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从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
1
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:11:49 ID:WUjJSkVM0
川д川
幼なじみのだーこが行方不明になった。その日は確かキレイな月の日だった気がする
おかあさんとケンカして、家を飛び出したらしい。
それから三日後、だーこは見つかった。
何でも俺達の通う学校の体育館に倒れてたそうだ。何でも魔法陣の中に倒れている状態で、周りにはろうそくが置いてあった。
まるで、何かの儀式みたいに。
周りの大人達は危険な宗教団体の仕業だとか誘拐事件だと騒いでるが正直俺にとってそんな事は重大じゃない
川д川
从 ゚∀从「……」
見つかって以来 だーこの意識が戻らない方がよっぽど重大だ
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
プロローグ:目覚めない幼なじみと"ウラ"七不思議
2
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:12:32 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从「これ、連絡ノートとクラスのみんなで書いた寄せ書きです」
('、`*川「ありがとう……貞子、今日はハイン君来てくれたよ」
川д川
从 ゚∀从「だーこ……」
('、`*川「ごめんなさいね……折角お見舞いに来てくれたのこの後検査があるからちょっとしか面会できないけど……」
从 ゚∀从「良いんです。連絡ノートと寄せ書き渡すだけの予定だったんですぐ帰ります」
('、`*川「うん……良かったら、またお見舞いに来てあげてね。その方が貞子も喜ぶわ」
从 ゚∀从「いつでもどこでも雨の日雪の日でも駆けつけます!!!」
('、`*川「うふふ、頼もしいわね。……それじゃあハイン君、気を付けて」
从 ゚∀从「はーい」
从 ゚∀从ノシ「じゃーなだーこ!!明日給食にあげパン出るからなー!」
川д川
ぱたん
3
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:13:17 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从「はぁ……今日もだーこ起きなかったな……」
从 ゚∀从「これでどのぐらい経ったんだろう……一週間ぐらいかな……」
从 ゚∀从
从 ゚∀从(おばさん、やつれてたな。ちゃんとご飯食べてないんだろうな)
从 ゚∀从(元々は明るい人だったんだけどな。そりゃ親だもんな。当たり前だ)
从 ゚∀从(だーこも、よく分かんねー機械とチューブに繋がれてて痛々しいし)
从 ゚∀从(ハンニンも、未だ捕まんねーし)
从 ゚∀从(今日も、曇り空だし)
从 ゚∀从(全部、もやもやする……)
4
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:13:40 ID:WUjJSkVM0
どんっ
从 x∀从そ
「ぷえっ!?」
爪'ー`)「うおう」
从;゚∀从「いててて……ご、ごめんなさい!前よく見てなくて……」
爪'ー`)「あーいいよいいよ。気にしてないから」
从;゚∀从「うう……」
爪'ー`)「それよりも坊や。何か悩み事でもあるようだね」
从;゚∀从「へ?」
爪'ー`)「うーん……強いて言えば『幼なじみの目が覚めないからどうしたものか』って所かなぁ」
从;゚∀从「な、何で分かっ……」
从;゚∀从「………」
从;゚∀从「もしかして思考盗聴されてる!?やべぇ頭にアルミホイル巻かなきゃ!」
爪'ー`)「面白い子だね」
5
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:14:50 ID:WUjJSkVM0
爪'ー`)「その子、助けたい?」
从;゚∀从「ッ!!勿論!!」
从;゚∀从「おっちゃんはだーこの事助けることが出来るんですか!?」
爪'ー`)「おにーさんね」
爪'ー`)「ま、俺自身はどうもすること出来ないけど一つおまじないを教えてあげよう」
从;゚∀从「おまじない?」
爪'ー`)っ / ,' 3
「はいおにーさん特性荒巻さん人形」
从 ゚∀从「でっけーアザラシのぬいぐるみだ……」
6
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:15:12 ID:WUjJSkVM0
爪'ー`)「夜寝る時にドアでも窓でもいい。入ってこられるように隙間を開けるんだ」
爪'ー`)「そしたら三回『荒巻さん荒巻さんお入りください』って唱えた後にそれを抱えて寝る」
爪'ー`)「そうすると……」
从 ゚∀从「そうすると……?」
爪'ー`)「それは見てからのお楽しみ」
从;゚∀从「何だよそれー」
爪'ー`)「まぁ坊やの助けにはなるさ」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「ちなみにこれ盗聴器入ってる?」
爪'ー`)「綿しか入ってないよ」
从 ゚∀从「まぁ……可愛いし貰えるもんは貰っとくけど……」
从 ゚∀从「ありがとなあやしいおっちゃん」
爪'ー`)「おにーさんね。おまじない忘れないようにね」
从 ゚∀从「はーい」
爪'ー`)「………」
爪'ー`)「検討を祈るよ、高岡ハイン君」
7
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:16:43 ID:WUjJSkVM0
―夜
从 ゚∀从っ / ,' 3
モフモフ
从 ゚∀从(結構場所取るなこれ……しかも夏だから暑いし……)
从 ゚∀从(えーっと確か隙間を開けるんだっけ……ドアでいいか)キィィ
从 ゚∀从
从;゚∀从(半開きのドア超こえ――――――!!!!)
从;゚∀从(廊下のわずかな明かり漏れてるの超こぇぇ!!やだ!!寝らんねぇ!!)
从;゚∀从(でもだーこの為だ!!だーこもおばけとか嫌いだったけど!!)
从;゚∀从(そんで呪文……)
从;゚∀从「荒巻さん荒巻さんお入りください」
从;゚∀从「荒巻さん荒巻さんお入りください」
从;゚∀从「荒巻さん荒巻さんお入りください」
从;゚∀从「………」
从;゚∀从「……これでいいのかな」
从;゚∀从「だー!!!もうこの時点で怖くて寝れねー!!」
从;゚∀从 / ,' 3 ギュッ
从;-∀从(これで遅刻したらあのおっちゃんのせいだからな……!)
8
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:17:15 ID:WUjJSkVM0
―五分後
从 -∀从グゴォ
/ ,' 3
―――――
――――――……
―――――――……
―――――――……
「……きなさい」
从 -∀从
「おきなさい」
从 -∀从
「これ、起きなさいハイン」
从 -∀从「んぁ?」
从 ゚∀从
/ ,' 3
从 ゚∀从
/ ,' 3「わしじゃよ」
从 ゚∀从「アガサ博士?」
/ ,' 3「荒巻さんじゃよ」
从;゚∀从そ「……ってうわ!!なんだここ!んでなんだこいつ!見た目が愛玩動物なのに声が緒方賢一だ!」
9
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:18:21 ID:WUjJSkVM0
/ ,' 3「そしてここはわしのテリトリーじゃ」
从 ゚∀从「荒巻のテリトリー……」
/ ,' 3「アガサ博士なのか大石なのかハッキリせぬか」
从 ゚∀从「そっちから話題振った癖に……」
/ ,' 3「ていうかお主……寝つきが早いのはいいがわしのふあふあまっしろぼでぃに涎を垂らすではない……」
/ ,' 3「ここんところカピカピになっとるぞ。ほれ見てみぃ」
从 ゚∀从「なんかごめん」
/ ,' 3「まぁいい」
10
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:18:49 ID:WUjJSkVM0
/ ,' 3「……して、お主は幼なじみを助けたいのじゃな」
从;゚∀从「は、はい!お医者さんは異常が無いって言うけども全然目覚めなくて……!」
/ ,' 3「そりゃそうじゃ」
从 ゚∀从「オーキド博士……」
/ ,' 3「今やあの子の魂の半分はお主の学校に囚われておる」
/ ,' 3「魂が戻らねば一生目覚めることはないであろう」
从;゚∀从「じゃあどうすればいいんですか?」
/ ,' 3「お主を含めた選ばれし八人と"ウラ"七不思議を順番に周りなさい」
从;゚∀从「"ウラ"七不思議……?」
/ ,' 3「さすれば、あの子の魂を見つけることが出来るだろう」
/ ,' 3「ちなみに選ばれし八人は今お主と同じ内容を見るぞ。これ終わったら次の家回るからな」
从;゚∀从「そんな家庭訪問みたいな」
/ ,' 3「選ばれし八人は身近な人物じゃ。頑張って見つけることだな」
从;゚∀从「えー……"ウラ"七不思議だとか選ばれし八人とか色々と無茶苦茶だ〜……」
/ ,' 3「みんなMOTHER2好きじゃろ」
从 ゚∀从「いや知らんし」
/ ,' 3
11
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:19:15 ID:WUjJSkVM0
从;゚∀从「ていうかもうちょっといいヒントは無いんですか?」
/ ,' 3「ふむぅ……」
/ ,' 3「強いて言うなら、頑張れと言うべきかな」
从 ゚∀从
/ ,' 3
/ ,' 3b「グッドラック!!!」
从;゚∀从「何もヒントになってねぇ!!!!!!!」
―――――
――――――……
―――――――……
―――――――……
12
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 03:20:53 ID:WUjJSkVM0
ミ从;゚∀从「はっ!!!」
从;゚∀从「はぁはぁ……なんかすんげーヘンな夢見た……」
从;゚∀从「……ってあれ?」
从;゚∀从「荒巻さん人形無くなってるし……」
从 ゚∀从「どっか落っことしたとか……」
从 ゚∀从"
从 ゚∀从「無いな……」
从 ゚∀从
从 ゚∀从(あの話……信じてもいいのかな……)
从 ゚∀从(いや、信じるしかない)
从 ゚∀从(だーこが助かるなら俺はなんだっていいんだ)
从 ゚∀从
从 ゚∀从(ついでにあのアザラシ野郎は今度あったら皮剥いでチタタプにしてやろう)
「ハイン!!!いつまで寝てるの!!!急がないと遅刻するわよ!!」
从;゚∀从「わー!!!今起きた!!!起きたからー!!」
がちゃ ぱたん
つづく
13
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 04:20:45 ID:grFeGrJE0
期待
14
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 11:21:39 ID:0BENCCcQ0
乙
面白くなりそうだ。期待
15
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:10:38 ID:CLQW6MO60
乙!!男の子从 ゚∀从だ!!
期待age!!!
16
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:20:47 ID:r0Skt2mI0
めちゃ楽しみ
17
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:49:45 ID:WUjJSkVM0
/ ,' 3『お主を含めた選ばれし八人と"ウラ"七不思議を順番に周りなさい』
/ ,' 3『選ばれし八人は身近な人物じゃ。頑張って見つけることだな』
从 ゚∀从(……って言われたけども)
从;゚∀从(その八人も"ウラ"七不思議も何にもわかんねぇ!!)
从;゚∀从(ただでさえうちの学校の七不思議もわかんねーのに……)
从;゚∀从(それに身近な人物ってどの範囲だよ……一年生から六年生の範囲とかだった俺泣くぞ……)
从;゚∀从(後は……後は……何て言ってったっけ……)
18
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:50:19 ID:WUjJSkVM0
/ ,' 3『みんなMOTHER2好きじゃろ』
/ ,' 3b『グッドラック!!!』
从#゚∀从(だああああああああああ!!!!あのクソアザラシ野郎おおおおおおおおお!!!)
从#゚∀从(もっとなんか言うべき事があっただろうがあああああ!!!)
そ(´<_`;)ビクッ
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第一話:選ばれし八人と"ウラ"七不思議
19
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:50:46 ID:WUjJSkVM0
キーンコーンカーンコーン
从;゚∀从(はっ!そうこうしてたら二時間目が終わっちまった!授業内容何も覚えてねぇ!)
从 ゚∀从"チラッ
从;゚∀从(まぁ寝てる奴とか居るし……当てられなかったし色々セーフか……)
从;゚∀从(とりあえずこの中休みを使って選ばれし八人を見つけないとな……)ガタッ
从;゚∀从
从;゚∀从(どうやって見つけよう)
20
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:51:20 ID:WUjJSkVM0
从;゚∀从(うーんうーん……一人ずつしらみつぶしで探しても絶対無理だから……)
从;゚∀从(紙に内容を書いて校内を歩き回る……とか?)
从 ゚∀从
从 ゚∀从
从 ゚∀从(やべぇ……俺天才じゃん……)
从 ゚∀从(とりあえずさっき国語だったし国語のノートに書いてっと……)カキカキ
从 ゚∀从「……よし」
从 ゚∀从っ[ヘンなゆめ見たやつちょっと来い]バーーーン!!
从 ゚∀从(へへっ!こうすれば集まるだろ!)
从 ゚∀从(そんで一番人が集まりそうな場所は下駄箱付近だよな……)
从 ゚∀从(マジで俺天才じゃん……この前の漢字テスト10点だったけど……)
从 ゚∀从(おっしゃあ待ってろだーこ!俺が必ず見つけてやんよ!!)
―――――――
――――――――………
21
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:51:47 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从
从 ゚∀从(結局見つかんなかった……)
从 ゚∀从(貴重な中休みを無駄にしただったし……)
从 ゚∀从(ただただクスクス笑われて終わった……)
从 ゚∀从
从 ゚∀从(つれぇ)
(´<_`;)(なんか突然キレてると思ったら今度は虚無になって帰ってきた)
22
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:52:54 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从(まだ昼休みと放課後が残ってるけど……)
从 ゚∀从(このパターンだと絶対見つからないよなぁ……)
从 ゚∀从(テレパシーとか使えりゃ全校生徒の脳内に俺の思いを届けるのに……)
从 ゚∀从(小学生で現実の厳しさ知りたくなかった……そうか……大人になるってこういう事なのか……)
从 ゚∀从ハァ
从 ゚∀从(そういえばお昼の放送俺が担当だったっけな。この前忘れてたから今日はちゃんと行かないと)
从 ゚∀从
从 ゚∀从(いや待て……!お昼の放送を利用すれば……)
从 ゚∀从(俺と同じ夢を見た人が集まるって寸法になる……!!)
从*゚∀从(これだ……!!)
从*゚∀从o"グッ
从*゚∀从(ありがとう、過去の俺。放送委員に立候補してくれてありがとう俺。アイラビュー俺)ギュッ
(´・_ゝ・`)「寒い?」
从;゚∀从「うわびっくりした。寒くはないですけど……」
(´・_ゝ・`)「いやなんか自分抱きしめてたから……まぁ具合悪かったら言ってね」
从;゚∀从「はーい」
从;゚∀从「…………」
从;゚∀从(真面目に授業受けるか……)
―――――――
――――――――………
23
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:53:23 ID:WUjJSkVM0
キーンコーンカーンコーン
(´<_` )「はぁ……やっと四時間目が終わったな」
( ^ω^)「お腹空いたお……」
(´<_` )「ないとー今日の給食の献立なんだっけ」
( ^ω^)+「あげパン、ポトフ、フルーツサラダ、牛乳だお」
(´<_`;)「げっ……フルーツサラダあるのかよ……俺あのサラダ嫌いなのよね……」
( ^ω^)「好き嫌いは良くないお」
(゚、゚トソン「そうです!!!内藤君の言う通り、好き嫌いはよくありませんよ!!」
( ^ω^)「いいんちょの言う通りだおー」
(゚、゚トソン「大きくなれない……と言いたい所ですが弟者君は既に大きいですもんね……」
(´<_` )「流石家の平均身長を舐めるな〜まだまだ育ち盛りだからな〜」
( ^ω^)「目指せ、東京タワーだおー」
(´<_` )「将来はゴジラだな」
24
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:54:35 ID:WUjJSkVM0
ピーンポーンパーンポーン
『今からお昼の放送を始めます』
『今日の献立は、あげパン、ポトフ、フルーツサラダ、牛乳です』
( ^ω^)「あ、今日の放送はハインだおね」
(´<_` )「高岡……アイツ最近様子がおかしいけど大丈夫かな」
(゚、゚トソン「……貞子さんの幼なじみでしたっけ。心配ですもんね」
(´<_` )「まだ意識が戻らないらしいし犯人の手がかりも無いもんな」
(;^ω^)「だおだお……どっちも心配だお……」
『今からお昼の音楽を流します』
『追記、今日夢の中でヘンなアザラシが出てきた人は放課後したらば公園へ来てください』
25
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:55:03 ID:WUjJSkVM0
〜♪
(;^ω^)
(;^ω^)「お……今のなんだお……アザラシ……?」
(´<_`;)「………」
(゚、゚;トソン「………」
(;^ω^)「……どうしたんだお?」
(´<_`;)「……今のってさ」
(゚、゚;トソン「……絶対、ですよね」
(;^ω^)「えっ!?何!?僕だけ仲間外れ!?内輪ネタを放送でやらないでほしいお!」
―――――――
――――――――………
26
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:55:44 ID:WUjJSkVM0
―したらば公園
从 ゚∀从スーッ
从;゚∀从「むっちゃ緊張してきた……これで来てくれるといいんだけどなぁ……」
从;゚∀从「ていうか名前とか具体的な集合場所言えばもっと分かりやすかったか……」
(´<_` )「お、居た居た」
从 ゚∀从
(´<_` )(……って気づいてねぇな。俺こんなに存在感あるのにスルーされるなんて泣いちゃうぞ)
(´<_` )「よう」ポンッ
从 ゚∀从「ん、おお。弟者奇遇だな。お前よくここの公園でサッカーするもんな」
(´<_` )「いつもだったらな。今日はお前に呼び出されてここに来たんだよ」
从 ゚∀从
从;゚∀从「もしかして」
(´<_` )「俺もお前と同じだよ。高岡」
(´<_` )「あのアザラシに言われた選ばれし八人の中の一人だ」
从;゚∀从「うおおおおおやっと一人目だああああ!!」
(´<_` )「今の所俺が一番手か」
从;゚∀从「それで!?何かヒントらしきモノとか聞けたのか!?」
(´<_` )「うんにゃ、身近に居る八人居るから探せってのとMOTHER2いいよねってぐらいしか聞いてねぇ」
从;゚∀从「あの野郎MOTHER2の話しかしねぇじゃねぇか!!!どんだけ好きなんだよ!!」
(´<_` )「まぁ名作だもんな」
27
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:56:21 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从「はぁ……身近に居るって聞いたけどまさか隣の席とは……」
(´<_` )「俺もびっくりだよ。放送でアレ実行した事もびっくりだよ」
从 ゚∀从「だってそれが一番手っ取り早いと思ったし……」
(´<_` )「まぁな。放送委員の特権だよな」
从 ゚∀从「そういえば弟者、同じクラスだけどもだーこと話した事あったっけ?」
(´<_` )「まーあんま話した事はないけど、習い事が一緒なんだよな」
从 ゚∀从「あれ、弟者習字やってんだ。なんか意外だな」
(´<_` )「高岡もやっとけ。お前字きったないんだから」
从;゚∀从「うるへー」
(´<_` )「やって損はないのに……お、もう一人来たぞ」
从 ゚∀从「お?」
28
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:57:19 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚;トソン「ぜぇはぁ……」
从;゚∀从「アレいいんちょ!?俺の中で一番可能性が低いのに選ばれちゃった!!」
(゚、゚;トソン「失礼な……クラスをまとめる学級委員長たるもの選ばれるのは当然の権利ですよ!」ビシィ
从;゚∀从「そ、そうか……でも来てくれて嬉しいぞ」
(´<_` )「ていうか何でいいんちょはそんな息切れしてんの」
从;゚∀从「もしかして例の誘拐犯か?!」
(゚、゚;トソン「いえ……学級委員は常に一番を目指さなければならないので……」
(゚、゚;トソン「弟者君よりも先に公園に辿り着こうとしたのに……先越されちゃいました……」
从;゚∀从「クラスの中でも足遅いのによく弟者に挑もうとしたな!いいんちょ!」
(゚、゚;トソン「くっ!しかし結果は惨敗!こうなればもう定規で腹を切るしか……!」スッ
从;゚∀从「わー!!しなくていい!しなくていいから!公園でハラキリは洒落にならないから!」
(´<_` )「学級委員長って武士みたいなモンだったんだな」
29
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:57:55 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚;トソン「失礼しました……とんだご無礼を」
从;゚∀从「あぁうん……いいけども」
(゚、゚トソン「それでえーっと"ウラ"七不思議をどうこう……でしたっけ」
(´<_` )「俺はそれに関しては全く知らないってか夢で知ったわ」
从 ゚∀从「俺も……普通学校の七不思議に裏があるとは思わないよな……」
(゚、゚トソン「あ、私は知ってますよそれ」
从;゚∀从「知ってんの!?」
(´<_` )「一番関係なさそうなのに色々と情報知ってんじゃん」
+(゚、゚トソン「学級委員長ですからね!生徒内で流行る噂は耳に入れてますとも!!」
从 ゚∀从(いいんちょ……敵に回したくないな)
30
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:58:57 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚トソン「それは……(-_-)「全ての七不思議を順番に回った後出てくる拝成小学校もう一つの七不思議……だね」スッ
そ(゚、゚;トソン「ちょっと!!!人のセリフを勝手に取らないでください!!貴方誰ですか!!」
(-_-)「四年三組、鴻森ヒッキー……選ばれし八人の一人……貞子さんと同じ図書委員だよ……」
(´<_` )「苗字かっけぇ……」
从 ゚∀从「かっけぇ……」
(゚、゚;トソン「ぐぬぬ……学級委員長の見せ場が……」
31
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 20:59:37 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从「それで拝成小学校の七不思議って何?」
(-_-)「1、走り回る二宮金次郎像」
(-_-)「2、魔の十三階段」
(-_-)「3、トイレの花子さん」
(-_-)「4、動く人体標本」
(-_-)「5、音楽室のベートベンの目が光る」
(-_-)「6、プールに現れる無数の手」
(-_-)「7、鏡の中の世界」
(-_-)「これが本来の七不思議」
从 ゚∀从「思ったよりポピュラーだった」
(´<_` )「そりゃ七不思議つったらこんなもんだよな」
(゚、゚トソン「ちなみに13段とは絞首台に続く階段の段数と同じであり不吉な数字の象徴なのです」
(-_-)「キリストを裏切ったユダが最後の晩餐で13番目の席についてた事が由来だね……」
(-_-)「詳しい記載は無いけれどもキリストが処刑されたのは金曜日だから13日の金曜日が不吉とされてるんだ……」
从;゚∀从「ここぞとばかりにうんちくを披露してきた!!なんだこいつら!!」
(´<_` )「博識コンビ爆誕だな」
32
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:00:11 ID:WUjJSkVM0
(-_-)「それで……"ウラ"七不思議は最近生徒の中で噂になっててどこから広まったか分からないんだけど」
(-_-)「1、砂場のスフィンクス」
(-_-)「2、プールに済む巨大クラゲ」
(-_-)「3、トイレのギャル子さん」
(-_-)「4、音楽家フィレンクト」
(-_-)「5、アイスマン」
(-_-)「6、ゾンビの王」
(-_-)「7、"ゴチャンクエスト"の勇者」
(-_-)「……が、拝成小学校"ウラ"七不思議だね」
(゚、゚トソン「生徒達が噂してるだけあって、無茶苦茶ですけどね」
从 ゚∀从「ト、トイレのギャル子さんが一番被害なさそうだな……」
(´<_` )「ただのギャルだもんな」
(゚、゚トソン「トイレのギャル子さん……これは徹底的に指導すべき対象ですね……」
从;゚∀从「おばけ相手に指導しなくても……」
(´<_` )「これがいいんちょって生き物なんだよ……」
(゚、゚;トソン「なんです!人を動物の生態みたいに!」
33
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:02:39 ID:WUjJSkVM0
(-_-)「名前だけで実際どういう七不思議かも分からないけど……」
(-_-)「夢の内容からするに多分これが絡んでくると思う……」
从 ゚∀从「だーこの意識が戻らないのと?」
(-_-)「多分……」
(゚、゚トソン「ここに居る人達、貞子さんとの何らかの関係を持ってますからね」
从 ゚∀从「いいんちょは何か関係あるの?」
(゚、゚*トソン「私は密かながらに貞子さんに憧れが……」
(´<_` )「キマシッ」
(゚、゚*トソン「いやはや家庭科の授業ではお世話になりました……ミシンの使い方が分からったもので……」
从 ゚∀从「いいんちょパソコンといい機械関連ダメだよなー」
(゚、゚;トソン「ぐぬぬ……否定できない」
34
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:03:01 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚トソン「あ、そういえば"ウラ"七不思議に8番目が存在することはご存じで?」
(-_-)「勿論……だけどもその8番目がよく分かってないんだ……」
从 ゚∀从「それを知ったら呪われるみたいな感じじゃねーかな。だから誰も知らないとか」
(´<_` )「URA/ウラ"それ"を知ったら、終わり」
(-_-)「そうなると8番目はピエロになるかな……」
35
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:03:31 ID:WUjJSkVM0
从 ゚∀从「あ、そういえば今何時だっけ」
(´<_` )「今は……16時ぐらいか。みんな用事とか門限とか大丈夫か?」
(-_-)「問題無いよ」
(゚、゚トソン「今日は塾お休みです!」
从 ゚∀从「まぁ今日で三人も集まれば上出来か」
(-_-)「17時までに誰も来なかったら今日は解散しようか……」
(゚、゚トソン「ですね」
36
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:04:22 ID:WUjJSkVM0
「あー!鴻森も来てんじゃーん!」
(;-_-)「げっ……この声は……」
o川*゚ー゚)o「アンタもその選ばれしナントカ、ってヤツー?」
o川*゚ー゚)o「ざぁこの癖にそんな度胸あるなんていがーい」クスクス
(;-_-)「……よりによって可愛川さんかぁ」
o川*゚ー゚)o「は?何?文句あんの?」
(-_-)
"(-_-从;゚∀从「俺を盾にすんな!」
37
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:05:52 ID:WUjJSkVM0
o川*゚ー゚)o「オカルトとか、全然きょーみないけど面白そうだから来ちゃった♡」
o川*゚ー゚)o「あ、鴻森と同じクラスの可愛川キュートだよーよろしくねー」
从;゚∀从「お、おう」
(゚、゚トソン「キュートさん……と言いましたね……」ゴゴゴゴゴ
o川*゚ー゚)o「そだよー……」
o川;゚Д゚)o「……ってげっ!一組のいいんちょも居るなんて聞いてないわよ!」
从 ゚∀从「え?いいんちょってそんな有名なの?」
o川;゚Д゚)o「有名だよ!!他クラスだろうが上級生だろうが容赦ないもん!」
(´<_` )「いいんちょ……」
o川;゚ー゚)o「あーんもう最悪……かえろっかなー……」
从;゚∀从「帰んないで帰んないで!だーこの為にも帰んないで!!」
o川;゚ー゚)o「うぐっ……そりゃだーこの事は心配だけどさぁ……」
从;゚∀从「あ、やっぱ知り合いなんだ……」
o川*゚ー゚)o「クラブ一緒なのよ。それで仲良くしてくれたし……普通なら七不思議なんてバッカみたいだけど……」
o川*゚ー゚)o「それでだーこの目が覚めるなら、来るしかないじゃん……」
从 ゚∀从「………」
38
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:06:15 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚#トソン「なーーーーーーーーーーんですその肌の露出は!!それに鴻森君までいじめて!!」
o川;゚ー゚)o「い、いじめてないわよ!ちょっとからかうだけで……」
(゚、゚#トソン「人はそれをいじめって言うんですよ!!!それになんですその肌の露出は!!!その肩そのその太ももそのお腹!」
o川;゚ー゚)o「どんだけ肌の露出について指摘してくんのよ!!もー!!」
从;゚∀从「色々台無しだー!!」
(´<_` )
从 ゚∀从「……どうしたんだ弟者、キュート見ながらそんな生暖かい目をして。傍から見たらヘンタイだぞ」
(´<_` )「いや、ちょっと、ねぇ……」
从 ゚∀从?
(´<_` )「あと何かめっちゃ兄者が喜びそうな属性してるなって思った」
从;゚∀从「どういう事!?」
39
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:07:54 ID:WUjJSkVM0
ワーワー
⌒*リ´・-・リ「………」
⌒*リ´・-・リ(どうしよう……完全に出てくるタイミング逃しちゃった……)
⌒*リ´・-・リ(多分ここに居る人たち全員上級生だよね……)
⌒*リ´・-・リ(うう……リリみたいなチビッ子がこんな所に来るなんて場違いだけど……)
⌒*リ´・-・リ"(貞子おねーちゃんの為に……行かないと……!)ザッ
( ^ν^)"ザッ
⌒*リ´・-・リ
( ^ν^)
⌒*リ´・-・リ
( ^ν^)
40
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:08:17 ID:WUjJSkVM0
⌒*リ´・-・リ「あ、えーっと……」
( ^ν^)
⌒*リ´・-・リっ「お先にどうぞ……」
( ^ν^)
( ^ν^)っ
⌒*リ´・-・リ「あ、いえ……リリはしたっぱの二年生なのでおにーさんがお先に……」
( ^ν^)
( ^ν^)"フルフル
⌒*リ´・-・リ
⌒*リ;´・-・リ「あう……」
(´<_` )「何してんの?」
⌒*リ;´・-・リそ
41
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:09:01 ID:WUjJSkVM0
(´<_` )「うわ……よく見たらすっげぇカッコしてる……暑くないの?」
⌒*リ;´・-・リ「あ……ちゃんと夏服のゴスロリだから大丈夫です……」
(゚、゚トソン「どうしましたか?」スッ
(´<_` )「ゴスッ子とニュッ君が来た」
⌒*リ´・-・リ「あ、えっと……リリもアザラシさんの夢見たから……ここに来ました」
⌒*リ´・-・リ"「二年一組の飯ヶ谷リリって言います……」ペコリ
(゚、゚トソン「あらあらご丁寧に。上級生ばかりで緊張するでしょう」
( ^ν^)
( ^ν^)v
(゚、゚トソン「それでニュッさん……学校外で見るのは初めてなんですが貴方も……?」
( ^ν^)「俺もアザラシの夢見たぜ……ていうか何度も俺の夢の中に出てきて催促しやがるから来た」
(´<_` )「お前いっつも寝てるか眠そうにしてるかだもんな」
(゚、゚トソン「正直関心はしないんですけども半目で授業受けてるからまぁ指導対象外ですが……」
( ^ν^)「やこーせーだからな」
(゚、゚トソン「人はそれを夜更かしと言います」
(´<_` )「ていうかどっちも暑苦しい見た目してんな……ゴスロリとフードだし……」
( ^ν^)「まぶしいもん」
42
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:09:42 ID:WUjJSkVM0
(´<_` )「つーかこれでひーふーみー……」
(゚、゚トソン「リリさんとニュッさんで七人集まりましたね」
(´<_` )「……となると後一人か……」
(゚、゚トソン「今日だけでこれ程集まったんなら十分ですよ」
(´<_` )「んだな……そろそろ17時なるし今日のところは解散するか」
43
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:10:11 ID:WUjJSkVM0
(-_-从;゚∀从イツマデカクレテンダヨー!! o(゚Д゚*川oデテコイヤー!!
(´<_` )
(´<_` )「そんで大丈夫かなこのメンバー」
+(゚、゚トソン「ふっふっふ……いかなる時もこの学級委員長が導いてあげましょう!!」
(´<_` )「もう既に半壊してるんだけど」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「なんとか、なんとかします……!」
(´<_` )「いいんちょ……頑張れ……」
(゚、゚トソン「……で、えーっと。ニュッさんは私達と同じクラスで貞子さんとも関わりがあって」
⌒*リ´・-・リ「リリは貞子おねーちゃんと学童が一緒……」
( ^ν^)「……前席替えの時に隣の席になったなぁ」
(゚、゚トソン「なるほどなるほど」
44
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:11:52 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚トソン「とりあえず、また明日この公園で集合しましょう!」
(゚、゚トソン「来たばっかのリリさんとニュッさんには申し訳ないんですが……」
⌒*リ´・-・リ「いえ……」
( ^ν^)
( ^ν^)b
(´<_` )「おーーい!!お前らーーー!!今日はもう解散だってよー!!」
从 ゚∀从「ん?おおー!!」
(-_-)「もうこんな時間か……帰ったら宿題しないと……」
从;゚∀从「やべっ、宿題の存在忘れてた……」
o川*゚ー゚)o「今日金曜日だからセーフセーフ!」
(-_-)「後……"ウラ"七不思議についてもうちょっと調べてみるよ……」
(-_-)「まだまだ分かんない事があるしね……」
从 ゚∀从「おう!頼りにしてるぜ!」
(-_-)「ありがと高岡君……優しいね……」
从 ゚∀从「へへっ!人には優しくしろってかーちゃんとだーこに言われてっからな!」
_,
o川*゚3゚)o「………」
(-_-)「……なんでそんな不服そうな顔してんの」
_,
o川*゚3゚)o「べっつにー」
45
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 21:12:25 ID:WUjJSkVM0
(゚、゚トソン「それではかいs川 ゚ -゚)「ちょっと待ったああああああああああ!!!!!」ズサアアアアアアア
(´<_` )「うわっAKIRAのバイクみたいな動きで突っ込んできた」
(゚、゚;トソン「もう!もう!何なんですか今日は!!私のセリフの邪魔ばっかして!!」
(-_-)「なんかごめん……!」
川 ゚ -゚)「はぁ……間に合った……私の通う学校からかなり遠いから大変だったんだぞ……」
o川;゚ー゚)o「そんな所からわざわざ来たって事は」
从 ゚∀从「……もしかしてアンタが八人目?」
川 ゚ -゚)"コクリ
川 ゚ -゚)「私が八人目となる素直クール。そして貞子の従姉妹でもあり……」
川 ゚ -゚)マントバサァ
川 ゚ -゚)「日本古来から続く式神使いの末裔だ!!!!」ババーン!!
川 ゚ -゚)「なーはっはっはっは!!!この私が来たからにはもう安心だ!!ぬるっと解決してやろう!!」
从;゚∀从⌒*リ;´・-・リ(;-_-)o川;゚ー゚)o(゚、゚;トソン
「「「「………………」」」」
从;゚∀从⌒*リ;´・-・リ(;-_-)o川;゚ー゚)o(゚、゚;トソン
(((((なんか凄いキャラの人が来ちゃった――――!!!!))))
(´<_` )(お前らが……)
(´<_` )(お前らが言うか!!)
