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从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
1
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:11:49 ID:WUjJSkVM0
川д川
幼なじみのだーこが行方不明になった。その日は確かキレイな月の日だった気がする
おかあさんとケンカして、家を飛び出したらしい。
それから三日後、だーこは見つかった。
何でも俺達の通う学校の体育館に倒れてたそうだ。何でも魔法陣の中に倒れている状態で、周りにはろうそくが置いてあった。
まるで、何かの儀式みたいに。
周りの大人達は危険な宗教団体の仕業だとか誘拐事件だと騒いでるが正直俺にとってそんな事は重大じゃない
川д川
从 ゚∀从「……」
見つかって以来 だーこの意識が戻らない方がよっぽど重大だ
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
プロローグ:目覚めない幼なじみと"ウラ"七不思議
314
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:58:13 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「何勧めたんだ?」
( ^ν^)「チューリングラブ」
从 ゚∀从∵∴ ブフォ
( ^ν^)「何笑ってんだよ」
从 ゚∀从「い、いや……チューリングラブ聴くニュッ君めちゃくちゃ面白いなって……」
从 ゚∀从「普通だったらキュートがおススメしそうなのに……」
( ^ν^)「うるせぇなナナヲアカリ好きなんだよわりぃか」
从;゚∀从「そこまで言ってねぇって」
川 ゚ -゚)「私も好きだぞ。チューリングラブ」
ノパ⊿゚)「お嬢が狐と狸にリクエストした曲だっけか」
川 ゚ -゚)「そうそう」
o川*゚ー゚)o「自分の家の使用人に何やらせてんのよ」
315
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:58:37 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「ふむ、このちゅうりんぐらぶとやらはなかなかいいな」
(゚、゚;トソン「皆さん!!お気に召してますよ!!」
( ^ν^)「やっぱナユタンはつえーな」
(´<_` )「おっしゃ!!決まった!!」
从 ゚∀从「お?」
(´<_` )「流石家のカラオケで一番盛り上がる曲……」
(´<_` )「PSYCHIC FIREだ!!」ドーン
( ^ν^)「ああ、ライブでクソ盛り上がったやつか」
(´<_` )「マジで全員聴いてみ。飛ぶぞ」
(゚、゚;トソン「後でじゃダメですか……」
(´<_` )「後でな。絶対聴けよな」
(゚、゚;トソン「おおう……」
316
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:59:10 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「で、何といった?」
(´<_` )「PSYCHIC FIRE」
(‘_L’)「なるほど……」
(‘_L’)"スッ
(‘_L’)
(‘_L’)「ほうほうこれは……」
(´<_` )「俺が一番好きな曲でもあるんだけど一時期アラームにしたらちょっと嫌になった曲だ」
(;-_-)「ダメじゃん」
川 ゚ -゚)「ふむふむ、コールが入るんだなこの曲」
从 ゚∀从「このビーッビビッビッビッビーッ!がよく分からねぇんだけど……」
(´<_` )「そこ一番盛り上がる所だぞ」
从;゚∀从「そうなの!?」
317
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:59:40 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「………」
o川*゚ー゚)o「そんで真剣な顔してるわね……」
(´<_` )「これがダメだったら俺はキレる」
从;゚∀从「過激派じゃねーか」
(‘_L’)
(‘_L’)
:(‘_L’): プルプル
⌒*リ;´・-・リ「な、なんか震え出しましたよ!!」
(゚、゚;トソン「もしかして怒って……」
(´<_` )「あ?燃やすぞ?」
从;゚∀从「まだ決まったワケじゃねぇから!!落ち着け!!」
ノパ⊿゚)「オレみたいな事言うな」
318
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 04:00:00 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「……しい」
川 ゚ -゚)「はにゃーん?」
(*‘_L’)「素晴らしい!!!」
⌒*リ;´・-・リそ
(*‘_L’)「なんて素晴らしい歌詞と曲……!!こんなに楽しい曲は初めてだ……!!」
(*‘_L’)「特に最後の部分……吾輩もコールとかやってみたい!!」
(´<_` )「BiBiコールはマジで盛り上がるからな」
o川;゚ー゚)o「凄い絶賛してる……」
(゚、゚;トソン「ちょっと聴きたくなっちゃったじゃないですか……」
(´<_` )「ちなみにこの作詞者は1000件ぐらい歌詞を提供しています」
(;‘_L’)そ「せ、1000件だと……!?化け物じゃないか!!」
