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( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
1
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/04/22(土) 22:26:58 ID:V1JPaZRY0
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
前スレ:( ´_ゝ`)/こちら流石探偵事務所\(´<_` )
1:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1638101622/
2:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1648136222/
3:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1658664818/
4:
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1670762953/
811
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:31:41 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「敵がそれを信じていると仮定すると、連中の行動は」
(´<_` )「満月かつ時化の夜、増田さん――いや、武田さんか。を伴って本殿を襲撃」
( ´_ゝ`)「あるいは、先に本殿を襲撃して確保する可能性もある」
(´<_` )「そっちの方が合理的だな、奇襲性もあり巫女の安全も確保できる、更には万が一の場合に出直すことも可能」
(’T’)「満月かつ時化。やはりそう思われますか?」
( ´_ゝ`)「あくまで推測だけどな」
(’T’)「私もその可能性を考えていましたが、小川さんが読み解いた部分に記載がありました」
(´<_` )「なるほど」
( ´_ゝ`)「それはでかいな。明日時化てれば検証したいところだ」
(’T’)「いや、時化の夜に海に出るのは何というか、聊か……」
( ´_ゝ`)「それは完全にその通りなんだよなぁ……」
(´<_` )「風属性得意そうな雨霧さんがいれば安心できるんだがな」
812
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:32:14 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「ま、無い物強請りしてもしゃあない。風天の札があればお守り程度にはなるだろ」
(´<_` )「余程の大しけじゃなきゃ何とかなりそうではある」
(’T’)「え、まさか本当に偵察する気ですか?」
( ´_ゝ`)「いや、この状況で偵察しないとかありえなくね?」
(´<_` )「同感です。そもそも今この瞬間襲撃されてもおかしくない状況なんですが、駐留部隊はいないんですか?」
(;’T’)「一応、うみねこの家の跡地に詰めてはいますが……」
( ´_ゝ`)「あ、よかった。一応それくらいはしてるのね」
(´<_` )「よくねえよ。悪いことは言いません、本殿に配置し直すべきかと。
奴らが本気で襲撃して来たとして、駐留部隊が駆け付けるまで足止めできる自信がありますか?」
(;’T’)「……仰る通りですね」
( ´_ゝ`)「こっちの特課ってその辺考える人いないの?」
(;’T’)「残念ながら、あまり……」
(´<_` )「なんという……」
813
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:32:48 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「そら守りの要の千手神社を乗っ取られもするわ」
(;’T’)「返す言葉もありません……」
(´<_` )「……まあ、オカルト面ってだけでレアな関係上。更にそういった能力があるのはSSRなのはわかる」
( ´_ゝ`)「人口少ないと更に倍率ドンってわけだな。事ここに至ってはオカルト面外から引き込むくらいのことは必要だ」
(´<_` )「それこそ町長とか盛岡さんとか片足突っ込んでんだから知恵を借りるべき」
( ´_ゝ`)「片足とか羨ましいな。最早両足長靴でも駄目でウェーダーが必要」
(´<_` )「ウエットスーツの間違いじゃないか?」
( ´_ゝ`)「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
(;’T’)「えー……とりあえず上には上げてみます」
( ´_ゝ`)「是非そうして」
(´<_` )「出世競争に敗れた官僚とか連れてくるだけでも大分違うと思いますよ……」
814
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:33:23 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「他に有用そうな情報は?」
(’T’)「まだ詳細を聞いたわけではないので」
(´<_` )「では、小川さんの休憩終わったら詳細伺いましょうか」
( ´_ゝ`)「だな」
(´<_` )「……ってかもうこんな時間か」
( ´_ゝ`)「なんか腹減ってきたな」
(’T’)「今日はここまでにしときますか?」
(´<_` )「そうですね」
( ´_ゝ`)「小川さん呼んで飯でも行くか」
「ごめんくださーい」
(’T’)「ん?」
815
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:33:57 ID:pZsT8WA60
(´・_ゝ・`)「やあどうも」
(’T’)「あれ、盛岡さん?」
( ´_ゝ`)「む、もしかして」
(´・_ゝ・`)「差し入れ持ってきました」
(’T’)「え、本当ですか? わざわざすみません」
( ´_ゝ`)「まだ作業中かってメッセージ来たから何かと思ったけどそういう」
(´<_` )「ありがとうございます」
(´・_ゝ・`)「給湯室借りていいですか? 温めた方がおいしいと思うので」
(’T’)「あ、いえ、私やりますよ」
(´・_ゝ・`)「まあまあ、お疲れでしょうし」
(’T’)「いえいえ、そういうわけには」
( ´_ゝ`)「盛岡さん料理できないって豪語してたけど大丈夫?」
(´・_ゝ・`)「温めるだけだし」
(´<_` )「温め方にも色々ありますけど」
(´・_ゝ・`)「えっ?」
816
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:34:31 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「今の"えっ?"で到底任せられないということがわかった」
(´<_` )「円谷さん、すみませんがお願いします」
(’T’)「あっ、はい」
(´・_ゝ・`)「えぇ……」
( ´_ゝ`)「たぶん布川さんの料理っしょ? 台無しになったら最悪だし」
(´<_` )「ていうか盛岡さん、普段どういう食生活してるんです?」
(´・_ゝ・`)「基本はレトルトか貰いものだね」
( ´_ゝ`)「あー、結構色々貰えちゃう感じ?」
(´<_` )「そうか、田舎だとそれがあったな」
(´・_ゝ・`)「少しくらい自炊した方がいいかなーとは思うんだけどね」
(’T’)「あれ? 盛岡さんご結婚されてましたよね?」
(´・_ゝ・`)「ん? ああ、二人ともマイペースなので自分のことは自分でが基本なんですよ、財布も別々だし」
( ´_ゝ`)「えっ、盛岡さん結婚してたん?」
(´<_` )(意外だ……今まで全くそういう話も出なかったし)
817
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:35:05 ID:pZsT8WA60
(´・_ゝ・`)「世間一般の夫婦とはだいぶかけ離れてるとは思うけどね」
( ´_ゝ`)「盛岡さんらしいっちゃらしい」
(’T’)「色々な夫婦関係がありますよね……うちなんかは家内に任せきりで申し訳ないです」
( ´_ゝ`)「円谷さんの場合、下手に家事にかまけて労災とかなったら目も当てられないしな……」
(´<_` )「しっかり役割分担するのも一つの在り方だと思います」
(´・_ゝ・`)「結婚当初はむしろ周りがそうしろって煩くて困ったよ、子供作れは未だに言われるけど」
( ´_ゝ`)「田舎あるあるなやつ」
(´<_` )「あ、お子さんはいないんですね」
(´・_ゝ・`)「僕らに子育てとか絶対無理。じゃあ何で結婚したんだってよく言われるけど外野は黙ってろって感じ」
(’T’)「そうですね、家のことを他人にとやかく言われる筋合いはないです」
( ´_ゝ`)「人には人の事情ってもんがあるからな」
(´<_` )「とやかく言うとしたら明らかな虐待くらいか」
(´・_ゝ・`)「あー……それは流石にとやかく言うかも」
818
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:35:39 ID:pZsT8WA60
88 @-@)「おや?」
(´・_ゝ・`)「あ、小川さん」
(’T’)「呼びに行く前にいらっしゃっちゃいましたね。盛岡さんが差し入れを下さったんですが頂きますか?」
88 @-@)「あらまあ、それはどうもありがとうね」
(´・_ゝ・`)「いえいえ」
(’T’)「それじゃあ温めてくるので少しお待ちください」
(´<_` )「あ、俺も手伝います」
(’T’)「いえ、大丈夫です」
( ´_ゝ`)「本当? さっき家事は任せっきりって言ってなかったっけ?」
(’T’)「ええと……別に問題ないとは思いますが、そう仰るなら」
―――。
819
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:36:12 ID:pZsT8WA60
,r'^⌒^こX^ヽ.
,j'::. . . . . :x こ,)..
,イ:. . . . . . . . .,; .y ,)..
,r'^Y⌒^こX^,x,::::::: : : : : : : : ::x :,ノ,)
.j^',.イ ,.イ ⌒i;::: : : : : : : ::: , . . )( ,)
,r';: . . . . . . . .:: ; y ;';㍊㍊㍊㍊: :X (.),.
j'.: : : : : : . . . . .:::Y, ツ ,㍊㍊㍊㍊::::::, ,イ.
,イ^::::: : : : : : : : . . . . ..:::: ; .㍊㍊㍊㍊::::::X : .;)
Y:::::㍍㎞㎜mmm;,, .:::::::.x ,イ .;㍊㍊㍊㍊:::::::::::,j'
r'::::::㌶㌶㌶㌶㌶㌶:::. : :::X,.) ;㍊㍊㍊㍊;,.: ,ノ゙
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| \: : } }_) ):∧ 乂_人_/ 〉______/|/¨¨¨}____.:/ |
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ト イ
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820
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:36:46 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「うおーおにぎりにアラ汁! 最高だな」
(´<_` )「ズズ...はぁ〜……めっちゃ良い出汁出てる」
( ´_ゝ`)「どれ、おにぎりも……うん、うまい」
(´<_` )「コメうめぇー。具のおかか昆布もアラ汁とぶつからなくていい」
(’T’)「うわ、アラ汁おいしいですね」
88 @-@)「うんうん、やっぱり圭介ちゃんの料理はおいしいね」
( ´_ゝ`)「あー染みる」
(´<_` )「交互に食べると最高だな。止まらねえ」
(’T’)「ズズ...はぁー……」
( ´_ゝ`)「月並みだけど日本人でよかったって感じ」
(´<_` )「それな」
88 @-@)「だねぇ。ズズ...」
(’T’)「落ち着きますね……」
821
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:37:20 ID:pZsT8WA60
(´・_ゝ・`)「それで、調子はどんな感じ?」
( ´_ゝ`)「まあまあってとこだな」
(´<_` )「そうだ、小川さん。あの本はどういったことが書いてありました?」
88 @-@)「ん、まだ読み途中だけどね。浮鮫について色々と書かれているね」
( ´_ゝ`)「ふむ」
88 @-@)「浮鮫っていうのは空を飛ぶ鮫だと思ってたんだけどね。どうも違ったみたいだよ」
(´<_` )「え、そうなんですか?」
88 @-@)「二足歩行する鮫、ってことみたいだね。浜から上がってくる姿がまるで浮き上がったかのようだったとか」
( ´_ゝ`)「なるほど。前町長の姿から想像するに、夜中ならまさしくそんな感じになりそうだ」
(´・_ゝ・`)「……あれが大挙して上陸してくる様を想像すると恐ろしいね」
(´<_` )「確かに……それを何とかした千手様の力は凄いですね」
(’T’)「そうですね……」
822
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:37:53 ID:pZsT8WA60
( ´_ゝ`)「その、浮鮫の本拠地というか、どこから来ているのかについては?」
88 @-@)「ああ、もちろんあったよ」
(´<_` )「それは、やはり沖合の岩礁ですか?」
88 @-@)「そうだね、探しても見つからない幻の岩礁。それは満月の夜、時化とともに現れる」
(’T’)「やはり……!」
88 @-@)「そしてそれこそが、浮鮫の住まう幻の海・幻の島への玄関口」
( ´_ゝ`)「……やはり、そうなるか」
(´<_` )「異界なのか転移なのかは確定できないが、空間を隔てているのは間違いなさそうだ」
(’T’)「むぅ……」
88 @-@)「……その島の古い名前、安堵ちゃんから一度聞いた覚えがある名前だったよ」
( ´_ゝ`)「何だと……!?」
(´<_` )「安堵さんというと、雨霧さんの……?」
(’T’)「その、島というのは?」
88 @-@)「かつて語られた、その島の名は――」
823
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:38:27 ID:pZsT8WA60
88 @-@)「――鮫島」
Case12「海色の声」
Day3「鮫島」
To be continued...
824
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/16(月) 22:39:00 ID:pZsT8WA60
今回はここまで
825
:
名無しさん
:2023/10/17(火) 00:04:49 ID:Ke.LxWaE0
乙!!
826
:
名無しさん
:2023/10/17(火) 10:53:04 ID:WDDEETdE0
乙乙
>(’T’)「1000匹の魚や海老を供えます」
海鮮パーティなら呼んでくれ
827
:
名無しさん
:2023/10/17(火) 21:20:34 ID:rhiqMLVM0
乙!
828
:
名無しさん
:2023/10/18(水) 01:05:05 ID:w40aqFMU0
乙!
