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【百合色の】東方の百合カップリング談義55【幻想郷】

1名無し妖精:2018/02/15(木) 08:23:43 ID:8d.qHmO60
ここは東方キャラの百合カップリングについて話し合うスレです
百合が苦手な人や『カップリングとかマジ勘弁』な人は此処から避難する事をオススメします

=======<話し合う時の注意点>=======

・カップリングは百合であること、それ以外は厳禁

・幻想郷はどんなカップリングも受け入れます(たとえメジャー・マイナーであろうと)

・此処は未成年も見ている全年齢向のスレです。ネチョは× 微ネチョまでよ!
> 尚、ぱっちゅさん度の指針としては、
> ●ディープキス→もっとやれ!
> ●胸タッチ、尻タッチ→もっとやれ!
>  ○そこからネチョ→そこまでよ!
> ●互いの局部に触れてネチョネチョ→そこまでよ!
> ●衣類のにおいかいだり、嘗めたり→ちょっとだけよ!
>  ○余った手を自分のry→ギリギリそこまでよ!
> ●わぁい→そこまでよ!
> ●相手の持ち物を局部に当てる→そこまでよ!
> ●グロ、切断、食べちゃう、殺し→もう私には、かまわなウベロベロベロベロ…
> という感じでお願いいたします。

・話し合いで弾幕を撃ち合うような喧嘩をしない、粘着や過度な言い争いも不可です。ダメ、ゼッタイ

・特定のカップリング・シチュエーション・キャラへのアンチ行為
(叩きレス・排除など)はスレ違いです ←―重要!

・上記のアンチレス、それに準ずるレスには反応せずスルーでよろしくお願いします

・以上の事を守れない人は(9)以下とみなされます。嫌ならそういう態度は避けましょう

好きなカプが話題に出ない時は自分から提供しましょう。
百合の楽しみ方は、
泣かない
噛み付かない
よく分かりあって
至高を目指せ!
の『なかよし』で語りましょう。

次スレは>>980が立ててください

▼前スレ
【百合色の】東方の百合カップリング談義54【幻想郷】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1481451536/

20名無し妖精:2018/02/22(木) 20:42:53 ID:wkG0d9Kk0
別荘持ってるラルバって結構なお金持ちなんじゃ…
力が強い妖精ほど大きな家に住める法則でもあるのかね

21名無し妖精:2018/02/22(木) 22:10:04 ID:Xf770lGEO
ttps://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS04000024010000_68/
別荘と言っても一軒家が建ってるわけじゃなくて避寒・越冬のために地中へ居住空間を設けた程度みたい

22名無し妖精:2018/02/23(金) 18:59:18 ID:LrW2Xbmk0
小傘「あ〜美味し〜。あともう一本、頼んじゃおうかな」
蛮奇「そのへんにしたらどうなの?」
小傘「まだ大丈夫だよ。滅多に無い機会だからちゃんと飲まないとね」
蛮奇「お代は私が持つからいいとして、家まで戻れなくなったらどうするのよ」
小傘「へっへっへー。その時は泊めてもらうんだ」
蛮奇「まさか、それが狙いなのか?」
小傘「ぐすん。私じゃ駄目というの?」
蛮奇「別にそんな訳じゃ……」
店主「いやー、お嬢ちゃん良い呑みっぷりねぇ。これはオマケしてあげるよ」
小傘「ああ、優しい。蛮奇ちゃんと違って頭が柔らかいねぇ」
蛮奇「ちょ、ちょっと!こんな見かけなんだから少しは抑えないと……」
小傘「しくしく。これでも九十九は過ぎた妖怪なのに」
蛮奇「身体のことを気にして言ってるんだけどな。急性中毒で倒れられたんじゃ困るの」
小傘「この一本で終わりにするからさぁ。ねえ、お願い」
蛮奇「全く。ここまで呑むなんて想定外だったわ」
小傘「お店で飲むのがこんなに楽しいとは思わなかっただもん」
蛮奇「宴会帰りの時より機嫌が良いけど、そこまで楽しいものかしら?」
小傘「神社だと二人きりで酔えないじゃない。もしかして嫌だった?」
蛮奇「嫌じゃないけど、心配だけはさせないで欲しい」
小傘「だから大丈夫だって〜。飲める量は把握してるしねー」
蛮奇「……二日酔いの面倒までは見ないからね」
小傘「じゃあ、最後の乾杯」
蛮奇「乾杯」
小傘「ふぅ、美味しい。また蛮奇ちゃんと一緒に行きたいな」
蛮奇「うちでお利口にするなら連れてってあげるわよ」

小傘の外見だと居酒屋に入りたくても断れるんじゃないかなと考えて蛮奇に頼んだということで
蛮奇は神社で小傘と居た時もあったし催しにも何度か姿を見せてるからそれなりに接点はありそうだし
人間の里には妖怪相手に商売してるお店もあるから普通に対応されるのかもしれないけど

23名無し妖精:2018/02/24(土) 19:18:38 ID:ybrL7OzI0
リグルが山繭に吐かせた天蚕糸とミスティアの羽毛から掛け布団を作って一緒に包まるリグミス
などという妄想が抱いたものの材料を集め終わるのに何年掛かるのやらと思って甘い気分が吹き飛ぶ

24名無し妖精:2018/02/24(土) 19:30:52 ID:KjCVN5n60
こうしたら暖かいよねと言ってミスティアが抱きついたらいいんじゃないかな

25名無し妖精:2018/02/25(日) 21:28:08 ID:MRt6TB7M0
影狼 椛 あうん 響子
この4人が一緒に暮らしたらほのぼのストーリーができそうね

26名無し妖精:2018/02/25(日) 22:29:01 ID:aQFvO7W.0
千里眼で眺めてて偶然視界に入った影狼を見惚れてしまう椛
石像時代によく言葉を掛けてくれた響子へ尻尾を振るあうん

27名無し妖精:2018/02/26(月) 20:50:55 ID:TOz8Hki20
昔話の貧乏神は怠け者が好みで憑いた相手が引越を目論んでも付いて行こうとするけど勤勉に働き出すと去ってしまうらしい
紫苑が「神社は居心地が良いわねぇ」と言ってたのは霊夢さんがグータラなせいもあった?

28名無し妖精:2018/02/26(月) 21:45:13 ID:cqBkr5AY0
あうんちゃんの元気の良さは響子ちゃん譲り

29名無し妖精:2018/02/27(火) 20:58:32 ID:j6Gyue/w0
咲夜「珈琲豆店に寄るとは珍しいわね」
霊夢「たまには違うので楽しもうかなと思って」
咲夜「コーヒーミルやサイフォンなんてありましたっけ?」
霊夢「それ位うちにもあるわよ。仕舞ってあるから探さないといけないけど」
咲夜「そうなの。で、何にするか決まったかしら?」
霊夢「舶来品だけあって値が張るし、失敗は怖いから迷ってるところ」
咲夜「じゃあ、これなんかどうでしょう?価格の割には質が良くてお勧めです」
霊夢「へー。店主でもないのに詳しいじゃない」
咲夜「よく飲んでますから」
霊夢「もっといい奴を使ってるかと思ってた」
咲夜「パチュリー様や来客用に出すブランド物とは別ですよ」
霊夢「あんたも意外と世知辛いのね」
咲夜「多少の役得は許されてますが、贅沢は出来ません」
霊夢「律儀ねぇ。まあともかくとして、勧められた通りにするわ。何とか手が届くし」
咲夜「ところでコーヒーに合う砂糖やミルクは用意してるの?」
霊夢「子供じゃないんだからブラックでも大丈夫よ」
咲夜「あら、私は使う事もありますが。疲れている時には欲しくなります」
霊夢「ふーん。試してみようかな」
咲夜「良い店を知っているので紹介しますよ」
霊夢「親切なのはいいけど、時間は平気なの?」
咲夜「遣り繰りは付きますよ」
霊夢「休憩に付き合う時間は?」
咲夜「休憩ですか?」
霊夢「お礼に甘味処で奢りたいからよ。二人になれる機会はそうないし、悪くないでしょ」
咲夜「ええ。そういえば、今年は宴会や縁日でしか会ってなかったかしら」
霊夢「そうよ。もう少し休暇が取れたらいいのに」
咲夜「後でお嬢様と相談しますわ」

ttp://www16.big.or.jp/~zun/pic/zun012.jpgを見てコーヒーブレイクする霊夢はどうかなと

30名無し妖精:2018/02/28(水) 19:22:53 ID:yfYCaAWk0
成美は元ネタみたいに笠を被せてくれた人へ恩返しをしたのかな

31名無し妖精:2018/03/01(木) 13:51:37 ID:Phx5kHY20
笠地蔵を知っている魔理沙が恩返しを期待して被せたと考察している人もいるけど
昔話の報恩譚だと欲張りな人間が真似しても大抵は碌な目に遭ってないから善意によるものだと思いたいなあ
それはそれとしてお礼のマジックアイテムをモジモジしながら魔理沙に渡そうとしてる成美ちゃんは想像しただけで可愛い