(´<_` )「そんぐらい畑亜貴はすげーんだわ」
(;‘_L’)「現代にはそのような天才が……」ゴクリ
(;‘_L’)「吾輩もまだまだだな……いやしかし、これで意欲が高まってきたぞ!」
319
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 04:00:24 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)o「それじゃあ……次に進んでも良いって事ね?」
(‘_L’)「ああ、構わん。協力してくれてありがとう子供達」
从 ゚∀从「今回は弟者お手柄だな」
(´<_` )「いやいやこれも畑亜貴のおかげよ」
川 ゚ -゚)「それじゃあ上に行くか」
(‘_L’)「吾輩の次はあの登山家か……」
(‘_L’)「奴自体は無害だが、放つ冷気に気をつけろ」
(-_-)「冷気……?」
(‘_L’)「そのままの意味だ。……凍らない様にな」
川 ゚ -゚)「……分かった。対策しとくよ」
(‘_L’)「うむ」
320
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 04:01:16 ID:85QcFWlc0
パタン
川 ゚ -゚)「冷気を放つ登山家か……想像もつかないが」
( ^ν^)「夏場アイス買っても溶けなさそうでいいなそいつ」
o川*゚ー゚)o「ガリガリ君溶かさなくて食べれるのはちょっと羨ましいわね」
ノパ⊿゚)「へへ!そういう時こそオレの出番よ!」
ノパ⊿゚)「絶対零度だとしても溶かしてやるぜ!!」
川 ゚ -゚)「勢いあまって登山家も溶かすなよ」
ノパ⊿゚)「全身氷人間ではないだろー」
(゚、゚トソン「でもアイスマンだからありえそうですけど……」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)「大丈夫!!」
从;゚∀从「不安だなぁ」
『"ウラ"七不思議その5 とざんかのアイスマン』
『雪山はキケンがいっぱい! そうなんしないように気をつけましょう!』
つづく
321
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 17:39:17 ID:ivh30JeQ0
乙!相変わらず面白い
(´<_` )「ただのよだれかけ耳コピ下手くそおじさんじゃないのかよ」
o川*゚ー゚)o「異名最悪すぎる」
ここ好き
322
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 19:44:51 ID:brLC6Jmw0
おつです
323
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 23:55:14 ID:Ss5JaDFU0
・常温放置はあかん
・川 ゚ -゚)彡←ここ好き
・妙だな?こんなところに駄菓子屋があるはずは・・・
・(゚、゚;トソン「ふぐぉぅ!!←好き
・ニュッさん流石
・(´<_` ) ←どんまい
・事案さん流石
・お前そういうの得意だろは草
・小遣い者3Dio・・・一体何者なんだ・・・
・けだもの!!
・なるほど、それは耳をふさぎたくなろうというもの
・異名絶妙すぎる
・アラームにするのはちょっとな・・・
・登山・・・冷気・・・ウッ頭が・・・
324
:
名無しさん
:2023/04/05(水) 01:57:05 ID:mvbM2GOQ0
おつおつ
325
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:55:22 ID:T/edLhow0
从 ゚∀从「そういえば五番目から厄介になるって言ってなかったっけ」
川 ゚ -゚)「言ってたな。厄介とはそういう意味だったのか」
从 ゚∀从「で?ノートには何て書いてあるんだ?」
川 ゚ -゚)「えーっと……」ペラペラ
川 ゚ -゚)「『"ウラ"七不思議その5 とざんかのアイスマン』」
川 ゚ -゚)「『雪山はキケンがいっぱい! そうなんしないように気をつけましょう!』……らしい」
(゚、゚;トソン「雪山って……ここ普通に学校じゃないですか。遭難も何も無いと思うんですが……」
(´<_` )「学校自体を雪山と見立ててるのかね」
⌒*リ´・-・リ「うーん、それだったら学校が雪山になってそうですが……」
(-_-)「至って普通の学校だしなぁ」
ノパ⊿゚)「そのアイスマンが居る場所だけ雪山みたいになってんじゃねぇか?」
川 ゚ -゚)「確かに……常に冷気を放ってるらしいから言わば雪女みたいな感じかもしれないな」
(´<_` )「俺エルサみたいなの想像してるんだけど」
o川*゚ー゚)o「アイスマンなんだから男でしょ。せめてヒロアカの轟とかにしなさいな」
(´<_` )「でもあいつ火属性もあんじゃん。仮にアイスマンがそうだったらめっちゃ強そうじゃん」
ノハ#゚⊿゚)「なんだと!だとしたらオレと被るじゃねぇか!!」
o川*゚ー゚)o「怒る所そこなんだ」
326
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:55:53 ID:T/edLhow0
从 ゚∀从「確かに火属性は二人もいらないけど……」
川 ゚ -゚)「だとしたらアイスファイヤーマンだな」
(´<_` )「だ、だせぇ〜」
从 ゚∀从「凄い矛盾してんなぁ」
( ^ν^)「おいお前ら」
( ^ν^)「封鎖されてた階段、通れるようになってるぜ」
