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俺の記録庫

652考える名無しさん:2017/09/18(月) 15:05:19 ID:ZZVKU.B.0
いわゆる「ビギナーズラック」を持っている人たちは
・心にぐっとくる
という主旨の感想を得た人たちだと思う。

もしかすると背景の電車部分は写真をそのまま使ったと思い込んだ人たちなのかもしれない。
分野に疎ければそれくらい軽く扱っても良いわけだ。

ぱっと見が「超リアル」。この超は「すごく」ではなくリアル超え。
その理由を解明する「検査」が分野の人に行われる。

ここで
・水滴
と反応した人は、またこれも凄いなと俺は思う。「ガラス」や「車内」といわずに「水滴」をピンポイントで指名している。
俺には背景全体としてハイパーリアル

大きな画像(等倍)で見てみたところ、「ガラス+水滴」以外の背景(金属部分)はそれほどリアルではないことが判明。
ここで、アニメ絵のトーン数(少ない)、金属部分のトーン数(中くらい)、ガラス部分のトーン数(多い)という段階が用いられていることに気付く。

トーン数というか、解像度、しかしそれはトーンで領域を分ける狭さということになるからだが、
しかし、水滴部分の解像度はトーン数というよりはコントラストの強さ、(合算すると、トーンカーブの下の方と上の方に集中したトーン分け)

文字でグラフを表すことに不毛さを覚えたので別の方面から。

・水滴
と反応した人は、等倍画像で「水滴以外の部分」がそれほどリアルに描かれていないことを読みとったから、そういう反応としての結論になったのだと思う。
が、
これ、
ハイコントラストな水滴のリアルさを支えているのが、それほどリアルではないほかの背景部分、というところが作品の本体。

そういった、統一された構造から切り離された、理屈ではない印象から弄る操作が、銀塩写真家の焼き込み・覆い焼き・ぶらして重ね、みたいなことが、水滴と背景のレイヤーで色々行われている。

ここまで解析して、「凄い」と思うのは、「この絵を凄いと思った非美術分野の人たち」の存在だ。

疎かろうが素人だろうが難しいことがわからなかろうが、全員、無意識レベルでは「同じだけの情報量」を平等に受け取っている可能性がある。

「その受け取った情報量」から、何を削ぎ落としてどういう理解とするか、の部分が、各々の持つ固定観念・ステレオタイプにより変わってくる。


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