32名無し妖精:2018/03/01(木) 17:28:57 ID:wM1Y5LWs0
ツチノコに情が湧く魔理沙だから成美ちゃんへのそれは善意さ

33名無し妖精:2018/03/02(金) 18:38:10 ID:nsr2xP/20
もうすぐレイサナの日ですね

34名無し妖精:2018/03/02(金) 20:34:53 ID:mEseiwnU0
国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承データベース
村の老人たち 幕末生れの生活体験(1995)
ttp://www.nichibun.ac.jp/YoukaiCard/2610009.shtml
> 山ン婆のことを、山の神さま、あるいは、天狗さまの女房とも呼ぶ。

怪異の民俗学5 天狗と山姥(2000)
天狗と山姥 解説
> 「天狗」と「山姥」が夫婦であるということではない。
> むしろそうした伝承はまったくないようである。

ネムノと天狗勢のカップリングは有り得るのか悩ましい

35名無し妖精:2018/03/04(日) 21:53:17 ID:6HNPpJwY0
不可侵条約が結ばれる以前は交流があったんじゃないかな
それが物々交換とかの友好的なものなのか度胸試し的なものかはわからないけど

36名無し妖精:2018/03/05(月) 23:20:49 ID:oCd.E2do0
ttp://suwa-tourism.jp/recommend-tabi/2016/02/-10-17217-1611.html

ここで紹介されてるじまんやきを見て封魔録のエンディングで大判焼きを注文してた霊夢を思い出す
レイサナの食べ歩きスイーツは大判焼きがお似合いなのかな

37名無し妖精:2018/03/06(火) 20:30:21 ID:zPKFnnWY0
魔「もうこんな時間か。お前は何がいい?」
成「おむすびがいいかな」
魔「おいおい、遠慮しなくてもいいんだぜ?そればかりだと飽きるだろ。ちらし寿司とかでもいいんだぞ」
成「別に遠慮なんてしてないけど」
魔「じゃあ、よっぽど好きなんだな」
成「魔理沙が握ってくれるからねぇ」
魔「んー、特別な事は何もしてない筈だがなぁ。そんなに美味いもんかね」
成「そうじゃないわ。子供なんか母親に作って貰って大喜びするでしょ。それと同じなのよ」
魔「娘を産んだ覚えは無いが」
成「私も魔理沙がお母さんだと思ってないわ」
魔「それなら、お前にとって私は何なんだ?」
成「掛け替えの無い存在。好きな人の温もりを感じられるから頼んでるのよ」
魔「あー、そういう事かい。悪いが、今日は別のにさせてもらう」
成「えー、どうしてかしら?」
魔「恥ずかしくて上手く握れる自信が無いんだよ。クリームシチューで我慢してくれ」
成「……しくしく。もう握ってくれないの?」
魔「しばらくは出来そうにない」

38名無し妖精:2018/03/07(水) 12:57:12 ID:zO5ln64A0
クリームシチューも相当に愛情が入ってるんじゃないかな魔理ちゃん

39名無し妖精:2018/03/07(水) 22:48:55 ID:dp1eDqo60
あうん「ずっと見てきましたから。観察するの好きなんで、霊夢さんと早苗さんが睦まじくしてるところも見届けましたよ」

なんて言われたレイサナの反応を見てみたい

40名無し妖精:2018/03/07(水) 23:33:24 ID:toWHBgzcO
霊夢「ふーん、じゃああんたが見てどっちが先に気があると思った?」
あう「えっ?うーん、早苗さんですよね?」
霊夢「残念、私が先よ」
早苗「!?(そうなんですか)」
霊夢「それじゃ、いつぐらいから意識してると思った?」
あう「これは自信ありますよ!えーとお寺の…そう星蓮異変の時ですよね?」
霊夢「ふふ、それも残念…会ったその日からよ」
あう「ええっ?」
早苗「霊夢さん、私にもそんな風には…まともに口を聞けたのもずっと後なのに本当なんですか?」
霊夢「本当よ。あんたを一目見て巫女だと分かったわ…ずっと待っていたのよ。同じ世界に生きてる相手を」
早苗「霊夢さん…」
あう「私もずーっとそう思っていましたよ!早苗さんみたいに作法どおりの神事が出来る方を」
霊夢「うっさい!あれは紫が悪いのよ!何も教えてくれないし」
早苗「ふふふ…」

41名無し妖精:2018/03/07(水) 23:49:41 ID:dp1eDqo60
一目惚れなんて素敵です

42名無し妖精:2018/03/08(木) 12:45:03 ID:ooneKqLY0
でも早苗ちゃんが作法通りの神事を教えてくれたら霊夢は嬉しいでしょう?
それを見越して教えなかったわた八雲紫はさすが妖怪の賢者と言うべきところですわ

43名無し妖精:2018/03/09(金) 22:19:28 ID:BWYJvZ8o0
女苑「くそー。変だなー」
紫苑「女苑ー、いつまで擦ってるのよー。いい加減くすぐったいじゃない」
女苑「あー、もう。これ以上確かめても無駄だから止めるわよ」
紫苑「何を確かめてたの?」
女苑「恰幅よ。いつまで経っても細っちいままじゃない」
紫苑「そんなに不可思議なこと?」
女苑「食事に誘う機会を増やしてるのよ。体型が変わらないなんて、絶対に可笑しいじゃん」
紫苑「そう言われてもねぇ」
女苑「まさか物乞いをサボってるの?私が奢ってくれるからってさ」
紫苑「そんな訳ないでしょ。毎日お腹いっぱい食べるのが夢なのにー」
女苑「じゃあ、何で脱羸痩できないのよ?」
紫苑「さあ、判らないわ。ところで、どうして私を太らせたいの?」
女苑「抱いても楽しめないから。骨の感触が気になっちゃってねぇ」
紫苑「うーん。そこまで痩せてるとは実感してなかったわね」
女苑「こうなったら付きっ切りで好きなだけ食べさせてあげるしかなさそうね」

44名無し妖精:2018/03/11(日) 01:15:02 ID:gRTNKkY.0
髪の毛は大事にしましょうよ、女の子なんですからとお風呂上りに早苗が道具を持ち出してきた。
なんでも髪の毛を乾かすための道具らしく、ドライヤーと呼ぶそうだ。
「髪なんて放っておけば乾くじゃない」
「上手に乾かせばより可愛くなりますよ」
「私は可愛くなるよりも恐れられるようになりたんだけどなぁ」
「これは髪形をセットする時にも使います。人々を怖がらせるような髪形だって自由自在ですよ」
そのためには基本をマスターしましょうと言い、早苗は取っ手の部分をいじる。かちりと音がした後、ドライヤーから温風が吹き出てきた。
「わー! すごい、すごーい!」
「では、乾かしますね」
そう言って早苗は私の髪を乾かしてくれた。
温かい風を感じる。頭全体がほんわり温められる。とても心地が良い。
柔らかい何かが私の髪を梳いてくれる。早苗の手だ。思わず頬が緩む。
私はされるがままだった。

そうした至福の時間をしばらく過ごした後、再びかちりと音がする。終わりましたよ、と頭を撫でられた。
「そんなぁ! もっとやってよぅ」
「やりすぎはダメですよ。かえって髪の毛が痛みますよ?」
不満がありありと顔に出てしまっていたのか、早苗は私をなだめる。本当はもっとあの幸せな時間を堪能したかったが、なだめられてしまっては渋々言うことを聞く他なかった。
しかし、なんと人を心地良い気分にさせてくれる道具なのだろう。
傘だって雨の日に大活躍するが、人を幸せな気分にすることはあまりなかったかもしれない。
いや。傘だって、今の自分だって、人を幸せな気分にできるはずだ。私は早苗に声をかけた。
「ねぇ、早苗。今度は私が早苗の髪の毛を乾かしてあげるよ」
幸いにも、今の自分には手足がある。先程してもらったことを私はできるのだ。
早苗は目をパチクリさせ、しばらく考えているようだったが、やがてくすりと笑った。
「それじゃあお願いしようかな」
私にドライヤーを渡した早苗はやれやれといった様子で背中を向ける。緑色の髪の毛がさらりと目の前に躍り出た。
これで早苗にも幸せな経験をさせてあげられる!
私はさっそく早苗に同じ経験をしてもらおうと、そっと髪をかき上げた。