从;゚∀从「あれ!?いつの間に!?」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第八話:いてつくこどくのとざんか アイスマン
327
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:56:39 ID:T/edLhow0
( ^ν^)「ほらこっち来てみ」
从;゚∀从「うわホントだ……立ち入り禁止のテープがズタズタに……」
o川;゚ー゚)o「キューちゃん達が音楽室に居る間に誰かが上に行ったって事?」
o川;゚ー゚)o「つくづく気持ち悪いわね……」
(;-_-)「うわっ、多分これ刃物か何かで切ってあるよ。怖いなぁ」
⌒*リ;´・-・リ「ハサミとかじゃないですか?」
(;-_-)「だったらまだいいんだけど……」
川 ゚ -゚)「ゴリラパワーで引きちぎる方が怖くないか?」
(;-_-)「それはそれで怖いけどね!!?」
(´<_` )「七不思議にドンキーコング居たっけ?」
( ^ν^)「ゾンビの可能性がある」
(´<_` )「それじゃあハルクかぁ」
川 ゚ -゚)「ハルクはゾンビじゃないだろ」
328
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:57:18 ID:T/edLhow0
(゚、゚;トソン「わ、私血とか痛いのは嫌ですよ!!!」
o川;゚ー゚)o「誰だって嫌よそんなもの」
ノパ⊿゚)「大丈夫、オレの焼灼止血法があれば……」
o川;゚ー゚)o「止血出来ればいいって問題じゃないからね!?流血沙汰が嫌だって話だからね!?」
(゚、゚;トソン「熱いのはもっと嫌です!!」
ノパ⊿゚)「ワガママだなぁ」
⌒*リ;´・-・リ「それはワガママじゃないと思います……」
( ^ν^)「よしじゃあ多数決で決めよう。いいんちょが受けるのは?」
( ^ν^)「右:流血沙汰左:火傷」
(゚、゚;トソン「何人の事で最悪なトロッコアドベンチャーしてるんですか!!やめてください!!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「まぁどっちにしろ先に進むしかないな」
从;゚∀从「そ、そうだな。もうここまで来たんだし、後には引けねぇ」
o川*゚ー゚)o(あまりのまとまりの無さにスルースキル覚えたわね、クール)
329
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:57:46 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「とりあえず私が先頭を歩こう」
从 ゚∀从「頼んだぜ」
川 ゚ -゚)"ピシャッ
川 ゚ -゚)「……床が濡れてる?」
( ^ν^)「誰かがおしっこ漏らしたんじゃねぇの」
川 ゚ -゚)「うっわ最悪踏んじまったじゃねぇか!!!」
ノパ⊿゚)「お嬢のマントにもちょっと付いたぞ」
川 ゚ -゚)「な"ぁ"!!!!!私の一張羅がぁ!!!!」バサバサ
从;゚∀从「バッカやめろ!!!マントバサバサすんな!!!」
330
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:58:11 ID:T/edLhow0
( ^ν^)「やーいやーいおしっこウーマン」
川 ゚ -゚)「うっせぇ!!!!まるで私が漏らしたみたいな言い方すんな!!!」
o川*゚ー゚)o「ごめんだけどちょっと寄らないでくれる?」
川 ゚ -゚)「チックッショー!!!」
(´<_` )「コウメ太夫?」
川 ゚ -゚)「こうなったらアレだ!!!お前らも巻き添えにしてやる!!」
"川 ゚ -゚)"「くらえ!!おしっこマントローリングサンダー!!!」クルクル
o川;゚Д゚)o「いやあああ!!!!サイッテー!!!!最悪!!!」
(;^ν^)「こっち来るな!!!!」
(´<_` )「アレに当たったら即座におしっこ漏らすぞ」
o川;゚Д゚)o「なおさら嫌あああああああ!!!」
(゚、゚;トソン「ちょ、落ち着いてください!!!これただの水ですよ!!!」
川 ゚ -゚)
o川;゚Д゚)o
(;^ν^)
331
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:58:34 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「水」
(゚、゚;トソン「そもそもおしっこだったらアンモニア臭とかするでしょうに」
⌒*リ;´・-・リ「懐中電灯で照らしてみましたけど無色透明ですよこれ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「クソッ……クソッ……!!」
ノパ⊿゚)「どんまい」
o川;゚ー゚)o「もう!!ニュッ君がおしっことか言うから!!」
( ^ν^)「正直すまんかった」
o川;゚ー゚)o「まぁ結果的におしっこじゃなくて良かったけど」
o川;゚ー゚)o「濡れてる床歩くのは抵抗あるわね……」
(゚、゚;トソン「その分滑りやすいですからね。気を付けて行きましょう」
川 ゚ -゚)「ただの水だと分かってもニュッ君のせいで余計抵抗感強まったじゃないか」
( ^ν^)「俺のせいかよ」
o川*゚ー゚)o「アンタのせいでしかないわよ」
332
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:58:57 ID:T/edLhow0
(;-_-)「でもなんで水なんて出てきてるんだろう……」
(´<_` )「誰かが水道流しっぱなしにしたんじゃねぇの」