それにしても鮫島…鮫島事件か…。
829
:
名無しさん
:2023/10/18(水) 08:26:20 ID:yuddsbYQ0
乙
う わ あ あ あ(千手書き文字)
令和の世に鮫島事件が練り歩いてる〜!!
830
:
名無しさん
:2023/10/19(木) 19:15:55 ID:yrGQy.5M0
乙!
鮫島と言うとあの事件の...
おっと誰か来たようだ
831
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/30(月) 00:40:55 ID:PerqJMD.0
>>825
,827
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
>>826
リ゚▽゚ リ<l「うちも呼んでほしい」
>>828
( □ー□)「いやな事件だったね」
>>829
( ´∀`)「懐かしいモナ」
>>830
マス ゚ o ゚)ミ「おし、連れてけ」
832
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/10/30(月) 00:41:28 ID:PerqJMD.0
リ゚▽゚ リ<l「進捗80%くらい」
833
:
名無しさん
:2023/10/30(月) 08:06:34 ID:XKNpDl4k0
おう
834
:
名無しさん
:2023/11/11(土) 07:46:48 ID:uB5WffPQ0
まってるぞ〜
835
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:23:22 ID:DjJ/02ig0
>>833-834
リ゚▽゚ リ<l「すまん待たせた」
836
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:24:10 ID:DjJ/02ig0
前回のあらすじ
・そうだね、探しても見つからない幻の岩礁。それは満月の夜、時化とともに現れる
・そしてそれこそが、浮鮫の住まう幻の海・幻の島への玄関口
・――鮫島
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
837
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:24:43 ID:DjJ/02ig0
Case12-Day4A
::::::::::::::::::::::::::::.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . . . . . . . . . . 。 . . .
::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . . . _,. -―- .,_ . ゚. . . ゚ . + .. .
::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.. .. . . . ,. ' .,,,::::;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::..` 、 . + . . .
::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . . ,. '゙;:::::"''''' ::::: ::::..."'':::::''::''::;;;: ` .、 . . . ゚ . . .
:::::.:.:.:.:.:.:.:.: . . . . , ':::::::::'' ,;;;;;;;;;;;:::::::::::::. ;;;;;;;::;,. .ヽ ゚ 。
::.:.:.:.:.:.:. . . . . ,.':::::::::;;;::::;;:::;;;;;;;;:::::::::::::::::::..,;;;:::::::::;;:";;. ヽ . . . . ゚ .
:.:.:.:.:.: . . . ,.';::::::::::.:.:.:.::..;;;;;;;;;;:::::::.:.:.:.:::.:.:;;;:;:;;::;;:::::::. ,. . '., . . * . 。
:.:.. . . . /;;;;;;;;;;;:;:;::;;;:;:;::::;:;:;::::::::::::''",,..,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:::::,,. .;;;;;;;,. ', 。 ゚ . . . .
:.:. . . ,'::;;;;;;;;;;;;;:: : ;:;:;::;::.:::::::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:: ";;;;;' ', . . 。 ゚ .
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丶 ;;. '',. / . . .
\ ::,. ,. ' ゚ + .
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゙ 、 ,,,,,,_____,,,,... ''"
838
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:25:17 ID:DjJ/02ig0
( ´_ゝ`)「雨霧さんが重傷とはな……」
(´<_` )「たった二人で拠点半壊させたってんだから流石ではあるが、うむ」
( ´_ゝ`)「特課が残党とやり合ってるって話だから、こっちが手薄そうなのは救いだな」
(´<_` )「とはいえマスターも雨霧さんも抜きでスニーキングはな。バレた瞬間に死ぬ気しかしねぇ」
( ´_ゝ`)「だから助っ人呼んだんじゃん」
(´<_` )「……本当にやるのか? 俺らがそこまでする義理はマジでないと思うんだが」
( ´_ゝ`)「だってどんだけ大事になるかもわからんし。気づいたら日本沈没とか御免だぞ俺は」
(´<_` )「いくら千手様が強大な力を持つったって、そこまでは――」
( ´_ゝ`)「奴らの目的が千手様をそのまま大暴れさせるだけってんなら、な」
(´<_` )「む……?」
( ´_ゝ`)「神を生贄に儀式でもされてみろ、何が起こるかわかったもんじゃない」
(´<_`;)「そ、それは……確かにどうなっちまうのか恐ろしいが」
( ´_ゝ`)「無論、危険が危ない状況になれば逃げる。そのための助っ人だ」
839
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:25:50 ID:DjJ/02ig0
(´<_` )「だが、俺は――」
( ´_ゝ`)「噂をすれば、来たみたいだぞ」
<(' _'<人ノ三「累次くん!」
(´<_` )「美和ちゃん……!」
爪゚ー゚)「やあ、来たよ」
( ´_ゝ`)「おう、助かる」
<(' _'<人ノ「会いたかったです!」
(´<_`;)「あ、ああ。それは俺もだけど……」
爪゚ー゚)「ははは、すっかり出来上がってるなあ」
( ´_ゝ`)「な。お熱いねぇ」
840
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:26:23 ID:DjJ/02ig0
(´<_`;)「茶化すな。やっぱり俺は、美和ちゃんをこんなことに巻き込むのは――」
<(' _'<人ノ「駄目です、一人で危ないことをしないでください。真理男くん、教えてくれてありがとうございます」
( ´_ゝ`)「教えないと末代まで祟られそうだし」
爪゚ー゚)「何なら後追いそうだよね、美和だし」
<(' _'<人ノ「私の与り知らぬところで、なんて考えたくもありません。そんなことになるくらいなら一緒に死にます!」
爪゚ー゚)「じつに重い」
( ´_ゝ`)「何が美和ちゃんをそこまでさせるのか」
爪゚ー゚)「僕が思わず"すんっ..."ってなっちゃうくらいには正気を失ってるよね」
( ´_ゝ`)「おっ、なら一生狂ってて欲しい」
爪゚ー゚)「えぇ……」
<(' _'<人ノ「失礼な、私は正気です!」
( ´_ゝ`)ノシ「いやいやいや」
爪゚ー゚)ノシ「そんなそんな」
841
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:26:57 ID:DjJ/02ig0
(´<_` )「……ふう。言っても聞かなそうだし仕方ない。いざという時は兄者を盾にするんだ」
<(' _'<人ノ「はい!」
( ´_ゝ`)「はいじゃないが」
爪゚ー゚)「まあまあ、いいじゃないか。このパーティー、どう考えてもメイン盾は君だろ?」
( ´_ゝ`)「見せてやんよ、黄金の鉄の塊の夢ってやつを」
(´<_` )「マジで頼りにしてる」
<(' _'<人ノ「そうですね、真理男くんは強いですから!」
爪゚ー゚)「すごいなー憧れちゃうなー」
( ´_ゝ`)「それほどでもない」
(´<_` )「ええい、気の抜けるやり取りをするんじゃない」
爪゚ー゚)「緊張をほぐしていると言って欲しいものだね」
( ´_ゝ`)「謙虚にも緊張をほぐしていると言った」
(´<_` )「何なんだよそのノリ」
842
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:27:30 ID:DjJ/02ig0
( ´_ゝ`)「とまあ冗談はこれくらいにして。役者が揃ったところで自己紹介と行こうか」
(´・_ゝ・`)「全然着いていけなかったから助かるよ」
<(' _'<人ノ「あっ! す、すみません。初めまして、祈念流師範代・高崎美和と申します」
爪゚ー゚)「やあ、僕は地流椎菜。これでも警官の端くれさ」
(´・_ゝ・`)「ここの宿をやってる盛岡です、よろしく」
( ´_ゝ`)「次期町長でもある」
(´・_ゝ・`)「いやいや、町長が勝手に言ってるだけだから」
( ´_ゝ`)「ほんとお??」
(´<_` )「町の人の間では規定事項って感じですけど」
爪゚ー゚)「へぇ、大したものだね」
( ´_ゝ`)「美和ちゃんは伊佐神社の権禰宜であり、暫定跡取りでもある」
(´・_ゝ・`)「えっ、凄い。神道は男性じゃないと駄目みたいなところあるのに。千手神社は千手の巫女が強いからそんなこともないけど」
爪゚ー゚)「まあ、伊佐は男系継承ではなく家伝だからね。男児が生まれなかった場合そういうこともあると聞くよ」
( ´_ゝ`)「へぇー」
843
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:28:04 ID:DjJ/02ig0
( ´_ゝ`)「ちなみに地流さんは群馬県警オカルト係」
(´・_ゝ・`)「え、オカルト係って……特課の方?」
( ´_ゝ`)「……そういや所属はどうなってんだっけ?」
爪゚ー゚)「正式には群馬県警だよ。ただまあどっちにも顔出してるからよくわかんない状態だね」
(´<_` )「そんなことになってたんですね」
爪゚ー゚)「もうすっかり魔術師だし、色々と便利使いされてるよ」
<(' _'<人ノ「好き勝手に首を突っ込んでるの間違いでは?」
( ´_ゝ`)「それな」
爪゚ー゚)「……ほどほどにはしてるよ、うん」
<(' _'<人ノ「本当に好き勝手してるので皆さん頭を抱えてますよ、ちゃんと成果は出すから扱いに困るって」
(´<_` )「あー」
( ´_ゝ`)「地流さんらしすぎて笑う」
爪゚ー゚)「ふふふ」
844
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:28:37 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「それで、この後の段取りだけど」
( ´_ゝ`)「ああ。まず、神社の方は円谷さんと特課が詰めてる」
爪゚ー゚)「……こっちの特課はあんまり頼りにならないような話を聞いた覚えがあるけど、大丈夫なのかい?」
(´<_` )「兄者の見立てでは、戦力面では問題ないだろうと」
<(' _'<人ノ「真理男くんの見立てなら問題なさそうですね」
( ´_ゝ`)「みんな思ったより腕利きな感じだった。神社には結界も色々あるしな、防衛戦力としては十分だろう」
(´・_ゝ・`)「で、僕らはこれから海に出ると」
(´<_` )「はい。盛岡さんに操縦して貰うのはちょっとあれですが、無暗に広めていい話でもないので」
(´・_ゝ・`)「まあ仕方ないね。自分が操縦するって息まいてた町長を説得するのは骨が折れたよ」
( ´_ゝ`)「町長連れてくのは流石にリスキーすぎるからな……」
爪゚ー゚)「なかなか熱い町長さんじゃないか」
(´<_` )「筋金入りの海の男ですからね」
845
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:29:12 ID:DjJ/02ig0
<(' _'<人ノ「改めて聞いておきたいんですが、目的は?」
( ´_ゝ`)「あくまで偵察だ。鮫島の正確な位置と行き方が正しいかの確認」
(´<_` )「可能なら上陸して島の状況も見たいが、少しリスクが高い」
(´・_ゝ・`)「ある程度の状況がわかったら、特課に伝えて対応を取って貰う」
爪゚ー゚)「ふむ。上陸するかの判断基準は?」
( ´_ゝ`)「まずは見張りがいるかどうかだな。古文書に書かれていた話では、島周辺については見張りと呼べるような存在はいない可能性が高い」
(´<_` )「奴らも好き好んで時化の夜に海に出たりはしないってことだな」
<(' _'<人ノ「……あくまでその時しか道が繋がらないから襲撃の際には出てきていた、ということですか」
( ´_ゝ`)「その理解であってるはず。まあ、漁師が岩礁で目撃してるのもあるし全くいないってわけでもないだろうが」
(´・_ゝ・`)「不意の遭遇はちょっと遠慮したいね……」
爪゚ー゚)「索敵や隠形の魔術は得意だから安心して欲しい」
(´<_` )「頼もしいです」
( ´_ゝ`)「いつも仕事モードでいてくれりゃな……」
846
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:29:45 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「もう一つは海の状況だね。もう無理だと思ったら引き返すよ」
( ´_ゝ`)「ああ、それでいい」
爪゚ー゚)「海の藻屑は御免だからね」
<(' _'<人ノ「敵と遭遇した場合は状況次第ですか?」
(´<_` )「基本は逃げだな。倒した方が安全そうなら倒す感じで」
( ´_ゝ`)「その辺は俺が判断するつもりだけど問題ない?」
<(' _'<人ノ「構いません、口出しはしますが」
( ´_ゝ`)「それはそうしてくれ、何か見落としてることとかもあるだろうし」
爪゚ー゚)「判断が割れるような話では素直に従ってくれ、ってとこかい」
( ´_ゝ`)「その通り」
(´<_` )「まあ集団行動の基本だな」
(´・_ゝ・`)「……一つ、思ったことがあるんだけど」
( ´_ゝ`)「ん?」
847
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:30:19 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「敵ではない誰かと遭遇、なんて状況はあり得るかな?」
( ´_ゝ`)「むっ?」
<(' _'<人ノ「それは考えづらいのでは? 特課の方は神社に詰めるのですよね?」
(´<_` )「ああ。だから人型の存在は基本敵のはず」
爪゚ー゚)「いや、そう言い切ってしまって良いものかな? 遭難した漁師が辿り着いたこともあるんだろう?」
( ´_ゝ`)「んー……基本は敵だと仮定して対応すべき、だろうな。
ただ、相手が人間だったら先制攻撃とかは躊躇われるのも確か」
(´<_` )「ま、どのみち基本は逃げだから大きな影響はないだろう」
(´・_ゝ・`)「ふむ……そうだね」
( ´_ゝ`)(あるかも、とは思っとくべきだろうな。実際あった場合の判断が鈍る)
(´<_` )(もし、本当に巻き込まれた人がいて危機に陥ってるような場合……見捨てられるのか? 美和ちゃん)
<(' _'<人ノ「……」
( ´_ゝ`)(あ、これ駄目だな。いざとなったら3人がかりで止めにゃならんな)
848
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:30:52 ID:DjJ/02ig0
爪゚ー゚)「美和」
<(' _'<人ノ「はい?」
爪゚ー゚)「大事なことを再確認するよ。見知らぬ誰かの危機と、彼氏クンの身の安全。どっちを優先する?」
<(' _';<人ノ「そ、それは……!」
( ´_ゝ`)(それ言っちゃうかぁ)
(´<_` )「いや、俺なんかより自分の身の安全を優先してくれ」
( ´_ゝ`)「おい愚弟」
(´<_` )「ん?」
( ´_ゝ`)「ふぅん、相変わらず地味に愚かしいな、地味な方の弟よ」
(´<_` )「急に姉者のモノマネしてどうした? 気でも振れたか?」
爪゚ー゚)「はぁー……ないわー」
(´<_` )「ですよね」
爪゚ー゚)「いや君のこと言ってるんだけど」
(´<_` )「えっ?」
849
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:31:25 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「確かにないですね」
( ´_ゝ`)「限りなく、ない」
┓爪゚ー゚)┏「やれやれ、高崎美和クイズ30点だよそれじゃ」
<(' _';<人ノ「ちょっと、高崎美和クイズって何ですか!?」
( ´_ゝ`)「地流さん、直撃頼むわ」
爪゚ー゚)「やれやれ」
(´<_` )「一体何だって――」
爪゚ー゚)"嘘でも良いから「俺が守る」くらい言えないのかい君は?"