私は思わずどきりとしてしまった。早苗の髪が絹のように美しく、何の抵抗もなく指を通したからだけではない。
うなじから首が覗いたからだ。彼女の首は、予想以上にか細いものだった。
私はしがない付喪神だが、そんな私でさえも思い切り力を込めればぽきりと音を立てて折れてしまいそうな、そんな首だ。
――美味しそうだな。
私は思い切り首を横に振った。何を考えているんだ、と自分を叱責した。こんな感情があることに自分自身ひどく驚いた。
ちらと、あらためて彼女の首に目を向ける。やはり何度見ても、簡単に命を奪うことが出来そうな細い首だ。
妖怪の本分は人間から恐れられることにある。今、ここで彼女の首を喰らってしまえば、人食い妖怪として恐れられるに違いない。
愚かにもこの人間は、妖怪に向かって無防備に背中を晒しているのだ。ならば、喰らってしまったとしてもいったい何か間違っていることがあるだろうか?
「小傘さん?」
早苗の問いに答えず、ゆっくりと首筋に顔を近づける。ぱかりと真っ赤な口を開け、そして――

「うひゃぁぅ!!?」
私は何故早苗がそんな驚きの声を上げたのかわからなかった。
「ちょ、ちょっと小傘さん!? 何をするんですか!?」
慌てた様子で早苗が振り返る。早苗はきっと何をされたのかわからなかったのだろう。
しかし、それは私も同じだった。私はぽかんと口を開けたまま固まってしまった。もし鏡があったならば、非常に間抜けな顔が映し出されていたに違いない。
早苗は訝しげにこちらを見ながら言葉を続ける。
「首ですよ、首。舐めたでしょう?」
私は思わず指で舌を触ってみる。そんなことをしても、早苗の首を舐めたかどうかなんてわかるわけがない。
だが、先程までは感じられなかった満腹感がある。満腹感の原因は早苗の驚きに違いない。
ならば、彼女の首に、いったい何をしようとしていたのだろうか?
私は急に怖くなり、脇目を振らず寝室に駆け込み、布団を頭から引っ被った。幸せな気持ちなんて、もはや失くなってしまっていた。

その日の夜、早苗は私と一緒の布団で寝てくれた。震える私を抱きしめ、背中をさすり、頭を撫でてくれた。
何か怖がらせてしまったのかと謝られたが、そんなことは一切ないと謝り返した。何度も何度も謝り返した。
怖いのなら誰かとこうして一緒にいると安心できますよと冗談めかして言われたが、声色からはすごく心配してくれているのがわかる。
私は震える腕を、ゆっくりと早苗の背中に回した。彼女との距離が近くなる。少しだけ、最初の幸せな気持ちが戻ってきた。
私は子供のようにわんわん泣いた。

45名無し妖精:2018/03/11(日) 01:20:04 ID:pfM9WY5g0
ゾクゾクした

46名無し妖精:2018/03/11(日) 09:15:50 ID:luaaVB56O
こがさな良いね

47こがぬえ1:2018/03/11(日) 12:11:17 ID:HunCnIbo0
小傘「あ、見つけたー。いつもの所にいなかったから探したよ」
ぬえ「小傘…」
小傘「芳香ちゃんの主人の女の人が、ぬえちゃんなら離れの屋根の上じゃないかって教えてくれたんだ」
ぬえ「…小傘、あいつにはあんまり関わるなよ。人間の死体が大好きな奴にろくな奴はいないからな」
小傘「芳香ちゃんは生きてるよ?この前昔話をしてくれたもん。ねぇ、ぬえちゃんはどうして皆のところに行かないの?」
ぬえ「…私は一人が好きなの。ここはあいつらの騒音が聞こえなくて落ち着くし」
小傘「じゃあ、私もお邪魔だったかな?」
ぬえ「お前は傘でしょうが」
小傘「この前私は友達だって言ってくれたじゃん。ぬえちゃんは傘と友達なの?寂しいんだー」
ぬえ「ふん。そうだよ。私は傘が友達の寂しい妖怪さ。こんな人気のない傘、嫌われ者の私くらいしか使わないだろうしさ」
小傘「ぬえちゃんは嫌われてないよっ。少なくとも私には…みんなだってぬえちゃんの事好きだよ」
ぬえ「正体不明が嫌われなくてどうすんのよ。人も妖も、理解が出来ないものを最も恐れ嫌うのさ。昔も今も」
小傘「うーん?そうなの?私は興味あるけど」
ぬえ「おしゃべりな傘だな。傘はあんまりペラペラ喋らないものでしょ」

小傘「ねぇねぇ、また驚かし方教えてよ」
ぬえ「…お前は全く…やだよ。私の商売道具も無限じゃないんだ。お前はしばらく墓地で修行してな」
小傘「こんなところで何してるの?」
ぬえ「ホントにうるさい傘だな。私は月を見に来ただけだよ。寺から出るなって聖に言われてるし、ならばなるったけ静かで、高いところで」
小傘「ふーん、そっか。今夜は月が赤くなるんだってね。永遠亭の先生から聞いたんだ」
ぬえ「そう…今日は昼間見なかったけど、迷いの竹林にいってたんだ…」
小傘「うん!あ、もしかして昼間私を探してた?」
ぬえ「探してない。それで何しに行ってたの」
小傘「ちょ、ちょっとねぇ、相談したい事があって…」
ぬえ「相談なら聖にすればいいじゃん…何で月の頭脳なんてところにいったのよ」
小傘「う、うん!ちょっといろいろあってね…何となく!」
ぬえ「んん…はぐらかすな。言え、小傘」
小傘「いいじゃん。お寺の人に相談すると、親身になりすぎるから…その…ゴメン…ちょっと言えないんだ」
ぬえ「……そっか。変な事するなよ」
小傘「心配してくれるの?」
ぬえ「傘の友達はお前だけだからな」
小傘「ふふっ…ぬえちゃん変なの」

ぬえ「…」
小傘「もっとそっちにいっていい?」
ぬえ「…」
小傘「返事がないただのぬえちゃんのようだ」のそのそ
ぬえ「何これ、月が見づらいんだけど」
小傘「や、やっぱり相合傘は変だった?」
ぬえ「…私が見てるんだから、月を隠さないでよね…隠さなければ、いいよ」
小傘「了解。後ろの方にさしとくね」
ぬえ「これじゃ雨をしのぐ傘の意味がないけどな。まぁ私とお前の姿が良い感じにあいつらから隠れて少し落ち着くがな…」

48こがぬえ2:2018/03/11(日) 12:15:26 ID:HunCnIbo0
小傘「ねぇ、月が赤くなると、吸血鬼が騒いだりするのかなぁ」
ぬえ「吸血鬼が異変を起こしたっていう話は、私もよく知らないからなぁ…その時は地下にいたし」
小傘「吸血鬼って、がぶっって噛みついて血を吸う怪物だよね。噛みつくとしたら、やっぱり首筋?」
ぬえ「どこだっていいんじゃない?血が吸えればいいんだろうし」
小傘「ぬえちゃんも、血を吸ったりする?」
ぬえ「しないわよ!っていうか何でそう思ったのよ」
小傘「何となく、ぬえちゃんって八重歯だからかなぁ?吸血鬼のキバみたい!」
ぬえ「はぁ…私もお前と同じよ。恐れによって生まれ、怖がってる姿を見る事で格が上がりお腹が満たされる妖…」
小傘「私と同じタイプの妖怪なのに、ぬえちゃんの妖力は測り知れないよねぇ…やっぱりぬえちゃん凄いんだ」
ぬえ「当然よ」
小傘「ねぇ、吸ってみる?」
ぬえ「何を」
小傘「私の血。一応傘だけど妖怪だから出るよ」
ぬえ「すっ…吸わないわよ!」
小傘「ほら、いいよ」(肩をさらけ出し)
ぬえ「い、いや…私は吸血鬼じゃないって、お前と同じ…」
小傘「もぅノリが悪いなぁ。雰囲気だよ雰囲気!私ちょっと憧れてるんだよねぇ。伝説の吸血鬼に血を吸われるのってさ」
ぬえ「知らないわよ…肩…冷えるよ…」
小傘「フリでいいからさ、がぶっってやってみてよ。ケガしない程度でいいからさ」
ぬえ「はぁ…?いや…(小傘の綺麗な肩をチラチラ見ながら)」
小傘「…ぬえちゃんのいくじなし。じゃあ紅魔館に行ってお願いしてこよっかな。お腹減ってたらいっぱい吸われちゃうかもだけど」
ぬえ「いっ、やる!やるわよ!」
小傘「ふん。最初から言う事聞けばいいのよ〜」
ぬえ「私が格上だって知っててそういう態度とれるんだから、お前はある意味凄い妖怪だよな」

