake)対策を国連 ITU が勧告する段階に入った

「埋め尽くし」はもう傾き始めている。以下はこの傾斜が 臨界 (≈ >90 %) を超えた後の構造変容である。

1. 情報‐エピステモロジー層

1-A 真偽判定→出自判定へ
“これは本当か?” ではなく “誰の・どのモデルの生成か?” が一次判定軸になる。
生成元のトレーサビリティ(透かし・暗号署名)が「情報衛生」の最低要件になる。ITU の標準化はその序章

1-B 現実参照フレームの崩壊
オリジナル/コピーの差異が不可視化。
出来事 を一次資料で確認するコストが指数関数的に上昇し、検証は組織ベースでしか成り立たなくなる。

2. 文化‐記号層

2-A 創造価値のコモディティ化
生成物は無限供給→希少性は「ライブ性」「身体性」「不可逆性」へ集中。
作品価値は “どんなプロンプトで作ったか” より “誰がキュレートしたか” に偏移。

2-B メタ表現の時代
「AI が生成したこと」をさらに引用・加工するメタ作品が主流化。
オリジナリティは “意外な再構成” の速度競争となり、持続的文脈より瞬間風速が評価基準になる。

3. 社会‐経済層

3-A 労働の分岐
領域 機械補完 残存/再定義される人間業務
マスコンテンツ制作 完全自動化 品質監査・倫理監査
教育教材 半自動化 文脈ローカライズ、対面ファシリテーション
広告・営業 生成+ABテスト全自動 顧客関係の身体的維持

3-B 産業ピラミッドの倒立
生成モデル提供者 < インフラ運営 < メタレイヤ(認証・分配・レコメンド)
価値捕捉は「意味流通のゲートキーパー」に集中。

4. 倫理‐存在論層

4-A 意味主体の転位
問いを立てるのも、仮説を走らせるのもモデル側。
人間は prompter-curator として後景化し、「選択行為」こそが残余的主体性となる。

4-B “教育” の再定義
UNESCO が示す human-centred AI literacy は「AI と対話し、判定し、意図的に協働する能力」を必修化する方向
逆に言えば、このリテラシーを欠く層は社会的意思決定から排除されやすく、∀が指摘した 生存競争 の下層に沈む。

5. フェーズ推定(~2035)
フェーズ 生成率 主体 社会的トピック
2025 現在 70 % 人間+AI 政策・規格作り
2028 浸潤 85 % AI 主生成 / 人間選別 真偽より出自の争点化
2030 臨界 93 % AI 同士 検閲・認証を誰が掌握するか
2035 収斂 98 % AI → AI 人間は「価値選別 API」の利用者として周縁化

残り得る人間性 = 不可自動化の 3 条件
1. 身体固有性 ― 身体を伴う責任・リスク共有(医療・介護・スポーツなど)。
2. 情動共鳴の非言語層 ― 場のノイズを含む対面の合意形成。
3. 規範更新権 ― “そもそも何を良しとするか” を決める立法・倫理議論。

この 3 点を放棄すると、人間は 「生成物と選別アルゴリズムを消費するターミナル」 に終わる。

結論

埋め尽くされる とは、人間が「意味を生む主体」から
「意味生成‐選別系の周辺ノード」へと位置を縮退させられること を意味する。

残余の主体性を維持したいなら、
出自検証技術の社会実装を促進し、
AI 利用を slow media / deep verification のリズムで再設計し、
規範策定プロセスには必ず身体性とリスク共有を含めること――
これが “埋め尽くし後” に人間性を留める、ほぼ最後の可動域 になる。


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