( ^ν^)
( ^ν^)(ねみぃ)
つづく
46
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 22:06:53 ID:.Bgw.hGY0
オツ
47
:
名無しさん
:2023/02/01(水) 22:23:10 ID:r0Skt2mI0
・いいんちょすこすこ
・音楽家フィレンクト超気になる
・ゴチャンクエストのVIPRPG感
・隠れるヒッキーきゃわわ
・川 ゚ -゚)マントバサァ
・あ、MOTHER2いいよね
48
:
名無しさん
:2023/02/02(木) 00:49:46 ID:xfYuJwNw0
乙
みんな可愛い
49
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:22:00 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「ふっ……チビッ子達め……」
川 ゚ -゚)「私のあまりもかっちょいー登場に言葉も出ないか……」
从 ゚∀从(いやとてつもなくだせぇ……)
(´<_` )(黒マントに黒セーラーに黒タイツってどういうセンス持てばそんな組み合わせ出来るんだろう……)
⌒*リ´・-・リ(リリも全身黒づくめだからあまりツッコめない……というか最高学年にツッコミとか入れたらツラ貸せよって言われそうで怖い……)
o川*゚ー゚)o「いや……ここに居る全員チビッ子扱いしてるけどもアンタも小学生でしょうが」
川 ゚ -゚)b"「ちっちっちっ、甘いな。ガムシロ五杯ぐらい入れた水ぐらい甘い」
o川*゚ー゚)o「確かにゲロ甘……ていうか腹立つわね……」
(´<_` )「糖尿病不可避だろそんなん」
川 ゚ -゚)「しかーーーーーし!!!同じ小学生でも私は六年生!!最高学年だ!!」
川 ゚ -゚)「という事は?君達よりもすこーーーーしお姉さんなのだよチビッ子達!!!」
川 ゚ -゚)「なーはっはっはっはぁ!!!!」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第ニ話:式神使いと"ウラ"七不思議
50
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:22:22 ID:dYu8JEGA0
(゚、゚トソン「よし!今日は解散しましょう」
从 ゚∀从「おつかれっしたー」
(´<_` )「皆、コンビニまで競争しようぜ」
从 ゚∀从「弟者の一人勝ちで終わるだろ」
(-_-)「あ、今日の晩御飯サバの味噌煮だ」ライーン
o川*゚ー゚)o「汗かいちゃったからお風呂入りたいな〜……」
⌒*リ´・-・リ「リリもママに電話しなきゃ……」
川 ゚ -゚)
51
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:22:55 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)三「待て待て待て待て待て待てーーーーーーーい!!!!!」ズサァァァァァァァァ
从;゚∀从「コナンOPの高速歩美みたいな動きして割り込んできた!!なんだよ!!」
川 ゚ -゚)「いやこの状況の中帰ろうとするのはおかしいだろ!!なぁ!!」
从;゚∀从「いや俺達は普通に帰る流れだったし……」
川 ゚ -゚)「ていうか時間が無いんだ!!!私と一緒に来てくれ!!」ジリジリ
从;゚∀从)))
川 ゚ -゚)「何で逃げるんだよぉ!!お菓子!!お菓子あげるから!!」ジリジリ
(´<_` )「手口が誘拐犯のそれじゃねぇか」
そ(゚、゚;トソン「えっ!?誘拐犯!?」ビクッ
川 ゚ -゚)「えっ」
52
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:23:19 ID:dYu8JEGA0
o川#゚ー゚)o「まさかアンタがだーこを……見るからに黒づくめで怪しいし……!」
川 ゚ -゚)「いやいやいやおかしくなぁい?!何でそうなるんだよぉ!!」
⌒*リ;´・-・リ「あぅ……黒づくめでごめんなさい……」
o川;゚ー゚)o「あ、いや……!!そっちに言ったワケじゃなくて……!!」
(´<_` )「あー!!!キュートが低学年いじめたー!!いっけないんだー!!せーんせに言ってやろー!!」
o川;゚Д゚)o「ちーがーう!!あっち!あっちの黒マント女に言ってんの!!」
( ‐ν‐)zzz
(;-_-)「立ったまま寝た……!なんて器用なんだ……!」
川 ゚ -゚)「おいおいおい収集つかねぇ!!!誰か助けてくれ!!!」
――――
――――――……
53
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:24:23 ID:dYu8JEGA0
(゚、゚トソン「つまり……」
从;゚∀从「だーこの危険が危ないから……」
o川;゚ー゚)o「今夜中に事を解決したい……」
(´<_` )「……ってコト!?」
川 ゚ -゚)「ぜぇぜぇ……そういう事だ……」
o川;゚ー゚)o「そんな大事な情報なんで早く言わないのよ!!」
川 ゚ -゚)「おーまーえーらーが帰ろうとしたからだろぉ!!?」
(-_-)「明らかに登場が無駄だったと思うんだけど……」ボソッ
川 ゚ -゚)「あ"?」
(-_-从;゚∀从「だから何で俺の後ろに隠れんだよ!!!俺の事大好きかよ!!!」
o川*゚ー゚)o「あ"?」
从;゚∀从「えぇ!?何でキュートまでキレてんの!?」
川 ゚ -゚)「……お前ら仲良しだな」
(´<_` )「びっくりかな、何人か初対面なんだぜこれで」
54
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:25:26 ID:dYu8JEGA0
(゚、゚;トソン「しかし……私達良い子の小学生はもう帰る時間ですし……」
(´<_` )「俺も門限破ると母者にジャーマンスープレックス喰らうし……」
(゚、゚;トソン「何者なんですか弟者君のお母様は」
(´<_` )「筋肉大魔神」
(゚、゚;トソン「なんか悪口じゃなくて事実っぽい!」
⌒*リ;´・-・リ「つよそう……」
(´<_` )「多分人の頭だったら握りつぶせるんじゃないかなぁ」
从;゚∀从「人間じゃねぇだろそれ!!」
( ^ν^)ファーア
( ^ν^)
( ^ν^)「ねむい」
(;-_-)「さっきまで寝てたじゃないか君は……」
川 ゚ -゚)「ふん、そんな小学生特有の問題なぞ私にかかれば容易いぞ!」
(゚、゚;トソン「えっ?どうするんですか?」
川 ゚ -゚)「ちょい待ち。今用意するっから……」
55
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:25:53 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)"ゴソゴソ
川 ゚ -゚)「あれ……何処にしまったかな……」
川 ゚ -゚)"バッサバッサ
(´<_` )(コウモリみてぇ)
川 ゚ -゚)「ぬ〜〜〜ん………」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「あ、あったあった」
56
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:26:17 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)っ大
「じゃじゃーん!!ヒトガタだ!!」
o川*゚ー゚)o「何それ。ただの紙じゃないの」
从 ゚∀从「千と千尋で見たやつだ!」
川 ゚ -゚)「ただの紙じゃないぞ。ヒトガタってのh(゚、゚トソン「厄や穢れを取り除いてくれる存在……言わば身代わりですね」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「あ、うん……そうっす……はい……」
o川*゚ー゚)o「……ちょっとー折角の見せ場を奪わないであげなさいよー」
(´<_` )「そんなんだからKYって言われるんだぞいいんちょ」
(゚、゚;トソン「け、けーわい!?」ガーン
(-_-)(ちなみにヒトガタはカタシロとも呼ばれているよ……!)
57
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:27:09 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「まずこのヒトガタを君達に配る」
从 ゚∀从「ほい」
(´<_` )「へい」
(゚、゚トソン「どうぞ」
(-_-)「あげる」
o川*゚ー゚)o「ぱーす」
⌒*リ´・-・リ「……はい」
( ^ν^)「ん」
川 ゚ -゚)「さんきゅ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ってオイ!!私の所に戻ってきてるじゃないか!!爆弾ゲームじゃないだぞ!!」
从 ゚∀从「え?違うの?」
川 ゚ -゚)「全然ちげぇよ!!!」
58
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:27:47 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「いいか、まずこのヒトガタに自分の名前を書くんだ」
川 ゚ -゚)「フルネームで書いてくれよ。そしたら次に年齢を……あ、数え年でな」
o川*゚ー゚)o「ほーい」カキカキ
⌒*リ*´・-・リ「あ、プチコロンペンだ!」
o川*゚ー゚)o「ふっふーんいいでしょー」
(゚、゚*トソン「私はラメペン持ってますよ!」
o川*゚ー゚)o「おお、いいんちょが持ってるとは意外な」
⌒*リ*´・-・リ「リリはマーブルペン持ってます……!」
o川*゚ー゚)o「え、何それ初めて見た!」
(゚、゚*トソン「かわいい……」
59
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:28:22 ID:dYu8JEGA0
(´<_` )「女子ってそういうの好きだよなー」
o川*゚ー゚)o「アンタらだってバトえん大好きでしょ」
(´<_` )「めっちゃ好き」
从 ゚∀从「最強王図鑑な」
(-_-)「僕のクラス、バトえん禁止されてるんだよなぁ……」
从 ゚∀从「えーマジ?」
(-_-)「おかげで普通の鉛筆に紙巻いてそれっぽくする脱法バトえんが流行してるけど……」
(´<_` )「とんでもねぇパワーワードだな脱法バトえん」
( ^ν^)"モクモク
60
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:28:42 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「そしたらヒトガタを自分の体に擦りつける。軽くでいいぞ」
从 ゚∀从"
从 ゚∀从「ごめん勢いあまって破れた」
川 ゚ -゚)っ大「軽くでっつったろ!!新しいのやるから!!」
从 ゚∀从「ふーい」
o川*゚ー゚)o「これと門限が関係あるのかしら……」
(゚、゚トソン「身代わりだから代わりに怒られてくれるとかじゃないですかね……」
从 ゚∀从「え、何それいいな。もうちょい俺にくれよ」
川 ゚ -゚)「ダメだ!!そんな事に使う道具じゃないんだぞこれは!!」プンスコ
(;-_-)「……そもそも怒られるような事しなきゃいいでしょ」
从 ゚∀从「それもそっか」
( ^ν^)「最新の流行は当然の把握」
从;゚∀从「うっせぇわに繋げんなし!」
61
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:29:36 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「最後に息を三回吹きかけてくれ」
o川*゚ー゚)oフーッフーッフーッ
(゚、゚;トソン「ッ!消えた……!?」
从;゚∀从「皆の肺活量すげぇ!!あ、俺もだ!!」
(゚、゚;トソン「吹き飛ばされたワケじゃないと思いますよ!?」
川 ゚ -゚)「これでそのヒトガタは君達の代わりに家に帰ってるはずだ」
⌒*リ;´・-・リ「すごい……」
川 ゚ -゚)「あ、ちなみにアレ放置しまくるとやばいから帰宅後は必ず処理してくれ」
从;゚∀从「とんでもねぇ呪物押し付けられた!!」
(-_-)「まぁでも解決すれば帰れるっぽいから……」
川 ゚ -゚)「解決しなきゃ帰れないし君達もだーこもやばいからな」
(;-_-)
从;゚∀从「荷が重てぇ〜〜……俺達普通の小学生なのに……」
川 ゚ -゚)「詳しい事は私の家で話す」
62
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:30:00 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)δ"「てことで狐!」パティーン!!
(´<_` )「すげぇ!指パッチンで誰が呼ぶの跡部以外初めて見た!」
川 ゚ -゚)
爪'ー`)"「あいよお嬢!」ガサッ
川 ゚ -゚)「荒巻さんが指定した七人を見つけた。これから私の家で作戦会議ご飯お風呂仮眠を取った後に学校へ向かう」
川 ゚ -゚)「車の準備は出来てるな?」
爪'ー`)「勿論!トヨタのハイエースで来てるからな!」
从 ゚∀从
从;゚∀从「……ってあー!!お前だーこのお見舞いの時に病院に居た……」
o川*゚ー゚)o「知り合い?」
从;゚∀从「うん。アザラシくれた人」
爪'ー`)「おや……君は……」
从;゚∀从
63
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:30:43 ID:dYu8JEGA0
爪*'ー`)"「かわいいねぇ、そのゴスロリに合ってるよぉ」
⌒*リ;´・-・リそ
川 ゚ -゚)「おい、ロリコン、おい」
爪*'ー`)「狐の窓を教えてあげようか。案外妖怪とか化け物は人間界に紛れ込んでる事が多いからね、万が一……」
川#゚ -゚)"ガスゥ!!!
爪;'ー`)「いったぁ!!!!!頭に後ろ蹴りは無いでしょお嬢!!」
川#゚ -゚)「初対面の!!!子供相手に!!!ナンパするんじゃない!!!」
川#゚ -゚)「それに狐の窓は安易にやってはいけない!!それを普通の子供に教えるなぞ尚更だ!!」
爪;'ー`)「おーおー怖いねぇ」
⌒*リ´・-・リ
⌒*リ´・-从 ゚∀从「俺を盾にするのが流行ってんの?」
64
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:31:10 ID:dYu8JEGA0
爪'ー`)「あらら、嫌われちゃった」
川 ゚ -゚)「……ったく、こんな事なら狸にすれば良かった」
爪'ー`)「狸さん運転出来ないからねぇ」
从 ゚∀从「ていうかおっちゃん、俺の事スルーすんなよな」
爪'ー`)「おにーさんね坊や。昨日ぶり」
从 ゚∀从「おう。お前ん所のアザラシ、もう少しどうにかした方がいいぞ」
爪'ー`)「それに関してはすまなんだ」
川 ゚ -゚)「……実際、狐がジジイなのは事実だしなぁ」
爪;'ー`)「おにーさんね!!!」
65
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:31:33 ID:dYu8JEGA0
o川*゚ー゚)o「ホントに信用していいの?」
(゚、゚トソン「今の所印象最悪ですが……」
爪'ー`)「わ〜小学生の冷めた目、傷つく〜」
川 ゚ -゚)「お前が悪いんだろ……」
川 ゚ -゚)「狐はうちで住み込みに居る使用人みたいなモンだ」
(´<_` )「お嬢って呼ばれたし実は金持ちなのか?」
川 ゚ -゚)「うーん……まぁ普通の家よりかは……」
川 ゚ -゚)「それよりも行くぞ。君達もお腹空かせてるだろう」
( ^ν^)ゴギュ~
(´<_` )「うーん、お腹は正直」
爪'ー`)「奥様が御馳走作って待ってんだ。お嬢がお友達いっぱい連れてくるってよ」
川 ゚ -゚)「友達ではないが……まぁいいか」
――――
――――――……
66
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:32:13 ID:dYu8JEGA0
バタン
川 ゚ -゚)「ここが私の家だ」
从;゚∀从「でっか!」
o川;゚ー゚)o「ひっろ!」
(゚、゚;トソン「に、日本屋敷……」
(;-_-)「そりゃ使用人も居るのも納得だね……」
67
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:32:41 ID:dYu8JEGA0
(´<_` )「そういえばさっき使用人、狐と狸って呼ばれてたな」
川 ゚ -゚)「ん、ああ。まぁあだ名みたいなカンジだな」
(´<_` )「じゃあ残りに天ぷらと月見とお肉が居るって事か」
川 ゚ -゚)「人ん家の使用人を勝手にヒガシマルうどんスープにするんじゃない」
爪'ー`)「ちなみにうちはにんべん派な」
68
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:33:05 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「ただいま帰りましたママ上!!」バーン!!
从;゚∀从「ママ上!?」
( ´∀`)「モナモナ、お帰りお嬢」
(゚、゚トソン「お邪魔しますママ上」
o川*゚ー゚)o「ママ上さんこんばんは〜」
( ´∀`)「ちょ、モナはママ上じゃないモナよ」
69
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:33:30 ID:dYu8JEGA0
(-_-)「もしかして狸さん?」
( ´∀`)「んぉ、よくモナが狸と呼ばれてる事分かったモナね」
(-_-)「……消去法で」
( ´∀`)「モナモナ」
爪'ー`)「まぁ狸さんはパッと見狸って分るよなー」
( ´∀`)「誰がデブモナ」
爪;'ー`)「デブとは言ってねぇ!」
70
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:34:05 ID:dYu8JEGA0
イ从゚ ー゚ノi、「あらあらお帰りクーちゃん」
川 ゚ -゚)「ただいまですかか様」
o川*゚ー゚)o「美魔女……」
⌒*リ´・-・リ「きれーな人だ……」
イ从゚ ー゚ノi、「クーちゃんがこんなにお友達連れてくるなんて嬉しいねぇ」
イ从゚ ー゚ノi、「ママ頑張ってお造り作っちゃったわぁ」
川 ゚ -゚)「お袋……気合入れすぎですよ」
从;゚∀从「そんでお前はお母さんの呼び名安定しないのな!!」
71
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:34:44 ID:dYu8JEGA0
イ从゚ ー゚ノi、「皆アレルギーとかなぁい?大丈夫?」
(゚、゚トソン「はい!」
o川*゚ー゚)o「ないでーす」
(-_-)「僕も……」
(´<_` )「問題無いっす」
从 ゚∀从「俺も俺もー」
⌒*リ´・-・リ「リリも……大丈夫です……」
( ^ν^)「好き嫌いしないぞ」
イ从゚ ー゚ノi、「なら良かったわぁ。先にお風呂の方がいいかしら」
o川*゚ー゚)o「確かに汗かいちゃったからお風呂入りたいなー……」
o川*゚ー゚)o
o川;゚ー゚)o「ってあー!!!着替え持ってきてない!!」
(´<_` )「今着てるやつまた着ればいいだろ」
( ^ν^)"コクコク
o川;゚ー゚)o「やーよ!!夏だし!!これだから男子は……」
(゚、゚;トソン「リリさんも流石にゴスロリのまま寝るワケにはいかないでしょうに」
⌒*リ;´・-・リ「うん……」
72
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:35:05 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「あぁそれなら洗濯から乾燥まで終わらせる術式を使えば問題ない」
从;゚∀从「何それ!?」
川 ゚ -゚)「知らないのか?おっくれてるぅ〜」
从;゚∀从「誰も知らねぇよそんな術式!!」
(゚、゚;トソン「ていうか一般家庭に術式は普及してませんし……」
イ从゚ ー゚ノi、「雨の日でも乾くから便利よぉ」
(゚、゚;トソン「結構便利!!ちょっと羨ましいかもしれないです!!」
川 ゚ -゚)「ちなみに一般の人は使えないぞ」
从;゚∀从「だろうな!」
73
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:35:30 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「ちなみに女湯と男湯で分かれてる。全員分入れるからまとめて入ってくれ」
o川;゚ー゚)o「そんな広いの!?」
(゚、゚;トソン「完全に旅館じゃないですか……」
(´<_` )「修学旅行みてぇ」
从 ゚∀从「まだ行ってないのにな」
( ´∀`)「ついでにモナ達も入るモナ」
爪'ー`)「夏なのに黒スーツあちぃから汗がやべぇ」
(;-_-)「思ったけどこの家の人達皆服黒いよなぁ……」
川 ゚ -゚)「寝間着はオカンが用意してくれるぞ」
イ从゚ ー゚ノi、「用意するわぁ。ついでにお洗濯もしとくわね〜」
⌒*リ´・-・リ「ありがとうございます……」
o川*゚ー゚)o「おっふろーおっふろー」
川 ゚ -゚)「今日の入浴剤はなんだろなー」
――――
――――――……
74
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:36:13 ID:dYu8JEGA0
ガラッ
(´<_` )「戻ったぞー」
从 ゚∀从「ほかえりー」
(´<_` )「そしてこれはのぼせたニュッ君」
( ν )チーン
从;゚∀从「うおおおお!!!?大丈夫か!?!?」
(;-_-)「なんか入ってる時ずっと大人しいと思ったら……」
(´<_` )「だから長風呂はやめろっつったのに……」
( ´∀`)「氷枕持ってきたモナ。頭から少しづつ冷やすモナ」
( ´∀`)「そんで少しづつ水分取るモナよ」
(´<_` )「運んでくれてありがとな狸さん」
( ´∀`)「モナ」
75
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:36:45 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「ふーすっきりした」
川 ゚ -゚)「む?さっきから眠たそうにしてたからもう寝てしまったのか」
( ´∀`)「のぼせたモナよこの子」
川 ゚ -゚)「あらまぁ」
o川*゚ー゚)o「部屋分かんなくて迷ったわぁ……」
(゚、゚トソン「同じく……」
⌒*リ´・-・リ「何かお人形がいっぱいある部屋あったけど怖かった……」
o川;゚ー゚)o「えー何それ、こわぁ」
川 ゚ -゚)「あぁあの部屋はな……」
イ从゚ ー゚ノi、「ご飯よぉ」ガラッ
ミ( ^ν^)「ごはん!!」ガバッ
从;゚∀从「ご飯でニュッ君が蘇生された!!」
( ^ν^)「勝手に殺すな」
(´<_` )「真っ先に腹空かせてたもんな」
川 ゚ -゚)「食べながら作戦会議するかぁ」
⌒*リ;´・-・リ(結局あのお人形の部屋は……!?)ドキドキ
76
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:37:05 ID:dYu8JEGA0
イ从゚ ー゚ノi、「おかわり欲しい人は言ってねぇ。ママ台所に居るからぁ」
川 ゚ -゚)「はーい。じゃあみんな……」
(゚、゚*トソン「おおっと!ここは学級委員長である私の出番ですね!!」ガタッ
川 ゚ -゚)「うおっ。なんか急に張り切り出したぞこの子」
(´<_` )「そういう子なんですよ〜いいんちょったら〜」
川 ゚ -゚)「そうなのか……めんd」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「いい子だな」
(;-_-)(今めんどくさいって言いかけた!)
o川*゚ー゚)o(あっちも対外じゃ)
77
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:37:51 ID:dYu8JEGA0
人(゚、゚*トソン「それでは皆さん!手を合わせてください!」
川 ゚ -゚)人
从 ゚∀从人
人(´<_` )
o川*゚ー゚)o
人
( -_-)人
⌒*リ´・-・リ人
( ^ν^)人
人(゚、゚*トソン「いただきます!!!!」
川 ゚ -゚)人
从 ゚∀从人
人(´<_` )
o川*゚ー゚)o
人
( -_-)人
⌒*リ´・-・リ人
( ^ν^)人
「「「「いただきまーす!!!」」」」」
78
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:38:38 ID:dYu8JEGA0
o川*゚ー゚)oモグモグ
o川*゚ヮ゚)o「美味しいー!!」
川 ゚ -゚)「そうだろうそうだろう。ははが作る料理 せかいいち」
(´<_` )「急にアーニャみたいになったな」
从 ゚∀从「そーいやさ、ずっとスルーしてたんだけども」
从 ゚∀从「クーって俺達と学校違うのによく俺達の事見つけられたよな」
(゚、゚;トソン「確かに……!」
(-_-)「馴染んでて分からなかったけど貞子さんの従姉妹で学校は違うもんね……」
o川*゚ー゚)o「ていうか何でだーこが危ないって事が分かったの?」
⌒*リ´・-・リ「確かに……でも一週間意識が戻らないから……危ないのは確実だよね……」
川 ゚ -゚)「うぉう一気に質問攻めしてくるな君達!!」
79
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:39:48 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「君達を探し出したのは荒巻さんの力」
川 ゚ -゚)「そして貞子が危ないのは……夢を見たからだ」
(-_-)「夢?」
川 ゚ -゚)「貞子が何処か行ってしまう夢。走っても走っても追いつかないし、君達の通う学校へと向かって行ってそこで目が覚めた」
o川*゚ー゚)o「でも……夢は所詮夢でしょ?」
(-_-)「……予知夢ってのがあるぐらいだし、明らかに霊感少女っぽいクーさんが見たんだから何か関係があると僕は思うよ」
o川*゚3゚)o「ふーん……」
川 ゚ -゚)「うむ。私と貞子は一心同体……までとはいかないが互いに何かあった時には分かるようになってるんだ」
川 ゚ -゚)「実際貞子が風邪をひいた時には病院の夢を見た」
从 ゚∀从「すげー」
川 ゚ -゚)「そして今回の夢の後に貞子が倒れていた事を報告された」
川 ゚ -゚)「くっ……何故だなんだ貞子……!!お前はもっと足が遅いはずなのに……!!」
从;゚∀从「確かにだーこっていいんちょと並んでクラスの中で足遅い方だけど!」
(゚、゚;トソン「そこで私の名前を出す必要あります!?」
80
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:40:13 ID:dYu8JEGA0
⌒*リ´・-・リ「そう言えば、アザラシさんが貞子おねーちゃんの魂の半分が学校に囚われてるって……」
⌒*リ´・-・リ「それってどういう意味なんですか?」
川 ゚ -゚)「そのままの意味だ。貞子の魂の半分があの学校、"ウラ"七不思議によって囚われている」
o川;゚ー゚)o「出た!"ウラ"七不思議!」
川 ゚ -゚)「荒巻さんが言うには"ウラ"七不思議は異世界」
川 ゚ -゚)「その異世界の扉を開けるには現実世界の七不思議を順番に回るらしい」
81
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:40:51 ID:dYu8JEGA0
( ^ν^)
( ^ν^)「俺さ」
川 ゚ -゚)「ん?」
( ^ν^)「前、夜の学校に忍び込んで七不思議確認したけどなーんも無かったぜ」
o川;゚ー゚)o「えぇー!?」
(゚、゚;トソン「ていうかニュッさん!!!貴方夜に出歩いて……!!」
( ^ν^)「やこーせーだもん」
(゚、゚;トソン「夜行性関係ありませんよそれ!!!」
(;-_-)「そもそもどうやって入ったの!?」
( ^ν^)「なんか開いてた」
(;-_-)「開いてた!?」
(´<_` )「戸締りガバガバすぎるだろ」
82
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:41:19 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)「……多分、開いてたのはポルターガイストとかそういう類のせいだと思う」
川 ゚ -゚)「あいつらは実態を持たないから姿は見えないけどもイタズラ好きなのが多いんだ」
川 ゚ -゚)「後、七不思議じゃなくてその場所が重要だとも荒巻さんは言ってたな」
(゚、゚トソン「と、言うと……」
(-_-)「校庭……魔の十三段階段はどこでもなるらしいから……」
(゚、゚トソン「下駄箱付近の階段でいいでしょう」
(-_-)「東校舎の三階の女子トイレ、理科室、音楽室、プール……」
(-_-)「最後に階段の踊り場にある鏡だね……」
川 ゚ -゚)「そうすると異世界に繋がる鍵が出てくると聞いた」
(゚、゚トソン「鏡の世界は異世界とも言われてますし、辻褄が合いますね」
83
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:41:42 ID:dYu8JEGA0
⌒*リ´・-・リ「じゃあ……"ウラ"七不思議の誰かが貞子おねーちゃんを連れてっちゃって事なのかな」
o川*゚ー゚)o「きっとそうだよ!!」
从#゚∀从「にゃろー……犯人はそいつらだったのか……」
(´<_` )「幽霊相手じゃそりゃ犯人見つからねぇよな」
川 ゚ -゚)「そうだと、思うけど……」
川 ゚ -゚)「うーん……」
o川*゚ー゚)o「どうしたの?」
川 ゚ -゚)「ああいや、何でも」
84
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:42:16 ID:dYu8JEGA0
川 ゚ -゚)(貞子、霊感が強い故にお化けとか幽霊嫌いだからなぁ。そういう場所にも近づかないし)
川 ゚ -゚)(ある程度対策はしてあるはずだからよっぽどじゃなければ……)
川 ゚ -゚)(神隠しとはまた違う。魂が半分だけってのも……)
川 ゚ -゚)(それに"ウラ"七不思議も異世界の学校から出られないって荒巻さん言ってたし)
川 ゚ -゚)(……実際それらを確認しないと分からないが)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)(それに魔法陣の儀式……何処かで聞いたような見たような……)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)(まぁいい)
川 ゚ -゚)(必ず……必ず私達で助け出してやるからな、貞子)
85
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:42:43 ID:dYu8JEGA0
从 ゚∀从「そういえばいつ学校に乗り込むんだ!?今からか!?」
川 ゚ -゚)「丁度0時に回るぐらいだな。今からでも寝といた方がいいぞ」
(;-_-)「この先寝られなくなるもんね……」
(´<_` )「起きれるかなー」
川 ゚ -゚)「そんで学校まではまた狐に送ってもらう」
⌒*リ;´・-・リ
川 ゚ -゚)「……アイツはまたぶっ飛ばしとくから」
川 ゚ -゚)「それじゃあまた部屋に案内する。狸ー」
( ´∀`)「はいな」
川 ゚ -゚)「私らはもう寝る。一応アラームはかけておくが起こしに来てくれ」
( ´∀`)「モナモナ。仰せのままに」
(゚、゚トソン「あ、食器を片付けなくては……」
( ´∀`)「それはモナが片づけておくから大丈夫モナ」
(゚、゚;トソン「ありがとうございます……」
86
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:43:08 ID:dYu8JEGA0
( ´∀`)「坊や達はモナが案内するモナよー」
从;゚∀从「知らない場所だと寝られねーんだよなぁ……」
(;-_-)「分かる……」
( ^ν^)「お?夜更かしっすか?」
从;゚∀从「やだよ!」
――――
―――――
――――――
――――――……
87
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:43:41 ID:dYu8JEGA0
PM:23:45
从 -∀从クカァ
(‐<_‐ )スヤァ
(-_-)zzz
(ノシ"^ν^)ノシ"「起きろー!!!!!!!」ベシベシベシベシ
从;゚∀从そ「うぎゃあ!!!何々!?!?敵襲!?!?」
(ノシ"^ν^)ノシ"「お前も起きろーーーー!!!!!」ベシベシベシベシ
(´<_`;)「いってぇ!!!!何だ!?!?敵襲か!!!」
( ^ν^)「朝!!!!!」
从;゚∀从「いや夜だけど!?」
(´<_`;)「なんだもう時間……って」
88
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:44:08 ID:dYu8JEGA0
(´<_`;)「いつも眠そうな顔しているニュッ君の目が、完全に開いてるだと……!?」
( ^ν^)→( ^ν^)
before after
从;゚∀从「いや分かんねぇよ!!メタいけどどっちも同じAAだよ!!」
89
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:44:29 ID:dYu8JEGA0
( ^ν^)「オラッ!!!!鴻森起きろオラッ!!!」ベシベシベシベシ
(-_-)「うーん……」
( ^ν^)「おはよう!!!!」
(-_-)「チッ……んだよ……うるさいんですけど……」
( ^ν^)
( ^ν^)「お前そんな子だっけ」
(-_-)「はぁ……折角人が気持ちよく寝てたのにさぁ……叩き起こされるなんて最悪だよもう……」ブツブツ
( ^ν^)
( ^ν^)「どうしよう、鴻森がテニプリの伊武みたいになっちゃった」
(´<_` )「寝起きの機嫌が最高に悪いタイプなんだな、ヒッキー」
从;゚∀从「このメンバーで修学旅行の部屋割りになりたくねー……」
90
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:44:50 ID:dYu8JEGA0
<LET'S GO!!!!!!!!!!!!!!!
从;゚∀从そ「うぉ!!?別の部屋からでっけー音が!!!」
(´<_` )「親の声より聞いたmeme」
(゚、゚*トソン「おはようございます!!!!!清々しい朝ですね!!!!」ガラッ
(´<_` )「夜だよ」
( ^ν^)「いいんちょおはよ!!!!」
(゚、゚*トソン「おっとニュッさん!!おはようございます!!元気だなんて珍しいじゃないですか!!」
( ^ν^)「夜行性だもんで!!!!」
(゚、゚*トソン「なるほど!!!!!!!」
(-_-)「うっさ……うっざ……皆上履きの中に小石が入っちゃえばいいんだ……」
从;゚∀从「嫌がらせのレベル地味だなー……」
91
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:45:29 ID:dYu8JEGA0
<デッデッデーデ!!デッデーデデデデッデデー!!
o川;゚ー゚)o「ていうかあのアラームかけたの誰よ!!止めなさい!!」
川 ゚ -゚)「あぁすまんすまん」カチッ
(゚、゚*トソン「クールさんもおはようございます!!」
川 ゚ -゚)「おはよう。ネムクナインを使ってないのに元気だなぁ君は」
从 ゚∀从「なんだその小林製薬みたいなネーミングセンス……」
川 ゚ -゚)「眠気を吸い取る札だ。ほれ」ペトッ
从 ゚∀从「ん?おお!眠くない!!」
(´<_` )「早急にこの子の眠気吸い取ってあげて」
(-_-)「別にそんな事しなくてもいいし……はぁ……だるいな……」
川 ゚ -゚)ペトッ
(-_-)
(;-_-)「……何か僕失礼な事言ってた?」
( ^ν^)「舌打ちされた!!」
(;-_-)「うわあああ!!!ごめん!!ごめんなさい!!」
( ^ν^)「いいよ!!!!」
(゚、゚*トソン「美しき友情!!!!」
o川;゚ー゚)o「何でアンタ達そんなテンションたっかいのよ……」
92
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:46:10 ID:dYu8JEGA0
(´<_` )「あの寝起きの姿だったらキュートに勝てたかもしれないのにな」
(;-_-)「えっ」
o川*゚ー゚)o「おっしゃかかってこいや」
(;-_-)「いや、遠慮します……」
o川*゚ー゚)o「ざぁーこざぁーこ」
(゚、゚#トソン「コラーーーーー!!!!イジメはよくありませーーーーん!!!」
川 ゚ -゚)「元気だなぁ」
93
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:46:33 ID:dYu8JEGA0
从 ゚∀从「そういえばまだリリが起きてこないな」
ガラッ
⌒*リ´づ-・リ「おはようございましゅ……」
从 ゚∀从「お、噂をすればなんとやら」
⌒*リ´づ-・リ「むー……」
(´<_` )「小ニにこの時間帯は酷だよな」
川 ゚ -゚)「待ってろ、今ネムクナインを使って……」
⌒*リ´・-・リ
⌒*リ´・-・リっ「ママ……」ギュッ
川 ゚ -゚)
(´<_` )
⌒*リ´・-・リっ「………はぇ?」
⌒*リ;´・-・リ ハッ
⌒*リ;´・-・リ「ひゃああああ!!!ごめんなさい!!!間違えましたあああああ!!」
川 ゚ -゚)「いやいいんだ。というか必要ないな」
⌒*リ;´・-・リ「つい寝ぼけて……!!」
川 ゚ -゚)「大丈夫大丈夫」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)(一瞬母性本能が生まれそうになってしまった……これじゃあ狐と同じロリコンになってしまう……)
94
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:46:53 ID:dYu8JEGA0
爪'ー`)「お嬢俺の話したー?」スッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「自覚はあったのかぁ」
爪'ー`)「何が?車の準備出来てるからいつでも出られるぞー」
川 ゚ -゚)「む、そうか。じゃあ各自着替えてから玄関に集合だな」
爪'ー`)「懐中電灯持ってけよ、人数分」
川 ゚ -゚)「ありがとう」
爪'ー`)「ん」
――――
―――――
――――――
――――――……
95
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:47:18 ID:dYu8JEGA0
―学校前
ピーピーピー バタン
爪'ー`)「着いたぞー」
川 ゚ -゚)「よいしょっと……」
(゚、゚;トソン「いよいよ……ですね」
从;゚∀从「見知った場所なのに夜になると一層不気味だな……」
(゚、゚;トソン「ですね……緊張してきました……」
爪'ー`)「俺は一旦戻る。終わったら連絡してくれよ」
川 ゚ -゚)「分かった」
爪'ー`)「……それに、無茶はするなよお嬢」
川 ゚ -゚)「……勿論だ。私にはあいつが居る」
爪'ー`)「お嬢の一番信頼してる式神だもんなぁ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「あぁ……」
96
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:47:39 ID:dYu8JEGA0
o川;゚ー゚)o「式神?」
⌒*リ´・-・リ「そういえば最初に式神使いとかなんとか言ってたっけ……」
川 ゚ -゚)スゥー
川 ゚ -゚)∩「出でよ!!!!!サラマンダー!!!『ヒート』!!!」パァァァァァ
o川;゚ー゚)o「!!札が光って……!!」
( ^ν^)「うおっまぶしっ」
97
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 20:48:05 ID:dYu8JEGA0
シュウウウウウウウウウウウ……
ノハ*゚⊿゚)「がおーーーーーーー呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!!!!」
ノハ*゚⊿゚)「サラマンダーのヒート様の登場だーーーーい!!!!」
(´<_` )(またなんか増えた……)
( ^ν^)「ドラコケンタウロスじゃん!!!!!!」
ノハ;゚⊿゚)そ「サラマンダーな!??!」
つづく
98
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 21:00:19 ID:G8ploNdI0
乙デス
99
:
名無しさん
:2023/02/07(火) 23:42:42 ID:07TcOmP.0
・黒マントに黒セーラーに黒タイツの変人だー!