从;゚∀从「だとしたらどんだけ放置してるんだよ!!」
(゚、゚;トソン「水道代が!!!」
川 ゚ -゚)「ツッコむ所そこなのか?」
(´<_` )「水道代を気にする小学四年生」
川 ゚ -゚)「別にいいんちょが負担するワケじゃないだろうに……」
(゚、゚;トソン「でもなんか気になるじゃないですか……あ、着いた」
川 ゚ -゚)「お」
333
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:59:23 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「封鎖されてた割りには何ともなさそうだな」
从 ゚∀从「靴下に水が浸透してきて最悪な事以外はな」
⌒*リ´・-・リ「でもなんか……肌寒くないですか?」
o川*゚ー゚)o「言われてみれば……明らかに下と気温が違うわよね……」
(゚、゚トソン「そんな薄着だから……」
o川;゚ー゚)o「いや薄着云々とかよりも本当に肌寒いわよ!いいんちょ平気なの!?」
(゚、゚トソン「いえ、寒いです」
o川;゚ー゚)o「でしょうね!!」
(゚、゚トソン「学級委員長たるものこのぐらいの寒さは我慢しなければ……」ムズムズ
(>、<トソン「ちゃい!!」
⌒*リ;´・-・リそ
(゚、゚トソン「失礼しました」ズビズビ
o川*゚ー゚)o「え?何今の?ハム語?」
(゚、゚トソン「くしゃみですが」
从;゚∀从「どんなくしゃみだよ!」
(゚、゚;トソン「別に普通のくしゃみじゃないですか!?!?」
川 ゚ -゚)「個性的な……しっかし本当に寒いな」サスサス
334
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:59:47 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ヒート、もっとちこうよれ」
ノパ⊿゚)"「へいへい」ピトッ
川 ゚ -゚)「ぬくいわ〜」
o川;゚ー゚)o「あー!!一人だけズルい!!」
川 ゚ -゚)「だって私の式神かつカイロだもーん」
ノパ⊿゚)「カイロ扱いはやめてくれお嬢。せめて石油ストーブにだな」
(;-_-)「石油ストーブはいいんだね……」
ノパ⊿゚)「だって餅とか焼けんじゃん。それくらいオレは万能って事よ」
(´<_` )「万能さ示すのが餅が焼ける事でいいのかよ。もっと他にあるだろ」
ノパ⊿゚)「じゃあ……」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)「マシュマロも焼ける……!」
(´<_` )「さっきと変わんねぇ〜」
川 ゚ -゚)「昔焼きマシュマロ作ろうとして炭にしただろヒートは」
ノパ⊿゚)「あん時はまだ加減が分からなかったからよぉ……」
(´<_` )「しかもちゃっかり失敗してるんかい」
335
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:00:09 ID:T/edLhow0
(´<_` )「しっかし……この寒さもアイスマンの仕業なのかね」
川 ゚ -゚)「十中八九そうだろう」
( ^ν^)「冷房いらずだな」
(;-_-)「むしろ効きすぎだよ」
(´<_` )「お前ら弱いなぁ」
从 ゚∀从「年中ハーパンジャージだし寒くなっても動じないな弟者は……」
(´<_` )「体動かせば体温上がるからな」
从;゚∀从「そうだけどさぁ、限度ってのがあるじゃん」
(゚、゚トソン「弟者君の言う通りですよ。子どもは風の子ですから」プルプル
o川*゚ー゚)o「そんな震えて言っても説得力無いわよいいんちょ」
从;゚∀从「寒いなら寒いって素直に言えよなー」
(゚、゚;トソン「寒いって言ったら試合終了なんですよ!?」
从;゚∀从「何と戦ってんだよいいんちょ……」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「……お?」
o川*゚ー゚)o「どした?何か見つけた?」
336
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:00:31 ID:T/edLhow0
从 ゚∀从「先の方霧みたいになってないか?」
o川*゚ー゚)o「なんかモヤモヤしてるやつ?」
从 ゚∀从「そうそれ」
川 ゚ -゚)「霧ぃ?校内に霧なんて出るなんて事は……」テクテク
ノパ⊿゚)「お嬢一人で平気かー?」
川 ゚ -゚)「心配するな。はじめてのおつかいの撮影スタッフみたいな感じで見守っててくれ」テクテク
ノパ⊿゚)「とか言いつつすぐ迷子になるのはお嬢の方なんだけどなぁ」
o川*゚ー゚)o「三歳児レベル……」
( ^ν^)「おいおいここは静岡だったのか」
(゚、゚トソン「静岡も何もここは横浜ですが……」
(´<_` )「サイレントヒルな」
(゚、゚;トソン「????」
(;-_-)「あ、えっと……サイレントヒルってゲームがあって……」
(;-_-)「霧に包まれた町が舞台なんだけどサイレントヒルをそのまま直訳して静かな岡っていう」
(゚、゚;トソン「なるほど。それを略して静岡なんですね」
(;-_-)「そういうこと」
337
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:02:38 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)テクテク
川 ゚ -゚)「暗闇と相まって視界が悪iア寒!!!!!