小傘「はい…どうぞ」
ぬえ「ごくっ……いくよ…こうかな…」
小傘「確か本で読んだのだと…肩に手をかけて、首筋にかみつく感じ…?」
ぬえ「…かぷ」
小傘「んっ…」
ぬえ「…がぶっ」
小傘「あっ…も、もっと強くしていいよ…」
ぬえ「…っ」
小傘「いッ…」
ぬえ「…!?ちょ、小傘、血!」
小傘「あはは…ぬえちゃんのヘタクソ」
ぬえ「何がもっと強くしていいだよ…お前の肌…柔らかいんだから」
小傘「力加減とか不器用なのがぬえちゃんらしいね。美味しかった?私の血」
ぬえ「……血の味しかしないわよ…」
小傘「そっか。いてて…」
ぬえ「だ、大丈夫…一応聖に見せた方がよくない?」
小傘「平気。それに私がお願いしたから仕方なく噛んでくれたんだもん。消えない傷跡」
ぬえ「…や、やっぱり診せにいこう…治してもらわないと…!」

49こがぬえ3:2018/03/11(日) 12:18:53 ID:HunCnIbo0
小傘「ねぇねぇ、ぬえちゃんもさ、胸に傷があるよね」
ぬえ「だ、だから何…?これは治んないけど、付けられたばかりなら治せると思うから私と一緒に早く…」
小傘「その傷、羨ましいなって思っちゃったの。ぬえちゃんの中にはその傷をつけた人がずーっといるわけなんだから」
ぬえ「は…?」
小傘「ぬえちゃん聞いて?私ね、最近、思い出せなくってきたんだ。誰に使ってもらってたのか。元の持ち主がどういう人だったのか」
ぬえ「え…それって…」
小傘「恨みとか、そういうのがなくなってきてるみたい。驚かしてもそんなにお腹膨れないし、それに時々意識がふわーっとなくなったりするんだ」
ぬえ「小傘…」
小傘「…ごめん、皆には言わないでね。ぬえちゃんには言っておきたくて」
ぬえ「ちょ、ちょっと考えさせて…」
小傘「ぬえちゃん?」
ぬえ「…こ…小傘、やっぱり私は…お前がいないと困る」
小傘「…私も、ぬえちゃんがいないと寂しいな」
ぬえ「たまにいるんだよ!お前みたいなやつが!ふっと妖怪になったと思ったら、数年で満足したのか消える大したことない奴」
小傘「まぁ…私はダメ妖怪だからね」
ぬえ「でも私にはダメ妖怪のお前がいないと困る。とても困る!」
小傘「うん…逆の立場だったら、私もぬえちゃんがそうなったら困るかな」
ぬえ「私がなるわけないだろ。お前くらいだよそんな出来損ないは。どうにかして妖怪のままでいろ」
小傘「…先生も無理だって。妖力を回復させても、それは妖怪としての寿命だってさ。不老不死になっても、
  妖怪の場合は不老不死の妖怪として概念そのものから変わっちゃうとか。全く別の妖怪に変わるとか」
ぬえ「………」
小傘「だからごめん。もうじき私は消えるかも。私もいつ消えるか分かんないから。消える時まではぬえちゃんの近くにいるよ」
ぬえ「………私の負けだ」
小傘「え?ぬ、ぬえちゃん何脱いで…ちょ、恥ずかしいよ!ぬえちゃんたらぁ!」
ぬえ「お前の出来の悪さにはホントに勝てないわ。私を妖怪として負かした者は、お前も含めて2人になった。だから私がやったようにお前も私の肩を噛め」
小傘「え、ぬえちゃん、ぬえちゃんから妖力をもらっても何も変わらないんだって…」
ぬえ「…私を負かした奴は私の身体に傷をつける義務がある。これは私が今決めた
   最も、お前ごときに私が傷を負う事なんか絶対出来ないんだが、力を0まで抑えればかすり傷くらいはつく」
小傘「何それ、ぬえちゃんったらどんだけ堅いのよ。鉄で出来てるの?」
ぬえ「何でこんな奴に負けたのか、私にも分からない。でもそれはとても正体不明で素敵な事でしょ
   お前に付けられた歯形を見て、そんな素敵な正体不明を私は何度も思い出す」
小傘「じゃあ…いただきます。忘れないでね」
ぬえ「小傘よ、それはちょっと違うな…お前は私の中で正体不明の怪物になる。
   それは小傘という存在を忘れる事だ。だが、妖怪以外の何かになっても、私を忘れるんじゃないぞ」
小傘「え…」

50こがぬえ4:2018/03/11(日) 12:20:01 ID:HunCnIbo0
ぬえ「──…もうちょっと強く出来ないのか?」
小傘「…っ」
ぬえ「────」
小傘「え…今何て言ったの…ぬえちゃん?」
ぬえ「──本当に、ダサいし古くて使えないダメ傘だわ」
小傘「えっ…」
●●「本当に、ダサいし古くて使えないダメ傘だわ…」
●●「この変な色の傘は誰の落とし物だろう?誰も使わなそうだし、もういいか」
小傘「あっ…」
ぬえ「…」
小傘「ぬえちゃん…どうして今の言葉…」
ぬえ「恐怖を与えた正体不明の能力は、そいつの深層心理のトラウマを呼び起こす。そいつが最も聞きたくない言葉、最も見たくない物」
小傘「え…」
ぬえ「お前が過去に言われた最も聞きたくなかった言葉が、私の正体不明の言霊が思い出させたって事」
小傘「あ…」
ぬえ「これで少しは恨みが戻ったか?全く…世話の焼ける奴だよ」
小傘「力が戻ってる…」
ぬえ「力が戻ってるのか戻ってないのか、お前の場合はその差が小さすぎて私には違いがわからん。まぁ、人間によく思われようと妖怪の本分を捨てたバチが当たったのよ小傘」
小傘「ぬえちゃん、永琳先生が最後に友達のところに別れの挨拶をしに行ってきなさいって言ってくれたんだ。だから私は…」
ぬえ(なるほどね。こいつは捨て傘だから、月の頭脳は友達に捨てさせる事で力を戻そうとしたのか…)
小傘「ぬえちゃんなら助けてくれるって分かってたんだ。流石だね」
ぬえ「当然よ。私を何者だと思ってるの」
小傘「あ!私、一瞬ぬえちゃんが前の持ち主に見えたのは、正体不明の力だけじゃないと思うんだなぁ〜」
ぬえ「ど、どういう事?」
小傘「この傷が、私とぬえちゃんの主従関係?みたいなのを作ってくれて、そのおかげかも!」
ぬえ(確かに正体不明の能力は、何らかのきっかけがあると精神に更に強く影響を与えるけど…)
小傘「今日からぬえちゃんの事、ご主人様って呼んでもいい?あ、でも私もぬえちゃんにかみついて傷を付けちゃったんだった!」
ぬえ「う、うるさいなあ小傘、いきなり元気になって横で騒ぐな!」
小傘「ぬえちゃんのせいだよ?あ、ご主人様のせいですよ!ご主人様にも私がつけた傷があるから、私はご主人様の飼い主でもあるのか!」
ぬえ「「ご主人様」って呼び方やめろ!あとこの際、「ぬえちゃん」って呼び方も!私の事は敬意と畏怖を込めて鵺か鵺さんと…鵺様でも…」
小傘「それは譲れない!ぬえちゃんが一番可愛い!」
ぬえ「っくぅ…こいつめ…覚えてろ!」
小傘「ずっと忘れないよご主人様の事!あと呼び方は飼い主の自由だからね!」
ぬえ「ぬぅぅぅ…!」
小傘「ぬえちゃん耳まで真っ赤になってそんなに嬉しいんだ!」
ぬえ「寺に帰る!」
小傘「待って〜ご主人様〜!」

シリアスっぽい雰囲気を出そうと頑張ってみましたが、難しいですね。この前見た月が赤かったのでインスピレーションを受けて吸血ネタを書いてみました。
長い間書いてたので長文になってしまいました。すみません

51名無し妖精:2018/03/11(日) 12:33:02 ID:VmDnjr/k0
消える理由も消えずに済む理由も、どちらもよく考えているなあと(自称設定厨)

52名無し妖精:2018/03/11(日) 13:27:24 ID:0vHMTFcM0
6月11日でも9月19日でもないのに出番が多くてほっこり

53名無し妖精:2018/03/11(日) 19:06:18 ID:SNmB8EoU0
>>43
紫苑のはきっと体質だから女苑が一生食べさせてあげるしか無いですよね

>>47-50
おお、シリアスだ……。良い方向に収まってほっとしました

 = =
某所でレミパチュ上げたのをこちらにも貼らせていただきます
◆レミリア×パチュリー『一日坊主にロイヤルフレア』
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9340424