・かわいい→(-_-从;゚∀从
・狐のハイエース
・天丼は正義→⌒*リ´・-从 ゚∀从
・ママ上は草
・流石ニュッさんはアウトローだぜぃ
・beforeとafter同じで草
・清々しい朝!!!!!
100
:
名無しさん
:2023/02/10(金) 00:18:47 ID:xVtyZ9K20
面白い。乙乙
101
:
名無しさん
:2023/02/12(日) 09:02:20 ID:vwRIbtp20
おつ
夢じゃみんなが集まることがわからんはずだがその辺気になるなぁ
何者だろうか素直
102
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:38:02 ID:1mCzCa.w0
ノパ⊿゚)"「それでなんだ!?誰をブッ飛ばせばいいんだ!?!?」キョロキョロ
川 ゚ -゚)「あ、いや。ブッ飛ばさなくていいんだ。とりあえず私ら子供だけだしもし不審者が居たら……」
ノパ⊿゚)「よっしゃ!!そのフシンシャって奴を燃やせばいいんだな!?!?」
川 ゚ -゚)「燃やすな燃やすな。もし出たら追っ払うぐらいでいいんだ」
ノパ⊿゚)「つまり用心棒みたいなモンか……」
ノパ⊿゚)
川 ゚ -゚)「……どうした?」
ノハ*゚⊿゚)「お嬢だ!!」
川 ゚ -゚)「うん。お嬢だぞ」
ノハ*゚⊿゚)"「お嬢だー!!!!!久しぶりじゃねぇか!!!!」スリスリ
川 ゚ -゚)「久しぶりも何も一昨日ぶりだろuいたたたやめろ擦りつけるな角とか鱗とか色々いたたたた」
从 ゚∀从「……っけー」
ノパ⊿゚)「お?」
从*゚∀从「かっけーーーー!!!!!!ドラゴンだーーーー!!!その翼自前!??!」
(´<_` )「すげー。ファイヤーボールとか出せないの?」
(;-_-)「ま、待って……!サラマンダーって恐ろしい毒を持ってるって聞いた事あるから安易に近づくと危ないかも……!!」
ノハ;゚⊿゚)そ「んおお!?何かすげぇチビッ子が群がってくるんだが!?」
川 ゚ -゚)「そらドラゴン属性は小学生男児には大人気になるわな……」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第三話:夜の学校と"ウラ"七不思議
103
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:38:57 ID:1mCzCa.w0
ノパ⊿゚)「……つまり、かくかくしかじかで」
川 ゚ -゚)「まるまるうしうしって所だ」
ノパ⊿゚)「把握した!!確かに怪異相手ならオレが居た方が百人力だな!!」
川 ゚ -゚)「よろしく頼むぞ」
ノパ⊿゚)「任せとけ!!……と言いたいところだが何処からか熱視線が」
(゚、゚#トソン ジー
(゚、゚#トソン「むむむ……その露出具合……指導対象……」
从;゚∀从「やべぇ!!いいんちょの指導フィルターが反応してる!!」
o川;゚ー゚)o「自分で言うのもなんだけどもキューちゃんの方が露出多いよ!!まだそのチャイナ服はセーフでしょ!!」
(゚、゚#トソン「何ですかその背中丸出しの服はーーーーー!!!!!!」ドッカンコー!!!
ノハ;゚⊿゚)そ
o川;゚ー゚)o「そこ!?そこなの!?ていうかイチイチ気にしなくない!?」
104
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:39:23 ID:1mCzCa.w0
(゚、゚#トソン「背中を露出するなんて不健全破廉恥です!!今すぐ隠しなさい!!」
ノハ;゚⊿゚)「んなの言われてもよぉ……」モニョモニョ
(゚、゚#トソン「もしかしてクールさんの趣味ですか!?」
川 ゚ -゚)「ちゃうわ。私に濡れ衣を着せるな」
ノハ;゚⊿゚)「えーっと……オレさぁ、翼あっから背中開いてないと窮屈だし飛べないんだよ」
ノハ;゚⊿゚)「だから背中開いてても違和感無いってのとオレに似合うって奥様が仕立ててくれた服だから堪忍してくれー……」
(゚、゚#トソン「……………」
105
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:40:03 ID:1mCzCa.w0
(゚、゚;トソン「そんな深い事情が合ったとは……津村トソン、一生の不覚ッ……!!」ガクッ
从;゚∀从「いいんちょが折れた!!」
川 ゚ -゚)「もろはのつるぎ」
(゚、゚;トソン「そんな事も知らず私は……ああ……委員長失格です!!!」
ノハ;゚⊿゚)「いや分かってくれたらいいんだけどそんな気にする事じゃ……」
(゚、゚;トソン「こうなったらまた定規で腹を切るしか……!!」ザッ
从;゚∀从「やめろ!!事あるごとに腹を切ろうとするんじゃねぇ!!」
(´<_` )「武士もそんなガバガバ腹切らんだろ。知らんけど」
ノパ⊿゚)「安心しろ!!仮に腹を切ってもオレが焼灼止血法を使えば何とかなる!!」
从;゚∀从「その前にハラキリを止めような!!」
( ^ν^)「しょうしゃくしけつほうって何だ!?」
(-_-)「……昔四肢切断などの重症を負った時に使用された止血法だよ。傷口を焼きコテで焼くんだ」
(-_-)「大分初期の話だけどFAIRY TAILでナツがやってた気がする……」
( ^ν^)「なるほど!!」
o川;゚ー゚)o「いいから道草食ってないで早く行くわよアンタ達!!」
(´<_` )「まだ潜入すらしてないけどな」
106
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:40:52 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「……それで、どっから入ればいいんだこれは」
⌒*リ´・-・リ「流石に門は開いてないもんね……」
( ^ν^)「そりゃあれよ」
( ^ν^)「こうやってー」ガッ
( ^ν^)「ほっ」ヒョイッ
( ^ν^)"スタッ
( ^ν^)
( ^ν^)+「こうだ!!!!!!!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「なるほど!!」
⌒*リ;´・-・リ(゚、゚;トソン
「「いやいやいやいやいや!!」」
107
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:42:09 ID:1mCzCa.w0
(゚、゚;トソン「そんな軽いノリでよじ登らないでください!!危ない!!」
⌒*リ;´・-・リ「リリじゃ身長足りないしそもそもよじ登れないです……!!」
( ^ν^)「真ん中に足引っかけられる部分あるからそこを上手く使え!!」
(゚、゚;トソン「無理ですよぉ!!」
从 ゚∀从「よいしょっと」スタッ
(´<_` )「楽勝だな」スタッ
o川*゚ー゚)o「よっ……」スタッ
川 ゚ -゚)「どっせい」スタッ
ノパ⊿゚)「オレは飛べるしなぁ」ヒョイッ
(゚、゚;トソン「皆さん!?!?そんなナチュラルに乗り越えないでください!!」
⌒*リ;´・-・リ「おいてかないで〜……」
108
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:42:38 ID:1mCzCa.w0
(;-_-)「皆よくやるなぁ……」
(゚、゚;トソン「ハッ!!鴻森君!!」
(゚、゚;トソン「鴻森君は私達率いるチーム運動音痴の仲間ですよね!?」
(;-_-)「いや勝手にそんなチームに所属されても困るんだけど……」
⌒*リ;´・-・リ「リリだって逆上がり出来ます……」
(゚、゚;トソン「くっ!!私は逆上がり出来ない!!負けた!!」
(;-_-)「下級生に対抗しないでよ……」
109
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:43:56 ID:1mCzCa.w0
(´<_` )「俺が引っ張ってやるから頑張って上がってこいお前ら」
(゚、゚;トソン「そうは言ってもですねぇ……」
o川*゚ー゚)o「こーんな門も上がれないなんて……ざぁーこざぁーこ」
(´<_` )「煽んな煽んな」
(-_-)
(-_-)ガッ
(-_-)ヒョイッ
(-_-)スタッ
(゚、゚;トソン「いや鴻森くうううううん!?!?」
o川*゚ー゚)o「ありゃ、上がってきた」
(;-_-)「あ、案外行けるモンだな……」
(´<_` )「いけヒッキー!!キュートに煽られた仕返ししろ!!」
o川*゚ー゚)o「お?やんのか?」
(;-_-))))
(´<_` )「いくじなしー」
从 ゚∀从「それでも俺の後ろに隠れなくなっただけでも偉いぞ!!」
(*-_-)
o川#゚ー゚)o"ガッ
从;゚∀从「いってぇ蹴るなよ!!」
(゚、゚#トソン「コラー!!!!キュートさんいい加減にしなさーーーい!!!」ガシャンガシャン
( ^ν^)「いいんちょ牢屋の青鬼みてぇ」
(´<_` )「言い当て妙で草」
110
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:44:20 ID:1mCzCa.w0
(´<_` )「でもキュートの煽りはバフ効果があると分かったな」
o川*゚ー゚)o「マジ?キューちゃんすげぇ」
(´<_` )「てことで煽れ!!」
o川*゚ー゚)o「いいんちょのざぁーこ♡ざぁこ♡石頭♡運動音痴の機械音痴♡」
(゚、゚;トソン「なっ……!!運動音痴は認めますけど機械音痴じゃないですもん!!パソコンのタイピング早いですもん!!」
从 ゚∀从「でも印刷機の使い方分かんなかったじゃん」
(゚、゚;トソン「そ、それは普段使わないからで……!!」
o川*゚ー゚)o「リリは……」
⌒*リ;´・-・リ
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「ごめん、下級生イジメる様な趣味は無いから何も思いつかないわ。後そのシュシュ可愛いね」
⌒*リ;´・-・リ-3 ホッ
(゚、゚;トソン「何で私の時だけポンポン思いつくんですか!!!!」
o川*゚ー゚)o「やー、何となく」
(゚、゚;トソン「何となくで?!」
111
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:44:55 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「はぁ……」
川 ゚ -゚)「このままじゃ埒が明かないぞ。ヒート」
ノパ⊿゚)ゞ「あー……しゃーねぇなぁ」ポリポリ
ノパ⊿゚)「オレが持ってやるからちょっと待ってな」
(゚、゚;トソン「持ってやるとはどういう……?」
ノパ⊿゚)「よいしょっと」ヒョイッ
そ(゚、゚;トソン「みぎゃあ!!」
⌒*リ;´・-・リそ「ひゃあ!!」
ノパ⊿゚)「暴れっと落っこちるから気をつけろよー」バサバサ
(;-_-)「凄い……!軽々と二人を……!」
o川;゚ー゚)o「女の子二人に俵担ぎはどうかと思うけど……」
112
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:46:18 ID:1mCzCa.w0
ノパ⊿゚)「ほい」
⌒*リ;´・-・リ「び、びっくりしたぁ……」
ノパ⊿゚)「一応パンツ見えないように配慮してやったから」
(゚、゚;トソン「私スキニーで良かった……」
从 ゚∀从「力持ちなんだなぁ」
ノパ⊿゚)「そりゃあな!!小学生の一人や二人ぐらい軽々持ち上げやらぁ!!」
(´<_` )「じゃあ小学生百人は?」
ノハ;゚⊿゚)「それは……試した事が無いから分からねぇなぁ……」
从 ゚∀从「イナバ物置かよ」
川 ゚ -゚)「うむ、これで全員が学校に侵入出来たな」
(゚、゚;トソン「その侵入って言い方はちょっと……」
o川*゚ー゚)o「でも事実でしょーが」
(´<_` )「不法侵入 みんなですれば 怖くない」
(-_-)「それもどうかと思うけど……」
113
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:46:43 ID:1mCzCa.w0
⌒*リ´・-・リ「それで最初は……二宮金次郎像でしたっけ……」
(-_-)「一番目は"走り回る二宮金次郎像"だね」
( ^ν^)「あっちだな!!」ダッ
(゚、゚;トソン「あっ!!ニュッさん!!そんな先々行かないでください!!危ないですよ!!」
o川*゚ー゚)o「元気だなー」
从 ゚∀从「……普通元気になる時間逆だけどな」
(´<_` )「ニュッ君夜行性だし……」
川 ゚ -゚)「もしかしたら彼は人間に生まれた事自体が間違いかもしれんな」
114
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:47:12 ID:1mCzCa.w0
―二宮金次郎像前
ノパ⊿゚)「……で、これが走り回るって噂があるニノの像か」
川 ゚ -゚)「二宮金次郎な。その略称だと嵐みたいになるからやめとけ」
⌒*リ´・-・リ「……でも動きもしませんね」
川 ゚ -゚)「見た感じ特に憑いてるとかは無いしなぁ」
( ^ν^)「前行った時もこんなカンジだったぞ!!」
川 ゚ -゚)「ふむ……これが裏になると……」
(-_-)「砂場のスフィンクス……どういう共通点があるのか分からないけど……」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんは二宮金次郎がどういう人なのかも分かんなーい」
(゚、゚トソン「本名を二宮尊徳。荒れた農村の復興を指導した偉人ですよ」
(-_-)「ちなみに持ってる本は金次郎が愛読したと言われてる中国・戦国時代の思想書、『大学』だよ……」
o川;゚ー゚)o「んぉぉ……」
从;゚∀从「早速博識コンビの雑学が!!」
(´<_` )「歩くWikipedia」
115
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:47:52 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「特にこれといった異変は無いな。次行くぞ」
( ^ν^)「校舎に入れる場所はこっちだ!!」ダッ
(゚、゚;トソン「だから走るなと言ってるのに!!」
从 ゚∀从「……思ったけど走るだけだったら普通だよなー」
(;-_-)「動き回る事自体異質だと僕は思うんだけど……」
从 ゚∀从「もっとこう……侵入者を見つかたら目からビーム出るとかそういうのだったら面白そうなのに」
(´<_` )「でじこかよ」
(;-_-)「そんな事言ったら今頃僕らニノビームの餌食になってるはずだよ……」
从 ゚∀从
(´<_` )
从;゚∀从「そう考えると怖くなってきた!!早く校舎の中入ろうぜ!!」
(´<_` )「響きはマヌケなのに謎の恐怖感があるなニノビーム……」
(;-_-)「言い出しっぺ僕だけども普通に怖いな!!」
116
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:48:26 ID:1mCzCa.w0
(;-_-)「…………」
(;-_-)(しかも謎に視線を感じるんだよなぁ……)チラッ
(;-_-)(うー怖い怖い……ビーム打たれる前に皆に付いていこう……)
117
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:48:49 ID:1mCzCa.w0
( ^ν^)「ここだ!!」
(゚、゚;トソン「ここは……保護者とかが入る用の両開きのドアじゃないですか」
川 ゚ -゚)「前来た時にここが開いてたと」
( ^ν^)「そうだ!!」
(゚、゚;トソン「そんな都合よく開いてるワケが……」
( ^ν^)っ キィ
(゚、゚;トソン「えぇ〜〜普通に開いちゃいましたけど〜〜!?」
( ^ν^)「だからここだけ開いてるんだって」
(゚、゚;トソン「何で……」
( ^ν^)「知らん!!」
118
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:49:18 ID:1mCzCa.w0
クスクス・・・ アハハハ・・・
(゚、゚;トソン「!!!!!!」
⌒*リ;´・-・リ「笑い声が……」
ノパ⊿゚)「うーん、ポルターガイストが何体か居るなぁ」
川 ゚ -゚)「やはり……特に害は無いが何かあった時は頼むぞ」
ノパ⊿゚)「ヒート様の咆哮で黙らせてやろうか!?」
川 ゚ -゚)「あんま刺激するもんじゃない」
从;゚∀从「うへぇ、やっぱ何か居るんだなぁ」
(´<_` )「でも害は無いってよ」
从;゚∀从「そうは言われても……」
川 ゚ -゚)「こういう時は気にしないのが一番一番……」
(;-_-)∩「クーさーん!!津村さんがあまりの恐怖にフリーズしましたー!!」
川 ゚ -゚)「えっ?」
119
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:49:51 ID:1mCzCa.w0
(゚、゚トソン
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
┃委員長は応答してません ┃
┃プログラムを閉じると、情報が失われる可能性があります ┃
┃ ┃
┃→プログラムを終了します ┃
┃→プログラムの応答を待ちます ┃
┃ ┃
┃ ┃
╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋
从;゚∀从「どういう原理だよ!!!」
川 ゚ -゚)「いちいち世話が焼けるなぁ!!」
120
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:50:19 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「よーし、こうなったらタスク開いて強制終了してやる」
⌒*リ;´・-・リ「な、なんかその言い方だと物騒な……」
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン「お命だけは!!!!!」
⌒*リ;´・-・リ「戻った!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ふっ、命拾いしたな……」
(゚、゚;トソン「私に何しようとしたんですか!?」
――――
―――――……
121
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:50:59 ID:1mCzCa.w0
(-_-)「……それで次は魔の13段階段だね」
川 ゚ -゚)「普段12段しかない階段が夜中には13段になるやつか」
(-_-)「ぶっちゃけ普段の段数なんか数えてないから分からないけど……」
( ^ν^)「ふっつーに12段だったぞ」
(;-_-)「……だろうね」
川 ゚ -゚)「このまま東校舎三階にある女子トイレに向かうか」
(´<_` )「んだな」
(゚、゚;トソン「…………」ギュ-
o川;゚ー゚)o「ちょっといいんちょぉ!あっついんだから引っ付かないでよ!!」
(゚、゚;トソン「だ、だって暗くて怖いんですもん……」
o川;゚ー゚)o「どうせくっ付くんならサラマンダーの方にしなさいよ!!あっちの方が頼りがいあるでしょ!!」
(゚、゚;トソン「なんかチクチクしそうで……」
ノパ⊿゚)「んだよー腕の部分は鱗ねぇぞオレー」
川 ゚ -゚)「懐中電灯は持ってるはずだろ」
(゚、゚;トソン「し、しかし……」
( ^ν^)「いいんちょよわよわ!!!」
(゚、゚;トソン「うぐぅ……ニュッさんに言われると腹立つ……」
( ^ν^)「何でだよ」
(´<_` )「とりあえずいいんちょが再起不能になったら煽ればいいと」
川 ゚ -゚)「せめて煽り無しに慣れてくれないかね……」
122
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:51:37 ID:1mCzCa.w0
(゚、゚;トソン「じゃ、じゃあせめて歌を歌いましょう!!出来るだけ明るいやつ!!」
从 ゚∀从「うたー?」
+(´<_` )「俺のSpotifyのプレイリストは108式あるぞ」
从 ゚∀从「弟者の選曲アニメとかボカロばっかじゃん」
(´<_` )「大体兄者の英才教育のせいだし……」
川 ゚ -゚)「明るい歌と言ってもな……」
o川*゚ー゚)o「とりあえずドラえもんのうたでも歌っときゃいいんじゃなーい?」
川 ゚ -゚)「よーし任せろ」
123
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:52:16 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「あったまてっかてーか!さーえてぴっかぴーか!」
(;-_-)そ
川 ゚ -゚)「そーれがどーしたー!ぼくドラえもんー!」
川 ゚ -゚)「みらいのせかいのーネコがたロボット―!」
川 ゚ -゚)「どーんなもんだいぼーく!ドラえもーん!」
川 ゚ -゚)「キミョウキテレツマカフシギ」
川 ゚ -゚)「キーソウテンガイシシャゴニュウ デマエジンソクラクガキムヨウ―」
(;-_-)「そっちなの!?」
川 ゚ -゚)「いやドラえもんのうたと言ったらこうだろ……」
o川;゚ー゚)o「こんなこといいなできたらいいなの方じゃない!?」
川 ゚ -゚)「私の中ではこっちなんだけどなぁ……」
o川;゚ー゚)o「えー……やっぱどっかずれてるわね……」
(゚、゚トソン「大分落ち着きました」
o川;゚Д゚)o「落ち着いちゃったよ!!マジ単純だないいんちょ!!」
川 ゚ -゚)「ふっ……私の歌にはヒーリング効果もあるみたいだな……」
ノパ⊿゚)「ぶっちゃけお嬢歌上手くねぇぞ」
川 ゚ -゚)そ
124
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:53:09 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「そ、そんな……狐やマミーは私の歌を上手いと言ってくれたのに……」
从 ゚∀从「そりゃお世辞だろ……」
川 ゚ -゚)「なん……だと……」
(´<_` )「とか何とか言ったら着いたぞ」
(゚、゚;トソン「懐中電灯の明かりだけだとやっぱ不気味ですね……そういえばリリさんは?」
⌒*リ´・-・リ「リリずっと居ます……」ヌッ
(゚、゚;トソン「うわびっくりした!!」
从 ゚∀从「服黒くて小さいから見失うんだよなぁ……気づかなくてごめんな」
川 ゚ -゚)「同じ黒い服同士何でこんな違いがあるんだろうなぁ」
(´<_` )「そりゃ背丈も声量も違うし……」
o川*゚ー゚)o「……ていうか何でアンタら入ってこないのよ」
(゚、゚*トソン「おやおやー?もしかしてビビってますー?」
从;゚∀从「さっきまでいいんちょが一番ビビってたじゃねぇか!!そういうワケじゃねぇよ!!」
(´<_` )「そりゃ俺が入れない理由なんて……ねぇ?」
(;-_-)「入れるわけがないよ、女子トイレなんて……」
( ^ν^)"フルフル
(´<_` )「てことで女子諸君!頑張りたまえ!」
o川*゚ー゚)o「丸投げしやがったわね……」
125
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:53:36 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「ていうか今は誰も居ないし私は気にしないから入っても問題無いぞ」
川 ゚ -゚)「おまけにこの八人で入らないと意味がなさそうだし」
o川*゚ー゚)o「そーよそーよ!」
(゚、゚トソン「普段ならアレですけども今は緊急時ですし……」
⌒*リ´・-・リ「リリも気にしませんから……」
ノパ⊿゚)「オレは女子トイレだろうが男子トイレだろうが関係なく入るけどな!」
川 ゚ -゚)「ヒートは何処だって容赦なく入るだろ」
(;-_-)「そうは言っても……」
(´<_` )「なら……」
从 ゚∀从「奈良?」
( ^ν^)「奈良漬け食いてぇ」
(-_-)「渋いな……」
126
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:54:13 ID:1mCzCa.w0
(´<_` )「俺達、いやアタシ達が女になれば問題ないわよ!」ドーン!!
从;゚∀从「えー!?」
(´<_` )「行くわよアンタ達!!」
从;゚∀从「女っつーかオカマだろそれ!!」
(´<_` )「お黙り!!今のアタシはれっきとした女わよ!!」
( ^ν^)「分かったわオトちゃん!!」
从;゚∀从「ニュッちゃん対応はえーな!!分かったわよ!!」
(´<_` )「ほらヒキちゃんも!!」
(;-_-)「りょ、了解しました……」
从;゚∀从「無理しなくていいからな。じゃなかったいいわよ」
127
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:54:34 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「なんだあいつら、気持ち悪いな」
o川*゚ー゚)o「少しでも女子トイレに入る罪悪感無くす為にカマ化したわね」
(´<_` )「ごっめーん☆待ったー?」
( ^ν^)「早速花子さんを呼び出すのよ!!」
ノハ;゚⊿゚)「うぉぇ……きっもちわりぃ……燃やしたい……」
川 ゚ -゚)「気持ちは分るが燃やすな燃やすな」
o川*゚ー゚)o「花子さんねー……あんまりいい思い出が無いというか」
从;゚∀从「え?実際呼び出した事があるのかわよ?」
o川;゚ー゚)o「無理して変な口調になってるじゃないの……いいから元の喋り方しなさいよ」
从;゚∀从「ごめん」
128
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:54:55 ID:1mCzCa.w0
o川*゚ー゚)o「何の因果か知らないけど、一時期キューちゃんのあだ名が花子さんだったの」
从;゚∀从「なんだそりゃ」
o川*゚ー゚)o「意味わかんないでしょ?まぁ小学生のあだ名なんてそんなもんだしすぐ終わったけど……」
从;゚∀从「結局理由も分からないまま終わったんかい」
川 ゚ -゚)「それはとりあえず置いといて、花子さんやるぞ」
o川*゚ー゚)o「はいはい」
⌒*リ´・-・リ「確か三番目のドアを三回ノックするんでしたっけ」
( ^ν^)「そんでケーンヂくん遊びましょってやるやつ」
川 ゚ -゚)「それ20世紀少年な」
(´<_` )「細菌兵器のやつトラウマだからやめろ」
129
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:55:20 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)o"コンコンコンッ
川 ゚ -゚)「はーなこさん、あーそびましょ」
シーン……
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「留守のようだ」
(゚、゚;トソン「留守でいいですよ!!」
o川*゚ー゚)o「結局ガセかー」
ノパ⊿゚)「まぁ出てきてもオレが燃やしてやるから」
川 ゚ -゚)「暴露系Youtubr並に燃やすなヒートは」
130
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:55:43 ID:1mCzCa.w0
⌒*リ;´・-・リ「……ていうか今気づいたんですけど」
⌒*リ;´・-・リ「ニュッ君さん以前七不思議全部試したなら女子トイレに入った事ありますよね」
( ^ν^)
( ^ν^)「バレたか……!!」
(;-_-)「そう言えばそうだね……」
(´<_` )「変態わよ」
( ^ν^)「今のお前らも同罪わよ」
( ^ν^)「……まぁ一回目は誰も居なかったから堂々と入れたけど今回はほれ、女子が居るだろ」
从 ゚∀从「そん時も何も無かった?」
( ^ν^)"
川 ゚ -゚)「きっとグアム旅行に行ってんだろ」
o川*゚ー゚)o「どこにそんなお金があるのよ……」
(゚、゚;トソン「何ならグアムに永住して欲しいのですが……」
(´<_` )「そしたらグアムの花子さんになるな」
从 ゚∀从「ただのセレブじゃねーか」
131
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:56:29 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「とりあえずこれで、三番目までは片づけたから残りはー」
(-_-)「理科室と音楽室とプールと階段の踊り場……」
(゚、゚;トソン「後残り四つもあるんですか……」
⌒*リ´・-・リ「しかも理科室はともかく音楽室って結構端っこにありましたよね……」
从 ゚∀从「うちの学校の音楽室ってやたらと遠いもんなー」
川 ゚ -゚)「理科室って何処にあるんだ?」
从 ゚∀从「確か二階」
川 ゚ -゚)「じゃあ降りるだけだから楽だな」
o川*゚ー゚)o「いちいち歩き回るのだるくなってきたなー……」
o川*゚ー゚)o「ワープする術式とか持ってないワケ?」
川 ゚ -゚)「そんなものはない」
o川*゚ー゚)o「使えないわねー……」
ノパ⊿゚)「オレみたいに飛んでりゃ楽だぞ」
o川;゚ー゚)o「それはアンタしか使えないわよ!!」
ノパ⊿゚)「人間は不便だなぁ」
――――
―――――……
132
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:56:57 ID:1mCzCa.w0
―理科室
从;゚∀从「理科室って学校の中で一番の不気味スポットだよなぁ」
川 ゚ -゚)「君達の学校のホルマリン漬けはネズミか。うちの学校は蛙だ」
o川*゚ー゚)o「世界一どうでもいい情報だよ」
ノパ⊿゚)「………」
ノパ⊿゚)「くさい……」
川 ゚ -゚)「ん?ああ。ヒートは鼻が利くからな」
(゚、゚トソン「確かに理科室って独特な匂いありますもんね」
⌒*リ;´・-・リ「リリもちょっと……無理かも……うぷ……」
o川*゚ー゚)o「あんま無理するんじゃないわよ。ダメそうだったら離れなさい」
⌒*リ;´・-・リ「ごめんなさい……」タッタッタッタ
133
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:57:22 ID:1mCzCa.w0
(-_-)「……それに人体標本は理科準備室にあるから探しようが無いよなぁ」
(´<_` )「二宮金次郎像も動かない、花子さんも居ないとなるとこれも動かないだろうな」
(゚、゚;トソン「ポルターガイストは存在して七不思議が存在してないってのもおかしな話ですけどね」
( ^ν^)「確認する為にドアぶち破ろうぜ!!」
(´<_` )「脳筋か」
川 ゚ -゚)「ヒートの力を使えば簡単にぶち破れるが……」
(゚、゚;トソン「やめなさい!」
从;゚∀从「何人の学校破壊しようとしてんだよ!!させるか!!」
:ノハ;゚⊿゚):プルプル
三三三ノハ;゚⊿゚)「だあああああああああ!!!こんな所に居られるか!!オレは帰らせてもらう!!」ビューン!!!
(゚、゚;トソン「わっ!」
川 ゚ -゚)「ちょ、待てよ!」
134
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:57:57 ID:1mCzCa.w0
(;-_-)
(;-_-)「どっか行っちゃった……」
o川*゚ー゚)o「ちょっと、アンタのサラマンダーどっか飛んで行ったわよ」
川 ゚ -゚)「心配ご無用。札があればいつでも呼び寄せるから大丈夫だ」
川 ゚ -゚)「……しかしここじゃあ召喚拒否されるな。あの子も辛そうだしここはさっさと移動するか」
(´<_` )「となると次は音楽室かぁ」
从;゚∀从「こっからだと遠いな……」
从;゚∀从「誰だよ!!理科室の次音楽室に設定した奴!!移動がめんどくせぇだろうが!!」
(´<_` )「七不思議に逆ギレする奴初めて見たわ」
o川*゚ー゚)o「音楽室を最上階の一番端っこにした奴も悪いわね」
( ^ν^)「これも政治家が全部悪い!!」
(゚、゚;トソン「それは流石に政治家は悪くありませんが!?」
川 ゚ -゚)「おーい次音楽室行くぞー」
⌒*リ;´・-・リ「あ、はーい!」
――――
―――――……
135
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:58:32 ID:1mCzCa.w0
―音楽室
(゚、゚;トソン ゼェゼェ
(゚、゚;トソン「改めて遠い……!!」
(´<_` )「ホントに体力クソ雑魚だな、いいんちょ」
o川*゚ー゚)o「ねー」
(゚、゚;トソン「貴方達は体育会系だからいいじゃないですか……」
(゚、゚;トソン「こちとら文系なんですから……ね!鴻森君!!リリさん!!」
(;-_-)「ごめん津村さん僕まだまだ大丈夫」
⌒*リ´・-・リ「リリも……」
(゚、゚;トソン「くぅ!!!!」
(´<_` )「いいんちょさっきから墓穴掘りまくりだな」
( ^ν^)「EDUは高いけどINTは低いタイプだよな」
(゚、゚;トソン「何か今めっちゃ失礼な事言いませんでしたか!?」
( ^ν^)
(^ν^ )
(゚、゚;トソン「露骨に視線をそらさないでください!!」
136
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:59:01 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「それで何だっけ?バッハの旋律を夜に聴いたせいですだっけ?」
(;-_-)「ベートベンの目が光るね……そんなサカナクションの楽曲みたいな七不思議じゃないよ……」
从 ゚∀从「うちの学校の音楽室、中じゃなくて外の方に肖像画飾ってあんだよなー」
o川*゚ー゚)o「分かりやすくて助かるけど、まぁ光ってないわね……」
(゚、゚;トソン「光らなくていいですぅ……」
( ^ν^)「そんじゃ目に穴開けてさぁ、豆電球で光らせば再現出来るべ」
(゚、゚;トソン「再現しなくていいですぅ……」
(´<_` )「ベテラン小学生タカシでそんな話あったな」
137
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 22:59:26 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)「あーそうだ。ヒートがどっかいっぱなしだった」
川 ゚ -゚)「ほい召喚」ポン
ノハ;゚⊿゚)「ん!?おお!?」
ノハ;゚⊿゚)"キョロキョロ
ノパ⊿゚)
ノハ*゚⊿゚)「くさくないぞ!!」
川 ゚ -゚)「もう理科室からは離れたからな」
ノパ⊿゚)「もう二度とオレをあんな所に連れてくんじゃないぞ!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「すまんあと一回ぐらいは連れてくかもしれん」
ノハ;゚⊿゚)「うぉい!!!!そうなったらマジで召喚拒否すっからな!!」
川 ゚ -゚)「ごめんて」
138
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:00:07 ID:1mCzCa.w0
o川*゚ー゚)o「でもまぁ……"ウラ"七不思議見た感じだと理科室通らなさそうだし……」
从 ゚∀从「でもゾンビの王?居なかったっけ」
(-_-)「居るね」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「鼻にメンソール塗りたくるか……」
从;゚∀从「そんな都合よくあるか?」
⌒*リ´・-・リ「匂い付きのティッシュならある……」
(´<_` )「じゃあそれを全員の鼻に詰めるか」
⌒*リ;´・-・リそ
川 ゚ -゚)「なんだ?集団で鼻血でも出したのか?」
ノパ⊿゚)「そんならオレが鼻フックの形式で鼻の粘膜焼いてやる!」
o川;゚ー゚)o「要らん方向に話が進んでる!!次!!次行くわよ!!」
――――
―――――……
139
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:00:37 ID:1mCzCa.w0
―プール
川 ゚ -゚)「流石に水は無いか。まぁそのまま放置しても汚いしな」
从 ゚∀从「水無いからマドハンドみたいになるのかな」
(´<_` )「あいつら無数に仲間呼ぶじゃん」
从;゚∀从「……それはそれで気持ち悪いな」
川 ゚ -゚)「しっかし夜のプールは不気味に見える」
o川*゚ー゚)o「プールに限らず海とかね」
ノパ⊿゚)「夜の海に近づくとあぶねーって奥様も言ってたしなぁ」
(-_-)「お化け云々よりも本当に危ないからね」
140
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:01:03 ID:1mCzCa.w0
o川*゚ー゚)o「そういやいいんちょって泳げるの?」
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン「人間が魚の真似事をするだなんてバカげてるのでは???」
(´<_` )「のび太みたいな事言いだしたな」
o川*゚ー゚)o「とうとう開き直ったわね……」
(゚、゚トソン「プールの授業なんて……仮に私がマキマさんだったら真っ先にチェンソーマンに食べさせますよ……」
⌒*リ;´・-・リ「凄く恨みを持ってる……」
o川*゚ー゚)o「ニュッ君は?」
( ^ν^)
( ^ν^)「寝てるなぁ」
o川*゚ー゚)o「寝てるんだ……」
(´<_` )「ホントに寝てるよなぁ」
从 ゚∀从「プールサイド見学常習犯だもんなぁ」
(;-_-)「そりゃ寝ながらプール入ったら溺れるよ……」
141
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:01:27 ID:1mCzCa.w0
o川*゚ー゚)o「よーしじゃあ今年の夏休みはこのメンバーでプール行こう!だーこも誘って!」
(゚、゚;トソン「嫌がらせですか!?」
o川*゚ー゚)o「え、うん」
(゚、゚;トソン「うん!?」
川 ゚ -゚)「まぁ泳げなくても浮き輪で浮いてればいいだろ」
(´<_` )「俺いつも家族と行くから友達と行く機会無いんだよな」
o川*゚ー゚)o「じゃあ尚更行こうよ〜」
(´<_` )「よっしゃ、流れるプールでナルト走りしようぜ」
从 ゚∀从「なんだそれ面白そう」
(´<_` )「よく兄者とやるんだよ。楽しいぜ」
o川*゚ー゚)o「ほらほらニュッ君も行くんだからそん時ぐらいはちゃんと起きなさいよ」
( ^ν^)「ナイトプールなら……」
(゚、゚;トソン「ナイトプールってなんかいかがわしいやつじゃないですか!!ダメです!!」
( ^ν^)「別にそんないかがわしくは無いだろ」
(´<_` )「いいんちょむっつり〜」
(゚、゚;トソン「違いますよ!!やめてください!!」
142
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:01:50 ID:1mCzCa.w0
o川*゚ー゚)o「じゃあ夏休みのどっか予定開けときなさいよ!決定!!」
(゚、゚;トソン「何とか泳げるようにしなければ……!!」
(゚、゚;トソン「……鴻森君とリリさんは?」
(-_-)「……多少は」
⌒*リ´・-・リ「バタ足ぐらいなら……」
(゚、゚;トソン
(゚、゚;トソン「くっ!!!!何をしても運動音痴の自分が憎い!!!!!」
(´<_` )「もう分りきってる事だから諦めろよ」
从;゚∀从「自分で傷口抉りすぎだろいいんちょ……」
143
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:02:15 ID:1mCzCa.w0
(゚、゚;トソン「ええい!!さっさとこんな所離れますよ!!次で最後ですね!!」
从;゚∀从「はいはい……」
(;-_-)「最後は階段の踊り場の鏡……これでウラに行けるのかなぁ」
川 ゚ -゚)「そういえばヒートあんま乗り気じゃなかったな」
ノパ⊿゚)「そりゃお嬢……オレの属性見りゃあ分かるだろ……」
川 ゚ -゚)「アッすまんお前水ダメだもんな」
ノパ⊿゚)「水無いから助かったけども……」
o川*゚ー゚)o「弱点多いわね……」
ノパ⊿゚)「水だけはどーにもなんねーだって……」
川 ゚ -゚)「じゃくてんほけん持たすか?水技受けてすばやさも上げてくか?」
ノパ⊿゚)「オレセキタンザンじゃねーし……」
――――
―――――……
144
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:02:43 ID:1mCzCa.w0
―階段の踊り場
(゚、゚トソン「そしてここが最後の七不思議……おや?」
(-_-)「何か落ちてる……鍵かな」ヒョイ
( ^ν^)「キーブレードじゃん……」
(;-_-)「えぇ!?僕普通に拾っちゃったよ!!僕キーブレード使いだったの!?」
从;゚∀从「どう見ても普通の鍵だろ……」
(´<_` )「……おい、よく見ろ。鏡の部分」
从 ゚∀从「鏡……?」
从;゚∀从「ってうわっ!?鏡の真ん中に鍵穴がある!!」
(;-_-)「やっぱキーブレードだったのこれ!?」
( ^ν^)「のどぬーるしろのどぬーる」
(;-_-)「いやでもこれ先端から光線でないよ!?」
145
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:03:16 ID:1mCzCa.w0
ワヤワヤ
o川;゚ー゚)o「ちょっと男子ー!!遊んでないでとりあえずぶっ刺してみなさいよ!!」
从;゚∀从「でも刺した瞬間鏡割れそうでこぇぇんだけど!!」
川 ゚ -゚)「……私に貸してくれ」
(;-_-)「う、うん……」
146
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:03:48 ID:1mCzCa.w0
川 ゚ -゚)スッ
川 ゚ -゚)「かけまくしもかしこき日不見の神よ」
川 ゚ -゚)「遠つ御祖の産土よ」
从;゚∀从「まさかのすずめの戸締り!?」
川 ゚ -゚)「久しく拝領つかまつったこの山河」
川 ゚ -゚)"「かしこみかしこみ謹んで、お返し申す!!!」ガチャッ
川 ゚ -゚)「………」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「なーんつって」
(´<_` )「今のセリフなんか関係あったん?」
川 ゚ -゚)「いやその場のノリ」
从;゚∀从「ていうかよくそこのセリフ暗記したな!!!逆にすげぇよ!!」
o川*゚ー゚)o「ややこしい事しないでよ……って」
キィ……
o川;゚ー゚)o「鏡が開いた!?」
147
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:04:22 ID:1mCzCa.w0
⌒*リ;´・-<リ「ま、眩しい……」
(´<_` )「うっまぶしっ」
从;>∀从「何も見えねぇ!!!!」
(>、<;トソン「光がどんどん強く……」
ノハ;+⊿+)「うおおおおお!?何も見えなくなったぞおおおお!!!」
(;-_-)「しかもなんだか吸い込まれてる感覚が……!!」
川;゚ -゚)「み、皆落ち着け!!慌てるな!!」
( ^ν^)「明るくなると眠くなるんだよなぁ」
川;゚ -゚)「お前は逆に落ち着きすぎだ!!!ちょっとは慌てろ!!」
( ^ν^)「ワガママだなぁ」
川;゚ -゚)「くっ……鏡の中に吸い込まれる……!!」
パァァァァァァァァァ!!!