川 ゚ -゚)「うわぁ!!しかもここから壁とか床が一面凍ってる!!」
从 ゚∀从「なんかクーが一人ではしゃいでる」
(´<_` )「高岡もあんなんだぞ」
从;゚∀从そ
川 ゚ -゚)ノシ「おーいみんなー!!これは霧なんかじゃない!!冷気だ!!」
(;-_-)「壁と床が凍ってるだなんて相当だな……」
(゚、゚;トソン「と、とりあえず雪道や凍ってる道はペンギン歩きで進めば滑らないのでそれで行きましょう!」
ノパ⊿゚)「んな事しなくたってオレの後ついてけりゃ問題ねぇって」テクテク
⌒*リ´・-・リ「わ、凄い……!氷がどんどん溶けてく……」
( ^ν^)「ここに来て一気に火属性の強みが出たな」
o川*゚ー゚)o「でもまたこのビショビショロードを歩かなきゃいけないのか……」
ノパ⊿゚)「そんぐらい我慢しろって」
o川*゚3゚)o「へーい」
338
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:03:10 ID:T/edLhow0
o川;゚ー゚)o「うっわ……ここに来てから一気に寒くなったわね……」
( ^ν^)「すげー。夏なのに息白いぞ」
从 ゚∀从「そんで?居たのかアイスマン」
川 ゚ -゚)「いや、誰も居なかった」
从;゚∀从「まーたしらみつぶしに探すしかないかぁ」
川 ゚ -゚)「……案外すぐ見つかるかもしれん」
从;゚∀从「えっ?」
川 ゚ -゚)「ヒート、この教室のドアの氷溶かしてくれ」
ノパ⊿゚)っ「がってんだ!」ジュウウウウ……
(´<_` )「この奥にアイスマンが居る根拠はあんのか?」
川 ゚ -゚)「冷気の出どころがここからなんだ」
川 ゚ -゚)「それに他の場所に比べてかなり凍り付いてる。多分ここで間違いないだろう」
339
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:03:31 ID:T/edLhow0
(゚、゚;トソン「うう……手がかじかんできました……」
从 ゚∀从「脇の下あったけーからそこで温めるといいぞ」
(゚、゚;トソン「なるほど……」スッ
⌒*リ´・-・リ「ホントだあったかいや……」スッ
从 ゚∀从「それでも寒いことには変わらないけどなー」
(゚、゚;トソン「こうなったらあったかい物連想しましょう!チゲ鍋!すき焼き!」
⌒*リ´・-・リ「えっと……シチュー!グラタン!」
(-_-)「コンポタ……ミネストローネ……」
( ^ν^)「飯テロじゃねぇかやめろ」
从 ゚∀从「マッチ売りの少女ってこんな気持ちなんだな」
340
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:04:21 ID:T/edLhow0
:o川;゚ー゚)o:ガタガタ
o川;゚ー゚)o「いやマジでさっむ……こんな事想定して羽織るもの持ってきてないわよ……」
(´<_` )「よければジャージの上貸そうか?」
o川;゚ー゚)o「いいの?悪いわね……」
(´<_` )「おう。気にすんな」バサァ
o川;゚ー゚)o「いや雑!!!!」
ノパ⊿゚)っ「おっし!溶かし終わったぞ!」
川 ゚ -゚)"「ありがとうヒート。多分これで開くはず……」グッグッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「開かねぇ……」
ノパ⊿゚)っ"「しゃーねーなお嬢は」ガリハガリバキバキバキ
从;゚∀从「とてもじゃないけどドア開ける音じゃないよな!?」
(゚、゚;トソン「それ壊してませんか!?大丈夫!?」
ノパ⊿゚)「へし折ってはねぇから平気平気。視界悪いからはぐれるなよ!」
川 ゚ -゚)「ホントに前が見えないな……」
从;゚∀从「と、とりあえず皆で手を繋いで」ギュッ
(゚、゚;トソン「ひぃ!!手ェ冷たい!!」
(;-_-)「うわっ!誰か手汗凄い人居ない!?」
o川;゚ー゚)o「う、うるさいわね!!手の代謝だけいいのよキューちゃんは!!」
(´<_` )「どういう原理なん?」
――――
――――――……
341
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:04:45 ID:T/edLhow0
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオ
从;゚∀从「う………」
从;゚∀从「うおおおおおお!!!どうなってんだああああああ!!!」
(´<_` )「うわっなんだここ。教室じゃねぇのかよ」
川 ゚ -゚)「ブリザードか……」
从;゚∀从「マジで冷静だな!!」
从;゚∀从「つーかさみぃってレベルじゃねぇし!!前見えねぇ!!」
o川;゚ー゚)o「とりあえず一回戻りましょうよ!!」
从;゚∀从「でも出口分かんねーよ!!」
o川;゚ー゚)o「無理無理無理無理!!!帰る!!」
(゚、゚;トソン「間違いなく死にますよこんな場所!!」
(´<_` )「うーん、俺も寒いわこのレベルだと」
从;゚∀从「これで暑いって言ったらお前の神経疑うよ!!」
342
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:05:07 ID:T/edLhow0
( ^ν^)「へ、へへっ……なんか暑くなってきた……」ヌギヌギ
从;゚∀从「って言った矢先から暑いって言ってる奴居た!!」
⌒*リ;´・-・リそ「ちょ、ニュッ君さん!?何で脱ぎ始めてるんですか!?」
(;-_-)「む、矛盾脱衣だ……!!」
(゚、゚;トソン「低体温症の症状が早速出てますよ!!クーさん!クーさあああん!」
川 ゚ -゚)「あーもう!ヒートの近くに寄れ!」
ノパ⊿゚)「ほーらこっち来いお前らー」