54名無し妖精:2018/03/11(日) 21:55:08 ID:vjFkCgBMO
三作品とも首を食んでて仄かにエロスティックを感じました

55名無し妖精:2018/03/12(月) 21:00:30 ID://yUaIoc0
>>53
小悪魔が懲りずに間違った恋愛指南を施してトラブルへ発展する予感がした

56名無し妖精:2018/03/13(火) 21:59:50 ID:qZHLhVT20
リリーとゆうかりんが花粉症だったら面白いなぁとか思ったりする
二人は花粉症になったりするんだろうか

57名無し妖精:2018/03/13(火) 23:35:13 ID:Ag06LyEU0
化け猫になる前の橙はネムノの飼い猫で式神状態じゃない時は逢いに行ってるみたいな事は無いかなと思ってしまった
ちなみに山姥の正体は猫だとする話もあるのよね

>>56
霖之助さんが「妖怪は人間と同じ病気に罹かかる事は殆ど無い」と言ってたから幽香が発症する可能性は低いかも

58葉は染まる、何度でも:2018/03/14(水) 19:01:18 ID:zlKTXH6A0
前スレ>988(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/22214/1481451536/988)の続きです

 瑣末な私の呼び声に、初めて応えてくれたから……。
「星さんが一番優しいって言うか、穏やかですよね。お寺のひと達が相手だと割と砕けてますけど」
 だから、私はあうんに依存した。
「そうそう、魔界には世界全部を創った凄い神様がいらっしゃるんですって! 一度お会いしてみたいです!」
 だけど、彼女は沢山の愛を持っていて、私にくれたのも多分、その内の一つだったんだと思う。
「あの……静葉……?」
 それなのに、私が勝手に舞い上がってしまった所為で、まるで特別みたいに振る舞わされているのだ。
「えっと……うるさかった、ですか?」
「……ううん。……ごめんね」
「うん……?」
 そうなんでしょ、って言って、その答えを聞くのが怖い。
 たとえ首を横に振ってくれたとしても、優しい嘘だと思ってしまう。
 そんな気がして、私は今日も、あうんが誰かの話をするのを、ただ俯いて聞き流していた。
「そうだッ。今日、何の日か知ってますか!?」
「……今日?」
「バレンタインの一ヶ月後には、ホワイトデーっていうのが有るんですよ!」
「なにそれ」
 あうんはやたらと自信満々そうに笑って、それを差し出した。
「はい!」
 その包みは、先月私があげたのと――それから私が貰った物とも、同じ形をしていた。
「お返しです!」
「え……」
 そんなの、私は用意してない。
 ああ、そうだ。いつだって、私は彼女に何かをしてもらっても、それを返せないで居るのだ。
「……ぇ……」
「え?」
「えうぅ……」
「あぅん!? どうしたんですか!?」
 自分があんまり情けなくて、だからって泣いてしまうのは馬鹿みたいで……。
 なのに、涙が止まらない。
「なんでも、ない……」
「いや、なんでもないって……」
 泣いてる私を、あうんはそれでも構ってくれる。
 いつも、そう。私はとにかく一方的に、あうんに甘えてばかりいる。
「静葉」
 それがまた自分の駄目さを際立たせて、私は益々嫌になった。
「静葉」
 やっぱり、私は……。

「静葉ッ!」

 びっくりした。
 こんな声で怒鳴られたのは、たぶん二度目だと思う。
「あのね、静葉。私、やっぱり判んない!」
 あうんは私の両肩をしっかり掴んで、怒った様なそうでもない様な、とにかく真面目な顔をしていた。
「何が嫌とか、何で怒ってるかとか、全部言ってくれないと判んない! 静葉に嫌な思いなんかさせたくないのに……! なのに……!」
 その目に涙が浮かんでいるのを見て、私はやっと、自分の一番駄目なところに気が付いた。
「んッ?」
 とにかくあうんの胸に飛び込んだ。
 そうしても良いんだって、それが理解できたから。
「……私ね」
「うん」
「あうんが楽しそうに他の神様のこと話すの、嫌……」
「うん」
「私以外のひとに何かあげるのも嫌だし」
「うん」
「私を皆と同じに扱うのも嫌……」
「うん」
「でも、それであうんが笑わなくなったらもっと嫌」
「……うん」
「だから、どうしてほしいか自分でも判らないから」
「…………うん」
「それで、我が儘で面倒臭いって思われたくなくて……」
「うんッ」
 最後の返事が妙にはっきりしていて、見上げたあうんの顔も、それに見合うくらいはっきりしていた。
「めんどくさい」
 それはもう、かっと頭に血が上って、思わず大きな声が出た。
「あんたが言えって言ったんでしょ!?」
 だけど、あうんは飽くまではっきりと、私に向かって笑いかけた。
「だって、静葉は私が嫌なのか、私のすることが嫌なのか判らなかったんですよぉ」
「そんなの……!」
 嫌いなわけ無いって、私が言えた義理がどこに有るだろう。
「……ごめんなさい」
「うん」
「フォローしなさいよ!」
 とうとう私は胸ぐらに掴み掛かった。
 だけど、あうんは何故だか嬉しそうに、また笑って私を見詰めていた。
「なに笑ってるのよ」
「ん。静葉だなって思って」
 何それ。って言いかけて、思い出した。
 最初にあうんと話した時も、その後も、私はずっと、こんな感じだったのだ。
 それがいつの間にか、あんなに後ろ向きになっていた。
 秋が終わった頃からか、もしかしたら、あうんと特別な関係になれたと思った、その時からだろうか。
「……この方が良い?」
「お淑やかに頑張ってるのも好きですよ。でも、出来なくて鬱いでるのはちょっと嫌です」
 結局、私は掴んでいた手を下ろして、またあうんの胸に凭れ掛かった。
「めんどくさい……」
「静葉に言われたくない」
 抱き締めながら言う憎まれ口が腹立たしくて、だけどそれが少し心地好くて、私はまた、あうんに甘えていた。

59名無し妖精:2018/03/14(水) 19:23:23 ID:1pyiEc6g0
姉の恋模様を見守ってた穣子もこれで一安心なのかな

60名無し妖精β:2018/03/14(水) 19:38:43 ID:???0
ホワイトデーのルナ霊

〜博麗神社〜

ルナサ「お待たせ霊夢」
霊夢「来たわねルナサ。あんたの為にお返しを用意したのよ」
ルナサ「どんなお菓子かしら。気になるわ」
霊夢「それはね……やしょうまよ!」
ルナサ「や…やしょうま…?聞いた事ないけど…」
霊夢「まあ無理もないわね。どんな菓子か今から見せるから上がってちょうだい」

ルナサ「へぇ…こんなお菓子なのね、やしょうまは。初めて知ったわ」
霊夢「とても美味しいわよ?前にも早苗と一緒に作った事もあるの」
ルナサ「あぁよく神社に来てる山の巫女さんと…。それで、一緒に作った後は?」
霊夢「あうんも連れて命蓮寺の涅槃会に出張して販売したわ」
ルナサ「へぇ…命蓮寺でそんな催し物が開かれていたなんて」
霊夢「今日のやしょうまはね、その時に作ったのを参考にしてみたわ。ほら、正面を見て」
ルナサ「どれ、何かしら…。あっ顔があるわ。こっちは霊夢でこっちは私……可愛いわね」
霊夢「しかもね、切ったら同じ顔がちゃんとあるようになってるのよ」
ルナサ「まるで金太郎飴みたいね」
霊夢「でしょ?それじゃあ切り分けて一緒に食べましょ」

ルナサ「ん〜…甘くて柔らかくて美味しい…」
霊夢「良かった。ホワイトデーのお返しを気に入ってくれて」
ルナサ「これってどの辺りの食べ物なのかしら?」
霊夢「多分長野辺りの郷土菓子らしいわね。早苗から聞いたわ」
ルナサ「長野…ねぇ。これ、お土産に持って帰っても良いかしら。メルランとリリカ、雷鼓さんも喜ぶと思うし」
霊夢「いいわよ。遠慮なく持っていきなさい」


霊夢「そういえばルナサ。もうすぐ春の彼岸よね」
ルナサ「うん。もうそんな時期なのね…」
霊夢「…『あの子』の為に、一緒におはぎとか作らない?それと…墓参りにも同行しても良いかしら」
ルナサ「勿論いいわよ。後は手向けの花も買わないとね。…きっと『あの子』も喜ぶわ…」

61名無し妖精:2018/03/14(水) 22:37:56 ID:y7z3G6SsO
ホワイトデーのお返しにやしょうまとは斬新
月遅れの涅槃会なら有り得る話なんですね

62名無し妖精:2018/03/14(水) 22:38:19 ID:rjHurWGA0
そうか、今日はホワイトデーか
あうしずもルナ霊も良い日になったみたいでよかった

63名無し妖精:2018/03/15(木) 22:21:40 ID:8ZgPSGW.0
>>56-57
妖怪の中でも精神ではなく身体に偏った存在の妖獣なら花粉症はありうるかも
鳥獣伎楽とか「お互いこの時期は辛いねー」なんて言ってそう

64名無し妖精:2018/03/16(金) 20:38:53 ID:g5ejzrhI0
下のAAが花粉症に変わってる レティさんかな?