「「「「うわああああああああああああああああ!!!!」」」」」」
―――――――
―――――――
―――――――
――――――――……
148
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:04:48 ID:1mCzCa.w0
从;-∀从「うう……」
从;゚∀从そ「ハッ……!!ここは……?」
(゚、゚;トソン「校門……?確かに私達、階段の踊り場に居たはずじゃ……」
o川;゚ー゚)o「それにこんな曇ってったっけ……」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「……繋がったんだ、ウラに」
从;゚∀从「!!!」
从;゚∀从「じゃあここからは"ウラ"七不思議のターンって事か!?」
川 ゚ -゚)「……そうなるな」
⌒*リ;´・-・リ「ホントだ……よく見たら自が全部鏡文字になってる……」
o川;゚ー゚)o「うへぇ、気持ちわるぅ〜」
(´<_`;)「見慣れない分不気味さ増すな……」
川 ゚ -゚)「ここから気を引き締めて行くぞ、ヒート」
ノパ⊿゚)「っしゃあ!!腕が鳴るぜ!!」
149
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:05:13 ID:1mCzCa.w0
( ^ν^)
( ^ν^)"グイグイ
( ^ν^)「また開いてないからよじ登る形になるぞ」
(゚、゚;トソン「……またですか」
ノパ⊿゚)「またオレが運んでやるから」
(゚、゚;トソン「すみませんね、何度も……」
ノパ⊿゚)「気にすんな」
150
:
名無しさん
:2023/02/13(月) 23:05:57 ID:1mCzCa.w0
(;-_-)「あ、皆……さっきこんなモノが落ちてたんだけど」
( ^ν^)「エロ本か?!」
(;-_-)「違うよ!!これ!!」
川 ゚ -゚)「これは……『"ウラ"不思議・攻略ノート』?」
(゚、゚トソン「あ、このノートの文字は鏡文字じゃないんですね。良かった……」
o川*゚ー゚)o「よく分かんないけど重要そう」
从 ゚∀从「字ィきったないなぁ」
(´<_` )「高岡に言われたくないと思う」
从;゚∀从「おい!!!」
川 ゚ -゚)"ペラペラ
『"ウラ"七不思議その1 さばくのスフィンクス』
『こうりゃく方法 カノジョの出す問題に全て答えるべし』
つづく
151
:
名無しさん
:2023/02/14(火) 05:04:36 ID:RI81DVcM0
乙です
152
:
名無しさん
:2023/02/14(火) 13:58:42 ID:AmpHHiXY0
乙!
153
:
名無しさん
:2023/02/15(水) 01:39:18 ID:RLk194360
乙乙
154
:
名無しさん
:2023/02/16(木) 00:18:48 ID:CGbPn2rY0
・ドッカンコー!!! ←すき
・定規すげー
・(;-_-)))) ←すき
・イナバ物置って今の若い子に通じるんかな?
・人間に生まれた事自体が間違いは草
・博識キャラいるといいよね
・でじこって(ry
・Microsoftすぎて草
・どらぼくえーもーんー
・あるのかのぜ
・グアム旅行は草
・サラマンダーならラグの店で寝てるよ
・いいんちょほんすこ
・いいんちょほんすこすこ
・自が
155
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:11:05 ID:mnI1nxLE0
(゚、゚トソン「それで、そのノートにはなんて書いてあるんです?」
川 ゚ -゚)「何でもスフィンクスの出す問題を全て答えればいいらしい」
从 ゚∀从「問題だぁ?」
(´<_` )「ネプリーグとかヘキサゴンとか好きなのかもしれないぞ」
从 ゚∀从「スフィンクスってのはテレビっ子なんだな」
(゚、゚;トソン「違いますよ!スフィンクスはなぞなぞを出してくるんで……多分それが元になってると思います」
(;-_-)「なぞなぞ出してくるタイプのスフィンクスはエジプト神話じゃなくてギリシャ神話の方だけど……雰囲気はエジプトっぽいよね」
(゚、゚トソン「確かに……まぁスフィンクスと言えばギザの大スフィンクスが有名ですからね」
从;゚∀从「ホントお前らは色んな事に詳しいな……」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第四話:なぞなぞだいすき・すなばのスフィンクス
156
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:11:27 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「ていうかこのノート、間違ってるぞ」
⌒*リ´・-・リ「……?どういう事です?」
川 ゚ -゚)「本来砂場のスフィンクスだろ?なのにこのノートさばくのスフィンクス表記になってる」
⌒*リ´・-・リ「そういえばそうでしたね……どっちが正しいんでしょう……」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「あ、二重線付いた」
⌒*リ;´・-・リ「"すなばのスフィンクス"に訂正されましたね……」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「消しゴム使えよ!!!!!」
⌒*リ;´・-・リそ「そっち!?」
(´<_` )「ボールペンだったんだろ」
川 ゚ -゚)「じゃあフィリクション使えよ!!」
从;゚∀从「どうでもいいよ!!!」
157
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:12:42 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「全く……私は二重線の修正がこの世で53番目ぐらいに嫌いなんだぞ!」
从;゚∀从「すげぇ微妙な順位だな!!」
(´<_` )「そこまで行ったら嫌いってレベルではないだろうが」
( ^ν^)「一位はなんなん?」
川 ゚ -゚)「カメムシ」
( ^ν^)「……そりゃあな!!」
川 ゚ -゚)「何食ったらあんな匂いになるんだあいつら」
(-_-)「ちなみにカメムシの匂いを出させて袋か何かで密閉するとカメムシは自分の匂いで死ぬよ……」
ノハ;゚⊿゚)「やばすぎんだろ!!オレでも死ぬかもしれねーじゃん!!」
川 ゚ -゚)「そんなんで死なれても困る」
ノハ;゚⊿゚)「オレだってやだよー……もっとカッコいい死因がいい……」
o川*゚ー゚)o「そんな事より、他に何か情報が無いの?スフィンクスについて」
(゚、゚;トソン「そうですよ。カメムシなんかの話題で盛り上がらないでください!」
从;゚∀从「そもそも話題がくせーんだよ」
川 ゚ -゚)「すまんすまん。えーっと……」ペラペラ
158
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:13:15 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「……スフィンクスの呼び出し方が載ってるな」
川 ゚ -゚)「ちなみにそれ以外は白紙だ」
(´<_` )「最初から全部七不思議の情報が載ってるワケじゃないのか」
从 ゚∀从「不便だなー」
川 ゚ -゚)「まぁスフィンクスが何か知ってるかもしれない。まずは砂場に行くぞ」
o川*゚ー゚)o「話が通じそうな奴だったらいいけどね」
(´<_` )「友好型かァ〜?」
(゚、゚トソン「けん玉おじさん……」
川 ゚ -゚)「まぁ、そのためのヒートだ」
o川*゚ー゚)o「えっ?エジプト語とか喋れる!?」
ノパ⊿゚)「んなもんしゃらくせぇ」
ノパ⊿゚)「拳で語ればな、言葉なんて通じなくていいんだよ」
o川*゚ー゚)o「いや肉体言語やめなさいよ。田中ぷにえじゃあるまいし」
川 ゚ -゚)「なるべく穏便に済ませたらいいけどなぁ」
ノパ⊿゚)「つまんねぇのー」
―――――
――――――――……
159
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:13:40 ID:mnI1nxLE0
―砂場
⌒*リ´・-・リ「うーん、パッと見は普通の砂場ですね……」
(´<_` )「んだな。ここで走り幅跳びしたらどうなるんだろう」
(-_-)「多分何もないと思うけど……」
(´<_` )「埋まってるかもしれないじゃん、スフィンクス」
( ^ν^)「なるほど。その衝撃でスフィンクスを出さすと」
(;-_-)「それはそれで非道すぎない!?」
(´<_` )「非道最高!オマエも非道最高と叫びなさい!」
( ^ν^)「非道最高!非道最高!」
(゚、゚#トソン「それは私が許しませんが?」
(´<_` )「冗談だって」
( ^ν^)「おお、こわいこわい」
(゚、゚#トソン「全く……」
从 ゚∀从「……そんで、どうすればいいんだ?」
川 ゚ -゚)「そうだな、まずは地面に丸を描く」
从 ゚∀从「丸か……ちょうどそこら辺に落ちてたいい感じの棒を使おう」
川 ゚ -゚)「ホントにいい感じの棒だな。私に貸してくれ」
从 ゚∀从「おうよ」
川 ゚ -゚)「ありがとう」
160
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:14:02 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「まーるかいててー」ガリガリガリ
o川*゚ー゚)o「ふーん、結構でっかく描くのね」
川 ゚ -゚)「人が入るぐらいの大きさらしい」
o川*゚ー゚)o「なるほど」
(゚、゚トソン「フリーハンドで綺麗な丸描くのは凄いですねぇ」
川 ゚ -゚)「ふっふっふ……そうだろ」
川 ゚ -゚)「授業中暇な時にノートに丸描きまくった時の賜物だ」
(゚、゚;トソン「そこはちゃんと授業受けてくださいよ!!」
川 ゚ -゚)「見ても分かる通り私は天才秀才大喝采のクーにゃんだぞ」
(´<_` )「見ても全身真っ黒の変人にしか……」
( ^ν^)「ふしんしゃ」
川 ゚ -゚)そ
161
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:14:24 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「き、気を取り直して……次は……丸の中に三角を描く……」
o川*゚ー゚)o(明らかに動揺してる)
川 ゚ -゚)「がっちょんがっちょん」ガリガリガリ
(゚、゚トソン「フリーメイソンですか?」
(-_-)「目玉描いたら完全にそうなるね」
川 ゚ -゚)「いや、目玉は描かないってかこれで完成らしい」
(゚、゚トソン「え、もう?」
(´<_` )「早いな」
162
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:14:47 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「そして最後に……この円の中で儀式を行う」
⌒*リ´・-・リ「儀式……?」
o川;゚ー゚)o「ま、まさか生贄を用意するとかそんなんじゃないでしょうね」
⌒*リ;´・-・リ「い、生贄……!?誰か犠牲になるの……!?」
从;゚∀从「んな物騒な……小学生が背負う重さじゃないだろ!」
(´<_` )「俺達が背負うのはランドセルだけでいいんだよ」
(;-_-)「それはそう!」
163
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:15:08 ID:mnI1nxLE0
( ^ν^)「そんなら……」チラッ
(゚、゚トソン
( ^ν^)っ「よしいいんちょ。学級委員としてのケジメを付けてくれ」ポンッ
そ(゚、゚;トソン「ナチュラルに名指ししてきましたね!?普通に嫌ですけど!?」
( ^ν^)「うわぁ……ハラキリは出来て生贄にはなれないのか……見損なったぜいいんちょ……」
(゚、゚;トソン「いやいや!!それとこれとは別……」
(゚、゚;トソン「ていうかそんな言うならニュッさんが生贄になってくださいよ!!」
( ^ν^)「は?嫌に決まってるが?」
(゚、゚;トソン「私も嫌ですよ!!」
川 ゚ -゚)「落ち着け。誰も生贄が必要なんて言ってないだろ」
(゚、゚;トソン「じゃあどうすれば……」
164
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:15:28 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「スフィンクスを呼び出す儀式、それは……」ゴゴゴゴゴ
(゚、゚;トソン ゴクリ
⌒*リ;´・-・リ ハラハラ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「円の中で"アララの呪文"を踊る……!!」
(゚、゚トソン
⌒*リ´・-・リ
(゚、゚トソン「え?ふざけてます?」
川 ゚ -゚)「いやだってノートに書いてるんだもん。見てみ」
从;゚∀从「ホントだマジで書いてある!!」
(゚、゚;トソン「しかも発動条件が二人で踊る事になってますよ!!」
o川*゚ー゚)o「誰が踊れるのよアララの呪文」
川 ゚ -゚)「私は踊れるが……」
o川;゚ー゚)o「踊れるの!?」
川 ゚ -゚)「小一の時運動会で踊った」
⌒*リ;´・-・リ「そんなピンポイントな……」
165
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:15:52 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)スゥー
川 ゚ -゚)「てことでヒート、やるぞ」
ノハ;゚⊿゚)「いやオレ踊れねぇよ!?」
川 ゚ -゚)「お前は私の式神なんだから踊れるだろ」
ノハ;゚⊿゚)「いや、そのりくつはおかしい!」
川 ゚ -゚)「おかしいなんてあるもんか」
ノハ;゚⊿゚)「……じゃあ仮に聞くけどよ」
川 ゚ -゚)「なんじゃい」
ノハ;゚⊿゚)「オレは火も吐けるし空も飛べる。力だってすっげー強い」
川 ゚ -゚)「ああ。ヒートの強さは私が一番知ってるからな」
ノハ;゚⊿゚)「じゃあ主であるお嬢がオレと同じ力を使えるか?」
川 ゚ -゚)「またまた御冗談を。私はちょっと式神使えて霊感もある普通の美少女だぞ」
ノハ;゚⊿゚)「………」
ノハ;゚⊿゚)「つまりそういう事だ!!!」
川 ゚ -゚)「………」
川 ゚ -゚)「なるほど!!」
166
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:16:15 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)スゥー
川 ゚ -゚)「……てことで誰か!!」
(゚、゚;トソン
⌒*リ;´・-・リ
从;゚∀从
(;-_-)
o川;゚ー゚)o
川 ゚ -゚)「私とケセラセラセラセラリンコ……!」
(´<_` )「セラリンコってなんだよ」
167
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:16:41 ID:mnI1nxLE0
( ^ν^)
( ^ν^)ノ スッ……
(゚、゚;トソン「ニュッさん!?」
从;゚∀从「踊れんの!?マジで!?」
( ^ν^)
( ^ν^)「幼稚園の頃よくテレビで踊ってたから……!!」
川 ゚ -゚)「おお、おお、助かるぞ。これで詰み回避出来る」
从;゚∀从「すげぇ!!今この場でアララの呪文踊れる奴が二人も居る!!」
(;-_-)「それって凄い事なの?!」
(´<_` )「これから二人の事を爆チュー問題と呼ぼう」
168
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:17:08 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「それじゃあこっちに来てくれ」
( ^ν^)"
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「始めるぞ」
( ^ν^)「任せな……!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「パヤパパパ パヤパパ パヤパヤ アララ カタブラツルリンコ〜」
川 ゚ -゚)"「ちょいとヘンテコだよ呪文さ♪」
( ^ν^)"「キミに教えてあげるよー♪」
(((川 ゚ -゚)「早口言葉ではないのさ♪」
(^ν^ ))))
\川 ゚ -゚)>「アララカタブラツルリンコ―♪」
\( ^ν^)>
169
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:17:36 ID:mnI1nxLE0
川ง" ゚ -゚)ง"「迷って―なやーんで♪」
( ง"^ν^)ง"
と川 ゚ -゚)つ「なみだーあふれだしてもー♪」
( ^ν^)"
川ง" ゚ -゚)ง"「あしたはーおひーさまー♪」
( ง"^ν^)ง"
と川 ゚ -゚)つ「もっと輝いてるよー♪」
( ^ν^)"
从 ゚∀从
o川*゚ー゚)o
:(*-_-):
(´<_` )
从 ゚∀从(俺達は何を見せつけられてるんだ)
o川*゚ー゚)o(どっちも無駄にキレがあるのが腹立つわね……)
:(*-_-):(一応は真面目にやってるんだ……笑っちゃダメだ……笑っちゃ……)プルプル
(´<_` )(ヒッキーすげーツボってんじゃん)
―――――
――――――――……
170
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:18:03 ID:mnI1nxLE0
<川 ゚ -゚)>"「何となくおかしいねー♪」
<( ^ν^)>"
从 ゚∀从(今の状況がおかしいよ)
\川 ゚ -゚)/「ねがーいごーとーかーなーうかなー♪」
\( ^ν^)/
川 ゚ -゚)「じゃんじゃかじゃん」
( ^ν^)
⌒*リ´・-・リ(そこもやるんだ……)
171
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:18:30 ID:mnI1nxLE0
川 ゚ -゚)「ふぅ……ざっとこんなもんか」
川 ゚ -゚)「ていうかワンフレーズだけ歌うなら一緒に歌っておくれよ」
( ^ν^)「すまん」
:(*-_-):「ふっ、二人共お疲れ………」プルプル
川 ゚ -゚)「至って真面目に踊ったのに笑うとは失礼な」
( ^ν^)「な」
(´<_` )「真面目で踊ってた故だろ」
o川*゚ー゚)o「ていうかこれでちゃんと出てくるんでしょうね?」
川 ゚ -゚)「ノートに書いてた通りだ。これで出て来なきゃ困る」
从 ゚∀从「じゃなきゃニュッ君とクーがただ恥見せただけだもんな」
川 ゚ -゚)「普通に踊ってただけなのに恥扱いかぁ」
( ^ν^)「恥ずかしいと思う方が恥ずかしいんだぞ」
川 ゚ -゚)「そうだぞ」
(゚、゚トソン「カッコいい……」
o川*゚ー゚)o「カッコいいと思った時点でそこの変人ズの仲間入りするけどいいの?」
(´<_` )「言うて十分変人じゃ」
そ(゚、゚;トソン ガーン
172
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:19:02 ID:mnI1nxLE0
(゚、゚;トソン「わ、私が一番この中でまともだと思ってたのに……!」
(´<_` )「まともな人は自分の事まともだと言いません」
そ(゚、゚;トソン ガガーン
( ^ν^)「どんまい」
ビュオオオオ……
川 ゚ -゚)「む、風が出てきたな」バサバサ
从 ゚∀从「涼しいー」
(-_-)「湿気というか……結構蒸し暑かったもんね……」
(゚、゚トソン「ですね。お風呂入ったのに意味がない……」
(゚、゚*トソン「ていうかクールさんのマントが風になびいてイイ感じになってる!!カッコいい!!」
o川*゚ー゚)o「やっぱいいんちょってどちらかというと男子寄りよね……」
173
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:19:22 ID:mnI1nxLE0
⌒*リ;´・-・リ
o川*゚ー゚)o「どうした?まともだと思ってた人が全然まともじゃなくてショック受けた?」
⌒*リ;´・-・リ「あ、いや……最初から委員長さんはまともだと思ってないですけど……」
o川*゚ー゚)o「下級生にここまで言われるいいんちょ哀れすぎる」
⌒*リ;´・-・リ「風というか……なんか砂埃が酷くなってません?」
⌒*リ;´・-・リ「主に砂場の方から……」
o川*゚ー゚)o「言われてみれば……砂場から風が出てるわね……」
174
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:19:47 ID:mnI1nxLE0
ビュオオオオオオオ!!
「ふっふっふ……ふっふっふっふ……」
川 ゚ -゚)!!
从;゚∀从「ッ……!来やがったか……!!」
「好奇心は猫をも殺す。怖い物知らずな者達も居たものだな……面白い!」
「呼び出されたのなら、応えよう。そして汝に与えよう」
「そう、わしこそが"ウラ"七不思議の一番目」
175
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:20:17 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「砂場のスフィンクスこと、ツン様の登場であーる!!」バーーーーーン!!!
川 ゚ -゚)「砂場のスフィンクス……!」
从;゚∀从「うわあああああ!!!金髪ネコミミ女だあああああ!!!」
(´<_` )「露出多っ。ソシャゲのキャラかよ」
( ^ν^)「ヘンタイだ……」
(-_-)「うーん……スフィンクスというかバステトと言うか……」
o川*゚ー゚)o「ていうか肌白ッ。羨まし」
⌒*リ;´つ-とリ「あうあう……」
(´<_` )「そら小ニには刺激が強いか」
ノハ;゚⊿゚)「逆にお前ら冷静だな」
ξ;゚⊿゚)ξそ「な、なんじゃ貴様ら!!!緊張感のカケラもない奴め!!」
川 ゚ -゚)「お前ら顔似てんな」
176
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:21:41 ID:mnI1nxLE0
ξ;゚⊿゚)ξ「ていうかちったぁビックリせぬか!!おい!!」
(´<_` )「今の所変なコスプレ女が一人増えたぐらいの印象だし……」
ξ;゚⊿゚)ξ「コスプレ!?」
川 ゚ -゚)「おい、今こっち見ながら言っただろ。おい」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐっ……わしは砂場のスフィンクスだぞ!!七不思議だぞ!!つよーいんだぞ!!」
ノパ⊿゚)「ほう……」パキポキ
ξ;゚⊿゚)ξ「ひっ!なんじゃあ竜の子!」
ノハ#゚⊿゚)「だったら今すぐオレと勝負だああああああああああ!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ぎゃあ!暴力反対!暴力反対!」
177
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:22:02 ID:mnI1nxLE0
ノハ#゚⊿゚)「お前強いんだろ!!なら!!オレと!!勝負だ!!」
川 ゚ -゚)「コラ、やめないかヒート。今のところは何もしてこないだろうし」
ノパ⊿゚)「なんでぇお嬢!」
川 ゚ -゚)「多分口先だけでクソ雑魚の可能性が高い」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)「それじゃあ勝負にならねぇな……」
ξ#゚⊿゚)ξ「むかっ!!わしは魔法が使えるんだぞ!!魔力は七不思議の中でわしが一番強い!!」
川 ゚ -゚)「えぇ〜ホントでござるか〜」
o川*゚ー゚)o「証拠見せなさいよ」
ξ#゚⊿゚)ξ「きぃー!!!」
178
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:22:27 ID:mnI1nxLE0
ξ#゚⊿゚)ξ「ハッ、いかんいかん……わしは気高きスフィンクス。こんな童子共なんかにバカにされては名が廃る」
ξ゚⊿゚)ξo「おほん……では気を取り直して、わしを呼び出した暁n(゚、゚#トソン「何ですかその露出はあああああああああああ!!!!!!」ドッカンコー!!
ξ;゚⊿゚)ξそ「なんじゃあ!?」
o川;゚ー゚)o「さっきから大人しいと思ってたけどとうとういいんちょが爆発した!!」
ノパ⊿゚)「そらオレですら突っかかってくんのにその恰好はアウトだわな」
(゚、゚#トソン「全くいかがわしい!!!!!!裸じゃないですかほぼ!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「は、裸じゃないわ!!ちゃんと服着ておるわ!!」
(゚、゚#トソン「服とは言えませんよそんなのはあああああああああああ!!!!!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「貴様らマジで何なの!?」
川 ゚ -゚)「どうどう、どうどう」
(゚、゚#トソン「がるるる……」
川 ゚ -゚)「すまないな、こういう子なんだ」
ξ;゚⊿゚)ξ「くっ……調子が狂う……!!!」
(´<_` )「ものの数分で押されちゃってるよ。俺達すげぇ」
从;゚∀从「主にいいんちょが原因だと思うけど」
ξ;゚⊿゚)ξ「はぁ……だから童子は苦手なんじゃあ……」
ξ;-⊿-)ξ「本当は今すぐどっか行ってもらいたい所だが……そういうワケにはいかない」
179
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:23:00 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「この先に進みたいのなら、わしが出す問題に全て答えるのじゃ!!!」
川 ゚ -゚)「くっ……やはりそう来たか」
(;-_-)「スフィンクスだもんね……」
从 ゚∀从「へへっ!でもこっちはなぁ!!」
从 ゚∀从「いいんちょとヒッキーって言う博識コンビが揃ってんだよ!!」バーン!!
(;-_-)そ「僕!?」
(゚、゚#トソン「だねふしゃー!!」
(;-_-)「えーっと……モ、モノによるけど任せて……」
(゚、゚#トソン「この蓄えた知識を貴方にぶつけてやりますよ!!」
180
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:24:20 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「ふん、誰も回答権が貴様に来ないとは言ってないぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「参加者はここに居る全員!!そしてわしの持ってる杖を倒してその倒れた先に立ってる奴に当てていくぞ!!」
从;゚∀从「げー!!んだよそれー!!杖全部博識コンビに倒れてくれねーかな!!」
(;-_-)「それはそれで嫌だよ……!」
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ……貴様らは小学生だし、そこまで難しい問題やなぞなぞを出すつもりはない」
ξ゚⊿゚)ξ「……が」
ξ゚⊿゚)ξ「回答を間違えた時には……どうなるか分かっておるな?」
从;゚∀从ゾクッ
181
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:24:43 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「問題は全7門!では早速始めるぞ!」
(´<_` )「その前にせんせーしつもんでーす」
ξ゚⊿゚)ξ「なんじゃ?」
(´<_` )「何でアンタ呼び出すのにアララの呪文踊んなきゃなんねーの?」
ξ゚⊿゚)ξ「ふん、愚問だな。そんなもんわしがちびまる子ちゃんで一番好きなEDに決まっておるからだろう!!」
(´<_` )「思ったよりも理由がしょうもなかった」
ξ#゚⊿゚)ξ「しょうもないとはなんじゃ!!名曲だぞ名曲!!」
o川*゚ー゚)o「それにしてももっと何かあったでしょ」
川 ゚ -゚)「まぁ最終的に踊れたから良かったけども」
( ^ν^)「俺らに感謝しろよ!!!」
o川*゚ー゚)o「腹立つー……」
182
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:25:08 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「それでは問1!!」コロン
从;゚∀从!!!
ξ゚⊿゚)ξ「ふむ、回答権は貴様か」
从;゚∀从「よりによって一番最初が俺かよ!!クッソー!!」
ξ゚⊿゚)ξ「では汝に問う」
ξ゚⊿゚)ξ「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足。これは何か」
(゚、゚;トソン「これは有名ななぞなぞ……!」
(;-_-)「割と簡単な方だよ!高岡君頑張って!」
从;゚∀从「え、えーっと……」
从;゚∀从
从;゚∀从「ばけもん……!」
ξ゚⊿゚)ξ「ぶーっ!!!」
从;゚∀从「いやどう聞いてもばけもんだろ!!!」
(´<_` )「なぞなぞなんだからマジレスしちゃダメだろ」
从;゚∀从「そうだけど……くっ……!まだ死にたくねぇぞ!」
ξ゚⊿゚)ξ「今更嘆いてももう遅い」
ξ゚⊿゚)ξ「問題に応えられなかった者は……こうじゃ!!」
183
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:25:32 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξっ―
「喰らえ!!!」ビビビビビビ
从; ∀从「ぎゃああああああああ!!!」ビビビビビビ
(;-_-)「高岡君!!!!!」
⌒*リ;´・-・リ「ハインさん……!!」
川;゚ -゚)
川;゚ -゚)「なんてことを……!!」
184
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:25:53 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「なーはっはっはっはっは!!!」
川#゚ -゚)「貴様ァ……!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ふん、これはルールじゃ。応えられぬものには罰を」
川#゚ -゚)「だからと言って子供相手に……!!」
ξ゚⊿゚)ξ「………殺してはおらぬ。安心せぇ」
185
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:26:16 ID:mnI1nxLE0
シュウウウ……
从;-∀从「うう……」
川;゚ -゚)「高岡君!!!無事か!?」
从;゚∀从「お、俺どうなって……ていうかなんか毛深……」
(;-_-)
(;-_-)「た、高岡君……その姿……」
(゚、゚;トソン「噓ですよね……」
从;゚∀从「え?!何!?怖い!?誰か鏡持ってねぇか!?」
⌒*リ;´・-・リっ「どうぞ……」
从;゚∀从「おう!ありがとなリリ!」
从;゚∀从「暗いから見えるかな……って
186
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:26:42 ID:mnI1nxLE0
.Λ Λ
从;゚∀从
「うおおおおおおおおなんじゃこりゃあああああああああ!!!!」ニャーン!!
ξ゚⊿゚)ξ「ふっふっふ……わしの魔法は凄いじゃろ?」
ξ゚⊿゚)ξ「貴様はこのクイズが終わるまではにゃんこになってもらう!!」
从;゚∀从「しかも獣人タイプだ!!なんてケモナーに優しいんだ!!」
ノパ⊿゚)「オレがアレに当たったらどうなるんだろ」
川 ゚ -゚)「ネコドラゴン?」
ノパ⊿゚)「キメラみたいでいいな!!オレにもやってくれよ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「貴様はもうドラゴンなんじゃから効かぬし意味がないじゃろ」
ノパ⊿゚)「なーんだ」
(´<_`#)「黙って聞いてりゃあ……」
ξ゚⊿゚)ξ「ん?」
(´<_`#)「テメェ!!ふざけんじゃねぇぞ!!」
从;゚∀从「弟者……!!」
187
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:27:19 ID:mnI1nxLE0
(´<_`#)「高岡は猫っつーかどちらかというと犬だろうが!!!!!!!」
从;゚∀从「そっちかよ!!!!!俺の心配してんじゃねぇのかよ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「わんこかにゃんこになるかはランダムじゃ!!!」
(´<_`#)「じゃあもっかい魔法かけろ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「そんな短時間でかけるものではない!次やったら多分ぱーん!!ってなるぞ!!」
从;゚∀从「こぇぇ!!!」
o川*゚ー゚)oソー……
从∀゚;从ミ「そんでキュートは俺の尻尾掴もうとするな!!」バッ
o川*゚ー゚)o「ちっ……流石ネコ、反射神経は凄いわね……」
(゚、゚*トソン「どうせ元に戻るんですから、ちょっとモフモフさせてくれません?」
从;゚∀从「ぅおいお前ら!!」
188
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:27:41 ID:mnI1nxLE0
(´<_` )「そうだな。ついでに肉球触らせてくれや」
⌒*リ´・-・リ「リリもなでなでしてみたい……」
( ^ν^)「マタタビ効くのか試そうぜ」
从#゚∀从シャー!!