(´<_`;)「っ!?」
( ´_ゝ`)(驚いとる驚いとる)
爪゚ー゚)"若しくは「すまんが守ってくれ」でもいいけどさ。美和の性格考えたら最悪だよ最悪"
(´<_`;)「……」
爪゚ー゚)"もっとよく美和のことを見て、感じて、考えておくれよ? うかうかしてると……君の彼女、食べちゃうゾ?"
(´<_`;)「なっ……!?」
爪゚ー゚)b"以上、通信終わり!"
850
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:31:59 ID:DjJ/02ig0
( ´_ゝ`)b
爪゚ー゚)b
<(' _'<人ノ「累次くん。私はそんなに頼りないですか?」
(´<_` )「えっ? ……いや、そんなことはない」
<(' _'<人ノ「私があなたを守ります。それじゃあ不満ですか?」
爪゚ー゚)「不満などあるわけがない、そうだろう?」
(´<_`;)「あ、ああ……」
( ´_ゝ`)「30点」
爪゚ー゚)「しっかりしてくれよ弟君」
(´<_`;)「いや、どうしろと……」
<(' _'<人ノ「私に守られてください。いえ、守らせてください」
爪゚ー゚)"くっ!? 「守護らせてください」に脳内変換されたよ!"
( ´_ゝ`)"すげーわかるがうるせえ誰が本部以蔵じゃ"
851
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:32:32 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「……それで。後重要なのは」
( ´_ゝ`)「変装だな。資材は昼間のうちに集めといた」
(´<_` )「ちなみに何に変装する気なんだ?」
( ´_ゝ`)「竜宮会の祭司と従者、更に浮鮫」
(´・_ゝ・`)「バラエティ豊富だね」
( ´_ゝ`)「前衛の俺と美和ちゃんが浮鮫、後衛の弟者と地流さんが祭司、運転手の盛岡さんが従者」
(´<_` )「……浮鮫はいくら兄者の変装の腕でも絶対にバレると思うんだが」
爪゚ー゚)「僕が認識疎外の魔術を掛けるよ。そういうことだろう?」
( ´_ゝ`)「うむ。それでも駄目そうなら摩利支天の札で幻術も加える」
(´<_` )「なるほどな、それならある程度いけそうだ」
<(' _'<人ノ「相手が違和感を覚えている間に逃げる、そういうことですね」
( ´_ゝ`)「可能ならそれが一番。でも海上じゃ逃げ切れるか怪しいな」
爪゚ー゚)「相手が少数なら、戸惑ってる隙に殲滅の方が無難かもしれないね……」
852
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:33:05 ID:DjJ/02ig0
* + 巛 ヽ ,r' 巛 + *
〒 ! ! 〒 イヤッッホォォォオオォオウ!
+ 。 | | | | 。 +
* + / / ヽ .ヽ + *
/ / ヽ ヽ
(´<_` / / + + ゙i ゙i ´_ゝ`)
,- f f -.
/ ュヘ | * * | ヘュヽ
〈_} ) | | ( {_〉
/ ! + + ! ヽ
./ ,ヘ | | ヘ, ヽ.
ガタン ||| j / | | ||| ||| | | ゙i j ||| くガタン
――――――――――――――――――――――
d(´<_` )「いや流石だな、兄者。どう見ても怪しいカルトの僧侶だ」
ヽ. ''';;;:O`'b「だろう? 荒巻さんに送って貰った写真とか参考にしてみた」
爪゚ー゚)「いやそれより凄いねその……着ぐるみ?」
ヽ. ''';;;:O`'「結構リアルですよね……」
(´・_ゝ・`)「明るいとこじゃなきゃバッと見わかんないね」
ヽ. ''';;;:O`'「明るいとこだと全然だが、間に合わせの割には悪くないっしょ」
爪゚ー゚)「いや、大したもんだよ本当。これなら行けそうだね」
853
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:33:38 ID:DjJ/02ig0
【漁港】
ー─── --- .....,,,,
,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..:'´,..::´´``丶、
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田 田田 田田 ||「」 「」 「」l|l─────┴‐ \\-─  ̄_ -=ニ二三三三 l ̄ ̄ |丁二二二二匕ィァ…| ̄..|
| ̄ ̄ ̄| ..|| ____l|二二二二二二二二二|-=ニニ二二三三三三三三三|____|‐|┴┴┴┴┴//丁 ̄|
 ̄ ̄ ̄ ̄二二二ニ=-..|l。o≦____斗rf .| | || || l|. l| ∩ XXXXXXX| ̄ ̄|^\fzzzzzzュ二二二二二二二二二二
 ̄ ̄ ̄ ̄| ||三||三||;;;||;;;||;;l||;;;|;;|..│ |/⌒||-┴┘| | /‐‐‐‐/{二|二二廴___\二入斗rヤ¨¨ ̄ /´´´´´´´´´
| ||三||三||;;;||;;;||__||_ノノ‐┴ノXX八 厂 ̄|‐‐‐/ ̄ ̄丁 ̄\ ‐─斗ャヤて/ / {:.:.:.:...... 〜
|厂 ̄7T'''7__||三||三廴匸コl‐┐___ _,.斗弌 ̄ ̄ ̄|--' ̄ ̄ ̄|斗t≦ / / /────':.:.:.... 〜〜
二二二二|三三|-r彡 .l |XXXミx‐┘ 斗t≦ >匕  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ {-----' ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:....
x^x^x^Y=- ¨´ |___|XXXX>< >''“´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〜〜〜 ~~~ 〜〜 〜
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854
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:34:13 ID:DjJ/02ig0
( '>')「来たか。船の準備はできてるぜ」
(´・_ゝ・`)「ありがとうございます。……思ったより荒れてますね」
( '>')「だな。十分気をつけろよ? 本当は俺が操縦したかったんだが」
ヽ. ''';;;:O`'「それはやめて」
(;'>')「うおっ!? なんだ、特殊メイクってやつか? すげーな」
爪゚ー゚)「ドーモ、町長=サン。群馬県警の地流です」
ヽ. ''';;;:O`'「こんな姿で失礼します。祈念流師範代、高崎です」
(;'>')「お、おう、町長の岩渕だ。その恰好で女の声ってのは違和感が凄いな」
ヽ. ''';;;:O`'「おし、早速だが乗り込むぞ」
爪゚ー゚)ノ「のりこめー」
ヽ. ''';;;:O`'「わぁい^^」
(´<_` )「何なんだそのテンション……」
855
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:34:46 ID:DjJ/02ig0
l=ニ二三γ了三ニ=l , ', ' ,'| ::| ', ' ,
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856
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:35:19 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「山頂の位置を参考に、ここから真っすぐ北東……うん、これでいいはず」
ヽ. ''';;;:O`'「うん、こ」
(´<_` )「は??????」
爪゚ー゚)「今、何て?」
ヽ. ''';;;:O`'「決してふざけて言ってるわけじゃないぞ。……ごめん、腹痛い」
爪゚ー゚)「えぇ……」
(´<_` )「どうして出航前に済ませておかなかったんだ……」
ヽ. ''';;;:O`'「……引き返します?」
ヽ. ''';;;:O`'「いや、問題ない。一遍出しちまえば」
(´<_` )「出しちまえばって……この船トイレなんかないぞ?」
(´・_ゝ・`)「……やるなら船の縁からやるしかないね」
ヽ. ''';;;:O`'「よっしゃ、いっちょやってくる」
爪゚ー゚)「ゆっくりぶりぶりしておいでー」
(´<_` )「はぁ……絶対落ちるなよ?」
857
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:36:06 ID:DjJ/02ig0
□□□□□□□□□□□□□□□□□
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□□□□□□□□■■■□□□□□□
□□□□□□□□□□■■■□□□□
□□□□□□□□□□□□□□□□□ぇたあ(CV.大山のぶ代)
858
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:36:59 ID:DjJ/02ig0
(´<_` )「全く、緊張感のない……」
ヽ. ''';;;:O`'「いやーすまんすまん」
爪゚ー゚)「まあ、良い感じで緊張がほぐれたんじゃないかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「良い感じ……ではないと思いますけど」
(´・_ゝ・`)「最悪なほぐれ方だね正直」
ヽ. ''';;;:O`'「そうか?」
(´<_` )「そうだ」
爪゚ー゚)「つかぬことを聞くけど、ちゃんと拭いた?」
ヽ. ''';;;:O`'「拭いたし、なんなら魔術式ウォシュレットも」
(´<_` )「そんなことで魔術使うとかもうね」
ヽ. ''';;;:O`'「しゃあないだろケツが気持ち悪いままじゃデバフ食う」
爪゚ー゚)「最悪のデバフだね……」
(´・_ゝ・`)「……あっ! あれは……!」
859
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:37:32 ID:DjJ/02ig0
【岩礁】
_,.. --―==´ ̄ ̄\
__,,<  ̄ ̄ ,,<  ̄>、
,,< \  ̄  ̄ / /
,,´ /  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄\// .!
/  ̄ ー -:.._ _ __ _/∨l∧ヘ| / ̄
,.ィヽ ,,<__ - __,,<三二 ̄/ /.∧∧/ l
i|: | ,.ィ´ - __ ,,< / ! /_/ `¨ /\
!∧ ,,< / ∧ _ _ < ̄´ /! ∧
!  ̄\ ,.ィ  ̄ ̄/ `ヽ _l ,イ / _ .\ / >_
戈 ∧. ,.< ̄ /  ̄ ̄ ̄ /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧ / // l
 ̄\ \_ ___ .∧ ,, ´ ,, ´ ̄\l.∨ / / / / .:∧/ :! .l
,. _,. l,...,..,.∧,..,..,∧:ー:/ \ / /∨ /\_ __ / /__,..__ ___ / / / | .:l
゙¨ ゚ - ー _ /  ̄  ̄ ̄ ̄ __./,/ ,' l / \/ _ ― - ゚ヾ/ /∨ ..:| /
ー= 、 ー _ /\ ,,< / ∧ / / ― _ `゚Y.-< ./ .!