>>63
ぎゃーてーちゃんがくしゃみしたらすごい大きな音になりそう

65名無し妖精:2018/03/17(土) 16:18:54 ID:CbgOwE920
アリス 「蕾もだいぶ色付いてきたわね」
霊夢 「数週間後が楽しみだわ。見頃を迎えたら何といっても花見よね」
アリス 「そうねぇ‥‥」
霊夢 「あら、宴会にはもう飽き飽きなの?」
アリス 「そういう訳じゃないの。
     どうしても花より団子になっちゃうじゃない。それに騒がしいからあまり愛でる気分にもなれないのよ」
霊夢 「でもお開きしたらゆっくりと眺められるでしょ」
アリス 「うーん。それもどうなのかなぁ。
     気付いたら朝になってた事もあるし、そうじゃなくても片付けの後は疲れが溜まって余裕も残ってないわ」
霊夢 「そういえば、二人して寝ちゃった事もあったわね。柱を背に肩を寄せ合って着の身着のままで」
アリス 「そうそう。あの時は寝姿を撮られて記事にされたり、お互い風邪をひいて大変だったわね」
霊夢 「そうだっけ?そこまで覚えてないんだけど」
アリス 「まあ嫌な記憶だから忘れたままの方がいいわよ」
霊夢 「話は戻すけど、鑑賞するなら何も宴会日じゃなくてもいいのよね。別の日にしたら?」
アリス 「ええ、そうさせて貰うわ。桜吹雪の中を二人だけで歩きたいし」
霊夢 「満開になったら伝えるわ」
アリス 「有難う。当日はお礼に何を持っていけば良いかしら?」

地霊殿で紫が陰陽玉や人形などに実装したテレビ付き携帯電話と似たような機能って今でも使えるといいなあ

66名無し妖精:2018/03/17(土) 21:36:12 ID:oNBjlYXw0
遠距離恋愛してるカップルみたいで美味しいです

地霊殿の通信って映像付きだったっけ?

67名無し妖精:2018/03/17(土) 22:41:40 ID:5rz/IMwEO
調べてみたら萃香の台詞に辿り付いた

萃香
(……紫が用意したテレビ付き携帯電話みたいなもんだって)
(……でも、携帯電話って何?)

68名無し妖精:2018/03/18(日) 22:35:47 ID:LBR2Z37Q0
>>63
ミスティア「クシュンッ!」
ミスティア「くしゅん! くちゅん!」
ミスティア「ぅぅ……ッ……ッッ!! クシュンッッ!!」
妹紅「毎年毎年酷くて大変だねぇ」
ミスティア「ぞぉなんでずよ…………食べ物を扱う身としては結構致命的です」
ミスティア「まぁ、響子と比べると私はまだ良い方かもしれませんけどね」
妹紅「響子ちゃんも花粉症なんだ。本当に酷いと熱が出たりするらしいけど、そっち系?」
ミスティア「うーん、そういうことではなくて……」


響子『おはああぁぁぁっくしょいっっっ!!!』
響子『こんにちはっぐじゅんッッッ!!!』
響子『こんッッッ! ばぉっっっっ!!!』


ミスティア「新たな春告精として話題になりつつあるんですよ」
妹紅「……早く花粉の季節が終わるといいな」

69名無し妖精:2018/03/18(日) 22:59:52 ID:1rLLA8kA0
>>68
「お互いこの時期は辛いねー」なんてお気楽なもんじゃなさすぎて笑ってしまったw

70名無し妖精:2018/03/18(日) 23:04:48 ID:vE7HI2l20
見かねた妹紅が永遠亭での受診を勧めて連れて行ってくれるかも

71名無し妖精:2018/03/19(月) 18:40:53 ID:h/MVefnc0
香川県で採集された昔話で味噌を好むとされる貧乏神も古味噌は嫌うと知って
長期熟成の高級味噌を女苑が紫苑へのお土産として渡して喧嘩になる光景を想像した
数年熟成させた手前味噌は香りも味も落ちると聞いた事があるけど専門の味噌店が扱った物なら大丈夫な筈
多分後で仲直りもできるだろう

72名無し妖精:2018/03/21(水) 22:23:10 ID:BOH4NaTc0
一輪「四月も近いのに、まさか雪が降るなんて。湯冷めが早くて嫌になるわ」
ムラサ「何か羽織る物を持ってこようか?」
一輪「いいのいいの。今日はもう寝るつもりでいたから」
ムラサ「そうですか。では風邪を引かないよう、毛布を出しておきます」
一輪「有難う。あと行火もあれば良いんだけど、もう仕舞った後だし仕方ないわねぇ」
ムラサ「来房者用ならまだあるけど、借りる訳にはいかないわね。きっと聖も許してくれません」
一輪「お酒が飲めたら良かったのに……あれ?村紗は全然寒そうじゃないね」
ムラサ「十分に温まったからでしょう。今のところは平気です」
一輪「ええー?本当だー。何でこんなに温かいんだろう?」
ムラサ「お気に召したようであれば、湯たんぽ代わりになりましょうか?」
一輪「そうさせて貰おうかな。そういえば、一緒に寝るのは地底を出て以来かしら」
ムラサ「ええ、九年くらい経つので懐かしく感じます」

ぬくぬくムラいち
勝手な想像だけども旧地獄に存在する血の池地獄は煮え滾ってるイメージがある

73名無し妖精:2018/03/22(木) 19:10:38 ID:TghN96/I0
小町
 地蔵菩薩は地獄に落ちた者の救済を本願とする菩薩 というのは方便で お地蔵様自体はただの石像さ
 お地蔵様は菩薩という架空の存在を象徴しただけの目印である

矢田地蔵縁起の話だと地獄に居た地蔵菩薩の姿を模したのがお地蔵さんらしいけど東方では架空の存在とされてるんだね
映姫×成美の馴れ初めで説教巡りをしていた映姫が森で遭った成美を地蔵菩薩の現身と誤解するなんて考えてたもののこれでは駄目か

74名無し妖精:2018/03/22(木) 22:47:26 ID:H0YMYy7k0
えーき様も元地蔵だし成美と通ずるところもあるのかな

75名無し妖精:2018/03/24(土) 23:17:13 ID:tOQKVs6I0
「たんとある。ささ、好きなだけ持ってってくんろ」
「本当に凄い量ね。越冬明けの鹿をこんなに狩るなんて」
「初夏までが旨い時期なんでな。干し肉用や換金用に幾らあっても困らん」
「それなら、一貫ほど包んでくれない?ペット達のお土産にするわ」
「なんだ?それだけか。遠慮は要らんなぁ。五、六頭くらい分けてやる」
「蓄えなんでしょ。あまり取ったら悪いわよ」
「抱いた礼だぞ。あんたはそんなに安いもんじゃない」
「本来なら貰う資格は無いのよ。応じたのは私も持て余してたせいなんだから」
「ほう、そうかい。でも、もっと取っといて欲しいべ」
「あら、その理由は?」
「また頼むからだ。その時まで精をつけてくれんとな」
「仙人相手に物好きね。まあ、そういう事なら頂こうかしら」

76名無し妖精:2018/03/25(日) 22:32:38 ID:emsza7KU0
もうすぐ4月ね
入学式やら入社式やらで何かと環境が変わるところもあると思うけど、幻想郷でもそういうのはあるのかな

77名無し妖精:2018/03/25(日) 23:16:27 ID:utri/Bi60
慧音が勤める稗田寺子屋にはもう新入生がいるのかな?

h ttp://www.web-nihongo.com/edo/ed_p012/
> 江戸時代、初午(はつうま)、すなわち旧暦2月(今の3月初旬)の初めての午(うま)の日は、
> 学齢期(数え歳7、8歳)に達した子どもが「寺子屋入り」をする日であった。
> 親に伴われて、先生であるお師匠さんに挨拶に行くのである。
> 寺子屋に入ることを、山登りになぞらえて「初山踏(ういやまぶみ)」とも「初登山(しょとうざん)」とも言った。
> この伝統が明治の学制に引き継がれ、それ以降、学校の入学式は春の行事になったというわけなのである。

78名無し妖精:2018/03/26(月) 13:46:59 ID:v5wXEFIUO
稗田校長「あー、おほん!この度はわが校に入学おめでとう」
小鈴(なにもヒゲをつけることもないのに)
上白沢教頭「もこ…藤原先生!なんの格好を?」
妹紅先生「えっ?山登りするんじゃないの?」
紫様「子供たちの為にここへ小さな築山でも作ろうかしら?富士山の石を集めてね」
早苗「山つくりなら任せて下さい!一番上にこのミニ祠を…里に居ながら守矢詣りができますよ〜」

