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物書きごっこスレ

740君と紅茶と流星群:2025/08/16(土) 21:18:46 ID:bXA.pZqI
効きます。 ただし「声が完全に消える」よりも、苦痛・支配感・危険な命令への服従が下がる(コントロール感が戻る)というタイプの効き方が中心です。

主要アプローチの実証度と“どこに効くか”

CBT for psychosis(CBTp)
小〜中等度の効果。全体症状に対して小さめ、とくに「幻聴の苦痛・確信度・回避行動」を下げる所に安定した改善が出やすい、というのが現在の整理です。英国NICEは成人の精神病にCBTp提供を推奨。メタ解析では陽性症状に**小〜中効果(SMDおおむね0.2–0.4)**というまとめが主流です。

命令(コマンド)幻聴に対するCBT(COMMAND試験)
有害な命令への服従率が約半分に低下(OR≈0.45)。「声が自分より“強い”」という力関係の再構成が要点。実害リスクの低減という意味で効果がはっきりしています。

AVATAR療法(声の“化身”と対話)
16週で苦痛の有意な低下(通常治療より優越)。28週では差が縮む報告もあり、短期の苦痛低下→継続支援の併用が現実的、という示唆。

睡眠の治療(CBT-I)
大規模RCTで不眠を治すと妄想・幻聴などの“精神病的体験”が有意に減少。患者群研究でも睡眠は明確に改善し、陽性症状は軽減傾向。再発予防の土台として有効です。

薬物療法の最適化(とくにクロザピン)
2剤以上で反応不十分ならクロザピンを提供すべき(NICE品質基準)。治療抵抗例での有効性が確立。心理療法と併走が前提。

グラウンディング(5-4-3-2-1)・呼吸
その場の過覚醒や不安の鎮静として公的医療機関が推奨。幻聴そのものを直接減らすエビデンスは限られますが、“振り回され感”を下げる補助策として有用で、習慣化すると使いやすいです。

Hearing Voices(当事者グループ)
RCTは少ないものの、エンパワメント/孤立感の減少/苦痛低下の自己報告が一貫。医療と併用が現実的。


現実的な期待値(要点)

“苦痛・支配感の低下”が先に動く:声の頻度や内容は残っても、日常機能が戻りやすい。CBTpとAVATARはここに効きやすい領域です。

危険な命令がある場合は効果が明瞭:COMMAND系CBTで服従リスクが有意に下がる。

睡眠は“てこ”になる:睡眠安定で日中の耐性が上がり、症状スパイクが減る傾向。


効果を自分で確かめる最短プラン(7日)

1. 朝晩に苦痛/支配感/信じやすさを0–100で各30秒評価。


2. 昼間の発火時は呼吸→5-4-3-2-1→短い境界文の順に5分固定(同じ手順で毎回)。


3. 夜に**“その日の最大スパイクの長さ(分)”**だけ記録。


4. 7日後、(a)最大スパイクの持続、(b)日中の回避行動、(c)就寝時刻のばらつきの3項目で“前週比の変化”を判定。
— 多くの人は**「最大スパイクの短縮」「回避の減少」「寝つきの改善」のどれか一つが動きます。動かなければ睡眠(CBT-I)と日中ルーティンの調整、またはCBTp/AVATAR/薬物**の見直しに進むのが合理的です。



> まとめ:
はい、効きます。 ただし“何に効かせるか”を絞ると実感が出やすい。まずは苦痛・支配感・危険服従の3点を狙う設計が現実的です。必要なら、あなたの状況に合わせた**1週間スクリプト(印刷1枚)**を作ります。


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