/ \__  ̄ ̄ ̄ ――― .r' ∨∧ / \ /ー / ー _ - 戈_∧/,_.,..._,.../,..,_,..
ー === -,;/\ __ 弋 ∨ / ./ / 、_ _ _ / ̄
/ >―― - 、 ―― _ -  ̄ ̄∧ ./ ∧ .:∨ >=― - __  ̄ ∧_/
.< / > 、 ―― __ \ / .:\/ ー ― 、 _ _ ― / ̄/
三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/ - ― ー / /
` ー __ 不 ヽ ー戈 > 、 > 、 `戈  ̄ >-―=== ー 、_ / ∧ /
 ̄ _ - _ ヽ、 ー ヾ `< -==≡==≦三 ≧== ―-- 、 '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、 -==≡≦ ≧=- 、  ̄  ̄ ヽ 、 ヽ、_ >=-―- ー 、 `ー - __
戈_ -== ー 、 _, -― - 、_ 弌≧= ー-― ー 、  ̄ ー- -――― - 、_ __
三≧=―- 、_ _  ̄ > 、 `ヽ `ー 、 _ ―- 、__  ̄ `ー- - 、__
860
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:38:06 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「あれが岩礁か……!」
(;´・_ゝ・`)「うわぁ……本当にあった。こんなところにあんなものなかったはずなのに」
(´<_` )「思ったより近いな」
ヽ. ''';;;:O`'「ですね。こんな近くにそのような危険な場所が……」
爪゚ー゚)「……見たとこ敵がいたりはしないようだね」
ヽ. ''';;;:O`'「っていうかマジでただの岩礁だな。何があるってわけでもない」
(´・_ゝ・`)「っと、近づきすぎないように気を付けないと」
ヽ. ''';;;:O`'「岩礁の奥に島影が見えるが、他にもないか探して――っ!」
(´<_` )「どうした?」
ヽ. ''';;;:O`'「周りを見渡してみろ」
爪゚ー゚)「ふむ――なっ!?」
(´・_ゝ・`)「何が――えっ!?」
(´<_`;)「……なるほど、な」
ヽ. ''';;;:O`'「……陸の灯りが、ない?」
861
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:38:45 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「さっきまで見えてたはずだよな……」
(;´・_ゝ・`)「ああ、そうだね」
(´<_`;)「やはり、ここは別空間だということか」
爪;゚ー゚)「……本当に戻れるのか、ちょっと不安になるね」
ヽ. ''';;;:O`'「一旦、戻って確かめてみるというのは? 退路の確保は重要です」
(;´・_ゝ・`)「そ、そうだね。皆、それでいいかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「ああ、そうしてくれ」
爪;゚ー゚)「あ、ちょっと待って。魔術的なマーカーだけ打っとくから」
ヽ. ''';;;:O`'「お、そういうのもあるのか。是非やってくれ」
爪;゚ー゚)「オーケー」
(´<_`;)「ついでだ、星空の状態も撮影しとく。空間的にどういうことになってるのかわかるかもしれん」
ヽ. ''';;;:O`'「なるほど、それも頼む」
―――。
862
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:39:19 ID:DjJ/02ig0
,。 \ ・:* :・゚ '☆,。・: *:
\ ☆
,。 ・ :* :・゚' ☆ ; .
ヽ ヽ
☆ * ・
・
☆
,。 ・ :* :・゚'
__ _ __ ,_ __ __ _
. __ |ロロ|/ \ __ |ロロ|/ \ __ |ロロ| __..|ロロ|/ \
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_
.........................................................................................................................................
863
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:39:52 ID:DjJ/02ig0
(;´・_ゝ・`)「こ、これは……驚いたな」
(´<_`;)「……急にぬっと灯りが見えるようになりましたね」
爪;゚ー゚)「あっ! マーカーの探知ができなくなったよ!」
ヽ. ''';;;:O`'「やっぱ空間隔ててるのは確定か」
ヽ. ''';;;:O`'「とりあえず、戻れることがわかってよかったです」
(;´・_ゝ・`)「あっ! 岩礁も、奥に見えてた島影もなくなってるね」
(´<_`;)「確かに。灯りの方ばっかり注目してましたが」
ヽ. ''';;;:O`'「退路の方が重要なので、それで正しいと思います」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。……さて、帰れるということはわかったが、弟者」
(´<_` )「うむ。……ちょっと夜空の画像を照合してみたが、どうも妙だな」
爪゚ー゚)「妙と言うと?」
(´<_` )「……星座の形が僅かに異なります。なのに位置はほぼ合ってる」
(´・_ゝ・`)「あっ! 確かに違和感があったけど、そういうことか」
ヽ. ''';;;:O`'「……なるほどな」
864
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:40:26 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「どういうことですか?」
(´<_` )「星座の位置が同じってことは、経度緯度はほぼ変わってない」
ヽ. ''';;;:O`'「それなのに星座の形が変わるとなると……時代が異なるって可能性がある」
爪゚ー゚)「何だって? それは……実に興味深いね」
(´・_ゝ・`)「時代……つまりは、タイムスリップしている、と?」
ヽ. ''';;;:O`'「いや、そうとは言い切れない。確実に言えるのは、やはり現実世界とは隔絶されているということだけだ」
(´<_` )「だな。異界だってことなら、普通にありえそうな話ではある」
爪゚ー゚)「例えば、異界が作られた時代から星の位置が変わってない、とかかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「一番ありそうな可能性としてはな。マジでタイムスリップしてる可能性だってないわけじゃない」
(´<_` )「……いや、待て。何か引っかかる」
ヽ. ''';;;:O`'「……やっぱり? 俺も何か引っかかってる」
(´・_ゝ・`)「一体何が……?」
ヽ. ''';;;:O`'「ちょい待って、今記憶を掘ってる……」
865
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:40:59 ID:DjJ/02ig0
(´<_` )「あっ!」
ヽ. ''';;;:O`'「何か思い出したか?」
(´<_`;)「……近年のオカルト面の活性化について。確か、マスターが――」
。
O
〇
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
(´・ω・`)「しかしやはり最近は頻度が高い。暫く体制は変わらないかな、と思ってたんですがね」
(´<_` )「やはり?」
(´・ω・`)「おや、ご存じない? 近年は人ならざる者たちの動きが非常に活発になっているんですよ」
( ´_ゝ`)「……ご存じないが、身に覚えは、あるな」
(´<_` )「だな……」
(´・ω・`)「……なるほど。苦労しているようですね」
( ´_ゝ`)「だが一体何故?」
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
(´・ω・`)「謎です。聞いたところでは、星の巡りの関係では、という非常に曖昧な話くらいですね。
いくつかのカルトは自分たちに都合の良い終末論を各々唱えているようですが」
(´<_` )「うーん……」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※Case5Day2B
866
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:41:33 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「……星の巡り、か」
(´<_` )「ああ。星の位置が違う、このことが無関係とは思えん」
ヽ. ''';;;:O`'「星の位置、ですか。確かにそういった噂は耳にします」
ヽ. ''';;;:O`'「どういう噂だ?」
ヽ. ''';;;:O`'「そのままです。近年の魔の者たちの躍動は、星の巡りに関係している、と」
爪゚ー゚)「僕もそう聞いているね。詳細はさっぱりだけど」
(´・_ゝ・`)「星の位置が変わったりなんてするものなのかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「長いスパン、それこそ1000年単位でちょっとズレたりはするらしい。マスターの話を聞いた時調べたからな」
(´<_` )「ああ。そして……僅かとはいえ、数百年レベルではない気がするな。
確か紀元前と比べて0.5度とかだったよな?」
ヽ. ''';;;:O`'「確かそうだったはず」
爪゚ー゚)「それはまた、途方もない話だね」
ヽ. ''';;;:O`'「紀元前……まさか、2700年だったりしませんか?」
(´<_` )「2700年というと……皇紀か」
爪゚ー゚)「皇紀?」
867
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:42:07 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「神武天皇が即位した年、だったか?」
ヽ. ''';;;:O`'「はい。日ノ本としては神話の時代ですね」
(´<_` )「確かに紀元前という意味では符合するが、どうだろうな」
爪゚ー゚)「紀元前700年くらい? 普通に縄文時代だけど、天皇ってそんなに昔からいたんだね」
ヽ. ''';;;:O`'「正直眉唾レベルだな。弥生時代後期……西暦300年くらいか? その頃には確実にいただろうが」
ヽ. ''';;;:O`'「いずれにせよ、神話の時代ですね。広く実在性が認められているのは古墳時代からですから」
(´<_` )「……いかにもな話ではあるが、一旦置いておこう」
ヽ. ''';;;:O`'「そう、だな……盛岡さん、もう一度さっきの場所に戻れるか?」
(´・_ゝ・`)「ああ。今のところ時化も危険域ではないし、問題ないよ」
ヽ. ''';;;:O`'「じゃあ頼む」
(´・_ゝ・`)「よしきた!」
868
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:42:40 ID:DjJ/02ig0
【岩礁】
_,.. --―==´ ̄ ̄\
__,,<  ̄ ̄ ,,<  ̄>、
,,< \  ̄  ̄ / /
,,´ /  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄\// .!
/  ̄ ー -:.._ _ __ _/∨l∧ヘ| / ̄
,.ィヽ ,,<__ - __,,<三二 ̄/ /.∧∧/ l
i|: | ,.ィ´ - __ ,,< / ! /_/ `¨ /\
!∧ ,,< / ∧ _ _ < ̄´ /! ∧
!  ̄\ ,.ィ  ̄ ̄/ `ヽ _l ,イ / _ .\ / >_
戈 ∧. ,.< ̄ /  ̄ ̄ ̄ /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧ / // l
 ̄\ \_ ___ .∧ ,, ´ ,, ´ ̄\l.∨ / / / / .:∧/ :! .l
,. _,. l,...,..,.∧,..,..,∧:ー:/ \ / /∨ /\_ __ / /__,..__ ___ / / / | .:l
゙¨ ゚ - ー _ /  ̄  ̄ ̄ ̄ __./,/ ,' l / \/ _ ― - ゚ヾ/ /∨ ..:| /
ー= 、 ー _ /\ ,,< / ∧ / / ― _ `゚Y.-< ./ .!
/ \__  ̄ ̄ ̄ ――― .r' ∨∧ / \ /ー / ー _ - 戈_∧/,_.,..._,.../,..,_,..