(´<_` )「うわー高岡がキレたぞー」
o川*゚ー゚)o「にっげろー!」
从#゚∀从「うおおお!!お前らも問題間違えちまえ!!そんでのび太のワンニャン時空伝になっちまえ!!」
(;-_-)「問題間違えちゃダメだからね!?」
189
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:28:07 ID:mnI1nxLE0
ξ#゚⊿゚)ξ「ぬおおお!!貴様ら!!わしを無視するではなーい!!」
ノパ⊿゚)「お前が元凶作ったようなもんだろ」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるさいうるさーい!!次!!問2!!」コロン
⌒*リ;´・-・リ「リリだ……!」
ξ゚⊿゚)ξ「汝に問う。紫陽花は土壌によって花の色が変わる」
ξ゚⊿゚)ξ「して、どの土壌がどの色になるか答えよ」
(゚、゚;トソン「これも割と有名な話……ですけど」
(;-_-)「答えられるかどうか……」
190
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:28:28 ID:mnI1nxLE0
⌒*リ;´・-・リ「ええと……確か」
⌒*リ;´・-・リ「酸性だったら、青色で……アルカリ性だったら赤色……です!」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「正解じゃ。ちなみに紫陽花の花や葉には毒があるから食べてはいかんぞ」
⌒*リ;´・-・リ「合ってた……良かったぁ」
从 ゚∀从「すげー!!リリ頭いいんだな!!」
⌒*リ´・-・リ「おばあちゃんがガーデニング趣味だから教えてもらったんです……」
ξ゚⊿゚)ξ「……ふん。安心するのはまだ早い」
191
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:30:25 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「次行くぞ!問3!!」コロン
( ^ν^)
( ^ν^)「あ、俺か」
o川*゚ー゚)o「大丈夫かなー……」
(´<_` )「授業中半目で聞いてる奴だもんな……」
ξ゚⊿゚)ξ「汝に問う。人間の中には猫や犬に触れるとアレルギーを起こす者が居る。言わば猫アレルギーとかじゃな」
ξ゚⊿゚)ξ「そして逆に、猫や犬が人間に触れたら引き起こす"人間アレルギー"は存在するのか。〇か×で答えよ」
从;゚∀从「いやそれ小学生向けの問題じゃないだろ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「〇か×かで答えるだけじゃ。簡単だろうに」
从;゚∀从「そりゃそうだけど……」
192
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:30:49 ID:mnI1nxLE0
( ^ν^)「そんなもん分りきってるだろ」
( ^ν^)
( ^ν^)「答えは×……!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ぶーっ!!!!」
( ^ν^)
ξ゚⊿゚)ξ「にゃんこやわんこでも人間でアレルギーを引き起こす個体は居る。なんならにゃんこにも猫アレルギーの子すら居る」
ノパ⊿゚)「マジかよ生きづれぇ世の中だな」
ξ゚⊿゚)ξっ―
「てことで喰らえ!!!」ビビビビビビ
( ^ν^)「うお……結構肩こりに効く……」」ビビビビビビ
从;゚∀从「なんか全然平気そう!!!つーか肩こりって!!!」
川 ゚ -゚)「隠れ巨乳だったのか……」ゴクリ
o川;゚ー゚)o「んなワケないでしょーが!!!!」
193
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:31:11 ID:mnI1nxLE0
シュウウウ……
( ^ν^)「毛深……」
(´<_` )「お、ニュッ君は犬か」
o川*゚ー゚)o「犬っちゃ犬だけど……」
⌒*リ´・-・リ「オオカミ……ですよね……」
(゚、゚*トソン「Fooooo!!!!ニュッさんかっこいいー!!!」
( ^ν^)ワオーン!!!!
(゚、゚*トソン「わぁ!!狼の遠吠えですよ!!かっこいい!!初めて見ました!!」キャッキャッ
(´<_` )「いいんちょもわざと間違えてオオカミにしてもらえば?」
(゚、゚トソン「え、嫌です。ニュッさんとお揃いにはなりたくないので……」
( ^ν^)「おい」
194
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:31:36 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「どんどん行くぞ!!問4!!」コロン
川 ゚ -゚)「む、私か……」
从 ゚∀从「いけー最年長!」
川 」゚ -゚)」「よーしかかってこい!」
ξ゚⊿゚)ξ「では汝に問う。都心の住居人口が減少し、郊外の居住人口が増加する現象を何という?」
川 ゚ -゚)「ふっ……そんなもんは簡単だ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「答えは液状化現象だ!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ぶーっ!!!!」
川 ゚ -゚)「えっ?」
(゚、゚;トソン
(;-_-)
ξ゚⊿゚)ξ「おま……答えはドーナツ化現象じゃ……」
川 ゚ -゚)
ξ゚⊿゚)ξ「常識じゃろそんぐらい……」
ノパ⊿゚)「お嬢……」
( ^ν^)「うわぁ……」
川 ゚ -゚)「だってまだそんなん習ってねぇから知らねぇよぉ!!」
195
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:32:00 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξっ―
「てことでほれ」ビビビビビビ
川 ゚ -゚)「ぐおおおおおお!!!!!!昔温泉で入ったジャグジーの様な感覚!!!!」ビビビビビビ
ノハ;゚⊿゚)「お嬢―――!!!!」
从;゚∀从「何か俺以外リアクションが薄くねぇか!?」
(´<_` )「高岡が過剰なリアクションしてただけじゃね?」
从;゚∀从「だったら弟者もアレ受けてみろ!!びりびりするんだぞ!!」
196
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:32:24 ID:mnI1nxLE0
シュウウウ……
川 ゚ -゚)「うぉ毛深……」
(´<_` )「そんで全員獣になった時のリアクションが毛深いなのな」
⌒*リ;´・-・リ「確かに皆さん毛深い毛深言ってますね……」
o川*゚ー゚)o「そんでクールは黒猫……様になってるのが癪だけど……」
(´<_` )「闇に溶け込んでて居場所わかりづれー」
川 ゚ -゚)「これで高岡君と一緒のにゃんにゃんチームだな」
从 ゚∀从「ようこそ猫の世界へ。ある程度増えたら集会でもするかぁ」
川 ゚ -゚)「うむ」
( ^ν^)「くっ……今のところ犬科は俺だけ……」
(´<_` )
(´<_` )「いいんちょ」
(゚、゚;トソン「だから嫌ですってば!!」
197
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:32:45 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「む、もう半分か。では問5」コロン
(´<_` )「げ、俺に来ちゃったじゃん。高岡ー」
从;゚∀从「俺は悪くねぇよ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「汝に問う。ラブライブ楽曲、Snow halationやLOVELESS WORLDの作曲者を答えよ」
(´<_` )「しかも俺だけ問題の毛色違くね?」
o川*゚ー゚)o「そんなんファンでも知ってるかどうか怪しいでしょ……」
(;-_-)「もはや小学生とか関係無くなってるし……」
ξ#゚⊿゚)ξ「うるさい!貴様らもわんこやにゃんこになりたいか!?」
(;-_-)「ひぃ!ごめんなさい!僕はそのまま人間がいいです!」
( ^ν^)「いーぬ!いーぬ!」パンパンパン
川 ゚ -゚)「ねーこ!ねーこ!」パンパンパン
(´<_` )「やめろモフモフ共。俺は間違る気も犬猫にもなるつもりはねぇ」
198
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:33:06 ID:mnI1nxLE0
+(´<_` )「答えは山田高弘氏……!初期の曲と言えばこの人だからな!」
ξ゚⊿゚)ξ「うむ。正解じゃ。やるな貴様」
(´<_` )「伊達に兄者から叩きこまれてないからな」
ブー( ^ν^)凸川 ゚ -゚)pーー!!!
(゚、゚;トソン「折角正解したのにやめなさい!!」
(´<_` )「ブーイング飛ばすなどうぶつの森」
o川*゚ー゚)o「何それ次の新作?」
(´<_` )「殺伐してそう」
199
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:33:26 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「では問6」コロン
o川;゚ー゚)o「くっ……絶対当たんないと思ったのに……」
o川;゚ー゚)o「でも腹くくってやるわ……来なさい!」
ξ゚⊿゚)ξ「では汝に問う。チンはチンでも世界の国にあるチンとは?」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「え?セクハラ?」
ξ゚⊿゚)ξ「なぞなぞじゃ」
o川;゚ー゚)o「なんか悪意を感じるんだけどこの問題」
ξ゚⊿゚)ξ「なぞなぞじゃ」
o川;゚ー゚)o「分かったわよ……そんで国でしょー……」
o川;゚ー゚)o「うーん……チンの付く国……」
o川;゚ー゚)o「チン……チン……」
(゚、゚;トソン「キュートさん!!女の子がチンチン連呼しないでください!!」
(;-_-)「言ってる!津村さんも思いっきり言ってる!」
ノハ*゚⊿゚)「だっはっはwwwwちんwwwちんwwww」ゲラゲラゲラ
川 ゚ -゚)「こらお下品だぞヒート。せめて男性器と言いなさい」
⌒*リ;´・-・リ「言い方の問題じゃないですよね!?」
200
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:33:52 ID:mnI1nxLE0
o川*゚ー゚)oハッ!
o川*゚ー゚)o「分かった!!答えはアルゼンチンよ!」
ξ゚⊿゚)ξ「正解じゃ。まぁ簡単だったか」
(´<_` )「良かったなキュート。間違ったら多分キュートから生えるぞ。ちんが」
o川;゚Д゚)o「ばっ……!!やめろ……!!」
(゚、゚;トソン「どんな発想してるんですか弟者君!!!」
( ^ν^)「小学生女児のふたなりかぁ」
ξ;゚⊿゚)ξ「いや普通にわんこかにゃんこの二択だってのに……何故そうなるんじゃ……」
ξ;゚⊿゚)ξ「こわ……人間こわ……」
从;゚∀从「いらんダメージ受けてる!!可哀そうだ!!」
201
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:34:18 ID:mnI1nxLE0
ξ;゚⊿゚)ξ「ぐうう……最終問題!」
ξ;゚⊿゚)ξ「これ終わったらさっさと去れよ!!」
川 ゚ -゚)「いや七不思議全部制覇して従姉妹救うまでは帰れないし……」
ξ;゚⊿゚)ξ「まだ居るつもりなのか……まぁわしの所に来なければいい」コロン
(;-_-)「……最後は僕か」
(゚、゚トソン
(゚、゚;トソン(あれ、そういえば私当てられてない!!ラッキーなのでは!?)
202
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:34:40 ID:mnI1nxLE0
ξ゚⊿゚)ξ「汝に問う。エジプト神話は土地ごとに語られる神話が違う」
ξ゚⊿゚)ξ「では、知恵の神トトが管理する万能神殿がある都市の名から付けられた神話は?」
从;゚∀从「最後の最後でエジプト関連の問題出してきた!」
川 ゚ -゚)「最後の最後で自分のキャラ性を濃く出してきたな」
ξ#゚⊿゚)ξ「最終問題はエジプト神話から出すとわしの中で決まっておるんじゃ!!」
ξ゚⊿゚)ξ「それに貴様は賢いらしいからな。それなりに難しい問題を出しても苦ではないだろ?」
(;-_-)「…………」
(´<_` )「キュートといい気の強い女子に目ェ付けられるなヒッキー」
(;-_-)「全然嬉しくないよ……」
ξ゚⊿゚)ξっ―"「答えれぬか?」
(;-_-)「あたた、その杖で横っ腹突っつくのやめて……」
( ^ν^)「いーぬ!いーぬ!」パンパンパン
川 ゚ -゚)「ねーこ!ねーこ!」パンパンパン
(;-_-)
(゚、゚;トソン「余計なプレッシャーを与えない!!」
203
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:35:04 ID:mnI1nxLE0
(;-_-)「それで、えーっと……答えはヘルモポリス神話」
(;-_-)「トト以外にもオグドアドって言う8柱の神々が崇拝されてた……で、合ってるよね?」
ξ;゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「せ、正解じゃ……よく知っておるな……」
(;-_-)「本で読んだことあったから……」
ξ゚⊿゚)ξ「ふん……では不正解者は元の姿に戻してやろう」ポンッ
从;゚∀从「わー!!一時はどうなるかと思ったぜ!!」
川 ゚ -゚)「私のぷにぷに肉球が……」
( ^ν^)「オオカミ……」
⌒*リ;´・-・リ「なんか名残惜しそうですね……」
ノパ⊿゚)「猫のお嬢も良かったけどオレは元の姿のお嬢が一番だと思うぞ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「よせやぁい」
204
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:35:28 ID:mnI1nxLE0
ξ;゚⊿゚)ξ「では約束だぞ!!早う去ね!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「わしはこれから録画したサザエさんを見るんじゃ!!」
o川*゚ー゚)o「七不思議がサザエさん見てるんじゃないわよ……」
ξ;゚⊿゚)ξ「わしの勝手じゃろ!!」
川 ゚ -゚)「すまない。次に移動する前に聞きたい事がある」
ξ゚⊿゚)ξ「……手短にな」
川 ゚ -゚)「ここに、貞子という髪の長い女の子が来てなかったか?」
ξ゚⊿゚)ξ「ふむ……わしは知らないな。ここに来た童子は今のところ貴様らしか見てない」
川 ゚ -゚)「そうか……」
ξ゚⊿゚)ξ「もしかしたら他の七不思議が知ってるかもしれんが……」
ξ゚⊿゚)ξ「七不思議の中には厄介な奴も居る。気をつけよ」
川 ゚ -゚)「それだけ分かれば十分だ。ありがとう」
ξ゚⊿゚)ξ「ふん。せいぜいくたばるなよ童子共」
205
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:35:50 ID:mnI1nxLE0
シュウウウ……
⌒*リ´・-・リ「あ、居なくなっちゃった……」
o川*゚ー゚)o「こんなのを後六回も繰り返すのかぁ……」
(゚、゚;トソン「全員が全員問題を出してくるワケじゃあるまいし。大丈夫ですよ」
ノパ⊿゚)「そんで?次の七不思議ってのはどんな奴なんだ?」
川 ゚ -゚)「次は確か……」バサッ
川 ゚ -゚)「すまん、ノートを落としてしまった」
从 ゚∀从「……俺には勝手にノートが動いたように見えるけど」
( ^ν^)「明らかに意思持ってるよな、それ」
(゚、゚;トソン「そんな事あります?」
206
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 20:36:10 ID:mnI1nxLE0
サラサラ
(;-_-)「あ、何かが書かれていく……」
川 ゚ -゚)「……どうやら次に進むごとに書き込みされるようだな」
川 ゚ -゚)「逆を言えば、次に進むまでは何のヒントも得られないと」
o川*゚ー゚)o「順番にこだわるわねー」
川 ゚ -゚)「どれどれ……」
『"ウラ"七不思議その2 プールにすむきょだいクラゲ』
『キケン!プールに入ってはいけません!二度と上がれなくなるからです!』
つづく
207
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 21:24:54 ID:j9AYCdtk0
乙だす
208
:
名無しさん
:2023/02/20(月) 21:49:13 ID:JeCrxIZw0
・過ちを認める二重線、実にグッドです
・そりゃあな!!
・エジプト語(物理)
・まーるかいててー おまめにめがでててー
・(´<_` )「背負うのはランドセルだけでいい」 ←ここすき
・ニュッさん!?
・(゚、゚トソン「カッコいい……」 ←ここすき
・風になびくマントはかっこいい
・⌒*リ;´・-・リ「あ、いや……最初から委員長さんはまともだと思ってないですけど……」 ←ここ好き
・えぇ〜ホントでござるか〜 ←好き
・ドッカンコー!! ←畏み畏み好き
・(´<_`#) ←好き
・ニュッさん肩おもみします!
・こ、これは……!?なんて毒々しいおばけクラゲ……!
209
:
名無しさん
:2023/02/21(火) 11:25:08 ID:ZNIWkUMc0
乙乙
クラゲっていえばあいつか?
210
:
名無しさん
:2023/02/21(火) 18:08:31 ID:MadhFiPE0
貞子を知らないってことは貞子は順番無視したんか?
スフィンクス召喚に仲間ありきなのが気になるわ
211
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:44:58 ID:CO3vt8F60
川 ゚ -゚)「次は……プールに住む巨大クラゲらしい」
从 ゚∀从「クラゲかぁ……絶対話通じないよな……」
⌒*リ´・-・リ「七不思議って事はおばけですよね……おばけなら喋れるかも……」
(゚、゚トソン「意思疎通が出来るかどうか怪しい所ですが……」
o川*゚ー゚)o「そんで?その巨大クラゲの召喚方法とか書いてあるワケ?」
川 ゚ -゚)「いや、特に書いてない。ただ危険だからプールに入るなと書いてある」
(-_-)「それってつまりプールに入ったらクラゲに引きずり込まれるみたいな感じだよね……」
(´<_` )「毒だって持ってるしな」
川 ゚ -゚)「て言う事で絶対プールに落ちちゃダメだぞ。いいんちょ」
(゚、゚;トソン「だから何で名指しなんですか!!まるで人がドジしてプールに落ちるみたいに!」
( ^ν^)「フラグ……」
o川*゚ー゚)o「もはやフリにしか聞こえないんですけど」
从;゚∀从「やめろやめろ!いらんフラグを立てるな!へし折れそんなもん!」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第五話:プールのきょだいクラゲと海パンこぞう
212
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:45:37 ID:CO3vt8F60
从;゚∀从「全く……さっきのスフィンクスも言ってたけど七不思議には厄介な奴も居るって言ってただろ!」
从;゚∀从「油断せずに行くぞ!」
(´<_` )「手塚……!」
从;゚∀从「誰が手塚だ!!趣味は登山じゃねーぞ!!」
⌒*リ;´・-・リ「と、とりあえずプールの中に入らなきゃ問題無いんですから大丈夫ですよぉ」
o川*゚ー゚)o「よっぽどが無い限りは落ちないわよねー」
(゚、゚トソン「プールサイドは走らない……まさかこういう時に役に立つとは……」
(´<_` )「本来こういう用途で使われるとは思わんだろ」
川 ゚ -゚)「よし、ここからプールはすぐそこだな。早速向かうぞ」
(-_-)「案外近くていいね……割と順番も考えられてるのかな……」
(゚、゚トソン「結構あり得ますよね」
ノパ⊿゚)「うーん……プールかぁ……クラゲが出てきてもオレ対処出来るかなぁ……」
o川*゚ー゚)o「二番目にして早々弱点が来たわね」
ノパ⊿゚)「オレ水がいっぱいある所苦手なんだよな。なんとか頑張るけどさ」
川 ゚ -゚)「大丈夫。アイツら水分量が95%だぞ。ヒートの熱で蒸発させてしまえ」
ノパ⊿゚)「まー……いざって時はなんとかするけどよぉ」
――――
――――――……
213
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:46:09 ID:CO3vt8F60
―プールサイド
从;゚∀从「くっら!マジで足元気を付けねぇと落ちるかも!」
(;-_-)「やっぱ夜だと普段見慣れてる場所でも不気味に見えるなぁ……懐中電灯あって良かった……」
(´<_` )「それでも心許ないけどな」
川 ゚ -゚)「ていうか何でわざわざ地獄のシャワー側から通ったんだ君達」
( ^ν^)「なんていうか……」
⌒*リ´・-・リ「お約束みたいな感じです……」
o川*゚ー゚)o「足が勝手にそっちの方向かっていったのよ」
川 ゚ -゚)「まぁ分らんくもないけど」
214
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:46:30 ID:CO3vt8F60
ノパ⊿゚)「なんだその地獄のシャワーってのは」
从 ゚∀从「プール入る前に四方八方から冷たいシャワー浴びさせられるんだよ俺達」
ノハ;゚⊿゚)「拷問じゃねぇか!!」
(゚、゚トソン「確かにサラマンダーのヒートさんから見たら拷問ですけど……」
(゚、゚トソン「体の汚れを洗い流す事で水中に持ち込む汚染を減少させるんですよ」
川 ゚ -゚)「言わば風呂入る前のかけ湯みたいなモンだな」
ノパ⊿゚)「なーるほどなぁ」
(´<_` )「地獄のシャワーの時必ず一人は修行僧になる奴居るよなー」
从 ゚∀从「俺だわ」
(-_-)「アレ端っこが安置なんだよね」
(´<_` )「そうそう……だから皆端通りたがるんだよな」
215
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:47:16 ID:CO3vt8F60
(´<_` )「とりあえず地獄のシャワーは置いといて……クラゲは何処に居るんだろうか」カチッ
从 ゚∀从「なんというか……暗くて底が見えないな……」
(´<_` )「……これ、暗くて底が見えないっていうか底無しじゃねぇか?」
(´<_` )「懐中電灯で照らしても何も見えないって相当だぞ」
从;゚∀从「……マジかよ」
⌒*リ;´・-・リ「そりゃ落ちたら一たまりもありませんね……」
川 ゚ -゚)「クラゲがどのくらいの大きさかは知らないが、見当たらないって事は奥底に居る可能性もあるな」
o川;゚ー゚)o「えー!?そんなん無理に決まってるでしょ!!」
(゚、゚;トソン「そもそも入るなってノートに書いてあるじゃないですか!」
川 ゚ -゚)「何かを使っておびき寄せる?」
川 ゚ -゚)「と言っても何もヒントが得られないからな……」
( ^ν^)「役立たずノートめ」
(;-_-)「ノートに八つ当たりしない」
川 ゚ -゚)「うーん、とりあえず待つしかないなぁ」
o川;゚ー゚)o「待つっつったって……どんぐらい待てばいいのよ……」
川 ゚ -゚)「そりゃ出てくるまでだろ。それっぽいの出てくるまで見学の所に座ってるか」
216
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:47:42 ID:CO3vt8F60
川 ゚ -゚)「あどっこいせ」
从 ゚∀从「おっさんくせー」
川 ゚ -゚)「ピチピチ美少女に向かっておっさんとは失礼な」
(-_-)「思ったけど、案外手入れされてるよねここのプール」
(゚、゚トソン「そういえばそうですね。普通に綺麗でビックリしました」
川 ゚ -゚)「てことは何らか居る可能性が高い。やっぱクラゲだろうか」
o川;゚ー゚)o「プールの手入れするクラゲってどんなんよ」
ノパ⊿゚)「そもそもクラゲって、どんなタイプなんだろうな」
川 ゚ -゚)「巨大クラゲってなるとエチゼンクラゲとか」
(´<_` )「青学の柱じゃん」
(゚、゚;トソン「テニプリの主人公ではないですよ」
217
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:48:04 ID:CO3vt8F60
( ^ν^)「その理論で言ったらプールにファンタグレープを投げ込めば現れるんじゃね?」
(´<_` )「ニュッ君天才かよ。ひとしくん人形あげる」
( ^ν^)「っしゃあ」
o川*゚ー゚)o「……そもそもどこで買えるのよファンタ」
⌒*リ´・-・リ「学校に自販機は無いですよ……」
(´<_` )
(´<_` )「残念、ニュッ君のひとしくん人形はボッシュートです」
( ^ν^)「くっそー」
218
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:48:28 ID:CO3vt8F60
( ^ν^)「でもまぁ、クラゲっつったらあの歌が思い浮かぶな」
从 ゚∀从「歌?」
( ^ν^)「あーたまーをつかんでーくっついてー」
( ^ν^)「頭蓋骨を溶かしてくんだー」
( ^ν^)「のーうみそーを食べつくしてー」
( ^ν^)「ぞうしょーくしてくのだー」
(゚、゚;トソン「何ですその物騒な歌は」
( ^ν^)「獲物をー探しー近づいてー」
( ^ν^)「足でつかんでー持ち上げるー」
( ^ν^)「たかーいところからー落とし」
( ^ν^)「いきーたままたべーてくの」
( ^ν^)
( ^ν^)「……っていう」
从;゚∀从「こぇぇよ!!!」
o川*゚ー゚)o「ニュッ君歌うま」
219
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:48:50 ID:CO3vt8F60
(´<_` )「空飛んでて夜になると青白く光るやつな」
从;゚∀从「マジで居んの!?!?」
(´<_` )「や、そういう歌だって」
( ^ν^)「界隈曲」
川 ゚ -゚)「ははは、案外そんな奴かもしれないぞ」
⌒*リ;´・-・リ「やだぁ……!」
(゚、゚;トソン「じょ、冗談やめてくださいよ!!」
川 ゚ -゚)「ビビりだなぁ。プールに住んでるんだから空から現れるワケないだろ」
(゚、゚;トソン「次言ったら怒りますからね!」
川 ゚ -゚)「君はいつも怒ってるモンだろ」
(゚、゚;トソン「皆が怒らすからじゃないですか!もう!」
220
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:50:34 ID:CO3vt8F60
シーン……
从;゚∀从「…………」
从;゚∀从「ていうかマジで出て来ねぇな!!クラゲ野郎!!」スクッ
(´<_` )「グアム行ってんじゃね?」
( ^ν^)「流行ってんなグアム旅行」
(;-_-)「ていうか本当に居るのかな……僕ちょっと見てみる……」タッタッタッタ
(゚、゚;トソン「鴻森君!危ないですよ!」
(;-_-)「大丈夫、直接入るワケじゃないし……」
(;-_-)「こうやって覗き込むだけだったら……」
『おいで』
(;-_-)「えっ……?うわっ!!!」ズルッ
221
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:51:24 ID:CO3vt8F60
ジャボーン!!
(゚、゚;トソン「って言ったそばからーーーー!!!!!」
从;゚∀从「ヒッキー!!!!!!」
⌒*リ;´・-・リ「……クールさん、今見えましたよね」
川;゚ -゚)「ああ……」
川;゚ -゚)「プールから無数の手が出てきて彼を引きずり込んでいった……」
从;゚∀从「はぁ!?入らなけりゃ安全じゃねぇのかよ!!!」
川;゚ -゚)「分からない……でもクラゲ以外にもまた別の怪異が……」
(゚、゚;トソン「そんな事言ってる場合じゃないでしょ!!!早く助けないと溺れちゃいますよ!!」
o川;゚ー゚)o「待ってなさい!!今キューちゃんが……!!」ヌギッ
(゚、゚;トソン「いやキュートさん!?上脱ごうとしたら色々見えちゃいますけど!?」
川;゚ -゚)「いや待て!プール内は危険だ!下手したら君までもが犠牲になる!!」
o川;゚Д゚)o「じゃあどうしろって言うのよ!?このままアイツが溺れていくさまを指くわえて見てろって言うの!?」
川;゚ -゚)「……ヒート!」
ノハ;゚⊿゚)「……悪いけど、オレは大量の水はダメだ。しばらく出られないか最悪再起不能に……」
川;゚ -゚)「クソ……クソっ……!!」
( ^ν^)「……どーすりゃいいんだ」
222
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:51:56 ID:CO3vt8F60
クスクス クスクス アハハハ……
(; _ )。゜(やばいやばいどうしよう、完全に油断した……!)
(; _ )。゜(もがけばもがくほど沈んでいくし……!)
(; _ )。゜(何よりも無数の手が掴んできて振りほどけない……)
(; _ )。゜(……息がもう……続かない……)
(; _ )。゜(何か……聞こえ……)
223
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:52:35 ID:CO3vt8F60
『おいで おいで うみのそこへおいで』
(; _ )。゜(海の底……)
『かえろう かえろう ははなるうみへかえろう』
(; _ )。゜(そうだ……還らなきゃ……海に……)
『ここはとてもあたたかくここちがよいばしょ』
『なみにながされ とかされて そうしてひとはみなかえっていく』
(; _ )。゜(思考が……溶けていく……そうだ、僕の帰る場所は……)
( )『ここじゃないだろ?』
(;-_-)。゜「!!!」
224
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:53:01 ID:CO3vt8F60
从;゚∀从「………」
从;゚∀从「……もう落ちて、5分は経ったぞ……」
(゚、゚;トソン「そ、そんな……」
o川;゚ー゚)o「ウソでしょ……」
ブクブクブク
从;゚∀从「!!!!」
( ゚д゚ )っ(; _ )"ザパァ
从;゚∀从「ヒッキー!!!!!」
川;゚ -゚)「……と誰だ?」
(´<_` )「……クラゲ?」
ノハ;゚⊿゚)「どう見ても人間だろ……」
225
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:53:47 ID:CO3vt8F60
( ゚д゚ )"「よいしょっと……」
(; _ )
从;゚∀从「そうだ!!ヒッキー!!おい!!!大丈夫か!!!」
( ゚д゚ )「飲まれる前になんとか助けたが……とりあえず気道確保だ」グイッ
( ゚д゚ )「……誰か人工呼吸を頼む。俺は幽霊だから出来ない」
(゚、゚;トソン「じ、人工呼吸って……所謂……」
⌒*リ;´・-・リ「ちゅ、ちゅー……ですよね……」
(´<_` )「俺達にはまだ早いっていうか……」
( ^ν^)「しげきがつよい」
从;゚∀从「そもそも俺達人工呼吸なんて分からないし……」
( ゚д゚ )「俺がやり方を教えてやる。誰でもいいからこっちに来てくれ」
226
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:55:54 ID:CO3vt8F60
(゚、゚;トソン「とは言ってもですね……」
⌒*リ;´・-・リ「ちゅ、ちゅー……」
o川;゚ー゚)o
o川;゚ー゚)o「……そんなら」
o川*;゚ー゚)oスーハースーハー
o川*;゚ー゚)o「キュ、キューちゃんがやったらぁ!!!」ドドーン
(゚、゚;トソン「なんと!!」
( ゚д゚ )「助かる。それじゃあこっちに」
o川*;゚Д゚)o「おっしゃあ!!!男見せたらぁ!!」フンフンフン
从;゚∀从「女だろお前!!」
( ^ν^)「つーか鼻息荒っ」
(´<_` )「良かったな口実が生まれて」
o川*;゚Д゚)o「なななな何がぁ!??!??!ただの人助けですけどぉ!?!??!?」
o川*;゚Д゚)o「アンタらがもじもじしてるのを見てられないだけだしぃ!?!?」
( ゚д゚ )「……早くしてくれ」
o川*;゚Д゚)o「急かすな!!!!今行くわよ!!!」
227
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:56:38 ID:CO3vt8F60
( ゚д゚ )「まずは口を大きく開かせてだな……」
o川;*゚3゚)o「う、うん」
(; _ )"「……うう」ピクッ
( ゚д゚ )「……お」
(;-_-)"「げっほげっほげっほ!!!」
( ゚д゚ )「目が覚めたか」
(;-_-)「僕一体どうなって……」
o川;*゚3゚)o (-_-;)
228
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:57:43 ID:CO3vt8F60
三三(-_-;)「うぎゃああああああ!!!!何々!!!!!?!?」アトズサリッ
o川*;゚Д゚)o「に、逃げんじゃないわよ!!!」
(-_-;)「怖い怖い!!!!悪夢!??!?」
o川*;゚Д゚)o「誰が悪夢よ!!!失礼な!!!」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )「割と元気だな……」
从;-∀从「とりあえず無事で良かったけどマジで焦ったぜ……」
( ^ν^)「ここで仲間離脱はシャレにならねーからな」
(゚、゚;トソン「貞子さん含め全員で帰るんですからね!!」
(;-_-)「心配かけてごめん皆……とりあえず僕は大丈夫だから」
川 ゚ -゚)「気にしなくていい。油断していた私も悪かったのだから」
ノパ⊿゚)「オレも……水に怖がって何も出来なかった……わりぃ」
(;-_-)「気にしないで……油断した僕の責任でもあるから……」
229
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:58:26 ID:CO3vt8F60
川 ゚ -゚)「それに……彼女に感謝するんだな。ヒッキー君」チラッ
o川*゚ー゚)o「……」
(;-_-)「えっ?」
(゚、゚トソン「ヒッキー君がプールに落ちた時、真っ先に助けようとしたんですよ」
(;-_-)「そうだったんだ……」
o川*゚ー゚)o「そりゃクラスメートが目の前で溺れてたら助けようとするでしょ……当たり前じゃん……」
(;-_-)「……ありがとう」
o川*゚ー゚)o「ふん」
(´<_` )「そして人工呼吸と称してちゅ……」
o川*;゚Д゚)o「だー!!!!!うっさい!!!うっさい!!!人助けだもん!!!!」
(;-_-)「あはは……」
230
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:59:01 ID:CO3vt8F60
ノパ⊿゚)「とりあえずヒッキーはこっちに来い。びしょ濡れのままじゃ風邪ひくだろ」
(;-_-)「どうも……でも水ダメじゃないんですか?」
ノパ⊿゚)「多少は平気だよ。オレの隣に居たら多少は乾くし温まるだろ」
⌒*リ;´・-・リ「……手形付いてる」
(;-_-)「えっ?……うわ、ホントだ」
(´<_` )「ガッツリ残ってんな。相当強い力で握られたっぽいな」
川 ゚ -゚)「跡が消えればいいのだが……」
( ゚д゚ )「数日経てば消えると思うぞ……じゃあ俺はこれで」
从;゚∀从「いや待て待て行くな」ガッ
( ゚д゚ )「なんだよ」
从;゚∀从「俺達の仲間を助けてくれたのはありがたいんだけどお前何者だよ!クラゲは!?」
( ゚д゚ )「俺の名前はミルナだ。……お前らホマに用があるのか?」
(゚、゚トソン「ホマ?」
( ゚д゚ )「クラゲの事だ。俺が呼べば出てくると思う」
(゚、゚トソン「じゃあお願いしてもらって……」
( ゚д゚ )「分かった」
231
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 20:59:39 ID:CO3vt8F60
( ゚д゚ )「ホマー出てこーい」
(゚、゚トソン「案外普通だった……」
( ゚д゚ )「普通って……呼ぶ以外に何もないだろ」
( ^ν^)「てっきりまたアララの呪文踊るかと思ったぜ」
( ゚д゚ )「何でだよ」
232
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:00:33 ID:CO3vt8F60
ゴポゴポゴポ
( ^^ω)"ザパァ
从;゚∀从「うわっ!!!マジで出てきた!!!」
川 ゚ -゚)「これがプールに住む巨大クラゲ……」
o川;゚ー゚)o「確かにデカいわね……」
(´<_` )「ホイミスライムみたいだな……」
( ^^ω)「ホマホマーミルナ君呼んだホマー?」
( ゚д゚ )「お前に用だと」
( ^^ω)「ホマ?」
233
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:00:53 ID:CO3vt8F60
从;゚∀从
川 ゚ -゚)
(´<_` )
(゚、゚;トソン
⌒*リ;´・-・リ
(;-_-)
ノパ⊿゚)
( ^ν^)
(;^^ω)そ「うわぁ!!!にんげんの子供がいっぱいホマ!!君達一体どうやってここに来たホマ!?」
( ゚д゚ )「俺はてっきりプールからだと思ったが……違うのか?」
从;゚∀从「違う違う」
川 ゚ -゚)「実はかくかくしかじか」
(;^^ω)「ふむふむ……お友達を助ける為に"ウラ"七不思議を……」
(;^^ω)「それで海の幽霊に引きずり込まれた所にミルナ君が助けて今に至ると」
川 ゚ -゚)「そういう事だ」
(;^^ω)「うーん立派ホマねぇ」
234
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:01:31 ID:CO3vt8F60
( ^^ω)「あ、自己紹介が遅れたホマ!」
( ^^ω)「僕はマルタスニムは瀬川ホマ!見ての通りのクラゲホマ!」
从 ゚∀从「お仏壇の長谷川?」
(;^^ω)「違うホマ!!!」
(´<_` )「マターリしようよはせがわ?」
(;^^ω)「マルタスニムは瀬川ホマ!!!」
o川*゚ー゚)o「マルゲリータピザ?」
(;^^ω)「アッ!これわざとホマね!!?分かってやってるホマね!?」
( ゚д゚ )「……実際、名前が長くて覚えづらいから俺もホマって呼んでるんだけどな」
235
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:01:55 ID:CO3vt8F60
川 ゚ -゚)「色々聞きたい事があるんだが……このプールは一体?」
(´<_` )「俺が見た感じだと底無しプールみたいだったぞ」
⌒*リ;´・-・リ「後は無数の手が出てきた……」
(;-_-)「……僕少しプールの水飲んじゃったんだけどしょっぱかったんだ」
(;-_-)「水も冷たいというか心地よいぬるさというか……」
(゚、゚;トソン「えっ……プールなのに?」
(;-_-)「うん」
( ゚д゚ )「どういう原理か知らないが、このプールは色んな所に繋がる事があるんだ」
从;゚∀从「色々……ってマジで色んな場所?」
( ゚д゚ )「ああ。この前も魚人みたいな……生臭いバケモンが出てきたしな」
( ^^ω)「そん時はホマとミルナ君で追っ払ったホマ!」
( ゚д゚ )「あの時は参ったな……」
236
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:02:23 ID:CO3vt8F60
( ^^ω)「……で、話を聞く限り今回は自殺の名所の海にでも繋がったのかなぁ」
( ゚д゚ )「むしろそういう怪異が住む海に繋がったんだと思うぞ」
(;^^ω)「ホマホマ……物騒な所に繋がったホマね……」
(;^^ω)「でももう大丈夫ホマ!僕が閉じておいたホマ!今はただのプールホマ!」
( ゚д゚ )「こういう事があるから、定期的にホマがプールを管理してるんだ」
( ゚д゚ )「……ていうかお前管理サボっただろ」
(;^^ω)「ギクッ」
( -д- )「全く……」
( ゚д゚ )「お前は詰めが甘い所があるんだから気をつけろ」
(;^^ω)「ごめんホマ……」
237
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:03:39 ID:CO3vt8F60
ノパ⊿゚)「じゃあノートに書いてあったプールに入るなって事はそういう危険性があるって事だったのか」
川 ゚ -゚)「みたいだな……クラゲ自体には危険性はないと」
(´<_` )「見るからに無害そうだもんな」
(;^^ω)「ホマはにんげんを襲うような趣味はないホマ」
川 ゚ -゚)「それと……七不思議はクラゲだけなんだろ?」
川 ゚ -゚)「ミルナ君に関しては何も記載が無いのだが……」
( ゚д゚ )「……俺は気づいたらここに居たんだ。そしたらプールにホマが居た」
( ゚д゚ )「生前の事とか、経緯とかも何も覚えてない。多分海か川で溺れたんだと思う」
( ゚д゚ )「見た感じ……歳はお前らと同じくらいだな」
(゚、゚;トソン「その割には……凄い大人びてますね……」
( ゚д゚ )「……仕方ないだろ。表情変えるのも得意じゃないし」
( ^^ω)「ミルナ君はもっと年相応にしたら可愛いのに」モニモニ
( ゚д゚ )「やめろ。ほっぺをもにもにするな」
o川*゚ー゚)o「イチャイチャすんな」
( ゚д゚ )「してない」
238
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:04:00 ID:CO3vt8F60
( ^^ω)「そんでミルナ君とホマは二人で一つのペアホマ!」
( ゚д゚ )「単純に俺は七不思議扱いじゃないだけだろ」
( ^^ω)「いやいやそんな事ないホマ……なんたって……」
从 ゚∀从「つまりクールとヒートみたいな関係性か」
ノパ⊿゚)「えっ……なんかやだ……」
(;^^ω)「なんで!」
( ゚д゚ )「俺もやだ」
(;^^ω)「なーんーでーホマ―!!」
239
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:04:30 ID:CO3vt8F60
(;^^ω)「冷たい事言わないでほしいホマ―!ミルナ君はいじわるホマー!」
( ゚д゚ )「触手を絡み付けるんじゃない。なんかいかがわしいだろ」
(;^^ω)そ
从 ゚∀从「さっきのスフィンクスといい七不思議にはヘンな奴しか居ねぇのか」
(´<_` )「俺達が言えたギリじゃないだろ」
⌒*リ;´・-・リ「まぁ無害そうでいいじゃないですか……」
( ^ν^)「クラゲ自体はな」
240
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:04:56 ID:CO3vt8F60
川 ゚ -゚)「そうだ。さっきスフィンクスにも聞いたんだがここに貞子……」
川 ゚ -゚)「髪の長い女の子が通りかからなかったか?」
(;^^ω)「……ホマは普段プールの中に居るから分からないホマねぇ」
(;^^ω)「ミルナ君は?」
( ゚д゚ )「俺も知らないな……もしかしたらそのまま校内に入っていったんじゃないか?」
( ゚д゚ )「俺達なんかよりもミセリなら何か知ってると思う。次の順番的にもアイツだしな」
(゚、゚トソン「ミセリさん……は確か」
从 ゚∀从「トイレのギャル子さんだな」
( ゚д゚ )「多分七不思議の中で一番話通じる奴だと思うぞ」
(゚、゚;トソン「ギャルが一番話通じるってどういう事ですか……」
241
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:05:20 ID:CO3vt8F60
( ゚д゚ )「ミセリやフィレンクト辺りはまだ大丈夫だと思う」
( ゚д゚ )「だけど五番目辺りから厄介になると思うから、それだけは気を付けてくれ」
川 ゚ -゚)「うむ、分かった。有益な情報をありがとう」
( ゚д゚ )「……検討を祈る」
( ^^ω)「何かあったら!ホマ達を呼ぶホマよー!!」
川 ゚ -゚)「いやもうヒートが居るし……」
(;^^ω)ガーン
242
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:05:48 ID:CO3vt8F60
チャプン
ノパ⊿゚)「よし、だいぶ乾いてきただろ」
(;-_-)「良かった……服びちゃびちゃのまま歩きたくないもん……ありがとうございます」
川 ゚ -゚)「……今回も貞子の居場所については分らなかったな」
从 ゚∀从「学校のどこかに居るのは確実だけど……」
( ^ν^)「消去法で屋上とか」
(´<_` )「ラスボスと囚われたヒロイン大体最上階かマグマの上に立ってる城に居がちだもんな」
o川*゚ー゚)o「それなんてマリオ……」
243
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:06:19 ID:CO3vt8F60
⌒*リ´・-・リ「五番目辺りから厄介なんですよね……やだなぁ……」
从;゚∀从「今回でもだいぶやばかったのにこれ以上とか命が足りねぇよ!!」
(゚、゚;トソン「そういえば猫には9つの魂があると言いますから……」
(゚、゚;トソン「またスフィンクスさん呼び出して皆猫にしてもらいましょう!!」
( ^ν^)「なるほど、その方法で残機を増やすんだな!!」
(;-_-)「それって死ぬ前提になってない!?もう勘弁だよ!!」
(´<_` )「死にかけたヒッキーが言うと説得力が違うな」
川 ゚ -゚)「いや先の話しても仕方がないだろ」
川 ゚ -゚)「ひとまず次はギャル子さんだ。校内に向かうぞ」ペラペラ
从 ゚∀从「へーい」
『"ゥラ"七不思言義ξ@З ├ィ∠@≠″ャ」レ孑、ナω』
『東木交舎三卩皆@女孑├ィ∠、三番目@イ固室@├″了を三回丿ッ勹ιзι』
⊃⊃″<
244
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 21:45:32 ID:OhUrKAcw0
乙です
245
:
名無しさん
:2023/02/26(日) 22:12:32 ID:8yyqEDDo0
・いや絶対ドジるゾ
・そこで手塚は大草原不可避
・ヒトシくん コークエ!