79名無し妖精:2018/03/26(月) 22:06:25 ID:X7d8zLAo0
そういえば大学入学したときにどこかのキリスト教団体が聖書を配ってたなー
寺子屋の入学に合わせて命蓮寺や神霊廟が勧誘してたりするのかね

80名無し妖精:2018/03/26(月) 22:19:22 ID:N8/wYFxg0
稗田寺子屋はあきゅけね的に美味しい
茨第25話の時みたいに引率で一緒に居られる機会もあるし

81名無し妖精:2018/03/26(月) 23:07:18 ID:hAbI2vo60
>>79
早苗「守矢神社も忘れずに!(●▼●)」

82名無し妖精:2018/03/27(火) 00:12:57 ID:XbTyTAFo0
>>79
「慧音さんおひとりでは子どもたちの面倒を見るのも大変でしょう」
「読み書き程度で宜しければ我らも力になろうではないか」

83名無し妖精:2018/03/27(火) 00:34:22 ID:XZWtOmQM0
>>82
パワーバランスが崩れないよう均等に獲得しなきゃね

84名無し妖精:2018/03/27(火) 22:24:23 ID:vYqkrS5g0
かたや平和教育、かたや帝王学だと入るところによって人格にすごく影響出そう

85名無し妖精:2018/03/28(水) 20:41:25 ID:NQhLCEOI0
八坂の湖に桜は植樹されてないのかな
諏訪湖畔の桜は去年の話だと4月中旬に開花して下旬にかけて見頃を迎えたそうだけど
もしあるならレイサナやあやさな辺りで遅咲きの桜を愛でるところを見てみたいところ

86名無し妖精:2018/03/29(木) 15:02:01 ID:VQPOqU6YO
山上にある守矢の桜はかなり遅咲きかもしれない

早苗「里では散り始めていますが、うちは今から盛りですね!索道もできたし今年も参拝の人数が見込めそうです」
文「…はあ、いっそ吹き飛ばしてやりたいですね」
早苗「文さん?」
文「すみません独り言です。誰も来ないこの桜の山で、早苗さんと過ごす時間が好きでした」
早苗「文さん…」
あうん「早苗さーん!」
文(!?)
早苗「あうんさん!どうしましたか?」
あうん「こんどのお花見参拝、霊夢さんが手伝いに来てくれるそうですよ!」
早苗「本当ですか!」
あうん「はい!一緒に屋台をやろう、っていろいろ準備してますよ」
早苗「屋台って…もう、霊夢さんたら…ふふふ。あれ?文さん?(周囲を見渡す)」
文(やれやれ、とんだ茶番でしたね…)

87名無し妖精:2018/03/29(木) 19:15:58 ID:d.PWSnhs0
白玉楼ではゆかゆゆ・うどみょんが桜吹雪に包まれてるのだろうな

88名無し妖精:2018/03/29(木) 22:12:51 ID:5HaSi2zw0
某所で見た傘がひっくり返ってしょんぼりしてるメディスンを、
この時期はむしろひっくり返っていた方が花びらを受け止められて良いと諭しているゆうかりんがたいへん良かった

89名無し妖精:2018/03/30(金) 20:23:24 ID:AwvTaCuo0
ZUN→さとり
 本当に嫌がられているから、倒すしかない存在として扱われているんですよね。
 それが不憫なので、もしかしたらパルスィが生まれたのかもしれないんですが。
 さとりを妬んでくれる存在としてね。

さとり→パルスィ
 周囲の者をねたんでいるけれど、心の奥底ではみんなへの尊敬や憧れをちゃんと持っているわ。
 みんなが思っているよりもずっと優しい子よ。

さとり→勇儀
 一見裏表がなさそうだけれど、他の場所へ行っている萃香に嫉妬しているのよねぇ。
 不器用な生き物なのね。

外來韋編はさとパルと勇萃的に美味しいのかも
それにしてもパルスィも博麗神社で丑の刻参りしてたのね
パルスィとアリスがバッタリ顔を合わせる可能性もあるのかな?

90名無し妖精:2018/03/30(金) 20:46:54 ID:cttDLF3U0
さとパルきてる???

91名無し妖精:2018/03/31(土) 06:55:29 ID:JohKH2gc0
さとり→ヤマメ

この子がいるおかげで皆洞窟に入ろうとしないのよね。
絶対的に嫌われる能力がプラスになることもあるのよ。
いつもありがとう。


「いつもありがとう。」
この一言はズルい

92名無し妖精:2018/03/31(土) 07:41:33 ID:VDAy5XQEO
さとりさま意外に大物だな
紫様並みに情に厚いかも知れない

93名無し妖精:2018/03/31(土) 19:52:28 ID:O0aEjgFI0
憑でうどこい少しぐらい増えるかと思ったけどそんなことは無かった

94名無し妖精:2018/03/31(土) 23:18:12 ID:wMplwEBc0
【地霊殿・P】こいし「貴方、本当に強いわね。どう?家に遊びに来ない?」
        魔理沙「まあ、行ってやらん事もない。地底は遠いがな」

【地霊殿・N】こいし「今度、家に遊びに来てよ。面白い怨霊とか用意しておくから」
        魔理沙「ふむ、行ってやっても良いんだがな。行く途中に障碍が多い気もする」
        こいし「大丈夫だよ。地霊殿の人と知り合いだって言えば、大抵の妖怪は避けるから」

【心綺楼】こいし→魔理沙:帽子、とっかえっこしない?

【憑依華】魔理沙(笑顔)→こいし:気が付いたら勝っていたぜ。相変わらずお前は不思議な奴だ。

【外來韋編・伍】魔理沙(8点)→こいし:何考えてるかわからない奴だが、組んでみると素直で扱いやすい奴なんだよ。


憑依華で組んだこいマリもあまり増えないわね

95名無し妖精:2018/03/31(土) 23:51:33 ID:vL9sv/tU0
現状を見る限り憑のにとここもそれぞれのファンが互いに誰得の組合わせだったんだと思ってそう

96名無し妖精:2018/04/01(日) 00:12:36 ID:MVsJPc7U0
うどこいは新しい交友の広がりを好意的に受け止められてる感じだったが

97名無し妖精:2018/04/01(日) 13:04:51 ID:KxNwrXHY0
・深秘録

こいし「あ、兎さん。こんにちわ。その眼には私の姿が映るのね」

鈴仙「何だと!?くねくねを見ても狂わない?あー、元々狂っていたのかー」

・憑依華

こいし「兎って、孤独になると死ぬんでしょ?良かったね、完全憑依があって」
こいし「鈴仙(あなた)って意外と私と同じような能力を持っているのね。良いコンビになるかも?」

鈴仙「その無意識の身のこなし、みんなには効いているけど、私の眼には丸見えよ」


鈴仙側からもう一歩アプローチが欲しい

98名無し妖精:2018/04/01(日) 14:24:48 ID:6zHzS0e.O
階級社会の月出身者ゆえ無自覚な差別意識があるのかも?

99名無し妖精:2018/04/01(日) 16:18:31 ID:iAac7jHI0
そういう描写は無いな
そもそも親しくない人にフレンドリーに接するキャラじゃないしなぁ

100名無し妖精:2018/04/01(日) 18:21:39 ID:pB1Nm7IE0
今日はエイプリルフール
正邪やサグメは嘘を吐いたかな

101名無し妖精:2018/04/01(日) 23:39:52 ID:x2utxDRE0
個人的におきゆゆ(隠岐奈×幽々子)がブーム来ている。他にもかなここ(神奈子×こころ)やかなとじ(神奈子×屠自古)、ゆかひじ(紫×白蓮)もいいなと思う。

102名無し妖精:2018/04/02(月) 12:06:48 ID:frcKJefo0
さあ、その内容を吐露するのだ

103名無し妖精:2018/04/02(月) 19:48:32 ID:jAn6/NPg0
では個人的に好きなカップリングの中身を紹介します。
かなひじは宗教勢力の首長&大老同士仲が良く、たまにプライベートで付き合っていそう。
神奈星は商売関係でライバルだったが、星ちゃんが宝塔無くしてナズが助けてくれなくて泣いていたら、神奈子様が一緒に探してくれて、星ちゃんが神奈子様にお礼をしたいと言う感じ。
かないちは青髪&ツッコミ同士繋がりで近いものを感じ共感し合うといいなと。神奈子様が憑依華に参加していたら常識人同士の掛け合いがありそう。
かなとじは宗教勢力に所属していて、それぞれはっちゃけた問題児(早苗&布都)を抱えていて、一輪の時と同様近いものを感じそうだなと。
かなここの場合、こころちゃんから見た神奈子様はひじみことは違った第三の保護者みたいなイメージ。神奈子様もこころちゃんに対して親心を抱きそう。
おきゆゆは一応昔からの顔見知りで、おっきーなが幽々様に好意を抱いていて、幽々様はおっきーなに対してまんざらでもないというイメージ。紫様も加わって三角関係も良さそう。人間の年齢ならおっきーなが29〜30歳、幽々様が22〜23歳位。
ゆかひじは紫様は白蓮様の恩人で、紫様も白蓮様のことを可愛がっているみたいなイメージ。個人的には人間の年齢で例えると紫様26歳白蓮様24様なイメージ。