ー === -,;/\ __ 弋 ∨ / ./ / 、_ _ _ / ̄
/ >―― - 、 ―― _ -  ̄ ̄∧ ./ ∧ .:∨ >=― - __  ̄ ∧_/
.< / > 、 ―― __ \ / .:\/ ー ― 、 _ _ ― / ̄/
三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/ - ― ー / /
` ー __ 不 ヽ ー戈 > 、 > 、 `戈  ̄ >-―=== ー 、_ / ∧ /
 ̄ _ - _ ヽ、 ー ヾ `< -==≡==≦三 ≧== ―-- 、 '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、 -==≡≦ ≧=- 、  ̄  ̄ ヽ 、 ヽ、_ >=-―- ー 、 `ー - __
戈_ -== ー 、 _, -― - 、_ 弌≧= ー-― ー 、  ̄ ー- -――― - 、_ __
三≧=―- 、_ _  ̄ > 、 `ヽ `ー 、 _ ―- 、__  ̄ `ー- - 、__
869
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:43:13 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「ふむ、やはり岩礁には何もなさそうだ」
(´<_` )「地流さん。海中を捜査できるような魔術はありますか?」
爪゚ー゚)「んー……広範囲を、って意味なら、ないかな?」
(´・_ゝ・`)「魚探を見る限りでは不自然な感じはないけど」
ヽ. ''';;;:O`'「そうだ、電波状況はどうだ?」
爪゚ー゚)「む……スマホは電波なし、だね」
(´<_` )「少なくとも日本近海ではなさそうだな。ちょっと待ってろ、他の電波とか探る」
ヽ. ''';;;:O`'「さっすが弟者」
(´・_ゝ・`)「……少なくとも船の無線は通じなそうだ」
ヽ. ''';;;:O`'「なるほど」
(´<_` )「……GPS、反応ないな。他の電波も見当たらない」
爪゚ー゚)「そうなると、異界の可能性が高まったかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「ですね」
870
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:43:47 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「脱出できなくなると最悪だ。脱出の方向を特定できるように目印が欲しい」
(´・_ゝ・`)「ブイがあるから直線状に設置しておこうか?」
(´<_` )「それは回収がちょっと心配です」
爪゚ー゚)「ん、じゃあ直線状にマーカー打っておくよ」
ヽ. ''';;;:O`'「そちらの方がよさそうですね」
ヽ. ''';;;:O`'「んじゃ頼む。で、島影は……やっぱ岩礁の奥に見えるあれだけみたいだな」
((爪゚ー゚)))「むむっ!?」
(((´・_ゝ・`)))「おおっと」
ヽ. ''';;;:O`'「……今の波はヒヤッとしたな。大丈夫なのか?」
(´・_ゝ・`)「これくらいならまだいけるよ」
(´<_` )「……まだいけるはもう危ない、ですが」
ヽ. ''';;;:O`'「いずれにせよ時化にしか行けないのであれば、同じことですか」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。……よし、島影に向かうぞ」
(´・_ゝ・`)「わかった」
871
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:44:20 ID:DjJ/02ig0
【鮫島?】
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__,__ _ _. ___,,__ _ _. ___,,__ _ _. ____,,__ _ _. ____,,__ _ _.___,,__ _ _._.___,,__ _ _._
_ - = 二 = - _ 三 三 - = 二 = - _ _ 三 - =三二 ≡二三二 _
三二 ≡ 三ミッ〜彡三二≡二= 三 _三二 ≡ 三 ミ彡 三二 ≡二三二 ≡ 三二三二 ≡ 三 ミ彡
 ̄ _ _ 三 = _ _ 三 二 _ = - _  ̄三─ =  ̄
 ̄  ̄ 三 = 三 =  ̄  ̄ 三 = 三 =
-ミ三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三 = ≡ 三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三
i:i:i:i:i:i:i:‐- ...,,_  ̄ r‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー::...、_二 _ = - _  ̄三─ 三 二 _ =
i:i:i:i:i:i:i:i:!;.───` ニ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\::::...`ー::: 、二 _ = - _ 三 = _
~"~"~"~" ─  ̄/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::.. ̄ヽ_:::...  ̄:ヽ二 _ - _
三ニ─二三三三ミッ、 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_;i;i- 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : .\::::.. {二 _ - _ 三 =
: : : : : : : : : : : : : : :ヾミ__/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/::::::::::: ̄ ̄ ̄. \i:i:i::::..... : : : : :}::... : :`v── ミ二 _
: : : ;r‐'" ̄ ̄ ̄ ̄"''ー'"~""''' ‐- ...,,__|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::: : : ..`: .、i:i::::: : : : :ヽ:::. : :ト、:::.. : : : \ _ 三
 ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:~""'''i:‐- .::;;__::::::::::::::::: ̄"''-、!:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : :.. ̄~"'''‐-.、_::.. : `ヽ:::::.... : : :ヾッ
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i~""''':‐-::;;__: : . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::::::: : : : : : .....`: 、:::... \:::::... : : :}ヾ
872
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:44:54 ID:DjJ/02ig0
(;´・_ゝ・`)「いやぁー……予想はしてたけど、この時化で設備も何もないようなとこに着岸は」
ヽ. ''';;;:O`'「厳しい、か。うーむ」
ヽ. ''';;;:O`'「私はある程度まで近づいて頂ければ飛び移れますが……」
(´<_` )「そんなん美和ちゃんしかできんだろ。兄者もワンチャンいけるか?」
爪゚ー゚)「風天の札とやら、切るしかないんじゃないかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「……止むを得んか。その代わり離岸時も必要だからな、札持ってる弟者がやられたら全滅確定する」
(;´・_ゝ・`)「イマイチ現実感なかったんだけど、何だか急に怖くなってきたよ」
(´<_` )「盛岡さんは船番してて頂いてもいいですが」
(;´・_ゝ・`)「この状況で一人とか絶対ダメでしょ、最初の犠牲者になるやつ」
ヽ. ''';;;:O`'「違いない。行くなら全員で、戻るのも全員でだな」
爪゚ー゚)「いや、待って。とりあえず君と美和だけで行くってのもありじゃないかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「む?」
爪゚ー゚)「僕の念話で連絡は取り合えるし、二人だけなら逃げるにもスピード出しやすいだろう?」
(´<_` )「俺は反対です。二人だけじゃ対応力の問題がある」
873
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:45:35 ID:DjJ/02ig0
ヽ. ''';;;:O`'「……いや、駄目だ地流さん、行くなら全員で。これはリーダー判断だ」
爪゚ー゚)「ふむ。それなら――いや、そもそもか。どのみち船の方に何かあった時点で、ってとこかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「その通り。地流さんが船を守り切る自信があるなら分散してもいいぞ?」
爪゚ー゚)「ってことだよねぇ。無理無理、絶対無理」
ヽ. ''';;;:O`'「弟者も陰陽師になったとはいえ、地流さんと合わせても俺一人で勝てる」
(´<_` )「……兄者が装備更新した今なら異論はない。陰陽師になったつもりもないが」
爪゚ー゚)「それで、じゃあどうするんだい? 行くのか、戻るのか」
ヽ. ''';;;:O`'「戻る」
爪゚ー゚)「おっと、意外だね。まあ、妥当な判断だとは思うよ?」
ヽ. ''';;;:O`'「ここが異界だとしたら、次回の満月まで猶予はあるはずだからな」
(´<_` )「そう、か。今日どうこうしようとしているとしたなら、既に遭遇していておかしくないしな」
ヽ. ''';;;:O`'「そうですね。本当に異界なら、ですが」
爪゚ー゚)「そうじゃなきゃ星の位置について説明がつかないし、十中八九異界だとは思うけどね」
874
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:46:14 ID:DjJ/02ig0
(´・_ゝ・`)「……じゃあ、戻るってことでいいのかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「ああ、頼む」
(´・_ゝ・`)「よしきた。……おや?」
(´<_` )「むっ……!?」
爪゚ー゚)「あれ? 海の様子が――」
ヽ. ''';;;:O`'「――風が、落ち着いてきている?」
爪;゚ー゚)「ま、まずくないかい?」
(´<_`;)「まずいですね」
ヽ. ''';;;:O`'「早く引き返さないと!」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。盛岡さん、急いでくれ!」
(;´・_ゝ・`)「了解だよ!」
―――。
875
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:46:47 ID:DjJ/02ig0
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::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:. . . . ,. '゙;:::::"''''' ::::: ::::..."'':::::''::''::;;;: ` .、 . . . ゚ . . .
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::.:.:.:.:.:.:. . . . . ,.':::::::::;;;::::;;:::;;;;;;;;:::::::::::::::::::..,;;;:::::::::;;:";;. ヽ . . . . ゚ .
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:.:.. . . . /;;;;;;;;;;;:;:;::;;;:;:;::::;:;:;::::::::::::''",,..,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:::::,,. .;;;;;;;,. ', 。 ゚ . . . .
:.:. . . ,'::;;;;;;;;;;;;;:: : ;:;:;::;::.:::::::;:;:;:;:;;;;;;;;;;;;;;:;:;:::;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:: ";;;;;' ', . . 。 ゚ .
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876
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:47:21 ID:DjJ/02ig0
(;´・_ゝ・`)「こ、これは……!?」
Case12「海色の声」
Day4A「幻の海・幻の島」
To be continued...
877
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:48:37 ID:DjJ/02ig0
Case12-Tips4 ダンスパーティー
┌|⌒7⌒\
) | \ | | / / /{
_ノ |  ̄ \ _| |.//_/ /{
_) |/ ⌒\ ̄二>―< / {
)/ /}rヘ \ \ / く⌒
/ /⌒'⌒ | | | 〈 (
. / / / | | | | | く⌒
. | /| { ヽ 斗――| | |ΛΛ
. / 抖笊㍉ ノ 丿 ノ | |/ /}
. /{ / ,, ヒリ ノ笊笏冬ミ| | /ノ 「お 掃 除 で す わ」
,'´",, {八 j′ ノ ヒヒツ ノ ノ / |
/'⌒`' 、 ∵'`, Υ ⌒八 ''''{ / /| 八
〃,、-,、 ヽ, , 八:::::::::::ノ\ゝ;,、 γ:::::::ヽ/ ノ ̄ ̄へ
! i'r'~`',ミ r―― ..,,_く \ {::::::::::::::}_/ \___ -‐……‐-<~ ̄ ̄ ̄~^''
i, ,i〃´` 'i, ',ー- 、 \ /Λ_ 乂( ̄\ニ/ /: : : :} / ̄ 丶、
'i,' i,'i, ( r‐ 二二 \ ∨ニニ{ /ニ{ ∨ / : : : : : } \
'i, 'i、、 ⊂ ―― { ノニニ{ /ニ二{. \ | /.: : : : : :. :.ノ_____
, 'i、 、`ー⊂二二二二 </ {ニ-ニニニニ>''"\ \ / : : : : : : : /::〉二二二二二二二\
,' , .'h、 `-,、,,ノ ,i! ,li li /ニニニニ>'" _ \ \: : : : : :./: :./⌒\二二二二二二ニ)
. ・ .`-,、,,_,,,ノ ,l' l!i! ,lニニニ>'" ``\ .|: : :./: : : /: : : : :.}二二二二二 /
//ニニ>'" \ } /: : : : : : : : : : /二二二二 / ノ
// >'" ∨.: : : : : : : : : :./二二} ̄ ̄ <
{ニ/ }{.: : : : : : : :./ニニニ }二二\ __  ̄⌒
∨ 八.: : : : :./{二二二 ノ二二二 \ ̄\
878
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:49:11 ID:DjJ/02ig0
!.| .\ヽ ヽ、}''li ∩ }l.,} l} }/」イ,〃i!},! ! l} ,l}!トキ}iキ}i==‐-- ,,,,,,___
! / ィ℡゙ !ッ、 l ! li .!j{//ソ//.ツj{/j{ソ{'}".リ|i{!〃≠/≠/==‐‐‐ ''''¨ ̄ ̄
テ!-!,゙゙' |'り、.l゙h l !,! |!{彡´ ヽソ .{l .i.l l}
_;;;;`-''-、 .`' !、.l j j{:l{ j} }!
i----- ....,,,_ .,i-ニ,,, `゙'''-、\.'i入j{ l | |,,./ ./
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`''ミx==ニ二_゙¬-二-、\>゙l `''''"
,. -ー¨¨¨¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨¬ー- 二;;- ミヽ.ミ'x、
ヽ ,.vー'''¨¨¨ ̄ ̄¨¨¨¬―-z....,,,,_ `゙'''!=ii>\
.`''`ミs.,,,___zzニニニニニ===ッ=..,,,゙"''ー ..,\ !
`゙゙゙''彡 =ニニニ二ニ=`-三tivゞ._ゞ
,, ‐'彡'''"゛ _,,,,........ -----―-二lr'"゛
/ ,.. -''''"´ ._;;;;ニ二二ニニニ;- 、,゙.y='" _,,,.. -― ¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨'x,,、
レ″_,, ー''''" ̄゛._,,,.. -―¬'ニシジ'" ,,, ー''"゛ \
/ ./゛ ._,, ‐'二iv ._,,,-''ジ'〃,゙..イ,, -'"゛ _,,.. -ー'''''¨¨ ̄ ̄ ̄¨¨¨''} }!
/ _,.,..;;二ー''彡'"_..-/「゙ン',゙.ii|シ'" ″ _. ._,, ;;;;'''"゛ 丿 /
.,..ッ''_..-‐″ ,..-'゙゙,..‐',゙-'゙_/,,-ソ”._ν _..-''゙〃‐".._二ニ≧s'''ゝ_ ___、 .,./゙ /
,..‐二才゛ ., / _/゙./゙ / /.'"., ‐∠'"゛ ...彡‐彡二'″_,,y=ニ‐'''" ̄´ ._二ニ//
'/“´ _..-'./ .,/ ,/ ,/ " . / ./ ._..-'"゙,..-'゙゙″.,..ir!!'"゛ _,,.. -ー'''''"゙゙二ニニ'゙_二. --=ニ=_,,,,,,..
