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β r ∴ i n L σ s t の よ ぅ τ゛す

12 ◆VNhr99ZsyI:2021/10/24(日) 00:12:14 ID:ViiJbL6I0

汚染ワイル粒子は、言葉を単なる記号へと、退行性変化させてゆく。
人間の持つあらゆる観念が、脳内からぽつぽつと消えてゆく。

言葉が無ければ、何も存在しない。
町の名前を知らなければ、自分がどこにいるのかすら分からないのと同じだ。

疲れ切った身体が勝手に立ち止まろうとするなか、やがて私たちは自動車まで辿り着いた。

助手席に o川*゚ー゚)o を乗せ、キーを回してエンジンを掛ける。
○ の入ったダンボール箱は、後部座席に投げ置いた。

o川*゚ー゚)o「誰か、追いかけてきてる!」

(*゚∀゚)「大丈夫」

ここまでくれば、いくらか精神的余裕を感じられる。
男が走りながら何か叫んでいたが、そんなことはどうでもよかった。

( ゚д゚ )「どの √ を歩もうとも、必ず人は素粒子に詰め寄るのを理解しているだろう!」

( ゚д゚ )「無駄な抵抗はやめて ○ を返すんだ!!」

冗談じゃない。
もっと科学の発展した未来で、適切なタイミングでまた詰め寄ってくれ、と心から思う。

私はレバーブレーキを解除し、アクセルを思い切り踏みつけた。
荒々しい運転で研究所の敷地を後にして、やがて男の姿は見えなくなった。


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