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ようです

37名無しさん:2022/08/05(金) 21:52:46 ID:iEQOcpwA0



りに。
砂は鳴く。天井桟敷の人々のように。
気怠い足取りは緩やかに、そうして岩礁を登る。足の裏に、積もる石の暦が跡を刻む。観念から意味に向けて、考えを転回したように。
白い泡が揺曳をぴったりと覆う。視野は約まり、岩の空隙に向かう。
凝視して、ふと、手を腹に添える。さすり、愛おしげに撫で、突然に止まる。
忙しなく眴をする。頭がくるくると周る。
雲は流れずに留まり、波濤は極限に至り、太陽は燃え尽き、岩礁の空虚は散逸し、文字は隠れ、時間は止まり、感情を毀つ。
ツ「どうして?」
叫び声。涕と洟は流れるままに。
ツ「なぜ?」
嗚咽と共に夕暮れる。夜は更ける。日は昇る。星は回る。
汀に座る彼女は、いまだ泣き耽っている。感情を思い出したように。



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