.,..-'゛ / ./ / ,/ . / .,..-'" _ / .,..-'" ゙_..-'''フ彡-';;l彡'"" : _..-'"゛ ._..;;;;ニ―'''''゙,゙>'''″ 二ニ=-ー…
. / ./ ,ノ./ ,/ / ._/´ . / .,..-'´ .ぃ才‐″´..,iil彡- ,..-'" -'"~_, .,.. -''´._,, -‐''"´
゙フ./ ,/ .,/ . / ,/゛ ,/゛ ,,, -彡',゙,. .,/゙゙'~゛_彡' _,, ‐''" _,, ‐''"゛
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./ ./ ,/ / ., 彡‐'´ .,,i ‐'゙_..;;二彡 .,..-'´ _..-'″ _.. ‐'" _,,.. -‐'二 -‐ニイ三ニ
./ ./ ,./ ./ ,r!'" ._..-ジ".,ir!!彡" _ / _ / ._..-'" . _.. -''二-;;二 |ッ=冖゙´_,,,.. -ー
./ / ./ / ,..-''".,..-'",/ / ,/ .,.ッ!″ _/゛ _..-'´ _..-'''゙゙_ir=!゙‐',゙ン‐',゙.. -‐''',゙,,.. -ー''''"゛
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″ / .゙'彡" ,/ / ./ // ./ . / .,/ .,..イ゙‐'´_..-'" .,..-'彡-‐''"´
879
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:49:44 ID:DjJ/02ig0
マス#゚ o ゚)ミ「だぁーもう拠点滅茶苦茶やないか! 死ねやッ!!」
‐" / .!.l, l ! l ! .レ゛ ./ ,y'/ / 1
_.. -‐ ―- ..、 / ,r'"| ! .| .! | .| ./ .! l /.,r〃゛ ./ l
,..-'"゛ ソ" .,/ l / .| .! ,i〕 .| ./ ...i! |.iシ'./ ./ |
/ ___、 ,. !il" .../ .| .l゙ / .| .| l .| l / .ノ ! .l’ / !
,/ ,..-'"゛ ,iレ〃 ./ .l l ! ! . | .| ! } !〃/ .! ! / |
'" .,/´ ./ ,i,!′./ .イ .! .l゙ . ! |_! .l| ! .l/./ | ,!./〕 /゛ 亅
/ ノ./ ./ /│,! l .l゙ |} .! ! ll/ l .l゙ .! ./ │ l
./ / .,..-- / / .! ./ ,,| ,!.! │ .!| ! ,! / ! .l゙ .| ./ l l
.,./ .,/ ./ / .ll゙ / | l,! ! ||' .| l ! / | │ l゛ l .,!
..,〃 / / /, l / |.ケ / il i !l゙ .l゙│ | l !| ,! │ l
〃 / ./ ./ .l l′│ ′.!} .l勹 | .! l j │ ! ! .| ,! ./
′ / / .. ./ ! |∧ノ l ∨ l !.l .l〃l゙ l゙ l│ ! ./
/ ,/.〃 l l,/ ! .、 ." l .! .!,! l.l゙ .l .l゙.! l ./
./ ,i"〃 .l゙.〃 ,! / .! .|l l/ ! /l゙ l /
/ / // / l .l ,ノ゙ ! .l′ .j .! .! .l/ l ./ /
/ ./ .〃 / .! l゙ j,、 ./ `l / l .! / / .i「 ! / ./
./ / // .! ! ! ."i./ | l .| ! ./ ! ′ / ./ ./
/ / .// ! | __ l ./ l | .' .l゙ / ./ / / /
゛ / .// l │ / .T! 「 │ ! l ./ / / ,i′ ./
/ ././ .l ! ,! .|゛ 、 .l iリ l゙ / / / / ,i′
/ // │ .| .l゙ .! ,!| |/ ! ./ / / ! ./ /
i" / l゙ .l .,!.! ` !.! ."│ / ./ / / . / /
/ l゙ l ,! .!| ./ |│ l / / / / / ./
/ l゙ l゙ l !|、 / l ゙¨l{ / / / /./ ./ /
. l゙ l .l゙ .! .゙ミュ___/ .l / / / ./ iゞ ./ ,i′
..! l │ ! l. ./ ″./ ./ / / /
.! l │ l ヽ / ,〃 / / / /
880
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:50:17 ID:DjJ/02ig0
マス ゚ o ゚)ミ「フンッ、何度やり合ったって一緒やで。多勢に無勢、最後には尻尾巻くしかあらへん」
ミサ ^ー^)ト「……」
マス ゚ o ゚)ミ「ま、今回は逃がす気あらへんけどな」
ミサ ^ー^)ト「それはこちらの台詞ですわね」
マス ゚ o ゚)ミ「……? 何やその余裕? 取り囲まれてるのに気づかんわけでもないやろ?」
ミサ ^ー^)ト「ふふ」
マス ゚ o ゚)ミ「そういや、あんとき連れとった蝙蝠は死んだん――」
マス;゚ o ゚)ミ「っ!?」
ミサ ^ー^)ト「あ、仕込みがバレましたわ。そぉれっ!!」
マス;゚ o ゚)ミ「まずっ――!?」
881
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:50:51 ID:DjJ/02ig0
、:‐' _.,,,;..__,".゛ ............;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;...`゙゙ '''''
._,,,.. i..- ".┐...../ ;;;;;;;;;.... -ー.-==..i..;.‐‐-....l¬''''' .-―.
‘,゙v='´ ...、J-彡-ー'.....;;;;;;;;;;;; ;:、;; :!;;;;/;..,ノ';. ;;;;、;;.............'''-
'"゛ . _..-...゙´. ‐'~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; !" .゛ . / ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`...-、
.,./ ´;;;;;;:;:ー...;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;’
;;;;,,. シ";;;;;;;;;;;;;.,..- 、 、 、 ... "'\. : ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
ヾ,i".;;;;;;;;;;;;; ;;>''''''ーニニ`-“' / ,. , i .` ヽ ゝ ...l . ゝ ゙、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:
..---―;;;;./ ,.;;;;;;;;;;;;;;;;;.....;: ./ .,《 .l .,! .j : '、 .l .′ ;;;;;;;'、 ゙ゝ-'゙'-、iィ==ニ∴
,,,_._./ ´- 、.,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;. .." .,i/ .i゙ .′";;;;.ゝ .l;;;;;;ヽ l ;:.;;;;;;;;;;;.\,,, / .;;;;;;;;;;;;;;;
.''-、.;;;゙'-ミヽ........ -‐'フ’ l/ !;:;| |:;;;;;; :、 l.;;;;;.ヽ ヽ .;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ン'゙
`''ー、.,,゙゙''―-'''";;;./ . ,i}゙ .|;:;! |;;;;;;;;; .l ヽ;;;;..\ `ー. 、;;;;;;_,、.. -ー'"
´゙'''-- ./ / ...l .|;;| l;;;;;;;;;;;. ゙, l:;:,_iii、\, ゝ 、
.. ''=ッr ... ./ /,,_,ニト レ゙ l;;;;;;;;;;;;;; .l ..l.;:;. ..._.`''、. `''-、''''';;";'";″
...;;;´゙'″;;;;;~''ー.. ./ /.____,゙;;'l゙ " /.i_---ー.゙ l`゙.='゙´.‐ー_\ .l:;:;;._,;.‐
.´ .- ..,,..,;:;;.,.. --゙ ./ ;;;;;;;;;;;;;;.! ./ ニ........ --.| . ! '?¬;';"´.;;;;; ! .l゙‐''
.`~_`゙゙゙゙゙゙゙ / ,i";.,,,,,,,,,, / ..;;;;;;;;;;;;;;;;;;; | |,;;;___,,,.. ―' ! .l
_. ´゛/ l..~"..丶.../ .ヽ....;;;;;_,,,,.. ! .| _,,,,,......! .、 .\丶
;;;;;;´;"゙ / .,i /.i=rx 、,,,/ ゙'/"'''''".... 、 .l .´゙;;;;;;;;;;;;;;;;. ! ゙li、 .\.
;;;;;;;;;;. / ...l / | l.;;;;;;;;;;;/ ヽ;;;;;;;;;;;; | l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;..l . l\
;;;;;;;;./ .,/. l.;; | .l゙;;;;;;;;;;;;;|, .| .ヽ;;;;;;;;; .l, .l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ! .l ;..ヽ
/ . ,,/;; l゙./;;:.l゙ !;:;;;;;;;;;;;; ! ./ .i, ヽ ;;;;; ヽ ゙'v ;;;;;;;;;;;;;;;;.l .! ;;;;;゙′
´ / ;;,i'゙,i";;: l /;:;;;;;;;;;;;./ ノ/.,、 「L .゙'i;;;;;;;;;;. ヽ .l .;;;;;;;;;;;; ! .|l ! ;;;;;
../.;;;;./ .l゙.;;;;;./ ,i";;;;;;;;; / i". !/..} .!;;;\, ,!;;;;;;;;;;;;; .,! l ;;;;;;;;; ! ,/;.! l ;;;
";;;;;;. ! !;;;;./ ./ ;;;;;;;;;.,r'″ :!;;;,「| l l゙;;;;;;; ! l ;;;;;;;;;;;; l .l ;:;;;;;l゙ ./.;;;: ! |,;:;
;; ,./ ││,/.;;;;;;;;; ! lノ゛ !,;.! !;;;;;;;; l | ;;;;;;;;;;;; ! .ヽ ;;;.l .!;;;;; ! l
../ ./;; l .! ;;;;;;;;;; / ./ヽ |彳 !;;;;;;;; !.l ;;;;;;;;;;;;;;: ! ゙'、;:.l !;:;│ .!
,/;;;;;;丿 ,!;;;;;;;;;; / ./ ;;;;;; ! |;.! .|;:;;;;;; ! ! ;;;;;;;;;;;;;; .ヽ 〔'、 .l l ゙l;;;;.l, ′
-",,,,,,,/、./.;;;;;;;; ,/ ./ ;;;;;;;│ ,!│| ;;;;;;; .| | .;;;;;;;;;;;;;;; l ! ヽ.T !;;;;;..l
../ / ゛,!./.;;;;;;; ./ .l ;:;;;;;; | .!;;:.! `j;;;;;;. l,.! .;;;;;;;;;;;;;;;;; .l }:;..l, .l.;;;;;;;...l
" ./ ;;;;; ! l ;;;;;; ./ 、 ! ;;;;;;;} !;; l | ;;;;;;..l¨゙| ;;;;;;;;;;;;;; .} .,!;;;;.′ !;:;;;;;;;; .!