o川;゚ー゚)o「あったかい……」
(゚、゚;トソン「い、生き返る〜……」
( ^ν^)
( ^ν^)「もっと暑い」ヌギヌギ
川 ゚ -゚)「だから脱ぐなっての」
343
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:05:38 ID:T/edLhow0
(´<_` )「にしてもここ本当に何処なんだろうな。もしかしたら俺達集団幻覚を見てるのかもしれないが」
川 ゚ -゚)「視界が悪いが……多分雪山だろうな。ノートに書いてあったし」
(´<_` )「マジかよ俺達登山の経験なんてないぞ」
川 ゚ -゚)「そりゃ私だって無いが……とりあえずアイスマンを探すしかないな……」ザクザク
ノパ⊿゚)「せめて視界が良くなりゃいいけど」
o川*゚ー゚)o「見えないの?」
ノパ⊿゚)「あんま見えん。勘で進んでるだけだ」
⌒*リ;´・-・リ「それって大丈夫なのかなぁ」
ノパ⊿゚)「ここで停滞したってしょうがねぇからな……」
川 ゚ -゚)「ならヒート、今でこそアレを使う時だぞ」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)ゞ「あーアレかぁ……吹雪相手に効くかねぇ」ポリポリ
从 ゚∀从「アレ?」
川 ゚ -゚)「まぁ見てろ」
344
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:06:10 ID:T/edLhow0
ノパ⊿゚)スゥゥゥゥゥゥ……
ノハ#゚⊿゚)「ウ"ガアあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」ビリビリビリ
从;゚∀从そ「うおっ!?なんだ!?うるせぇ!!」
(゚、゚;トソン「そんなでっかい声出して雪崩起きませんか!?」
(´<_` )「でっかい声ってレベルじゃねぇぞ!」
川 ゚ -゚)「うふふふ……」
从;゚∀从「そんで大山ドラみたいな笑い方してんだよクールは」
ノハ#゚⊿゚)ハァ……ハァ……
⌒*リ;´・-・リ「あ……でもだんだん視界が……!」
o川;゚ー゚)o「晴れてきた!?」
ノパ⊿゚)「おっしゃ。これで先に進めるな」
从;゚∀从「いやどういう原理!?」
ノパ⊿゚)「なんかこう……気合とか喝で……」
从;゚∀从「どうにかなんの!?」
川 ゚ -゚)「実際遠足の朝雨が降った時にヒートの咆哮で無理矢理晴れしたんだけど吹雪でもいけるとは……」
(´<_` )「それが出来て許されるのテニプリの真田かラブライブの穂乃果だけだろ」
(;-_-)「ま、まぁ晴れたし視界は良好だし一石二鳥って事で……」
345
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:06:32 ID:T/edLhow0
o川*゚ー゚)o「ていうか結構崖っぷちギリギリの部分もあったのね。こりゃ吹雪止ませて正解だったわ」
川 ゚ -゚)「お前ら崖っぷちギリギリ〜」
o川*゚ー゚)o「テニミュやめなさい」
(´<_` )「兄者が受験の時ひたすら流してたやつだ」
o川*゚ー゚)o「どんだけ自分を追い詰めてないの?」
( ^ν^)"「ていうか崖の下に大量に落ちてないか?オレンジ色の……」
(゚、゚トソン「オレンジ……」
(゚、゚;トソン「駄目です!ニュッさん!あんま見ない方がいいやつですそれ!」
( ^ν^)「なんでさ」
(゚、゚;トソン「本で読んだことあるんですけど……エレベストとかには虹の谷って言われてる場所がありまして……」
(゚、゚;トソン「登山者の遺体が大量に転がってるんですよ……だからあんまり見ない方が……」
(;-_-)「低温な気候だから死体が腐敗しないでミイラ化するんだっけ……グリーンブーツとか有名だよね……」
(´<_` )「うわー狂気山脈で聞いたことあるやつだ」
( ^ν^)「でも普通大量に落ちてるものかね」
( ^ν^)「ざっと見た感じ下ほぼオレンジだったぞ」
(;-_-)「……そんな事ある?」
(´<_` )「マジで狂気山脈じゃねぇか」
346
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:06:59 ID:T/edLhow0
(゚、゚;トソン「まぁ見ていてあまり気持ちの良いモノじゃないですし……」
o川;゚ー゚)o「不気味だしさっさと行きましょ……肝心のアイスマン探さないと……」
( ^ν^)「あっちに山小屋あったぞ」
o川;゚ー゚)o「色々と見つけてくるわね!アンタ!」
(´<_` )「ここ掘れニュッ君」
( ^ν^)「俺は犬じゃねぇ」
⌒*リ;´・-・リ「でもスフィンクスの時に犬になってたじゃないですか」
( ^ν^)「そういえばそうだったわ」
347
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:08:43 ID:T/edLhow0
ノパ⊿゚)「そんで?山小屋は?」
( ^ν^)「こっちこっち」
从 ゚∀从「おお……ハイジとかに出てきそうな山小屋……」
(゚、゚トソン「この中にアイスマン居そうな感じが……」
川 ゚ -゚)「むしろ居てくれないと困る」
o川*゚ー゚)o「開くかなぁ」
(´<_` )「ならば俺が行こう」ザッ
o川*゚ー゚)o「ホントにいけるの?」
(´<_` )「任せんしゃい」
348
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:09:07 ID:T/edLhow0
(´<_` )
o(´<_` )「エールサッ」コンコココンコンッ
(´<_` )「雪だるまつくーろー」
(´<_` )「ドアを開けて―」
(´<_` )テン!