104名無し妖精β:2018/04/02(月) 21:50:18 ID:???0
桜が散っている所もあるけどまだ花見の時期
プリズムリバーウィズHとその相手のそれぞれの花見

【ルナ霊の夜桜】
霊夢「悪いわね。あんたにも手伝ってもらって。酔い潰れた奴等の介抱までしてくれて…」
ルナサ「いえいえ。これくらいどうって事はないわよ。…ここら辺で敷いてもいいかしら」
霊夢「あーそこが良いわね。ここなら見映えとかいいし」
あうん「お酒持って来ましたー!それじゃあお二人でごゆっくり花見してくださいね」
霊夢「ありがと。…じゃあ一緒に呑みましょうか、ルナサ」
ルナサ「えぇ。今夜は呑み明かしましょう」
〜二時間後…〜
ルナサ「ん…霊夢、私ちょっと酔っちゃったみたい…」(霊夢に寄りかかりながら)
霊夢「わっ///ちょっと大丈夫?あまり無理しないでね(きゃールナサが私の肩に…!)」

【メルさなの春のお散歩】
早苗「綺麗な桜並木ですね!」
メルラン「風に吹かれてどんどん散って……桜吹雪も画になるわね〜♪」
早苗「ホント、儚くも美しいですよね…」
メルラン「もうすぐでこの桜ともお別れとなると、何だか少し寂しいわね〜」
早苗「あっそれなら今度、山へ見に来ませんか?」
メルラン「えっ、そこだとまだ見れるの?」
早苗「はい。平地との気温差とかがありますので、まだまだ花見が楽しめるんですよ〜♪」
メルラン「それは嬉しいね〜。絶対見に行くわ!」

【リリ魔理の空からの花見】
魔理沙「ほらどうだ。地上で見るのとまた違った風景だぜ」
リリカ「うわー…一面ピンク色だねすっごくキレイだよ」
魔理沙「…なあリリカ。一つ聞いていいか?」
リリカ「なあに?魔理沙」
魔理沙「お前いつの間にか私の腰に手を回して…本当は箒に乗りながら飛ぶのが怖いんじゃねえの?」
リリカ「いやいや。落ちないようにしっかりと魔理沙に掴まっているだけだよ」
魔理沙「そうか?まあ私としてはこのままでも悪くないけどな」

【ゆからいの花見しながらの弁当】
雷鼓「じゃーん!どう?私の弁当は」
紫「ステーキに唐揚げにコロッケ……全体的に茶色い弁当ねぇ」
雷鼓「ドラムって結構ハードな動きするのよね〜。その分カロリーも消費しやすいのよ」
紫「アイドルなんだからちゃんと栄養バランスにも気を遣わなきゃ駄目ですわ」
雷鼓「ふーん…それじゃ、あなたの弁当を見せてくれないかしら」
紫「私のはコレよ!幕の内弁当ですわ」
雷鼓「野菜も入ってバランスよく配置されてる……これあなたが一人で作ったの?」
紫「当然よ。だって私は賢者ですもの」(ドヤ)
藍「ほとんど私が作りましたけどね。紫様は味見と称してつまみ食いばかりしてましたから」
紫「ちょっとバラさないでよ藍〜!」
雷鼓「意外と作るの面倒臭がりなのね〜」

105名無し妖精:2018/04/02(月) 22:49:46 ID:cm2Y8U.w0
そのお弁当で一番気に入った料理が紫様の手掛けた物だったらいいなぁ

106名無し妖精:2018/04/03(火) 18:11:49 ID:uZixiDiM0
霊夢「人知れず山の中に住んでいて、社会を持たず、他所とも関係を持たない超閉鎖的で生態不明の妖怪」

人間の里へ訪れる山姥が居ないのは過去に何か起きてお互い相容れない存在となってしまったのかなと愚考
ネムノが黒髪だった頃は里に懇意してた娘がいたけどそれがもとで別れざるをえなくなったとか妄想してしまう

107名無し妖精:2018/04/04(水) 23:00:56 ID:bZojqiso0
>>103
神奈子様からあふれ出んばかりの母性が…

108名無し妖精:2018/04/05(木) 01:22:48 ID:7Xo8dCCM0
当スレ発のSSシリーズに何となく区切りが付きましたので、紹介させてくださいませ。
◆ルイズ×YuugenMagan『魔界道中記 〜分かれ道〜』
ttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9444381

もやしっ娘で引き篭りがちなマガンを旅行好きのルイズが連れ出す構図、是非とも増えてほしい
むしろマガンがアウトドア派でも良いから、とにかくルイマガ増えてほしい

109名無し妖精:2018/04/05(木) 13:19:56 ID:1vgtDZCg0
設定面で解釈違いはありましたが楽しく読ませて頂きました

110名無し妖精:2018/04/06(金) 19:37:26 ID:lBwHlua.0
最近レイサナ分が不足している

111名無し妖精:2018/04/06(金) 20:40:03 ID:0Zf5OggA0
コンガラサマと呼ばれる巫女が居て矜羯羅童子を守護神・祈祷神にしていた……
Konngaraへ見惚れるついでに新たな祭神として祀ろうとする靈夢さんもありかなぁ

112名無し妖精:2018/04/06(金) 20:57:57 ID:ing4B7UwO
>>110
茨歌仙をみてないのッ!

113名無し妖精:2018/04/07(土) 21:44:50 ID:EgJh72eY0
Konngaraは明羅や神子と異なって女性であるという確信を得られない
元ネタは15歳の少年を模しているらしいので男性の可能性もあるかも

114名無し妖精:2018/04/08(日) 13:39:15 ID:709mgXPg0
あうん「霊夢さんって守矢神社には余り行かないんですね」
霊夢「当たり前じゃない。私用で空ける訳にもいかないでしょ」
あうん「でも早苗さんはよくこちらで見ますよ」
霊夢「多分、分社の様子見も兼ねてるのよ。それと、私も何度か訪れた事はあるの」
あうん「あら、そうだったんですかー。じゃあ、その時は余所に行ってたのかなぁ」
霊夢「私もあんたも行き違いだったのね」
あうん「あれ?どうして会えなかったんですか?」
霊夢「しょっちゅう里で営業してるから間が悪かったんでしょう。まあ仕様が無いわ」
あうん「あんまり残念そうじゃないですね」
霊夢「向こうから会いに来てくれるんだもん。それで十分よ」
早苗「霊夢さーん、遊びに来ました!今日も良い天気ですね」
霊夢「ほらね」
あうん「確かにそうでしたね。私より頻繁かもしれません」

115名無し妖精:2018/04/08(日) 17:15:55 ID:P2cuLaUE0
早苗さんは通い妻がよく似合う

116名無し妖精:2018/04/09(月) 21:17:44 ID:vDxtgDGI0
女苑「これ、姉さんにあげる」
紫苑「うーん」
女苑「あー、もう何よ。一箱じゃ不満なの? じゃあ、カートンごと渡すわよ」
紫苑「あ、有難う……」
女苑「私が吸う分無くなっちゃったし、外の世界で買ってくるわ。留守番、宜しくね」

女苑「シケモクなんかで喜んでるからプレゼントしたのに全然嬉しそうじゃなかった。
    はあ……、今度は別なのにしようかな」

紫苑「煙草そのものが好きだった訳じゃないのに……。
    でも、妹が口付けた物だから欲しかったなんて普通は思わないもんねぇ」



香霖堂の煙草ネタから紫苑も吸うのかなと思って

117名無し妖精:2018/04/09(月) 22:57:29 ID:AJM2C2e20
女苑も紫苑も不器用ね
しかしそれがいい

118名無し妖精:2018/04/10(火) 19:21:24 ID:/aFX0bAw0
霊夢 魔理沙 咲夜
妖夢 鈴仙  早苗

RPG的な意味でタッグを組んだらどんな組み合わせが面白いだろうか

119名無し妖精:2018/04/10(火) 19:51:58 ID:ZMScyBVc0
タッグを組むRPGってのが何だか分からないのだけれど




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