./ .;;;;;;.// ;;;;;; / ,!.! l;:;;;;;| .!;;;; l │;;;;;;; ! l .;;;;;;;;; ! l゙ ;; ! l,;;;;;;;;;; l
゛;;;;;; / /.;;;;; / .!.;.| l;;;;;! ! ;;;; l .! ;;;;;;;..l .\ ;;;;; l゙ │.;; ! il, . l .;;;;;;; l
882
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:51:24 ID:DjJ/02ig0
マス;゚ o ゚)ミ「あっっぶな!! 従者の体を触媒兼魔力タンクとして使うとか頭イカレとるんか!?」
ミサ ^ー^)ト「あら?」
(;´W`)「ふうっ……どうやら咄嗟に純水で防がれたようですな」
ミサ ^ー^)ト「でもこれで、形勢逆転ですわね?」
マス ゚ o ゚)ミ「はぁ〜……やられたわ。これは気付かんかったうちが悪いな」
(;´W`)「そう仰る割に、随分と余裕のご様子」
マス ゚ o ゚)ミ「そらそうやろ? 数では逆転されたけどな、消耗はそっちが圧倒的に上や」
ミサ ^ー^)ト「あ、全バレしてましたわ」
(;´W`)「はあ、だからこうなると申し上げたではありませんか」
ミサ ^ー^)ト「うーん、いけると思ったのですけど」
マス ゚ o ゚)ミ「一本取られたのは確かやけど、この程度でうちのタマは取れんで」
ミサ ^ー^)ト「困りましたわね」
(;´W`)「絶体絶命ですな」
マス ゚ o ゚)ミ「ほんなら、死んどけ」
883
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:51:58 ID:DjJ/02ig0
ノノニ彡 、 ノリi!i!}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :
{ {´ {彡'"i!i!}::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
>' {、_}彡". ゚ぐ'i゙-'/ ::::::::::::::::::::::,,、-'7゙::::::::::::
Ⅵ/ 广rf千´:'x゙l,,|//了゙::::::::::::: / / :::::::::::::
,r、- _,,,、 -ー ― / /.:::::::::::::::::::/ ,r',,,,,、- ァ゙::::::
/レ '' " ,、 / // ,,、-ー ''" ,、-ー''" ::::::::::
z乙....z- "/ /゙::::::::::::::゙/ ,、z''"/| / ::::::::::::::::| / ̄/_
, /,、-''" / /..゙::::::::::::::: '"/ / / /゙::::::::::::::::::: ,-ー―" __/
{k, YA{゙,,、-' /゙:::: :::::::::::::,ノ /.:::゙/ / ::::::::::::::: ァ/-z''" /
。=ニウ..,、-'' " ,,、z゙:::::::::: ::::::::: |/゙: ::: レ゙:::::::::::::::::::::::::::/// /
-=ニ/ ̄i}リi l" ,、- ':::::: ::::::::::::::::: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::゙|/ ./ /
( ( i i..゙/ ,、 ''" ::::::::::::: ::::::::::::::::::: :::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: //
ヽ {リ ::ソ // ::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: :: ::::::::::::::::::::::::::::::::: _,,.rァ::::
r-リi!i"i!i!:::::/√ :: ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: ::::::::::::::::::r''´! ./゙ /:::::
/冂勹:"i!iソノ::::::::: ::::: :::::::::::::::::::::::::: ::::::::::: :::::::::::::::/| .| ,l / ./:::::::
{_ r彳ソノ: ::::::::::: ::::::: :::::::::::::::::::::::::: ::::::: : :::::::::::::゙| | |/./ . / :::::::
r-一`Yr彳:::::::::::: ::::::: ::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::: :::: :::::: :::::::::: | ./ ./ ./゙:::::::::
{ 彡r彳: :::::::::::: ::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::: ::::l/ / ./゙::::::::::::
Ⅶ冖弋:::::: :: :::::::::::: :::::::: :::::::::::::: :: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::: ::::::゙;'_/ ::::::::::::::::
. 叭r彳::::::::: :::::::::::::::: ::::::::: :::::::::: :::: :::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
. 勹r彳 :::::: :: :::::::::::::::: :::::: :::: ::::: ::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::: :::: ::::: ::::::::
.. 冂r彳::: :::::: :: ::::::::::::::::::: :::::::: ::::::: :::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::: :::::::
.. 厂r彳:::::::: ::::: ::: ::::::::::::::::::::: :::::::::::::: ::::: :::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::
广r彳::::::::::: ..: ::::: :::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::: :::::: :::::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::
z勹r彳::::::::::::: : ::::::::: :::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::: :::::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::
rz乙r彳::::::::::::::::::: ::::::::::: :::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::: :::::::::: ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::
∧ l l:::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::: :::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::: :::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::::
..∧ノノ::::::::::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ::::::::::::::::: ::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::: :::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::
884
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:52:31 ID:DjJ/02ig0
Case11-Tips5 またしても
|::━◎┥「アラート:流石真理男がログアウトしました」
*(‘‘)*「えっ?」
|::━◎┥「アラート:流石真理男がログインしました」
*(‘‘)*「ええっ?」
|::━◎┥「アラート:流石真理男がログアウトしました」
*(‘‘)*「んんん?? 前回の反省を踏まえてアラート出すようにしたけど、またしても何か巻き込まれてる?? 履歴!」
|::━◎┥「履歴を表示します」
*(‘‘)*「うーん……千手烏賊沖? これって……例のあれだよね? 異界だったのかな?」
|::━◎┥「回答:不明」
*(‘‘)*「アクセス」
|::━◎┥「エラー:アクセスに失敗しました。ヒント:試行可能なアクセス方法が695件あります」
*(‘‘)*「総当たり!」
|::━◎┥「警告:そのコマンド処理は長時間を要する可能性があります。実行しますか?」
*(‘‘)*「実行!」
885
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:53:45 ID:DjJ/02ig0
Case12-Tips6 我慢
(´・ω・`)「……」
从'ー'从「行かないんですか?」
(´・ω・`)「行かない」
从'ー'从「もうちょっと自分の気持ちに素直になっても罰は当たらないと思いますよ?」
(´・ω・`)「……怖いんだよ」
从'ー'从「えっ? 饅頭が?」
(´・ω・`)「自分の気持ちに素直に? なったら夜の街に食材調達に出かけてるが?」
从'ー'从「えぇ……冗談とかではなく? もう限界な感じです?」
(´・ω・`)「……まだ大丈夫さ。我慢できてるうちは」
从'ー'从「駄目そうですね。あぁ〜駄目な人だなぁ〜、そんな姿伊藤さんが見たら何て言うかなぁ〜?」
(´・ω・`)「……」
从;'ー'从「……あ、怒りました? 待って、その殺気やめてください、死んでしまいます……!」
(´・ω・`)「……ふぅ、今回限りだ。そういった冗談はフサさん以外には許さん」
从;'ー'从「フサさんなら許すんですね……」
886
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:54:21 ID:DjJ/02ig0
从'ー'从「あ、でも冗談ではないですよ? だからセーフですね?」
(´・ω・`)「……そうか」
从'ー'从「そうです」
(´・ω・`)「少なくとも、本気で案じてくれていると理解した。ありがとう」
从'ー'从「あー……そこはぶち殺すぞ、でいいかと? マスターですし?」
(´・ω・`)「……もはやよくわからないな。どうなろうと店を畳む気はないが」
从'ー'从「まあ、私なんかぶち殺しても何の意味もないですけど」
(´・ω・`)「いや、渡辺がぶち殺されたら報復するが?」
从'ー'从「え、そうですか?」
(´・ω・`)「そうだ。仲間っていうのはそういうものだろう?」
从'ー'从「ダウト」
(´・ω・`)「……そんなことはないぞ?」
从'ー'从「ダウト。嘘つくの下手になりましたね」
(´・ω・`)「……そうか?」
从'ー'从「そうです」
887
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/11/15(水) 23:54:55 ID:DjJ/02ig0
今回はここまで。
888
:
名無しさん
:2023/11/16(木) 03:18:31 ID:14NEkyN60
マスター大丈夫かい
889
:
名無しさん
:2023/11/16(木) 12:50:08 ID:tXXrE/C60
相変わらずワクワクさせやがって!乙!
>>884
ここテスト環境の俺
890
:
名無しさん
:2023/11/16(木) 19:17:03 ID:8x7azAEY0
乙
危なそうだけどメイン盾来たしこれで勝つる!(楽観視)
891
:
名無しさん
:2023/11/17(金) 12:55:05 ID:6M8vaGmc0
おつです
892
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/07(木) 22:20:03 ID:lI5lnVYQ0
>>888
(´・ω・`)b「大丈夫だ、問題ない」
>>889
( ´∀`)「ご愁傷様だモナ」
>>890
( ´_ゝ`)「流石謙虚なナイトは格が違った」
>>891
リ゚▽゚ リ<l「乙ありやで」
893
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/07(木) 22:20:36 ID:lI5lnVYQ0
リ゚▽゚ リ<l「進捗90%」
894
:
名無しさん
:2023/12/08(金) 01:52:17 ID:HT8UhxC20
わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!
895
:
名無しさん
:2023/12/08(金) 17:15:57 ID:32r4GniM0
乙乙
更新楽しみだ
896
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:27:23 ID:vDvi0dXk0
>>894
リ゚▽゚ リ<l「わ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
>>895
リ゚▽゚ リ<l「待たせたな」
897
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:28:18 ID:vDvi0dXk0
前回のあらすじ
・あくまで偵察だ。鮫島の正確な位置と行き方が正しいかの確認
・うわぁ……本当にあった。こんなところにあんなものなかったはずなのに
・――風が、落ち着いてきている?
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| 流石だよな、俺ら |
\_ _____ __/
V V
d( ´_ゝ`)人(´<_` )b
\ /. \ /
l l l l
//l | | l\\
 ̄  ̄.  ̄  ̄
【標準AA環境】
※右のAAのズレない環境が標準です。 | |\|/ | | |
| ∧ ∧ |/⌒ヽ、| ∧_∧ | ∧∧ |
|(,,゚Д゚)||,,゚ Θ゚)|(; ´Д`)|(=゚ω゚)|
898
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:28:52 ID:vDvi0dXk0
Case12-Day4B
_,.. --―==´ ̄ ̄\
__,,<  ̄ ̄ ,,<  ̄>、
,,< \  ̄  ̄ / /
,,´ /  ̄ ̄  ̄  ̄ ̄  ̄\// .!
/  ̄ ー -:.._ _ __ _/∨l∧ヘ| / ̄
,.ィヽ ,,<__ - __,,<三二 ̄/ /.∧∧/ l
i|: | ,.ィ´ - __ ,,< / ! /_/ `¨ /\
!∧ ,,< / ∧ _ _ < ̄´ /! ∧
!  ̄\ ,.ィ  ̄ ̄/ `ヽ _l ,イ / _ .\ / >_
戈 ∧. ,.< ̄ /  ̄ ̄ ̄ /_/\_ ,ィ´  ̄ \ _∧ / // l
 ̄\ \_ ___ .∧ ,, ´ ,, ´ ̄\l.∨ / / / / .:∧/ :! .l
,. _,. l,...,..,.∧,..,..,∧:ー:/ \ / /∨ /\_ __ / /__,..__ ___ / / / | .:l
゙¨ ゚ - ー _ /  ̄  ̄ ̄ ̄ __./,/ ,' l / \/ _ ― - ゚ヾ/ /∨ ..:| /
ー= 、 ー _ /\ ,,< / ∧ / / ― _ `゚Y.-< ./ .!
/ \__  ̄ ̄ ̄ ――― .r' ∨∧ / \ /ー / ー _ - 戈_∧/,_.,..._,.../,..,_,..