(´<_` )「一緒に遊ぼう、どうして出てこないのー」
(´<_` )「前はなかーよくーしてーたーのにーなぜあえなーいのー」
(´<_` )「雪だるま作ろー」
(´<_` )「大きなゆきだるーまー」
(´<_` )
シーン……
(´<_` )「駄目だ。あっち行ってよとすら言われねぇ」
从;゚∀从「どっちにしろ開かないやつだろそれ!!!」
⌒*リ´・-・リっ「普通にドア開きますよ……」キィ
(´<_` )「そんで開くんかーい」
川 ゚ -゚)「よーししゅっぱつおしんこー」
( ^ν^)「きゅうりのぬか漬け―」
349
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:09:30 ID:T/edLhow0
バタン
( ^ν^)「中は思ったより綺麗だな」
(´<_` )「お、おいもう帰ろうぜ……」
( ^ν^)「なんだよたけ者、ビビッてんのか?」
从 ゚∀从「誰なんだよたけ者」
川 ゚ -゚)「どなたか居ますかー?」
川 ゚ -゚)「居たら返事してくださーい」
( <●><●>)"スッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「いや返事しろよ」
( <●><●>)そ
(゚、゚;トソン「まぁまぁ」
350
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:09:50 ID:T/edLhow0
o川*゚ー゚)o「もしかしなくてもアイスマン……?」
( <●><●>)"コクリ
(-_-)「喋れないのかな……」
( <●><●>)"フルフル
(-_-)「そういうワケではないと」
( <●><●>)"コクリ
(;-_-)「不便だなぁ」
(゚、゚;トソン「何か理由があるんじゃないですかね」
351
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:10:14 ID:T/edLhow0
( <●><●>)ン"ン"ッ
( <●><●>)「すみません……声が出しづらくて……」
( ^ν^)「お、喋った」
(゚、゚;トソン「あ、無理はなさらずに……」
( <●><●>)ケホッケホッ
( <●><●>)「あーあー……」
( <●><●>)
( <●><●>)「もう大丈夫です。よくここまで辿り着きましたね」
从 ゚∀从「魔王みたいなセリフ……」
川 ゚ -゚)「それでアイスマン……一体ここはどうなってるんだ?」
( <●><●>)「ワカッテマスでいいですよ。アイスマンだなんて子どものごっこ遊びのあだ名みたいで恥ずかしいんで」
o川*゚ー゚)o「恥ずかしいとかあるんだ」
( <●><●>)「別に僕自分の事アイスマンとか呼びませんし……」
(´<_` )「それはそう」
352
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:10:39 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「で、この空間ですけど……僕自身が作り出した……と言えばいいんでしょうか」
( <●><●>)「僕は雪山で死んだので……それが反映した……みたいな。多分ですけど」
川 ゚ -゚)「やはりここに来てからの記憶はないと」
( <●><●>)「あやふやですね。まぁ見ての通り僕は冷気まき散らしてますし、基本はここに引きこもってますよ」
(゚、゚トソン「確かに不便そうですもんねその体」
ノパ⊿゚)「オレが隣に入れば中和されるんじゃね?」
⌒*リ´・-・リ「その前に溶けそうな……」
( <●><●>)「なんかよく分からないですけどあまり近づかないでいただきたい」
ノパ⊿゚)「はいよ」
353
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:11:17 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「まぁ正直な話。山で死ねて良かったと思ってますよ」
(゚、゚;トソン「え……?」
( <●><●>)「僕は登山家ですからね。布団の上なんかで死んだらつまらないです」
(゚、゚;トソン「そういうモノなんですか……?」
( <●><●>)「登山家は皆どこかしら狂ってますから」
(゚、゚;トソン「………」
( ^ν^)「そういや一個聞きたい事があるんだけどよ」
( <●><●>)「何でしょうか」
( ^ν^)「さっきここの山小屋に入る前、崖下にオレンジ色の死体の山を見たんだが」
( <●><●>)「……あれは僕の友人です」
(;-_-)「えっ、でもさっきニュッ君大量って……」
( <●><●>)「全部僕の友人ですよ。日に日に数が増えたり減ったり……原理は分かりませんが」
( <●><●>)「友人……ビロードは足を踏み外して亡くなったんです……」
( <●><●>)「死体は回収されたんですけどね……何せ僕の目の前で落ちたものですから、反映されたんでしょうか」
( <●><●>)「すみません、子ども相手に話すような内容じゃありませんでしたね」
(゚、゚;トソン「いえ……」
354
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:11:57 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「うーん、流石にここにずっと居るとなると貞子の事も分からないか……」
( <●><●>)「基本ここで引きこもってます」
从 ゚∀从「でもアイスマンの次はゾンビだろ?」
o川*゚ー゚)o「これでやっとだーこの居場所が分かるしさっさと出ましょ」
(゚、゚;トソン「いくら吹雪が止んだとはいえ出口分かるんですか?」
( <●><●>)「え?吹雪止んでるんですか?」
ノパ⊿゚)「オレが止ませた」
( <●><●>)「えぇ……ていうかよく見たら雪山舐めてんのかって服装で来てるし……」
从;゚∀从「今更すぎない!?」
( <●><●>)「まぁいいです。出口ぐらいは案内しますよ」
川 ゚ -゚)「よろしく頼む」
355
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:12:19 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「と言っても……」
( <●><●>)「この暖炉の下くぐれば出れますけどね」
从;゚∀从「意外な所に出口あんな!?」
(´<_` )「大丈夫?俺達ここで焼かれたりしない?」
(゚、゚;トソン「そんなグリム童話みたいな」
( <●><●>)「見た目通り狭くて暗いんで、気を付けてください」
o川*゚ー゚)o「他に出口は?」
( <●><●>)「無いです」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「誰よこの空間作った奴……!」
( <●><●>)「多分僕なんでごめんなさいね」
356
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:12:41 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「皆懐中電灯持ってるだろ。口に咥えたら周りも多少は見える」
川 ゚ -゚)「てことで一番手クール行きまーす」ズリズリ
ノパ⊿゚)「じゃあ次オレー」
o川;゚ー゚)o「よくあの二人は先々進めるわね……」
(゚、゚;トソン「まぁここから出られるなら……」
o川;゚ー゚)o「うう……ヒート居なくなってきたから寒い!!もうごめんだわ!!」
(゚、゚;トソン「ああ待ってくださいキュートさん!置いてかないで!」
(´<_` )「どっちにしろ順番待たないと出られないからな」
( ^ν^)「もうちょっとここの暖炉広くできねぇ?」
( <●><●>)「考えときます」
从;゚∀从「言うて俺達もうここ来ることないだろ……」
――――――
―――――――……
357
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:13:06 ID:T/edLhow0
バンバン!! バン!!
