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lw´‐ _‐ノv逆上せ上がるなら君がいいようです(ФωФ )
41
:
名無しさん
:2025/08/06(水) 01:13:31 ID:Yt.4DXr20
( ФωФ)「……吾輩も、同じである」
考えた末に口から飛び出たのは、何の面白みもない、只の自分語りであった。
( ФωФ)「吾輩もそうであった。口を開いた途端、『喋り方が変だ』と指を差される毎日だった」
( ФωФ)「大学生になってからはそこまで表立って言及されることもなくなったが、やはり今でも、ただ話すだけで顔を顰める人はいる」
自分の喋り方が変だという自覚は昔からあった。
原因も分かっている。幼少期、父の書斎にあったとある文豪の作品に夢中になり、読み込んだことがきっかけである。
明治時代に書かれた書物を片っ端から読み漁り、意味が不明瞭な言葉は自ら調べ上げ、その全てを読破した頃にはすっかり、話し方にまで影響が出てしまっていたのだ。
初対面の人からの印象は、基本的に下の下であった。
思考や行動、その他一般的とされている常識は身に着けているつもりであったが、定着してしまった話し方や一人称というものは、容易に封じられるものではない。
少し口を開くだけで『気取っている』だの『変人』だのと、心無い中傷を受けた日もある。
大人になってもこの苦しみを甘受しなければならないのだろうか。
この話し方や一人称なども含めて『自分』であるのに、人並みの扱いや幸福を教授するためには、『自分』を殺さなくてはならないのだろうか。
そんな悩みを抱えていたある日、澄み切った夏の青空の下で出会ったのが、シューだった。
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