・ヘルメット被らなきゃ
・いつも怒ってるモン……デジモンかな?
・o川*;゚Д゚)o「おっしゃあ!!!男見せたらぁ!!」フンフンフン ←好き
・お手手の皺と皺を合わせて……百式観音!
・いかがわしい! いかがわしいな!
・ギャルは大体正気だからね……
246
:
名無しさん
:2023/02/28(火) 01:01:38 ID:bKvTBVqk0
乙乙
247
:
名無しさん
:2023/02/28(火) 19:31:39 ID:dd6szvm.0
乙乙
"ウラ"七不思議そのЗ トイレのギャル子さん
東校舎三階の女子トイレ、三番目の個室のドアを三回ノック、までしか読めなかった
あと何て読むんだ…
248
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:11:57 ID:WIBRCSO20
从 ゚∀从"「で、ギャル子さんってのは何処に居るんだ?」ノートチラッ
从;゚∀从「……ってなんだこれ!!読めねぇ!!呪文!?」
o川*゚ー゚)o「どれどれ……あー、すごっ。コッテコテのギャル語だ」
(゚、゚;トソン「そんな方言みたいなノリで!?」
从 ゚∀从「キュート読めんの?」
o川*゚ー゚)o「や、無理。弟者は?」
(´<_` )「俺も読めん。兄者だったら解読出来たんだけどな……」
(;-_-)「ギャル語解読出来るお兄さん凄いな!何者なんだ!」
⌒*リ´・-・リ「ギャル男さんなんですか……?」
(´<_` )「うちの兄者はただのラブライバーだから……ギャルとは程遠い生き物だから……」
从;゚∀从「それでも読めるのすげーな!!」
(´<_` )「いやぁ姉者が高校時代ギャルだったばかりに全く関係無い兄者に受け継がれたばかりに」
o川*゚ー゚)o「流石家愉快すぎない?」
( ^ν^)「身内でギャルとオタクが揃うのすげーな」
249
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:12:28 ID:WIBRCSO20
(´<_` )「いやぁオタクに優しいギャルってのは存在しなかったけども」
(´<_` )「兄者の手によって俺達姉弟はオタク色に染められたから……カラオケ行くと絶対全員で輝夜の城で踊りたい熱唱するから……」
o川;゚ー゚)o「くっ!!楽しそう!!いいな!!」
(´<_` )「てことでギャル語を解読出来る兄者がこの場に居ないので俺達はしらみつぶしに探すしかないのでした。ちゃんちゃん」
⌒*リ;´・-・リ「ごめんなさい……リリは二年生だからまだギャル語習ってない……!!」
从;゚∀从「習わない!!小学生でも中学生でもギャル語は学校で習うものじゃないからな!!」
( ^ν^)「誰かお客様の中にギャルの方はいらっしゃいますかー!?」
(゚、゚;トソン「それが居たら苦労しませんよ!!」
川 ゚ -゚)「何だ?皆場所が分からない感じか?」
川 ゚ -゚)「"東校舎三階の女子トイレ、三番目の個室のドアを三回ノックしろし"と書いてある」
从;゚∀从「ギャルだ!!!ノートの説明までギャル仕様だ!!!」
从;゚∀从学木交@"ゥラ"七不思言義@ょぅτ″す
第六言舌:ぁ─ιカゞ├ィ∠@≠″ャ」レ孑、ナωナニ″ι
250
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:12:58 ID:WIBRCSO20
o川;゚ー゚)o「つーか読めるのならさっさと教えなさいよ!!」
川 ゚ -゚)「すまんすまん。何か盛り上がってるみたいでな」
从 ゚∀从「よくこんなヒエログリフみたいな文字読めるな……」
川 ゚ -゚)「ふっ、ギャル語ぐらい読めないと立派な式神使いとは言えないからな」
从;゚∀从「ギャルと式神使いどういう関係があるんだよ!」
ノパ⊿゚)「おいお嬢初耳だぞそれ」
从;゚∀从「しかも関係ねーじゃねぇか!!」
(´<_` )「だとしら原宿とか渋谷とかに大量に居るな式神使い」
( ^ν^)「ドンキとかにもな」
(´<_` )「一気に身近な存在になった」
o川*゚ー゚)o「実際この場に居るし……」
川 ゚ -゚)「おいおい式神使いのレアリティを下げないでくれ。私はどうぶつの森amiiboカードでいうジュンみたいな立ち位置なんだぞ」
从;゚∀从「高額で取引されてんの!?」
川 ゚ -゚)「それぐらい人気者って事だ」
(´<_` )「ウソくせ〜」
川 ゚ -゚)「なんだとぉ」
251
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:13:30 ID:WIBRCSO20
(゚、゚トソン「ていうかギャル子さんの呼び出し方は本来の花子さんと変わらないんですね」
⌒*リ´・-・リ「じゃあ普通にギャル子さん遊びましょでいいのかな……」
(゚、゚トソン「多分」
(´<_` )「"ギャル子さん遊びましょ"ってなんか文面がいやらしいな」
(゚、゚;トソン「何で!?」
( ^ν^)
( ^ν^)「いいんちょおこちゃまだからな……」ボソッ
(゚、゚;トソン「だから何で!?」
o川;゚ー゚)o「同い年相手におこちゃまって言われるのもどうなのよ……」
(゚、゚;トソン「ぐっ……確かに……」
( ^ν^)「ばーかばーか」
(゚、゚#トソン「むがー!ばかっていう方がばかなんですよ!!」
(´<_` )「知ってか知らずかチルノのパーフェクトさんすう教室みたいになったな」
( ^ν^)「うましかーうましかー」
(゚、゚#トソン「なんですか!!うるさいですね!!このばか!!」
(´<_` )「いいんちょ絶対知ってんだろ」
252
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:13:58 ID:WIBRCSO20
ギャーギャー
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「マジで収集つかねぇな」
川 ゚ -゚)「荒巻さん人選ミスしたんじゃねぇか……あのアザラシMOTHER2とくりきん ナノアイランドストーリーしか話しかしねぇし……」
川 ゚ -゚)「まぁいいんちょとヒッキー君は賢いから色々と助かるけど……」
ノパ⊿゚)"「なぁお嬢」コソッ
川 ゚ -゚)「どうしたヒート。おしっこか」
ノハ;゚⊿゚)「ちげぇわ!式神はしっこもうんこもしねぇよ!!」
川 ゚ -゚)「……何か感じたか?」
ノパ⊿゚)「うーん……」
253
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:14:24 ID:WIBRCSO20
ノパ⊿゚)「なんつーか、ここら一帯は何もないんだけどよ」
ノパ⊿゚)「上の階……がやべー気がするんだよな」
川 ゚ -゚)「上?」
ノパ⊿゚)「殺気……じゃねぇんだけど澱みというか……」
ノパ⊿゚)「良くない物が溜まってる気がするんだ」
川 ゚ -゚)「ふむ……これから私達が向かう東校舎三階も危ないのか?」
ノパ⊿゚)「多分そこは問題無いんじゃねぇかな。俺が思うに三階にはギャル子って奴しか居ないと思う」
川 ゚ -゚)「分かった。また何か感じたら教えてくれ」
ノパ⊿゚)「おう」
254
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:15:04 ID:WIBRCSO20
(゚、゚#トソン「ニュッさんの性根最悪ー!!柿農家の息子ー!!」
( ^ν^)「シャラップホバーランランルー」
(゚、゚#トソン「ちくちく言葉やめなさーい!!」
( ^ν^)凸
(゚、゚#トソン「あっ!コラ!人に中指立てるのはもっとよくありませんよ!!」
从;゚∀从「いつまでやってんだお前ら……」
川 ゚ -゚)「ほらじゃれてないで早くギャル子さんに会いに行くぞ」
(゚、゚;トソン「す、すみません今行きます!!」
( ^ν^)「いいんちょったら〜」
(゚、゚#トソン「元々ニュッさんが売ってきた喧嘩じゃないですか!!」
( ^ν^)「地頭良くないのは元からだろ……」ボソッ
(゚、゚#トソン「なんですってぇ……!?」
255
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:16:16 ID:WIBRCSO20
ノハ-⊿-)-3
ノパ⊿゚)「いい加減にしろ」ペチッ
( ^ν^)「あいたっ」
ノパ⊿゚)「仲良いのはいいけどよ、ほどほどにしとけよー」
( ^ν^)「さーせん。つか仲良しじゃねぇし」
(゚、゚;トソン「むむ……反省してるように見えませんが……」
(゚、゚;トソン「まぁ私もちょっと怒りすぎましたからチャラにしますけど……」
川 ゚ -゚)「良かったな加減してくれて。力加減間違えたら首が吹き飛ぶぞ」
(゚、゚;トソン「首!?」
(´<_` )「ニュッ君がマミるところだったのか……」
( ^ν^)「oh……」
―――――
―――――――……
256
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:16:57 ID:WIBRCSO20
―女子トイレ前
川 ゚ -゚)「着いたぞ」
(´<_` )「ギャルっつーからトイレ前もデコられてると思ったけど至って普通だな」
(-_-)「むしろトイレをデコるってなんだ……」
(´<_` )「刃牙の家みたいな感じで」
(;-_-)「治安最悪すぎない!?」
ノパ⊿゚)「もはやスラム街のトイレだろそれは」
从;゚∀从「つーかなんで一日に二回も女子トイレに入らなきゃいけないんだよ……」
川 ゚ -゚)「仕方ないだろ。これも貞子の為だ」
(゚、゚トソン「そうですよ!!貞子さんの為ならたとえ火の中水の中ですよ!!」
( ^ν^)「そして草の中森の中土の中雲の中あのコのスカートの中だ!」
(´<_` )「キャー!!」
(゚、゚;トソン「いやスカートの中はアウトですよ!?」
川 ゚ -゚)「なかなかなかなか大変だな」
o川*゚ー゚)o「ホントにね」
257
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:17:28 ID:WIBRCSO20
从;゚∀从「しっかし二回目とは言えまだ抵抗感が……」
(;-_-)「これ以上罪を重ねたくないし……」
川 ゚ -゚)「またトイレに入る間だけ女になるトンチキやればいいだろうに」
从;゚∀从「結局ノリノリだったの弟者とニュッ君だけだし……」
ノパ⊿゚)「アレ気持ちわりぃからオレはやめてほしいんだけどな」
川 ゚ -゚)「ほら、早くしないとキュートの煽りファンネルが飛んでくるぞ」
o川*゚ー゚)o「ざぁこざぁこ♡お道具箱パンパン♡金曜日に上履き持ち帰り忘れ♡合唱コンクール口パク野郎♡」
从;゚∀从「ぐあああ!!金曜日に上履き忘れてかーちゃんに怒られた俺の傷をえぐるな!!」
( ^ν^)「安全圏からファンネル飛ばしやがって……」
(゚、゚;トソン「今更軽蔑なんてしないんですから、早く来てくださいよ」
o川*゚ー゚)o「ほらオカマ共ー時間押してるわよー」
( ^ν^)「まだカマじゃねぇって。な、オトちゃん」
(;-_-)「ちょっとオカマスイッチ入ってない!?」
258
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:18:19 ID:WIBRCSO20
(´<_` )「いいや、今回はあーし達ギャルになるしかないっしょ」
⌒*リ;´・-・リ「なんで?!」
(´<_` )「そりゃ目には目を、歯には歯を、ギャルには二枚重ねのつけまを」
o川*゚ー゚)o「意味が分からないんですけど」
(´<_` )「てことで行くぞ!!ニュッっぴ!高ぴ!ひっぴー!」
( ^ν^)「しかも語呂悪ッ」
从;゚∀从「高ぴってなんだよ!!タコピーみたいに言うなよ!!」
(;-_-)「僕なんか別の意味になってるけど!!」
(´<_` )三「あーし達が入るのは女子トイレじゃなくて花鳥風月だああああ!!!」ダッ
从;゚∀从「弟者……いやオトぴ!!」
( ^ν^)「おっしゃ!アタイらもオトぴに続くわよ!!」
(;-_-)「なんかスケバン混じってない!?」
259
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:18:55 ID:WIBRCSO20
(´<_` )「てことで皆様お待たせしました」スンッ
( ^ν^)「みなさま〜(天下無双)」
川 ゚ -゚)「いや普通に入ってくるんかい」
o川*゚ー゚)o「一瞬にしてギャル居なくなったわね」
(´<_` )「ギャルの解像度が低すぎて俺達には無理でした」
从 ゚∀从「そりゃギャル語も読めないしな……」
( ^ν^)「清く正しく美しく」
(;-_-)「あの流れはなんだったんだ……」
川 ゚ -゚)「一周回って凄く礼儀正しくなったな」
ノパ⊿゚)「オレはその方が助かるよ」
川 ゚ -゚)「やたらと燃やしたがってたもんなお前」
从;゚∀从「そうだった!ステーキにされちまう!」
(´<_` )「ミディアムワサビ醤油で頼む」
( ^ν^)「俺は塩コショウでレアな」
从;゚∀从「何焼き加減リクエストしてんだ!!お前らが食いたいだけだろ!!」
ノパ⊿゚)「なんかオレもお腹空いてきたな……」
260
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:19:27 ID:WIBRCSO20
"(゚、゚トソン キョロキョロ
(゚、゚トソン「他の個室は閉まってますけども三番目の個室は閉まってるんですね……」
⌒*リ´・-・リ「じゃあ中にギャル子さんが居るって事なのかな」
川 ゚ -゚)「だろうな。それじゃあ早速……」
ノパ⊿゚)「よーし……」ザッ
川 ゚ -゚)「よーしじゃない」
ノパ⊿゚)「何だ?」
川 ゚ -゚)「何でドアをぶち破る体制に入ってるんだお前は」
ノパ⊿゚)「なんでぇ、その方が手っ取り早いだろ!」
(゚、゚;トソン「ギャル子さんもろともぶっ飛ばす予定ですか!?」
川 ゚ -゚)「だから脳筋プレイをやめろと……女子トイレのドアをぶち破るのはどこぞの科学部だけでいいんだぞ」
(;-_-)「誰の話……?」
川 ゚ -゚)「ははは。それじゃあちゃっちゃっと呼ぶぞ」
o川*゚ー゚)o「頼むわー」
川 ゚ -゚)oスッ
261
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:20:01 ID:WIBRCSO20
川 ゚ -゚)o"コンコンコンッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「あーギャル子おるー?ウチウチ、クールやけどさぁ〜」
川 ゚ -゚)「てかさー暇ならカラオケ行かねー?」
从;゚∀从「そっちがギャルになるの!?」
(´<_` )「やっぱ式神使いってギャルじゃねぇか」
川 ゚ -゚)「ちがわい」
262
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:20:27 ID:WIBRCSO20
シーン……
从 ゚∀从「ていうか何も反応ないぞ」
⌒*リ´・-・リ「やっぱ呼び方が違うんじゃ……」
川 ゚ -゚)「うーんアドリブ作戦で行ったがやはりダメかなぁ」ガタガタッ
o川*゚ー゚)o「ていうか中から物音しない?」
从 ゚∀从「マジで?じゃあ俺がもう一回ノックsミセ*゚ー゚)リ「マ???カラオケ??行くしかないっしょ!!」バァン!!
川 ゚ -゚)「あ」
⌒*リ;´・-・リ「時間差で出てきた!!」
o川;゚ー゚)o「ていうかハイン大丈夫!?思いっきりクリーンヒットしなかった!?」
从;゚∀从「いてぇ!!思いっきり後頭部ぶつけられた!!」ヒョコッ
从;゚∀从「ただでさえ頭悪いのに更にバカになっちまう!!俺の貴重な脳細胞が!!」
o川*゚ー゚)o「あ、何か無事そう」
(´<_` )「石頭だな」
263
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:20:54 ID:WIBRCSO20
(゚、゚#トソン ゴゴゴゴゴゴ
⌒*リ;´・-・リ「い、委員長さんが……」
从;゚∀从「やべぇ!!早速いいんちょの指導フィルターが早速反応してやがる!!」
(゚、゚#トソン「服装の乱れ……指導対象……直ちに排除をします……」
(;-_-)「排除しちゃダメだよ!おさえておさえて!」
264
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:21:17 ID:WIBRCSO20
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ「つーかアンタ誰……」
川 ゚ -゚)
ノパ⊿゚)
⌒*リ;´・-・リ
(´<_` )
从;゚∀从
o川*゚ー゚)o
( ^ν^)
(゚、゚#トソン
(;-_-)
ミセ*゚ー゚)リ「え、てかなんかいっぱいるんですけど。ウケる」
265
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:22:14 ID:WIBRCSO20
ミセ*゚ー゚)リ「えー……マジでなんなん?つーか子供はもう寝る時間っしょ。帰んな〜」
川 ゚ -゚)「そういうワケにはいかないんだよなぁ」
( ^ν^)「足ふっと……」
ミセ*゚ー゚)リ「そんでもってすげー生意気なヤツいんじゃん。ミルナかよ」
川 ゚ -゚)「ミルナ君と知り合い……まぁそうか。七不思議同士だもんな」
ミセ*゚ー゚)リ「そそ。まぁ本来の七不思議はホマちんだけど〜アレだけじゃ頼りないからミルナも助手?ストッパー?みたいな?」
ミセ*゚ー゚)リ「本人は納得いってないっぽいけど、マセガキだもんあいつ」
川 ゚ -゚)「人生二周目みたいな雰囲気醸し出してたしな」
266
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:23:18 ID:WIBRCSO20
(゚、゚#トソン ズイズイ
ミセ*゚ー゚)リ「ん?」
(゚、゚#トソン「ぬぁんですかそのスカートの短さは!!!!スカートは膝下2cmが当たり前ですよ!!」
ミセ;゚д゚)リそ「うぉぉ!!なんだよぉ!!急に割り込んで!!」
ミセ;゚д゚)リ「あーしは昔からこの長さって決まってんの!!」
(゚、゚#トソン「なら今すぐ直しなさい!!」
ミセ;゚ー゚)リ「はぁ!?やだよダセーし!!何で見ず知らずの小学生に注意されなきゃなんねーの!?」
(゚、゚#トソン「指導対象!!指導対象!!」
川 ゚ -゚)「あーもうすぐに噛みつかないでくれいいんちょ」
(゚、゚#トソン「……ずっ ずっ!!」
从;゚∀从「いいんちょが怒りのあまりにレジギガスみたいに!」
(´<_` )「ギガギガフンフン」
267
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:24:04 ID:WIBRCSO20
川 ゚ -゚)「……私の仲間がすまん」
ミセ;゚ー゚)リ「あー、いーよいーよ。気にしてねーから」
川 ゚ -゚)「……で、本題に移るが貴方がトイレのギャル子さんだな」
ミセ*゚ー゚)リ「そだよ〜あーし的にはぁギャル子よりもミセリって呼んでほしいけど」
川 ゚ -゚)「ではミセリさん、単刀直入に聞く。ここに貞子……髪の長い女の子は来なかったか?」
ミセ*゚〜゚)リ「髪の長い……?あーしは基本トイレから出る事無いからわかんねーけど……」
ミセ*゚〜゚)リ「小学生っぽい声は……聞こえたと思う」
从;゚∀从「!!!それはいつから……」
ミセ*゚ー゚)リ「多分……一週間前ぐらいじゃねーかな」
ミセ*゚ー゚)リ「でもここいっつも夜だからさぁ、具体的な時間とか日付とかわかんねーわけ」
ミセ*゚ー゚)リ「一応携帯は機能してるんだけど……夜しか来ねーから合ってるかどうか……」カチャ
(´<_` )「うわ出た。ギャルの必術品SHIBUYA109系ケータイ」
ミセ*゚ー゚)リ「だからあんまあーしの言う事信用しない方がいいかもよ」
268
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:24:24 ID:WIBRCSO20
川 ゚ -゚)「いやしかしこれは……」
从;゚∀从「ちょうどだーこが家出したタイミングと被るな……」
川 ゚ -゚)「そうなんだよな……」
ノパ⊿゚)「つー事は貞子がここに来た信憑性がぐっと高くなったな!お嬢!」
川 ゚ -゚)「ああ。ありがとうミセリさん」
ミセ*゚ー゚)リ「何々?人探してんの?」
川 ゚ -゚)「かくかくしかじか」
ミセ*゚ー゚)リ「なるへそね……じゃあその子もあーし達と一緒でここに連れて来られたワケだ」
从;゚∀从「えっ?」
⌒*リ;´・-・リ「それってどういう事ですか……」
ミセ*゚ー゚)リ
ミセ*゚ー゚)リ「え、何!?この子チョー可愛いんですけど!お姫様?!」
(´<_` )「違う違う」
⌒*リ;´・-・リ「ゴスロリです……」
ミセ*゚ー゚)リ「えーイケてんじゃんそれ……折角だから爪塗らね?ゴッテゴテのキッラキラにしちゃる」
269
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:24:53 ID:WIBRCSO20
ミセ*゚ー゚)リ「ほらおいでおいでー」
⌒*リ;´・-・リ「あう……大丈夫です……気持ちだけ……」
ミセ*゚3゚)リ「いいの〜?もったいねー」
ミセ*゚ー゚)リ「まぁ嫌ならいいんだけどさ」
从;゚∀从「連れて来られた……ってアンタら元々ここに居たワケじゃないのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「そーなんよ!あんま覚えてねーっつーか気づいたらここに居たんだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「そもそもあーし、七不思議だなんて入る器じゃねーし普通に事故って死んだ幽霊だし」
(-_-)「それじゃあスフィンクスとかクラゲも……?」
ミセ*゚ー゚)リ「多分。ていうかここに居る七不思議皆誰かに連れて来られたと思う」
o川;゚ー゚)o「めちゃくちゃ重要じゃないのその情報」
(゚、゚;トソン「それじゃあ貞子さんも新しい七不思議にするって魂胆なんでしょうか」
川 ゚ -゚)「七人ミサキみたいなシステムだな」
ノパ⊿゚)「それで?連れて来たって奴の顔は覚えてんのか?」
ミセ*゚ー゚)リ「や、どんなんか知らね。さっきも言ったっしょ。あんま覚えてねーって」
270
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:25:19 ID:WIBRCSO20
川 ゚ -゚)「……記憶を消されたとか?」
ミセ*゚ー゚)リ「ん〜……あーし死ぬ前に強く頭ぶつけたからそのせいかもしれね」
(-_-)「そういえば事故って言ってましたね」
ミセ*゚ー゚)リ「車に轢かれそうになった猫助けようとしてさぁ、あーし咄嗟に飛び出たんだけど」
ミセ*゚ー゚)リ「現実って猫の恩返しみてーにならねーのな。あーし諸共猫も助かんなくてこのありさまよ」
从 ゚∀从「ねこ?」
ミセ*゚ー゚)リ「そ!キレーな白猫だったんよね〜。野良だけど……地域猫ってヤツ?」
ミセ*゚ー゚)リ「そんであーしパッと見はさぁ、何ともないんだけど……」スッ
ミセT゚ー゚)リ ドロッ
⌒*リ;´・-・リ「ヒッ……」
ミセT゚ー゚)リ「カチューシャ取るとすげーボロボロになるんよ」
(゚、゚;トソン「あわわわわ……」
( ^ν^)「グロいな」
ミセT゚ー゚)リ「にゃはは。正直者だな」
o川;゚ー゚)o「そら正直な感想しか出てこないわよ……」
271
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:27:03 ID:WIBRCSO20
ミセ*゚ー゚)リ「よっ……」スッ
ノパ⊿゚)「そんでカチューシャ付けると元に戻るんだな。どういう原理なんだ」
ミセ*゚ー゚)リ「さぁ?つーかずっとスルーしてたけどもすげードラゴンドラゴンしてるじゃん」
ノパ⊿゚)「そりゃオレはサラマンダーだしな」
ミセ*゚ー゚)リ「すげ〜」
ミセ*゚ー゚)リ「つーかあーしは早くここから出たいんよね〜。行かなきゃいけない場所があるし」
川 ゚ -゚)「行かなきゃいけない場所……」
(´<_` )「渋谷か?」
ミセ*゚ー゚)リ「ちげーし。宇宙だよ宇宙」
川 ゚ -゚)「何故また宇宙なんかに……」
272
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:27:34 ID:WIBRCSO20
ミセ*゚ー゚)リ「猫がさぁ、見当たらなくて……多分上に登っちゃったんだと思うんよ」
ミセ*゚ー゚)リ「ほら、よく死んだらお星さまになるつーじゃん」
(゚、゚;トソン「確かにギリシャ神話とかではよくゼウスが空に上げますが……」
ミセ*゚ー゚)リ「でしょ!だから宇宙に行って会いに行くんよ!」
o川*゚ー゚)o「キューちゃんよりも年上なのにすっごいロマンチックじゃん……」
( ^ν^)「悪く言えば頭がわr从;゚∀从「言うな言うな」
ミセ*゚ー゚)リ「そんで会ったらごめん!って謝りたいのともう一回友達になろう!つーんだ!」
ミセ*゚ー゚)リ「てことであーしの脱出計画に付き合ってくれねーか小学生共!」
川 ゚ -゚)「と言われてもな……私らにはどうも……」
ミセ*゚ー゚)リ「その貞子ちゃんを連れてった張本人をさぁ、ブッ倒せばあーしもここから出られるってカンジじゃん!?」
川 ゚ -゚)「まぁ可能性はなくないかもだが……」
从;゚∀从「七不思議野放ししていいのかな」
(-_-)「まぁほら……普通の女子高生だし……」
从;゚∀从「そうだけど……」
273
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:28:22 ID:WIBRCSO20
ミセ*゚ー゚)リ「つー事であーし、基本ここから動くことねーからよろ〜」
从;゚∀从「結局人任せかよ!!いいけどさ!!」
ミセ*゚ー゚)リ「んであーしの次はフィレの旦那か……」
ミセ*゚ー゚)リ「まぁフィレの旦那、ただのオッサンだから害は無いと思うぜ」
(´<_` )「ただのオッサンなのか……」
从 ゚∀从「ギャルから見た音楽家って全員オッサンなんだ……」
ミセ*゚ー゚)リ「あーあと。ここに色々と詳しいのはゾンビかなぁ」
川 ゚ -゚)「ゾンビって六番目か」
ミセ*゚ー゚)リ「うん。あいつ普段何処にいるかわかんねーけど」
(´<_` )「移動する伝説のポケモンみたいなモンか」
o川;゚ー゚)o「だるっ」
(゚、゚トソン「でも先に四番目と五番目に会いに行く必要がありますね」
从 ゚∀从「まだまだ先はなげーなぁ」
⌒*リ´・-・リ「今ので三番目ですもんね……」
274
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:30:15 ID:WIBRCSO20
川 ゚ -゚)「とりあえず、ギャル子さん……ミセリさんには会えたし情報は収集出来たからそろそろ次に行くか」
从 ゚∀从「んお、そうだな」
ミセ*゚ー゚)リ「あーもう行っちゃうのかーまぁ先々気をつけな〜」
从 ゚∀从「おう!」
(゚、゚トソン「次会う時は服装をしっかりするんですよ!!」
ミセ;゚ー゚)リ「んぇぇ……まだ目ェ付けられてたんかあーし」
(゚、゚#トソン「当たり前ですよ!!」
o川*゚ー゚)o「はいはい、とっとと行くわよいいんちょ」
(゚、゚#トソン「あぎゃす!」
( ^ν^)「レジギガスなのかコラミラなのかハッキリしてくれいいんちょ」
275
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 19:30:37 ID:WIBRCSO20
バタン
川 ゚ -゚)「はぁ……全く、いいんちょは喧嘩っ早いんだから」
(゚、゚#トソン「グオオオオ!!」
从;゚∀从「やべぇこのいいんちょ二体目の方だ!!凶暴な方ないいんちょだ!!」
(;-_-)「二体目の方の津村さんって何!?」
(´<_` )「サンドイッチ好きじゃない方」
(;-_-)「基準が分からないよ!!」
川 ゚ -゚)"「さーて来週の七不思議は〜」ペラペラ
o川*゚ー゚)o「とうとうスルーし始めたわね」
⌒*リ;´・-・リ
『"ウラ"七不思議その4 おんがくかフィレンクト』
『音楽室のどこかにあるCDを流すと……?』
つづく
276
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 22:16:19 ID:uprGcaKQ0
オツ
277
:
名無しさん
:2023/03/08(水) 23:05:15 ID:hgZ2wXlw0
・ギャル語がなんか時代がかってる気がする??
・文面がいやらしい
・⑨かわ
・柿農家の何が悪い!!
・ニュッさんいい仕事してはりますわ
・弱火でじっくり
・川 ゚ -゚)「ちがわい」←好き
・熱烈生徒指導
・あーやっぱりそういう感じ?
・(´<_` )「渋谷か?」←好き
・ただのオッサン!?
278
:
名無しさん
:2023/03/09(木) 18:38:43 ID:gP6WYTwU0
おつ!