川 ゚ -゚)「うおう変な所から出てきた!!」ガチャッ
o川;゚ー゚)o「なんで暖炉と掃除用具入れが繋がってるのよ!!」
(;-_-)「あー……夏の温度が心地よく感じる……」
(´<_` )「てことはまた別の教室かここ」
( ^ν^)「周り凍ってないしな」
(゚、゚;トソン「とりあえず点呼……!全員居ますか?!」
川 ゚ -゚)「いち!」
ノパ⊿゚)「に!」
(´<_` )「さーん」
( ^ν^)「よん」
从 ゚∀从「ご!」
o川*゚ー゚)o「ろーく!」
⌒*リ´・-・リ「なな……」
(-_-)「はち……!」
( <●><●>)「九」
(゚、゚;トソン「よし!全員居ますね!!」
从;゚∀从「いやいやいやいや!!!待て待て待て!!!」
从;゚∀从「今なんか余計なの居たぞ!!」
358
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:13:27 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「はろう☆」
川 ゚ -゚)「うわ、いつの間に」
从;゚∀从「はろう☆じゃねぇよ何で付いてきてんだよ!!」
( <●><●>)「いや何となく貴方達が心配なので」
从;゚∀从「冷気だだ漏れな奴が来られても困るわ!!」
(((ノパ⊿゚)「その為のオレ」ススス
( <●><●>))))「あんまり寄らないでください」ススス
川 ゚ -゚)「ちょけるな」
⌒*リ´・-・リ「でも見た感じ制御出来てますね」
o川;゚ー゚)o「言われてみれば」
( <●><●>)「なんかアレば僕のエルサパワーでなんとかします」
(´<_` )「マジでエルサなのかよ」
(゚、゚トソン「まぁ心強い……のでしょうか」
川 ゚ -゚)「後半戦になって仲間が増えるのはありがたいな」
( <●><●>)「場合によっては一時離脱しますけどね」
359
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:14:38 ID:T/edLhow0
⌒*リ´・-・リ「そっか……もう残り二つですもんね」
o川*゚ー゚)o「時間どれぐらい経ってるのかしら……」
(゚、゚トソン「さっきまで曇ってたのが晴れてますから……ある程度は進んでるんじゃないでしょうか」
从 ゚∀从「ホントだ月出てる。キレーだなぁ」
( <●><●>)「月……?いつから出てましたか?」
从 ゚∀从「や、そこまでは知らん。でも少なくとも音楽室の時は曇ってたから俺達が教室入った後じゃないかな……」
( <●><●>)「……これは非常にまずいですねぇ」
(;-_-)「どうまずいんです?」
(´<_` )「ノートに狼男って書いてあったっけ」
川 ゚ -゚)"「特に記述は無いが……」ペラペラ
( <●><●>)「とりあえず外には出ないuξ#゚⊿゚)ξ「ゾンビの大馬鹿者はどこじゃー!!!!」バーーーン!!!
从;゚∀从「スフィンクス!?」
360
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:15:48 ID:T/edLhow0
ξ゚⊿゚)ξ「ん……?おお、登山家の。学校に居るのは久しいではないか」
ξ;゚⊿゚)ξ「……とまだ居ったか童共……」
( <●><●>)「どうもツンさん」
( ゚д゚ )「俺も居るぞ」
( <●><●>)「ミルナさんまで……あのクラゲはどうしました?」
( ゚д゚ )「ホマは流石にプールから出れないし今は校庭がやばいから潜ってる。今はツンと一緒にゾンビ探してんだ」
ξ#゚⊿゚)ξ「そうじゃ!!あの小僧……!!何処をほっつき歩いておる!!」
( <●><●>)「ええ、状況は解ってますよ。僕も協力しましょう」
从;゚∀从「お前らだけで自己完結すんなよな!!」
川 ゚ -゚)「会話に付いていけんのだが……」バサッ
(´<_` )「またノートが勝手に落ちたぞ」
川 ゚ -゚)「む、落ち着きのないやつだなぁお前は」ヒョイ
『"ウラ"七不思議その6 ゾンビの王』
『校ていの下にはしたいがうまってます。月が出る日はゾンビにちゅういしましょう』
つづく
361
:
名無しさん
:2023/04/29(土) 00:30:44 ID:2gzWX6Gc0
乙
362
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 18:32:51 ID:T9SdUp4c0
乙!ワカッテマス切ない……
次回も楽しみ
363
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:17:59 ID:uaq9mBtg0
・リョナんちょ少し見たい
・マントバサバサ草、ローリングサンダーも草
・事案さんさりげなく事案
・狂気山脈み
・アイスマンかわ
・全員います!
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