ー === -,;/\ __ 弋 ∨ / ./ / 、_ _ _ / ̄
/ >―― - 、 ―― _ -  ̄ ̄∧ ./ ∧ .:∨ >=― - __  ̄ ∧_/
.< / > 、 ―― __ \ / .:\/ ー ― 、 _ _ ― / ̄/
三≧ー ー`',゚゙´ ̄ `¨゚゙´  ̄ ̄,ィ≧≦゚ ` ̄ー,' ̄ ̄`¨ヾ´ ̄ ̄ ̄ヾ`≦二 ― .三/ - ― ー / /
` ー __ 不 ヽ ー戈 > 、 > 、 `戈  ̄ >-―=== ー 、_ / ∧ /
 ̄ _ - _ ヽ、 ー ヾ `< -==≡==≦三 ≧== ―-- 、 '`゚ー=<,.≦__
´`ヽ、 -==≡≦ ≧=- 、  ̄  ̄ ヽ 、 ヽ、_ >=-―- ー 、 `ー - __
戈_ -== ー 、 _, -― - 、_ 弌≧= ー-― ー 、  ̄ ー- -――― - 、_ __
三≧=―- 、_ _  ̄ > 、 `ヽ `ー 、 _ ―- 、__  ̄ `ー- - 、__
899
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:29:26 ID:vDvi0dXk0
(;´・_ゝ・`)「こ、これは……!?」
ヽ. ''';;;:O`'「先ほどの岩礁……ですね。確かに戻る方向に行ったはずなのに」
ヽ. ''';;;:O`'「ああー……すっげー異界みのある空間ループ」
(´<_`;)「誠に遺憾ながらな……。え、これどうする?」
爪;゚ー゚)「まずい、ねぇ。下手したら敵地に何か月もってことでしょ?」
(;´・_ゝ・`)「待ってたらまた時化るかもしれないけど……」
ヽ. ''';;;:O`'「そうならなかった場合が問題だな。夜明けまで待って駄目だった場合、昼間に海上をうろつきたくない。
というか時化が止んだ今、いつ奴らと出くわしてもおかしくないぞ」
ヽ. ''';;;:O`'「で、ですね……どうしましょう?」
(´<_`;)「……こうなりゃ止むを得ん。見つからんうちに上陸、だな」
ヽ. ''';;;:O`'「ああ、その方がまだマシだと思う。もしまた時化てくるようなら風天の札も使ってダッシュでこっち来る感じで」
爪;゚ー゚)「むぅ……果たして長期間生き延びられるものかな?」
ヽ. ''';;;:O`'「正直わからん。島の様子次第だな、隠れ潜めるようなところがあると良いが……」
(;´・_ゝ・`)「な、なかったら……?」
ヽ. ''';;;:O`'「……全滅濃厚」
900
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:29:59 ID:vDvi0dXk0
(;´・_ゝ・`)「……」
ヽ. ''';;;:O`'「……」
爪;゚ー゚)「……」
(´<_`;)「……かなりでかい島のようだったしそれなりの場所はあるだろ」
ヽ. ''';;;:O`'「だと良いがな。覚悟は……まあいらんか、そんときゃゲームオーバーだから無意味な仮定だ」
爪゚ー゚)「ふむ、それは一理あるね。なら、あると信じることにしようか」
(;´・_ゝ・`)「えぇ……切り替え早すぎないかい?」
ヽ. ''';;;:O`'「それほどでもない」
爪゚ー゚)「謙虚にもそれほどでもないと言った」
ヽ. ''';;;:O`'「生半可なナイトには真似できにい」
(´<_`;)「メンタルが黄金の鉄の塊になってるなこいつら。おかしいのはこの二人です」
ヽ. ''';;;:O`'「確かに二人とも精神力が並外れてますね」
(;´・_ゝ・`)「だ、だよね? うん」
901
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:30:33 ID:vDvi0dXk0
ヽ. ''';;;:O`'「じゃ、盛岡さん。速やかに島へGO」
爪゚ー゚)「早くしないと危険が増すから急いでくれたまえ」
(;´・_ゝ・`)「あっはい」
(´<_` )「地流さん、認識疎外を。少しでもリスク下げときましょう」
爪゚ー゚)「おっ、そうだね。僕の魔力も無限じゃないんだけど、ここは切り時っぽい」
ヽ. ''';;;:O`'「これだけ凪いでしまうと、月明りどころか音でも見つかりかねませんからね」
(;´・_ゝ・`)「それじゃ、出発するよ」
ヽ. ''';;;:O`'「大丈夫だ、問題ない」
爪゚ー゚)「一番いいのを頼む」
(´<_` )「無駄に息ぴったしだな……」
―――。
902
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:31:07 ID:vDvi0dXk0
【鮫島?】
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :
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_ - = 二 = - _ 三 三 - = 二 = - _ _ 三 - =三二 ≡二三二 _
三二 ≡ 三ミッ〜彡三二≡二= 三 _三二 ≡ 三 ミ彡 三二 ≡二三二 ≡ 三二三二 ≡ 三 ミ彡
 ̄ _ _ 三 = _ _ 三 二 _ = - _  ̄三─ =  ̄
 ̄  ̄ 三 = 三 =  ̄  ̄ 三 = 三 =
-ミ三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三 = ≡ 三、  ̄  ̄ 三 = ≡  ̄ 三
i:i:i:i:i:i:i:‐- ...,,_  ̄ r‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー::...、_二 _ = - _  ̄三─ 三 二 _ =
i:i:i:i:i:i:i:i:!;.───` ニ /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\::::...`ー::: 、二 _ = - _ 三 = _
~"~"~"~" ─  ̄/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::.. ̄ヽ_:::...  ̄:ヽ二 _ - _
三ニ─二三三三ミッ、 |:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i_;i;i- 、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : .\::::.. {二 _ - _ 三 =
: : : : : : : : : : : : : : :ヾミ__/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/::::::::::: ̄ ̄ ̄. \i:i:i::::..... : : : : :}::... : :`v── ミ二 _
: : : ;r‐'" ̄ ̄ ̄ ̄"''ー'"~""''' ‐- ...,,__|:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::: : : ..`: .、i:i::::: : : : :ヽ:::. : :ト、:::.. : : : \ _ 三
 ̄i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:~""'''i:‐- .::;;__::::::::::::::::: ̄"''-、!:i:i:i:i:i:i:::::: : : : : :.. ̄~"'''‐-.、_::.. : `ヽ:::::.... : : :ヾッ
i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i~""''':‐-::;;__: : . i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i::::::::::::: : : : : : .....`: 、:::... \:::::... : : :}ヾ
903
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:31:41 ID:vDvi0dXk0
(´<_` )「うわ、落ち着いて見ると滅茶苦茶でかくないか……?」
ヽ. ''';;;:O`'「どう見ても捜朔島よりは格段にでかいな」
爪゚ー゚)「今の状況だと明るい要素だね。広いほど潜伏しやすいだろうし」
ヽ. ''';;;:O`'「そうですね、狭いとすぐに見つかってしまいそうですから」
(´・_ゝ・`)「で、どのあたりに着岸しようか?」
ヽ. ''';;;:O`'「そうだな……あの山。あれの裏手に着けられるならそれが一番いい気がする」
(´<_` )「確かに。捜朔島もそうだったが、山を好む連中じゃないだろうからな」
爪゚ー゚)「……改めて見るとかなり高そうだよね、あの山。あの高度感から推定して、相当にでかい島なのがわかる」
(´・_ゝ・`)「了解、早速向かうよ」
ヽ. ''';;;:O`'「頼む」
爪゚ー゚)「あ、魔力探知に反応」
(´<_` )「えっ?」
904
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:32:15 ID:vDvi0dXk0
ヽ. ''';;;:O`'「どこだ?」
爪゚ー゚)「右前方の岩場。動きからしてこちらには気付いてなさそう」
(´<_` )「……あれか? 人影のようなものが……」
ヽ. ''';;;:O`'「確かに、こちらに注意を払っているような様子はないな」
ヽ. ''';;;:O`'「では、今のうちに離れましょう」
爪゚ー゚)「それがいいね」
ヽ. ''';;;:O`'「だな。盛岡さん、なるべく静かに頼む」
(;´・_ゝ・`)「わ、わかった」
―――。
905
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:32:48 ID:vDvi0dXk0
【鮫島? 山】
..,,;;
___ ''゙゙""ヾ.,
/ ̄/i:i:i\ ''';;
/ ノi:i:i:i:i:i:i\ ..__..,;゙゙ ,,.;;;::、__,,....
/ ノ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`,,、___ ..,.,::;;;,,,,
.......,,,, ...::::;;;;;''""""''::;;;,,,,,..:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:;.;;..;; ゙゙ヾ,,,,..,
,,;;;""" """::;,,,, __/,,,;:::"""''゙゙/i:i:i:i:i:i:i:i:i::i:i:...;;""
,,..;;'';;''"";;;;, '''';;,,,,,,:::"""/ ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ソ,,
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ノ :::::::::::::\;;;;:,,,..;;;;""/ /i:i:i:i:: /i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i....ノ....,.,...,,;;;::::: ::,,,:::;''"゙ iil|||
:::::::::::::::::::__ィ≦ ̄`< {:i:i:i:i:i:i: /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,,ソ ,,,.....,,,,,....,..,::,::::''""/ \__/ ̄|||
__,ィ´ ̄ :::::::::::::::::::::\__ノ:i:i:i:i:i:i:ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:''゙゙゙""" ノ /:i:i:i:i:i:i:ノ /:i:i:i:i:ノkkk;
^、ノ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/,.,,... /i:i:i:i:i:i:i∧ /i:i:i:i:/kkkkk;
∧ ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\i:i:i:i:i:i:;;;:'''゙゙゙ ""ヾ:""゙゙ ...,,ゞ\i:i:i:i://:i:i:i:i/kkkkkkkノ
爻ヾ∧:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::..;;;;'''""..:::;;;:;...,,;;''' 〜'""::::::::::::::::::/ ̄kkkkkk ∧kkkk
ハハ从'从∧::::∧::::::::::::::::::::::::::::,,;.;.'' ;;;;;''":::::::::::::::::::::::::::::::::::__/kkkkkkkkkノノヾ从ノノ;
ノノゞゞ"ヾハ∧从∧:::::::::::::::::::::::''''""::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/kkkkkkkkkk∧kk,',,彡ミ彡爻',
〃゙ゞ∧ノノ',ゞ从゙ゞソ∧,,:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::__ノ¨kkkkkkkk,,∧从从゙ゞ;:;"ゞ,,ソゞ从
∧゙ミ爻彡从爻"ハハ彡ゞ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,.ノkkkkk∧kk∧ミ从ミゞ',从リ冫';',彡ンゞ,
爻Y;'ハリ从ソゞミハ∧ゞ゙ヽ ̄ ̄) 冫 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄从;爻゙ヾ,,∧゙ヾ彡,,"彡ゞ,,∧ゞ;,゙ヾ"
iiiiソヾii彡Y;;ミソハ人爻,;'ゞ',,../ (_ 从ゞ从,,У,ヾ::爻::;人ン;爻ハハノ爻ゞ;
||||||||||ゞ八;;";;}iiiiiゞ从ハゞミ';, __  ̄ ̄¨三二ニ=┤ノノソハ,;;"爻ンiiiiiiソiiiii',ハヾソiiiiii
,,.゜。::: ,"・。;, ,…,¨;;゙ヾ:・ゞ三 ̄  ̄=三 _ _ー`ヽニ"''__ノiiiiiii;|||||||||,,。・ :,;;‥ ,:;.
: ;・' ,¨:,,:;、;;゚;・:''=="¨ニ ─ =_ ─- __ニ三三 =‥"ヾ,,。ヾ、 ,,::':
¨¨二  ̄¨ニニ''" ___ ── ニ__ ── ─ __─ ニ゙"¨゚`ゞ,,,.:・。
ニ_三 一ニ 三 ̄ ____ ─____ 二─ ─__ ̄ ̄二¨¨"
__ ─ ___ ‐── -─‐── _ _─  ̄ ̄_____
906
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:33:21 ID:vDvi0dXk0
(´・_ゝ・`)「いや、近づくとマジででかいね」
(´<_` )「ですね。ってことは島自体も思っていた以上にでかい、と」
ヽ. ''';;;:O`'「こんだけでかい山なら潜伏にも物資調達にも困らん。正直助かる」
爪゚ー゚)「君がいるからこそだけどね」
ヽ. ''';;;:O`'「それはそうですね。わたくしは獣を狩るくらいしかできませんし」
(´・_ゝ・`)「僕も魚を獲るくらいしかできないな」
ヽ. ''';;;:O`'「十分よ十分。食料には困らん」
(´<_` )「兄者の山菜知識も含めれば少なくとも飢え死にはないな、住居も兄者なら問題なかろう」
ヽ. ''';;;:O`'「正直なとこ食以外は色々微妙だが、それも弟者のPCがあればカバー可能」
(´<_` )「電源だけ問題だな。地流さん充電とかできたりします?」
爪゚ー゚)「実はできたりするよ? 下準備はかなり大変だけどね」
ヽ. ''';;;:O`'「至れり尽くせりじゃないか。あとは敵に見つからなければ大勝利」
(´・_ゝ・`)「なんだかちょっと楽しくなってきたよ」
907
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:33:55 ID:vDvi0dXk0
ヽ. ''';;;:O`'「着岸は大丈夫そう?」
(´・_ゝ・`)「見た感じ問題なさそうだ。なるべく目立たなそうな場所の方がいいよね?」
m9(´<_` )「あそこの岩の隙間とか、目立たなくていいんじゃないですか?」
(´・_ゝ・`)「確かにそうかも、操作ミスるとぶつけそうで怖いけど」
ヽ. ''';;;:O`'「あそこにするか。ぶつかりそうになったら俺が体張るわ」
爪゚ー゚)「ヒューゥ、頼りになるね」
ヽ. ''';;;:O`'「一人で大丈夫ですか?」
ヽ. ''';;;:O`'「いけるっしょ、盛岡さんなら盛大に衝突ってことはないだろうし」
(;´・_ゝ・`)「そ、それはどうかな? たぶん大丈夫だとは思うけど」
ヽ. ''';;;:O`'「一応身構えてはおきますね」
(´<_` )「それなら万全だな」
ヽ. ''';;;:O`'「おけ、それでいこう」
―――。
908
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:34:29 ID:vDvi0dXk0
【漁船】
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909
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:35:02 ID:vDvi0dXk0
(´・_ゝ・`)「……よし! こんなもんかな」
( ´_ゝ`)「ふうっ、一息」
<(' _'<人ノ「思ったより息苦しかったですね」
(´<_` )「変装解いちゃってよかったのか?」
( ´_ゝ`)「割り切り。ここらに敵いたらどのみち終わりだし、ずっと変装してるわけにもな」
爪゚ー゚)「まあ、そうだね。とりあえず探知にはそれらしい反応はないよ」
(´・_ゝ・`)「船はどうする? ある程度隠れてはいると思うけど」
( ´_ゝ`)「うーん……地流さん、認識疎外とかいけたりする? やっぱ長期は厳しいかな?」
爪゚ー゚)「ん? 普通にいけるよ?」
( ´_ゝ`)「おっ、嬉しい誤算」
爪゚ー゚)「認識疎外用の護符は持ってきているからね。人が触れていない無機物であればそれなりに長持ちするし」
( ´_ゝ`)「ってことは荷物は全部運びだしとく必要があるか」
(´・_ゝ・`)「それじゃ、手分けして荷下ろししようか」
910
:
◆KDJGUfbY2o
:2023/12/08(金) 23:35:35 ID:vDvi0dXk0
……流石運搬中………………………………………………………………………………
( ´_ゝ`)
___/ /_
/ __ \ ∩
/ / / /\ \//
/ / / / \_/
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄¨1 / / / /
|____________________」=============| _|_
| .|| \__ \
|________, <二二>、_______」| // /
| // ヽヽ || // /
└──────{ { .o .} }──────┘ / | /
ヽヽ // / /レ
`<ニニ>゙ (  ̄〕
 ̄ ̄
………………………………………………………………………………流石運搬中……
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