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7 ◆VNhr99ZsyI:2021/10/24(日) 00:07:23 ID:ViiJbL6I0

○ はエネルギーに応じて、ある特定の粒子を発生させる。
人々がおかしくなったこの事態を変える、唯一の希望だと私は考えていた。

('、`*川「……そうですか。見かけたら、連絡しますね」

「ああ、頼む」

男が去っていったのを充分に待ち、私はゆっくりと立ち上がった。
意識して抑えていたというよりも、自然と止まっていた呼吸が再開する。

伊藤さんが私たちのことを話さなかったのは、何故なのだろう。
すぐにここを離れなくては、と思いつつ、私は聞かずにはいられなかった。

(*゚∀゚)「……なぜ、かばってくれたんですか?」

('、`*川「だって、その方が、面白そうじゃない」

相変わらず笑顔のまま、彼女はそう答えた。

木の根と幹で覆われているかのように、その表情の裏側は閉ざされている。
私にはそう感じられて、もはや彼女のことが理解できなかった。


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