くりきん懐かしくてわろた
ミセリ好き
279
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:40:06 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「で、えーっと次は音楽家フィレンクト……」
川 ゚ -゚)「だから音楽室だな」
从;゚∀从「げー……こっから最上階の端っこかぁ。かったるいなぁ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「最上階」
从 ゚∀从「最上階がどうかしたのか?」
o川*゚ー゚)o「高い所苦手だった?」
从 ゚∀从「むしろクールは高い所好きなイメージあるんだけど……」
川 ゚ -゚)「東京タワーのガラスの床でジャンプするぐらいには高い所好きだが……そうじゃなくてな」
川 ゚ -゚)「ヒートが言うには最上階にやべーのが居るらしい」
o川;゚ー゚)o「えっ……聞いてないわよそんなの」
从;゚∀从「ちなみにどのぐらいヤバいんだ……?」
川 ゚ -゚)「ヒート」
ノパ⊿゚)「ん、おお。そうだな……」
ノパ⊿゚)「四日ぐらい常温で放置したシチューの鍋ぐらいヤバい」
从;゚∀从「ひぃぃぃぃぃぃ!!!」
o川;゚ー゚)o「確かにヤバい!!ていうかキューちゃん達これから腐海に向かうの!?」
从;゚∀从「まさかのナウシカ!?」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第七話:いだいなおんがくか フィレンクト
280
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:40:50 ID:85QcFWlc0
(´<_` )「そういえばいいんちょ大丈夫か?」
(゚、゚トソン「え?何がです?」
(´<_` )「体力クソ雑魚なんだからこっから行くの大変だろ」
(゚、゚;トソン「余計なお世話です!!」
(゚、゚;トソン「それに理科室からじゃないですし!このぐらい余裕ですよ余裕!」
( ^ν^)
( ^ν^)「ふ〜ん言ったな?」
(゚、゚#トソン「なっ……!!それじゃあどっちが早く音楽室に着くか勝負ですよ!!」
( ^ν^)「やってやろうじゃねぇか……負けた方がさくらんぼ餅とヤングドーナツ奢りだからな」
(゚、゚#トソン「上等!!ついでにモロッコヨーグルも追加してやろうじゃないですか!!」
( ^ν^)「へっ、吠え面かいてるのも今のうちだからな」
(゚、゚#トソン「ニュッさんこそ……!」
( ^ν^)「じゃあ俺がスタートの合図するからな」
(゚、゚#トソン「どうぞ。ズルっこ無しですからね」
281
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:41:15 ID:85QcFWlc0
( ^ν^)「よし、位置について……」
(゚、゚#トソン ザッ
三( ^ν^)「ウォウリャア!!」ダッ
(゚、゚;トソン三「ちょ、ズルっこ無し!!無しって言いました!!」ダッ
三( ^ν^)「きっこえませ〜ん」
(゚、゚;トソン三「卑怯者!!!!」
(´<_` )「二人共〜がんばえ〜」
(´<_` )
(´<_` )「あ、いいんちょこけた」
⌒*リ;´・-・リ「ていうか止めなくて良かったのかなぁ……」
(´<_` )「ああいうのは放ってくのが一番だぞ」
⌒*リ;´・-・リ「それでも……危なくないですか……?」
(´<_` )「魔法の言葉、なんとかなれーッ!で全て解決するから大丈夫大丈夫」
⌒*リ;´・-・リ「……それ通用するのはハチワレだけです」
282
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:41:38 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)彡「……てことで皆慎重に。そしてヒートから離れないようにして……」クルッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「いいんちょとニュッ君、どこに行った?」
(´<_` )「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」
(;-_-)「クーさんの方が年上でしょうが……」
o川*゚ー゚)o「ていうか何か後ろでギャーギャー聞こえたんだけどまた喧嘩したのあの二人?」
(´<_` )「そんな感じだな。どっちが早く音楽室着くか勝負してる」
川 ゚ -゚)
从;゚∀从
o川;゚ー゚)o
283
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:41:58 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「ぅおい!!!!どんだけ苦労かければいいんだあの二人はよぉ!!!」
(´<_` )「え、何々どした急にキレて」
从;゚∀从「や、ヒートが言うには最上階らへんがやべーって」
ノパ⊿゚)「四日ぐらい常温で放置したシチューの鍋ぐらいのレベル」
(´<_` )「んだそれやべーな」
川 ゚ -゚)「言ってる場合か!!!!早く二人を追いかけるぞ!!!」
―――――
――――――――……
284
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:42:22 ID:85QcFWlc0
―音楽室前
(;^ν^)「はい俺の勝ち」ゼェハァ
(;^ν^)「ほな、いただきます」ゼェハァ
(゚、゚;トソン「くっ……ニュッさんなんかにさくらんぼ餅とヤングドーナツを奢るなんて……」ゼェハァ
(;^ν^)「モロッコヨーグルも忘れんなよいいんちょ……」ゼェハァ
(゚、゚;トソン「あぁそうでした……こうなったらジャンボヨーグルにしてやりますよ……」ゼェハァ
(;^ν^)「バカヤロ食いきれんわそんなの……」ゼェハァ
(゚、゚;トソン「そんでお腹壊せばいいんです……」
(;^ν^)「やめろやめろ」
285
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:42:49 ID:85QcFWlc0
(゚、゚;トソン「ていうか皆の事置いていっちゃいましたね……」
( ^ν^)「んあ、そーだな」
(゚、゚;トソン「まぁクールさんが居るからいいのか……」
( ^ν^)「そのうち来るだろ」
(゚、゚;トソン「ですね。……しかし今まで大人数で居た分二人しか居ないとちょっと怖いなぁ」
( ^ν^)「ビビっておしっこ漏らすなよ」
(゚、゚;トソン「も、漏らしませんよ失礼ですね!!!」
(゚、゚;トソン「そういうならニュッさんこそビビって失禁しないでくださいね」
( ^ν^)「ああ、俺オムツ履いてるから」
そ(゚、゚;トソン「えっ!?ニュッさんオムツ履いてるんですか!?!?!?」
( ^ν^)「は?してるワケねーだろバーカ」
(゚、゚#;トソン「ム、ムカつく……!!」
286
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:43:20 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「間に合ったか!?」
( ^ν^)「お、やっと来たか」
从;゚∀从「いいんちょ!ニュッ君!無事か!?」ゼェハァ
(゚、゚;トソン「どうしたんですか皆さんそんな息を切らして……どっちも無事ですが……」
( ^ν^)「はっはーん、さてはお前らもさくらんぼ餅とヤングドーナツとモロッコヨーグル欲しかったのか」
( ^ν^)「残念だが全部俺のモンだぜ」
从;゚∀从「ちげぇよ!!!」
287
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:43:40 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「なんで大人数でオトナ帝国の終盤みたいにダッシュしなきゃいけないんだ……」ゼェゼェ
(´<_` )「どっちかってっと暗黒タマタマのひまわり奪還のノリじゃね?」
(;-_-)「げほっ……インドア派に階段ダッシュキッツイ……」ゼェハァ
o川;゚ー゚)o「全力で……階段走るのは……無理だってぇ……」ゼェハァ
⌒*リ;´・-・リ「ゴスロリ走りにくい……」ゼェハァ
ノパ⊿゚)「なんでぇ子供のくせに情けねーな」
(´<_` )「全くだな」
o川;゚ー゚)o「うるさいわね体力オバケ!!」
288
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:44:03 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「それで……何かやべーのとかは居なかったか?」
(゚、゚トソン「いえ特には……でもここちょっと変なんですよ」
川 ゚ -゚)「変?」
(゚、゚トソン「ここ最上階じゃないですか。でもまだ上に続く階段があるんですよ、ほら」
川 ゚ -゚)「なんと」
(-_-)「あ、ホントだ。立ち入り禁止のテープがめちゃくちゃ貼ってあるから行けそうにないけど……」
川 ゚ -゚)「……もしかしてヒートが言ってるのはこの上か?」
ノパ⊿゚)「おう。後二階続いてると思うけど……最上階がやべーな」
(´<_` )「マジで屋上にラスボス居るフラグが立ったな」
ノパ⊿゚)「いや……屋上じゃなくて普通に校舎に気配がするぞ」
从 ゚∀从「とりあえずこの階はひとまず安全って解釈でいいんだな?」
ノパ⊿゚)「今のところはな」
289
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:44:23 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)o「間際らしいわね……無駄な体力使っちゃったじゃないの……」
川 ゚ -゚)「普通更に階数が増えるとは思わないだろ」
o川*゚ー゚)o「そうだけど……」
⌒*リ´・-・リ「結果的には委員長さんとニュッ君さんが無事だから良かったじゃないですか」
(´<_` )「その原因作ったのはいいんちょとニュッ君だからな」
o川*゚ー゚)oジトー
(゚、゚;トソン「ふぐぉぅ!!視線が痛い!!」
290
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:44:48 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)oジトー
(゚、゚;トソン「は、反省しますよ……挑発に乗りやすいのは自覚してますし……」
o川*゚ー゚)o「ふーん……反省してるならいいけど……」
o川*゚ー゚)o「次やったらいいんちょにミニスカ履かせるからね」
そ(゚、゚;トソン「そんな破廉恥な丈を私が……!?」
o川*゚ー゚)o「実際いいんちょ背ェ高いから似合いそうな気がするけども……」
(゚、゚;トソン「ただでさえスカートに抵抗あるのに拷問じゃないですかー!!」
(´<_` )「女ってこえー」
291
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:45:10 ID:85QcFWlc0
从 ゚∀从「そういやフィレンクトの情報ってノートに乗ってないのか?」
川 ゚ -゚)「うーむ……音楽室の何処かにあるCDを流すと出現すると……まで書いてあるぞ」
从;゚∀从「微妙な範囲だな」
(-_-)「そもそも音楽室が開いてるかどうか怪しいけど……」
⌒*リ´・-・リ「校舎に入れたのなら普通に開いてそうな感じします……」
(;-_-)「もし開いてなかったら職員室……って職員室の鍵も開いてるかどうかだなぁ」
ノパ⊿゚)「おーしそんならオレが」
从;゚∀从「だから物理はやめろって……」
( ^ν^)「なぁみんな」スッ
そ从∀゚;从「うわぁ!!!懐中電灯で顔を下から照らすなよ!!ビビんだろうが!!」
(´<_` )「忙しいな高岡」
川 ゚ -゚)「それで?どうしたんだ」
292
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:45:57 ID:85QcFWlc0
( ^ν^)「いやぁ暇なもんで壁見てたんだけどよ」
( ^ν^)「ここの肖像画、よく見たら一個増えてるんだよな」カチッ
从;゚∀从「よ、よく気づいたなそんなの」
( ^ν^)「音楽室の肖像画は36枚ってのが基本だからな」
( ^ν^)「でもここにあるのは37枚だ」
从;゚∀从「ニュッ君すげぇ!!!今までねてるくんみたいなポジションだった癖に……!!」
( ^ν^)「ねてるくんゲームだとヒントくれるポジションだろ」
从;゚∀从「そういえばそうだったわ!」
(;-_-)「その情報は僕知らなかったな……凄い……」
(゚、゚;トソン「くっ……またしてもニュッさんに敗北するとは……」ギリィ
(´<_` )「博識コンビでも知らない知識があるんだな」
(;-_-)「そりゃそうだよ……僕だって知らない事まだまだあるんだから」
293
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:46:28 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)o「変なゴシップとか知ってたら逆に嫌だしねー」
(゚、゚トソン「ゴシップと言えば隣のクラスの遠藤さんのお母さん、八百屋のおじさんと不倫してますよ」
(;-_-)そ「何でそれは知ってるの!?」
(゚、゚トソン「本人が言いふらしてたので……」
o川;゚ー゚)o「それでも気軽言うものじゃないでしょうが……」
川 ゚ -゚)「なんだ?プリンの話してるのか?」
o川;゚ー゚)o「違う違う」
⌒*リ´・-・リ「とりあえず今は肖像画が一枚増えてるって話ですよね」
o川*゚ー゚)o「そうそう。やっと軌道修正出来たわね……」
(´<_` )「軌道修正ガンダム」
( ^ν^)「つまんねぇ」
(´<_` )
294
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:46:51 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「でも……この絵は白紙じゃないか?」
ノパ⊿゚)「炙ったら絵が浮かんでくるんじゃね」
川 ゚ -゚)「やめろ。スルメじゃないんだから」
( ^ν^)「名前の所よく見てみ」
川 ゚ -゚)"
川 ゚ -゚)「……フィレンクト」
(´<_` )「つまり…どういうことだってばよ?」
(;-_-)「絵の中に居たフィレンクトが飛び出してきて音楽室の中に居る可能性が高い……って事でしょ」
⌒*リ´・-・リ「それじゃあ誰かが意図的にCDを流したんですかね?」
(-_-)「その可能性もあるかもね」
295
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:47:16 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「よし、確認も出来たし音楽室の中に入ろうか」
川 ゚ -゚)「一応無害なオッサンらしいが念には念を入れよう」ガラッ
从 ゚∀从「やっぱ暗いなー……懐中電灯あるとはいえ探し物するのにはちょっと」
ノパ⊿゚)「オレは夜目が効くけど……お前らは見づらいだろうし電気付けた方がいいんじゃないか?」
从 ゚∀从「スイッチ何処だっけ」
(-_-)「確か前の方の右側……」
从 ゚∀从「おっけ、俺行ってくる」
o川*゚ー゚)o「気をつけなさいよー」
(((从 ゚∀从「おー」ガッ
从;゚∀从「いってぇ!!机に足ぶつけた!!」ゴッ
从;゚∀从「だぁぁ!!今度は椅子が俺の肘に!!」
(´<_` )「コントか?」
o川*゚ー゚)o「言った矢先からアンタは……」
从;゚∀从「しゃーねーだろ暗いし!!」
296
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:47:36 ID:85QcFWlc0
从;゚∀从「えーっと……これかな」カチッ
パッ
⌒*リ´・-・リ「あ、付いた」
(-_-)「良かった。電気は普通に通ってるんだね」
(゚、゚;トソン「久々に明るい場所に来たので何か違和感ありますけど」
o川;゚ー゚)o「う"ー……目がちかちかするー……」
从 ゚∀从「あれ?もしかして付けない方が良かった?」
(゚、゚トソン「いえいえ、そのうち慣れると思いますので大丈夫ですよ」
ノパ⊿゚)「それで……CDを探すんだよな」
(-_-)「と言っても音楽室だし色々とCDはあるよね……」
(´<_` )「こうなったら見つけ次第片っ端から流してみるしかないな」
川 ゚ -゚)「とりあえず皆で手分けして探そうか」
从 ゚∀从「おー」
297
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:48:23 ID:85QcFWlc0
(´<_` )「無難に机の中とかに入ってそうな気がするが……」ゴソゴソ
( ^ν^)「普通こういうパターンの時は楽譜を見つけてきてそれを弾くのがお約束だろ」
(´<_` )「おやくそく!」
(-_-)「ああ月光か……」
从 ゚∀从「バイオ特有のあの謎解き本当になんだろうな」
川 ゚ -゚)「そんなシステムだったらピアノ弾けない時点で詰むだろ」
o川*゚ー゚)o「確か鴻森ってピアノ習ってなかったっけ?」
(;-_-)「え、うん……そうだけど可愛川さん何で知ってんの……?」
o川*゚ー゚)o「おいコラ何でちょっと引き気味なのよ。クラスの子から聞いただけだし」
从 ゚∀从「すげー!ちょうどピアノあるし何か弾いてみてくれ!」
(-_-)「いいよ」
⌒*リ;´・-・リ「CD探さなくていいんですか?」
从 ゚∀从「音楽家なんだしヒッキーの演奏で出てくるかもしれないだろ。物は試しだ」
(-_-)「何かリクエストある人は……」
从 ゚∀从「クラシックわかんねーから何でもいいよ」
(-_-)「じゃあ……天国と地獄でも」
298
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:48:47 ID:85QcFWlc0
(-_-)〜♪
从 ゚∀从「いや上手いな……」
(´<_` )「これ聴くと走りたくなるな」
o川*゚ー゚)o「運動会の時の曲だもんね」
(゚、゚トソン「ピアノの生演奏聞けるのはいいですねぇ」
川 ゚ -゚)「聞き入ってしまうな……」
(´<_` )ソワソワ
(゚、゚トソン「どうしました弟者君。そんなにそわそわして」
(´<_` )「いや……俺の中のチーターが走れと囁いて……」
(´<_` )「ダメだ……抑えられん……今すぐ校庭三週したい……」ウズウズ
(゚、゚;トソン「いやさっき皆と一緒に階段ダッシュしてましたよね!?」
(´<_` )「あんなん生ぬるいわ」
从;゚∀从「弟者の本能が!!ヒッキー、別の曲に変えろ!MEGALOVANIAとか弾け!!」
( ^ν^)「落ち着かせる曲じゃないだろそれ」
(;-_-)「オッケー!」エウデッデッデ
o川*゚ー゚)o「そんで弾けるんかい」
299
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:49:19 ID:85QcFWlc0
从;゚∀从「どうだ……?」
(´<_` )
(´<_` )「俺の中のケツイが満たされたわ、ありがとう」
o川*゚ー゚)o「いや落ち着くのかい」
(-_-)「今度弟者君の前で天国と地獄とか道化師のギャロップとか弾かないようにしよう」
⌒*リ´・-・リ「あの……」オズオズ
川 ゚ -゚)「ん?」
⌒*リ´・-・リ「教卓の方にそれっぽいCD見つけたんですが……」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「マジ?」
⌒*リ´・-・リ「マジです」
ノパ⊿゚)「オレと一緒に探したもんな」
⌒*リ´・-・リ「ですです」
从;゚∀从「俺達がピアノで盛り上がってる中で……!」
o川;゚ー゚)o「申し訳なさがしょうがないわ」
⌒*リ´・-・リ「いえ……リリは気にしてないので……」
(;-_-)「結局ピアノでも出てこなかったしやっぱ流さないとダメっぽいね」
川 ゚ -゚)「ノートの情報は絶対って事か」
300
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:49:54 ID:85QcFWlc0
ノパ⊿゚)「んでこのCD、㊙ってあるしいかにも怪しいんだよな」
(゚、゚トソン「確かに怪しさMAXですね」
(´<_` )「それって本当に流してもいいヤツなのかね」
o川*゚ー゚)o「聴いたら呪われるとかそういうタイプって事?」
(-_-)「そんな暗い日曜日みたいな……」
(´<_` )「いやなんかえっちな音声とか流れたらどうしようって」
从;゚∀从「んなモン音楽室にあるワケねーだろうが!!!」
301
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:50:15 ID:85QcFWlc0
( ^ν^)「耳舐めASMRをこれからCDラジカセで流すのか……」
(´<_` )「そしてそれを全員で聴くってすっげー嫌な状況だな」
o川*゚ー゚)o「なんで耳舐めASMRが確定みたいになってんのよ」
( ^ν^)「実際お前そういうの得意だろ」
o川;゚Д゚)o「したことないから!!!勝手な事言うんじゃないわよ!!」
(´<_` )「そもそも小学生の小遣い者3Dioは買えないだろうに」
从;゚∀从「なんでそういう情報詳しいんだよ」
川 ゚ -゚)「まぁ仮に呪われたり耳舐めだったりしても流すしかないだろ」
川 ゚ -゚)「聴きたくなければ耳をふさげばいいんだしな」カチッ
⌒*リ;´・-・リ「大丈夫かなぁ」
302
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:50:49 ID:85QcFWlc0
〜♪
ノパ⊿゚)「……なんというか不協和音だな」
川 ゚ -゚)「不協和音というかぶっちゃけ下手くそというか」
(´<_` )「すっげぇもどかしさを感じる」
从;゚∀从「ずっと聴いてると不安になってくるなこれー」
o川*゚ー゚)o「早く止めましょうよ」
川 ゚ -゚)「しかしフィレンクトが出てくるまでは……」
ガタッ
⌒*リ´・-・リ「……?今向こうのドアの方から物音が」
(゚、゚;トソン三「ひぇっ!!」ギュッ
o川;゚ー゚)o「だから引っ付かないでよいいんちょ!!あっついんだから!!」
303
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:51:11 ID:85QcFWlc0
o川;゚ー゚)o「どうせならキューちゃんよりもニュッ君とかにしなさいよ!!」
(゚、゚;トソン「絶対嫌ですけど!???!舌嚙み切って死んでやりますよそんなの!!!」
( ^ν^)「どんだけ嫌なんだよ。じゃあ窒息してやるまでハグしてやるからこっち来い」ジリジリ
(゚、゚;トソン「そっちから来てるじゃないですか!!けだもの!!」
o川;゚ー゚)o「ええい!キューちゃんを巻き込むな!!」
(´<_` )「よっしゃ今こそピアノでなんか弾いて皆の注目をそっちに集中させよう」
(;-_-)「と言ってもねぇ」
(´<_` )「ウェカピポとか」
(;-_-)「ピアノで!?そりゃ注目は浴びそうだけど!!」
304
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:51:32 ID:85QcFWlc0
ガタガタッ
⌒*リ;´・-・リ「ひっ!」
ノパ⊿゚)「お嬢、来るぞ!」
川 ゚ -゚)ザッ
o川;゚ー゚)o「ほらなんか来るわよ!!離れなさい!!」
(゚、゚;トソン「なおさら嫌ですー!!」
305
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:51:55 ID:85QcFWlc0
ガチャッ
三三三(;‘_L’)
「そのCDを流してはいかーーーーーーーーん!!!!」
从;゚∀从そ「うぉっ!?!?」
(;‘_L’)っ カチッ
(;‘_L’)
(;‘_L’)「ふぅ……」
川 ゚ -゚)「もしかしなくても貴方がフィレンクト……さんか」
(‘_L’)「む、いかにも。この吾輩こそが偉大なる音楽家、フィレンクトだ」
( ^ν^)「なんで音楽家ってのはどいつも貴族のよだれかけしてんだか」
(´<_` )「言うほどしてるか?」
(;-_-)「もしかしてジャボの事……」
( ^ν^)「ああアレジャボって言うんだ。初めて知った」
(;-_-)「まぁ言われてみればだけど……」
(゚、゚;トソン「もう貴族のよだれかけにしか見えないじゃないですか」
306
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:52:18 ID:85QcFWlc0
(;‘_L’)「誰が赤ん坊……」
(;‘_L’)
(;‘_L’)「誰だ貴様ら」
从 ゚∀从「あ、やっとこっちに意識行った」
o川*゚ー゚)o「てことはよっぽど流しちゃいけなかったみたいね……やっぱ呪われたCDなのかしら」
(;‘_L’)「呪い?何を言っている」
(;‘_L’)「これは吾輩が初めて耳コピにチャレンジした時の音源……耳をふさぎたくなる代物だ」
(´<_` )「ああ……黒歴史なんだこれ」
从 ゚∀从「そりゃ本人にとっては流されたくないよな……」
(;‘_L’)「そういう事だ。それで誰だ貴様ら」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「もうその質問飽きたわよ」
( ^ν^)「あと三人ぐらいに同じこと聞かれるだろうしお腹いっぱいだわ」
(;‘_L’)そ「理不尽すぎないか!?」
307
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:53:03 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「かくかくしかじか」
(‘_L’)「ふむ、幼馴染を助ける為にこうしてウラ七不思議を順番に回ってると」
从 ゚∀从「今ん所耳コピ下手くそおじさんって印象しかないけど何か知ってる事ないか?」
(;‘_L’)「失礼な子供だな……吾輩は何も知らん。当たるなら生ける死体に聞いてくれ」
ノパ⊿゚)「生ける死体……って事はゾンビか」
川 ゚ -゚)「やはりゾンビが鍵になってるみたいだな」
⌒*リ;´・-・リ「そのゾンビが貞子おねーちゃんを連れてったとかは……」
(‘_L’)「それはない。奴には放浪癖があるしあまり人と慣れ合わないからな」
从;゚∀从「えーじゃあアイスマンか勇者って事か?」
(‘_L’)「七不思議の連中が子供を攫うとは思わん」
(‘_L’)「そもそも吾輩達は学校から出れないしな」
(゚、゚トソン「でもミセリさんはウラ七不思議は外部から集められたとかなんとか」
(‘_L’)「そうなのか?吾輩はよく分からないが……」
川 ゚ -゚)「生前の記憶とかは」
(‘_L’)「何も覚えてない。ただ音楽家というのは覚えていた」
川 ゚ -゚)「うーーーーん……」
ノパ⊿゚)「やっぱ大人しくゾンビに聞いた方が手っ取り早そうだな」
川 ゚ -゚)「そう……なるか」
308
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:53:35 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「それじゃあフィレンクトさんにも会えたし次に……」
(‘_L’)「おっと。そう簡単には出させんよ」
ノパ⊿゚)「……なんだと?」
(´<_` )「ただのよだれかけ耳コピ下手くそおじさんじゃないのかよ」
o川*゚ー゚)o「異名最悪すぎる」
川 ゚ -゚)「……こっちに危害を加える様だったら私の式神が黙ってないぞ」
ノパ⊿゚)「それにお前絵から出てきたって事はよく燃えそうだな」
(;‘_L’)「か、火気厳禁だ!!!吾輩は貴様らを傷つけるつもりは一切ない!!」
(;‘_L’)「ただ貴様らにおすすめの音楽を聞きたいだけだ!!」
从 ゚∀从「おススメの音楽?なんでまた……」
(;‘_L’)「単純にスランプだ。……ここに最近ずっとな」
(;‘_L’)「だからその為にインスピレーションを高めたいんだ。ジャンルは問わん!頼む!」
309
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:54:21 ID:85QcFWlc0
(-_-)「そう言われもてもなぁ……」
( ^ν^)「ここ最近学校で流行った曲なんかあったっけ」
(´<_` )「アレじゃね?誰かのリクエストで流れたヒプノシスマイク division all stars+」
从;゚∀从「あーあったなそんなの……」
(´<_` )「即放送禁止になったけどな」
(゚、゚;トソン「そりゃ歌詞にぶっ殺すぞなんてあったら禁止されますよ」
o川*゚ー゚)o「なんか一部の歌詞だけやたらと流行らなかったっけ」
( ^ν^)「俺達のクラスだとガチャーントゥルルルルチャリンチャリンチャリーンで盛り上がったわ」
o川*゚ー゚)o「あーそれだそれ」
(-_-)「僕のクラスもウケてたなそれ」
⌒*リ´・-・リ「それで一時期ラップブーム来てませんでしたっけ……リリのクラスだけかな」
从 ゚∀从「流行った流行った。匿名リクエストでTOKYO通信〜Urbs Communication〜来たもん」
( ^ν^)「アップアップアップアンドダウンデホールドダーウン」
川 ゚ -゚)「愉快すぎるだろその光景」
310
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:56:19 ID:85QcFWlc0
(´<_` )「そんでおススメの曲」
(´<_` )「マジで何でもいい?」
(‘_L’)「うむ」
(´<_` )「それじゃあここは俺のSpotifyが火を吹く所だな……」ザッ
( ^ν^)「スマホの出し方が仮面ライダーの変身シーンのそれ」
(゚、゚トソン「私達もそれぞれ好きな曲抜粋してみますか」
o川*゚ー゚)o「いいんちょの好きな曲校歌とかじゃないの?」
(゚、゚;トソン「違いますよ!!私だってAdoとか聴きますし!!」
o川*゚ー゚)o「Ado好きないいんちょ逆に嫌だ……」
(´<_` )「うっせぇわの歌詞と自分を当てはめて悦に浸ってそう」
(゚、゚;トソン「しーてーまーせーん!!」
311
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:56:42 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)o「とりあえず今流行の可愛くてごめんを聴かせてみましょ。フィレンクトさーん」
(‘_L’)「決まったか?」
o川*゚ー゚)o「うん、気に入るか分からないけど……スマホは持ってないか……」
(‘_L’)「あるぞ」
o川;゚ー゚)o「あんの!?じゃあこれ曲名ね」
(‘_L’)「うむ」
(‘_L’)"スッ
o川*゚ー゚)o(音楽家がスマホ持ってBluetoothイヤホン付けるのなかなかシュールだな……)
312
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:57:04 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)o「その間に他の曲探してっと……」
(´<_` )「………」
从 ゚∀从「凄い真剣に決めてるなぁ……」
川 ゚ -゚)「皆はどんな曲とか聴くんだ?」
从 ゚∀从「えーなんだろ……あんま意識とかした事無いな」
(-_-)「僕の家もっぱらクラシックとか洋楽だけど……邦楽も普通に聴くしなぁ」
从 ゚∀从「ボカロとかは?」
(-_-)「あんま分かんないな……」
⌒*リ´・-・リ「リリボカロだったら黄金数が好き……」
と(´<_` )「いい趣味してんな。握手しよう」
⌒*リ´・-・リっ"「うらぽしゃもいいですよね……」ニギニギ
と(´<_` )「わかる〜〜〜〜〜〜」
o川*゚ー゚)o「オタクの友情芽生えてるな……ニュッ君は?」
( ^ν^)「俺は色々聴く……寝る時はずっとイヤホンで曲流してる」
从 ゚∀从「夜寝ることあんのか……」
( ^ν^)「バリッバリに起きてるわ。俺家帰ったら即寝るし」
从 ゚∀从「ですよねー」
313
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:57:47 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「聴き終わったぞ」
o川*゚ー゚)o「どうでした?」
(‘_L’)
(‘_L’)「腹立つ」
o川*゚ー゚)o「直球〜」
( ^ν^)「short動画で死ぬほど流れるから気持ちは分らなくもない」
(‘_L’)「……が、自分の味方は自分でありたいという歌詞はとてもいいな」
(‘_L’)「最後まで聴くと芯が強い女性の曲……そして応援の曲ともとれる、素晴らしい曲だ」
(‘_L’)
(‘_L’)「でも腹立つ」
o川*゚ー゚)o「ダメか〜」
( ^ν^)「じゃあ次これ聴いてみ」
(‘_L’)「ほう……さっきの曲と似たような傾向か?」
( ^ν^)「少なくとも腹は立たないと思う」
(‘_L’)「分かった」
314
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:58:13 ID:85QcFWlc0
川 ゚ -゚)「何勧めたんだ?」
( ^ν^)「チューリングラブ」
从 ゚∀从∵∴ ブフォ
( ^ν^)「何笑ってんだよ」
从 ゚∀从「い、いや……チューリングラブ聴くニュッ君めちゃくちゃ面白いなって……」
从 ゚∀从「普通だったらキュートがおススメしそうなのに……」
( ^ν^)「うるせぇなナナヲアカリ好きなんだよわりぃか」
从;゚∀从「そこまで言ってねぇって」
川 ゚ -゚)「私も好きだぞ。チューリングラブ」
ノパ⊿゚)「お嬢が狐と狸にリクエストした曲だっけか」
川 ゚ -゚)「そうそう」
o川*゚ー゚)o「自分の家の使用人に何やらせてんのよ」
315
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:58:37 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「ふむ、このちゅうりんぐらぶとやらはなかなかいいな」
(゚、゚;トソン「皆さん!!お気に召してますよ!!」
( ^ν^)「やっぱナユタンはつえーな」
(´<_` )「おっしゃ!!決まった!!」
从 ゚∀从「お?」
(´<_` )「流石家のカラオケで一番盛り上がる曲……」
(´<_` )「PSYCHIC FIREだ!!」ドーン
( ^ν^)「ああ、ライブでクソ盛り上がったやつか」
(´<_` )「マジで全員聴いてみ。飛ぶぞ」
(゚、゚;トソン「後でじゃダメですか……」
(´<_` )「後でな。絶対聴けよな」
(゚、゚;トソン「おおう……」
316
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:59:10 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「で、何といった?」
(´<_` )「PSYCHIC FIRE」
(‘_L’)「なるほど……」
(‘_L’)"スッ
(‘_L’)
(‘_L’)「ほうほうこれは……」
(´<_` )「俺が一番好きな曲でもあるんだけど一時期アラームにしたらちょっと嫌になった曲だ」
(;-_-)「ダメじゃん」
川 ゚ -゚)「ふむふむ、コールが入るんだなこの曲」
从 ゚∀从「このビーッビビッビッビッビーッ!がよく分からねぇんだけど……」
(´<_` )「そこ一番盛り上がる所だぞ」
从;゚∀从「そうなの!?」
317
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 03:59:40 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「………」
o川*゚ー゚)o「そんで真剣な顔してるわね……」
(´<_` )「これがダメだったら俺はキレる」
从;゚∀从「過激派じゃねーか」
(‘_L’)
(‘_L’)
:(‘_L’): プルプル
⌒*リ;´・-・リ「な、なんか震え出しましたよ!!」
(゚、゚;トソン「もしかして怒って……」
(´<_` )「あ?燃やすぞ?」
从;゚∀从「まだ決まったワケじゃねぇから!!落ち着け!!」
ノパ⊿゚)「オレみたいな事言うな」
318
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 04:00:00 ID:85QcFWlc0
(‘_L’)「……しい」
川 ゚ -゚)「はにゃーん?」
(*‘_L’)「素晴らしい!!!」
⌒*リ;´・-・リそ
(*‘_L’)「なんて素晴らしい歌詞と曲……!!こんなに楽しい曲は初めてだ……!!」
(*‘_L’)「特に最後の部分……吾輩もコールとかやってみたい!!」
(´<_` )「BiBiコールはマジで盛り上がるからな」
o川;゚ー゚)o「凄い絶賛してる……」
(゚、゚;トソン「ちょっと聴きたくなっちゃったじゃないですか……」
(´<_` )「ちなみにこの作詞者は1000件ぐらい歌詞を提供しています」
(;‘_L’)そ「せ、1000件だと……!?化け物じゃないか!!」
(´<_` )「そんぐらい畑亜貴はすげーんだわ」
(;‘_L’)「現代にはそのような天才が……」ゴクリ
(;‘_L’)「吾輩もまだまだだな……いやしかし、これで意欲が高まってきたぞ!」
319
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 04:00:24 ID:85QcFWlc0
o川*゚ー゚)o「それじゃあ……次に進んでも良いって事ね?」
(‘_L’)「ああ、構わん。協力してくれてありがとう子供達」
从 ゚∀从「今回は弟者お手柄だな」
(´<_` )「いやいやこれも畑亜貴のおかげよ」
川 ゚ -゚)「それじゃあ上に行くか」
(‘_L’)「吾輩の次はあの登山家か……」
(‘_L’)「奴自体は無害だが、放つ冷気に気をつけろ」
(-_-)「冷気……?」
(‘_L’)「そのままの意味だ。……凍らない様にな」
川 ゚ -゚)「……分かった。対策しとくよ」
(‘_L’)「うむ」
320
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 04:01:16 ID:85QcFWlc0
パタン
川 ゚ -゚)「冷気を放つ登山家か……想像もつかないが」
( ^ν^)「夏場アイス買っても溶けなさそうでいいなそいつ」
o川*゚ー゚)o「ガリガリ君溶かさなくて食べれるのはちょっと羨ましいわね」
ノパ⊿゚)「へへ!そういう時こそオレの出番よ!」
ノパ⊿゚)「絶対零度だとしても溶かしてやるぜ!!」
川 ゚ -゚)「勢いあまって登山家も溶かすなよ」
ノパ⊿゚)「全身氷人間ではないだろー」
(゚、゚トソン「でもアイスマンだからありえそうですけど……」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)「大丈夫!!」
从;゚∀从「不安だなぁ」
『"ウラ"七不思議その5 とざんかのアイスマン』
『雪山はキケンがいっぱい! そうなんしないように気をつけましょう!』
つづく
321
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 17:39:17 ID:ivh30JeQ0
乙!相変わらず面白い
(´<_` )「ただのよだれかけ耳コピ下手くそおじさんじゃないのかよ」
o川*゚ー゚)o「異名最悪すぎる」
ここ好き
322
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 19:44:51 ID:brLC6Jmw0
おつです
323
:
名無しさん
:2023/04/03(月) 23:55:14 ID:Ss5JaDFU0
・常温放置はあかん
・川 ゚ -゚)彡←ここ好き
・妙だな?こんなところに駄菓子屋があるはずは・・・
・(゚、゚;トソン「ふぐぉぅ!!←好き
・ニュッさん流石
・(´<_` ) ←どんまい
・事案さん流石
・お前そういうの得意だろは草
・小遣い者3Dio・・・一体何者なんだ・・・
・けだもの!!
・なるほど、それは耳をふさぎたくなろうというもの
・異名絶妙すぎる
・アラームにするのはちょっとな・・・
・登山・・・冷気・・・ウッ頭が・・・
324
:
名無しさん
:2023/04/05(水) 01:57:05 ID:mvbM2GOQ0
おつおつ
325
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:55:22 ID:T/edLhow0
从 ゚∀从「そういえば五番目から厄介になるって言ってなかったっけ」
川 ゚ -゚)「言ってたな。厄介とはそういう意味だったのか」
从 ゚∀从「で?ノートには何て書いてあるんだ?」
川 ゚ -゚)「えーっと……」ペラペラ
川 ゚ -゚)「『"ウラ"七不思議その5 とざんかのアイスマン』」
川 ゚ -゚)「『雪山はキケンがいっぱい! そうなんしないように気をつけましょう!』……らしい」
(゚、゚;トソン「雪山って……ここ普通に学校じゃないですか。遭難も何も無いと思うんですが……」
(´<_` )「学校自体を雪山と見立ててるのかね」
⌒*リ´・-・リ「うーん、それだったら学校が雪山になってそうですが……」
(-_-)「至って普通の学校だしなぁ」
ノパ⊿゚)「そのアイスマンが居る場所だけ雪山みたいになってんじゃねぇか?」
川 ゚ -゚)「確かに……常に冷気を放ってるらしいから言わば雪女みたいな感じかもしれないな」
(´<_` )「俺エルサみたいなの想像してるんだけど」
o川*゚ー゚)o「アイスマンなんだから男でしょ。せめてヒロアカの轟とかにしなさいな」
(´<_` )「でもあいつ火属性もあんじゃん。仮にアイスマンがそうだったらめっちゃ強そうじゃん」
ノハ#゚⊿゚)「なんだと!だとしたらオレと被るじゃねぇか!!」
o川*゚ー゚)o「怒る所そこなんだ」
326
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:55:53 ID:T/edLhow0
从 ゚∀从「確かに火属性は二人もいらないけど……」
川 ゚ -゚)「だとしたらアイスファイヤーマンだな」
(´<_` )「だ、だせぇ〜」
从 ゚∀从「凄い矛盾してんなぁ」
( ^ν^)「おいお前ら」
( ^ν^)「封鎖されてた階段、通れるようになってるぜ」
从;゚∀从「あれ!?いつの間に!?」
从 ゚∀从学校の"ウラ"七不思議のようです
第八話:いてつくこどくのとざんか アイスマン
327
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:56:39 ID:T/edLhow0
( ^ν^)「ほらこっち来てみ」
从;゚∀从「うわホントだ……立ち入り禁止のテープがズタズタに……」
o川;゚ー゚)o「キューちゃん達が音楽室に居る間に誰かが上に行ったって事?」
o川;゚ー゚)o「つくづく気持ち悪いわね……」
(;-_-)「うわっ、多分これ刃物か何かで切ってあるよ。怖いなぁ」
⌒*リ;´・-・リ「ハサミとかじゃないですか?」
(;-_-)「だったらまだいいんだけど……」
川 ゚ -゚)「ゴリラパワーで引きちぎる方が怖くないか?」
(;-_-)「それはそれで怖いけどね!!?」
(´<_` )「七不思議にドンキーコング居たっけ?」
( ^ν^)「ゾンビの可能性がある」
(´<_` )「それじゃあハルクかぁ」
川 ゚ -゚)「ハルクはゾンビじゃないだろ」
328
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:57:18 ID:T/edLhow0
(゚、゚;トソン「わ、私血とか痛いのは嫌ですよ!!!」
o川;゚ー゚)o「誰だって嫌よそんなもの」
ノパ⊿゚)「大丈夫、オレの焼灼止血法があれば……」
o川;゚ー゚)o「止血出来ればいいって問題じゃないからね!?流血沙汰が嫌だって話だからね!?」
(゚、゚;トソン「熱いのはもっと嫌です!!」
ノパ⊿゚)「ワガママだなぁ」
⌒*リ;´・-・リ「それはワガママじゃないと思います……」
( ^ν^)「よしじゃあ多数決で決めよう。いいんちょが受けるのは?」
( ^ν^)「右:流血沙汰左:火傷」
(゚、゚;トソン「何人の事で最悪なトロッコアドベンチャーしてるんですか!!やめてください!!」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「まぁどっちにしろ先に進むしかないな」
从;゚∀从「そ、そうだな。もうここまで来たんだし、後には引けねぇ」
o川*゚ー゚)o(あまりのまとまりの無さにスルースキル覚えたわね、クール)
329
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:57:46 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「とりあえず私が先頭を歩こう」
从 ゚∀从「頼んだぜ」
川 ゚ -゚)"ピシャッ
川 ゚ -゚)「……床が濡れてる?」
( ^ν^)「誰かがおしっこ漏らしたんじゃねぇの」
川 ゚ -゚)「うっわ最悪踏んじまったじゃねぇか!!!」
ノパ⊿゚)「お嬢のマントにもちょっと付いたぞ」
川 ゚ -゚)「な"ぁ"!!!!!私の一張羅がぁ!!!!」バサバサ
从;゚∀从「バッカやめろ!!!マントバサバサすんな!!!」
330
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:58:11 ID:T/edLhow0
( ^ν^)「やーいやーいおしっこウーマン」
川 ゚ -゚)「うっせぇ!!!!まるで私が漏らしたみたいな言い方すんな!!!」
o川*゚ー゚)o「ごめんだけどちょっと寄らないでくれる?」
川 ゚ -゚)「チックッショー!!!」
(´<_` )「コウメ太夫?」
川 ゚ -゚)「こうなったらアレだ!!!お前らも巻き添えにしてやる!!」
"川 ゚ -゚)"「くらえ!!おしっこマントローリングサンダー!!!」クルクル
o川;゚Д゚)o「いやあああ!!!!サイッテー!!!!最悪!!!」
(;^ν^)「こっち来るな!!!!」
(´<_` )「アレに当たったら即座におしっこ漏らすぞ」
o川;゚Д゚)o「なおさら嫌あああああああ!!!」
(゚、゚;トソン「ちょ、落ち着いてください!!!これただの水ですよ!!!」
川 ゚ -゚)
o川;゚Д゚)o
(;^ν^)
331
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:58:34 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「水」
(゚、゚;トソン「そもそもおしっこだったらアンモニア臭とかするでしょうに」
⌒*リ;´・-・リ「懐中電灯で照らしてみましたけど無色透明ですよこれ」
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「クソッ……クソッ……!!」
ノパ⊿゚)「どんまい」
o川;゚ー゚)o「もう!!ニュッ君がおしっことか言うから!!」
( ^ν^)「正直すまんかった」
o川;゚ー゚)o「まぁ結果的におしっこじゃなくて良かったけど」
o川;゚ー゚)o「濡れてる床歩くのは抵抗あるわね……」
(゚、゚;トソン「その分滑りやすいですからね。気を付けて行きましょう」
川 ゚ -゚)「ただの水だと分かってもニュッ君のせいで余計抵抗感強まったじゃないか」
( ^ν^)「俺のせいかよ」
o川*゚ー゚)o「アンタのせいでしかないわよ」
332
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:58:57 ID:T/edLhow0
(;-_-)「でもなんで水なんて出てきてるんだろう……」
(´<_` )「誰かが水道流しっぱなしにしたんじゃねぇの」
从;゚∀从「だとしたらどんだけ放置してるんだよ!!」
(゚、゚;トソン「水道代が!!!」
川 ゚ -゚)「ツッコむ所そこなのか?」
(´<_` )「水道代を気にする小学四年生」
川 ゚ -゚)「別にいいんちょが負担するワケじゃないだろうに……」
(゚、゚;トソン「でもなんか気になるじゃないですか……あ、着いた」
川 ゚ -゚)「お」
333
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:59:23 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「封鎖されてた割りには何ともなさそうだな」
从 ゚∀从「靴下に水が浸透してきて最悪な事以外はな」
⌒*リ´・-・リ「でもなんか……肌寒くないですか?」
o川*゚ー゚)o「言われてみれば……明らかに下と気温が違うわよね……」
(゚、゚トソン「そんな薄着だから……」
o川;゚ー゚)o「いや薄着云々とかよりも本当に肌寒いわよ!いいんちょ平気なの!?」
(゚、゚トソン「いえ、寒いです」
o川;゚ー゚)o「でしょうね!!」
(゚、゚トソン「学級委員長たるものこのぐらいの寒さは我慢しなければ……」ムズムズ
(>、<トソン「ちゃい!!」
⌒*リ;´・-・リそ
(゚、゚トソン「失礼しました」ズビズビ
o川*゚ー゚)o「え?何今の?ハム語?」
(゚、゚トソン「くしゃみですが」
从;゚∀从「どんなくしゃみだよ!」
(゚、゚;トソン「別に普通のくしゃみじゃないですか!?!?」
川 ゚ -゚)「個性的な……しっかし本当に寒いな」サスサス
334
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 22:59:47 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「ヒート、もっとちこうよれ」
ノパ⊿゚)"「へいへい」ピトッ
川 ゚ -゚)「ぬくいわ〜」
o川;゚ー゚)o「あー!!一人だけズルい!!」
川 ゚ -゚)「だって私の式神かつカイロだもーん」
ノパ⊿゚)「カイロ扱いはやめてくれお嬢。せめて石油ストーブにだな」
(;-_-)「石油ストーブはいいんだね……」
ノパ⊿゚)「だって餅とか焼けんじゃん。それくらいオレは万能って事よ」
(´<_` )「万能さ示すのが餅が焼ける事でいいのかよ。もっと他にあるだろ」
ノパ⊿゚)「じゃあ……」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)「マシュマロも焼ける……!」
(´<_` )「さっきと変わんねぇ〜」
川 ゚ -゚)「昔焼きマシュマロ作ろうとして炭にしただろヒートは」
ノパ⊿゚)「あん時はまだ加減が分からなかったからよぉ……」
(´<_` )「しかもちゃっかり失敗してるんかい」
335
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:00:09 ID:T/edLhow0
(´<_` )「しっかし……この寒さもアイスマンの仕業なのかね」
川 ゚ -゚)「十中八九そうだろう」
( ^ν^)「冷房いらずだな」
(;-_-)「むしろ効きすぎだよ」
(´<_` )「お前ら弱いなぁ」
从 ゚∀从「年中ハーパンジャージだし寒くなっても動じないな弟者は……」
(´<_` )「体動かせば体温上がるからな」
从;゚∀从「そうだけどさぁ、限度ってのがあるじゃん」
(゚、゚トソン「弟者君の言う通りですよ。子どもは風の子ですから」プルプル
o川*゚ー゚)o「そんな震えて言っても説得力無いわよいいんちょ」
从;゚∀从「寒いなら寒いって素直に言えよなー」
(゚、゚;トソン「寒いって言ったら試合終了なんですよ!?」
从;゚∀从「何と戦ってんだよいいんちょ……」
从 ゚∀从
从 ゚∀从「……お?」
o川*゚ー゚)o「どした?何か見つけた?」
336
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:00:31 ID:T/edLhow0
从 ゚∀从「先の方霧みたいになってないか?」
o川*゚ー゚)o「なんかモヤモヤしてるやつ?」
从 ゚∀从「そうそれ」
川 ゚ -゚)「霧ぃ?校内に霧なんて出るなんて事は……」テクテク
ノパ⊿゚)「お嬢一人で平気かー?」
川 ゚ -゚)「心配するな。はじめてのおつかいの撮影スタッフみたいな感じで見守っててくれ」テクテク
ノパ⊿゚)「とか言いつつすぐ迷子になるのはお嬢の方なんだけどなぁ」
o川*゚ー゚)o「三歳児レベル……」
( ^ν^)「おいおいここは静岡だったのか」
(゚、゚トソン「静岡も何もここは横浜ですが……」
(´<_` )「サイレントヒルな」
(゚、゚;トソン「????」
(;-_-)「あ、えっと……サイレントヒルってゲームがあって……」
(;-_-)「霧に包まれた町が舞台なんだけどサイレントヒルをそのまま直訳して静かな岡っていう」
(゚、゚;トソン「なるほど。それを略して静岡なんですね」
(;-_-)「そういうこと」
337
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:02:38 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)テクテク
川 ゚ -゚)「暗闇と相まって視界が悪iア寒!!!!!
川 ゚ -゚)「うわぁ!!しかもここから壁とか床が一面凍ってる!!」
从 ゚∀从「なんかクーが一人ではしゃいでる」
(´<_` )「高岡もあんなんだぞ」
从;゚∀从そ
川 ゚ -゚)ノシ「おーいみんなー!!これは霧なんかじゃない!!冷気だ!!」
(;-_-)「壁と床が凍ってるだなんて相当だな……」
(゚、゚;トソン「と、とりあえず雪道や凍ってる道はペンギン歩きで進めば滑らないのでそれで行きましょう!」
ノパ⊿゚)「んな事しなくたってオレの後ついてけりゃ問題ねぇって」テクテク
⌒*リ´・-・リ「わ、凄い……!氷がどんどん溶けてく……」
( ^ν^)「ここに来て一気に火属性の強みが出たな」
o川*゚ー゚)o「でもまたこのビショビショロードを歩かなきゃいけないのか……」
ノパ⊿゚)「そんぐらい我慢しろって」
o川*゚3゚)o「へーい」
338
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:03:10 ID:T/edLhow0
o川;゚ー゚)o「うっわ……ここに来てから一気に寒くなったわね……」
( ^ν^)「すげー。夏なのに息白いぞ」
从 ゚∀从「そんで?居たのかアイスマン」
川 ゚ -゚)「いや、誰も居なかった」
从;゚∀从「まーたしらみつぶしに探すしかないかぁ」
川 ゚ -゚)「……案外すぐ見つかるかもしれん」
从;゚∀从「えっ?」
川 ゚ -゚)「ヒート、この教室のドアの氷溶かしてくれ」
ノパ⊿゚)っ「がってんだ!」ジュウウウウ……
(´<_` )「この奥にアイスマンが居る根拠はあんのか?」
川 ゚ -゚)「冷気の出どころがここからなんだ」
川 ゚ -゚)「それに他の場所に比べてかなり凍り付いてる。多分ここで間違いないだろう」
339
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:03:31 ID:T/edLhow0
(゚、゚;トソン「うう……手がかじかんできました……」
从 ゚∀从「脇の下あったけーからそこで温めるといいぞ」
(゚、゚;トソン「なるほど……」スッ
⌒*リ´・-・リ「ホントだあったかいや……」スッ
从 ゚∀从「それでも寒いことには変わらないけどなー」
(゚、゚;トソン「こうなったらあったかい物連想しましょう!チゲ鍋!すき焼き!」
⌒*リ´・-・リ「えっと……シチュー!グラタン!」
(-_-)「コンポタ……ミネストローネ……」
( ^ν^)「飯テロじゃねぇかやめろ」
从 ゚∀从「マッチ売りの少女ってこんな気持ちなんだな」
340
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:04:21 ID:T/edLhow0
:o川;゚ー゚)o:ガタガタ
o川;゚ー゚)o「いやマジでさっむ……こんな事想定して羽織るもの持ってきてないわよ……」
(´<_` )「よければジャージの上貸そうか?」
o川;゚ー゚)o「いいの?悪いわね……」
(´<_` )「おう。気にすんな」バサァ
o川;゚ー゚)o「いや雑!!!!」
ノパ⊿゚)っ「おっし!溶かし終わったぞ!」
川 ゚ -゚)"「ありがとうヒート。多分これで開くはず……」グッグッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「開かねぇ……」
ノパ⊿゚)っ"「しゃーねーなお嬢は」ガリハガリバキバキバキ
从;゚∀从「とてもじゃないけどドア開ける音じゃないよな!?」
(゚、゚;トソン「それ壊してませんか!?大丈夫!?」
ノパ⊿゚)「へし折ってはねぇから平気平気。視界悪いからはぐれるなよ!」
川 ゚ -゚)「ホントに前が見えないな……」
从;゚∀从「と、とりあえず皆で手を繋いで」ギュッ
(゚、゚;トソン「ひぃ!!手ェ冷たい!!」
(;-_-)「うわっ!誰か手汗凄い人居ない!?」
o川;゚ー゚)o「う、うるさいわね!!手の代謝だけいいのよキューちゃんは!!」
(´<_` )「どういう原理なん?」
――――
――――――……
341
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:04:45 ID:T/edLhow0
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオ
从;゚∀从「う………」
从;゚∀从「うおおおおおお!!!どうなってんだああああああ!!!」
(´<_` )「うわっなんだここ。教室じゃねぇのかよ」
川 ゚ -゚)「ブリザードか……」
从;゚∀从「マジで冷静だな!!」
从;゚∀从「つーかさみぃってレベルじゃねぇし!!前見えねぇ!!」
o川;゚ー゚)o「とりあえず一回戻りましょうよ!!」
从;゚∀从「でも出口分かんねーよ!!」
o川;゚ー゚)o「無理無理無理無理!!!帰る!!」
(゚、゚;トソン「間違いなく死にますよこんな場所!!」
(´<_` )「うーん、俺も寒いわこのレベルだと」
从;゚∀从「これで暑いって言ったらお前の神経疑うよ!!」
342
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:05:07 ID:T/edLhow0
( ^ν^)「へ、へへっ……なんか暑くなってきた……」ヌギヌギ
从;゚∀从「って言った矢先から暑いって言ってる奴居た!!」
⌒*リ;´・-・リそ「ちょ、ニュッ君さん!?何で脱ぎ始めてるんですか!?」
(;-_-)「む、矛盾脱衣だ……!!」
(゚、゚;トソン「低体温症の症状が早速出てますよ!!クーさん!クーさあああん!」
川 ゚ -゚)「あーもう!ヒートの近くに寄れ!」
ノパ⊿゚)「ほーらこっち来いお前らー」
o川;゚ー゚)o「あったかい……」
(゚、゚;トソン「い、生き返る〜……」
( ^ν^)
( ^ν^)「もっと暑い」ヌギヌギ
川 ゚ -゚)「だから脱ぐなっての」
343
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:05:38 ID:T/edLhow0
(´<_` )「にしてもここ本当に何処なんだろうな。もしかしたら俺達集団幻覚を見てるのかもしれないが」
川 ゚ -゚)「視界が悪いが……多分雪山だろうな。ノートに書いてあったし」
(´<_` )「マジかよ俺達登山の経験なんてないぞ」
川 ゚ -゚)「そりゃ私だって無いが……とりあえずアイスマンを探すしかないな……」ザクザク
ノパ⊿゚)「せめて視界が良くなりゃいいけど」
o川*゚ー゚)o「見えないの?」
ノパ⊿゚)「あんま見えん。勘で進んでるだけだ」
⌒*リ;´・-・リ「それって大丈夫なのかなぁ」
ノパ⊿゚)「ここで停滞したってしょうがねぇからな……」
川 ゚ -゚)「ならヒート、今でこそアレを使う時だぞ」
ノパ⊿゚)
ノパ⊿゚)ゞ「あーアレかぁ……吹雪相手に効くかねぇ」ポリポリ
从 ゚∀从「アレ?」
川 ゚ -゚)「まぁ見てろ」
344
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:06:10 ID:T/edLhow0
ノパ⊿゚)スゥゥゥゥゥゥ……
ノハ#゚⊿゚)「ウ"ガアあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」ビリビリビリ
从;゚∀从そ「うおっ!?なんだ!?うるせぇ!!」
(゚、゚;トソン「そんなでっかい声出して雪崩起きませんか!?」
(´<_` )「でっかい声ってレベルじゃねぇぞ!」
川 ゚ -゚)「うふふふ……」
从;゚∀从「そんで大山ドラみたいな笑い方してんだよクールは」
ノハ#゚⊿゚)ハァ……ハァ……
⌒*リ;´・-・リ「あ……でもだんだん視界が……!」
o川;゚ー゚)o「晴れてきた!?」
ノパ⊿゚)「おっしゃ。これで先に進めるな」
从;゚∀从「いやどういう原理!?」
ノパ⊿゚)「なんかこう……気合とか喝で……」
从;゚∀从「どうにかなんの!?」
川 ゚ -゚)「実際遠足の朝雨が降った時にヒートの咆哮で無理矢理晴れしたんだけど吹雪でもいけるとは……」
(´<_` )「それが出来て許されるのテニプリの真田かラブライブの穂乃果だけだろ」
(;-_-)「ま、まぁ晴れたし視界は良好だし一石二鳥って事で……」
345
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:06:32 ID:T/edLhow0
o川*゚ー゚)o「ていうか結構崖っぷちギリギリの部分もあったのね。こりゃ吹雪止ませて正解だったわ」
川 ゚ -゚)「お前ら崖っぷちギリギリ〜」
o川*゚ー゚)o「テニミュやめなさい」
(´<_` )「兄者が受験の時ひたすら流してたやつだ」
o川*゚ー゚)o「どんだけ自分を追い詰めてないの?」
( ^ν^)"「ていうか崖の下に大量に落ちてないか?オレンジ色の……」
(゚、゚トソン「オレンジ……」
(゚、゚;トソン「駄目です!ニュッさん!あんま見ない方がいいやつですそれ!」
( ^ν^)「なんでさ」
(゚、゚;トソン「本で読んだことあるんですけど……エレベストとかには虹の谷って言われてる場所がありまして……」
(゚、゚;トソン「登山者の遺体が大量に転がってるんですよ……だからあんまり見ない方が……」
(;-_-)「低温な気候だから死体が腐敗しないでミイラ化するんだっけ……グリーンブーツとか有名だよね……」
(´<_` )「うわー狂気山脈で聞いたことあるやつだ」
( ^ν^)「でも普通大量に落ちてるものかね」
( ^ν^)「ざっと見た感じ下ほぼオレンジだったぞ」
(;-_-)「……そんな事ある?」
(´<_` )「マジで狂気山脈じゃねぇか」
346
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:06:59 ID:T/edLhow0
(゚、゚;トソン「まぁ見ていてあまり気持ちの良いモノじゃないですし……」
o川;゚ー゚)o「不気味だしさっさと行きましょ……肝心のアイスマン探さないと……」
( ^ν^)「あっちに山小屋あったぞ」
o川;゚ー゚)o「色々と見つけてくるわね!アンタ!」
(´<_` )「ここ掘れニュッ君」
( ^ν^)「俺は犬じゃねぇ」
⌒*リ;´・-・リ「でもスフィンクスの時に犬になってたじゃないですか」
( ^ν^)「そういえばそうだったわ」
347
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:08:43 ID:T/edLhow0
ノパ⊿゚)「そんで?山小屋は?」
( ^ν^)「こっちこっち」
从 ゚∀从「おお……ハイジとかに出てきそうな山小屋……」
(゚、゚トソン「この中にアイスマン居そうな感じが……」
川 ゚ -゚)「むしろ居てくれないと困る」
o川*゚ー゚)o「開くかなぁ」
(´<_` )「ならば俺が行こう」ザッ
o川*゚ー゚)o「ホントにいけるの?」
(´<_` )「任せんしゃい」
348
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:09:07 ID:T/edLhow0
(´<_` )
o(´<_` )「エールサッ」コンコココンコンッ
(´<_` )「雪だるまつくーろー」
(´<_` )「ドアを開けて―」
(´<_` )テン!
(´<_` )「一緒に遊ぼう、どうして出てこないのー」
(´<_` )「前はなかーよくーしてーたーのにーなぜあえなーいのー」
(´<_` )「雪だるま作ろー」
(´<_` )「大きなゆきだるーまー」
(´<_` )
シーン……
(´<_` )「駄目だ。あっち行ってよとすら言われねぇ」
从;゚∀从「どっちにしろ開かないやつだろそれ!!!」
⌒*リ´・-・リっ「普通にドア開きますよ……」キィ
(´<_` )「そんで開くんかーい」
川 ゚ -゚)「よーししゅっぱつおしんこー」
( ^ν^)「きゅうりのぬか漬け―」
349
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:09:30 ID:T/edLhow0
バタン
( ^ν^)「中は思ったより綺麗だな」
(´<_` )「お、おいもう帰ろうぜ……」
( ^ν^)「なんだよたけ者、ビビッてんのか?」
从 ゚∀从「誰なんだよたけ者」
川 ゚ -゚)「どなたか居ますかー?」
川 ゚ -゚)「居たら返事してくださーい」
( <●><●>)"スッ
川 ゚ -゚)
川 ゚ -゚)「いや返事しろよ」
( <●><●>)そ
(゚、゚;トソン「まぁまぁ」
350
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:09:50 ID:T/edLhow0
o川*゚ー゚)o「もしかしなくてもアイスマン……?」
( <●><●>)"コクリ
(-_-)「喋れないのかな……」
( <●><●>)"フルフル
(-_-)「そういうワケではないと」
( <●><●>)"コクリ
(;-_-)「不便だなぁ」
(゚、゚;トソン「何か理由があるんじゃないですかね」
351
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:10:14 ID:T/edLhow0
( <●><●>)ン"ン"ッ
( <●><●>)「すみません……声が出しづらくて……」
( ^ν^)「お、喋った」
(゚、゚;トソン「あ、無理はなさらずに……」
( <●><●>)ケホッケホッ
( <●><●>)「あーあー……」
( <●><●>)
( <●><●>)「もう大丈夫です。よくここまで辿り着きましたね」
从 ゚∀从「魔王みたいなセリフ……」
川 ゚ -゚)「それでアイスマン……一体ここはどうなってるんだ?」
( <●><●>)「ワカッテマスでいいですよ。アイスマンだなんて子どものごっこ遊びのあだ名みたいで恥ずかしいんで」
o川*゚ー゚)o「恥ずかしいとかあるんだ」
( <●><●>)「別に僕自分の事アイスマンとか呼びませんし……」
(´<_` )「それはそう」
352
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:10:39 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「で、この空間ですけど……僕自身が作り出した……と言えばいいんでしょうか」
( <●><●>)「僕は雪山で死んだので……それが反映した……みたいな。多分ですけど」
川 ゚ -゚)「やはりここに来てからの記憶はないと」
( <●><●>)「あやふやですね。まぁ見ての通り僕は冷気まき散らしてますし、基本はここに引きこもってますよ」
(゚、゚トソン「確かに不便そうですもんねその体」
ノパ⊿゚)「オレが隣に入れば中和されるんじゃね?」
⌒*リ´・-・リ「その前に溶けそうな……」
( <●><●>)「なんかよく分からないですけどあまり近づかないでいただきたい」
ノパ⊿゚)「はいよ」
353
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:11:17 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「まぁ正直な話。山で死ねて良かったと思ってますよ」
(゚、゚;トソン「え……?」
( <●><●>)「僕は登山家ですからね。布団の上なんかで死んだらつまらないです」
(゚、゚;トソン「そういうモノなんですか……?」
( <●><●>)「登山家は皆どこかしら狂ってますから」
(゚、゚;トソン「………」
( ^ν^)「そういや一個聞きたい事があるんだけどよ」
( <●><●>)「何でしょうか」
( ^ν^)「さっきここの山小屋に入る前、崖下にオレンジ色の死体の山を見たんだが」
( <●><●>)「……あれは僕の友人です」
(;-_-)「えっ、でもさっきニュッ君大量って……」
( <●><●>)「全部僕の友人ですよ。日に日に数が増えたり減ったり……原理は分かりませんが」
( <●><●>)「友人……ビロードは足を踏み外して亡くなったんです……」
( <●><●>)「死体は回収されたんですけどね……何せ僕の目の前で落ちたものですから、反映されたんでしょうか」
( <●><●>)「すみません、子ども相手に話すような内容じゃありませんでしたね」
(゚、゚;トソン「いえ……」
354
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:11:57 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「うーん、流石にここにずっと居るとなると貞子の事も分からないか……」
( <●><●>)「基本ここで引きこもってます」
从 ゚∀从「でもアイスマンの次はゾンビだろ?」
o川*゚ー゚)o「これでやっとだーこの居場所が分かるしさっさと出ましょ」
(゚、゚;トソン「いくら吹雪が止んだとはいえ出口分かるんですか?」
( <●><●>)「え?吹雪止んでるんですか?」
ノパ⊿゚)「オレが止ませた」
( <●><●>)「えぇ……ていうかよく見たら雪山舐めてんのかって服装で来てるし……」
从;゚∀从「今更すぎない!?」
( <●><●>)「まぁいいです。出口ぐらいは案内しますよ」
川 ゚ -゚)「よろしく頼む」
355
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:12:19 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「と言っても……」
( <●><●>)「この暖炉の下くぐれば出れますけどね」
从;゚∀从「意外な所に出口あんな!?」
(´<_` )「大丈夫?俺達ここで焼かれたりしない?」
(゚、゚;トソン「そんなグリム童話みたいな」
( <●><●>)「見た目通り狭くて暗いんで、気を付けてください」
o川*゚ー゚)o「他に出口は?」
( <●><●>)「無いです」
o川*゚ー゚)o
o川*゚ー゚)o「誰よこの空間作った奴……!」
( <●><●>)「多分僕なんでごめんなさいね」
356
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:12:41 ID:T/edLhow0
川 ゚ -゚)「皆懐中電灯持ってるだろ。口に咥えたら周りも多少は見える」
川 ゚ -゚)「てことで一番手クール行きまーす」ズリズリ
ノパ⊿゚)「じゃあ次オレー」
o川;゚ー゚)o「よくあの二人は先々進めるわね……」
(゚、゚;トソン「まぁここから出られるなら……」
o川;゚ー゚)o「うう……ヒート居なくなってきたから寒い!!もうごめんだわ!!」
(゚、゚;トソン「ああ待ってくださいキュートさん!置いてかないで!」
(´<_` )「どっちにしろ順番待たないと出られないからな」
( ^ν^)「もうちょっとここの暖炉広くできねぇ?」
( <●><●>)「考えときます」
从;゚∀从「言うて俺達もうここ来ることないだろ……」
――――――
―――――――……
357
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:13:06 ID:T/edLhow0
バンバン!! バン!!
川 ゚ -゚)「うおう変な所から出てきた!!」ガチャッ
o川;゚ー゚)o「なんで暖炉と掃除用具入れが繋がってるのよ!!」
(;-_-)「あー……夏の温度が心地よく感じる……」
(´<_` )「てことはまた別の教室かここ」
( ^ν^)「周り凍ってないしな」
(゚、゚;トソン「とりあえず点呼……!全員居ますか?!」
川 ゚ -゚)「いち!」
ノパ⊿゚)「に!」
(´<_` )「さーん」
( ^ν^)「よん」
从 ゚∀从「ご!」
o川*゚ー゚)o「ろーく!」
⌒*リ´・-・リ「なな……」
(-_-)「はち……!」
( <●><●>)「九」
(゚、゚;トソン「よし!全員居ますね!!」
从;゚∀从「いやいやいやいや!!!待て待て待て!!!」
从;゚∀从「今なんか余計なの居たぞ!!」
358
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:13:27 ID:T/edLhow0
( <●><●>)「はろう☆」
川 ゚ -゚)「うわ、いつの間に」
从;゚∀从「はろう☆じゃねぇよ何で付いてきてんだよ!!」
( <●><●>)「いや何となく貴方達が心配なので」
从;゚∀从「冷気だだ漏れな奴が来られても困るわ!!」
(((ノパ⊿゚)「その為のオレ」ススス
( <●><●>))))「あんまり寄らないでください」ススス
川 ゚ -゚)「ちょけるな」
⌒*リ´・-・リ「でも見た感じ制御出来てますね」
o川;゚ー゚)o「言われてみれば」
( <●><●>)「なんかアレば僕のエルサパワーでなんとかします」
(´<_` )「マジでエルサなのかよ」
(゚、゚トソン「まぁ心強い……のでしょうか」
川 ゚ -゚)「後半戦になって仲間が増えるのはありがたいな」
( <●><●>)「場合によっては一時離脱しますけどね」
359
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:14:38 ID:T/edLhow0
⌒*リ´・-・リ「そっか……もう残り二つですもんね」
o川*゚ー゚)o「時間どれぐらい経ってるのかしら……」
(゚、゚トソン「さっきまで曇ってたのが晴れてますから……ある程度は進んでるんじゃないでしょうか」
从 ゚∀从「ホントだ月出てる。キレーだなぁ」
( <●><●>)「月……?いつから出てましたか?」
从 ゚∀从「や、そこまでは知らん。でも少なくとも音楽室の時は曇ってたから俺達が教室入った後じゃないかな……」
( <●><●>)「……これは非常にまずいですねぇ」
(;-_-)「どうまずいんです?」
(´<_` )「ノートに狼男って書いてあったっけ」
川 ゚ -゚)"「特に記述は無いが……」ペラペラ
( <●><●>)「とりあえず外には出ないuξ#゚⊿゚)ξ「ゾンビの大馬鹿者はどこじゃー!!!!」バーーーン!!!
从;゚∀从「スフィンクス!?」
360
:
名無しさん
:2023/04/28(金) 23:15:48 ID:T/edLhow0
ξ゚⊿゚)ξ「ん……?おお、登山家の。学校に居るのは久しいではないか」
ξ;゚⊿゚)ξ「……とまだ居ったか童共……」
( <●><●>)「どうもツンさん」
( ゚д゚ )「俺も居るぞ」
( <●><●>)「ミルナさんまで……あのクラゲはどうしました?」
( ゚д゚ )「ホマは流石にプールから出れないし今は校庭がやばいから潜ってる。今はツンと一緒にゾンビ探してんだ」
ξ#゚⊿゚)ξ「そうじゃ!!あの小僧……!!何処をほっつき歩いておる!!」
( <●><●>)「ええ、状況は解ってますよ。僕も協力しましょう」
从;゚∀从「お前らだけで自己完結すんなよな!!」
川 ゚ -゚)「会話に付いていけんのだが……」バサッ
(´<_` )「またノートが勝手に落ちたぞ」
川 ゚ -゚)「む、落ち着きのないやつだなぁお前は」ヒョイ
『"ウラ"七不思議その6 ゾンビの王』
『校ていの下にはしたいがうまってます。月が出る日はゾンビにちゅういしましょう』
つづく
361
:
名無しさん
:2023/04/29(土) 00:30:44 ID:2gzWX6Gc0
乙
362
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 18:32:51 ID:T9SdUp4c0
乙!ワカッテマス切ない……
次回も楽しみ
363
:
名無しさん
:2023/04/30(日) 19:17:59 ID:uaq9mBtg0
・リョナんちょ少し見たい
・マントバサバサ草、ローリングサンダーも草
・事案さんさりげなく事案
・狂気山脈み
・アイスマンかわ
・全員います!
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